JPS62241374A - 静電誘導サイリスタ - Google Patents
静電誘導サイリスタInfo
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- JPS62241374A JPS62241374A JP28560586A JP28560586A JPS62241374A JP S62241374 A JPS62241374 A JP S62241374A JP 28560586 A JP28560586 A JP 28560586A JP 28560586 A JP28560586 A JP 28560586A JP S62241374 A JPS62241374 A JP S62241374A
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- anode region
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Landscapes
- Thyristors (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、順方向電圧降下が低くて、かつスイッチング
速度の速い静電誘導サイリスタに関づる。
速度の速い静電誘導サイリスタに関づる。
基本的にはpnpn四層4四層4構造される従来のサイ
リスクは、ゲート電極によるスイッヂオフが知しく、し
かもたとえゲートによる遮断ができてもその速度が橘め
て遅いという欠点を有していた。これに対し、ゲートを
有づるダイオ−ド構造に構成された静電誘導サイリスタ
(以下S1サイリスタと称す。)は、ゲートによる遮断
が極めて容易で、しかもその遮断時間が速いという特長
を備えている。
リスクは、ゲート電極によるスイッヂオフが知しく、し
かもたとえゲートによる遮断ができてもその速度が橘め
て遅いという欠点を有していた。これに対し、ゲートを
有づるダイオ−ド構造に構成された静電誘導サイリスタ
(以下S1サイリスタと称す。)は、ゲートによる遮断
が極めて容易で、しかもその遮断時間が速いという特長
を備えている。
本発明の目的は、順方向最大閉止電圧が高くて、順方向
電圧降下が低く、かつスイッチング速度の速い改良され
た81サイリスタを提供することにある。
電圧降下が低く、かつスイッチング速度の速い改良され
た81サイリスタを提供することにある。
以下図面を参照しながら本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明のSIサイリスタを絶縁ゲート型(以
下MOS型と称す。)で実現した例である。第1図(a
>は平面図、(b)はAA′線に沿う断面図、(C)は
BB 線に沿う断面図である。p+領域11はアノー
ド領域、n」113はカソード領域である。n−領域1
2は、いわばキャリアの流れるチVンネルを含む領域で
ある。11’、13 がそれぞれ、A1、MO1W%
AU等あるいはその他の金属、もしくは低抵抗ポリシリ
コン、あるいはこれらの複層構造からなるアノード電極
、カソード電極である。14′は同じくゲート電極であ
る。
下MOS型と称す。)で実現した例である。第1図(a
>は平面図、(b)はAA′線に沿う断面図、(C)は
BB 線に沿う断面図である。p+領域11はアノー
ド領域、n」113はカソード領域である。n−領域1
2は、いわばキャリアの流れるチVンネルを含む領域で
ある。11’、13 がそれぞれ、A1、MO1W%
AU等あるいはその他の金属、もしくは低抵抗ポリシリ
コン、あるいはこれらの複層構造からなるアノード電極
、カソード電極である。14′は同じくゲート電極であ
る。
カソード領I4近傍のゲート電極下の絶n層は、ぷくな
されている。17は、$102、Si3N4、A120
3、AIN簀あるいはその他の絶縁層、もしくはこれら
の複合及び複層絶縁層である。カソード電極13′とゲ
ート電極14′は、第1図(a )の図中上下方向にた
とえばインクディジタル状に構成でればよい。基本的に
はn” n−p+ダイオード構造のカソード領l戎近傍
に制御電極であるゲートが設けられIjSIサイリスタ
の動作を次に説明する。
されている。17は、$102、Si3N4、A120
3、AIN簀あるいはその他の絶縁層、もしくはこれら
の複合及び複層絶縁層である。カソード電極13′とゲ
ート電極14′は、第1図(a )の図中上下方向にた
とえばインクディジタル状に構成でればよい。基本的に
はn” n−p+ダイオード構造のカソード領l戎近傍
に制御電極であるゲートが設けられIjSIサイリスタ
の動作を次に説明する。
アノードに順方向電圧、この場合は正電圧が印加された
場合、カソードからの電子の注入は、ゲートに逆バイア
ス、この例では負電圧を印加してカソード領域前面に電
位障壁を生じさ1ヱることにより、抑えられている。一
方、アノード領域からのホール注入は、ゲートから延び
る空乏層が完全にはアノード領域に到達しないようにな
されていて、7ノード領域11とn−領域12の拡散電
位vb+2による電位障壁により抑止されている。
場合、カソードからの電子の注入は、ゲートに逆バイア
ス、この例では負電圧を印加してカソード領域前面に電
位障壁を生じさ1ヱることにより、抑えられている。一
方、アノード領域からのホール注入は、ゲートから延び
る空乏層が完全にはアノード領域に到達しないようにな
されていて、7ノード領域11とn−領域12の拡散電
位vb+2による電位障壁により抑止されている。
ゲートの逆バイアスを除去するか、あるいはゲートに順
方向バイアス、この例では正電圧を印加づ°ると、カソ
ード前面の電位v:1壁が消滅して、n−領域12の7
ノード側に電子が注入される。注入された電子は、アノ
ード領域前面で、ホールに対する電位障壁となっている
、未だ完全には空乏層にならないn−領域に蓄積され、
このホールに対する障壁を消滅させる。障壁が消滅する
と、アノード領域からn−領域12にホールが注入され
ることになって、このSIサイリスタは導通状態に移る
。
方向バイアス、この例では正電圧を印加づ°ると、カソ
ード前面の電位v:1壁が消滅して、n−領域12の7
ノード側に電子が注入される。注入された電子は、アノ
ード領域前面で、ホールに対する電位障壁となっている
、未だ完全には空乏層にならないn−領域に蓄積され、
このホールに対する障壁を消滅させる。障壁が消滅する
と、アノード領域からn−領域12にホールが注入され
ることになって、このSIサイリスタは導通状態に移る
。
導通状態を遮断させるには、ゲートに逆バイアス、この
例では負電圧を印加づる。カソード領域からの電子注入
が阻止されるため、導通時にn−領域に注入されていた
、電子及びホールが流れ出してしまえば、もはや電流は
流れないカソード領域、ゲート電極近傍の寸法W、12
は、要求される電圧利1!7との関係で決めればよい。
例では負電圧を印加づる。カソード領域からの電子注入
が阻止されるため、導通時にn−領域に注入されていた
、電子及びホールが流れ出してしまえば、もはや電流は
流れないカソード領域、ゲート電極近傍の寸法W、12
は、要求される電圧利1!7との関係で決めればよい。
L 2 / Wを大きくすれば、電圧利得は一般に大き
くなる。すなわち、小さなゲート電圧で大きな順方向阻
止電圧を得られることになる。カソード領域、ゲートに
隣接する領域だけ、不純物@度を変化させることも有効
である。たとえば、その領域だけ、他のn−領域より不
純物密度を低くするというようにである。
くなる。すなわち、小さなゲート電圧で大きな順方向阻
止電圧を得られることになる。カソード領域、ゲートに
隣接する領域だけ、不純物@度を変化させることも有効
である。たとえば、その領域だけ、他のn−領域より不
純物密度を低くするというようにである。
次に、最大順方向阻止電圧v eamaxと逆方向耐圧
V、ユを略々同じ大きさにするための条件を述べておく
。■ヮやv7は、要求仕様によって決めればよい。当然
のことであるが、できるだけ薄いn−領域厚さで、でき
るだけ大きいV工ゆやVarmaxを実現することが望
ましい。導通時の順方向降下電圧が小さくかつスイッチ
ング速度も速いからである。
V、ユを略々同じ大きさにするための条件を述べておく
。■ヮやv7は、要求仕様によって決めればよい。当然
のことであるが、できるだけ薄いn−領域厚さで、でき
るだけ大きいV工ゆやVarmaxを実現することが望
ましい。導通時の順方向降下電圧が小さくかつスイッチ
ング速度も速いからである。
第2図に、最大順方向阻止電圧印加時のn領1413と
アノ−ドル+領[11の間の電位分布(a )と電界分
布(b)を示す。ゲートから延びる空乏層が殆んどアノ
ード領域に到達していて、アノード前面にp” (1
1)n−(12)の作る電位r4壁(障壁高さV、2)
が薄く残っている。この障壁によりアノードからのホー
ル注入は抑止されている。障壁領域の厚さが薄いから、
導通時に移るときのスイッチング時間も速い。づなわち
、カソード領域から流れ込む電子がわずかな吊のうちに
、障壁V112は消滅し、ホール注入が開始するからで
ある。同時にホールが障壁領域を通過する時間も短く、
またその最も多いからであるa V brl、V bi
2はそれぞれn (13)n−(12)、p十(11
)n”−(12>の拡散電位である。
アノ−ドル+領[11の間の電位分布(a )と電界分
布(b)を示す。ゲートから延びる空乏層が殆んどアノ
ード領域に到達していて、アノード前面にp” (1
1)n−(12)の作る電位r4壁(障壁高さV、2)
が薄く残っている。この障壁によりアノードからのホー
ル注入は抑止されている。障壁領域の厚さが薄いから、
導通時に移るときのスイッチング時間も速い。づなわち
、カソード領域から流れ込む電子がわずかな吊のうちに
、障壁V112は消滅し、ホール注入が開始するからで
ある。同時にホールが障壁領域を通過する時間も短く、
またその最も多いからであるa V brl、V bi
2はそれぞれn (13)n−(12)、p十(11
)n”−(12>の拡散電位である。
第2図(1))には、(a )図の状態での電界分布が
示されている。当然のことながらE+nい1はなだれが
開始する[電界E、より小さくなければならないoEB
の値は、Siでは200kv/cm程度である。これま
でに述べてきた条件を数式に表示する。高抵抗n−領域
12の不純物密度をNoとする。
示されている。当然のことながらE+nい1はなだれが
開始する[電界E、より小さくなければならないoEB
の値は、Siでは200kv/cm程度である。これま
でに述べてきた条件を数式に表示する。高抵抗n−領域
12の不純物密度をNoとする。
’−”’ S VBamax + VIHl
”Vbi2 −(1)2ε 巳い。8.=立 < a、 2.
<2)ε Jなわち、式(1)、〈2)を満足するようにり、、N
、を決めればよいわけである。EFhtulがでさ゛る
だけ、E、に近い方が、同じり、で犬ぎなVB、、n、
8を実現できる。E、’=200kV/cmというのは
、3iのバルクの状態で実現される埴である。n+領域
13を構成するプロセスを経ると、通常なだれ開始電界
強度はバルクの値より低下する。
”Vbi2 −(1)2ε 巳い。8.=立 < a、 2.
<2)ε Jなわち、式(1)、〈2)を満足するようにり、、N
、を決めればよいわけである。EFhtulがでさ゛る
だけ、E、に近い方が、同じり、で犬ぎなVB、、n、
8を実現できる。E、’=200kV/cmというのは
、3iのバルクの状態で実現される埴である。n+領域
13を構成するプロセスを経ると、通常なだれ開始電界
強度はバルクの値より低下する。
従って、αを1より小さい数係数としてNp g’*
= αEB
・・・ (3)ε とすると、 ■。。、。、 al・E・
2 °−C4) となる。2l−2ooμmとすると、a=o。
= αEB
・・・ (3)ε とすると、 ■。。、。、 al・E・
2 °−C4) となる。2l−2ooμmとすると、a=o。
5.0.8の場合では、それぞれV!、amax−10
OOV、1600Vとなる。その時のNc、はそれぞれ
3X10 Cl1115×10 C11程度である。L
1=500umであれば、a−0,5,0,8では、V
W、arnax−2500V、4000Vとなる。N、
はそれぞれ1.2X10C1ll、2×10 Cl11
程度である。当然のことながら、Llは電子ホールの
実効拡散長より短くなければならない。
OOV、1600Vとなる。その時のNc、はそれぞれ
3X10 Cl1115×10 C11程度である。L
1=500umであれば、a−0,5,0,8では、V
W、arnax−2500V、4000Vとなる。N、
はそれぞれ1.2X10C1ll、2×10 Cl11
程度である。当然のことながら、Llは電子ホールの
実効拡散長より短くなければならない。
第3図に逆方向電圧印加時の電位分布(a)と電界分布
(b)を示す。E がE、以下で111aX 2 なければならないのは当然である。
(b)を示す。E がE、以下で111aX 2 なければならないのは当然である。
第2図の場合と第3図の場合では、障壁V!I2が消滅
してホール注入が起り始める条件と、Emax 1、E
っx2がなだれ開始電圧に一致する条件とが、向−のア
ノード電圧で起るようにすることが望ましい。最も薄い
り、で最ら大きな阻止電圧、逆耐圧をjgることができ
るからである。
してホール注入が起り始める条件と、Emax 1、E
っx2がなだれ開始電圧に一致する条件とが、向−のア
ノード電圧で起るようにすることが望ましい。最も薄い
り、で最ら大きな阻止電圧、逆耐圧をjgることができ
るからである。
最大阻止電圧印加時のゲート逆バイアスは、ゲート、カ
ソード聞降伏電圧よりやや小さく抑えるようにゲートの
構造を形成する。たとえば絶縁層の厚さをそのように選
定するわけである第1図(11)で、ゲート電極下のア
ノード領域と対向する部分の絶縁層は側面よりも厚くな
されているが、一様な厚さでもよい。ゲート容量が増加
するなどの欠点はある。
ソード聞降伏電圧よりやや小さく抑えるようにゲートの
構造を形成する。たとえば絶縁層の厚さをそのように選
定するわけである第1図(11)で、ゲート電極下のア
ノード領域と対向する部分の絶縁層は側面よりも厚くな
されているが、一様な厚さでもよい。ゲート容量が増加
するなどの欠点はある。
本発明のMOSゲート81サイリスタはMOSゲートが
U字型に切り込まれた領域の側面に沿って設けられてい
る。ゲートがMOS型で構成されていることから、遮断
時においても電流利得が非常に大きい。ただし、アノー
ド領域からのホールを吸い出すpI域が存在しないこと
から、遮断時のスイッチング速度がホールを吸い出すp
領域をもつものに比べて遅くなり易い動作湿度が高くな
ると、熱的に励起される電子・ホールの数が急激に多く
なる。たとえば、順方向電圧N】止状態にあって、熱的
に励起される電子の数が多り握ると、7ノード前而のボ
テンシi?ルの井戸にその電子が流れ込み、結果的にア
ノード前面のホールに対する電位障壁を低下させてホー
ル注入が起ることになり、高温になるにつれて最大順方
向阻止電圧が低下する。
U字型に切り込まれた領域の側面に沿って設けられてい
る。ゲートがMOS型で構成されていることから、遮断
時においても電流利得が非常に大きい。ただし、アノー
ド領域からのホールを吸い出すpI域が存在しないこと
から、遮断時のスイッチング速度がホールを吸い出すp
領域をもつものに比べて遅くなり易い動作湿度が高くな
ると、熱的に励起される電子・ホールの数が急激に多く
なる。たとえば、順方向電圧N】止状態にあって、熱的
に励起される電子の数が多り握ると、7ノード前而のボ
テンシi?ルの井戸にその電子が流れ込み、結果的にア
ノード前面のホールに対する電位障壁を低下させてホー
ル注入が起ることになり、高温になるにつれて最大順方
向阻止電圧が低下する。
このような高温での動作不安定を無くすためには、第4
図に示すように所定の間隔でn+領域1つをp アノー
ド領域11の一部に設ければよい。第4図は本発明の別
の実施例を示す。
図に示すように所定の間隔でn+領域1つをp アノー
ド領域11の一部に設ければよい。第4図は本発明の別
の実施例を示す。
点線18は、順方向阻止状態においてゲートの側から延
びた空乏層の端部を示している。この点線とp+領[1
1の間の一部には、空乏層にならない中性領域が残って
いる。従って、熱的に励起された電子でこの領域に流れ
込んだものは、左右の方向に流れて、n+領域19に流
れ込み、このホール注入阻止用の宵位障壁部に蓄積され
ることはない。このアノード前面に残される中性領域の
厚さは、次のように決めればよい。この中性領域と左右
のn+領域19との間の抵抗をrB、熱的に励起された
電子によりこの中性領域をn+領域19に向けて流れる
電流をi工としたとき、r、izがp 領域11とn−
領域12の間の拡散電位■1bi2 J:り十分小さく
しでおけばよい。このようになされていれば、熱的に励
起され7C電子が流れ込むことにJ:る電流が、r、を
流れて起す電圧降下によってはホール注入は起らない。
びた空乏層の端部を示している。この点線とp+領[1
1の間の一部には、空乏層にならない中性領域が残って
いる。従って、熱的に励起された電子でこの領域に流れ
込んだものは、左右の方向に流れて、n+領域19に流
れ込み、このホール注入阻止用の宵位障壁部に蓄積され
ることはない。このアノード前面に残される中性領域の
厚さは、次のように決めればよい。この中性領域と左右
のn+領域19との間の抵抗をrB、熱的に励起された
電子によりこの中性領域をn+領域19に向けて流れる
電流をi工としたとき、r、izがp 領域11とn−
領域12の間の拡散電位■1bi2 J:り十分小さく
しでおけばよい。このようになされていれば、熱的に励
起され7C電子が流れ込むことにJ:る電流が、r、を
流れて起す電圧降下によってはホール注入は起らない。
rBにはもう一つの条件が必要である。アノード前面の
中性領域が拡づぎて、抵抗r、があまりに小さいと、導
通しないサイリスタになってしまう。すなわら、ゲート
電圧をOもしくは順方向電圧にして、カソードから十分
の電子注入を起してもアノード前面に流れ込んだ電子が
ボール注入の電位障壁を殆んど引き下げないからである
。従って、カソードから注入された電子による電流iε
がr、を流れることによる電圧降下「B16は略々Vb
、2に等しいか、もしくはこれより大きくなるようにさ
れていなければならない。
中性領域が拡づぎて、抵抗r、があまりに小さいと、導
通しないサイリスタになってしまう。すなわら、ゲート
電圧をOもしくは順方向電圧にして、カソードから十分
の電子注入を起してもアノード前面に流れ込んだ電子が
ボール注入の電位障壁を殆んど引き下げないからである
。従って、カソードから注入された電子による電流iε
がr、を流れることによる電圧降下「B16は略々Vb
、2に等しいか、もしくはこれより大きくなるようにさ
れていなければならない。
本発明のSlサイリスタの構造が、ここに示された例に
限らないことはもちろんである。導電型をよった(反転
したものでもよい。その時には口+領L!!11がアノ
ード領域となり、カソードに対して負電圧を加えた場合
が順方向電圧になる。高抵抗領域12を均一な不純物密
度分布で示したが、多段に不純物密度が変化していても
よい。スイッチング速麿を速くするために、高抵抗領域
12にキラー効果を右する不純物を添加することも有効
である。Siに対してはAUなどが代表的なキラー効果
を与える不純物である。
限らないことはもちろんである。導電型をよった(反転
したものでもよい。その時には口+領L!!11がアノ
ード領域となり、カソードに対して負電圧を加えた場合
が順方向電圧になる。高抵抗領域12を均一な不純物密
度分布で示したが、多段に不純物密度が変化していても
よい。スイッチング速麿を速くするために、高抵抗領域
12にキラー効果を右する不純物を添加することも有効
である。Siに対してはAUなどが代表的なキラー効果
を与える不純物である。
これまで、個別デバイスとしての例を説明したわけであ
るが、集積回路にも粗み込むことができる。
るが、集積回路にも粗み込むことができる。
本発明のSlサイリスタは、従来公知の結晶技術、拡散
、イオン注入技術、エツチング(ウェット及びドライ)
技術、酸化技術、CVD技術、リングラフィ技術、微細
加工技術、蒸着配線技術などにより製造できる。
、イオン注入技術、エツチング(ウェット及びドライ)
技術、酸化技術、CVD技術、リングラフィ技術、微細
加工技術、蒸着配線技術などにより製造できる。
本発明の81サイリスクは、比較的薄い高抵抗領域、例
えば200μで1000V〜1600V1500μで2
500v〜4000v程度の大きな順方向阻止電圧が実
現できるようにチ1!ンネル内における最大阻止印加電
圧V、。い及び最大電界強度E を式(1)、(2)
もしtnQ*1 くは(3)、(4)によって決定している。
えば200μで1000V〜1600V1500μで2
500v〜4000v程度の大きな順方向阻止電圧が実
現できるようにチ1!ンネル内における最大阻止印加電
圧V、。い及び最大電界強度E を式(1)、(2)
もしtnQ*1 くは(3)、(4)によって決定している。
すなわちE7エ、をむだれが開始する閾値電界E、より
も小さく設定している。
も小さく設定している。
同様に逆方向耐圧に関する配慮もなされており「最も薄
い高抵抗厚さLlで最も大きな阻止電圧、逆耐圧を得る
こと」が本発明の主旨の一つである。
い高抵抗厚さLlで最も大きな阻止電圧、逆耐圧を得る
こと」が本発明の主旨の一つである。
さらにこのように最も薄<、2.を設定したときカソー
ド・アノード間の距離が同じ順方向阻止電圧で最も短く
なることから導通時の順方向電圧降下が小さくなるわけ
である。
ド・アノード間の距離が同じ順方向阻止電圧で最も短く
なることから導通時の順方向電圧降下が小さくなるわけ
である。
さらにゲートをpn接合に比べMOSゲー1へ構造とす
ることから、ターンオン時に正孔がチャンネルに注入さ
れて蓄積効果を引き起こすこともなくなり、pn接合容
量に比ベタージオン時のMOSゲート構造の容苗も小さ
い。従って周波数特性が向上するわけである。
ることから、ターンオン時に正孔がチャンネルに注入さ
れて蓄積効果を引き起こすこともなくなり、pn接合容
量に比ベタージオン時のMOSゲート構造の容苗も小さ
い。従って周波数特性が向上するわけである。
導通時の順方向電圧効果としては、1.tの厚さが27
0μmのデバイスで電流!HJjが10’A/cm2テ
1 、3 V以下、102A/CIl!2で0.75v
以下となっており、充分効果的である本発明の81サイ
リスタは、比較的薄い高抵抗領域により大ぎな順方向阻
止電圧及び逆方向耐圧を実現することができ、順方向降
下電圧が小さくかつスイッチング速度も速くその工業的
価値は高い。
0μmのデバイスで電流!HJjが10’A/cm2テ
1 、3 V以下、102A/CIl!2で0.75v
以下となっており、充分効果的である本発明の81サイ
リスタは、比較的薄い高抵抗領域により大ぎな順方向阻
止電圧及び逆方向耐圧を実現することができ、順方向降
下電圧が小さくかつスイッチング速度も速くその工業的
価値は高い。
第1図は本発明の81サイリスタで、(a )は平面図
、(b)は(a )図中AA 線に沿う断面図、(C
)は(a )図中BB 線に沿う断面図、第2図(a
)及び(b )は最大順方内組1F電圧印加時のn+
領領域13)とp+アノード領滅く11)の間の電位分
布及び電界分布、第3図(a )及び(b )は逆方向
耐圧印加時のn+領領域13)とp+領領域11)の間
の電位分布及び電界分布、さらに第4図は本発明の他の
実施例である。 (し) 蕗/rIA 部 1α〕 1 図 13′ p+11 11′ (C) Ml 図 (α) (し) (cL’) (し) 第3tn
、(b)は(a )図中AA 線に沿う断面図、(C
)は(a )図中BB 線に沿う断面図、第2図(a
)及び(b )は最大順方内組1F電圧印加時のn+
領領域13)とp+アノード領滅く11)の間の電位分
布及び電界分布、第3図(a )及び(b )は逆方向
耐圧印加時のn+領領域13)とp+領領域11)の間
の電位分布及び電界分布、さらに第4図は本発明の他の
実施例である。 (し) 蕗/rIA 部 1α〕 1 図 13′ p+11 11′ (C) Ml 図 (α) (し) (cL’) (し) 第3tn
Claims (2)
- (1)互いに逆導電型高不純物密度領域よりなるカソー
ド領域及びアノード領域を備え、前記カソード領域と同
導電型高抵抗領域を前記アノード領域と前記カソード領
域との間に介在させた構造において、前記カソード領域
近傍に絶縁ゲート型制御電極を、前記カソード領域と同
一半導体表面から切り込まれた領域に沿つて設け、かつ
最大順方向阻止電圧V_B_a_m_a_xを印加時に
おいて、前記切り込まれた半導体領域の底面と前記アノ
ード領域の間の前記高抵抗領域の厚さl_1を l_1≒(2V_B_a_m_a_x)/aE_B、(
N_Dgl_1)/ε=aE_BN_D:前記高抵抗領
域の不純物密度 E_B:なだれが開始する閾値電界強度 α:1より小さい数係数 q:単位電荷量 ε:前記高抵抗領域の誘電率 を満足するべく設定したことを特徴とする静電誘導サイ
リスタ。 - (2)前記特許請求の範囲第1項記載の静電誘導サイリ
スタにおいてさらに前記アノード領域と同一半導体表面
の一部分に前記アノード領域とpn接合を形成し、かつ
前記アノード領域とアノード電極を介して短絡された前
記アノード領域と逆導電型高不純物密度半導体領域を設
けたことを特徴とする静電誘導サイリスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28560586A JPS62241374A (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 静電誘導サイリスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28560586A JPS62241374A (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 静電誘導サイリスタ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1575779A Division JPS55108768A (en) | 1979-02-13 | 1979-02-13 | Electrostatic induction thyristor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62241374A true JPS62241374A (ja) | 1987-10-22 |
JPH0230589B2 JPH0230589B2 (ja) | 1990-07-06 |
Family
ID=17693693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28560586A Granted JPS62241374A (ja) | 1986-11-28 | 1986-11-28 | 静電誘導サイリスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62241374A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS509156A (ja) * | 1973-05-29 | 1975-01-30 | ||
JPS5291659A (en) * | 1976-01-29 | 1977-08-02 | Toshiba Corp | Semiconductor device |
JPS5399779A (en) * | 1977-02-10 | 1978-08-31 | Handotai Kenkyu Shinkokai | Insulated gate electrostatic induction semiconductor |
-
1986
- 1986-11-28 JP JP28560586A patent/JPS62241374A/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS509156A (ja) * | 1973-05-29 | 1975-01-30 | ||
JPS5291659A (en) * | 1976-01-29 | 1977-08-02 | Toshiba Corp | Semiconductor device |
JPS5399779A (en) * | 1977-02-10 | 1978-08-31 | Handotai Kenkyu Shinkokai | Insulated gate electrostatic induction semiconductor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0230589B2 (ja) | 1990-07-06 |
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