JPS62237062A - 車輌用駆動輪スリップ制御装置 - Google Patents

車輌用駆動輪スリップ制御装置

Info

Publication number
JPS62237062A
JPS62237062A JP4694886A JP4694886A JPS62237062A JP S62237062 A JPS62237062 A JP S62237062A JP 4694886 A JP4694886 A JP 4694886A JP 4694886 A JP4694886 A JP 4694886A JP S62237062 A JPS62237062 A JP S62237062A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
slip
speed
vehicle
slip factor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4694886A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0454824B2 (ja
Inventor
Masamitsu Sato
真実 佐藤
Shiyuuji Shiraishi
修士 白石
Tetsuji Muto
武藤 哲次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP4694886A priority Critical patent/JPS62237062A/ja
Priority to CA000531031A priority patent/CA1312129C/en
Priority to US07/021,892 priority patent/US4873639A/en
Priority to DE8787301896T priority patent/DE3768993D1/de
Priority to EP87301896A priority patent/EP0240174B2/en
Publication of JPS62237062A publication Critical patent/JPS62237062A/ja
Publication of JPH0454824B2 publication Critical patent/JPH0454824B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、車輌用スリップ率制御装置に関し、特に、車
輌の発進時や加速時における駆動輪のスリップ率の制御
装置に関する。
(発明の技術的背景及びその問題点) 一般に、車輌の発進時あるいは加速時に駆動輪の駆動力
がタイヤと路面との摩擦力[タイヤと路面との摩擦係数
×車輌重量の駆動輪への荷重(車輌荷重)]を超えると
、駆動輪はスリップするが、このスリップの程度を表わ
すスリップ率λは駆動輪の周方向速度をVw、車輌の速
度をVとすると、次式(1)により求められる。
λ” (Vw−V)/Vw・・・(1)このスリップ率
λによりタイヤと路面との摩擦力(即ち、駆動輪の駆動
力の限界値)は第4図に示すように変化し、所定値λ。
でこの摩擦力は最大になる。また、このタイヤと路面と
の摩擦力は車輌の進行方向(縦方向)の摩擦力であるが
、横方向の摩擦力(横力)は同図中点線で示すようにス
リップ率λが大きいほど低下する。
この点に基づいて、タイヤと路面との縦方向の摩擦力を
最大として車輌の駆動効率を最大にし、また、タイヤと
路面との横方向の摩擦力の低下を極力抑制して車輌の横
すべりを防止するために、スリップ率λを検出して、こ
れを所定値λ。に近い値に制御する方法がある。より具
体的には、この方法では、例えば、スリップ率λに対し
車速Vに応じて前記所定値λ。を含む所定範囲の下限値
λ1及び上限値λ2を設定し、駆動輪速度Vwと車速V
とから求めたスリップ率λの値に応じて駆動輪トルク制
御装置により駆動輪のトルクを制御し駆動輪の周方向速
度Vwを制御して、駆動輪のスリップ率λを前記所定範
囲λ1〜λ2内にフィードバック制御するようにしてい
る。
しかしながら、駆動輪トルク制御装置のフィードバック
系の応答遅れが大きい場合(例えば、前記駆動輪トルク
制御装置として内燃機関の吸気弁上流に設けられた燃料
噴射弁により燃料供給量を制御するようにした燃料供給
制御装置を用いた場合)、スリップ率λのみに応じた制
御では該スリップ率λが前記所定範囲λ□〜λ2内に速
やかに収束せず、車輌の駆動力や横力が低下するという
問題があった。
(発明の目的) 本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、馬力の大
きな車輌の発進時あるいは加速時や、滑り易い路面での
車輌の発進時あるいは加速時に発生する駆動°輸のスリ
ップ率を所定の範囲内に速やかに制御し、もって、路面
とタイヤとの間に最大の摩擦力を発生させ、車輌の駆動
効率を向上させると共に、タイヤの発生し得る横力が低
下することを最小限に抑制するようにした車輌用スリッ
プ率制御装置を提供することを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するために、本発明に依れば。
駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、従動輪の
速度を検出する従動輪速度センサと、該検出した駆動輪
速度及び従動輪速度に基づいて駆動輪のスリップ率を演
算するスリップ率演算手段と。
該演算したスリップ率に基づいて駆動輪のトルクを制御
する駆動輪トルク制御装置とを備えた車輌用スリップ率
制御装置において、前記駆動輪のスリップ率の変化量を
演算するスリップ率変化量演算手段を具備し、前記駆動
輪トルク制御装置は前記スリップ率の変化量が所定値を
超えたときに駆動輪のトルクを減少させるようにしたこ
とを特徴とする車輌用スリップ率制御装置が提供される
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の車輌用スリップ率制御装置を具備した
車輌1を示し、該車輌1は例えば前輪駆動式のもので、
前輪11.12はエンジン31によって駆動される駆動
輪となっており、後軸13゜14は従動輪となっている
。(尚、以下の説明により明らかなように本発明は後輪
駆動式の車輌にもまったく同様に適用することができる
。)前記駆動輪11.12及び従動輪13.14には駆
動輪速度センサ21,22及び従動輪速度センサ23゜
24が夫々備えられており、前記駆動輪速度センサ21
,22により左右の駆動輪速度ω1.ω2が検出され、
また、前記従動輪速度センサ23.24により左右の従
動輪速度ω3.ω。が検出され、これらの検出信号はE
CU35に入力される。ECU35は駆動輪速度ω8.
ω2のうち値の大きい方を前記式(1)における駆動輪
速度Vwとし、従動輪速度ω1.ω、の平均値(ω、+
ω4)/2を前記式(1)における車速Vとして、次式
(2)によりスリップ率λを求める。
この場合、ω、またはω2とあるのは、車輪速度が大き
い値を示した方のみを選択することである。
更に、ECU35はスリップ率λの変化量(微分値)え
を求める。尚、この変化量えはディジタル制御において
は演算処理サイクル毎の差分て代用する。
また、エンジン31と駆動輪11.12との間に介装さ
れたクラッチ15及び変速機16には夫々図示しないセ
ンサが備えられており、これらのセンサからのクラッチ
信号及び変速機信号はECU35に入力される。ECU
35はクラッチ信号によりクラッチISが係合されてい
ると判定したときに、エンジン31を後述する燃料供給
制御装置により制御することにより駆動輪11.12の
トルクを制御して該駆動輪11.12のスリップ率先(
前記式(2)参照)を制御する。より具体的には、EC
U35はスリップ率λに対し車速Vと変速機信号により
検知されるギヤ比とに応じて定められるスリップ率制御
用基準値として、第4図に示す前記所定値λ。を含む所
定範囲の下限値λ1及び上限値λ2を設定し、スリップ
率の変化量先に対し車速Vとギヤ比と後述する燃料供給
制御装置への作動指令から実際に該装置が作動を始める
までの制御遅れと前記スリップ率制御用基準値とに応じ
て第1及び第2のスリップ事変化量制御用基準値X工及
びi、(L>i、)を設定して、後で詳述するように駆
動輪速度ω、またはU2と、下限値λ、に基づいて決定
される所定速度値v大、及び上限値λ2に基づいて決定
される所定速度値v触との差、及びスリップ率の変化量
λと第1及び第2の基準値i、、 Lとの差に応じて前
記燃料供給制御装置を制御する。即ち、ECU35は以
下の制御則(i)〜(iii)に従って燃料供給制御装
置を制御する。
(i)λ〉λ1.かつ工〉支よならばλが小さくなる方
向に制御、例えば燃料カットする(予測制御)。
(ii)λ〉λ2ならばλが小さくなる方向に制御。
例えば燃料カットする(過大スリップ率防止)。
(iii)λ〉λ2ならばλが小さくなる方向に制御、
例えば燃料カットする(過大スリップ率速度防止)。
上記の制御則(i)及び(iii)の如くスリップ率λ
の制御のためにスリップ率λに加えてスリップ率速度(
スリップ率の変化量)えを用いるようにしたのは、スリ
ップ率λが所定範囲λ、〜λ2内にあってもスリップ率
速度えが大きい場合等はスリップ率λが所定範囲え1〜
λ2から外れていくことが予測されるので、これに対応
した予測制御等を行ってスリップ率λの制御の応答性の
向上を図るためである。
第2図は前記燃料供給制御装置の全体構成図であり、符
号31は例えば4気筒の内燃エンジンを示し、エンジン
31には吸気管32が接続されている。吸気管32の途
中にはスロットルボディ33が設けられ、内部にスロッ
トル弁33′が設けられている。スロットル弁33′に
はスロットル弁開度(θTH)センサ34が連設されて
スロットル弁33′の弁開度を電気的信号に変換し電子
コントロールユニット(以下rEcUJという)35に
送るようにされている。
吸気管32のエンジン31及びスロットルボディ33間
には各気筒毎に、各気筒の吸気弁(図示せず)の少し上
流に夫々燃料噴射弁36が設けられている。燃料噴射弁
36は図示しない燃料ポンプに接続されていると共にE
CU35に電気的に接続されており、ECU35がらの
信号によって燃料噴射弁36の開弁時間が制御される。
一方、前記スロットルボディ33のスロットル弁33′
の下流には管37を介して絶対圧(PBA)センサ38
が設けられており、この絶対圧センサ38によって電気
的信号に変換された絶対圧信号は前記ECU35に送ら
れる。
エンジン31本体にはエンジン冷却水温センサ(以下r
Twセンサ」という)39が設けられ。
Twセセン39はサーミスタ等からなり、冷却水が充満
したエンジン気筒周壁内に挿着されて、その検出水温信
号をECU35に供給する6工ンジン回転数センサ(以
下rNeセンサJという) 40がエンジンの図示しな
いカム軸周囲又はクランク軸周囲に取り付けられており
、Neセンサ40はエンジンのクランク軸180°回転
毎に所定のクランク角度位置で、即ち、各気筒の吸気行
程開始時の上死点(TDC)に関し所定クランク角度前
のクランク角度位置でクランク角度位置信号(以下rT
DC信号Jという)を出力するものであり。
このTDC信号はECU35に送られる。
エンジン31の排気管41には三元触媒42が配置され
排気ガス中のHC,Go、NOx成分の浄化作用を行う
。この三元触媒42の上流側にはo2センサ43が排気
管41に挿着され、このセンサ43は排気中の酸素濃度
を検出し、02濃度信号をECU35に供給する。
更に、ECU35には前記駆動輪速度センサ21゜22
、前記従動輪速度センサ23.24、並びに他のパラメ
ータセンサ44、例えばクラッチ15の係合状態を検出
するセンサや変速機16のギヤ比を検出するセンサが接
続されており、他のパラメータセンサ44はその検出値
信号をECU35に供給する。
ECU35は各種センサ(前記駆動輪速度センサ21,
22、前記従動輪速度センサ23,24、前記クラッチ
15のセンサ及び前記変速機16のセンサを含む)から
の入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修
正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の
機能を有する入力回路35a、中央演算処理回路(以下
rCP UJという)35b、CPU35bで実行され
る各種演算プラグラム及び演算結果等を記憶する記憶手
段35c、及び前記燃料噴射弁36に駆動信号を供給す
る出力回路35d等から構成される。
CPU35bは前記TDC信号が入力する毎に入力回路
35aを介して供給された前述の各種センサからのエン
ジンパラメータ信号に基づいて、次式で与えられる燃料
噴射弁36の燃料噴射時間TOIJTを算出する。
Tou〒=TiXK、+に2− (1)ここに、Tiは
燃料噴射弁36の噴射時間の基準値であり、エンジン回
転数Neと吸気管内絶対圧PBAに応じて決定される。
K□及びに2は夫々前述の各センサがらのエンジンパラ
メータ信号によりエンジン運転状態に応じた始動特性、
排気ガス特性、燃費特性、加速特性等の諸特性が最適な
ものとなるように所定の演算式に基づいて算出される補
正係数及び補正変数である。
CPU35bは上述のようにして求めた燃料噴射時間T
ou丁に基づいて燃料噴射弁36を開弁させる駆動信号
を出力回路35dを介して燃料噴射弁36に供給する。
第3図は第2図のCPU35bの要部の構成を示す論理
回路図であり、同図中の選択回路51は検出駆動輪速度
ω1.ω2のうち値の大きい方(Vw)を選択し、車速
演算回路52は検出従動輪速度ω、。
ω、の平均値(ω3+ω、)/2(=V)を求める。こ
れらの選択回路51及び車速演算回路52からの出力信
号によりスリップ率演算回路53は前記式(2)に基づ
いてスリップ率λを求める。スリップ率演算回路53か
らの出力信号により微分回路54はスリップ率の微分値
えを求める。また、設定回路60は車速演算回路52か
らの出力信号と、変速機16に備えられたセンサから出
力されるギヤ比を表わす信号とにより、それぞれ車速V
及びギヤ比に応じて前記スリップ率の下限値λい前記ス
リップ率の上限値λ2並びに前記第1及び第2のスリッ
プ率変化量基準値え1.え2を設定する。尚、前記第1
及び第2の基準値i、、 Lは前述した燃料供給制御装
置の制御遅れと前記スリップ率の下限値λ、及び上限値
λ2に応じて補正されて設定される。
過大え判定回路55は微分回路54からの出力信号と、
設定回路6oからの第2の基準値i2を表わす出力信号
とを比較してスリップ率の微分植えが第2の基準値i2
より大きいと判定したとき、OR回路56を介してAN
D回路57に高レベル信号(以下「H信号」という)を
出力し、その他の場合、低レベル信号(以下「L信号」
という)を出力する。一方、クラッチ15が係合され、
エンジンと駆動輪が結合されているとき、該クラッチ1
5に備えられたセンサは直接AND回路57へH信号を
出力する。AND回路57はOR回路56とクラッチ1
5のセンサとの両方からH信号が入力されたとき、燃料
カット信号を出力し、燃料噴射弁36を開弁させる駆動
信号をカットして、前記駆動輪11.12のトルクを減
少させる。このようにして、スリップ率の微分植えが第
2の基準値え2より大きいとき、即ちスリップ率λが急
速に大きくなりつつあるときには、スリップ率速度えを
小さくなる方向に制御する(過大スリップ率速度防止)
第1の予測制御判定回路58は微分回路54からの出力
信号と、設定回路60からの第1の基準植え□を表わす
出力信号とを比較してスリップ率の微分植えが第1の基
準値え、より大きいと判定したとき、AND回路59へ
H信号を出力し、その他の場合、L信号を出力する。一
方、第1の速度演算回路61は車速演算回路52からの
出力信号と、設定回路60からのスリップ率の下限値λ
1を表わす出力信号とによりスリップ率の下限値λ1に
応じた補正係数に、及び補正変数01を求め、これらと
車速Vとにより次式(3)に基づいて第1の所定速度値
v11!、を求める。
V*t=に、V+C,”’ (3) 尚、定数に、、 C,は式λ1= (V 111− V
 )/ V R1が満足されるような値が設定される。
第2の予測制御判定回路63は選択回路51からの出力
信号と、第1の速度演算回路61カニらの出力信号とを
比較して駆動輪速度Vwが第1の所定速度値v穴□より
大きいと判定したとき、AND回路59へH信号を出力
し、その他の場合、L信号を出力する。
AND回路59は第1及び第2の予測制御判定回路58
.63の両方からH信号が入力されたとき、OR回路5
6へH信号を出力する。そして、前述したように、OR
回路56はAND回路57へH信号を出力し、クラッチ
15が係合していれば。
AND回路57は燃料カット信号を出力し、燃料カット
が行われる。この結果、スリップ率λ〉下限値λ1、か
つスリップ率の微分植え〉第1の基準値え、であれば、
スリップ率λが所定範囲λ、〜λ、から外れて徐々に大
きくなろうとしていると推定されるが、このような場合
、上記のようにして駆動輪H,12のトルクが減少され
てスリップ率λが小さくなる方向に制御され、スリップ
率λが過大となることが未然に防止される(予測制御)
また、第2の速度演算回路62は車速演算回路52から
の出力信号と、設定回路60からのスリップ率の上限値
λ2を表わす出力信号とにより、スリップ率の上限値λ
2に応じた補正係数に2及び補正変数C2を求め、これ
らと車速Vとにより次式(4)に基づいて第2の所定速
度値vk2を求める。
V’*2 = kx V +Ct ・・・(4)尚、定
数に、、 C2はに□、C工と同様にして設定される。
過大λ判定回路64は選択回路51からの出力信号と、
第2の速度演算回路62からの出力信号とを比較して、
駆動輪速度Vwが第2の所定速度値VRiより大きいと
判定したとき、OR回路56を介してAND回路57に
H信号を出力する。そして、前述したように、AND回
路57はクラッチ15が係合していれば、燃料カット信
号を出力し、燃料カットが行われる。この結果、スリッ
プ率λが第2の所定値λ2より大きいとき、即ちスリッ
プ率λが過大であるときには、スリップ率λが小さくな
る方向に制御される(過大スリップ率防止)。
尚、上記のようにAND回路57を設け、クラッチ15
が完全に解離しているときにスリップ率の制御を行わな
いようにしたので、クラッチ15が接続されず、駆動輪
11.12に駆動力が生じていないにもかかわらず無駄
なスリップ率制御を行ってしまうという不具合もなく、
また、クラッチ15が完全に解離されエンジン回転数が
低くなっているにもかかわらず制御の暴走等により燃料
カット信号を出力しエンジン31をストールさせてしま
うという不具合もない。
また、第1及び第2の速度演算回路61.62は制御の
都度式(3)、(4)に従って積算及び加算を行って第
1及び第2の所定速度値Vに1及びv触を求めるのでな
く、記憶手段5c内に予め記憶されたV−V勉テーブル
及びV−V触テーブルより演算値を読み出すようにする
ことが好ましく。
これにより処理時間が短縮されるのでスリップ率の制御
の応答性が改善される。
更に、上記の方法では、車速Vを従動軸13゜14の平
均値としたので、車輌旋回時の左右内輪差の影響がなく
、即ち車輌が右に旋回しているか左に旋回しているかに
よって車速値Vの検出に誤差が出ることがなく、高精度
のスリップ率制御が行える。更にまた。駆動輪速度Vw
を左右の駆動+11L12の速度のうち値の大きい方に
選定するようにしたH I −S elect方式を採
用したので、路面−タイヤ間のスリップ率、即ち摩擦係
数の小さい方の車輪で、駆動力が制御されるようになる
この場合、通常の車軸では左右の駆動輪11.12の間
にディファレンシャル装置が介在するので、周駆動輪1
1.12のうちのいずれの駆動輪も直線走行時あるいは
旋回時のあらゆる場合において駆動力が選定された駆動
輪の摩擦力以上には制御されず、その結果、左右の駆動
輪の速度のうち値の小さい方に選定するようにしたL 
OW −S elect方式と比較して両側の駆動輪が
共にスリップすることもなく、十分なスリップ率制御を
行うことができる。またH I −S elect方式
の採用によりタイヤの発生し得る横力の低下も周駆動輪
とも小さくすることができる。
尚、上記実施例においては、駆動輪トルク制御装置とし
て燃料供給制御装置を用い、所定時にこの燃料供給制御
装置により燃料カットを行うことによって駆動輪11.
12の駆動トルクを減少させるようにしたが、これに限
らず1点火時期制御装置により点火時期を遅らせること
によって駆動輪11.12の駆動トルクを減少させるよ
うにしてもよい。
(発明の効果) 以上、詳述したように本発明の車輌用スリップ率制御装
置によれば、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサ
と、従動輪の速度を検出する従動輪速度センサと、該検
出した駆動輪速度及び従動輪速度に基づいて駆動輪のス
リップ率を演算するスリップ率演算手段と、該演算した
スリップ率に基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪
トルク制御装置とを備えた車輌用スリップ率制御装置に
おいて、前記駆動輪のスリップ率の変化量を演算するス
リップ率変化量演算手段を具備し、前記駆動輪トルク制
御装置は前記スリップ率の変化量が所定値を超えたとき
に駆動輪のトルクを減少させるようにしたので、馬力の
大きな車輌の発進時あるいは加速時や、滑り易い路面で
の車輌の発進時あるいは加速時に発生する駆動輪のスリ
ップ率を所定の範囲内に逸早く制御することができ、そ
の結果、路面とタイヤとの間に最大の摩擦力を発生させ
ることができる。従って、車輌の駆動効率を向上させる
ことができ、また、タイヤの発生し得る横力が低下する
ことを最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の車輌用スリップ率制御装置を具備した
車輌の構成図、第2図は駆動輪トルク制御装置である燃
料供給制御装置の構成図、第3図はEC:U35の要部
の論理回路図、第4図はタイヤと路面との摩擦力のスリ
ップ率に対する特性図である。 11、12・・・駆動輪、13.14・・・従動輪、1
5・・・クラッチ、16・・・変速機、21.22・・
・駆動輪速度センサ、23゜24・・・従動輪速度セン
サ、31・・・エンジン、35・・・ECU(駆動輪ト
ルク制御装置)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、駆動輪の速度を検出する駆動輪速度センサと、従動
    輪の速度を検出する従動輪速度センサと、該検出した駆
    動輪速度及び従動輪速度に基づいて駆動輪のスリップ率
    を演算するスリップ率演算手段と、該演算したスリップ
    率に基づいて駆動輪のトルクを制御する駆動輪トルク制
    御装置とを備えた車輌用スリップ率制御装置において、
    前記駆動輪のスリップ率の変化量を演算するスリップ率
    変化量演算手段を具備し、前記駆動輪トルク制御装置は
    前記スリップ率の変化量が所定値を超えたときに駆動輪
    のトルクを減少させるようにしたことを特徴とする車輌
    用スリップ率制御装置。 2、前記駆動輪トルク制御装置は内燃機関の吸気弁上流
    側吸気通路に設けられた燃料噴射弁により燃料供給量を
    制御する燃料供給制御装置であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の車輌用スリップ率制御装置。
JP4694886A 1986-03-04 1986-03-04 車輌用駆動輪スリップ制御装置 Granted JPS62237062A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4694886A JPS62237062A (ja) 1986-03-04 1986-03-04 車輌用駆動輪スリップ制御装置
CA000531031A CA1312129C (en) 1986-03-04 1987-03-03 Traction control system for controlling slip of a driving wheel of a vehicle
US07/021,892 US4873639A (en) 1986-03-04 1987-03-04 Traction control system for controlling slip of a driving wheel of a vehicle
DE8787301896T DE3768993D1 (de) 1986-03-04 1987-03-04 Antriebsregelsystem zur schlupfregelung eines antriebsrades bei einem fahrzeug.
EP87301896A EP0240174B2 (en) 1986-03-04 1987-03-04 Traction control system for controlling slip of a driving wheel of a vehicle.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4694886A JPS62237062A (ja) 1986-03-04 1986-03-04 車輌用駆動輪スリップ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62237062A true JPS62237062A (ja) 1987-10-17
JPH0454824B2 JPH0454824B2 (ja) 1992-09-01

Family

ID=12761519

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4694886A Granted JPS62237062A (ja) 1986-03-04 1986-03-04 車輌用駆動輪スリップ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62237062A (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57138770A (en) * 1981-02-20 1982-08-27 Mitsubishi Electric Corp High pressure electric-discharge lamp
JPS6291326A (ja) * 1985-10-17 1987-04-25 Nissan Motor Co Ltd 車両用駆動力制御装置
JPS62199935A (ja) * 1986-02-28 1987-09-03 Nissan Motor Co Ltd 車両用駆動力制御装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57138770A (en) * 1981-02-20 1982-08-27 Mitsubishi Electric Corp High pressure electric-discharge lamp
JPS6291326A (ja) * 1985-10-17 1987-04-25 Nissan Motor Co Ltd 車両用駆動力制御装置
JPS62199935A (ja) * 1986-02-28 1987-09-03 Nissan Motor Co Ltd 車両用駆動力制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0454824B2 (ja) 1992-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0240174B1 (en) Traction control system for controlling slip of a driving wheel of a vehicle.
EP0249335B1 (en) Traction control system for controlling slip of a driving wheel of a vehicle
JP2981965B2 (ja) 車両の駆動力制御装置
EP0294634B1 (en) Driving wheel slip control system for vehicles
JPH04191132A (ja) 車両の走行抵抗検出装置
US4778025A (en) Method for controlling slip of a driving wheel of a vehicle
JP2727714B2 (ja) エンジンの出力制御方法
JPH01244126A (ja) 駆動輪の過剰スリップ制御装置
JPH07269390A (ja) 車両のトラクションコントロール装置
JPS6312842A (ja) 車輌用スリップ率制御装置
JPS62237062A (ja) 車輌用駆動輪スリップ制御装置
JPS62237048A (ja) 車輌用スリツプ率制御装置
JPS61116035A (ja) 車両加速スリツプ制御装置
JPH0312214B2 (ja)
JPH04134141A (ja) 車両の制御装置
JPH0681908B2 (ja) 車輌の駆動輪のスリツプ制御方法
JPS62265430A (ja) 車輌の駆動輪のスリツプ制御方法
JPS62265431A (ja) 車輌の駆動輪のスリツプ制御方法
JPH0421059B2 (ja)
JP2623510B2 (ja) 駆動輪制御装置
JPH051613A (ja) 駆動輪スリツプ制御装置
JP2580175B2 (ja) 駆動輪スリップ制御装置
JP3699509B2 (ja) 内燃機関の出力制御装置
JPH0833113B2 (ja) 車両加速スリツプ制御装置
JP2580178B2 (ja) 駆動輪スリップ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term