JPS62236759A - 印字ヘツドのア−マチヤ取付け構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明はコイルへの通電に基づいてアーマチャを揺動
することにより印字ワイヤを印字位置へ移動させるよう
にした印字ヘッドに係り、特にそのアーマチャの取付は
構造に関するものである。

（従来技術及び発明が解決しようとする問題点）従来の
印字ヘッドにおいては、例えば実開昭６０−３０３９号
公報に示されるように複数のアーマチャが丸棒状のトー
ションバーを介してそれぞれヘッド本体に揺動可能に支
持されているものがある。ところが、この印字ヘッドに
おいては、各アーマチャにそれぞれトーションバーを連
結するとともに、そのトーションバーをヘッド本体に固
定するという面倒な組付は作業を行う必要があり、製造
コストが高騰するという問題があった。

（発明の目的） この発明は上記の問題を解消するためになされたもので
あって、その目的は組み立てを極めて容易に行うことが
でき、それによって安価に製造することが可能な印字ヘ
ッドを提供することにある。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するために、この発明において、弾性
部材は、各アーマチャ間に突出する複数の突部を有する
櫛歯状の基部と、隣接する突部間に橋渡した細幅部とか
ら一体に構成され、前記アーマチャは基端部を前記細幅
部の中央に接合して、その細幅部をトーションバーとし
て揺動可能に支持されている。

（作用） 従って、各アーマチャの基端部を弾性部材の細幅部に重
ね合わせて両者を接合固定するのみの極めて簡単な操作
で組付けを行うことができる。

（実施例） 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従って詳
細に説明する。

第２図及び第３図に示すように、ヘッド本体１は磁性材
によりほぼ四角形状のフランジ付き有底円筒形に形成さ
れ、その内部に形成された断面円形状の凹部１ａの外周
縁によりリアヨーク２が構成されている。前記凹部底面
には複数の電磁装置３　（この実施例では２４個）が円
環状に配設されている。各電磁装置３はヘッド本体１に
等角度間隔をおいて一体に突出形成されたコア４と、そ
のコア４にコイルボビン５を介して巻装されたコイル６
とから構成されている。

前記リアヨーク２の前側面には板状の永久磁石７が接合
固定されている。この永久磁石７は左右対称状をなす一
対の分割片？ａ、７ｂにより構成され、対向端部におい
て接合されている。永久磁石７の前側面には磁性材より
なるスペーサ８を介してフロントヨーク９が接合固定さ
れ、このフロントヨーク９には前記各電磁装置３に対向
して放射状に延びる複数のスリット１０が形成されてい
る。

前記フロントヨーク９の前側面には、弾性を有する板材
にて形成されるとともに、前記各スリット１０に対向し
て放射状に延びる複数の支持片１１ａを備えた弾性部材
１１が磁性材よりなる一対のスペーサ１２．１３にて挟
持された状態で接合固定され、この弾性部材１１の各支
持片１１ａには磁性材よりなる複数のアーマチャ１４が
基端部にてそれぞれ揺動可能に支持されている。各アー
マチャ１４の基端部は前記各スリット１０内に配置され
るとともに、先端部にはヘッド本体１の中央部において
収束された状態でプラテン１５に向かって延びる印字ワ
イヤ１６がその基端にて取着されている。

前記スペーサ１３の前側面には平板部１７とノーズ部１
８とを備えた被覆体１９がその平板部１７にて接合固定
され、ノーズ部１８には前記各印字ワイヤ１６が移動可
能に挿通されている。

そして、常には第２図に２点鎖線で示すように、永久磁
石７によりスペーサ８．フロントヨーク９゜アーマチャ
１４．コア４及びリアヨーク２を通る磁界が形成され、
それにより、各アーマチャ１４がコア４の端面全体に吸
着されて、各印字ワイヤ１６が後方の休止位置に配置さ
れるとともに、弾性部材１１の各支持片１１ａが後方に
変位されて付勢力が蓄積されている。この状態で、各電
磁装置３のコイル６に選択的に通電されると、前記磁界
を打ち消すように、そのコア４が励磁される。

すると、前記弾性部材１１の各支持片１１ａに蓄積され
た付勢力によりアーマチャ１４が第２図に示す前方の印
字位置まで揺動されて印字ワイヤ１６が前方の印字位置
まで移動され、印字ヘッドとプラテン１５との間の印字
リボンを介してプラテン１５上の印字用紙（いずれも図
示しない）にドツトが形成される。

次に、前記各アーマチャ１４の取付は構造について詳細
に説明する。第１図に示すように、弾性部材１１の外周
環状部には各アーマチャ１４間に放射状をなして突出す
る複数の突部２１が一体形成され、１個の環状に連続し
た櫛歯状基部２０が構成されている。また、各突部２１
間にはトーションバーとしての細幅部２２が一体に橋渡
し形成されている。前記各細幅部２２の中央には内方へ
向かって放射状に延びるアーマチャ固定部２３が一体形
成され、各固定部２３の先端には側方へ突出する一対の
トーションバ一部２４が一体形成されている。また、前
記アーマチャ固定部２３の両側において、各突部２１及
び各トーションバ一部２４は板ばねとして作用する一対
の連結部２５により一体に連結されている。

そして、前記細幅部２２．アーマチャ固定部２３、一対
のトーションバ一部２４及び一対の連結部２５により１
個のアーマチャ１４に対する支持片１１ａが構成されて
いて、各アーマチャ１４が前記各アーマチャ固定部２３
に重ねあわされた状態で、第１図及び第２図に丸印で示
す位置に電子ビーム等を照射することにより、各アーマ
チャ１４が各支持片１１ａに溶接固定されている。

また、前記各スペーサ１２．１３には前記弾性部材１１
の突部２１に重なるように突出する突起２６が一体形成
され、各突起２６には前記細幅部２２より内方において
互いに隣接する一対の連結部２５の基部側端部近傍を挾
持する一対の挟持部２７が突出形成されている。

従って、前記永久磁石７による磁界に基づき、各アーマ
チャ１４が後方の休止位置に配置された状態においては
、第４図に示すように、細幅部２２がねじり変形される
とともに、連結部２５が前後の挟持部２７．２７間に挟
まれた部分を固定端として曲げ変形される。その連結部
２５の曲げ変形に伴い、トーションバ一部２４が連結部
２５との接合部を固定端として曲げ変形されるとともに
、自己の軸線のまわりにねじり変形されて、各部に付勢
力が蓄積される。この状態で、コイル６への通電に基づ
いて前記磁界が一時的に打ち消されると、前記各部２２
，２４．２５の付勢力により、細幅部２２を中心として
アーマチャ１４が印字位置まで揺動された後、前記永久
磁石７による磁界に基づいて復帰揺動され、休止位置に
保持される。

このアーマチャ１４の往復揺動に伴って、印字ワイヤ１
６による印字動作が実行される。

そして、この実施例においては、トーションバーとして
の細幅部２２．坂ばねとしての連結部２５及びトーショ
ンバ一部２４の組み合わせによりアーマチャ１４が支持
されているため、細幅部２２に加わる応力を小さくする
ことができ、耐久性の向上を図ることができる。また、
弾性部材１１の基部２０に細幅部２２が一体に形成され
ているため、予め位置決め配置された各アーマチャ１４
の基端部に弾性部材の細幅部２２を重ね合わせ、両者を
溶接固定するのみの極めて簡単な操作で、各アーマチャ
１４の組付けを行うことができる。

なお、この発明は前記実施例に限定されるものではなく
、電磁装置によるアーマチャの吸引動作に伴って印字ワ
イヤを印字位置へ移動するタイプの印字ヘッドに具体化
したり、連結部２５およびトーションバ一部２４を省略
したりする等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で各
部の構成を任意に変更することも可能である。

（発明の効果） 以上詳述したように、この発明は組み立てを掘めて容易
に行うことができ、それによって安価に製造することが
できるだけでなく、各細幅部の品質を均一にでき、それ
によって各アーマチャの揺動運動のばらつきを最小限に
でき、印字品質の優れた印字ヘッドを提供できるという
優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明を具体化した印字ヘッドの要部を示す
部分分解斜視図、第２図は印字ヘッドの一部を破断して
示す側面図、第３図は第２図におけるｍ−ｍ線断面図、
第４図は弾性部材の変形状態を示す路体説明図である。 図において、ｌはヘッド本体、４はコア、６はコイル、
１１は弾性部材、１４はアーマチャ、１６は印字ワイヤ
、２０は基部、２１は突部、２２は細幅部である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　ヘッド本体（１）に所定間隔をおいて配置された複
   数のコア（４）と、 各コア（４）に巻回されたコイル（６）と、前記各コア
   （４）に対向する複数のアーマチャ（１４）をヘッド本
   体（１）にそれぞれ揺動可能に支持する弾性部材（１１
   ）と、 一端において各アーマチャ（１４）に取着された印字ワ
   イヤ（１６）と を備え、前記各コイル（６）への通電に基づき、前記ア
   ーマチャ（１４）を揺動させることにより印字ワイヤ（
   １６）を印字位置へ移動させるようにした印字ヘッドに
   おいて、 前記弾性部材（１１）は各アーマチャ（１４）間に突出
   する複数の突部（２１）を有する櫛歯状の基部（２０）
   と、隣接する突部（２１）間に橋渡した細幅部（２２）
   とから一体に構成され、前記アーマチャ（１４）は基端
   部を前記細幅部（２２）の中央に接合して、その細幅部
   （２２）をトーションバーとして揺動可能に支持されて
   いることを特徴とする印字ヘッドのアーマチャ取付け構
   造。