JPS6224156B2 - - Google Patents
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- JPS6224156B2 JPS6224156B2 JP4968879A JP4968879A JPS6224156B2 JP S6224156 B2 JPS6224156 B2 JP S6224156B2 JP 4968879 A JP4968879 A JP 4968879A JP 4968879 A JP4968879 A JP 4968879A JP S6224156 B2 JPS6224156 B2 JP S6224156B2
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- wastewater
- activated carbon
- pesticides
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- treatment
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Landscapes
- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はチウラム剤を含有する農薬（例、チウ
ラム・チオフアネートメチル剤、チウラム・ベノ
ミル剤）を使用する種もみ、球根等の消毒処理か
らの排水（以下単に排水という。）を処理する方
法に関するものである。
ラム・チオフアネートメチル剤、チウラム・ベノ
ミル剤）を使用する種もみ、球根等の消毒処理か
らの排水（以下単に排水という。）を処理する方
法に関するものである。
種もみ、球根等の消毒処理に上記農薬が広く使
用されており、この消毒処理プロセスからの排水
には上記農薬が含まれ、これの河川等への放流は
漁類に有害であり、又、従来おこなわれたような
山間部、荒地等での投棄も河川への結果的流出や
地下水への浸出を招く恐れがあり好ましくなかつ
た。このため農薬関係機関を中心に広く農業者の
間でこの種の排水の効果的、かつ、経済的な処理
方法が求められていた。しかし、一方、種もみ消
毒剤は薬効成分のほかに分散性を保持させること
を目的とした特殊の界面活性剤を含むため、その
排液は通常の凝集剤添加のみでは充分な凝集が得
られ難く、この点この種の排液の処理は一般的に
難しいとされていた。
用されており、この消毒処理プロセスからの排水
には上記農薬が含まれ、これの河川等への放流は
漁類に有害であり、又、従来おこなわれたような
山間部、荒地等での投棄も河川への結果的流出や
地下水への浸出を招く恐れがあり好ましくなかつ
た。このため農薬関係機関を中心に広く農業者の
間でこの種の排水の効果的、かつ、経済的な処理
方法が求められていた。しかし、一方、種もみ消
毒剤は薬効成分のほかに分散性を保持させること
を目的とした特殊の界面活性剤を含むため、その
排液は通常の凝集剤添加のみでは充分な凝集が得
られ難く、この点この種の排液の処理は一般的に
難しいとされていた。
本発明者はこのような要求と問題点を解決すベ
く鋭意研究した結果本発明を完成した。
く鋭意研究した結果本発明を完成した。
本発明は、チウラム剤を含有する農薬による種
もみ、球根その他の消毒プロセスからの排水の処
理において、該排水に高分子系凝集剤、アルカリ
およびポリ塩化アルミ系凝集助剤を加えて排水中
の農薬を凝集させて過分離し、液を活性炭で
処理して残存する微量の農薬を吸着除去すること
を特徴とする農薬を含む排水の処理方法である。
もみ、球根その他の消毒プロセスからの排水の処
理において、該排水に高分子系凝集剤、アルカリ
およびポリ塩化アルミ系凝集助剤を加えて排水中
の農薬を凝集させて過分離し、液を活性炭で
処理して残存する微量の農薬を吸着除去すること
を特徴とする農薬を含む排水の処理方法である。
本発明によれば、排水中の農薬を効率よく凝集
させ、生成した凝集物を過により除去して液
を第一段処理排水として得、この第一段処理排水
になお残存する微量の残存農薬、すなわち薬効成
分、分散促進剤としての界面活性剤その他、を活
性炭に吸着させて排水からほぼ完全に分離し得る
ものである。本発明では排水の第一段処理として
の凝集操作において、高分子系凝集剤、アルカリ
およびポリ塩化アルミ系凝集助剤を併用すること
により、高分子系凝集剤を用いるだけではまつた
く凝集効果が得られなかつた点を大いに改善して
いる。又、通常この種の操作として経済的、か
つ、操作便宜的方法と考えられがちな、凝集物を
形成せしめた液を一旦過分離することなくこれ
に活性炭を投入して凝集物および活性炭を同時に
過分離するという方法では過速度が著しく低
下し、かつ、形成凝集物により活性炭吸着能が阻
害され、この結果、排液浄化の効率が非常に悪い
ものであるのに対し、本発明では第一段の凝集操
作ののち一旦凝集物の過分離をおこない、しか
るのちこの過分離の液、すなわち、第一段処
理排水に残存する微量の農薬薬効成分、界面活性
剤その他の農薬成分を活性炭に吸着せしめて排水
の浄化をおこなうようにしている。
させ、生成した凝集物を過により除去して液
を第一段処理排水として得、この第一段処理排水
になお残存する微量の残存農薬、すなわち薬効成
分、分散促進剤としての界面活性剤その他、を活
性炭に吸着させて排水からほぼ完全に分離し得る
ものである。本発明では排水の第一段処理として
の凝集操作において、高分子系凝集剤、アルカリ
およびポリ塩化アルミ系凝集助剤を併用すること
により、高分子系凝集剤を用いるだけではまつた
く凝集効果が得られなかつた点を大いに改善して
いる。又、通常この種の操作として経済的、か
つ、操作便宜的方法と考えられがちな、凝集物を
形成せしめた液を一旦過分離することなくこれ
に活性炭を投入して凝集物および活性炭を同時に
過分離するという方法では過速度が著しく低
下し、かつ、形成凝集物により活性炭吸着能が阻
害され、この結果、排液浄化の効率が非常に悪い
ものであるのに対し、本発明では第一段の凝集操
作ののち一旦凝集物の過分離をおこない、しか
るのちこの過分離の液、すなわち、第一段処
理排水に残存する微量の農薬薬効成分、界面活性
剤その他の農薬成分を活性炭に吸着せしめて排水
の浄化をおこなうようにしている。
本発明の実施態様を述べると、まず、排水を撹
拌機とPH計を装備する槽（以下、処理槽とい
う。）に導入し、この排水にポリ塩化アルミ系凝
集助剤を添加して充分撹拌する。この処理におい
てはPHの若干の酸性側への移行があるので、該排
水に更に苛性ソーダまたは消石灰等のアルカリを
加えPHを７〜7.5に調整したのち、通常のアニオ
ン系高分子凝集剤を加えて農薬を凝集化せしめ
る。この凝集化は単に排水中に分散して存在する
農薬を凝集する効果のみならず、溶解して存在す
る農薬を形成凝集物に吸着させるとう二次的効果
をも有する。この凝集・吸着化が完了したのち、
処理槽内の液はポンプにより過機へ導入され
る。過機はフイルター機に紙を用いた水平
板加圧過型のものが使用便宜上好ましい。形成
凝集物が過機で液から分離される結果COD
（化学的酸素要求量）の極めて低下した清澄な排
水、すなわち、第一段処理排水が得られる。この
第一段処理排水にはなお微量の農薬成分が残存す
るので、これを活性炭で処理する。活性炭による
処理の方法としては、過機からの第一段処理排
水を処理槽へ戻し、これに活性炭を投入し撹拌し
たのち、再び過機に通して活性炭を分離回収し
てもよいし、あるいは該第一段処理排水を内部に
活性炭を充填した塔に通してもよい。この活性炭
による処理により第一段処理排水中に残存する微
量の農薬成分は活性炭に吸着され、液より分離さ
れ、この結果、浄化された排水が第二段処理排水
として得られる。この第二段処理排水はもはや
CODが10ppm以下になつており、放流に適して
いる。
拌機とPH計を装備する槽（以下、処理槽とい
う。）に導入し、この排水にポリ塩化アルミ系凝
集助剤を添加して充分撹拌する。この処理におい
てはPHの若干の酸性側への移行があるので、該排
水に更に苛性ソーダまたは消石灰等のアルカリを
加えPHを７〜7.5に調整したのち、通常のアニオ
ン系高分子凝集剤を加えて農薬を凝集化せしめ
る。この凝集化は単に排水中に分散して存在する
農薬を凝集する効果のみならず、溶解して存在す
る農薬を形成凝集物に吸着させるとう二次的効果
をも有する。この凝集・吸着化が完了したのち、
処理槽内の液はポンプにより過機へ導入され
る。過機はフイルター機に紙を用いた水平
板加圧過型のものが使用便宜上好ましい。形成
凝集物が過機で液から分離される結果COD
（化学的酸素要求量）の極めて低下した清澄な排
水、すなわち、第一段処理排水が得られる。この
第一段処理排水にはなお微量の農薬成分が残存す
るので、これを活性炭で処理する。活性炭による
処理の方法としては、過機からの第一段処理排
水を処理槽へ戻し、これに活性炭を投入し撹拌し
たのち、再び過機に通して活性炭を分離回収し
てもよいし、あるいは該第一段処理排水を内部に
活性炭を充填した塔に通してもよい。この活性炭
による処理により第一段処理排水中に残存する微
量の農薬成分は活性炭に吸着され、液より分離さ
れ、この結果、浄化された排水が第二段処理排水
として得られる。この第二段処理排水はもはや
CODが10ppm以下になつており、放流に適して
いる。
一方、液より過分離した凝集物は紙上に集
積した状態で紙と共に飛散することなく回収で
き、ポリ袋等に入れ通常の焼却で焼却でき、
又、活性炭に吸着した農薬成分も同様に焼却で
き、いずれも微量のイオウ酸化物以外の成分は発
生せずに完全に分解できる。又、活性炭に吸着し
た農薬成分は活性炭を高温再生しても同様に分解
できるので、第二段処理剤としての活性炭は繰返
し使用できる。
積した状態で紙と共に飛散することなく回収で
き、ポリ袋等に入れ通常の焼却で焼却でき、
又、活性炭に吸着した農薬成分も同様に焼却で
き、いずれも微量のイオウ酸化物以外の成分は発
生せずに完全に分解できる。又、活性炭に吸着し
た農薬成分は活性炭を高温再生しても同様に分解
できるので、第二段処理剤としての活性炭は繰返
し使用できる。
上述の第一段処理と第二段処理からなる本発明
の実施の結果得られた典型的データを示すと、該
排水CODMo 4135ppmに対して第一段処理排水
CODMoが120ppm、第二段処理排水CODMoが
6ppmある。また、「JIS工場排水試験法」および
農林省「魚毒に対する毒性試験法」に準じて魚毒
試験をした。その結果、本発明の方法で処理した
処理水は120時間の魚毒試験において生存率100％
と、その無害性が証明された。
の実施の結果得られた典型的データを示すと、該
排水CODMo 4135ppmに対して第一段処理排水
CODMoが120ppm、第二段処理排水CODMoが
6ppmある。また、「JIS工場排水試験法」および
農林省「魚毒に対する毒性試験法」に準じて魚毒
試験をした。その結果、本発明の方法で処理した
処理水は120時間の魚毒試験において生存率100％
と、その無害性が証明された。
Claims (1)
- １ チウラム剤を含有する農薬による種もみ、球
根その他の消毒プロセスからの排水の処理におい
て、該排水に高分子系凝集剤、アルカリおよびポ
リ塩化アルミ系凝集助剤を加えて排水中の農薬を
凝集させて過分離し、液を活性炭で処理して
残存する微量の農薬を吸着除去することを特徴と
する農薬を含む排水の処理方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4968879A JPS55142588A (en) | 1979-04-24 | 1979-04-24 | Treating method of effluent containing agricultural chemical |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4968879A JPS55142588A (en) | 1979-04-24 | 1979-04-24 | Treating method of effluent containing agricultural chemical |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55142588A JPS55142588A (en) | 1980-11-07 |
| JPS6224156B2 true JPS6224156B2 (ja) | 1987-05-27 |
Family
ID=12838117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4968879A Granted JPS55142588A (en) | 1979-04-24 | 1979-04-24 | Treating method of effluent containing agricultural chemical |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS55142588A (ja) |
-
1979
- 1979-04-24 JP JP4968879A patent/JPS55142588A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55142588A (en) | 1980-11-07 |
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