JPS62236621A - タツプ加工装置 - Google Patents

タツプ加工装置

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JPS62236621A
JPS62236621A JP7512786A JP7512786A JPS62236621A JP S62236621 A JPS62236621 A JP S62236621A JP 7512786 A JP7512786 A JP 7512786A JP 7512786 A JP7512786 A JP 7512786A JP S62236621 A JPS62236621 A JP S62236621A
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JP
Japan
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time
feed
spindle
tap
main spindle
Prior art date
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Application number
JP7512786A
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English (en)
Inventor
Shinji Inazuka
稲塚 信治
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は延び縮み可能なタップホルダをNC工作機械
の主軸に取付け、該主軸を回動および送り駆動すること
によりワークにめねじを形成するタップ加工装置におい
て、切削後の戻り送りを倍速化するための改良に関する
ものである。
〔従来の技術〕
ワークに対してめねじを切る方法としてタップ加工が知
られている。このタップ加工においては、マニシングセ
ンタ、ドリリングセンタ等のNC工作機械の主軸にタッ
プホルダを取付け、NC工作機械を切削条件に応じてプ
ログラム制御することにより、NC工作機械の主軸、タ
ップホルダおよびタップを一体的に回動してワークにめ
ねじを形成するようにしている。
ところで、かかるタップ加工においてはNC工作機械の
主軸が正逆転可能である場合NC工作機械の主軸を正転
方向に回動しかつ該主軸を切り込み方向に送り駆動する
ことにより切削加工を行なうとともに、その後主軸を停
止させた後、該主軸を逆転方向に回動し、かつ該主軸を
戻り方向に送り駆動することによりタップホルダを元の
位置へ復帰させるようにしているが、従来装置によれば
タップを単に元の位置に復帰させるだけのための戻り送
りを切削送りと全く同じ切削条件で行なうようにしてい
たため、タップ加工の1工程に時間がかかるという問題
点があった。
また、最近はタップホルダとしてトルク調整用のタップ
コレットが組込まれ、タップホルダ自体が延び縮み可能
なようになっているものがあり、このようなタップホル
ダを用いたタップ加工においては、前記タップコレット
が組込まれていることに起因し、タップホルダのタップ
側部分の送り速度と主軸部分の送り速度とが完全に同期
するまでには所定の時間を要する。すなわち主軸の回転
の立」ユリと主軸の送りの立上りにはズレが生じ、この
ズレによってタップホルダは伸び縮みすることになる。
また、従来のNC工作機械においては、タイマに時間を
設定したり、あるいは実際に角速度を検出する等して主
軸回転の立上り終了時を設定し、この回転立上り終了を
検知した時点で主軸の送りを開始するようになっている
ものが多い。すなわち、従来のNC工作機械では、上記
延び縮み可能なタップホルダを用いてタップ加工を行な
う場合、タップホルダの延び縮みを考慮しておらず、こ
のため主軸の回転および送りの立上り時においては前記
回転の立上りと送りの立上りとのズレ等に起因しタップ
ホルダの延び量と縮み量に差が生じていると考えられる
。したがって、従来のNC工作機械においてはプログラ
ムによる設定によって単に戻り送りを倍速化したとして
も、戻り送り時にはタップはワークに螺合した状態から
戻り駆動されるため前記タップホルダの延び縮みの差に
よってタップホルダおよびタップに対して過大な負荷が
かかり、タップホルダ自体の破損・故障あるいはねじ山
破壊等が発生することになる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上記実情に鑑みてなされたもので、延び縮み
可能なタップホルダを用いてタップ加工を行なう場合、
実際の送り速度とプログラム設定した送り速度とを同期
化することによりタップホルダおよびタップを破損する
ことなく戻り送りを倍速化可能なようにしようとするも
のである。
〔問題点を解決するための手段〕
そこでこの発明では、前記タップの逆転時における前記
主軸回転が回転開始から所定の定常回転数まで立上った
時点までに生じるタップ移動量と前記主軸の戻り送りに
よる前記ホルダの移動ごとが等しくなるように前記主軸
逆転開始から主軸送り開始までの遅延時間を求め、該求
めた遅延時間を主軸送り停止時間として設定する設定手
段と、前記主軸を戻り駆動する際に前記主軸の逆転動作
を開始し、その後前記設定した主軸送り停止時間が経過
した後前記主軸の戻り送りを開始する主軸駆動手段とを
具えるようにする。
〔作用〕
かかる構成によれば、回転立上り時におけるタップ移動
量とホルダ移動量とが等しくなるので、結果的に前記主
軸回転立上り時におけるタップホルダの伸び瓜と縮みは
とを等しくすることができ、これによりタップ加工の戻
り速度の倍速化を図ることが可能になる。
〔実施例〕
第2図にタップホルダの一例を示す。
タップホルダ1は各メーカからいろいろの種類がでてい
るが、ここでは主軸2が正逆転可能機用のものを採用す
る。このタップホルダ1にはトルク調整用のコレット3
が組込まれており、また切削送りとタップピッチとの送
り差はタップホルダ本体の軸4部分のテンション(延び
)およびコンプレッション(縮み)機能で若干量(例え
ば115〜20s+m)吸収することができるようにな
っている。このホルダ1には、例えば下表に示すような
3種類があり、それぞれにタップ径の範囲が定められて
いる。
かかるタップホルダ1にタップ5が取付けられ、主軸2
がNC工作機械のプログラム制、御にしたがって正逆転
および送り駆動されることによりワーク6にめねじが形
成される。すなわち、主軸2が正転しかつ矢印A方向に
送られることによりワーク6に対する切削が行なわれ、
その後主軸2は停止する。そして、その後主軸2が逆転
しかつ矢印B方向に送られる°ことにより主軸の戻り送
りが行なわれ、主軸2は元の位置に復帰する。
ここで、タップの戻り送り時に着目してみると、主軸2
の回転の立上りと送りの立上りとの関係は、例えば第3
図に示すようになると考えられる(第3図中、実線が回
転の立上りに対応し、破線が送りの立上りに対応してい
る)。すなわち、第3図において、実線は主軸2の回転
によるタップ部分(第2図中(T)で示す)の送り速度
の立上りを示し、また破線は主軸2の送りによる軸側部
分(第2図(G)で示す)の送り速度の実際の立上りを
示している。別言すれば第3図中の実線は、タップピッ
チPに主軸回転数Nを掛けた値PXNとして表わされる
タップの戻り送り速度であり、また、回転と同期がとれ
た送り速度であるともいうことができる。尚、第3図に
おいては、便宜上回転および送りが直線的に立上るもの
とした。
いま、回転が立上るまでの時間(時刻aから時刻eまで
)において、主軸2の回転によって発生したタップ側(
T)の移動量はΔaheの面積として表わされ、また主
軸2の送りによって発生した主軸側(G)の移動量は口
bgheの面積として表わされる。このため、これらの
差、すなわちΔabfの面積およびΔfghの面積がそ
れぞれ、タップホルダ1の軸4部分のコンプレッション
量。
FlおよびテンションQ F 2に対応するものとする
ことができる。したがって、NC工作機械のプログラム
において、これらコンプレッション量F1およびテンシ
ョンW F 2が等しくなるよう、別言すればΔahe
の面積と口bgheの面積とが等しくなるようにドウエ
ル時間(時刻aから時刻すまでの時間)を設定するよう
にすれば、主軸の送りおよび回転の立上り時のずれによ
るタップホルダの延び縮みを結果的に「零」とすること
ができる。
また、タップ加工においては主軸2を正転方向に回転す
る切削送りが終了した後、回転を一旦停止し、その後主
軸2を逆転方向に回動して戻り送りを行なうのであるが
、前記回転が停止したときには主軸の慣性によりタップ
ホルダには所定量Faのテンションが加わっており、こ
のため戻り送り時においては、タップホルダは第4図に
示すように該テンションFaが加わった状態で駆動され
ることになる。
すなわち、第3図において、Δafb=Δfghとする
ように戻り送りのスタート時点すをドウエル5!!整す
るのみでは前述した回転停止時におけるテンションFa
が考慮されておらず、以下、第1図にしたがって該テン
ションFaをも考慮したドウエル調整を説明する。
この第1図においては、Δafb−Δfghとなってお
り、このため時刻すを戻り送りのスタートとすれば、前
述した主軸2の回転と送りとの非同期により発生するタ
ップホルダの伸び縮みは結果的に「零」とすることがで
きる。尚、この送り停止1一時間t□  (時刻aから
時刻すまで)は回転の立上がり時間1+  (時刻a〜
時刻e)および送りの立上がり時間t2  (時刻b〜
時刻d)がわかれば下記(1)(2)式にしたがって求
めることができる。
t 3 ” t + / 2            
(1)to =t3−t1/2         (2
)ここで、口hejiの面積を前記回転停止時のテンシ
ョンQFaに対応すると考える。すなわち、前記テンシ
ョンff1Faを実際に調べ、該調べたテンションQF
aに対応する時間t4 (時刻e〜時刻i)を求め、実
際の送りのスタートを前記求めた時刻すを時間t4だけ
ズラせた時刻gとするようにすれば、口bgkg−口h
ejiとなり、この結果、タップホルダの縮み量Δam
j7は延び量(Δkmh十口ehji)に等しくなり、
タップホルダの伸び縮みを零とすることができる。した
がって、ドウエル時間を(to+t4)としてタップホ
ルダの送り開始時間を調整するようにすれば、タップホ
ルダの伸び縮みは最終的に0となり、これにより戻り送
りの速度を切削送りの速度より数倍高速に設定するよう
にしてもタップホルダおよびタップに余計な負荷が作用
し、タップホルダ自体を破壊したりあるいはねじ山をつ
ぶしたりする不都合を好適に防止することができる。
次に、実際にNCプログラムを作成する際の前手順につ
いて説明する。
ステップ1; 通常のNC工作機械においては、タイマに時間を設定し
たり、あるいは実際に角速度を検出する等して主軸回転
の立上がり終了時を設定しく例えば回転数が指定回転数
の70〜80%まで立上がったときを立上がり終了時と
する)、この回転室1−かり終了を検知した時点で主軸
の送りを開始するようになっているものが多く、このよ
うなNC工作機械に本発明を適用する場合には、かかる
回路構成を例えば取除く等して該回路構成を非動作とし
、主軸の送り開始をNCプログラム内のドウエルにて調
整できるようにする。すなわち、本発明を適用するNC
工作機械においては、主軸の送り開始はハード的に制御
されるのではなく、ソフトウェアによって制御されるよ
うにする。そして、NC工作機械を様々の回転数で実際
に動かしてみて、主軸の回転の立」二がりをグラフ化す
る。
ステップ2; NC工作機械を様々の送り速度で実際に動かしてみて、
主軸の送りの立上がりをグラフ化する。
例えば、送り速度Fを20 Oam/@in した場合
、立上がり時間(第1図t2)は5秒となり、そのグラ
フは第5図の如くなった。
ステップ3; 使用するタップホルダのコンプレッション量F1および
テンションQ F 2を調べる。
ステップ4; NC工作機械にタップホルダを取付け、装置を実際に動
かしてみることにより、切削送り終了後の回転停止時に
おけるタップホルダの延びWFa(第1図;口ehji
)を調べる。そして、この延びを補正するための戻し送
り開始遅延時間(第1図t4)を複数の異なる切削条件
および様々なタップの径について求める。例えば切削速
度Vを12m/ff1inとし、N27.P−3,0の
タップについて、戻り送り速度を切削送り速度の2倍と
した場合、前記時間t4は063秒となった。また、同
一の条件で戻り送り速度を切削送り速度の5倍とした場
合には前記時間t4は0.5秒となった。
ステップ5; ステップ1で求めた回転の立上がりのグラフとステップ
2で求めた送りの立上がりのグラフを組合わせることに
より、第3図に示したようなグラフを作成し、テンショ
ン量とコンプレッション量とが等しくなる点fを求め、
以下、前記(1) (2)式にしたがって時間t□  
(第1図)を求める。そして、この時間t□にステップ
4で求めた時間t4を加えることにより、ドウエル時間
t□ +t4を決定する。そして、かかるドウエル調整
によって生じるコンプレッション量(第1図Δarrl
)およびテンション量(第1図Δmkh+口heij)
が使用するタップホルダのコンプレッション量およびテ
ンション量の許容値範囲内に入っているが否かをチェッ
クする。
次に、かかる手順を経ることによって作成されたマクロ
プログラムの一例を第6図に示す。また、タップ加工の
ためのプログラムの一例を次に示す。
NlG66P6000ZLJR−F−lLJJ−に―N
2 XニーYニー N3 x−−Yエニ N、= X二」 Y−一 ただし、上記プログラムにおいて、 066P6000 ・・・06000 (第6図に示したマクロプログラム
)の呼出し i・・・戻り送り速度/切削送り速度 J・・・主軸が逆転し始めてから主軸の戻し送りを開始
するまでの待ち時間(ドウエル時間:第1図t□+t4
) K・・・098モ一ド時のイニシャル点Z座標Z・・・
切削長さ R・・・G99モード時のリファレンス点2座標F・・
・切削送り速度 てあり、またブロックN2.N3.・・・で夫々1個口
、2個目・・・の穴のX座標、Y座標が指定される。
また、上記プログラム中で指定された記号X。
Y、Z、R,F、t、J、には第6図に示すマクロプロ
グラム中では X・・・・・・#24.F・・・・・・#9Y・・・・
・・#25.i・・・・・・#4Z・・・・・・#26
.J・・・・・・#5R・・・・・・#18.K・・・
・・・# 6として使用される。
次に、第6図に示すマクロプログラムについてステップ
順に説明する。
・ステップ100 698(イニシャル点復帰)か699(リファレンス点
復帰)かを#3に記憶 ・ステップ110 アブソリュート指令によるX、Y軸の位置決め・ステッ
プ120 切削工程(行き)時の主軸回転数を#19に記憶 ・ステップ130 戻り工程(帰り)時の主軸回転数(行きの主軸回転数×
倍率)を#20に記憶 ・ステップ140 小数点以下切捨て ・ステップ150 戻り時の主軸回転数を最高回転数(この場合1500 
rpm )と比較。
・ステップ160 上記比較の結果、戻り時の主軸回転数が最高回転数を超
えたときの処理であり、最高回転数とJ又り時の主軸回
転数との比率を求める。
−ステップ170 指定された行きの送り速度(#9)に上記比率(#2)
を掛け、この値を戻りの送り速度として#13に記憶 ・ステップ180 小数点以下切捨て ・ステップ190 Z軸を指定されたR点(#18)に位置決め・ステップ
200 オーバーライドキャンセルON ・ステップ210 切削工程であり、指定された送り速度(#9)および回
転数(# 19)で主軸を送りおよび正転駆動すること
により、ワークに所定深さく126)のめねじを形成し
た後、主軸を停止する(MOS)。
・ステップ220 最高回転数で主軸を逆転する(MO4)。
・ステップ230 戻り時においてタップホルダの伸び縮みを最終的、に0
とするためのドウエル調整であり、指定された時間(#
5)だけストップした後、次のブロックの処理を行なう
・ステップ240 ステップ180で求めた戻り送り速度(#13)で主軸
をR点(#18)まで戻り送り駆動する。
すなわち、タップの戻り時にはステップ220〜ステツ
プ240の処理により、主軸はまず逆転動作を開始し、
その後指定された時間待った後送り動作を開始すること
になる。
・ステップ250 ステップ150の比較の結果、戻り時の主軸回転数が最
高回転数に満たないときの処理であり、指定された行き
の送り速度(#9)に指定倍率(#4)を掛けこの値を
戻り速度として#12に記憶 ・ステップ260 小数点以下切捨て ・ステップ270 Z軸を指定されたR点(#18)に位置決め・ステップ
280 オーバーライドキャンセルON ・ステップ290 切削工程であり、指定された送り速度(#9)および回
転数(#19)で主軸を送りおよび正転駆動することに
より、ワークに所定深さく#26)のめねじを形成した
後、主軸を停止する(MOS)。
・ステップ300 ステップ140で求めた回転数(#20)で主軸を逆転
する(MO4)。
・ステップ310 指定された時間(#5)にしたがってドウエル:J3整 ・ステップ320 ステップ250で求めた戻り送り速度(#12)で主軸
をR点(#18)まで戻り送り駆動する。
すなわち、ステップ150の比較の結果、戻り時の主軸
回転数が最高回転数に満たないときにおいても、タップ
の戻り時にはステップ300〜320の処理により、主
軸はまず逆転動作を開始し、その後指定された時間待っ
た後送り動作を開始することになる。
・ステップ330 主軸停止 ・ステップ340 オーバーライドキャンセルOFF ・ステップ350 上軸回転数および送り速度を切削用(行き)の条件に戻
す ・ステップ360 復帰位置のチェック ・ステップ370 G98モードのときZ軸をイニシャル点へ復帰する ・ステップ380 終了 すなわち、上記マイクロプログラムににおいては主軸の
回転数が最高回転数を超えない場合には、行きの回転数
を指定倍した回転数で主軸を逆転し、その後#5に指定
された時間だけドウエルした後、主軸を行きの送り速度
を指定倍した速度で送り駆動し、また主軸の回転数が最
高回転数を超える場合には最高回転数で主軸を逆転し、
その後#5に指定された時間だけドウエルした後、前記
最高回転数に対応する比率だけ主軸の送り速度を行きの
送り速度より早くして主軸を戻り送り駆動するようにし
ている。したがって、前述した前処理により#5に指定
するドウエル時間を予め求めておくようにすれば、上記
NCプログラムにおけるドウエル指定により主軸回転の
立上がり前におけるタップホルダの伸び縮みを結果的に
0とすることができ、これにより戻り送り速度を切削送
り速度の数倍に指定するようにしてもタップホルダに対
して異常な負荷が作用することなく好適な戻り送りの倍
速化を達成することができる。
なお、前述したプログラムは一例を示したものに過ぎず
、他のユーザマクロプログラムを使用してもよく、また
カスタムマクロプログラムが設定されていないNC工作
機械においては、例えば、メインプログラムとサブプロ
グラムを組合わせること等により前述した内容の処理を
行なわせるようにしてもよい。
また、本発明を実施する際に用いるタップホルダも第2
図に示したものに限るわけでなく、他の構成のものを使
用するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以−L説明したようにこの発明によれば、タップ加工の
戻り送り時において、タップホルダのテンション量とコ
ンプレッション量とが等しくなるべく主軸の送りの開始
時を主軸の回転開始時から遅らすようにしたので、戻り
送り速度を切削送りの数倍早く設定するようにしても、
タップやタップホルダを破壊あるいは故障するといった
異常事態を好適に防止することができる。よって、戻り
送りの倍速化を図ることができ、加工時間を大幅に短縮
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、タップ加工における戻り送り時の戻り送り停
止時間を求めるためのグラフ、第2図は本発明に使用す
るタップホルダの一例を示す側面図、第3図はタップ加
工における戻り送り時の主軸の回転の立上がりと送りの
立上がりとの関係を示すグラフ、第4図は切削終了後の
主軸停止時におけるテンションを説明するためのグラフ
、第5図は、主軸の送りの立上がりの一例を示すグラフ
、第6図は本発明に使用するNC工作機械のマクロプロ
グラムの一例を示す図である。 1・・・タップホルダ、2・・・主軸、3・・・コレッ
ト、5・・・タップ、6・・・ワーク。 第3図 第4図 第【

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)延び縮み可能な部材を介してタップをホルダに取
    付け、さらに該ホルダをNC工作機械の主軸に取付け、
    該主軸を回転および送り駆動することによりワークにめ
    ねじを形成するタップ加工装置において、 前記タップの逆転時における前記主軸回転が回転開始か
    ら所定の定常回転数まで立上った時点までに生じるタッ
    プ移動量と前記主軸の戻り送りによる前記ホルダの移動
    量とが等しくなるように前記主軸逆転開始から主軸送り
    開始までの遅延時間を求め、該求めた遅延時間を主軸送
    り停止時間として設定する設定手段と、 前記主軸を戻り駆動する際に前記主軸の逆転動作を開始
    し、その後前記設定した主軸送り停止時間が経過した後
    前記主軸の戻り送りを開始する主軸駆動手段とを具える
    タップ加工装置。
  2. (2)延び縮み可能な部材を介してタップをホルダに取
    付け、さらに該ホルダをNC工作機械の主軸に取付け、
    該主軸を回転および送り駆動することによりワークにめ
    ねじを形成するタップ加工装置において、 前記タップの逆転時における前記主軸回転が回転開始か
    ら所定の定常回転数まで立上った時点までに生じるタッ
    プ移動量と前記主軸の戻り送りによる前記ホルダの移動
    量とが等しくなるように前記主軸逆転開始から主軸送り
    開始までの遅延時間を求め、さらに前記主軸の正転終了
    後の主軸停止時における前記タップホルダの伸び量に基
    づき求めたオフセット時間によって前記求めた遅延時間
    を補正し、この補正した時間を主軸送り停止時間として
    設定する設定手段と、 前記主軸を戻り駆動する際に前記主軸の逆転動作を開始
    し、その後前記設定した主軸送り停止時間が経過した後
    前記主軸の戻り送りを開始する主軸駆動手段とを具える
    タップ加工装置。
JP7512786A 1986-04-01 1986-04-01 タツプ加工装置 Pending JPS62236621A (ja)

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JP (1) JPS62236621A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0493114A (ja) * 1990-08-07 1992-03-25 Brother Ind Ltd タッピング・マシン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0493114A (ja) * 1990-08-07 1992-03-25 Brother Ind Ltd タッピング・マシン

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