JPS62239157A - 台紙用紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、湿度変化に因る伸縮が少ない版下用台紙に関
するものである。

「従来の技術」 新聞、書籍等の印刷は、■版下の作成、■版下の写真撮
影、０２８版による製版、■印刷、の順に行なわれるが
、新聞等の各ページの原稿となる版下は次の様に作成さ
れる。まず台紙と呼ばれる各ページ原寸大の紙に、見出
し、文字部分、写真、図柄等各々の大きさ、形、配置場
所を示す枠が細線によって描かれ、次に、この枠を目印
として配置されるべき位置に見出し等が貼り込まれて版
下が完成する。通常、文字部分は写植印画紙に印字され
たものが、写真及び図柄は写真印画紙又は薄手の簡易版
下用印画紙に焼付けられたものが用いられる。又、台紙
上の枠には、版下における文字部分、写真等の歪み、重
なりを絶無とする為に極めて寸法精度の高い事が要求さ
れ、最近では、コンピューターシステムを用いた作図機
により枠が描かれる。ところが、高精度の作図機により
枠が描かれたにも拘らず、枠と貼シ込むべき写真等の大
きさに微妙な違いが生じて不良の版下が出来てしまうト
ラブルが時々発生し、版下作りの作業上の問題点となっ
ている。この原因は、作図から貼込みまでの間に台紙の
伸縮が起って作図時の枠と貼込時の枠の寸法が異なるこ
とにあり作図と貼込みの時間が隔れている場合に発生し
易い。

「発明が解決しようとする問題点」 本発明は、上に述べた寸法違いが、室内の湿度変化によ
る台紙用紙の伸縮による事を見出し、湿度による寸法変
化の少ない台紙用紙を提供することにある。

「問題点を解決するための手段」 本発明による版下用台紙用紙は、紙の両面が高分子フィ
ルムによシ被覆され、更に被覆層の表面に、インク吸収
性を持った筆記層が設けられた構造を有するものである
。

紙の組成として特に制約は無いが取扱い性を考慮した場
合、坪量が１ｒｏｙ／ｍ２乃至３００９７　ｍ　２の範
囲が好ましい。高分子被覆層としては、湿度変化による
伸縮の少ないもの程好ましくポリオレフィンが最適であ
る。ポリオレフィンとはポリエチレン、ポリ・プロピレ
ン及びエチレンと０３乃至Ｃ５のオレフィンの共重合物
である。ポリオレフィン層の厚さは１０μ乃至１００μ
の範囲であり特に２０μ乃至ｊＯμが好ましい。ポリオ
レフィン層の厚さが１０μ未満では、台紙の寸法変化が
大きくなり、１００μ以上では、台紙に巻きぐせかつき
易くなって、取扱い性が悪くなる。またポリオレフィン
層に酸化チタン等の顔料を加えてもよい。

一般に、被覆ポリオレフィン層の表面は不活性で吸収性
が無い為に、枠を描く為に用いられるインク？撥き、又
、乾燥も遅くなって、筆記性が不十分である。この問題
点を解決する為に、ポリオレフィン表面に、インク吸収
性を有する推記層を設けることが本発明のもう一つの特
徴である。

本発明者等は、筆記層の処方につき糧々検肘した結果次
の物質が有効である裏金見出した。

即ちゼラチン、カゼイン、ポリビニルアルコール、ポリ
酢酸ビニル、スチレン・ブタジェン共重合物、酢酸セル
ロース、コロイドアルミナであシ、これ等に酸化チタン
、シリカ、コロイドシリカ、炭酸カルシウム、澱粉等を
添加してもよい。筆記層は、通常水または有機溶剤溶液
として、又は水中分散液としてポリオレフィン表面へ塗
布され、その乾燥時の膜厚は０．／μ乃至１０μである
。

本発明による、ポリオレフィンによシ両面を被覆され、
その表面に筆記層を設けられた台紙を用いた版下に於い
ては、湿度変化による伸縮が極めて少なく、又、描かれ
た枠にはにじみ、撥き等が見られず鮮明であった。

以下実施例によシ木発明をさらに詳しく説明する。

実施例１ 坪量コ１０ｙ／ｍ２の白色の紙の両面を、密度Ｏ０り／
７ｆ／ｃＣの低密度ポリエチレンを用いて、押出コーテ
ィング法により被覆した。ポリエチレン層の厚さは、両
面とも２０μとした。このポリエチレン被覆紙の一方の
表面をコロナ放電処理により、活性化した後！チのゼラ
チン溶液ｆ！：塗布した。ゼラチン層の厚さはＯ０ｒμ
であった。ゼラチン塗布面を筆記面として、ＡＲＴＣＯ
Ｎ−Ｉｔ（プロセス資材■ｌｌｌりＩｔ−用いて枠を作
図した。作図時の室内の湿度はＡ７％であった。一方、
性能比較の為、市販されている北越製紙■製ネルソンオ
ベークの坪量λ４１９／ｍ”の版下用台紙用紙を用いて
、同時に、同じ枠を描かせた。

台紙の寸法は、いずれも１０９／１ｍＸ７ｒｒｍであっ
た。

枠を描いた翌日、湿度コロナの室内で両者の枠の寸法全
測定したところ、本発明による台紙でＱ。

１０チの収縮であシ貼込まれた電算写植印画紙等とのず
れは認められなかったのに対し、市販の台紙ではｏ、ｓ
ｉ％の収縮が認められて、台紙全体に貼り込んだところ
一方の端で約２．３簡の台紙の寸法不足となった。

本発明による台紙に描かれた枠は、鮮明でにじみ等が無
く以後の製版・印刷工程に至るまで何らの支障も無かっ
た。

実施例コ 坪量／ｚ　ｏ　ｆ／ｍ　２の白色の紙の両面を厚さ！０
μの高密度ポリエチ、レン（密度０．りよ６？／ｃｃ）
で被覆し、一方の面にコロナ放電処理を行なった？＆コ
チのコロイドアルミナ（商品名ニアルミナシルー１００
、日量化学■製）水溶液を塗布し筆記面とした。

これに、実施例／と同じＡＲＴＣＯＮ−Ｉｔを用いて、
湿度Ｊ２−の室内で枠？作図した後湿度１０チの部屋へ
移してコ弘時間後に寸法変化を調べたところ０．０４％
の伸びであった。同じ条件で作図、放置され九市販され
ている日本加工製紙■製のＮＫマットのｘＡｚｆ／ｍ”
の台紙用紙では、０．２よ％の伸びであった。この実施
例からも、本発明の台紙が寸法の湿度依存性を殆んど有
しない事が判る。

実施例３ 坪量２ｔ　ｏ　ｆ／ｍ　２の白地の紙の裏側に密度０゜
タコｊＰ／ＣＣの低密度ポリエチレンを２２μの厚さで
、又、表側に１０チの酸化チタン顔料を含む密度Ｏ０り
／７Ｐ／ＣＣの低密度ポリ・エチレンを３２μの厚さで
、各々押出コーティングした。

次に、表側のポリエチレン層をコロナ放電処理した歳に
、ポリビニルアルコール（商品名：ＰＶＡ−１ｉｏ、ク
クレ■製）！チ、炭酸カルシウムＯ９ｊ％、水り≠、Ｊ
−チから成る溶液を／　Ｏｃｃ／　ｍ　２の割合で塗布
した。この筆記面に実施例１と同じＡＲＴＣＯＮ−Ｉ［
を用いて、湿度ｔｏ−の室内で枠を描いた。インクは描
画後瞬間的に乾燥して、指で触れても指の汚れは生じな
かった。数日後湿度／タチの室内で寸法変化を調べ九と
ころθ、／３慢の収縮であった。一方比較の為、同時に
描画放置された、市販されている北越製紙■製ネルソン
オベークの２／７９／ｍ２の台紙用紙では、０゜２％の
収縮を示し、本発明の台紙が寸法安定性に優れている事
が証明された。

特許出願人　富士写真フィルム株式会社１、事件の表示
　　　　昭和／；／年特願第１３６７３号２、発明の名
称　　台紙用紙 ３、補正をする者 事件との関係　　　　　　　特許出願人電話（Ｊ１０６
１　２５　＋１７ 表　補正の対象　　明細書の「発明の詳細な説明」の欄 ５、補正の内容 明細書の「発明の詳細な説明」の項の記載を下記の通シ
補正する。

＋１１　　＠を貞１行目の 「７０％」を 「ＱＪ−チ」 と補正する。

＋２１＠７頁／り行目の 「ｏ、ｉ３」を ［０、０７Ｊ と補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙の両面がポリオレフィンで被覆され、ポリオレフィン
   層の表面にインク吸収性を有する筆記層が設けられてい
   る事を特徴とする写真製版版下用台紙用紙。