JPS62240000A - トリグリセライドの測定方法 - Google Patents

トリグリセライドの測定方法

Info

Publication number
JPS62240000A
JPS62240000A JP8299286A JP8299286A JPS62240000A JP S62240000 A JPS62240000 A JP S62240000A JP 8299286 A JP8299286 A JP 8299286A JP 8299286 A JP8299286 A JP 8299286A JP S62240000 A JPS62240000 A JP S62240000A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lipase
activity
triglyceride
penicillium
glycerol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8299286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0651000B2 (ja
Inventor
Tetsunori Akiba
秋葉 哲典
Satoshi Suzuki
智 鈴木
Kuniyoshi Matsunaga
松永 國義
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amano Enzyme Inc
Original Assignee
Amano Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amano Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Amano Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP8299286A priority Critical patent/JPH0651000B2/ja
Priority to US07/034,452 priority patent/US4999289A/en
Publication of JPS62240000A publication Critical patent/JPS62240000A/ja
Publication of JPH0651000B2 publication Critical patent/JPH0651000B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 産業上の利用分野 本発明は酵素によりトリグリセライドを分解する方法に
関する。さらに詳細には、血清などの生体体液試料に含
まれるトリグリセライドにペニシリウム属由来のリパー
ゼを作用せしめこれを分解する方法に関する。本発明は
血清などのトリグリセライドの測定に用いられる。
従来の技術 血清などの生体体液試料中に存在するトリグリセライド
を酵素リパーゼで分解し、遊離した脂肪酸またはグリセ
ロールを定量することによってトリグリセライドを測定
する方法が知られているが、実用に供されている方法は
ほとんどがグリセロールを定量する方法である。遊離し
たグリセロールは、グリセロールキナーゼ、グリセロー
ルデヒドロゲナーゼまたはグリセロールオキシダーゼに
よりさらに検出可能な生成物に変換されたうえ測定され
る。
血清中のトリグリセライドの分解のため最初に用いられ
たリパーゼは動物の膵臓に由来するリパーゼであった。
しかしこの酵素はトリグリセライドを完全には分解でき
なかった。トリグリセライドを酵素により完全に分解す
るため微生物を起源とするリパーゼの検索、性質の異な
るリパーゼの組み合わせによる分解、リパーゼと化学的
薬剤の組み合わせによる分解が研究された。例えば、リ
ゾーブス・アリザス(Rhizopus arrhiz
us )のリパーゼ(特公昭59−15638、特開昭
52−25693) 、シュードモナス(Pseudo
monas ) Hのリパーゼ(特開昭49−5099
0、同49−69186、同49−89596、同49
−113695、同57−58898) 、リパーゼと
プロテアーゼの併用(特公昭54−9518、特開昭5
3−114493 )、リゾープス・アリザスのリパー
ゼ、ブタ肝臓由来のカルボキシルエステラーゼおよびア
ルカリ金属またはアルカリ土類金属のアルキル硫酸塩の
組み合わせ(特開昭49−64495) 、カンジダ(
Candida )属のリパーゼ、すい臓リパーゼおよ
び胆汁酸塩の組み合わせ(特開昭52−11987) 
、クロモバクテリウム(Chromobacteriu
m )属のリパーゼ(特開昭51−68297、同51
−74692、同57−58898) 、リゾーブス・
アリザスのリパーゼとカンジダ・シリンドラツセ(C,
cylindracea)のリパーゼの組み合わせ(特
開昭52−25694、特公昭56−29 )、カンジ
ダ・ルゴーサ(C,rugosa )のリパーゼと界面
活性剤の組み合わせ(特公昭57−39158) 、リ
ゾープス・アリザスのリパーゼとシュードモナス・フル
オレッセンス(P、 fluorescens)のリパ
ーゼの組み合わせ(特公昭57−28276) 、リゾ
ーブス属などのリパーゼとコレステロールエステラーゼ
の組み合わせ(特公昭56−46799) 、リパーゼ
と界面活性剤。
フェノール誘導体若しくはアニリン誘導体の組み合わせ
(特公昭5B−5677)が知られている。
またシュードモナス属の生産するある種のリパーゼが、
グリセロール生成活性の脂肪酸生成活性に対する割合が
1%以上であることも知られている(特開昭59−18
7780 )。
本発明者らは、血清トリグリセライドの分解のためにペ
ニシリウム属由来のリパーゼが有効であるという報告を
知らないが、ペニシリウム属がリパーゼを産生ずること
は公知である。 1waiらはペニシリウム・サイクロ
ピウム・ウェストリング(Penicillium c
yclopium Westring)株が、2種のリ
パーゼを産生ずることを報告している(Agr。
Biol、Chem、、  1063−1070頁、第
39巻、  1980年)。
彼Wは又、ペニシリウム・サイクロピウムM1株が、2
種のリパーゼを産生ずることを報告している(J 、B
ioche+w、、 205 211頁、第87巻、 
1980年)。
発明が解決しようとする問題点 上述した面清中のトリグリセライドの分解に関する先行
技術において、単独で用いられた微生物由来のリパーゼ
は依然としてトリグリセライドを十分に分解することが
できないか、または分解速度が緩やかであった。あるい
は、これらのリパーゼはトリグリセライド測定用試薬組
成物に含まれる界面活性剤により活性が阻害されるとい
う欠点があった。また、起源の異なる複数のリパーゼを
組み合わせて用いる場合はその製造がやっかいである。
本発明はこれらの問題を解決して、単独で用いても十分
にトリグリセライドを分解することができ、且つトリグ
リセライドの測定において脂肪の乳化に用いられる界面
活性剤、例えばポリエチレングリコールアルキルフェニ
ルエーテル系などの界面活性剤による活性の阻害を実質
的に受けることのないリパーゼを用いるトリグリセライ
ドの分解方法を提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
問題点を解決するための手段 本発明によれば、血清などの生体体液試料に含まれるト
リグリセライドをペニシリウム属由来のリパーゼで分解
する方法が提供される。本発明で用いられるリパーゼは
、トリグリセライドによく作用し、グリセロール生成活
性の脂肪酸生成活性に対する割合が5%以上であり界面
活性剤により活性化され、その濃度が少なくとも5%以
下の範囲において実質的に活性が阻害されないという優
れた性質を有する。
本発明で用いられるリパーゼはペニシリウム属に属する
菌株の培養によって得られる。ペニシリウム属菌株とし
て、特に好ましくはペニシリウム・サイクロピウムAT
CC34613(Penicilliumcyclop
ium ATCC34613)が挙げられる。
ペニシリウム・サイクロピウムATCC34613は少
なくとも3種類の異なる性質のリパーゼを生産すること
を確認した。本発明で用いられるリパーゼはそのうちの
一つで前述した公知の2種とは明らかに異なる新規なリ
パーゼである。このリパーゼは以下に示す理化学的性質
を示す。
(1)作用ニ トリグリセライドに作用しグリセロール生成活性の脂肪
酸生成活性に対する割合が5%以上である。
(2)基質特異性; 炭素数4〜18の脂肪酸のトリグリセライドをよく分解
する。
(3)至適pHの範囲:pH5〜7 (4)安定pHの範囲: p113〜8において、37℃、30分間処理した後残
存活性を測定したところ、約4.5〜6のpHの範囲で
安定であった。
(5)作用適温の範囲=35〜40″C(6)温度安定
性: pl+ 7..0において、0〜50℃の各温度で30
分間処理した後、残存活性を測定したところ、約35℃
まで安定であった。
(7)阻害、活性化および安定化: 界面活性剤により活性化され、その濃度が少なくとも5
%以下の範囲において実質的に活性が阻害されない。
(8)分子量:約110,000  (セファデックス
G−100を用いたゲルろ過性による) (9)等電点: pH3,84(アンホラインを用いた
等重点電気泳動法による) (10)結晶形:菱形、板状 本発明で用いられるペニシリウム属由来のリパーゼのト
リグリセライドに対する反応性を、公知のシュードモナ
ス属由来のリパーゼ(商標名:リポプロティンリパーゼ
・タイプA、東洋紡績社製)およびクロモバクテリウム
属由来のリパーゼ(東洋醸造社t!りと対比して第1表
に示す。
第1表 本発明で用いられるペニシリウム属由来のリパーゼと前
述の公知のリパーゼは界面活性剤に対する感受性および
脂肪酸とグリセロールの生成速度の点で最も異なる。即
ち、本発明で用いられるリパーゼは約5%という高濃度
の界面活性剤の存在下でも実質的に活性阻害を受けるこ
とがない。この性質はリパーゼにより血清中のトリグリ
セライドを分解する場合に極めて重要である。
本発明に従いトリグリセライドを分解するには、前記ペ
ニシリウム属由来のリパーゼと血清などの生体体液試料
を混合し、適当な温度でインキエヘートする。反応混合
物には界面活性剤を加えることが好ましい。界面活性剤
としては、ポリエチレングリコールアルキルフェニルエ
ーテル系、ノニルフェノールエトキシレート系、第2m
1f鎖アルコールエトキシレート系などの非イオン性界
面活性剤が例示奎れる。界面活性剤の添加量は、リパー
ゼが十分に活性化される濃度でよく、通常0.01〜5
%である。リパーゼの使用量は試料1 mg当りグリセ
ロール生成活性で0.1〜5単位、インキュベートの温
度は20〜40℃、反応液のpllは6〜8がそれぞれ
好ましい。
本発明法をトリグリセライドの測定に用いる場合は、ト
リグリセライドから遊離したグリセロールを測定するこ
とによってトリグリセライドが定量される。グリセロー
ルの測定は公知の方法が用いられる。
本発明において、リパーゼ活性の表示は、基質オリーブ
オイル乳化液に37℃においてリパーゼを作用させたと
き、1分間に1マイクロ当量のグリセロールを生成する
量を1単位とした。
酵素活性測定法 1)グリセロール生成活性 オリーブ油乳化液を基質に、生成するグリセロールを酵
素法で測定する。
+l)試薬 a)基質ニオリーブ油(半井化学製) Log、トリト
ンX −100Log、精製水30mを攪拌子を用い3
0分間攪拌乳化する。次いでこれに10%生血清アルブ
ミン(フラクション■)を含む50mMリン酸緩衝液(
p)+ 6.5)を20−を添加混合する。
b)グリセロール測定試薬:100−のMES(2−(
N−モノホリノ)エタン−スルホン酸〕緩衝液(pH6
,5)に下記の試薬を熔解する。
トリトンX−1000,1g+ N−エチル−N−(2
−ヒドロキシ−3−スルホプロピル)−m−トルイジン
64.6■、4−アミノアンチピリン 10.2■、E
DTA・2ナトリウム 37.2■、アデノシン酸リン
酸・2ナトリウム200■、塩化マグネシウム・6水塩
 40.7■、グリセロールキナーゼ 50単位、グリ
セロリン酸オキシダーゼ400単位、ペルオキシダーゼ
200単位。
(2)操作 基質1.0−を試験管にとり37℃で予備加温する。こ
れに希釈酵素液0.1−を加え反応を開始する。37℃
で15分間反応後、0.2M トリクロル酢酸液2.0
dを加え反応を停止する。反応停止液を東洋ろ紙(Ik
 131)を用いてろ過する。ろ?&0.02−をグリ
セロール測定試薬3−中に加え、37℃で10分間加温
し555nmにおける吸光度を測定する。
(3)活性表示 1分間に1マイクロモルのグリセロールを生成する酵素
量を1単位とした。
2)脂肪酸生成活性 オリーブ油乳化液を基質に、生成する脂肪酸を水酸化ナ
トリウム溶液で滴定し測定する。
(1)操作 上記基質1.0−を試験管にとり、37℃で予備加温す
る。これに希釈酵素液0.1ml’を加え反応を開始す
る。37°Cで15分間反応後、2.5−のエタノール
−アセトン混液(1: 1)を加え反応を停止する。指
示薬としてフェノールフタレインを数滴加え1/20M
水酸化ナトリウムで滴定する。
(2)活性表示 1 分間ニLマイクロモルの脂肪酸を生成する酵素量を
1単位とした。
参考例1 リパーゼの開裂 米?li 2%、コーンスチープリカ−1,5%からな
る培地(pH6,0) 201の入ったジャーファーメ
ンタ−にペニシリウム・サイクロピウムATCC346
13を接種し、25℃において24時間培養して種培養
液とした。上記と同じ組成の培地が500 #入った発
酵槽に種培養液を接種し、25℃において40時間培養
した。培養液をろ過して菌体を除き、得られたろ液を限
外ろ過により濃縮した。濃縮液に硫酸アンモニウムを7
5%飽和に加え、生成した沈澱を集め10mMリン酸緩
衝液(pH7,0) 2Ofに溶解した。
この溶液を限外ろ過により脱塩した後、あらかじめ同緩
衝液で平衡化したDEAE−セルロース2 kgを加え
た。同緩衝液30j2を用いてDEAE−セルロースを
洗浄した後、0.25M塩化ナトリウムを含む同緩衝液
を加え、得られた溶出液を限外ろ過により脱塩、濃縮し
た。この液をあらかじめ10mMリン酸@衝液(pt(
7,0)で平衡化したDEAE−セファロース(ファル
マシア社製)を充愼したカラムに通した。カラムを0.
1M塩化ナトリウムを含む同@術液で洗浄した後、塩化
ナトリウムの濃度を0.1〜0.25Mに上げる直線濃
度勾配法により溶出を行った。リパーゼ活性は3つのピ
ークに分かれた(第1図に示す)。第2の活性ピークの
両分を集めて硫安堰折に付し、55%飽和から75%飽
和の範囲で生成した沈澱を集めた。沈澱を10mMリン
酸緩衝液(pH7,0)に溶解し、限外ろ過により脱塩
した後、凍結乾燥を行うことにより精製リパーゼ標品を
得た。この精製標品をハイドロキシアパタイトを用いた
カラムクロマトグラフィーに付した後、硫安溶液より結
晶化を行った。結晶形は菱形、板状であった。
上記で得られた精製標品は、比活性が9.2U/■蛋白
であり、培養液から約130倍に精製され、収率は約1
7%であった。
参考例2 参考例1において、DEAE−セファロースカラムクロ
マトグラフィーで得られた第1および第3の活性ピーク
の両分をそれぞれさらに精製した。
第1の活性ピークから得られた標品は、トリブチリンに
よ(作用し、脂肪酸のメチルエステルに対する作用は弱
いという性質を示し、第3の活性ピークから得られた標
品は、脂肪酸のモノグリセライドにはよく作用するが、
トリグリセライドに対する作用は弱いという性質を示し
た。これらの性質は前掲の先行技術に開示されたリパー
ゼに相当するものである。
実施例1 参考例1で得られたペニシリウム属由来のリパーゼを血
清脂質に作用せしめ、生成したグリセロールを測定する
ことによりリパーゼの脂質への反応性をみた。
即ち、0.50/meグリセロールキナーゼ、4U/r
!Ilα−グリセロホスフェートオキシダーゼ、2U/
−ペルオキシダーゼ、3.3 mMアデノシン三リン酸
、0.5mM4−アミノアンチピリン、2.0mM  
TOO3(N−エチル−N−(2−ヒドロキシ−3−ス
ルホプロピル) −m−トルイジン)、2mM塩化マグ
ネシウム・6水塩、0.5U/rn!のペニシリウム属
由来のリパーゼ、およびO,OS〜5.0%の範囲の濃
度のポリエチレングリコールp−イソオクチルフェニル
エーテル(商標名ニトリトンX −100゜Rohm 
& Haas社製)を含む0.1M−P I FES緩
衝液(pH6,5) 1.0−と標準血清試料(商標:
リピツドセーラム■”栄研”、栄研化学社製)0.01
−を混合し、37℃において10分間インキュベートし
た。反応液の555 nmにおける吸光度を測定し、試
料中のトリグリセライド(トリオレイン換算)濃度を算
出した。使用したトリトンX −100の濃度と測定値
を第2表に示す。ペニシリウム属由来のリパーゼは、5
%という高濃度の界面活性剤によっても活性が阻害され
ないことが分かる。
第2表 実施例2 0.5U/mf!グリセロールキナーゼ、4U/mα−
グリセロホスフェートオキシダーゼ、2U/m!ペルオ
キシダーゼ、3.3mMアデノシン三リン酸、0.5 
mM 4−アミノアンチピリン、2.0mMTOO3,
2mM塩化マグネシウム・6水塩、および0.1〜1.
0%の濃度のトリトンX −100を含む0.1M−P
 I P E 5ifi液(pH6,5) 1.Orn
f!と25U/−のペニシリウム属由来のリパーゼ0.
021n!を混合し、37℃において5分間インキュベ
ートした。次いで、血清試料0.01−を添加し、経時
的に555 nmにおける吸光度を測定した。
トリトンX −100の濃度とリパーゼの反応性の関係
を第2図に示す。ペニシリウム属由来のリパーゼはトリ
トンX −100によって活性化され、その効果は0.
1〜1.0%の範囲においてほとんど変わらないことが
分かる。
比較例1 各種リパーゼのグリセロール生成活性と脂肪酸生成活性
を測定したところ、本酵素はシュードモナス属(東洋紡
績社、大野製薬社製)、クロモバクテリウム属(東洋醸
造社製)由来の市、販リパーゼに比べ、脂肪酸生成活性
に対し、グリセロール生成活性が著しく高い特性を有す
る。
第3表 比較例2 実施例2において、ペニシリウム属由来のリパーゼに代
えて市販のシュードモナス属由来のリパーゼ(商標名:
 L P L ” Amano ” III 、大野製
薬社製)、クロモバクテリウム属由来のリパーゼ(東洋
醸造社製)またはシュードモナス属由来のりバーゼ(商
標名:リボプロティンリパーゼ・タイプA、東洋紡績社
製)をそれぞれ表示活性で50U /−1100U/d
および0.2U/艷用いた以外は同様に操作した。
トリトンX −100の濃度と各リパーゼの反応性の関
係を第3図A〜第3図Cに示す。第3図AはLPL″A
mano″■、第3図Bはクロモバクテリウム属由来の
リパーゼ、第3図Cはリボプロティンリパーゼ・タイプ
Aをそれぞれ用いた場合を表す。
これら公知のリパーゼは、いずれもトリトンX−100
の濃度が高くなるにしたがい活性が阻害されることがわ
かる。
実施例3 実施例2において、トリトンX −100に代えて0.
1〜0.5%のノニルフェノールエトキシレート系界面
活性剤(商標名ニアデカトールNP−700、旭電化社
製)または0.1〜0.5%の第2級直鎖アルコールエ
トキシレート系界面活性剤(商標名ニアデカトール5O
−135、旭電化社製)を用いた以外は同様に操作した
界面活性剤の濃度とリパーゼの反応性の関係を第4図お
よび第5図に示す。第4図および第5図はそれぞれノニ
ルフェノールエトキシレート系界面活性剤および第2級
直鎖アルコールエトキシレート系界面活性剤を用いた場
合を表す。ペニシリウム属由来のリパーゼはこれらの界
面活性剤によって実質的に阻害されないことが分かる。
〔発明の効果〕
本発明に従えば、ペニシリウム属由来のリパーゼを界面
活性剤の存在下トリグリセライドに作用させたとき、リ
パーゼは界面活性剤による活性阻害を受けることなくト
リグリセライドをほぼ完全に分解することができた。本
発明法は生体体液中のトリグリセライドの測定に用いる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ペニシリウム・サイクロピウムΔTCC34
613の産生する3種のリパーゼのDEAE−セファロ
ースによるカラムクロマトグラフィーのパターンを表す
図である。 第2図は、トリトンX −100の濃度とペニシリウム
属由来のリパーゼの反応性の関係を表す図である。同じ
く第3図Aはシュードモナス属由来のリパーゼ(LPL
”Amano ” nI) 、第3図Bはクロモバクテ
リウム属由来のリパーゼ、第3図Cはシュードモナス属
由来のリパーゼ(リポプロティンリパーゼ・タイプA)
の反応性を表す図である。 第4図は、ノニルフェノールエトキシレート系界面活性
剤の濃度とペニシリウム属由来のリパーゼの反応性の関
係を表す図であり、同じく第5図は、第2級直鎖アルコ
ールエトキシレート系界面活性剤の濃度と反応性の関係
を表す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 生体体液試料に含まれるトリグリセライドによく作
    用し、グリセロール生成活性の脂肪酸生成活性に対する
    割合が5%以上であり界面活性剤により活性化され、そ
    の濃度が少なくとも5%以下の範囲において実質的に活
    性が阻害されない性質を有するリパーゼを作用せしめる
    ことを特徴とするトリグリセライドの測定方法。 2 界面活性剤が非イオン性界面活性剤である特許請求
    の範囲第1項記載のトリグリセライドの測定方法。 3 非イオン性界面活性剤がポリエチレングリコールア
    ルキルエーテル系の界面活性剤である特許請求の範囲第
    2項記載のトリグリセライドの測定方法。 4 リパーゼがペニシリウム属の生産するリパーゼであ
    る特許請求の範囲第1項記載のトリグリセライドの測定
    方法。 5 ペニシリウム属の菌株がペニシリウム・サイクロピ
    ウムである特許請求の範囲第1項記載のトリグリセライ
    ドの測定方法。
JP8299286A 1986-04-10 1986-04-10 トリグリセライドの測定方法 Expired - Lifetime JPH0651000B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8299286A JPH0651000B2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10 トリグリセライドの測定方法
US07/034,452 US4999289A (en) 1986-04-10 1987-04-06 Lipase, its production and use for assay of triglycerides

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8299286A JPH0651000B2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10 トリグリセライドの測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62240000A true JPS62240000A (ja) 1987-10-20
JPH0651000B2 JPH0651000B2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=13789715

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8299286A Expired - Lifetime JPH0651000B2 (ja) 1986-04-10 1986-04-10 トリグリセライドの測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0651000B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0651000B2 (ja) 1994-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4259440A (en) Hydrolysis and assay of triglycerides
US4056442A (en) Lipase composition for glycerol ester determination
EP1813680B1 (en) Compositions for lipase activity determination and method of determining activity
US3898130A (en) Rapid enzymatic hydrolysis of triglycerides
CA1054907A (en) Method and composition for blood serum cholesterol analysis
DK144643B (da) Fremgangsmaade og reagens til bestemmelse af triglycerider
US5232846A (en) Method for producing a thermostable lipoprotein lipase from streptomyces
US4999289A (en) Lipase, its production and use for assay of triglycerides
CA1215903A (en) Assay method for component relating to lipids, composition for assay and process for production of enzyme used therefor
EP0044615B1 (en) Method for the analysis of triglycerides
US4309502A (en) Enzymatic assay for glycerol and triglycerides and a reagent for use therein
JPS6058955B2 (ja) コレステロ−ルエステラ−ゼの製造方法
Shum et al. Specificity and induction of undecyl acetate esterase from Pseudomonas cepacia grown on 2-tridecanone
EP0354551B1 (en) Thermostable lipoprotein lipase, process for producng the same, and triglyceride determining reagent using the same
Majerus et al. [2] Characterization and assay of diacylglycerol lipase from human platelets
KR960015263B1 (ko) 신규의 모노글리세라이드 리파제를 이용한 모노글리세라이드의 분석방법
JP3978622B2 (ja) 体液中の成分の測定法およびその試薬
JP2647684B2 (ja) トリグリセリドの分析用試薬および分析方法
JPS62240000A (ja) トリグリセライドの測定方法
Knoche et al. Some characteristics of a lipase preparation from the uredospores of Puccinia graminis tritici
JPS62239990A (ja) 新規リパーゼ
JPH0474000B2 (ja)
JP5470906B2 (ja) カタラーゼ
JP2017158441A (ja) カタラーゼ
Vanneuville et al. Alkaline Phosphatase: Activity and Variation in Human Diploid Fibroblasts (1)