JPS62239840A - モ−タ - Google Patents

モ−タ

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JPS62239840A
JPS62239840A JP61083277A JP8327786A JPS62239840A JP S62239840 A JPS62239840 A JP S62239840A JP 61083277 A JP61083277 A JP 61083277A JP 8327786 A JP8327786 A JP 8327786A JP S62239840 A JPS62239840 A JP S62239840A
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JP
Japan
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armature
phase
rotor
armatures
angle
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Application number
JP61083277A
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English (en)
Inventor
Akira Yamamura
章 山村
Isamu Takehara
勇 竹原
Tsutomu Osawa
勉 大澤
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NIPPON FUEROO FURUIDEIKUSU KK
Original Assignee
NIPPON FUEROO FURUIDEIKUSU KK
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Publication date
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Priority to BR8603265A priority patent/BR8603265A/pt
Priority to EP93203345A priority patent/EP0588448A3/en
Priority to EP86305338A priority patent/EP0221628A3/en
Priority to IL81177A priority patent/IL81177A/xx
Priority to CN198787102678A priority patent/CN87102678A/zh
Priority to KR870003483A priority patent/KR870010666A/ko
Publication of JPS62239840A publication Critical patent/JPS62239840A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K3/00Details of windings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はモータに関する。
(用語について) 本明細書において、磁極とは永久磁石・電磁石等のよう
に、一定の磁性の磁界を生じさせる機械要素をいい、電
機子とは回転子、固定子を問わす有鉄心・無鉄心または
これに変わるものにコイルを巻回して磁極を生じさせる
機械要素をいう。また磁極を生じさせるコイルであれば
、必要に応じ空芯のコイルを含むものとする。
また数個のコアをまとめて、これに1つのコイルを巻回
した電機子、および隣接する各コアにコイルを同一方向
に巻回した電機子のように、■磁極として機能するもの
は、それぞれ1個の電機子と看做す。
磁極および電機子の占める中心角とは、各隣接する機械
要素との境界から境界までの中心角をいい、各隣接する
機械要素との間に空隙があるときは、その空隙の中心か
ら空隙の中心までの中心角をいう。但し、電気的位相を
表す場合の表示は電気角で表すこともある。
(従来の技術) 従来、モータには誘導モータ、同期モータおよび整流子
モータ等がある。これらのモータのうち例えばフレーム
内の中心部に固定子を配置し、該固定子の外周に回転子
を配置するように構成したものにおいては、固定子の外
周に回転磁界を作るため、当該固定子の外周に設けた複
数個のコアにコイルを巻回するものが通常であるが、そ
の巻回方法には全節奏と短節巻等の巻線方法があり、そ
のうちでも全節奏の三相交番電流を使用するモータは、
第2図に正面概念図を示すような構成したものが広(知
られている。
例示のモータは回転子5 (ロータ)が8極で、固定子
1 (ステータ)の外周に設けられた、24個の電機子
2を備えている。そして同図は上記のような固定子1に
、図面を簡潔にするために一対のスロット3には1回だ
けしかコイルを巻かない状態で示した正面概念図である
が、コイル4は、固定子1に設けた複数個の固定電機子
2・・・・・・に対し、中間にスロット3・・・・・・
を夫々二つ跨いでA、 B、Cの3相のコイルを重ね巻
に巻回して構成するものである。
次にこのようなモータの動作原理を第3図に示す。同図
上部には第2図のモータの回転子5・固定子1の外周2
π(360°)の機械角を直線状に展開した概念図を示
し、下部には前記固定子に3和文番電流を通電すること
によって生じる成る瞬間における発生磁界を示すもので
ある。
即ち、各電機子には成る瞬間において、3和文番の磁界
φえ、φ6.φ、を発生させ、その合成磁界(同図点線
に示す)の位置を、時間の経過に伴う位相の変化によっ
て回転状に変化させて当該固定子1の電機子2の外周に
回転磁界を作り、該回転磁界によって前記回転子5の磁
極N、  Sを吸引、反発させて回転させるようにして
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかるに、このような3相8極のモータに例をとれば、
(11上記のような巻回方法では、第3図下部の図面を
見ればわかるとおり、Φヶ、Φ3.Φ、の各磁束が殆ど
の位置で互いに打ち消し合って電機子2にその合成磁界
を発生させている。このため固定子1の電機子2に通電
される電流は充分且つ効率的に出力発生のために使用さ
れているとはいえない。(2)また第2図に示すように
、コイルは二つのスロット3を跨いで巻回するから、同
図でみられるように、例えば3相のコイルを巻けば固定
子1の各鉄心にはコイルが3層に重ね巻きされてしまう
ことになる。したがって、コイルの重なり部分の厚みが
でてしまって、これが特に各種ディスク回転用モータの
ように、薄型に構成しようとする場合には致命的な欠陥
となる。もっとも1ボ一ル1コイル巻においては、上記
のようなスロットを跨ぐことはないがその代わり、全部
巻状態が達成され得ない。(3)その他に、このような
コイルの巻回方法を採るモータは、高出力を得るために
は当該コイルの巻回数を増加してやらなければならず、
そのためには当該固定子1に設けるスロット3・・・・
・・をもつと大きなものにしなければならないので、こ
の場合、モータ自体の大型化が避けられない、等の欠点
があった。
本発明は上記従来のモータの諸欠点を除去し、且つ薄型
で高出力の得られるモータを提供するものである。
(問題を解決するための手段および作用)本発明は固定
子1と回転子5のうちの一方を、全周2πの角度を整数
で除した中心角を占めるほぼ均等な幅の磁極で構成する
。ここまでは従来のモータと同じである。
ところが本発明においては、前記磁極に対応する各電機
子の中心角に占める角度を同一にせず、全周2πの角度
を相の数の倍数で除した範囲内に在る電機子は2種類以
上の異なる幅を有する電機子で構成し、これによって前
記磁極と該電機子との間の位置関係に、後に述べるよう
に常にズレを生じさせて高い出力を得るようにしたこと
、および等分した各々の中心角の範囲内に在る電機子に
は必ず1つの相の電流の流れるコイルしか巻回せず、他
の相の電流の流れるコイルを重ね巻きしないことによっ
て、前記従来のモータに見られるような、コイル4を電
機子2に重ね巻きすることによってモータに厚みが生じ
たり、コイルによって発生する磁束が他の相の電流によ
って打ち消されることがないようにし、それによって電
流を効率よく利用して出力に変化させ、以て薄型軽量に
設計することのできるモータで而も巻き込みコイルの量
に比して高出力の得られるモータを提供することを目的
とするものである。
(実施例1) 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明のモータの一実施例である3相10極モ
ータの概念正面図である。但し、固定子1の電機子2,
2′のコイル4は、現実はl鉄芯に多数巻回しているが
、図面の繁雑をさけるため、コイルの巻数を各2回巻き
で示した。
同図において、図示を省略したフレーム内に配置した固
定子1の外周に電機子2.2′・・・・・・を設け、電
機子2.2′・・・・・・は各電機子間のスロ7)3・
・・・・・にコイル4を巻回して構成し、この周囲に回
転子5を配置し、固定子1の電機子2.2′・・・・・
・の外周を回転子5が回転するようにする。そして当該
回転子5の内周面2πの角度を整数、例えば10で等分
してπ15の中心角を占める回転子5の各磁極N、Sを
交互にに配置した構成にする。なお回転磁極は永久磁石
または直流を流すためのコイルを巻いた電機子で構成す
る。
一方、これに対し固定子1は、その外周部の12個の鉄
心に図示のようにコイル4 (但し2回巻きで表してい
る)を巻いた電機子2,2′・・・・・・を設けた構成
にする。但し、ここで該固定子1の電機子2,2′・・
・・・・は、相の数3の倍数、ここでは1倍を採り、全
周2πの角度を3で等分した2π/3の中心角毎にA、
B、Cの3相に分割し、この範囲内に前記電機子2.2
′・・・・・・が夫々4個ずつ配置されるようにする。
さらに該2π/3の中心角を占める範囲内に、広幅の電
機子2と狭幅の電機子2′とを配置し、且つ両者の中心
角に占める角度の合計が2π/3に丁度納まるようにし
なければならない。
すなわち、これらの電機子2.2′の占める中心角の合
計が2π/3となるようにしなければならないのである
から、この実施例では幅広の電機子2の占める中心角は
それぞれπ15、狭幅の電機子2′の占める中心角はπ
/15となるようにし、広幅の電機子2を3個と、狭幅
の電機子2′1個とを前記2π/3の中心角の範囲内に
均等に配置して設計する。
これにより、広幅の電機子2と、狭幅の電機子2′との
中心角に占める角度の合計は 3×π15+IXπ/15−2π/3 となって前記全周2πの角度を3等分した範囲内に納ま
る。
言い換えれば、各電機子2.2′の占める中心角は、2
π/3の中心角を3:3:3:1で内分した幅に構成す
るということになる。
このようにして他の中心角を占める部分も同様に広、狭
の各電機子2,2′を同様に配置する。
そして該各固定子1の電機子2.2′・・・・・・に、
2π/3の中心角を介してA、B、Cの3相に電流を各
相毎に通電する。 この場合、各コイル4の配線は図示
のように、成る電機子2.2′には成る1つの相の電流
しか流さず、他の相のコイルを重ね巻きしないように構
成する。 次に、このように構成したモータの、動作に
ついて説明する。
第4図は上記3相10極モータの動作原理を示すために
、第2図同様に全周2πの角度を直線状に展開した成る
瞬間における概念図を示す。
同図において、上部の回転子5と下部の固定子1の電機
子2,2′とは、それらの磁極を展開図で表しである。
そのうち回転子5は、その磁極N、Sをπ15の角度ご
とに5等分し、全周2πの角度を10等分したことを示
し、これに対し固定子1の電機子2.2′には2π/3
の中心角毎にA、B、Cの3相に電流を各相毎に通電す
る。そして該1相内には前記のように広幅を占める電機
子2を3個と、狭幅の電機子2′の1個を等分に配置し
た状態を示すものとする。
そして下部には前記固定子1の電機子2,2′に3和文
番電流を流すことによって成る瞬間に発生した3和文番
磁界の方向を示す。ここで同1相内で磁界が逆向きにな
っているのは、各電機子2.2′の巻き方向が逆である
ためである。
このような関係において、今、回転子5の磁極は図中左
からNl、SI、Nz 、Sz・・・・・・の順に並ん
でいるものとし、ここで前記固定子1の電機子2,2′
・・・・・・に巻回したコイル4・・・・・・に3和文
番電流を流すことによって発生するその磁界は、成る瞬
間においてA、B、Cの各相ごとに同図下部に示すよう
な波形を描く。そして該固定子1のA、B、C各相内の
電機子2.2′・・・・・・の磁極を、同図内に記した
磁極の記号NA、SA・・・・・・のように励磁する。
このとき同図の回転子5のS2はNBに吸引され、N、
はNBから反発され、且つSHに吸引され、S、はSB
に反発され且つNBに吸引されるというように、以下S
、まで、回転子5のいずれの磁極も図面右方向へと回転
する出力を生じる。
但しN、とNA、S、とSA、N、とNAとはそれぞれ
ニュートラル・ゾーンとしてこの瞬間には出力を生じな
いが、回転子5が少しでも右へ動くと、やはりNl は
NAに反発し、且つSAに吸引され、SI もSAに反
発し、且つNAに吸引されるというように、回転子5の
各磁極が右方向に回転する出力を生じる。
そして前記回転子5の磁極が、右方に機械角でπ/15
移動すると当該回転子5と固定子1の電機子2,2′の
磁極との関係は第5図に示すようになる。  ゛ 即ちこの瞬間には、回転子5の位置が第4図のそれより
も右に機械角でπ/15進んでいる。
これに対し電機子2,2′に通電している3和文番電流
は電気角でπ/3だけ進行するので、ここではB相の電
機子2.2′の磁界の方向が第4図の瞬間と逆になる。
この瞬間にもやはり、N1はNAに反発されてSAに吸
引され、S、もSAに反発され且つNAに吸引されると
いうように、やはり回転子5を右方向に回転させる出力
を生じる。但し、第5図の瞬間には、S2とSB、N3
とNB、S3とSBとがそれぞれニュートラル・ゾーン
となるが、これも回転子5が少し右方向に回転したとき
には、やはり回転子5を右方向に回転させる出力を生じ
る。
第6図は回転子5と電機子2.2′との極性を示したも
のであるが、第5図よりもさらに回転子5が右方向に機
械角でπ/15回転し、且つ電機子2.2′に通電して
いる3和文番電流の位相も第5図の瞬間よりもπ/3進
んだ瞬間における回転子5および電機子2,2′に生じ
ている磁界の極性を示している。
即ち、この時点でも回転子5は機械角でπ/15右に進
み、電機子2.2′に通電する電流の位相も第5図より
も電気角でπ/3だけ進んだから、C相に流れる電流の
方向が変わり、C相の電機子2,2′の発生する磁界の
方向が第5図とは逆になっている。
この時点においても、やはり、N1はNAと反発してS
Aに吸引され、SlもSAに反発されてNAに吸引され
るというように、回転子5が右方向に回転する出力を生
じる。但し、この時点では、N4とNC,S、とSC,
NSとNCとがいずれもニュートラル・ゾーンの位置関
係になるが、回転子5が少しでも右方向に回転すれば、
やはり右方向に回転する出力を生じることは前記と同様
である。
第7図から第9図までは、いずれも各前回よりも回転子
5が機械角でπ/15右に進み、固定子1の電機子2,
2′に流す電流の位相が電気角でπ/3ずつ進んだ時点
における、回転子5と固定子1の電機子2.2′との極
性を示している。
即ち第7図ではA相に発生する磁界の方向が第6図と逆
になり、さらに第8図ではB相に発生する電機子2,2
′の磁界の方向が第7図と逆になるというように、固定
子1の電機子2.2′の極性が変わって行くが、どの時
点においても、回転子5と固定子1の電機子2.2′と
の関係が、第4図、第5図で述べたと同様の関係になり
、全ての位置で(但しニュートラル・ゾーンについては
第4図、第5図における説明のとおり)回転子5を右に
回転させる出力を生じることが理解されよう。(実施例
2) 次に、別の実施例を紹介する。第10図は本発明のモー
タの別の実施例である3相8極モータの概念正面図であ
る。固定子1の電機子2,2′のコイル4は、現実は1
鉄芯1コイルに多数巻回しているが、図面の繁雑をさけ
るため、コイル4の巻数を各2回巻きで示したことは第
1図と同様である。
同図においても固定子1の電機子2.2′・旧・・の外
周に回転子5を配置し、回転子5の占める角度を2πの
角度を整数である8で除したπ/4の中心角にして、こ
れを交互に配置した構成にしたこと、等は第1図の実施
例と同様である。
これに対し固定子1の電機子2.2′は、2π/3の中
心角を占める範囲内に、π/3の中心角を占める広幅の
電機子2.2π/9の中心角を占める中軸の電機子2′
、π/9の中心角を占める狭幅の電機子2′をそれぞれ
1個宛配置した構成にする。
これも、π/3+2π/9+π/9−2π/3により、
丁度2π/3の中心角の範囲内に納まる。他の、2π/
3の中心角の部分も同様である。
そして各電機子に2π/3の中心角を介しA。
B、C3相の電流を通電する。従って、各電機子2.2
’、2’には成る1相の電流だけしか流さないようにな
ることも第一実施例と同様である。
第11図以下に第10図の実施例のモータの動作原理を
示す。
第11図も第3図と同様に、上部の回転子5と下部の固
定子1の電機子2.2’、2’とは、それらの磁極を展
開図で表してあり、そして下方には電流を流すことによ
って前記固定子1の電機子2.2’、2’に発生させた
3相変番磁界を示している。同l相内で磁界が逆向きに
なっているのは、各電機子2.2’、2’の巻き方向が
逆であるためである等、第4図以下に述べたと同様な説
明図である。
このときN2はSBに吸引され、StはSBに反発され
且つNBに吸引されるというように、以下S4まで、固
定子5のいずれの磁極も図面右方向へと回転する出力を
生じる。但しA相の電機子2.2’、2’に前記3和文
番電流を通電すると、逆トルクが働いてしまうから、第
11図の瞬間においては、A相の電流は通常の方法によ
りカットする。第12図におけるC相の電流、第13図
におけるB相の電流、第14図におけるA相の電流、と
いうように、以下第16図まで、いずれも固定子1の電
機子2.2’、2’に磁性が示してないものは、その相
の電流をカットすることを示している。
而して、第12図から第16図まで、いずれも各前回よ
りも回転子5が機械角でπ/12の中心角だけ右に進み
、電機子2.2’、2’・・・・・・に通電する3和文
番電流の位相が電気角でπ/3進んだ状態を示している
が、いずれの瞬間においても、回転子5は右に回転する
出力を与えられることになる。
(その他の実施例) 以上は3相10極および3相8極モータを例に説明した
が、特許請求の範囲記載の要件を充たすかぎり、相数お
よび極数は当業者が合理的範囲で自由に選択設計できる
。また回転子5の方に本発明の電機子を用い、固定子を
永久磁石等の界磁としても良いことはいうまでもない。
電機子の用語例としては電動子をいうときや場磁石に対
立した機械要素を謂う例もあるがこれにこだわらない。
また、設計上特に軽量を必要とする場合等においては、
空芯のコイルを本発明の電機子として用いることも可能
である。
また、上記実施例においては、いずれも同一相の電流を
流すコイルの中心角に占める角度を、全周2πを相の数
で除した角度にしたが、相の数の倍数で除した角度内を
各相の電流を流すコイルとして、その代わり各相の電流
を該倍数回通電させるようにしてもよい。即ち第17図
に示すように、 3相の相の数の例えば2倍を採り、A
、B。
C各相のコイルの流れる範囲を機械角でπ/3の中心角
内としてA、B、C,A、B、Cというように各相の電
流を別の部分でもう一度通電するように設計してもよく
、その場合には第4図から第9図までの図の左端から端
右までの角度をπに圧縮した図を書いてみれば分かると
おり、第4図以下の説明と全く同様に、どの瞬間におい
ても有効に回転出力が生じるようなモータとなることが
理解されよう。
また、第1図の実施例において同−相内で磁界が逆にな
る理由を説明したが、これは同図の実施例のようなコイ
ルの巻回をした場合であって、例えば第1図A相の2番
目と4番目の電機子にA相の電流に対して電気角でπだ
け位相のずれた電流を、A相の他の電機子と同じ方向に
巻回したコイルに通電することも均等であって、効果も
全く同じである。尚、上記各実施例ではY結線で説明し
たが、Δ結線にしても良いことは、いうまでもない。
また上記各実施例は、モータの外部から多相電流を通電
するモータを例示したが、D、C電源を用い、センサに
よって電機子の位置を検知し、その電機子にセンサから
の信号に応じた交番電流を通電する構造のモータ等各種
のモータにも実施できることはいうまでもない。
さらに、これもいうまでもないことであるが、各電機子
の構成は、第1図のものに代えて第18図のように、均
一の幅のコアに、第1図の各電機子2.2′のと同様な
幅毎に同一の極性となるようにコイル4を巻回しても良
いし、さらにこれを第19図に示すように、1ポ一ル1
コイル巻で、第1図と同様な各電機子2.2′の幅ごと
に同一の極性となるようにコイル4を巻回しても、第1
図について説明したのと全く同様に動作して、本発明を
実施することができる。
(発明の効果) 本発明は以上のように構成し、且つ動作するものである
。しかして先ず、回転子5の内側に等分に設けたN、S
の磁極の占める角度に対し、固定子1の電機子2,2′
・・・・・・の磁極の占める角度は3相の場合、A、B
、Cの各相内には2種類以上の異なる幅を有する電機子
で構成するから、前記回転子5に対し固定子1をどの角
度に位置させても必ず互いに合わない磁極がでて来るよ
うにさせることになる。
一般に回転子5の磁極と電機子2の磁極との関係が第2
0図(B)のように両者が全く同一角度になったときま
たは同図(C)のように位相が丁度電気角でπだけずれ
た瞬間には出力を生じることがな(、これに反し同図(
A)のように、回転子5の磁極と電機子2の磁極とが、
電気角で、π/2ずれている瞬間にモータは最大出力を
生じることが知られている。
本発明のモータはこの理由によって、回転子5の磁極と
電機子2の磁極とがどの瞬間においても、いずれかの位
1で必ずずれているから、常に効率のよい出力を発生す
るのであるや 次に、当該固定子1の電機子2・・・・・・に巻回する
コイル4・・・・・・は、1ポ一ル1コイル巻回で且つ
別の相の上にコイルを重ね巻きすることがないこと等に
より、本発明に係るモータは(1)前記従来のモータに
ついて述べたと異なり、どの時点においても各電機子に
通電されたコイルが発生する磁束が互いに打ち消し合う
ことがなく、全ての電機子が全部有効に励磁し、且つ前
記出力発生について説明したように、各電機子がどの時
点においても回転出力発生のために有効に働くから、鉄
芯やコイルの重量に比して、軽量で且つ大きな出力を発
生するモータが得られる。(2)またそのため、各コイ
ルに流れる電力エネルギーは出力発生のために常に効率
良く作用する。(3)各鉄芯を跨ぐコイルがないから、
モータの厚みを薄く設計でき、薄型、高出力のモータが
得られる。(4)従来の交流モータのように、成る時点
で成る電機子のコイルの発生する磁束が互いに打ち消し
合うようなことががないこと、および各鉄芯を跨ぐコイ
ルがないことによって、コイルが短くて済み、且つその
ためコイルに生じるインダクタンスも少なくなる。等数
々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例である3相1゜極モータ
の概念正面図、第2図は従来の、3相8極(重ね巻)モ
ータの概念正面図、第3図は第2図のモータの動作原理
を示す展開図、第4図、第5図は第1図に示す本発明の
第1の実施例である3相10極モータの動作原理の説明
のため、回転子、電機子、磁界を対比させた展開図、第
6図。 第7図、第8図、第9図は同前回転子、電機子を対比し
た展開図、第10図は本発明の第2の実施例である3相
8極モータの概念正面図、第11図、第12図は第10
図に示す本発明の第2の実施例である3相8極モータの
動作原理の説明のため回転子、電機子、磁界を対比させ
た展開図、第13図ないし第16図は同前回転子、電機
子を対比させた展開図、第17図は本発明のその他の実
施例であるモータの概念正面図、第18図、第19図は
第1図のモータのコアの幅をを変えた正面概念図、第2
0図はモータにおける固定子と回転子とを対比させて出
力発生の大きさが異なることを示した図である。 図中1・・・・固定子、2・・・・電機子、3・・・・
スロット、4・・・・コイル、5・・・・回転子。 特許出願人   日本フェロ−フルイディクス第1図 B相 第18図 第19図 @ B事目 第20図 (A) (C) 22 z 2 手  続  補  正  書 昭和61年9月30日 特許庁長官 黒 1)明 雄 殿 2、発明の名称   モ − タ 3、補正をする者 事件との関係   特許出願人 住所 東京都港区赤坂2−17−22 6、補正により増加する発明の数      なし8、
補正の内容 (11明細書を別紙のとおり訂正する。 (2)図面を別紙のとおり差し替える。 9、添付書類の目録 (1)  補正した明細書        1通(2)
補正した図面         1通明      細
      書 1発明の名称 モータ 2特許請求の範囲 固定子および回転子のうちの、一方は全周360°を整
数で除した中心角を占めるほぼ均等な幅の磁極で構成し
、他方については全周360°を相の数の倍数で等分し
た一つの中心角の範囲内に在る電機子は、2種類以上の
異なる幅を有する電機子で構成し、且つ等分した各々の
中心角の範囲内に在る電機子には必ず1つの相の電流し
か流さず、他の相のコイルを重ね巻きしないように構成
したモータ。 3発明の詳細な説明 (産業上の利用分野) 本発明はモータに関する。 (用語について) 本明細書において、磁極とは永久磁石・電磁石等のよう
に、一定の磁性の磁界を生じさせる機械要素をいい、電
機子とは回転子、固定子を問わす有鉄心・無鉄心または
これに変わるものにコイルを巻回して磁極を生じさせる
機械要素をいう。また磁極を生じさせるコイルであれば
、必要に応じ空芯のコイルを含むものとする。 また数個のコアをまとめて、これに1つのコイルを巻回
した電機子、および隣接する各コアにコイルを同一方向
に巻回した電機子のように、1磁゛ 極として機能する
ものは、それぞれ1個の電機子と着像す。 磁極および電機子の占める中心角とは、各隣接する機械
要素との境界から境界までの中心角をいい、各隣接する
機械要素との間に空隙があるときは、その空隙の中心か
ら空隙の中心までの中心角をいう。但し、電気的位相を
表す場合の表示は電気角で表すこともある。 (従来の技術) 従来、モータには誘導モータ、同期モータおよび整流子
モータ等がある。これらのモータのうち例えばフレーム
内の中心部に固定子を配置し、該固定子の外周に回転子
を配置するように構成したものにおいては、固定子の外
周に回転磁界を作るため、当該固定子の外周に設けた複
数個のコアにコイルを巻回するものが通常であるが、そ
の巻回方法には全節巻と短節巻等の巻線方法があり、そ
のうちでも全節巻の三相交番電流を使用するモータは、
第2図に正面概念図を示すような構成したものが広く知
られている。 例示のモータは回転子5 (ロータ)が8極で、固定子
1 (ステータ)の外周に設けられた24個の電機子2
を備えている。そして同図は上記のような固定子1に、
図面を簡潔にするために一対のスロット3には1回だけ
しかコイルを巻かない状態で示した正面概念図であるが
、コイル4は、固定子1に設けた複数個の固定電機子2
・・・・・・に対し、中間にスロット3・・・・・・を
夫々二つ跨いでA、  B、Cの3相のコイルを重ね巻
に巻回して構成するものである。 次にこのようなモータの動作原理を第3図に示す。同図
上部には第2図のモータの回転子5・固定子1の外周2
π(360°)の機械角を直線状に展開した概念図を示
し、下部には前記固定子に3相変番電流を通電すること
によって生じる成る瞬間における発生磁界を示すもので
ある。 即ち、各電機子には成る瞬間において、3和文番の磁界
φ4.φ8.φ。を発生させ、その合成磁界(同図点線
に示す)の位置を、時間の経過に伴う位相の変化によっ
て回転状に変化させて当該固定子1の電機子2の外周に
回転磁界を作り、該回転磁界によって前記回転子5の磁
極N、Sを吸引、反発させて回転させるようにしている
。 (発明が解決しようとする問題点) しかるに、このような3相8掻のモータに例をとれば、
(11上記のような巻回方法では、第3図下部の図面を
見ればわかるとおり、Φ1.Φ8.Φ。の各磁束が殆ど
の位置で互いに打ち消し合って電機子2にその合成磁界
を発生させている。このため固定子1の電機子2に通電
される電流は充分且つ効率的に出力発生のために使用さ
れているとはいえない。(2)また第2図に示すように
、コイルは二つのスロット3を跨いで巻回するから、同
図でみられるように、例えば3相のコイルを巻けば固定
子1の各鉄心にはコイルが3層に重ね巻きされてしまう
ことになる。したがって、コイルの重なり部分の厚みが
でてしまって、これが特に各種ディスク回転用モータの
ように、薄型に構成しようとする場合には致命的な欠陥
となる。もっとも1ポ一ル1コイル巻においては、上記
のようなスロットを跨ぐことはないがその代わり、全部
巻状態が達成され得ない。(3)その他に、このような
コイルの巻回方法を採るモータは、高出力を得るために
は当該コイルの巻回数を増加してやらなければならず、
そのためには当該固定子1に設けるスロット3・・・・
・・をもつと大きなものにしなければならないので、こ
の場合、モータ自体の大型化が避けられない、等の欠点
があった。 本発明は上記従来のモータの諸欠点を除去し、且つ薄型
で高出力の得られるモータを提供するものである。 (問題を解決するための手段および作用)本発明は固定
子1と回転子5のうちの一方を、全周2πの角度を整数
で除した中心角を占めるほぼ均等な幅の磁極で構成する
。ここまでは従来のモータと同じである。 ところが本発明においては、前記磁極に対応する各電機
子の中心角に占める角度を同一にせず、全周2πの角度
を相の数の倍数で除した範囲内に在る電機子は2種類以
上の異なる幅を有する電機子で構成し、これによって前
記磁極と該電機子との間の位置関係に、後に述べるよう
に常にズレを生じさせて高い出力を得るようにしたこと
、および等分した各々の中心角の範囲内に在る電機子に
は必ず1つの相の電流の流れるコイルしか巻回せず、他
の相の電流の流れるコイルを重ね巻きしないことによっ
て、前記従来のモータに見られるような、コイル4を電
機子2に重ね巻きすることによってモータに厚みが生じ
たり、コイルによって発生する磁束が他の相の電流によ
って打ち消されることがないようにし、それによって電
流を効率よく利用して出力に変化させ、以て薄型軽量に
設計することのできるモータで而も巻き込みコイルの世
に比して高出力の得られるモータを提供することを目的
とするものである。 (実施例1) 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。 第1図は本発明のモータの一実施例である3相10極モ
ータの概念正面図である。但し、固定子1の電機子2.
2′のコイル4は、現実は1鉄芯に多数巻回しているが
、図面の繁雑をさけるため、コイルの巻数を各2回巻き
で示した。 同図において、図示を省略したフレーム内に配置した固
定子1の外周に電機子2.2′・・・・・・を設け、電
機子2.2′・・・・・・は各電機子間のスロット3・
・・・・・にコイル4を巻回して構成し、この周囲に回
転子5を配置し、固定子1の電機子2,2′・・・・・
・の外周を回転子5が回転するようにする。そして当該
回転子5の内周面2πの角度を整数、例えば10で等分
してπ15の中心角を占める回転子5の各磁極N、Sを
交互にに配置した構成にする。なお回転磁極は永久磁石
または直流を流すためのコイルを巻いた電機子で構成す
る。 一方、これに対し固定子1は、その外周部の12個の鉄
心に図示のようにコイル4 (但し2回巻きで表してい
る)を巻いた電機子2.2′・・・・・・を設けた構成
にする。但し、ここで該固定子1の電機子2.2′・・
・・・・は、相の数3の倍数、ここでは1倍を採り、全
周2πの角度を3で等分した2π/3の中心角毎にA、
B、Cの3相に分割し、この範囲内に前記電機子2.2
′・・・・・・が夫々4個ずつ配置されるようにする。 さらに該2π/3の中心角を占める範囲内に、広幅の電
機子2と狭幅の電機子2′とを配置し、且つ両者の中心
角に占める角度の合計が2π/3に丁度納まるようにし
なければならない。 すなわち、これらの電機子2.2′の占める中心角の合
計が2π/3となるようにしなければならないのである
から、この実施例では幅広の電機子2の占める中心角は
それぞれπ15、狭幅の電機子2′の占める中心角はπ
/15となるようにし、広幅の電機子2を3個と、狭幅
の電機子2′1個とを前記2π/3の中心角の範囲内に
均等に配置して設計する。 これにより、広幅の電機子2と、狭幅の電機子2′との
中心角に占める角度の合計は 3×π15+IXπ/15=2π/3 となって前記全周2πの角度を3等分した範囲内に納ま
る。 言い換えれば、各電機子2.2′の占める中心角は、2
π/3の中心角を3:3:3:1で内分した幅に構成す
るということになる。 このようにして他の中心角を占める部分も同様に広、狭
の各電機子2.2′を同様に配置する。 そして該各固定子1の電機子2.2′・・・・・・に、
2π/3の中心角を介してA、B、Cの3相に電流を各
相毎に通電する。 この場合、各コイル4の配線は図示
のように、成る電機子2,2′には成る1つの相の電流
しか流さず、他の相のコイルを重ね巻きしないように構
成する。 次に、このように構成したモータの、動作に
ついて説明する。 第4図は上記3相10極モータの動作原理を示すために
、第2図同様に全周2πの角度を直線状に展開した成る
瞬間における概念図を示す。 同図において、上部の回転子5と下部の固定子1の電機
子2.2′とは、それらの磁極を展開図で表しである。 そのうち回転子5は、その磁極N、Sをπ15の角度ご
とに5等分し、全周2πの角度を10等分したことを示
し、これに対し固定子1の電機子2.2′には2π/3
の中心角毎にA、B、Cの3相に電流を各相毎に通電す
る。そして該1相内には前記のように広幅を占める電機
子2を3個と、狭幅の電機子2′の1個を等分に配置し
た状態を示すものとする。 そして下部には前記固定子1の電機子2.2′に3和文
番電流を流すことによって成る瞬間に発生した3和文番
磁界の方向を示す。ここで同1相内で磁界が逆向きにな
っているのは、各電機子2.2′の巻き方向が逆である
ためである。 このような関係において、今、回転子5の磁極は図中左
からN+ 、S+ 、N2 、Sz・・・・・・の順に
並んでいるものとし、ここで前記固定子1の電機子2.
2′・・・・・・に巻回したコイル4・・・・・・に3
和文番電流を流すことによって発生するその磁界は、成
る瞬間においてA、B、Cの各相ごとに同図下部に示す
ような波形を描く。そして該固定子1のA、B、C各相
内の電機子2.2′・・・・・・の磁極を、同図内に記
した磁極の記号NA、SA・・・・・・のように励磁す
る。 このとき同図の回転子5のS2はNBに吸引され、N3
はNBから反発され、且つSBに吸引され、S3はSB
に反発され且つNBに吸引されるというように、以下S
、まで、回転子5のいずれの磁極も図面右方向へと回転
する出力を生じる。 但しN1とN A 、  S + とSA、NZとNA
とはそれぞれニュートラル・ゾーンとしてこの瞬間には
出力を生じないが、回転子5が少しでも右へ動くと、や
はりN1はNAに反発し、且つSAに吸引され、Slも
SAに反発し、且つNAに吸引されるというように、回
転子5の各磁極が右方向に回転する出力を生じる。 そして前記回転子5の磁極が、右方に機械角でπ/15
移動すると当該回転子5と固定子1の電機子2.2′の
磁極との関係は第5図に示すようになる。 即ちこの瞬間には、回転子5の位置が第4図のそれより
も右に機械角でπ/15進んでいる。 これに対し電機子2.2′に通電している3和文番電流
は電気角でπ/3だけ進行するので、ここではB相の電
機子2.2′の磁界の方向が第4図の瞬間と逆になる。 この瞬間にもやはり、N、はNAに反発されてSAに吸
引され、S、もSAに反発され且っNAに吸引されると
いうように、やはり回転子5を右方向に回転させる出力
を生じる。但し、第5図の瞬間には、S2とSB、Nl
とNB、S、とSBとがそれぞれニュートラル・ゾーン
となるが、これも回転子5が少し右方向に回転したとき
には、やはり回転子5を右方向に回転させる出力を生じ
る。 第6図は回転子5と電機子2,2′との極性を示したも
のであるが、第5図よりもさらに回転子5が右方向に機
械角でπ/15回転し、且つ電機子2.2′に通電して
いる3和文番電流の位相も第5図の瞬間よりもπ/3進
んだ瞬間における回転子5および電機子2.2′に生じ
ている磁界の極性を示している。 即ち、この時点でも回転子5は機械角でπ/15右に進
み、電機子2.2′に通電する電流の位相も第5図より
も電気角でπ/3だけ進んだから、C相に流れる電流の
方向が変わり、C相の電機子2.2′の発生する磁界の
方向が第5図とは逆になっている。 この時点においても、やはり、N、はNAと反発してS
Aに吸引され、SlもSAに反発されてNAに吸引され
るというように、回転子5が右方向に回転する出力を生
じる。但し、この時点では、NAとNC,S、とSC,
NSとNCとがいずれもニュートラル・ゾーンの位置関
係になるが、回転子5が少しでも右方向に回転すれば、
やはり右方向に回転する出力を生じることは前記と同様
である。 第7図から第9図までは、いずれも各前回よりも回転子
5が機械角でπ/15右に進み、固定子1の電機子2.
2′に流す電流の位相が電気角でπ/3ずつ進んだ時点
における、回転子5と同定子1の電機子2.2′との極
性を示している。 即ち第7図ではA相に発生する磁界の方向が第6図と逆
になり、さらに第8図ではB相に発生する電機子2.2
′の磁界の方向が第7図と逆になるというように、固定
子1の電機子2.2′の極性が変わって行くが、どの時
点においても、回転子5と固定子1の電機子2.2′と
の関係が、第4図、第5図で述べたと同様の関係になり
、全ての位置で(但しニュートラル・ゾーンについては
第4図、第5図における説明のとおり)回転子5を右に
回転させる出力を生じることが理解されよう。(実施例
2) 次に、別の実施例を紹介する。第10図は本発明のモー
タの別の実施例である3相8極モータの概念正面図であ
る。固定子1の電機子2.2’。 2′のコイル4は、現実は1鉄芯1コイルに多数巻回し
ているが、図面の繁雑をさけるため、・コイル4の巻数
を各2回巻きで示したことは第1図と同様である。 同図においても固定子1の電機子2.2’。 2′・・・・・・の外周に回転子5を配置し、回転子5
の占める角度を全周2πの角度を整数である8で除した
π/4の中心角にして、これを交互に配置した構成にし
たこと、等は第1図の実施例と同様である。 これに対し固定子1の電機子2.2′は、2π/3の中
心角を占める範囲内に、π/3の中心角を占める広幅の
電機子2.2π/9の中心角を占める中軸の電機子2′
、π/9の中心角を占める狭幅の電機子2′をそれぞれ
1個宛配置した構成にする。 これも、π/3+2π/9+π/9=2π/3により、
丁度2π/3の中心角の範囲内に納まる。 他の、2π/3の中心角の部分も同様である。 そして各電機子に2π/3の中心角を介しA。 B、C3相の電流を通電する。従って、各電機子2.2
’、2’には成る1相の電流だけしか流さないようにな
ることも第一実施例と同様である。 第11図以下に第10図の実施例のモータの動作原理を
示す。 第11図も第3図と同様に、上部の回転子5と下部の固
定子1の電機子2.2’、2’とは、それらの磁極を展
開図で表してあり、そして下方には電流を流すことによ
って前記固定子1の電機子2.2’、2’に発生させた
3和文番磁界を示している。同1相内で各電機子2.2
’、2’の磁界が逆向きになっているのは、各電機子2
.2′、21の巻き方向が逆であるためである等、第4
図以下に述べたと同様な説明図である。 このときN2はSBに吸引され、S2はSBに反発され
且つNBに吸引されるというように、以下S4まで、固
定子5のいずれの磁極も図面右方向へと回転する出力を
生じる。但しA相の電機子2.2’、2’に前記3和文
番電流を通電すると、逆トルクが働いてしまうから、第
11図の瞬間においては、A相の電流は通常の方法によ
りカットする。第12図におけるC相の電流、第13図
におけるB相の電流、第14図におけるA相の電流、と
いうように、以下第16図まで、いずれも固定子1の電
機子2.2’、2’に磁性が示してないものは、その相
の電流をカットすることを示している。 而して、第12図から第16図まで、いずれも各前回よ
りも回転子5が機械角でπ/12の中心角だけ右に進み
、電機子2.2’、2’・・・・・・に通電する3和文
番電流の位相が電気角でπ/3進んだ状態を示している
が、いずれの瞬間においても、回転子5は右に回転する
出力を与えられることになる。 (その他の実施例) 以上は3相10極および3相8極モータを例に説明した
が、特許請求の範囲記載の要件を充たすかぎり、相数お
よび極数は当業者が合理的範囲で自由に選択設計できる
。また回転子5の方に本発明の電機子を用い、固定子を
永久磁石等の界磁としても良いことはいうまでもない。 電機子の用語例としては電動子をいうときや場磁石に対
立した機械要素を謂う例もあるがこれにこだわらない。 また、設計上特に軽量を必要とする場合等においては、
空芯のコイルを本発明の電機子として用いることも可能
である。 また、上記実施例においては、いずれも同一相の電流を
流す電機子の占める中心角をを、全周2πを相の数で除
した角度にしたが、相の数の倍数で除した角度内を各相
の電流を流すコイルとして、その代わり各相の電流を該
倍数回通電させるようにしてもよい。即ち第17図に示
すように、3相の相の数の例えば2倍を採り、A、B、
C各相のコイルの流れる範囲を機械角でπ/3の中心角
内としてA、 B、 C,A、 B、 Cというように
各相の電流を別の部分でもう一度通電するように設計し
てもよく、その場合には第4図から第9図までの図の左
端から端右までの角度をπに圧縮した図を書いてみれば
分かるとおり、第4図以下の説明と全く同様に、どの瞬
間においても有効に回転出力が生じるようなモータとな
ることが理解されよう。 また、第1図の実施例において同−相内で磁界が逆にな
る理由を説明したが、これは同図の実施例のようなコイ
ルの巻回をした場合であって、例えば第1図A相の2番
目と4番目の電機子にA相の電流に対して電気角でπだ
け位相のずれた電流を、A相の他の電機子と同じ方向に
巻回したコイルに通電することも均等であって、効果も
全く同じである。尚、上記各実施例ではY結線で説明し
たが、Δ結線にしても良いことは、いうまでもない。 また上記各実施例は、モータの外部から多相電流を通電
するモータを例示したが、D、+45を用い、センサに
よって回転子磁極の位置を検知し、そのセンサからの信
号に応じた交番電流を電機子に通電する構造のモータ等
各種のモータにも実施できることはいうまでもない。 さらに、これもいうまでもないことであるが、各電機子
の構成は、第1図のものに代えて第18図のように、均
一の幅のコアに、第1図の各電機子2.2′のと同様な
幅毎に同一の極性となるようにコイル4を巻回しても良
いし、さらにこれを第19図に示すように、1ポ一ル1
コイル巻で、第1図と同様な各電機子2.2′の幅ごと
に同一の極性となるようにコイル4を巻回しても、第1
図について説明したのと全く同様に動作して、本発明を
実施することができる。 (発明の効果) 本発明は以上のように構成し、且つ動作するものである
。しかして先ず、回転子5の内側に等分に設けたN、S
の磁極の占める角度に対し、固定子1の電機子2.2′
・・・・・・の磁極の占める角度は3相の場合、A、B
、Cの各相同には2種類以上の異なる幅を有する電機子
で構成するから、前記回転子5に対し固定子1をどの角
度に位置させても必ず互いに合わない磁極がでて来るよ
うにさせることになる。 一般に回転子5の磁極と電機子2の磁極との関係が第2
0図(B)のように両者が全く同一角度になったときま
たは同図(C)のように位相が丁度電気角でπだけずれ
た瞬間には出力を生じることがなく、これに反し同図(
A)のように、回転子5の磁極と電機子2の磁極とが、
電気角で、π/2ずれている瞬間にモータは最大出力を
生じることが知られている。 本発明のモータはこの理由によって、回転子5の磁極と
電機子2の磁極とがどの瞬間においても、いずれかの位
置で必ずずれているから、常に効率のよい出力を発生す
るのである。 次に、当該固定子1の電機子2・・・・・・に巻回する
コイル4・・・・・・は、1ポ一ル1コイル巻回で且つ
別の相の上にコイルを重ね巻きすることがないこと等に
より、本発明に係るモータは(1)前記従来のモータに
ついて述べたと異なり、どの時点においても各電機子に
通電されたコイルが発生する磁束が互いに打ち消し合う
ことがなく、全ての電機子が全部有効に励磁し、且つ前
記出力発生について説明したように、各電機子がどの時
点においても回転出力発生のために有効に働くから、鉄
芯やコイルの重量に比して、軽量で且つ大きな出力を発
生するモータが得られる。(2)またそのため、各コイ
ルに流れる電力エネルギーは出力発生のために常に効率
良く作用する。(3)各鉄芯を跨ぐコイルがないから、
モータの厚みを薄く設計でき、薄型、高出力のモータが
得られる。(4)従来の交流モータのように、成る時点
で成る電機子のコイルの発生する磁束が互いに打ち消し
合うようなことががないこと、および各鉄芯を跨ぐコイ
ルがないことによって、コイルが短くて済み、且つその
ためコイルに生じるインダクタンスも少なくなる。等数
々の効果がある。 4、図面の簡単な説明 第1図は本発明の第1の実施例である3相1゜極モータ
の概念正面図、第2図は従来の、3相8極(重ね巻)モ
ータの概念正面図、第3図は第2図のモータの動作原理
を示す展開図、第4図、第5図は第1図に示す本発明の
第1の実施例である3相10極モータの動作原理の説明
のため、回転子、電機子、磁界を対比させた展開図、第
6図。 第7図、第8図、第9図は同前回転子、電機子を対比し
た展開図、第10図は本発明の第2の実施例である3相
8極モータの概念正面図、第11図、第12図は第10
図に示す本発明の第2の実施例である3相8極モータの
動作原理の説明のため回転子、電機子、磁界を対比させ
た展開図、第13図ないし第16図は同前回転子、電機
子を対比させた展開図、第17図は本発明のその他の実
施例であるモータの概念正面図、第18図、第19図は
第1図のモータのコアの幅をを変えた正面概念図、第2
0図はモータにおける固定子と回転子とを対比させて出
力発生の大きさが異なることを示した図である。 図中1・・・・固定子、2・・・・電機子、3・・・・
スロット、4・・・・コイル、5・・・・回転子。 特許出願人   日本フェローフルイディクス第1図 の B相 第2図 第18図 第19図 巳事目

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 固定子および回転子のうちの、一方は全周360°を整
    数で除した中心角を占めるほぼ均等な幅の磁極で構成し
    、他方については全周360°を相の数の倍数で等分し
    た一つの中心角の範囲内に在る電機子は、2種類以上の
    異なる幅を有する電機子で構成し、且つ等分した各々の
    中心角の範囲内に在る電機子には必ず1つの相の電流し
    か流さず、他の相のコイルを重ね巻きしないように構成
    したモータ。
JP61083277A 1985-07-11 1986-04-11 モ−タ Pending JPS62239840A (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61083277A JPS62239840A (ja) 1986-04-11 1986-04-11 モ−タ
US06/883,547 US4847526A (en) 1985-07-11 1986-07-09 Variant-pole electric motor
BR8603265A BR8603265A (pt) 1985-07-11 1986-07-11 Motor eletrico;motor eletrico polifasico de corrente alternada;motor eletrico sem escovas,de corrente continua;motor eletrico de comutador,de corrente continua
EP93203345A EP0588448A3 (en) 1985-07-11 1986-07-11 Electric motor.
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