JPS62241192A - 映像信号記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ディジクル化された映像信号とタイムコード
信号とを同時に記録し再生するような映像信号記録再生
装置に関する。

〔発明の概要〕

本発明は、ディジタル化された映像信号と同時にタイム
コード信号も記録し、再生する映像信号記録再生装置に
おいて、ディジタル映像信号の記録再生信号処理に要す
る時間だけ入力タイムコード信号を遅延させて記録する
ことにより、再生時に、再生タイムコード信号と再生信
号処理されたディジタル映像信号との時間的対応関係が
一致するようにしたものである。

〔従来の技術〕

放送局用あるいは業務用のＶＴＲ（ビデオテープレコー
ダ）においては、ビデオ信号（映像信号）とともに、テ
ープ位置情報あるいはアドレス情報となるいわゆるタイ
ムコード信号を同時に記録するようにし、このタイムコ
ード信号をテープ編集作業時の編集点設定用等に利用す
ることが一般に行われている。

ここで、従来のアナログＶＴＲの場合には、映像信号の
再生回路系での時間遅れは１μｓもな（、タイムコード
信号とのタイミング合わせは容易である。また、シック
等の時間軸誤差を補正するためのいわゆるＴＢＣ（タイ
ムベースコレクター）を用いた場合には、映像信号に数
Ｈ程度の遅れが生ずるにすぎず、ディジタルＴＢＣを使
っても１６Ｈ程度である。従ってこの程度の時間遅れは
、基準信号に対してアドバンスして（例えばアドバンス
シンクを用いて）テープから信号を取り出すようにする
ことにより、基準信号に対する時間遅れなくＴＢＣを介
した再生出力が得られるから、上記タイムコード信号と
同じタイミングで再生映像信号を出力することができる
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

これに対して、映像信号をディジタル化して記録するデ
ィジタルＶＴＨの場合には、ディジタル映像信号の記録
及び再生時に、シャノフリング処理やエラー訂正処理等
のディジタル信号処理が付加されることにより、基準信
号に対してｌ　ＯＯ０以上も遅れてしまい、この分だけ
再生タイムコード信号との位相もずれてしまう。一方、
規格として、タイムコード信号は基ｆ＄倍信号所定の位
相に一致させることが必要とされるが、再生映像信号も
基準信号の位相に一致させて出力する必要があり、アド
バンス信号を用いて映像信号を基準信号に一致させると
タイムコード信号が規格外になってしまうため、再生映
像信号は例えばｌフレームずれた位置まで遅らせて出力
している。その結果、同時に記録されたタイムコード信
号の再生出力と映像信号の再生出力との間に１フレ一ム
以上の時間差が生じてしまい、画面とタイムコードとが
一致しなくなり、編集時に不具合が生じる。

本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり
、再生出力ディジタル映像信号とタイムコード再生信号
との関係が記録時（記録側での入力時）と全く同じ関係
となるような映像信号記録再生装置の提供を目的とする
。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明に係る映像信号記録再生装置は、上述の問題点を
解決するために、ディジタル化された映像信号とともに
アドレス情報となるタイムコード信号を記録再生する映
像信号記録再生装置において、上記ディジタル映像信号
についての記録信号処理及び再生信号処理に要する時間
に対応する時間だけ、入力ディジタル映像信号に対して
上記タイムコード信号を遅延する遅延手段を設け、入力
タイムコード信号を上記遅延手段により遅延させて上記
記録信号処理の施されたディジタル映像信号とともに記
録することを特徴としている。

〔作　用〕

テープへの信号記録時には、入力ディジタル映像信号に
対して記録及び再生のディジタル信号処理に要する時間
だけタイムコード信号を予め遅らせて記録することによ
り、再生されたタイムコード信号はディジタル再生信号
処理された映像信号と同じ位相、同じタイミングで得ら
れる。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例となる映像信号記録再生装置
を概絡的に示すブロック回路図であり、第１図Ａが記録
側回路系を、第１図Ｂが再生側回路系をそれぞれ示して
いる。

先ず、第１囚人において、入力端子１には例えば他のＶ
ＴＲ等から再生されて得られるタイムコード再生信号が
入力されており、この信号は、タイムコード読取回路２
にてデータが読み取られることによりタイムコードデー
タとなって、切換スイッチ３の一方の被選択端子ａに送
られる。入力端子４には、データ入力装置の入力キー操
作等により直接入力されたタイムコードデータが供給さ
れており、このデータは切換スイッチ４の被選択端子す
に送られる。切換スイッチ４からのタイムコードデータ
信号は、遅延回路５に送られて、ディジクル映像信号の
記録及び再生のためのディジタル信号処理に要する時間
に対応する時間だけ遅延される。この遅延回路５からの
遅延タイムコードデータ出力は、タイムコード信号生成
回路６に送られて例えばいわゆるバイフェーズ変調され
たタイムコード信号となり、記録アンプ７を介して記録
再生ヘッド８に送られる。

入力端子１１には通常のアナログ映像信号が入力されて
おり、このアナログ映像信号は、ＡＤ（アナログ−ディ
ジタル）変換器１２によりディジタル映像信号に変換さ
れる。このディジタル映像信号は記録信号処理回路１３
に送られて、いわゆるシャラフリング（インターリーブ
）やエラー訂正符号化等のディジタル信号処理が施され
た後、記録アンプ１４を介して回転ヘッド装置の映像記
録ヘッド１５に送られる。

次に、第１図Ｂの再生側回路系において、タイムコード
用の上記記録再生ヘッド８からの再生タイムコード信号
は、再生アンプ２２を介し出力端子２３より取り出され
る。

回転ヘッド装置の映像再生ヘッド３１からの再生ディジ
タル映像信号は、再生アンプ３２を介し再生信号処理回
路３３に送られて、エラー訂正復号化やいわゆるシャラ
フリングの復元（ディンターリーブ）等のディジタル信
号処理が施される。

この再生信号処理回路３３からの出力ディジタル信号は
、遅延回路３４を介し、ＤＡ（ディジタル−アナログ）
変換器３５に送られてアナログ映像信号に変換された後
、出力端子３６より取り出される。

以上のような構成を主要部とする映像信号記録再生装置
における信号遅延動作を第２図のタイムチャートととも
に説明する。ここで第２図のＡは基準となる同期信号を
示しており、第２図Ｂ〜【は、第１図の各点Ｂ−Ｉにお
ける信号に対応し、各信号のフレーム番号を示している
。

この第２図において、先ず基準同期信号Ａの位相に同期
がとられたタイムコード入力データＢが上記第１図の遅
延回路５に供給されることによって、例えば１フレーム
遅延され、このデータに基づいてタイムコード信号生成
回路６がタイムコード信号を出力するから、記録アンプ
７から記録再生へノド８に送られるタイムコード記録信
号は、第２図Ｃに示すような上記基準同期信号Ａに対し
て１フレーム遅延されたものとなる。

上記第１図の端子１１からの映像入力信号りも上記基準
同期信号Ａに同期のとられたものとなっている。この入
力映像信号りは、ＡＤ変換３１２でディジタル信号に変
換され、記録信号処理回路１３でディジタル信号処理さ
れることにより、所定時間Ｔ１の遅延が生ずる。従って
記録アンプ１４を介して映像記録ヘッド１５に送られる
映像記録信号は、第２図已に示すように、上記基準同期
信号Ａに対して上記時間Ｔ１だけ遅延されたものとなる
。

次に再生側では、上記第１図の記録再生ヘッド８からの
再生タイムコード信号がそのまま再生アンプ２２で増幅
されるから、出力端子２３に送られるタイムコード再生
出力信号は、第２図Ｆに示すように、上記基準同期信号
Ａに対して上記１フレームだけ遅延されたものとなる。

次にディジタル映像信号の回生信号について説明すると
、上記回転ヘッド装置における映像記録へノド１５と映
像再生ヘッド３１との間の配設角度位置の差に応じて、
映像信号の記録タイミングと再生タイミングとの間に例
えば時間Ｔ２のずれを有しており、回転ヘッド装置の回
転方向に沿って映像記録ヘッド１５が映像再生ヘッド３
１よりも先行している場合には上記時間Ｔ２だけ遅延さ
れて再生されることになるから、映像再生ヘッド３１か
らの映−像再生信号は、第２図Ｇに示すように、上記映
像記録信号Ｅに対して上記時間Ｔ２だけ遅延されたもの
となり、また上記基準同期信号Ａに対しては、時間ＴＩ
＋Ｔ２だけ遅延されたものとなる。この映像再生信号Ｇ
は、再生アンプ３２を介して再生信号処理回路３３に送
られ、この再生信号処理回路３３においてディジタル信
号処理が施されることによって、例えば時間Ｔ３の遅延
が生ずる。従って、再生信号処理回路３３からの映像再
生処理信号は、第２図Ｈに示すように、上記映像再生信
号Ｇに対して上記時間Ｔ３だけ遅延されたものとなり、
上記基準同期信号Ａに対しては、時間Ｔ１＋Ｔ２＋Ｔ３
だけ遅延されたものとなる。この映像再生処理信号Ｈは
、遅延回路３４を介しＤＡ変換器３５を介して出力端子
３６に送られることにより、所定の例えば時間Ｔ４の遅
延が生ずる。この時間Ｔ４については、最終的な端子３
６からの映像出力信号Ｉが上記基準同期信号Ａに対して
位相同期されたものとなるように、遅延回路３４での遅
延時間が調整されている。これは、前述したように、映
像信号も基準信号の位相に一致させて出力する必要があ
ることより、出力端子３６における映像出力信号Ｉのフ
レーム位相が上記基準同期信号への位相に一致するよう
に、すなわちＴ１＋Ｔ２＋Ｔ３＋Ｔ４が丁度１フレーム
となるように、遅延回路３４によって上記映像再生処理
信号Ｈを遅延させているわけである。従って、上記基準
同期信号Ａに対して１フレーム遅延した映像出力信号Ｉ
が得られ、この映像出力信号■と上記タイムコード再生
出力信号Ｆとは、位相及びフレーム番号も含めてタイミ
ングが完全に一致したものとなる。

換言すれば、上記タイムコード記録側の遅延回路５にお
ける遅延時間（１フレーム）は、映像信号記録再生過程
で生ずる全ての遅延時間（上記Ｔ１〜Ｔ４）の総和に等
しく設定されており、これによって、各端子２３．３６
からの各出力信号の関係は、記録側の各端子１　（ある
いは４）、１１における各入力信号の関係に完全に（タ
イミング及びフレーム番号も含めて）一致させることが
できる。

なお本発明は、上記実施例のみに限定されるものではな
く、例えば上記ディジクル映像信号の記録及び再生時の
ディジタル信号処理に１フレ一ム以上の処理時間を要し
、記録側の入力信号に対して再生側の最終出力信号が２
フレ一ム以上遅れて得られる場合には、上記タイムコー
ド信号の記録側での遅延量を２フレ一ム以上とるように
して、各出力信号の関係を完全に一致させればよい。ま
た、上記実施例中の映像信号としては、映像信号のみな
らず音声信号も含むものであって、例えば音声信号を時
間軸圧縮して映像信号中の所定時間領域に配設したもの
等を用いてもよい。

〔発明の効果〕

本発明の映像信号記録再生装置によれば、従来技術の欠
点であった最終的な再生出力信号における映像信号とタ
イムコード信号とのずれを、タイムコード信号記録時に
映像信号の記録再生処理に要する時間だけタイムコード
信号を予め遅らせておくことによって解消し、最終的な
タイムコード再生出力信号と映像出力信号との関係を記
録側の各入力信号の関係に完全に一致させることができ
る。したがって、タイムコード信号と画面との対応関係
が完全に一致し、正確な＃ＪＡ集作業等を容易に実現で
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示し、第１図Ａは記録側の
概略構成を示すブロック回路図、第１図Ｂは再生側の概
略構成を示すブロック回路図であり、ｆｆ１２図は該実
施例における信号遅延動作を説明するためのタイムチャ
ートである。 ■・・・タイムコード信号入力端子 ４・・・タイムコードデータ入力端子 ５・・・タイムコード遅延回路 ６・・・タイムコード信号生成回路 ８・・・タイムコード用記録再生ヘッド１１・・・映像
信号入力端子 １２・・・ＡＤ変換姦 １３・・・記録信号処理回路 １５・・・映像記録ヘッド ２３・・・タイムコード信号出力端子 ３１・・・映像再生ヘッド ３３・・・再生信号処理回路 ３４・・・映像信号遅延回路 ３５・・・ＤＡ変換器 ３６・・・映像信号出力端子

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ディジタル化された映像信号とともにアドレス情報とな
   るタイムコード信号を記録し、再生する映像信号記録再
   生装置において、 上記ディジタル映像信号についての記録信号処理及び再
   生信号処理に要する時間に対応する時間だけ、入力ディ
   ジタル映像信号に対して上記タイムコード信号を遅延す
   る遅延手段を設け、 入力タイムコード信号を上記遅延手段により遅延させて
   上記記録信号処理の施されたディジタル映像信号ととも
   に記録することを特徴とする映像信号記録再生装置。