JPS6223670B2 - - Google Patents

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JPS6223670B2
JPS6223670B2 JP55144882A JP14488280A JPS6223670B2 JP S6223670 B2 JPS6223670 B2 JP S6223670B2 JP 55144882 A JP55144882 A JP 55144882A JP 14488280 A JP14488280 A JP 14488280A JP S6223670 B2 JPS6223670 B2 JP S6223670B2
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JP
Japan
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ink
charge
deflection
charging voltage
charge detection
Prior art date
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JP55144882A
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JPS5769482A (en
Inventor
Masanori Horiie
Yutaka Ebi
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
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Priority to US06/310,688 priority patent/US4426652A/en
Priority to DE3141210A priority patent/DE3141210C2/de
Publication of JPS5769482A publication Critical patent/JPS5769482A/ja
Publication of JPS6223670B2 publication Critical patent/JPS6223670B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/07Ink jet characterised by jet control
    • B41J2/12Ink jet characterised by jet control testing or correcting charge or deflection

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は加圧インクをノズルより噴射し、噴射
インクに振動を印加して規則的にインク粒子を形
成し、インク粒子の生成時に画信号に基づいて選
択的に多値レベルの荷電電界を形成し、この電界
でインク粒子を荷電し、荷電インク粒子を偏向電
界で多値偏向させる多値偏向制御型インクジエツ
ト記録に関し、特に、偏向を適正におこなうため
の荷電レベルの設定に関する。 この種のインクジエツト記録では、1個のノズ
ルで3以上の画素(たとえば8ドツト/mmで5mm
幅40ドツト)の記録を分担し、記録インク粒子を
3以上のLレベル(たとえば40レベル)に荷電
し、3以上(たとえば40)の軌道に偏向させる
が、ノズルから記録紙までの距離が比較的に長
く、したがつてインク圧は、ノズルより噴射し粒
子化したインク粒子が荷電電界および偏向電界の
作用を受けつつも、記録紙まで安定した飛翔軌道
を描いて到達するように高く設定される。また、
規則的に所定の粒径のインク粒子を生成し、これ
を正確に所定の偏向軌道をとらせるためには、イ
ンク粘性、インク圧、振動圧力、荷電量、偏向電
界等が安定し、かつ正確に制御されなければなら
ない。しかしながら、これらのすべての量を全く
理想状態に維持することは不可能であり、特に複
数個のインク噴射口のそれぞれより噴射するイン
クを複数レベルに荷電してそれぞれ異つた位置に
印写し、相隣り合うインク噴射口よりの噴射イン
クで画像を連続に記録する場合に、それらの間に
間隙や重なりを生じたりする。1個のインク噴射
口を有するヘツドを偏向方向と直交する方向に走
査する場合、最大偏向幅に伸びあるいは縮みを生
ずる。そこで従来においては、所定偏向ステツプ
のインク粒子の偏向位置を検出してそれが所定位
置に到達するように荷電電圧を調整し、それによ
つて得られた荷電電圧より、他の偏向ステツプの
荷電電圧を演算して各ステツプの荷電電圧を求め
ている。 本発明は多値偏向制御インクジエツト記録にお
いて、少なくとも1ステツプの偏向荷電電圧設定
により自動的に他のステツプの偏向荷電電圧を設
定する荷電レベル設定方法を提供することを目的
とする。 上記目的を達成するために本発明においては、
荷電電極に荷電電圧を印加する荷電増幅回路を可
調整ゲインのものとし、それに基準荷電電圧を印
加し、荷電インク粒子の偏向位置を検出してそれ
が基準位置に合致するようにゲインを自動調整す
る。 偏向量の検出あるいは設定位置への偏向検出
は、所定の偏向軌道をはさむ関係に2枚の静電誘
導型荷電検出電極を対向設置してそれらの検出信
号の差より偏向量を検出する態様(たとえば特公
昭52−47284号公報)、および、荷電インク粒子の
衝突を1枚、2枚又は3枚の電極で直接に検出す
る態様で行い得るが、前者はノイズを拾い易く、
検出が不正確になり易く、後者は荷電インク粒子
の電荷を直接に電極で捕獲するので、検出を正確
に行い得るので、本発明では後者を用いる。 すなわち本発明では、インク噴射口より噴射さ
れるインク流に関して偏向電極の後側に、所定範
囲の偏向量の荷電イン粒子は衝突するが該範囲を
外れる荷電インク粒子は衝突しない板状の荷電検
出電極を配置して、この荷電検出電極に荷電検出
回路を接続し;荷電電極に荷電電圧を印加する荷
電電圧発生器は、荷電電極に荷電電圧を与える出
力トランジスタ、この出力トランジスタのベース
に出力電圧制御信号を与える演算増幅器、荷電電
圧信号入力端、ゲイン設定信号入力端、荷電電圧
信号入力端と演算増幅器の入力端の間に互に並列
に接続された複数個の、抵抗とスイツチング素子
の直列回路、を備えて、これらのスイツチング素
子のオン、オフをゲイン設定信号入力端のゲイン
設定信号で定めるものとし;基準荷電電圧を示す
荷電電圧信号を荷電電圧発生器に与えてインク粒
子を荷電し、荷電検出回路が荷電検出信号を発生
すると荷電インク粒子の偏向位置が前記所定飛翔
路となる方向にゲイン設定信号を変更して荷電検
出回路が荷電検出信号を発生しなくなつたときゲ
イン設定信号の変更を停止しこのときのゲイン設
定信号で定まるゲインを荷電電圧発生器の記録荷
電ゲインに定める。 これによれば、基準荷電電圧を荷電電極に印加
したとき、それによつて荷電されたインク粒子が
前記所定飛翔路をたどるように、荷電電圧発生器
のゲインが設定され、多値偏向の1ステツプにお
いて、荷電電圧(つまりは荷電増幅ゲイン)が適
正値に設定(較正)されることになる。多値それ
ぞれのステツプに予め荷電電圧信号レベルが割り
当てられており、多値各ステツプ割り当ての荷電
電圧信号を上記の通り設定したゲインで増幅して
荷電電圧を得るので、多値全ステツプについて
の、荷電電極に印加される荷電電圧レベルが較正
されたことになる。すなわち本発明によれば、多
値偏向の1ステツプの荷電電圧設定で自動的に他
のステツプの荷電電圧も適正に設定されることに
なる。 上記ゲイン設定において、荷電インク粒子の偏
向位置検出に板状荷電検出電極およびそれに接続
された荷電検出回路を用いるので、荷電インク粒
子の偏向位置が不適正範囲か、あるいは不適正範
囲から適位置になつたかの自動判定が正確かつ簡
易に行なわれる。これは、本願発明が目的とする
荷電レベル設定を正確かつ迅速に、しかも比較的
に簡単な制御ロジツクで行なうのに貢献する。 以下図面を参照して本発明の実施例を詳細に説
明する。 第1a図に本発明を1つの態様で実施する、マ
ルチノズルタイプの多値偏向方式インクジエツト
記録装置の、主に機構部を示し、第1b図、第1
c図および第1d図に、主たる電装部を示す。第
1a図において、10はインク噴射ヘツドであ
り、大きくは共通インク流路を形成した流路部材
11、励振空間を形成した振動子支持枠12、お
よびノズルプレート保持体13で構成されてい
る。支持体12の底壁には複数個の電歪振動子1
2aiが固着されており、これらの同期定周波励
振で支持枠12の内空間の加圧インクに定周波数
の圧力振動が加えられる。保持体13には、記録
幅にわたつて定ピツチ(たとえば5mm)で、支持
体12の内空間と連通する複数個のインク流路1
3aiが開けられており、これらのインク流路1
3aiと同じピツチで微細なインク噴射口14ai
を開けたノズルプレート14が保持体13の表面
に接合されている。インク噴射口14aiは42個
(i=1〜42)でそれらの配列ピツチは5mmで、
1つのヘツドで42×5mm=210mm幅を記録しうる
ようになつている。この記録幅を外した位置に1
つのインク噴射口14anがモニター用インク粒
子を、他のインク噴射口と同様な状態で噴射する
ように開けられている。 ノズルプレート14の前方に荷電電極板20が
配置され、その他方にシールド板30を介して荷
電検出電極板40が配置され、更にシールド板5
0を置いてから偏向電極ユニツト60が配置さ
れ、その前方にガターが配置されている。電極板
20および40ならびにシールド板30および5
0はそれぞれインク噴射口14aiの数と等しい
数の逆U字型の開口を有し、電極板20と40に
は、これらの開口の内面にプリント電極20ai
および40aiが形成されており、それらは電極
板20および40の表面に沿つて、各個別に引き
出されている。金属板で形成した偏向電極板60
lは、1個おきに導電ワイヤ61および62に
接続されている。したがつて、偏向電界は隣り合
う偏向電界空間では互に逆向きである。 第1a図中に一点鎖線で示すように、各インク
噴射口14aiよりインクが噴射され、非荷電
(非記録レベル)インク粒子が衝突する位置に、
ガター70において補獲片70alが立てられて
いる。捕獲片70alは、この例では印写記録用
のインク噴射口のそれぞれに1対1の対応関係で
設置されており、モニター用のインク噴射口から
噴射したインク粒子の飛翔範囲(これは記録紙の
外側)に偏向位置検出電極ユニツト80が設置さ
れている。荷電電極20aiには、たとえば40ス
テツプにレベルが変動する荷電電圧の、各レベル
の電圧が画信号に応じて印加される。たとえば直
線の記録のときには、インク噴射口より噴射され
たインクの40個の粒子にそれぞれに対応付けて荷
電電極20aiに第1レベルから第40レベルの電
圧パルスが印加され、前記40個のインク粒子のそ
れぞれは第1レベルから第40レベルにそれぞれ荷
電し、偏向電極間の電界で偏向されてそれぞれ第
1から第40の偏向軌道を通り、捕獲片70al
間を通つて記録紙に衝突する。つまり、1つのイ
ンク噴射口で、捕獲片70alの配列方向(以下
主走査方向又はX−X方向という)に40ドツトの
印写記録がおこなわれる。記録紙PRはX−X方
向と直交する方向Y−Yに、連続的又は間欠的に
送られる。画信号に応じて荷電電圧の印加が制御
されるので、また記録紙PRが送られるので、記
録紙PR上にはX−X方向およびY−Y方向にド
ツト単位でインク印写記録がおこなわれることに
なる。 ヘツド10には電磁弁90を介してアキユムレ
ータ100より加圧インクが供給され、アキユム
レータ100にはポンプ110で、フイルター1
20を介してインク槽130のインクが加圧供給
される。ガター70で捕獲されたインクはインク
槽130に戻される。 アキユムレータ100と電磁弁90の間のイン
ク流路に、半導体ストレインゲージ140aを封
着した液室部材140が介挿されている。電磁弁
90は3個のポートを有し、1つのポートである
入力ポートは液室部材140と連通とされ、出力
ポートは流路部材11と連通とされ、他の1つの
ポートはインク槽130の内空間と連通とされて
いる。電磁弁90はプランジヤタイプのものであ
り、そのコイルが付勢(通電)されているときに
はプランジヤを引き込んで入力ポートと出力ポー
トを連通とし、もう1個のポートを遮断している
が、コイルが消勢されると、コイルスプリングの
力でプランジヤを突き出して、入力ポートを遮断
し(閉)、出力ポートともう1つのポートを連通
とする。 ポンプ110は、1個の電気コイルと分極磁化
した永久磁石プランジヤ、ダイアフラムおよびス
プリングバイアスしたボール弁を有する交流付勢
往復動型のものであり、電気コイルに正逆通電を
交互におこなうことにより、プランジヤが往復動
し、インクを吸入しかつ吐出する。このポンプの
吐出量は、通電切換周波数および電流値で定ま
る。 偏向位置検出電極ユニツト80は、モニター用
のインク噴射口14anより噴射したインク粒子
のすべてを、その偏向量がいくらであつても、捕
獲する開口を開け、しかも特定軌道(この例では
40ステツプの荷電の、最大荷電である第40ステツ
プの荷電をしたインク粒子の、基準軌道)を通つ
たものが電極80aをわずかに外れて80bに衝
突し、それ以上の偏向のものは80bに、第40ス
テツプの基準軌道より低偏向のものはすべて80
aに衝突する配置とした検出電極80aおよび8
0b、ならびに、これらの電極を絶縁保持する保
持台80cで構成されている。 第1b図に流体オンオフ制御および圧力制御を
おこなう流体制御部、および、荷電位相検索およ
び偏向量制御をおこなう印写制御部の構成を示
す。流体制御部は、電磁弁ドライバ(増幅器)1
50、圧力設定回路160およびポンプ駆動・制
御回路170で構成されている。電磁弁ドライバ
150は、後述する中央制御装置240より、電
磁弁開(入力、出力ポート間連通;コイル通電)
を指令する高レベル「1」が到来すると、電磁弁
90のコイルに所定レベルの通電をし、電磁弁を
開とする。圧力設定回路160は、標準コード設
定器160a、アツプダウンカウンタ160bお
よびデジタル−アナログ変換器(以下D/Aコン
バータと略称する)160cで構成されている。
標準コード設定器160aは、8ビツトコードを
出力する固定又は半固定のものであり、これには
標準インク圧に対応付けられたコードが設定され
ている。アツプダウンカウンタ160bは、アツ
プ指令「1」又はダウン指令「0」のとき1個の
カウントパルスが到来すると、標準コード設定器
160aの出力コードが表わす数に1を加算又は
減算した数を表わすコードを発生し、カウントパ
ルスが到来しない限り、そのコードを保持する。
カウンタ160bの出力コードはD/Aコンバー
タ160cでアナログ信号に変換されてポンプ駆
動・制御回路170に印加される。ポンプ駆動・
制御回路170には、D/Aコンバータ160c
より圧力設定値を示すアナログ信号が印加される
ばかりでなく、半導体ストレインゲージ140a
より、インク圧を示すアナログ信号(インク圧が
高いと高レベル、低いと低レベル)が印加され
る。ポンプ駆動・制御回路170においては、ス
トレインゲージ140aの電圧が演算増幅器
OPA1で反転増幅され、D/Aコンバータ16
0cの出力アナログ信号は演算増幅器OPA2で
反転増幅されてそれぞれ差動増幅器DAMに印加
される。今OPA1の出力電圧v1(インク圧に反
比例)、v1≧0とし、OPA2の出力電圧v2(圧力
指定値に逆比例)、v2≧0とすると、差動増幅器
DAMの出力電圧v3は、v3=K(v1−v2)であつ
て、実際のインク圧力が高ければ高い程、また圧
力指定値が低ければ低い程v3は小さく、実際のイ
ンク圧が低ければ低い程また圧力指定値が高けれ
ば高い程v3は大きい。v3がある設定レベル以上の
ときのみ、リレー又はスイツチング半導体素子等
のスイツチSWが閉とされ、演算増幅器の反転入
力端に50Hzのサイン波つまりポンプ駆動信号が印
加される。今仮にv2が一定であると、DAMの出
力v3はv1に比例し、つまりv3はインク圧に反比例
し、インク圧が所定値以下であるとスイツチSW
が閉じられ所定値を越すとスイツチSWが開か
れ、スイツチSWが閉の間のみポンプ110が駆
動されるので、インク圧を所定値にする定圧制御
がおこなわれる。この定圧制御の参照信号(つま
り定圧制御の基準信号)として圧力指定信号v2
印加されており、これが指定圧力値に逆比例して
シフトするので、所定圧力値v0では一定圧P0の圧
力制御がおこなわれ、それよりも高い指定圧力値
hではP0<Phなる一定圧Phの圧力制御がおこ
なわれ、低い指定圧力値VLではP0>PLなる一定
圧PLの圧力制御がおこなわれる。スイツチSW
が閉じている間は、50Hzのサイン波の正半波およ
び負半波に同期してそれぞれトランジスタTr1
r2が交互にオンとなり、ポンプ110のコイル
に正逆方向の通電が交互に繰り返えされる。つま
り、スイツチSWが閉の間のみポンプ110が駆
動される。なお、インク圧制御手法としてはこの
他に、差動増幅器DAMの出力レベルに応じてポ
ンプ110の付勢周波数、パルス幅、および/又
は電流値を制御する方法を採用してもよい。 電歪振動子12aiを励振付勢する励振電圧発
生器180は、中央制御装置240より与えられ
るクロツクパルスCK1を1/4周波に分周し、分周
パルスに基づいてその2個につき1サイクルのサ
イン波を形成し、これを増幅して電歪振動子に印
加する。サイン波の1サイクルに1個の割合でイ
ンク粒子が生成される。つまりクロツクパルスの
8個につき1個のインク粒子が生成される。 クロツクパルスCK1は位相設定回路190の
カウンタ190aに印加される。カウンタ190
aは7までカウントアツプすると次の8では0と
カウントコードを出力する循環カウンタであり、
CK1が到来している間、0,1,2,……7,
0,1,2,……7,0,1,2,……とカウン
ト動作を継続する。カウンタ190aの出力コー
ドはデコーダ190bに印加される。したがつて
デコーダ190bは、カウンタ190aにクロツ
クパルスCK1が到来する毎に、高レベル「1」
の出力を、出力端0〜7において順次に移す。そ
の結果、デコーダ190bの出力端0〜7のそれ
ぞれより、互に位相がCK1の周期T1ずつずれ、
しかもインク粒子の1個の生成につき1個の割合
で、インク粒子の生成周期T8の1/8、つまりT1
るパルス幅の位相検索パルスが出力される。これ
ら8組の位相検索パルスは、それぞれ第1グルー
プのアンドゲートAG1の0〜7のそれぞれに印
加されると共に、オアゲートグループOG1のオ
アゲート0〜7の2個づつに印加される。オアゲ
ートグループOC1の各オアゲートの出力は第2
グループのアンドゲートAG2の0〜7のそれぞ
れに印加される。後述するように、位相検索のと
きには第2グループのアンドゲートAG2はすべ
てオフ(ゲート閉)とされ、第1グループのアン
ドゲートAG1のアンドゲート0〜7の1つが選
択的にオン(ゲート開)とされて、特定の位相検
索パルス(デコーダ190bの出力0〜7の1
つ)が出力オアゲートOR1を介して、後述する
モニター用荷電電圧発生器200に印加される。
第1グループのアンドゲートAG1のいずれかを
オンとするかは、デコーダ190cの出力で定ま
る。デコーダ190cにはカウンタ190dのカ
ウントコードが与えられ、カウンタ190dのク
リアおよびカウントアツプは中央制御装置240
が制御する。位相検索においては、装置240が
まずカウンタ190dをクリアする。これにより
デコーダ190cの出力端0が高レベル「1」と
なり、第1グループAG1のアンドゲート0がオ
ンとなり、モニター用荷電電圧発生器200に、
デコーダ190bの出力端0の位相検索パルスが
印加され、そのパルス幅の間モニター用の荷電電
極20anに荷電電圧が印加される。中央制御ユ
ニツト240は、カウンタ190dをクリアして
から所定期間の間荷電検出回路210の出力を見
て、それが「荷電」を表わす「1」にならない
と、カウンタ190dに1パルスを与える。今度
はデコーダ190cの出力端1が「1」になり、
第1グループのアンドゲートAG1の0はオフ、
1がオンとなり、第2組の位相検索パルス(19
0bの出力端1の出力パルス)がオアゲートOR
1を通して荷電電圧発生器200に印加される。
つまり、200に与えられる検索パルスは位相が
T1だけ遅れたものとなる。そして中央制御ユニ
ツト240は同様に荷電検出回路210の出力を
見て、以下同様に回路210の出力が「荷電」を
表わす「1」となるまでカウンタ190dにパル
スを与えてそれをカウントアツプさせる。回路2
10より「荷電」を表わす「1」が到来すると、
装置240はカウンタ190dにパルスを与えな
いで、つまり最適荷電位相が定まつたとし、今度
は第2グループのアンドゲートAG2のアンドゲ
ート0〜7のすべてにオン指令信号「1」を与え
る。これによりカウンタ190dのカウント値が
仮に3であるとすると、デコーダ190cの出力
端2が「1」であり、第1グループAG1のアン
ドゲート2と第2グループAG2のアンドゲート
2が共にオンとなり、AG1のアンドゲート2よ
り第3組の位相検索パルスが出力され、AG2の
アンドゲート2よりオアゲートOG1の2の出
力、すなわち第2組と第4組の位相検索パルスが
オアゲートOR1に印加される。つまり、位相検
索パルスが第3組と定まると、印写荷電パルスと
しては、その両側の第2組と第4組の位相検索パ
ルスを第3組のものに加算(論理和)したパル
ス、すなわち、検索設定パルスを中心とし、その
パルス幅の3倍のパルス幅3T1を有するパルス
が、OR1より印写荷電パルスSctとして出力され
る。このように位相検索パルスのパルス幅を狭く
し、かつ印写荷電パルスSctのパルス幅を広くす
るのは、位相検索により荷電位相を正確に検出
し、かつ印写荷電を確実にするためである。印写
荷電パルスSctは、モニタ用荷電電圧発生器20
0および印写記録用荷電電圧発生器200iに印
加される。 第1b図には、機構部はモニター用インク噴射
口を中心にして、モニター用荷電電極20an
下は第1b図を紙上から見おろした形で示す。す
でに説明したように、モニター用荷電電極20a
nには、荷電電圧発生器200より荷電電圧が、
位相設定回路190の出力印写荷電パルスSct
(「1」レベル)がある間印加される。 荷電電圧発生器200は、最低ゲインコードを
設定した標準コード設定器200a、最低ゲイン
コードがロードされそれよりカウントアツプする
カウンタ200bおよび荷電増幅回路200dで
構成されている。荷電増幅回路200dの構成を
第1c図に示す。荷電増幅回路200dは、第40
ステツプの荷電電圧コード(Vc40を示すScc)を
メモリするラツチLA1、荷電電圧コードをアナ
ログ電圧(第40ステツプの荷電電圧Vc40信号)に
変換するD/AコンバータDA1、アナログゲー
トAG、アンドゲートAN1、演算増幅器OPA
5,OPA5の入力インピーダンス設定用の抵抗
i,RI,R1〜Roおよびスイツチング素子S1
o、デコーダDE1、出力トランジスタTRおよ
びフイードバツク抵抗Rfで構成される。ラツチ
LA1には、第1ステツプから第40ステツプの基
準荷電電圧(Vc1〜Vc40)を示すコードのうち、
第40ステツプVc40を示すコードが常時ラツチさ
れ、アンドゲートAN1に荷電タイミング信号Sct
と画信号(これはモニター回路であるので常時
「1」に固定される)が印加され、Sctが「1」の
間、つまり位相設定回路190のオアゲートOR
1の出力が「1」の間のみ、第40ステツプの基準
荷電電圧Vc40が入力抵抗Riに印加される。一
方、カウンタ200bのカウントコード(標準コ
ードよりカウントアツプしたカウントコード)が
デコーダDE1に印加され、このカウントコード
cに応じた数のスイツチング素子S1〜xがオン
となり、抵抗R1〜xがRiに並列接続される。カ
ウンタ200bの標準コード(最低ゲインコー
ド)のロードおよびカウントアツプは中央制御装
置240で制御される。 偏向第40ステツプの位置に飛翔するインク粒子
が80aをわずかに外れて80bに衝突し、それ
以上の偏向のものは80bに、それ未満のものは
80aに衝突する関係で2枚の荷電検出電極80
aおよび80bが配置されており、これらの電極
80aおよび80bのそれぞれに偏向検出回路2
20aおよび220bが接続されている(第1b
図)。ひとつの検出回路220aは、積分用の
MOS FET(メタル・オキサイド・シリコン フ
イールド エフエクト トランンジスタ)FET
1およびコンデンサC、演算増幅器OPA4、比
較器COM1、リードリレーLRおよびリレードラ
イバ(増幅器)LDで構成されている。これにお
いて、リレードライバLDが一瞬付勢されるとリ
レーLRが一瞬閉となつてコンデンサCが放電す
る(リセツト)。その後、荷電インク粒子が電極
80aに衝突すると、インク粒子の1個の衝突毎
にコンデンサCがわずかづつチヤージされ、充電
電圧がFET1で電圧変換されてOPA4に印加さ
れ、そこで増幅されて比較器COM1に印加され
る。比較器COM1の参照電圧Vrefは、この例で
は、標準荷電量を有するインク粒子が時系列で
256個電極80aに衝突した後のOPA4の出力電
圧よりも低い値に設定されている。したがつて、
リレーLRを一瞬閉としてから256個のインク粒子
が生成された後に回路220aの出力を見て、そ
れが「荷電検出」を表わす「1」であると、イン
ク粒子は所定の偏向軌道より下方の領域(第1b
図;紙面より見て)を飛翔している、と判断しう
る。他の回路220bも220aと同じ構成であ
る。インク粒子が偏向不足の軌道を飛翔すると、
それは電極80aに衝突し、偏向過大の軌道を飛
翔するとそれは電極80bに衝突する。したがつ
て、前述の位相検索をおこなつた後に、回路22
0a,220bのリレーLRを一度閉として、そ
の後CK1をカウントしてカウント値がたとえば
256×8となつたとき、つまりその後256個のイン
ク粒子が生成された後に回路220aおよび22
0bの出力を見ることにより、インク粒子の偏向
位置が分かる。初期は荷電増幅回路200dに最
低ゲインを示す標準コードを印加して回路200
dを最低ゲインに設定し、続いて回路220aお
よび220bの出力を見ながら220aの出力
「1」、220bの出力「0」から、カウンタ20
0bを1づつカウントアツプさせてゲインを1ス
テツプづつ高くし、220aの出力が「0」、2
20bの出力が「1」となつた所で、荷電インク
粒子の偏向が適正で、電極80aをわずかに外れ
て80bに衝突するという第40ステツプの基準偏
向軌道をとつていることになる。このときカウン
タ200bのカウントコードが、適正ゲインを示
す。中央制御装置240は、この適正ゲインコー
ドを、印写荷電用荷電電極20ai、i=1〜
42、にそれぞれが接続された荷電電圧発生器20
0iのラツチLA2にメモリする。 印写記録用の荷電電圧発生器200iの構成を
第1d図に示す。これは、荷電増幅器200dよ
りラツチLA1およびD/AコンバータDA1を省
略してアナログゲートAGにD/Aコンバータ2
50(第1b図)の出力(Vc1〜Vc40を示すアナ
ログ電圧)を印加し、かつデコーダDE1にラツ
チLA2より適正ゲインコードSgcを与えるよう
に変形した形のものであり、ラツチLA2に前述
の適正ゲインコードSgcが、装置240より送ら
れてメモリされる。印写記録時には装置240が
Sctに同期してVc1,Vc2,Vc3,……Vc40,Vc1
Vc2,……Vc40,Vc1,Vc2,……と第1ステツプ
から第40ステツプの荷電電圧(Vc1〜Vc40)信号
を繰り返して200iのアナログゲートAGに印
加し、それらが適正ゲインで増幅されて出力トラ
ンジスタTRのベースに印加される。 なお、荷電増幅回路200dおよび荷電電圧発
生器200iにおいて、R1<R2<R3………<Ro
とされており、ゲインGは、 G=Rf/<〔1/(1/Ri+1/Rx)〕+RI> =Rf/<〔Ri・Rx/(Ri+Rx)〕+RI> …(1) であり、デコーダDE1の入力コードがR1〜Ro
1つを指定するので、デコーダDE1の入力コー
ド(ゲイン指定コード)が大きい値を示すと、
R1〜Roの、抵抗値が小さいものがRiに並列接続
されゲインGは大きく設定される。 中央制御装置240は、中央処理ユニツト(又
はマイクロプロセツサ;以下CPUと略称する)、
半導体読み出し専用メモリ(以下ROMと称す
る)、半導体読み書きメモリ(以下RAMと称す
る)および入出力ポートを備える数チツプのマイ
クロコンピユータで構成されており、そのROM
に前述した各種制御をおこなうプログラムデー
タ、それらのプログラムを実行するにおいて参照
する定数データおよびその他の付加的なプログラ
ムデータおよび定数データが固定メモリされてお
り、図示を省略した画信号送出側の画信号処理制
御ユニツトと共同して印写制御をおこなう。 以下、本発明の実施に直接に関係する240の
動作を第2a図〜第2d図に示すフローチヤート
を参照して説明する。 中央制御装置240のROMには、偏向第1ス
テツプから第40ステツプの基準荷電電圧(Vc1
Vc40)コードがメモリされている。これらのデー
タをメモリした領域を次の第1表に示す如く荷電
電圧メモリ9〜48と呼ぶこととする。またイン
ク噴射口14aiのそれぞれのわずかなインク噴
射特性のバラツキおよび荷電電極20aiのそれ
ぞれの荷電特性のバラツキによる荷電電圧レベル
差(モニターに対するもの)を補正するゲイン補
正係数がROMにメモリされており、これらのメ
モリ領域を便宜上第1表に示す如くノズル係数メ
モリ1〜42と呼ぶことにする。
【表】 なお、第1荷電レベルをNo.9、第2荷電レベル
をNo.10,……第40荷電レベルをNo.48としている
(このNo.より8を引いたものが荷電レベルに対応
する)。 また中央制御装置のRAMにはデータ一時メモ
リ用の領域が定められており、これらの領域を説
明の便宜上以下レジスタと呼ぶこととすると、図
面に示すフローチヤートで言及するレジスタの内
容は次の第2表の通りである。
【表】 まず第2a図を参照して、中央制御装置240
の動作の概要を説明すると、中央制御装置240
はそれ自身に電源が投入されると、それが制御す
る機器および回路(第1b図、第1c図および第
1d図×42)の電源を所定のシーケンスで投入
し、圧力設定回路160のカウンタ160bをリ
セツトし、次いでそのカウンタ160bに標準コ
ードをロードする。これにより、ポンプ駆動回路
170が、インク圧を標準インク圧にするポンプ
駆動をおこなう。装置240はこのように目標イ
ンク圧を標準インク圧に設定すると、CK1のカ
ウントを開始する。これはCK1が到来する毎に
タイマー1レジスタの内容に1を加え、加算値を
タイマー1レジスタに更新メモリするカウントプ
ログラムに基づいておこなわれる。このカウント
中に、半導体ストレインゲージ140aの検出圧
を見て、それが設定圧1よりも大となると電磁弁
90を付勢セツトし、アキユムレータ100とイ
ンクジエツトヘツド10の間を連通とする。な
お、タイマー1レジスタの内容が所定値以上(タ
イマー1タイムオーバ)となつてもインク圧が設
定圧以上になつていないと、ポンプ駆動・制御回
路170および印写用の電源を断とし、異常表示
灯とブザーを付勢ラツチして、タイマー2レジス
タの、CK1に同期した1づつの加算更新メモリ
を開始し(タイマー2オン)、タイマー2レジス
タの内容が所定値以上となると、つまり、タイマ
ー2の時限が完了すると、ブザーを消勢し、異常
表示灯を点灯のままとする。 前述の如くインク圧が設定値1以上となり、電
磁弁90を開とすると、ヘツド10よりインクが
噴射されるのでインク圧が一瞬低下する。そこで
装置240はインク圧が設定値2以上になるのを
待つて、位相検索をおこない、これを終えると荷
電レベルを調整する。荷電レベルの調整を終了す
ると、装置240は、画信号送出側に記録準備完
了を知らせ画信号を要求する。このようにして装
置240は印写記録動作に移す。印写記録中にお
いては装置240は、画信号送出側よりの位相検
索指令や荷電レベル調整指令に応答して位相検索
および荷電レベル調整をおこなう。印写記録が終
わると装置240は、画信号送出側よりの終了指
令に応答してまず電磁弁90を消勢(オフ)と
し、次いでポンプ駆動・制御回路170の電源を
遮断し、更に他の機器および回路(第1b図およ
び第1c図)の電源を遮断する。装置240の電
源投入および遮断は画信号送出側が制御する。 以下、装置240がおこなう位相検索動作およ
び荷電レベル調整動作を第2b図および第2c図
に示すフローチヤートを参照して詳細に説明す
る。まず第2b図のフローチヤートを参照して位
相検索動作を説明する。これにおいてはまず荷電
増幅回路200dのラツチLA1に、第40ステツ
プの基準荷電電圧コードをラツチし、カウンタ2
00bをクリアしてそれに標準コード(最低ゲイ
ンコード)をロードする。次いで位相設定回路1
90の第2グループAG2のアンドゲート0〜7
をすべてオフにセツト(240の出力ラツチリセ
ツト)し、カウンタ190dをクリアする。これ
により第1グループAG1のアンドゲート0のみ
が開(オン)とされ、第1組の位相検索パルス
(デコーダ190bの出力端0)のみがモニター
用荷電信号発生器200に印加される。装置24
0は、その後CK1をカウントし(カウンタ1レ
ベスタの、CK1の到来数メモリ)、それが所定数
n1以上となると、つまり、所定個数のインク粒子
の生成後に、荷電検出回路210の出力が「1」
とラツチされているか否かを見て、「1」でない
とカウンタ190dに1パルスを与える。このと
きデコーダ190cが出力端0から1に「1」の
出力を切換え、これにより今度は第1グループ
AG1のアンドゲート1が第2組の位相検索パル
ス(デコーダ190bの出力端1)を出力し、こ
れがモニター用荷電信号発生器200に印加され
る。そしてまた、所定時限の後、荷電検出回路2
10の出力が参照され、その出力が「0」である
とまたカウンタ190dに1パルスが与えられ
る。このようにして、モニター用荷電信号発生器
200に印加される位相検索パルスが、インク粒
子の生成周期T8=8T1,T1はCK1の周期、以内
においてT1づつずらされる。荷電検出回路21
0の出力が「1」となると、つまり、インク粒子
が荷電するようになると、そのときのカウンタ1
90dのコードがインク粒子を適当に荷電する位
相検索パルスを示す。これで位相検索を終了し、
装置240は第2グループAG2のアンドゲート
0〜7のすべてをオン(ゲートオン)にラツチす
る。これにより、オアゲートOR1から適正位相
検索パルスを中心とし、そのパルス幅T1の3倍
のパルス幅3T1の印写荷電パルスが出力される
ようになる。 次に第2c図に示すフローチヤートを参照して
荷電レベルの調整動作を説明する。これにおいて
は装置240はまず偏向検出回路220aおよび
220bのリードリレーLRを一瞬閉にしてコン
デンサCを放電させ、インク粒子の生成数のカウ
ントを開始する。カウント値が所定値以上になる
と装置240は回路220aおよび220bの出
力を見て、偏向検出回路220aの出力が「1」
のときには、偏向量不足としてカウンタ200b
を1のカウントアツプをするが、その前にカウン
タ200bの出力コードを見て、それが所定値N
na以上であると、荷電電圧レベルの調整範囲を外
れるとして、カウンタ200bをクリアしてそれ
に標準コードをロードし、つまり一度標準コード
に戻し、カウンタ160bをダウンカウントとし
てそれに1パルスを与えて、目標インク圧を1ス
テツプ下げる。そして、タイマー3レジスタの、
CK1の加算メモリを開始して時限カウントを開
始し、インク圧目標値をかえたことによるインク
圧の変化が現われる時点、つまりタイマー3レジ
スタのメモリデータが所定数以上になつたとき
(タイマー3タイムオーバー)に、再度位相検索
(第2b図)をおこない、位相検索を終了すると
偏向検出回路220aおよび220bのリレー
LRを一瞬閉としてまたインク粒子生成数をカウ
ントし、カウント値が所定値になると回路220
aおよび220bの出力を見る。このようにして
回路220aが「1」の出力を生ずる限り、カウ
ンタ200bをカウントアツプし、カウント値が
所定値Nnaになると、インク圧を調整する。この
ようにしている間に、いずれ回路220aの出力
は「0」で220bの出力が「1」となる。この
時点でカウンタ200bのカウントアツプは停止
とし、カウンタ200bの出力コードSgcを係数
レジスタにメモリし、ノズル係数メモリ1〜42
よりノズル係数α〜α42を読んで、αi×Sgcを
200i(i=1〜42)のラツチLA2にメモリ
する。これでモニタ用および各印写用荷電電圧発
生器200および200iが最適ゲインに設定さ
れたことになる。次いで装置240は、荷電電圧
メモリ9〜48のデータVc1〜Vc40をそれぞれ、
荷電電圧レジスタ9〜48のそれぞれに書込む。 印写記録においては、装置240はSctに同期
して荷電電圧レジスタ9〜48のデータを所定順
でD/Aコンバータ250に繰り返し出力する。 次に本発明の他の実施例および変形例を説明す
る。前述の実施例(第1a図)においては、マル
チノズルヘツドを用いて、記録幅全体を5mm間隔
で形成された42個のインク噴射口の噴射インク粒
子で記録し、その1個のインク噴射口で、5mm幅
を40ドツト(8ドツト/mm)で記録し、かつ、記
録幅を外した位置に、前記記録用の42個のインク
噴射口と同じ条件でインクを噴射するモニター用
の1個のインク噴射口を形成して、このモニター
用の1個のインク噴射口より噴射するインクは常
時最大偏向位置に偏向される荷電電圧(第40段)
で荷電し、そのインク粒子の偏向位置を検出し
て、偏向位置が所定点になるようにまず第1に荷
電増幅回路のゲインを調整し、調整範囲を外れる
ときにはインク圧を変更し、そのゲインに基づい
て、印写記録荷電用の荷電電圧(40段)を定めて
おり、モニターインク粒子を荷電するモニター用
荷電電圧発生器(第1c図)と記録用の荷電電圧
発生器(第1d図のもの×42個)とは別のものと
している。しかしながら、単一ノズルヘツドの場
合、あるいは記録用インク噴射口のそれぞれに1
個の偏向検出極電80を対応付けて設置する場
合、もしくは1個又は数個のインク噴射口を記録
用とモニター用に兼用する場合などには、1個の
荷電電圧発生器をモニター用と記録荷電用に共用
しうる。この場合は、たとえば荷電電圧発生器を
200よりラツチLA1およびデコーダDA1を省
略したものとして、位相検索および荷電レベルの
調整においては、アナログゲートAGに定電圧た
とえば第40ステツプのアナログ基準電圧Vc40を印
加し、印写記録時にはSctに同期してVc1〜Vc40
を所定順に繰り返し印加すればよい。また前述の
実施例(第1a図〜第1d図)においては、荷電
検出電極40ai,40anと荷電検出回路210
を備えているが、これらは省略してもよい。これ
らを省略するときには、位相検索(第2b図)に
おいて、カウンタ190dをクリアしてから偏向
検出回路220aおよび220bのリレーLRを
一瞬閉とし、それからインク粒子の生成数をカウ
ントし、カウント値が所定値になつたとき回路2
20aおよび220bの出力を見て、いずれかの
回路の出力が「1」であると位相検索を終了し、
いずれの出力も「0」であると、回路220aお
よび220bをリセツトしてカウンタ190dに
1パルスを与え、いずれかの回路220a,22
0bの出力が「1」になるまでこれを繰り返せば
よい。 以上の説明においては特定の装置構成を示した
が、本発明はそれに限らず、他の各種の装置構成
でも同様に実施しうる。たとえば、圧力設定回路
160のカウンタ160bおよび標準コード設定
器160aを省略し、これらの機能をたとえば中
央制御装置240のマイクロコンピユータあるい
は他のマイクロコンピユータで負担させてもよ
い。荷電信号発生器200のカウンタ200b、
標準コード設定器200a等も同様であり、また
位相設定回路190の動作をマイクロコンピユー
タでおこなわせてもよい。 ヘツド10も第1a図に示すものならず、その
他のシングルノズルタイプ又はマルチノズルタイ
プのものを用いうる。たとえば共通インク流路
に、先端に1個のインク噴射口を形成した複数個
の円筒状電歪振動子の一端を結合した、ノズル数
と等しい数の円筒状電歪振動子を設置したインク
ジエツトヘツドや、円筒状電歪振動子を加圧イン
ク筐体とは分離してその間をパイプで連通とし
て、振動子を固定台又は噴射方向調整台に設置し
たインクジエツトヘツドを同様に使用しうる。 以上の通り、本発明では多値荷電制御偏向形イ
ンクジエツト記録において少なくとも1つの所定
偏向位置におけるインク粒子の偏向ずれを検出し
てずれを実質上零とする如く荷電増幅回路のゲイ
ンを調整して、その他の偏向位置に対応付けられ
る各ステツプの荷電電圧をそのまま設定するの
で、各ステツプの荷電電圧の演算が省略され、制
御設定が簡単かつ迅速となる。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、本発明を実施する1つのインクジ
エツト記録装置の、主に機構部を示す斜視図、第
1b図、第1c図および第1d図はその電装部の
構成を示すブロツク図、第2a図は電源投入から
印写記録終了までの、中央制御装置240の制御
動作フローの概要を示すフローチヤート、第2b
図は位相検索・設定の詳細を示すフローチヤー
ト、第2c図は荷電レベル調整の詳細を示すフロ
ーチヤートである。 10:インク噴射ヘツド、11:流路部材、1
2:振動子支持枠、13:ノズルプレート保持
体、12ai:電歪振動子、13ai:インク流
路、14:ノズルプレート、20:荷電電極板、
14ai:インク噴射口、20ai,20an:荷電
電極、30,50:シールド板、40:荷電検出
電極板、60:偏向電極ユニツト、40ai,4
0an:荷電検出電極、60al:偏向電極板、6
1,62:導電ワイヤ、70:ガター、80:偏
向位置検出電極ユニツト、70al:捕獲片、8
0a,80b:検出電極、90:電磁弁、10
0:アキユムレータ、110:ポンプ、120:
フイルタ、130:インク槽、140:液室部
材、150:電磁弁ドライバ、140a:半導体
ストレインゲージ、160:圧力設定回路、17
0:ポンプ駆動・制御回路、180:励振電圧発
生器、190:位相設定回路、200:荷電電圧
発生器、210:荷電検出回路、220a,22
0b:偏向検出回路、230:偏向電源回路、2
40:中央制御装置、250:D/Aコンバー
タ、PR:記録紙。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 インク噴射口に加圧インクを供給し、インク
    噴射口より噴射するインクに振動を乗せてインク
    噴射口より噴射したインクを規則的にインク粒子
    に分離し、インク粒子に分離する時点に荷電電極
    で噴射インクに多値荷電電界を及ぼして荷電イン
    ク粒子を偏向電界で多値偏向させるインクジエツ
    ト記録において: インク噴射口より噴射されるインク流に関して
    偏向電極の後側に、所定範囲の偏向量の荷電イン
    粒子は衝突するが該範囲を外れる荷電インク粒子
    は衝突しない板状の荷電検出電極を配置して、こ
    の荷電検出電極に荷電検出回路を接続し; 荷電電極に荷電電圧を印加する荷電電圧発生器
    は、荷電電極に荷電電圧を与える出力トランジス
    タ、この出力トランジスタのベースに出力電圧制
    御信号を与える演算増幅器、荷電電圧信号入力
    端、ゲイン設定信号入力端、荷電電圧信号入力端
    と演算増幅器の入力端の間に互に並列に接続され
    た複数個の、抵抗とスイツチング素子の直列回
    路、を備えて、これらのスイツチング素子のオ
    ン、オフをゲイン設定信号入力端のゲイン設定信
    号で定めるものとし; 基準荷電電圧を示す荷電電圧信号を荷電電圧発
    生器に与えてインク粒子を荷電し、荷電検出回路
    が荷電検出信号を発生すると荷電インク粒子の偏
    向位置が荷電検出電極を外れる方向にゲイン設定
    信号を変更して荷電検出回路が荷電検出信号を発
    生しなくなつたときゲイン設定信号の変更を停止
    しこのときのゲイン設定信号で定まるゲインを荷
    電電圧発生器の記録荷電ゲインに定める; ことを特徴とする、多値偏向制御インクジエツト
    記録における荷電レベル設定方法。
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