JPS62241915A - 12時間で硬化する工具用エポキシ樹脂組成物 - Google Patents

12時間で硬化する工具用エポキシ樹脂組成物

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JPS62241915A
JPS62241915A JP7652287A JP7652287A JPS62241915A JP S62241915 A JPS62241915 A JP S62241915A JP 7652287 A JP7652287 A JP 7652287A JP 7652287 A JP7652287 A JP 7652287A JP S62241915 A JPS62241915 A JP S62241915A
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JP
Japan
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epoxy resin
weight
parts
composition
microns
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JP7652287A
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チェンーシ ワン
リチャード ピー.アトキンス
ケヴィン ジェイ.シュローダー
エリオ エウセビ
トマス ジェイ.ディアラヴ
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Motors Liquidation Co
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Motors Liquidation Co
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Epoxy Resins (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属薄板のスタンピング加工に使用される鋳造
−仕上成形工具のための丈夫な硬化性工具用エポキシ樹
脂組成物に関し、特に12時間以内で完全に硬化可能な
、金属薄板スタンピング加工のための成形工具を製作す
るための高硬度の工具用硬化性エポキシ樹脂組成物に関
する。
金属薄板部品をスタンピング加工するための成形型は従
来一般に高強度工具鋼から製作されてきた。これはその
材料が丈夫で耐久性があるためである。自動車工業では
鋼板から車体部品を鍛造するためにはこれまで工具鋼か
らつくられた成形型が使用されてきた。しかしながらこ
のような鍛造型はその製作に手間のかかる機械加工が必
要なため非常に高価である。
自動車産業では新規な車体スタイルの新車の生産に入る
前にまず限られた台数のプロトタイプ車、すなわち試験
用の試作車を生産するのが通例となっている。このよう
な試作車に使用される薄板金属部品をスタンピング加工
するための工具を工具鋼から作るのは次ぎのような理由
から実用的ではない、すなわち第一には、試作車は短期
間で製造する必要があり、鍛造型に工具鋼を使用すると
機械加工に手間がかかり適当でないからである。第二に
は試作車はそれが最終的な生産モデルになるまでには何
回も設計変更されるのが常であるからである。このこと
は薄板金属部品の設計が最終決定されるまで多数の鍛造
型を製作する必要があることを意味する。このためコス
トの面から鍛造型を工具鋼でつくることは許容され得な
い。
一種の亜鉛合金であるキルフサイト(Kir−ksit
e)材料を使用して試作用工具を製作する方法が知られ
ている。キルフサイトは材料コストが安いのでその分だ
け工具の製作費用は低減されるけれども、この場合もい
ぜんとして所望の輪郭を得るためには手間のかかる機械
加工が必要である。さらに、キルフサイト型工具はきわ
めて重く非常に操作性が悪い。
近年では金属薄板成形用工具を作るために流し込み可能
な重合体材料を使用することが行なわれている。一般的
に使用されているこの種材料の1つがエポキシ樹脂であ
る。たとえば米国特許第4423094号明細書には板
金鍛造型を作るために使用される丈夫で耐久性のあるエ
ポキシノボラック樹脂材料が開示されている。この材料
は工具用途に適する良好な機械的強度を有しているけれ
ども硬化に手間がかかる欠点がある。すなわち、この樹
脂は最初に室温で一昼夜硬化させ、次いで後硬化処理と
して150℃で2時間硬化させねばならない、型を作る
ためには高い硬化温度を必要としないことが好ましい、
この公知工具用エポキシ樹脂組成物のいま1つの欠点は
原料のエポキシノボラック樹脂が高価であることである
また、合成プラスチック工具製作のためには、ビスフェ
ノール−A樹脂のごとき室温硬化性エポキシ樹脂系と芳
香族アミン触媒がすでに使用されている。このタイプの
室温硬化性エポキシ樹脂は4日間から1週間の長い硬化
期間を必要とする。24時間以内の迅速硬化を可能にす
るためには芳香族アミン触媒の代りに脂肪族アミン触媒
をそのエポキシ樹脂成型、I11成物中に使用しなけれ
ばならない、この種の迅速硬化エポキシ樹脂系はこれま
でエポキシ樹脂層の最大厚さが6.35mm(1/4イ
ンチ)を超さない接着剤やコーティングに使用されてき
た。このような迅速硬化エポキシ樹脂組成物をバルク鋳
造エポキシ樹脂工具に使用する試みはこれまで成功して
いない。
迅速硬化エポキシ樹脂組成物を使用して嵩のあるエポキ
シ樹脂を流し込み成形する場合に直面する主たる問題点
は激しい収縮と寸法歪みであり、これによって許容され
得ない工具のひずみが生じてしまうことである。この問
題は発熱性硬化過程で発生する大量の熱に起因する。硬
化が非常に迅速に進行するので、バルク断面を有するエ
ポキシ樹脂工具内に発熱によって蓄積された熱はエポキ
シ樹脂の熱伝導率が低いので、速やかな熱伝達によって
発散され得ないのである。この大量の発熱による熱が局
部的熱ポケットを形成するとともに熱衝撃を与え、工具
の収縮、亀裂、寸法歪みを惹起する。このため、当技術
分野ではビスフェノール−A樹脂と迅速硬化性脂肪族ア
ミン触媒との簡単な組合わせを使用して嵩のある鋳造エ
ポキシ樹脂工具を製造することは不可t@とされていた
したがって本発明の目的は、硬化された組成物に寸法歪
みを伴うことなく室温で24時間以内の時間で迅速に硬
化しうる工具用エポキシ樹脂組成物を提供することであ
る。
いま1つの本発明の目的は、最適寸法安定性を有する鋳
造−仕上板金成形型を製作するための、室温で24時間
以内の時間で迅速硬化町滝な工具用エポキシ樹脂組成物
を提供することである。
本発明のさらにいま1つの目的は室温において24時間
以内に迅速硬化して高い強度と耐久性とを有する寸法安
定な金属薄板成形工具を与える工具用エポキシ樹脂組成
物を提供することである。
すなわち、金属薄板のための鋳造−仕上成形工具に使用
するための本発明による高硬度耐摩耗性の工具用硬化性
エポキシ樹脂組成物は、中粘度ビスフェノール−Aエポ
キシ樹脂と、脂肪族アミン触媒と、剛性粉末充填材から
なる基材系とを含有しており、混合後の貯蔵時間が4時
間、しかし12時間以内には完全に硬化可能な室温硬化
性エポキシ樹脂組成物であり、この組成物は粒子サイズ
が0.5乃至120ミクロンの範囲にある異なる粒子サ
イズの粉末充填材からなる割込整合された基材系を含有
しており、これらの充填材粒子は相互に割込整合した直
径を有していてその組成物の注入性を犠牲にすることな
く最大量の該充填材を該組成物中に使用することが可能
であり、該基材系は該エポキシ樹脂の急速硬化による発
熱性熱を吸収し該組成物から鋳造される成形工具の過度
の収縮およびひずみを防止する。
本発明の好ましい実施態様によれば室温で12時間で迅
速硬化しモしてバルク断面を有するエポキシ樹脂工具を
鋳造するために使用されうる工具用エポキシ樹脂組成物
が得られる。なお1本明細書で「迅速硬化」というのは
24時間より短い時間で完結する硬化である。この硬化
時間は従来の室温硬化性エポキシ樹脂組成物の場合に必
要とされる硬化時間よりはるかに短い、従来の組成物は
完全硬化まで96時間乃至168時間を要した0本明細
書でいう「バルク断面を有するエポキシ樹脂工具」とは
断面厚さ寸法が一般に6.35朧鳳(1/4インチ)よ
り大きいエポキシ樹脂工具を意味するものと理解される
べきである。たとえば自動車車体パネル部品のための典
型的エポキシ樹脂成形工具の場合では、工具;を法はお
よそ914mmx 1524mmx深さ457mm(3
フィートX5フィートX深さ1−1/2フイート)であ
る。
バルク断面工具の鋳造のために室温迅速硬化性エポキシ
樹脂組成物を使用するためには硬化の間に発熱反応によ
ってエポキシ樹脂系からあたえられる熱を制御しなけれ
ばならない。迅速硬化エポキシ樹脂の単位!&量螢光の
発熱による熱量は一定であるから、本発明は局所化され
た過熱の問題を2つの方法で解決する。第一には、エポ
キシ樹脂硬化反応の発熱によって発生される総熱量を低
減するために新規な割込整合された( interst
itially−matched)環材系を使用して流
し込み組成物中のエポキシ樹脂の使用量を可能最少限に
おさえるのである。これまで他の研究者達は迅速硬化エ
ポキシ樹脂系に大量の充填材を使用しようとして失敗し
ている。これは特定粒子サイズの充填材を臨界レベル以
上にエポキシ樹脂流し込み組成物に添加すると、その組
成物の粘度が増加して工具鋳型を樹脂が完全に充填する
ために必要な流動性がエポキシ樹脂から失われてしまう
からである。この現象は粒子サイズが互いに異なる複数
種類の充填材が当該組成物に使用された場合でも、それ
らの充填材が割込整合された粒子サイズを有していない
限り起こる。
本発明者等は複数種の充填材の粒子サイズを割込整合さ
せることによって、充填材の配合II、1合が非常に高
い場合でも充填されたエポキシ樹脂組成物の粘度をほと
んど−・定レベルに保持することが可能となることを見
いだした。環材系の複数種の充填材の割込整合は小さい
粒子が大きい粒子間の隙間に入り込むように互いに異な
る粒子サイズを有する複数種の充填材を綿密に選択する
ことによって実施される。この重要な条件が満足された
場合にはエポキシ樹脂流し込み組成物の流動性を維持し
ながら75容量%までの総光環材添加量が可能となる。
バルク鋳造エポキシ樹七工具のために使用される室温迅
速硬化性エポキシ樹脂組成物が満足すべき第二の条件は
環材系が硬化反応の発熱に由来する熱を吸収する一種の
熱緩衝系として働くような仕方で環材系を高添加率で使
用すべきことである。このような熱緩衝系は、それがエ
ポキシ樹脂組成物中に適当に分散されているならば、発
熱反応による熱を吸収して熱衝撃の発生や局部的熱ポケ
ットの形成を防止し、しかしてそれに伴なうエポキシ樹
脂工具の収縮や歪みを回避することができる。
本発明の組成物はビスフェノール−Aエポキシ樹脂と、
脂肪族アミン触媒と、割込整合された環材系とを含有す
る。好ましくは、エポキシ樹脂は中粘度ビスフェノール
−Aエポキシ樹脂、たとえば、室温粘度が7.5乃至9
.5Pasのビスフェノール−Aのジグリシジルエーテ
ルである0本発明の好ましい実施例で使用される環材系
は大きい粒子サイズの炭化ケイ素充填材と、中程度の粒
子サイズの炭化ケイ素充填材と、非常に小さい粒子サイ
ズの酸化ケイ素充填材とからなる。すなわち、好ましい
実施例の環材系は60乃至120ミクロンの粒子サイズ
を有する炭化ケイ素粉末を120乃至260重量部、5
乃至30ミクロンの粒子サイズを有する炭化ケイ素粉末
を70乃至110iJ1部、0.5乃至12ミクロンの
粒子サイズを有する酸化ケイ素粉末を50乃至90重量
部含有する。全エポキシ組成物の51容量部の量で使用
された場合にはこの環材系はエポキシの硬化反応にとも
なって発生する総熱量を大幅に減少させる0本発明の新
規なエポキシ樹脂流し込み組成物はバルクなエポキシ樹
脂成形工具に流し込み成形(N造)することができ、そ
して室温において12時間より短い時間で硬化可能であ
る。
本発明のその他の目的、特徴および利点は以下の好まし
い実施例の記載から明らかとなろう。
X1週 本発明によれば前記のごとく割込整合された環材系が使
用される0割込整合された環材系にあっては小粒子サイ
ズ充填材が大および中粒子サイズの充填材の粒子間に残
されている空隙内にはまり込んだ状態となる。まず、割
込整合環材系を使用することの有効性を市販のエポキシ
系を使用して立証する。ここで使用された市販エポキシ
樹脂系はマグノリア(Magno l 1 a)801
3Aであり、この商品は米国のマグノリアプラスチック
ス社(Magnolia Plastics Go、)
から入手された。
このエポキシ樹脂系は粒子サイズが12ミクロンの鉄粉
を27容量%含有している0割込整合填材系使用の理論
の当否を試験するために粒子サイズ125ミクロンの鉄
粉を第二の充填材として添加しそしてこの第二充填材添
加が粘度におよぼす影響をを調べた。
その結果、鉄粉の添加による著しい粘度値の増加がm察
された。すなわち、全鉄粉負荷が25容量%であるとき
の測定粘度値は70Pas  (70xlO’センチポ
アズ)であったが、全鉄粉負荷を33容量%まで上げた
ときには粘度値は470PasC470x103センチ
ポアズ)まで増加した。すなわち、鉄粉の量をわずか8
容量%増加させただけで粘度は約7倍上昇したことにな
る。経験の示すところでは粘度が150Pas  (1
50x103センチポアズ)になると流し込み組成物の
流動性はもはやそれが注入不可詣となる程度まで低下し
てしまう。
次に、本発明による割込整合環材系を粒子サイズが27
9ミクロンの鉄粉を使用して試験した。この鉄粉の総負
荷量を徐々に40容量%まで増加させてその環材系の粘
度の変化を調べた。粘度は70Pas  (70x10
3センチポアズ)かられずか100Pas(100x1
03センチポアズ)まで上昇したにすぎなかった。10
0Pas  (100x103センチポアズ)の粘度に
おいては、流し込み組成物は複雑な形状を有する型部分
にも同等流動性に聞届なく注入可能である。
鉄粉を使用した上記の試験結果は割込整合された環材系
を使用することの有効性を実証している。
本発明による組成物の調合はロス型ミキサー(Ross
■1xer)を使用して実施された。
使用したエポキシ樹脂樹脂は米国のチバーガイギー社か
ら7ラルダイト8005 (Araldite8005
)の商品名で供給されているジグリシジルエーテルであ
る。このエポキシ樹脂は約180乃至196の概算エポ
キシ当量を有し、そして25℃の粘度が7.5乃至9.
5Pas(7500乃至9500センチポアズ)である
、このエポキシ化合物に実質的に等しい他の市販製品を
示せばドウ ケミカル(Dow Ghes+1cal)
 DI’R330樹脂、セラニーズ(Gelanese
) Epi−Rez 50B 、およびシェルエポy 
(Shell Epon) 828などである。
本発明のエポキシ樹脂流し込みm酸物の高速硬化反応を
達成するため、触媒として脂肪族アミンであるポリオキ
シプロピレントリアミンを使用した。この脂肪族アミン
は米国のテキサコケミカル社からシェフアミンT−40
3(Jeffamine T−403)の商品名で供給
されている。これは平均分子量が約440の三官濠性第
−アミンである。そのアミン基は脂肪族ポリエーテル鎖
の末端の第二炭素原子に配位されている番 次の表1に本発明による新規なエポキシ組成物の配合例
を示す。
表  1 エポキシ組成物 組成分            重量部アラルダイト(
登録商標) eoos   to。
シェフアミン(登録商標) ?−40345S i C
100231,8 SiC80088,4 S i 02  A25E           89
.8本新規なエポキシ組成物に使用された割込整合環材
系は2種の炭化ケイ素粉末と1種の酸化ケイ素粉末とか
ら構成されている。炭化ケイ素粉末はそれが卓越した摩
擦抵抗性を有しており、耐久性の優秀な成形工具が得ら
れるとの理由で選択された。また、酸化ケイ素はその剛
性と低コストのため選択された。相互に粒子サイズが異
なる2種の炭化ケイ素が使用されたが、両者共に米国の
ソハイオ(Sohio)社から供給されており市場で入
手できる。このうちの炭化ケイ素5iC100は粒子サ
イズが63乃至123ミクロンの範囲にあり、平均粒子
サイズは122ミクロンである。他方の炭化ケイ素、S
 f C800は5乃至30ミクロンの粒子サイズ範囲
を有し、平均粒子サイズは12ミクロンである。
微細な粒子サイズの酸化ケイ素A25Eはイリノイミネ
ラ/L/社(Illinois Minarals G
o、)から市販されており、これはそれよりも粒子サイ
ズの大きいSiC粒子間にはまり込む粒子として選択さ
れた。このS i 02 A25Eは粒子サイズ範囲が
0.5乃至12ミクロンであり、平均粒子サイズは2ミ
クロンである。
本新規なエポキシ組成物を調合するためには、まず最初
にすべての充填材を回転ドラムミキサーに入れて混合す
る。すなわち各成分充填材をその重量部により秤量した
のち、ドラムに入れそしてミキサー内で約3時間回転さ
せる。この時の混合速度は約lO乃至12回転/分であ
る。
ついで適当丑の液体エポキシ樹脂と液体触媒とを秤量し
そしてロス(Rosg) ミキサーのステンレス鋼ボウ
ルの中に注入する。あらかじめ混合されていた上記基材
系をそのステンレス鋼ボウルに添加する。これらの全成
分をモーター駆動攪拌ブレードで762mm(30イン
チ)真空下l時間攪拌混合する。真空を印加するのは混
合中に発生する気泡を排除するためである。このように
して混合されたエポキシ組成物は約4時間の貯蔵寿命(
シェルフライフ)を有する。
金属薄板をスタンピング加工するための合成プラスッチ
ク成形工具を流し込み成形により製造する方法は欧州特
許願第0170374号明細書に十分詳細に記載されて
いる。サイズの大きい成形工具を流し込み成形する場合
には構造的強度を向上させるために岩石やスチール金網
のごとき物理的補強材を使用することもできる。
本発明による新規なエポキシ流し込み組成物は通常のサ
イズ、たとえば、914mmx1524mmx457m
m深さく3フィートX574−トx 1−1 / 27
 イード深さ)の金属薄板スタンピング加工の鋳型に流
し込まれた場合には、室温で8時間から10時間の間に
完全に硬化させることができる。この迅速硬化性組成物
は他の室温硬化性エポキシ系に比較して極めて有意義な
改良を意味する。
なぜならば、他の室温硬化性エポキシ系は一般に4日乃
至70間の硬化時間を要するからである0本発明による
新規な割込整合された基材系は高速硬化を促進する脂肪
族アミンの使用を可能ならしめる。さらに、そのエポキ
シ組成物の流動性を維持しつつ充填材の配合率を高めて
エポキシ樹脂の使用量を最少限におさえることが可能と
なる。この新規なエポキシ組成物によってはじめてバル
クな成形工具の鋳造に迅速硬化性エポキシ樹脂を使用す
ることが可能となったのである0本願以前に当業者によ
ってバルクな成形工具が迅速硬化性樹脂を使用して成功
的に鋳造されたことは全くなかったのである。
本発明によるエポキシ流し込み組成物を実験室段階を超
えて大規模に使用する装置系もすでに開発されている。
このような生産装置では、粒子サイズの異なる複数の充
填材を含有する割込整合された基材系が大量に予備混合
される。最適加工性を得るためにこの予備混合された基
材系の85重量%に全組成物中のエポキシ樹脂構成部分
Aを配合する。そして、予備混合された基材系の残りの
15重量%には全組成物中の液体触媒構成部分Bを配合
しておく、これによって得られる構成部分Aと基材系と
の配合物(予備配合物A)および構成部分Bと基材系と
の配合物(予備配合物B)はスラリー形状であり、冷所
において無期限に保存可能である。*形工具を鋳造すべ
き時に、通出量の予備配合物Aと予備配合物Bを計量供
給して両者を混合しそしてFt型に流し込むのである。
以上本発明を1つの特定実施例によって説明したが、他
の実施例を採用して同様の結果を達成することは当技術
分野に通常の知識を有する者にとってきわめて容易であ
ろう、たとえば、適当な粒子サイズを有する他の適りな
複数種の充填材粉末を組合せて本発明による割込整合さ
れた基材系を構成することができよう、満足されるべき
重要な条件はその場合に使用される複数種の充填材が割
込整合されているべきことであり、それによって高い重
量パーセントで使用された場合でも、最終的に配合され
た全エポキシ樹脂組成物の粘度を大きく上昇させること
がないということである。炭化ケイ素や酸化ケイ素のか
わりに良好な剛性と摩擦抵抗性を有する他の充填材を適
当に使用することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、中粘度ビスフェノール−Aエポキシ樹脂と、脂肪族
    アミン触媒と、剛性粉末充填材とからなる填材系とを含
    有する、金属薄板の鋳造−仕上成形工具のために使用さ
    れる高硬度耐摩耗性の工具用硬化性エポキシ樹脂組成物
    において、該エポキシ樹脂組成物は混合後の貯蔵時間が
    4時間、しかし12時間以内には完全硬化可能な室温硬
    化性組成物であり、かつ該組成物は粒子サイズが0.5
    乃至120ミクロンの範囲にある異なる粒子サイズの粉
    末充填材からなる割込整合された填材系を含有しており
    、これらの充填材粒子は相互に割込整合した直径を有し
    ていてその組成物の注入性を犠牲にすることなく最大量
    の該充填材を該組成物中に使用することが可能であり、
    該填材系は該エポキシ樹脂の急速硬化による発熱性熱を
    吸収し該組成物から鋳造される成形工具の過度の収縮お
    よび歪みを防止することを特徴とする組成物。 2、中粘度ビスフェノール−Aエポキシ樹脂を100重
    量部、脂肪族アミン触媒を40乃至60重量部、60乃
    至120ミクロンの粒子サイズを有する炭化ケイ素粉末
    を120乃至260重量部、5乃至30ミクロンの粒子
    サイズを有する炭化ケイ素粉末を70乃至110重量部
    、そして0.5乃至12ミクロンの粒子サイズを有する
    酸化ケイ素粉末を50乃至90重量部含有していること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の高硬度耐摩
    耗性の工具用硬化性エポキシ樹脂組成物。 3、室温粘度が7.5Pas乃至9.5Pasであるビ
    スフェノール−Aのジグリシジルエーテルを100重量
    部、触媒としてのポリオキシピロビレントリアミンを4
    0乃至60重量部、60乃至120ミクロンの粒子サイ
    ズを有する炭化ケイ素粉末を120乃至260重量部、
    5乃至30ミクロンの粒子サイズを有する炭化ケイ素粉
    末を70乃至110重量部、そして0.5乃至12ミク
    ロンの粒子サイズを有する酸化ケイ素粉末を50乃至9
    0重量部含有していることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項に記載の高硬度耐摩耗性の工具用硬化性エポキシ
    樹脂組成物。
JP7652287A 1986-03-31 1987-03-31 12時間で硬化する工具用エポキシ樹脂組成物 Pending JPS62241915A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102408677A (zh) * 2011-09-23 2012-04-11 江苏省宜兴非金属化工机械厂有限公司 SiC/环氧树脂复合材料以及使用其制造泵构件的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59129226A (ja) * 1983-01-17 1984-07-25 Haisoole Japan Kk 二液性成型材

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AU6900987A (en) 1987-10-08

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