JPS62239128A - 光学変調素子の駆動法 - Google Patents

光学変調素子の駆動法

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JPS62239128A
JPS62239128A JP8392586A JP8392586A JPS62239128A JP S62239128 A JPS62239128 A JP S62239128A JP 8392586 A JP8392586 A JP 8392586A JP 8392586 A JP8392586 A JP 8392586A JP S62239128 A JPS62239128 A JP S62239128A
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吉岡 征四郎
Masahiko Enari
正彦 江成
Hisashi Shindo
進藤 寿
Mitsutoshi Kuno
久野 光俊
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、表示パネルのための光学変調素子の駆動法に
関し、詳しくは双安定性を有する液晶物質、特に強誘電
性液晶を用いた表示パネル。
とくに階調表示に適した液晶光学素子の駆動法に関する
〈従来の技術〉 従来のアクティブマトリクス駆動方式を用いた液晶テレ
ビジョンパネルでは、薄膜トランジスタ(T P T)
を画素毎のマトリクス配置し、TPTにゲートオンパル
スを印加してソースとドレイン間を導通状態とし、この
とき映像画像信号がソースから印加され、キャパシタに
蓄積され、この蓄積された画像信号に対応して液晶(例
えばツィステッド・ネマチック、TN−液晶)が駆動し
、同時に映像信号の電圧を変調することによって階調表
示が行なわれていス− 〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、この様なTN液晶を用いたアクティブマトリク
ス駆動方式のテレビジョンパネルでは、使用するTPT
が複雑な構造を有しているため、構造工程数が多く、高
い製造コストがネックとなっているうえに、TPTを構
成している薄膜半導体(例えば、ポリシリコン、アモル
ファスシリコン)を広い面積に亘って被膜形成すること
が難しいなどの問題点がある。
一方、低い製造コストで製造できるものとしてTN液晶
を用いたパッシブマトリックス駆動方式の表示パネルが
知られているが、この表示パネルでは走査線(N)が増
大するに従って、1画面(1フレーム)を走査する間に
1つの選択点に有効な電界が印加されている時間(デユ
ーティ−比)が1/Nの割合で減少し、このためクロス
トークが発生し、しかも高コントラストの画像とならな
いなどの欠点を有している上、デユーティ−比が低くな
ると各画素の階調を電圧変調により制御することが難し
くなるほど、高密度配線数の表示パネル、特に液晶テレ
ビジョンパネルには適していない。
く問題点を解決するための手段〉及びく作用〉本発明の
目的は、前述の欠点を解消したもので、詳しくは広い面
積に亘って高密度画素をもつ表示パネルの駆動法、とく
に階調表示に適した光学変調素子の駆動方式を提供する
ことにある。
すなわち本発明は、第1のストライプ状導電膜及び該第
1の導電膜と電気的に接続させて配線した少なくとも2
本の電送ラインを有する第1基板と、前記第1のストラ
イプ状導電膜に対して対向配置した第2のストライプ状
導電膜を有する第2基板と、第1基板と第2基板との間
に配置した光学変調物質とを有する光学変調素子の駆動
法であって、前記第2のストライプ状導電膜に順次印加
した走査信号と同期して、前記第1のストライプ状導電
膜と電気的に接続させて配線した少なくとも2本の電送
ラインのうちの一方の電送ラインである第1の電送ライ
ンに情報信号を印加し、他方の電送ラインである第2の
電送ラインを基準電位点に接続する第1ステップと、前
記第2のストライプ状導電膜に順次印加した走査信号と
同期して、前記第1のストライプ状導電膜と電気的に接
続させて配線した少なくとも2本の電送ラインのうちの
他方の電送ラインである第2の電送ラインに情報信号を
印加し、一方の電送ラインである第1の電送ラインを基
準電位点に接続する第2ステップとを有する光学変調素
子の駆動法に第1の特徴を有し、別に本発明は、第1の
ストライプ状導電膜及び該第1の導電膜と電気的に接続
させて配線した少なくとも2本の電送ラインを有する第
1基板と、前記第1のストライプ状導電膜に対して対向
配置した第2のストライプ状導電膜を有する第2基板と
、第1基板と第2基板との間に配置した光学変調物質と
を有する光学変調素子の駆動法であって、前記ストライ
プ状導電膜と電気的に接続させて配線した少なくとも2
本の電送ラインのうちの一方の電送ラインである第1の
電送ラインに順次走査信号を印加するとともに、他方の
電送ラインである第2の電送ラインを基準電位点に接続
し、前記第2のストライプ状導電膜に情報信号を走査信
号と同期して印加する第1ステップと、前記ストライプ
状導電膜と電気的に接続させて配線した少なくとも2本
の電送ラインのうちの他方の電送ラインである第2の電
送ラインに順次走査信号を印加するとともに、一方の電
送ラインである第1の電送ラインを基準電位点に接続し
、前記第2のストライプ状導電膜に情報信号を走査信号
と同期して印加する第2ステップとを有する光学変調素
子の駆動法に第2の特徴を有している。さらに、本発明
の今一つの特徴は、1つの画素内に電位勾配を付与し、
画素毎に階調に応じた波高値のパルス信号あるいは階調
に応じたパルス幅又はパルス数の信号を印加し、画素内
で反転閾値電圧を越えた領域と越えない領域を形成する
ことによって階調性を表現する駆動方式にある。
〈実施例〉 以下、本発明を図面に従って説明する0本発明の駆動法
で用いられる光学変調物質としては、加えられる電界に
応じて第1の光学的安定状態(例えば明状態を形成する
ものとする)と第2の光学的安定状態(例えば暗状態を
形成するものとする)を有する、すなわち電界に対する
少なくとも2つの安定状態を有する物質、特にこのよう
な性質を有する液晶が用1.Xられる。
本発明の駆動法で用いることができる双安定性を有する
液晶としては、強誘電性を有するカイラルスメクチック
液晶が最も好ましく、そのうちカイラルスメクチックC
相(3m0本)、H相(SmH本)、1相(S m I
本)、F相(SmF本)やG相(5m0本)の液晶が適
している。この強誘電性液晶につl、Nては、°“ル・
ジュルナール・ド争フイジイク拳し゛ノトルパ(”LE
  JOURNAL  DE  PHYSIQUE  
LETTRE”)第36巻(L−69)1975年の「
フェロエレクトリック・リキッド・クリスタルスJ  
(rFerroelectric  Liquid  
CrystalS」); °“アプライド・フイジイツ
クス番しターズ′”(Applied  Physic
s  Letters”)第36巻、第11号、198
0年の「サブミクロ・セカンド・バイスティプル・エレ
クトロオプティック・スイッチング番イン・リキッド・
クリスタルスJ  (rsubmicro  5eco
nd  B15table  Electrooptt
c  Switchngin  Ltquid  Cr
ystalS4);“固体物理上6 (141)19第
1 r液晶」等に記載されており、本発明ではこれらに
開示された強誘電性液晶を用いることができる。
より具体的には、本発明法に用いられる強誘電性液晶化
合物の例としては、デシロキシベンジリデン−y−アミ
ノ−2−メチルブチルシンナメート(DoBAMBC)
、ヘキシルオキシベンジリデン−y−アミノ−2−クロ
ロプロピルシンナメー) (HOBACPC)および4
−o−(2−メチル)−ブチルレゾルシリチン−4′−
オクチルアニリン(MBRA8)等が挙げられる。
これらの材料を用いて、素子を構成する場合、液晶化合
物が、SmC木、SmH木、SmI本、SmF*、Sm
G木となるような温度状態に保持する為、必要に応じて
素子をヒーターが埋め込まれた銅ブロック等により支持
することができる。
第1図は、強誘電性液晶セルの例を模式的に描いたもの
である。11とl l’は、In2O3゜S n O2
やITO(インジウム−ティン−オキサイド)等の透明
電極がコートされた基板(ガラス板)であり、その間に
液晶分子層12がガラス面に垂直になるよう配向したS
mC本相0液晶が封入されている。太線で示した線13
が液晶分子を表わしており、この液晶分子13は、その
分子に直交した方向に双極子モーメント(P+’+  
14を*1.でいる、基板11と11′上の電極間に一
定の閾値以上の電圧を印加すると、液晶分子13のらせ
ん構造がほどけ、双極子モーメント(P上)14はすべ
て電界方向に向くよう、液晶分子13の配向方向を変え
ることができる。液晶分子13は細長い形状を有してお
り、その長袖方向と短軸方向で屈折率異方性を示し、従
って例えばガラス面の上下に互いにクロスニコルの位置
関係に配置した偏光子を置けば、電圧印加極性によって
光学特性が変わる液晶光学変調素子となることは、容易
に理解される。さらに液晶セルの厚さを充分に薄くした
場合(例えば1用)には、第2図に示すように電界を印
加していない状態でも液晶分子のらせん構造はほどけ(
非らせん構造)、その双極子モーメン)P又はyは上向
き(24)又は下向き(24’)のどちらかの配向状態
をとる。
このようなセルに第2図に示す如く一定の閾値以上の極
性の異る電界E又はE′を付与すると、双極子モーメン
ト電界E又はE′の電界ベクトルに対応して上向き24
又は下向き24′と向きを変え、それに応じて液晶分子
は第1の安定状態23(明状態)か或は第2の安定状態
23′(暗状態)の何れか一方に配向する。
この様な強誘電性液晶を光学変調素子として用いること
の利点を2つあげる。第1に応答速度が極めて速いこと
、第2に液晶分子の配向が双安定性を有することである
。第2の点を例えば第2図によって説明すると、電界E
を印加すると液晶分子は第1の安定状態23に配向する
が、この状態は電界を切ってもこの第1の安定状態23
が維持され、又、逆向きの電界ビを印加すると、液晶分
子は第2の安定状態23′に配向してその分子の向きを
変えるが、やはり電界を切ってもこの状態に保ち、それ
ぞれの安定状態でメモリー機能を有している。このよう
な応答速度の速さと、双安定性が有効に実現されるには
、セルとしては出来るだけ薄い方が好ましく、一般的に
は0.5g〜20用、特に1座〜5ルが適している。こ
の種の強誘電性液晶を用いたマトリクス電極構造を有す
る液晶−電気光学装置は、例えばクラークとラガバルに
より、米国特許第4,367.924号明細書で提案さ
れている。
次に、本発明で用いる液晶光学素子の詳細を第3図を参
照して説明する。
第3図においてガラス基板31上にスパッタリング法に
よって約200人の厚さの透明導電膜であるS n O
2膜をストライプ状に形成し表示用導電膜101とした
。このS n O2fI*101のシート抵抗は105
Ω/□であった。
次いで、1000人厚で低抵抗の金属であるAiを前述
のストライプ状5n02101膜上に真空蒸着し、再び
パターニングすることに二 より第3図の如く電送電極102及び103ストライプ
状S n O2膜101毎に形成した。
本例では電送電極102と103の間隔を190tzと
した、この電送電極102及び103のシート抵抗は約
0.4Ω/□であり、その幅を約20用とした。一方、
対向基板には領域Aをカバーするような、導電性I T
 OI+!を対向電極104として設けた。この対向電
極104となるITO膜のシート抵抗は約20Ω/□で
あった。
このようにして作製された2つの基板のそれぞれの表面
に液晶配向膜として約500人のポリビニルアルコール
層を形成し、ラビング処理を施した。
次に、2つの基板を対抗させ、間隙が約1牌となるよう
調節し1強誘電性液晶(p−η−オクチルオキシ安息香
酸−F’−(2−メチルブチルオキシ)フェニルエステ
ルとp−η−ノニルオキシ安息香酸−Y−(2−メチル
ブチルオキシ)フェニルエステルを主成分とした液晶組
成物)を注入した0表示用導電[9101と対向電極1
04が重なる部分画素Aの形状は、190gx230I
Lであって、強誘電性液晶注入後の静電容量は約3PF
であった。
このようにして形成した液晶セルの両側に。
偏光板をクロスニコルにして配設し、光学特性を観測し
た。
また、第3図は、本発明による階調表現方式をマトリク
ス駆動に適用した際の具体例を表わしている。
第3図に示す表示パネルは、ガラス基板31の上にスト
ライプ状導電膜101 (101a。
101b、l0Ic)が複数配列され、さらにそれぞれ
のストライプ状導電膜101の長手方向における両端部
には低抵抗の電送電極102(102a、102b 、
102c)と103(103a、103b、103c)
が配線されている。基板31と対向する対向基板(図示
せず)に設けたストライプ状の導電膜からなる対向電極
104 (104a 、104b)が配置され、前述の
ストライプ状導電膜101と対向電極104との間に強
誘電性液晶が配置される。
本発明による駆動法では、例えば1次の様な駆動法によ
って、階調性のある画面を形成できる。
まず、ストライプ状導電膜104a、104b−−−一
に、走査選択信号パルスを順次印加する。この際、走査
選択信号パルスとしては1強誘電性液晶の反転閾値電圧
より若干小さめの電圧パルスとすることが好ましい。
他方、階調画像を形成するための階調信号としては、上
記走査パルスと同期して、まず、一方の電送電極ライン
となっているストライプ電極102a、102b、10
2cm−一−k1.。
例えば、第4図(a)〜(e)または、第5図(L)〜
(e)に示す様な1階調情報に応じた電圧信号パルスを
印加することによって、走査線上の画素を階調に応じて
、書込みを行なうことができる。このとき、他方の電送
電極ラインとなっているストライプ電極103a、10
3b、LO3cm−−一は、全て、基準電位点(例えば
、Ov)に接続しておく、又、この際、この段階では、
第6図に示す様に、ストライプ電極101a、101b
、101cm−−一の最大的1/2の領域(第6図のB
部)まで書き込む様に、走査信号パルス、及び階調信号
パルスの最大値を設定することが望ましい、その理由を
第7図(a)、(b)と(C)に基ずいて、説明する0
例えば、走査信号パルスとして、第7図(a)に示す様
な、波高値−Vbを液晶の閾値電圧(V T)より若干
小さめの電圧に選ぶ、即ち、Vb=VT−β(但し、0
くβく7丁、望ましくは、β≦VT/2とする。この時
、走査パルスのみで、書き込めないから、vb>vTに
はできない。〉 また、階調信号パルスの最大値(Vamax)も、7丁
より大きくできない(クロストークを起こさないため)
から、第7図(b)に示す様に、 Vamax=V7−a (但し、0 < a < V 
丁、望ましくは、α≦vT/2とする) とすれば、走査信号パルスと、階調信号で挟まれた領域
に加わる印加電圧は、第7図(C)に示す様になる。即
ち、液晶に加わる印加電圧が、Vτを超えない、領域C
′が必ず存在する。このC′領領域は、液晶は反転せず
、画素の有効な領域とならない、即ち、C′領領域分だ
け、有効開口率が減じてしまうが、本発明では走査信号
パルスと情報信号パルスとの合成値の最大値を画素の中
央付近で強誘電性液晶の閾値電圧と略等しくなすことに
よって、有効開口率を大幅に向上させることができる。
以下に、その具体的方法について述べる。
即ちまず、第7図(C)に於て、B’=C’となる様に
、va+vbに条件を選ぶ0例えば、1例として、 V b = V r −0,25V T = 0.75
 V TV am a x = V 丁−0,5V 7
 = 0.5 V 7とすれば良い、また、別の典型的
な1例として、 V  b= V 7−0.5 V T = 0.5 V
 TVzmax申vT としても良い。
走査信号パルスVbと、階調信号パルスの最大電圧V 
am a xを上記の様に選べば、前述した様に、まず
、最初の段階として、第6図に示す様に、ストライプ導
電膜101の172の領域(B部)に階調信号を書き込
める0次ぎに、残りの0部に1階調信号を書き込む方法
について述べる。走査信号パルスと、階調信号パルスの
条件は、上記と同じに選ぶ、かくして、走査48号パル
スを順次、104a、104b。
104 c−−−−1と印加していくとき、各走査信号
パルスと同期して、階調信号パルスを、ストライプ電極
103a、103b、103cm−−−1に印加する。
この時、ストライプ電極102a、102b、102c
m−−−は、全て、基準電位点(例えばOv)に接続し
ておく、かくして、0部にも、階調信号を書き込むこと
ができる。
又、本発明の駆動法を階調表示方式に適用する場合には
、前述の階調信号を印加するに先立って1画素を明状態
か暗状態のうち何れか一方の状態にする消去ステップを
経てから、その状態を反転させる反転電圧が階調に応じ
て制御されて強誘電性液晶に印加される様にしておくこ
とが必要である。又、階調信号としては、第4図及び第
5図に示す階調信号の他に階調に応じたパルス数のパル
ス信号を用いることができる。
又、本発明の別の好ましい具体例では、第3図に示す液
晶光学素子の電送電極ラインであるストライプ電極10
2a、102b、102cm−一−に順次走査信号パル
スを印加し、かかる走査パルスと同期させて情報信号、
例えば階調に応じたパルス幅、波高値又はパルス数のパ
ルス信号をストライプ状電極104a、104b−一一
一に印加しく第1フイールド)1次いで第2ステップと
してもう一方の電送電極ラインであるストライプ電極1
03a、103b、103C−−m−に走査信号パルス
を印加し、かかる走査パルスと同期させて情報信号を印
加する(第2フイールド)ことによって一画面の階調画
像を形成することができる。又、この駆動法を階調駆動
方式に適用する際情報信号を印加するに先立って、走査
信号パルスが印加された走査線の画素は、強誘電性液晶
の第1安定状態又は第2安定状態に基づく一方の表示状
態に揃えておくことが必要である。又、第1フイールド
の時の電送電極ライン103a、103b、103cm
−一−と第2フイールドの時の電送電極ライン102a
、102b、102cm−−−は基準電位点(例えば、
Oポルト)に接続しておく。
第8図は、本発明の別の具体例を表わしている。第8図
で示す液晶光学素子は、複数のストライプ状導電膜第1
が一方の基板上に設けられ、このストライプ状導電I!
1I第1と交差させて対向配置した複数のストライプ状
導電膜82が強誘電性液晶を介して他方の基板上に設け
られている。さらに、前述のストライプ状導電膜第1と
82のそれぞれの両端部には低抵抗の電送電極83.8
4.85と86が配線されている。
本発明の別の駆動法では、電送電極83のそれぞれの端
子sl、s2.−−−−s7が走査信号発生回路(図示
せず)に接続され、一方の電送電極85のそれぞれの端
子I 1 、 I 2 、−−−−−−I6が情報信号
発生回路(図示せず)に接続されているが、第1フイー
ルドで奇数番目の走査線s1.s3.s5−一−−に順
次走査信号パルスを印加し、奇数番目の情報線11.I
3.I5−一−−に走査信号パルスと同期させて情報信
号を印加する。この際、偶数番目の走査線S2゜S4+
S6−−−−と偶数番目の情報線I2.I4゜r 6−
−−−はそれぞれ基準電位点に接続されている。次いで
、第2フイールドで奇数番目の走査線s、、s3,55
−−−−に順次走査パルスを印加し、偶数番目の情報線
I 2 、 I 4 、 I 6−−−−に走査信号パ
ルスと同期して情報信号を印加する。この際、偶数番目
の走査線S2.S4゜s 6−−−−と奇数番目の情報
線11.I3.I5−−−−は、それぞれ基準電位点に
接続する。続く、第3フイールドで偶数番目の走査線S
2+S 4 * S 6−−−−に順次走査信号パルス
を印加し、奇数番目の情報線11.I3.I5−−−一
に走査信号パルスと同期して情報信号を印加する。この
時、奇数番目の走査線S 1 、S 3 *s 5−−
−−と偶数番目の情報線I2.I4.I。
−一−−は、それぞれ基準電位点に接続する。さらに、
第4フイールドで、偶数番目の走査線S2゜S 4 、
 S 8−−−一に順次走査信号パルスを印加し、偶数
番目の情報線12.I4.I6−−−−に走査信号パル
スと同期して情報信号を印加する。
この時、奇数番目の走査線S 1 、S 3 + S 
5−−と奇数番目の情報線I :1 、 I 、3 、
 Iター−−−は、それぞれ基準電位点に接続される。
この際に用いる情報信号としては、前述した階調信号を
好ましく用いることができる。
従って、大発明の駆動法では消去ステップを経た各画素
が走査信号側導電膜の面内で電位勾配を発生し、さらに
情報信号側導電膜の面内でも電位勾配を発生し、両側の
電位勾配で発生する電位差勾配が画素内の強誘電性液晶
に印加されることになり、多階調の表示画面の形成が可
能となる。
又、本発明では前述の例で使用したアルミニウム(A文
)の電送電極102,103゜83,84.85と86
の他に銀、銅、金、クロムなどの金属を電送電極33と
して使用することができ、好ましくはそのシート抵抗を
102Ω/□以下とすることができる。又、電位勾配が
付与されるストライプ導電膜lot 。
第1と82としては102Ω/□〜IMΩ/□のシート
抵抗をもつ透明導電膜を用いることができる。
又、本発明では前述の強誘電性液晶の他にツィステッド
ネマチック液晶、ゲストホスト液晶などを用いることが
できるが、最も好ましくは強誘電性液晶、特に少なくと
も2つの安定状態をもつ強誘電性液晶が適している。
〔発明の効果〕
本発明によれば、パターニングで製作した画素の2倍の
表示解像力を有するパネルを提供することに第1の効果
がある。即ち、パターニングした画素の両端に電送電極
を設け、且つ、電送電極に印加する電圧の最大値を制限
することによって、表示画素の解像力をパターニング画
素の2倍にすることができる。逆に言えば、パターニン
グ画素数は、表示画素数の1/2で良いということであ
り、これは、10本/ m m以上の表示画素数を有す
る高解像パネルを製作する場合等には、特にパターニン
グ、エツチング工程の容易さという点で、製作上のメリ
ットを有する。
本発明によるもう1つの効果としては、有効開口率を大
幅に向上させることができる。
画素を構成する少なくとも一方の導電膜面内に電位勾配
を形成し、入力信号として電圧値、あるいはパルス幅あ
るいはパルス数等によって変調された階調信号を印加す
ることにより、階調表示を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明で用いる強誘電性液晶素子
を模式的に示す斜視図である。第3図は本発明で用いる
電極構造を表わす斜視図である。第4図(a)〜(e)
及び第5図(a)〜(e)は、階調に応じた情報信号パ
ルスの波形図である。第6図は、画素の表示状態を表わ
す説明図で、第7図(a)〜(C)はその時の電位勾配
状態を模式的に表わす説明図である。 第8図は、本発明で用いた別の電極構造を表わす平面図
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)第1のストライプ状導電膜及び該第1の導電膜と
    電気的に接続させて配線した少なくとも2本の電送ライ
    ンを有する第1基板と、前記第1のストライプ状導電膜
    に対して対向配置した第2のストライプ状導電膜を有す
    る第2基板と、第1基板と第2基板との間に配置した光
    学変調物質とを有する光学変調素子の駆動法であって、
    前記第2のストライプ状導電膜に順次印加した走査信号
    と同期して、前記第1のストライプ状導電膜と電気的に
    接続させて配線した少なくとも2本の電送ラインのうち
    の一方の電送ラインである第1の電送ラインに情報信号
    を印加し、他方の電送ラインである第2の電送ラインを
    基準電位点に接続する第1ステップと、前記第2のスト
    ライプ状導電膜に順次印加した走査信号と同期して、前
    記第1のストライプ状導電膜と電気的に接続させて配線
    した少なくとも2本の電送ラインのうちの他方の電送ラ
    インである第2の電送ラインに情報信号を印加し、一方
    の電送ラインである第1の電送ラインを基準電位点に接
    続する第2ステップとを有することを特徴とする光学変
    調素子の駆動法。 (2)前記情報信号が階調に応じたパルス幅のパルス信
    号である特許請求の範囲第1項記載の駆動法。 (3)前記情報信号が階調に応じたパルス数のパルス信
    号である特許請求の範囲第1項記載の駆動法。 (4)前記情報信号が階調に応じた波高値をもつパルス
    信号である特許請求の範囲第1項、記載の駆動法。 (5)前記第1の電極のシート抵抗が前記導電膜のシー
    ト抵抗より小さいシート抵抗である特許請求の範囲第1
    項記載の駆動法。 (6)前記導電膜のシート抵抗が10^2Ω/□以上で
    ある特許請求の範囲第1項記載の駆動法。 (7)前記光学変調物質が強誘電性液晶である特許請求
    の範囲第1項記載の駆動法。 (8)前記強誘電性液晶がカイラルスメクチツク液晶で
    ある特許請求の範囲第7項記載の駆動法。 (9)第1のストライプ状導電膜及び該第1の導電膜と
    電気的に接続させて配線した少なくとも2本の電送ライ
    ンを有する第1基板と、前記第1のストライプ状導電膜
    に対して対向配置した第2のストライプ状導電膜を有す
    る第2基板と、第1基板と第2基板との間に配置した光
    学変調物質とを有する光学変調素子の駆動法であって、
    前記ストライプ状導電膜と電気的に接続させて配線した
    少なくとも2本の電送ラインのうちの一方の電送ライン
    である第1の電送ラインに順次走査信号を印加するとと
    もに、他方の電送ラインである第2の電送ラインを基準
    電位点に接続し、前記第2のストライプ状導電膜に情報
    信号を走査信号と同期して印加する第1ステップと、前
    記ストライプ状導電膜と電気的に接続させて配線した少
    なくとも2本の電送ラインのうちの他方の電送ラインで
    ある第2の電送ラインに順次走査信号を印加するととも
    に、一方の電送ラインである第1の電送ラインを基準電
    位点に接続し、前記第2のストライプ状導電膜に情報信
    号を走査信号と同期して印加する第2ステップとを有す
    ることを特徴とする光学変調素子の駆動法。 (10)前記情報信号が階調に応じたパルス幅のパルス
    信号である特許請求の範囲第9項記載の駆動法。 (11)前記情報信号が階調に応じたパルス数のパルス
    信号である特許請求の範囲第9項記載の駆動法。 (12)前記情報信号が階調に応じた波高値をもつパル
    ス信号である特許請求の範囲第9項記載の駆動法。 (13)前記第1の電極のシート抵抗が前記導電膜のシ
    ート抵抗より小さいシート抵抗である特許請求の範囲第
    9項記載の駆動法。 (14)前記導電膜のシート抵抗が10^2Ω/□以上
    である特許請求の範囲第9項記載の駆動法。 (15)前記光学変調物質が強誘電性液晶である特許請
    求の範囲第9項記載の駆動法。 (16)前記強誘電性液晶がカイラルスメクチツク液晶
    である特許請求の範囲第15項記載の駆動法。 (17)第1のストライプ状導電膜及び該第1の導電膜
    と電気的に接続させて配線した少なくとも2本の第1及
    び第2電送ラインを有する第1基板と、前記第1のスト
    ライプ状導電膜に対して対向配置した第2のストライプ
    状導電膜及び該第2の導電膜と電気的に接続させて配置
    した少なくとも2本の第3及び第4電送ラインを有する
    第2基板と、第1基板と第2基板との間に配置した光学
    変調物質とを有する光学変調素子の駆動法であって、第
    1電送ラインに順次走査信号を印加するとともに、第2
    電送ラインを基準電位点に接続し、第3電送ラインに情
    報信号を走査信号と同期して印加するとともに、第4電
    送ラインを基準電位点に接続する第1ステップと、第1
    電送ラインに順次走査信号を印加するとともに、第2電
    送ラインを基準電位点に接続し、第4電送ラインに情報
    信号を走査信号と同期して印加するとともに、第3電送
    ラインを基準電位点に接続する第2ステップとを有する
    ことを特徴とする光学変調素子の駆動法。 (18)前記情報信号が階調に応じたパルス幅のパルス
    信号である特許請求の範囲第17項記載の駆動法。 (19)前記情報信号が階調に応じたパルス数のパルス
    信号である特許請求の範囲第17項記載の駆動法。 (20)前記情報信号が階調に応じた波高値をもつパル
    ス信号である特許請求の範囲第17項記載の駆動法。 (21)前記第1の電極のシート抵抗が前記導電膜のシ
    ート抵抗より小さいシート抵抗である特許請求の範囲第
    17項記載の駆動法。 (22)前記導電膜のシート抵抗が10^2Ω/□以上
    である特許請求の範囲第17項記載の駆動法。 (23)前記光学変調物質が強誘電性液晶である特許請
    求の範囲第17項記載の駆動法。 (24)前記強誘電性液晶がカイラルスメクチツク液晶
    である特許請求の範囲第23項記載の駆動法。 (25)第1のストライプ状導電膜及び該第1の導電膜
    と電気的に接続させて配線した少なくとも2本の第1及
    び第2電送ラインを有する第1基板と、第1のストライ
    プ状導電膜に対して対向配量した第2のストライプ状導
    電膜及び第2の導電膜と電気的に接続させて配置した少
    なくとも2本の第3及び第4電送ラインを有する第2基
    板と、第1基板と第2基板との間に配置した光学変調物
    質とを有する光学変調素子の駆動法であって、第1電送
    ラインに順次走査信号を印加するとともに、第2電送ラ
    インを基準電位点に接続し、第3電送ラインに情報信号
    を走査信号と同期して印加するとともに、第4電送ライ
    ンを基準電位点に接続する第1ステップと、第1電送ラ
    インに順次走査信号を印加するとともに、第2電送ライ
    ンを基準電位点に接続し、第4電送ラインに情報信号を
    走査信号と同期して印加するとともに、第3電送ライン
    を基準電位点に接続する第2ステップと、第2電送ライ
    ンに順次走査信号を印加するとともに、第1電送ライン
    を基準電位点に接続し、第3電送ラインに情報信号を走
    査信号と同期して印加するとともに、第4電送ラインを
    基準電位点に接続する第3ステップと、第2電送ライン
    に順次走査信号を印加するとともに、第1電送ラインを
    基準電位点に接続し、第4電送ラインに情報信号を走査
    信号と同期して印加するとともに、第3電送ラインを基
    準電位点に接続する第4ステップとを有することを特徴
    とする光学変調素子の駆動法。 (28)前記情報信号が階調に応じたパルス幅のパルス
    信号である特許請求の範囲第25項記載の駆動法。 (27)前記情報信号が階調に応じたパルス数のパルス
    信号である特許請求の範囲第25項記載の駆動法。 (28)前記情報信号が階調に応じた波高値をもつパル
    ス信号である特許請求の範囲第25項記載の駆動法。 (29)前記第1の電極のシート抵抗が前記導電膜のシ
    ート抵抗より小さいシート抵抗である特許請求の範囲第
    25項記載の駆動法。 (30)前記導電膜のシート抵抗が10^2Ω/□以上
    である特許請求の範囲第25項記載の駆動法。 (31)前記光学変調物質が強誘電性液晶である特許請
    求の範囲第25項記載の駆動法。 (32)前記強誘電性液晶がカイラルスメクチツク液晶
    である特許請求の範囲第31項記載の駆動法。 (33)走査信号パルスと情報信号パルスとの合成値の
    最大値が画素の中央付近で光学変調物質の閾値電圧と略
    等しい値となっている特許請求の範囲第1項、第9項、
    第17項又は第25項記載の駆動法。
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