JPS62241512A - 凝集剤の注入制御装置 - Google Patents

凝集剤の注入制御装置

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JPS62241512A
JPS62241512A JP8295386A JP8295386A JPS62241512A JP S62241512 A JPS62241512 A JP S62241512A JP 8295386 A JP8295386 A JP 8295386A JP 8295386 A JP8295386 A JP 8295386A JP S62241512 A JPS62241512 A JP S62241512A
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floc
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flocs
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昭二 渡辺
Naoki Hara
直樹 原
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幹雄 依田
Shunji Mori
俊二 森
Shunsuke Nokita
舜介 野北
Yuji Yamazawa
山沢 雄二
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  • Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、浄水場、下水処理場、産業排水処理場におけ
る懸濁物ff (lltll濁質)を凝集させて凝集物
を形成するための凝集剤の注入制御装置に関する。
〔従来の技術〕
浄水場おいては取水した原水に凝集剤の添加して懸濁物
質を凝集させ凝集物(以下フロックという)を形成し、
このフロックを沈降除去している。
具体的には急速混和池において凝集剤を注入した後にフ
ロック形成池に導き、緩やかに攪拌しながらフロックを
形成する。フロック形成池から流出した原水は沈殿池に
導かれ、フロックを沈降させて1濁物質を除去する。沈
殿池で沈降しなかった微粒子は濾過池で除去される。
このようにして水処理を行う際に、フロック形成池でフ
ロックが形成されないと濾過池の目請まりを早めること
になる。フロックを良好に形成するために凝集剤の注入
量を制御することが知られている。従来は例えば特公昭
59−298281号公報に記載されているように、原
水の濁度、濁質の粒径と表面積に基づいて凝集剤注入量
を制御するようにしている。
一方、例えば特開昭54−143296号公報に記載さ
れているように、WI像処理によってフロックの形状や
大きさを監視する方法が提案されている。具体的には、
工業容カメラなどによって撮影したフロック画像から、
所定の明るさく組lよりも明るい部分(画素)を″1″
レベルとしてこれをフロックであると認識し、逆に所定
値よりも暗い部分(画素)をII OITレベルとして
フロック以外と認識する。このように、フロック画像を
2値化して画像処理を行い、フロック形成状況を監視す
る。
〔発明が解決しようとする間堰点〕
原水の濁度、濁質の粒径と表面積に基づいて凝集剤注入
量を制御しただけではフロック形成が温度、濁度2粒径
1p!(およびアルカリ度などにより影響されるのでフ
ロック形成を良好にできるとは保証できない。換言する
と、フロック形成状態を直接計測して凝集剤注入を行っ
ていないので。
フロック形成を常に良好に維持できない。一方、フロッ
クを画像認識するという思想は公知であるが、認識した
画像から如何にしてフロック形成の良否を評価し、フロ
ック形成のために凝集剤注入制御するかということは何
ら知らていない。このため、画像認識したフロック画像
に基づいてフロック形成を良好に制御することは困難で
ある。
本発明の目的はフロック形成を良好に行える凝集剤の注
入制御装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
これを実現するためには、フロック画像の認識結果から
粒径分布を求めた後に対数平均粒径を演算により求め、
対数平均粒径に基づいて凝集剤注入量を制御する。具体
的には対数正規分布を仮定して算出したフロック粒径の
平均値が小さければi集剤注入量を増加させ、逆に1粒
径が大きければ凝集剤注入量を減少させる。
〔作用〕
フロック形成池でのフロック粒径分布は対数正規分布に
適合する。対数正規分布は平均値と標準偏差の2つの変
数として表わされる。実験の結果、凝剤注入量の変化に
対しと標準偏差は一定であったが、平均値は凝剤注入量
の増加に伴って、増加した。したがって、対数正規分布
の平均値を指標にして凝剤注入量を操作することにより
、フロック形成を制御できる。
〔実施例〕
第1図に本発明の一実施例を示す6 第1図において、急速混和池10には原水が流入すると
共に、凝集剤タンク11の中に貯留された液体状の高分
子凝集剤(ポリ塩化アルミニウム)または硫酸アルミニ
ウムなどの無機凝集剤が凝集剤注入ポンプ12によって
注入される。なお、フロック形成を促進するために水酸
化力ルシウ11または炭酸ナトリウムなどのアルカリ剤
も注入される。急速混和池10内の原水は攪拌翼14に
よって攪拌される。攪拌翼14は攪拌機13により駆動
される。凝集剤が注入されて攪拌された水は凝凝集槽(
以下″フロック形成池″という)15に導かれる。フロ
ック形成池15は壁面に複数の穴を有する整流壁16A
及び16Bで仕切られ3つの池15A、15B及び15
Cを形成している。
フロック形成池15の各地には各々に攪拌パドル17A
、17R及び17Cが設置されている。攪拌パドル17
A、17B、17cは1ないし1゜rpm  (パドル
周辺速度=0.15〜0.8m/s)前後で緩やかに回
転する。
フロック形成池15の最下流側の池15Gには水中カメ
ラなどの凝集物撮像手段1.8が設置される。凝集物撮
像手段18で撮影した凝集物の濃淡画像信号(アナログ
信号)は画像認識手段3oに入力される6画像認識手段
3oは画像処理を所定時間単位で指令するタイマ35、
濃淡画像記憶手段40、輝度強調手段60並びに2値化
手段7゜で構成される。凝集物撮像手段18の詳細につ
いては後述する。2値化手段7oで2値化された画像信
号は粒径分布演算手段80に入力される。粒径分布演算
手段80は2値化画像信号に基づきフロックの粒径分布
を計算し、計算結果を体積濃度分布メモリ92に格納す
る。認識終了判定手段90はフロック画像の認識画面数
が所定数終了したか否かを判定する。認識終了判定手段
90は認識画面数が所定数以下のとき濃淡画像記憶手段
40に凝集物撮像手段18で撮影している濃淡画像を記
憶するように指令する。認識終了判定手段90が所定画
面数(例えば10画面)の画像認識を終了したと判定す
ると体積濃度分布メモリ92に記憶されている体積濃度
分布を凝集状態判定回路94に入力する。凝集状態判定
回路94は体積濃度分布からフロックの対数平均径を求
め注入制御装置1. OOに加える。注入制御装置10
0は対数平均径に基づき凝集剤注入量を求め注入ポンプ
1−2を制御する。
第2図に画像認識手段の一例構成を示す。
第2図において、濃淡画像記憶手段40はA/D変換回
路41と濃淡原画像メモリ42で構成される。AID変
換回路41は凝集物撮像手段18で得られたアナログの
濃淡画像情報をデジタル値に変換して濃淡原画像メモリ
42に加える。濃淡原画像メモリ42はタイマ35と認
識終了判定手段90から記憶指令を与えられたときに原
画像信号を記憶する。濃淡原画像メモリ42は格納され
た凝集物の濃淡画像情報を空間フィルタリング回路61
に入力する。輝度強調手段60は空間フィルタリング回
路61及びフィルタリング濃淡画像メ干り62で構成さ
れる。空間フィルタリング回路61は濃淡原画像メモリ
42の画像信号を受けて空間フィルタリングの演算を実
行して結果をフィルタリング濃淡画像メモリ62に格納
する。格納されたフィルタリング濃淡画像は2値化回路
71に入力される。2値化手段7oは2値化回路71及
び2値化メモリ72で構成される。2値化回路71は、
フィルタリング濃淡画像メモリ62か′らフィルタリン
グ濃淡画像を受けてこれを2値化し、2値化結果を2値
化メモリ72に格納する。
第3図に粒径分布計算手段80の一例構成を示す。
第3図において、粒径分布演算手段80の構成を第3図
に示す。
ラベリング回路81は2値化メモリ72の画像信号Bを
受けて、フロックの各々に番号を付ける。
面積演算回路82は各々のフロックについてナンバー毎
にその面積を計算し、計算結果を面積メモリ82Mに格
納する。直径計算回路84はフロックの面積から直径を
計算し、計算結果を直径メモリ84Mに格納する0体積
計算回路86はフロックの体積を計算し、計算結果を対
積メモリ86Mに格納する。粒径分布計算回路88は体
積メモリ86Mからフロック直径を取込みフロックの粒
径分布を計算し、粒径分布メモリ88Mに格納する。
体積濃度分布計算回路89は粒径分布メモリ88Mのメ
モリ値から体積濃度分布を計算し、計算が終了すると終
了信号を認識終了判定手段9oに与えると共に計算で求
めた体積濃度分布を体積濃度分布メモリ92に加え入力
する。
第4図は注入制御装w1100の一例構成を示すもので
、比較回路101、目標値設定器102および注入制御
回路103とで構成される。
次に、動作を説明する。
急速混和池10には河川や湖沼(図示せず)から導かれ
た原水が沈砂池(図示せず)で砂や粗大粒子が沈殿除去
された後に流入する。急速混和池10に流入する原水に
は工ないし10μm前後の微粒子が2ないし200■/
Qの濃度で含んでいる急速混和池10には凝集剤タンク
11の中に貯留された高分子凝集剤(ポリ塩化アルミニ
ウム)や硫酸アルミニウムなどの無機凝集剤が注入ポン
プ12で供給される。急速混和池10内は攪拌翼14に
より攪拌される。この攪拌によって凝集剤が原水中に拡
散する。懸濁微粒子は粒子表面が負に帯電している負コ
ロイドであり、正の電荷を持つ凝集剤が無数の懸濁微粒
子を相互に結合(i!!i集)させる、急速混和池1o
の滞留時間は1ないし5分であり、この間に懸濁微粒子
が凝集して、粒径10ないし100μmのマイクロフロ
ック(フロックの核)が形成される。マイクロフロック
を含む混合液は凝集槽15に導かれる。フロック形成池
15では3つの形成池15A、15B及び15Cを順次
流下する。整流g16A及び1.6Bは混合液がフロッ
ク形成池15内で充分混合されずに水面近くを短絡して
出口から流出するのを防止する。形成池15A、15B
及び15Cの滞留時間は各々が5ないし15分(3池で
計15分ないし45分)である。各々の池内は攪拌パド
ル17A、17B及び17Gにより緩やかに攪拌される
。凝集剤は急速混和池1oにおいて充分に供給され、マ
イクロフロック表面には凝集剤が付着している。このた
め、フロック形成池15内のマイクロフロックは攪拌に
より衝突また接触して凝集する。フロック形成池15内
において15ないし45分滞留して攪拌されるうちに、
フロックの粒径は100ないし5000μmのフロック
に成長する。形成池15C内におけるフロックの状態を
凝集物撮像手段18で撮影する。凝集物撮像手段】80
から得られる凝集物の濃淡画像信号は画像認識手段30
のD/A変換器41に入力される。
D/A変換器41は常時濃淡画像信号をディジタル信号
に変換して濃淡原画像メモリ42へ入力する。D/A変
換器41が7ビツトのディジタル信号に変換するもので
あれば、各画素のllIll1度は128レベルにディ
ジタル化される。以後、本実施例では画面が横方向と縦
方向とを8ビツトの256画素の画面を例に挙げ説明す
る。濃淡画像メモリ42は256X256の画素に対応
した格納エリアを有する。画素の水平方向の配列をi行
、垂直方向の配列をj列とすると、濃淡画像メモリ42
におけるi行j列の各格納エリアには画面の明るさく輝
度)の値go (it J): t=1〜256゜j=
1〜256が記憶される。なお、各画素の輝度go(j
、j)は128段階にディジタル化する。
濃淡原画像メモリ42に格納された濃淡画像情報は空間
フィルタリング回路61に取込まれる。空間フィルタリ
ング回路61は濃淡原画像メモリ4′2の画像信号を入
力してフロックと背景の間のllIll度勾配を強調す
る。空間フィルタリング回路61の計算結果は濃淡画像
メモリ62に記憶される。濃淡画像メモリ62は256
X256の画素に対応したメモリ格納エリアを有する。
空間フィルタリング法は公知であり詳細説明を省略する
が、要するに濃淡画像の各画素の輝度go(1+ J)
と空間フィルタリングの荷重積和行列F=f(i。
j)とを各々乗算し、さらに乗算結果を全て加算して求
めるものである。荷重積和行列Fが3行3列の場合には
次式で表わすことができる。
Xf(2+に、2+l1l))/S ・・・・・・(1) ここで、Sはスケーリングの係数であり、計算結果が例
えば128以上にならないように選定する。また、kと
Qは配列の要素を変化させるための記号である。
i = 2〜255.j=2〜255まで計算して22
5行225列の画素の輝度g*(255、255)まで
の計算を総て終ると1画面の演算が終了する。
なお、空間フィルタリングの計算は、1行目と256行
目の総ての画素と1列目と256列目の総ての画素につ
いては実行しない、このようにして、空間フィルタリン
グ回路610の計算が実行され、計算結果の輝度がフィ
ルタリング濃淡画像メモリ62に格納される。以上のよ
うにして空間フィルタリング法によって輝度勾配を強調
された濃淡画像信号は2値化回路路71に入力される。
2値化回路71はフィルタリング濃淡画像メモリ620
に格納されたフィルタリング濃淡画像g”(ir j)
を受けてこの画像を2値化する。すなわち、2値化の閾
値をLtとすると、Lt以上ならこの画素は“1″レベ
ルとし、逆に、Lt以下ならこの画素は“02レベルと
する。このIt Q 11レベル又は1”レベルの値を
とる2値化された信号をb (1+ J)とする。2値
化回路710では1次式の演算を実行する。
g傘(j、j)≧L、ならば、bij=1  ・・・・
・・(2)g −(ir j) < L tならば、b
ij=o  ・・・・・・(3)この結果、空間フィル
タリングされた結果の濃淡輝度g*(it j)が閾値
Ltより高い輝度の画素がフロックに相当する画素と認
識され111 Itレベルとなり、逆に閾値Ltより低
い輝度の部分がフロック以外の画素と認識され0”レベ
ルとなる。結局、141 IIレベルで表される画素の
集合がフロックとして認識される。2値化の結果b (
itj)で構成される画像全体をBとすると、この画像
Bが2値化メモリ72に格納される。画像Bは、第1図
に示すように粒径分布演算手段80に入力されて、ここ
でフロック粒径分布が計算される。
さて、粒径分布演算手段80は次のようにして粒径分布
を求める。
まず、ラベリング回路81は第5図に示すように画像B
に存在するフロックの各々に1.2,3゜・・・・・・
mと番号を付ける。ここで、mはフロック総数である。
面積計算回路82はラベリングした番号毎にフロックの
面積を次式で計算する。
A = k !・Ap             ・・
・・・・(4)ここで、Aはフロックの投影面積(wn
”) 、 APは各々のフロックの画素数(pj、xe
l、) 、k sは変換定数(nww”/ piz61
)である。pixelとは画素を表す単位である。ラベ
リング回路81によって番号付けされた各々のフロック
について(1)式の計算が実行され、その結果が面積メ
モリ82Mに格納される。直径計算回路84は各々のフ
ロックの面積と同じ面積になる円を仮定してその直径d
を次式で計算する。
d=−J’¥T乙7         ・・・・・・(
5)各々の面積についてこの直径を計算して結果を直径
メモリ84Mに格納する。体積計算回路86は直径メモ
リ84Mから各フロックの直径を入力して各々のフロッ
クの体積Vを次式で計算する。
■=πda/6            ・・・・・・
(6)粒径に対する体積の計算結果は体積メモリ86M
に格納される。粒径分布計算回路88は体積メモリ86
Mから各フロックの体積Vを取込み各々のフロックの粒
径がどの分級に属するかを判定しながら、各々のフロッ
クの体積を粒径分布メモリ88Mの該当記憶エリアに加
算する。粒径の分級幅を0.1+m とすると、分級は
例えば下記の51分割にする。粒径分布メモリ88Mも
51個の記憶エリアを有する。
Dz:O〜0.1mn D2. :0.1〜0.2am Da:0.2〜0.3− DIso:4.9〜5.0m+ D51:5.01111〜 一例としであるフロックの直径が0.25naであると
、体積は(6)式から0.00818m”となる。
粒径D1の体積をv霊とすると、粒径分布メモリ88M
の粒径D8に相当する記憶エリアに体積0.00818
が格納される。このようにして、各々のフロックの粒径
がどの分級に属するかを判定しながら、粒径分布メモリ
88Mの各エリアに次々に加算することによりフロック
の粒径分布を求める。
体積濃度分布演算回路89は粒径分布メモリ88Mの体
積値Vs からフロックの体積濃度分布vi′(単位容
積において各粒径D1のフロック体積vIがどのくらい
あるかを示す分布)を次式で計算する。
Vi’ =Vt/ (N −vw)        −
・−・−・(7)ここで、Nは認識回数(処理画面数)
、V、は1画面で撮像した容積である。
得られた体積濃度分布(縦@fl:粒径01 、横軸:
体積濃度v1′)の例を第6図に示す。第6図の曲線a
は第6図の体積濃度分布のヒストグラムから求めた対数
正規分布の理論曲線である。認識終了判定手段90はこ
のようにして粒径分布演算手段80が一画面毎に体積濃
度分布の演算を終了する毎にN画面数についてフロック
の画像認識を終了したかを判定する。認識回数がN回未
満であれば、その時点で凝集物撮像手段18が撮像して
いる画像を濃淡画像記憶手段40に記憶させ上述したフ
ロックの画像処理を繰り返す。認識回数がN回になれば
、(7)式で計算した体積濃度分布の値を体積濃度分布
メモリ92に格納する。
なお、上述の説明では体積濃度分布を認識画面毎に計算
する例を説明したが、所定の認識回数を終了した後に(
7)式の計算を実行するようにしてもよい。
凝集状態判定回路94は1体積濃度分布メモリ92の値
からフロック粒径分布の対数平均径Daを次式で計算す
る。
i=1       i=1 凝集状態判定回路94で求めた対数平均径Daは注入制
御装置100に入力される。凝集状態判定回路94から
出力された対数平均径り、は比較回路101に入力され
ろ。比較回路101は目標値設定器102から与えられ
る対数平均径の目標値D*1と演算値Daの偏差ΔD、
を次式で求める。
ΔD*= Dllm−Dt          ・・・
・・・(9)注入制御回路1.03は偏差ΔDAに基づ
き注入ポンプ12を操作して凝集剤注入量を制御する。
具体的には偏差ΔD、が負であれば凝集剤注入量を増加
させ、逆に、偏差ΔD鬼が正であれば凝集剤注入量を減
少させる。対数平均径Daと凝集剤注入量Pの関係は第
7図に示すような特性になるが、凝集剤注入量には最大
注入量p mixと最小注入量P 111+1とを設定
して異常注入を防止する。
以上のようにして凝集剤注入を制御するのであるが、フ
ロックの対数平均粒径によって凝集剤注入量を制御して
ているのでフロック形成を良好に行うことができる。以
下、その理由を第8図、第9図を用いて説明する。
第8図は凝集剤注入率を変化させた時にフロック体積濃
度分布がどのように変化するかを実測した特性図である
第8図は凝集剤注入率を5mH/Qから30■/Qまで
変化させた時のフロック体、i′a度分重分布測値を表
す6第8図から明らかように、凝集剤注入率が増加する
と粒径が大きくなり1分布山も大きくなる。このことは
、′a集集注注入率増加すると大きなフロックが多量に
形成されたこと意味している。次に、凝集剤注入率の変
化に対してフロック体積濃度分布かでのように変化する
かを実測した。具体的には第8図に示す実測値から対数
平均径と標準偏差とを計算し、凝集剤注入率の変化に対
して対数平均径と標準偏差とを求めると第9図のように
なる。ここで、第9図に特性すとして示す標準偏差は分
布の広がりの度合を表す指標である。第9図から明らか
なように、凝集剤注入率の増加に対して特性aの対数平
均粒径は増加するが、特性すの標準偏差は一定である。
したがって、凝集剤注入率を変化させることによって対
数平均粒径のみの大きさを変化する。したがって、本発
明のように対数平均粒径を画像計測してこの値が目標値
になるように凝集剤皮入牢を変化させることによってフ
ロックを堂に確実に形成させることができる。
なお、本実施例では、空間フィルタリング回路61にお
いて荷重積和行列を用いてフロック画像の輝度勾配を強
調して、その後に2値化するので、フロックと背景とを
明確に区別してフロックを認識することもできる。
〔発明の効果〕
本発明では、フロックを画像認識することによりフロッ
クの粒径分布を計測して対数平均粒径を求め、この対数
平均粒径により凝集剤注入量の増減を制御している。こ
のため実際のフロック形成の良否を直接判定しながら凝
集剤注入量を制御してるので、確認かつ安定なフロック
形成を行える。
なお、本発明は浄水場以外の凝集プロセスでの凝集剤注
入制御に適用できる1例えば、下水処理場では活性汚泥
に凝集剤を注入して沈降性を改善するプロセスや、汚泥
処理における凝集剤注入による調質プセロス、並びに微
粉炭の造粒プロセスなどにも用いることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は画像
認識手段の一例を示す詳細構成図、゛第3図は粒径分布
計算手段の一例を示す詳細構成図、第4図は制御装置の
一例を示す詳細構成図、第5図はラベリングの説明図、
第6図はフロック体積濃度と粒径の特性図、第7図は凝
集剤注入特性図、第8図、第9図は本発明の詳細な説明
するための実測した特性図である。 15・・・フロック形成池、18・・・凝集物撮像手段
、30・・・画像認識手段、40・・・濃淡画像情報記
憶手段、60・・・輝度強調手段、70・・・2値化手
段、80・・・粒径分布演算手段、9o・・・!!!識
終了判定手段、100・・・注入制御装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、流入する液い凝集剤が注入され、液中の懸濁物のフ
    ロックを形成させる凝集槽と、該凝集槽に凝集剤を注入
    する凝集剤注入手段と、前記凝集槽におけるフロックの
    状態を撮影し輝度情報を電気信号に変換するフロック撮
    像手段と、該フロック撮像手段から得られる画像信号の
    各画素の輝度レベルによつて2値化して前記フロックの
    形状を認識する画像認識手段と、該画像認識手段で認識
    されたフロック形状に基づきフロックの対数平均粒径を
    演算する凝集状態判定手段と、前記対数平均粒径に基づ
    き前記凝集剤注入手段から注入する凝集剤の量を制御す
    る注入量制御手段とを具備した凝集剤の注入制御装置。 2、特許請求の範囲第1項において、前記画像認識手段
    は前記画像信号のフロック部分の輝度勾配を強調した後
    に2値化するようにしたことを特徴とする凝集剤の注入
    制御装置。
JP8295386A 1986-04-10 1986-04-10 凝集剤の注入制御装置 Granted JPS62241512A (ja)

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JP8295386A JPS62241512A (ja) 1986-04-10 1986-04-10 凝集剤の注入制御装置
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