JPS62236150A - 光デイスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光学的に情報を記録再生する光ディスク装置
であって、特に半導体レーザを光源とした光ディスク装
置に関するものである。

従来の技術 光ディスク装置としては、半導体レーザの光を直径１μ
ｍ以下の微小は光スポットに絞り、ディスク状の記録媒
体（以下光ディスクと呼ぶ）に照射してビデオ信号やデ
ィジタル信号を記録再生する装置が提案されている。係
る装置では光源として半導体レーザを用いたため、光デ
ィスクよりの再生信号の雑音レベルが高い欠点を有して
いた。

この雑音は光ディスクよりの反射光が半導体装置ザに帰
還され単−縦モードで発振していたレーザ光が、隣接し
た縦モードヘジャンプしたり、数本の縦モードが同時に
発振したりして光出力が変動することにより発生し、こ
の光出力変動が再生信号に重畳され再生信号の品質を悪
くしていた。

この反射光帰還による半導体レーザ光の雑音（（光出力
変動）を抑止する方法として特公昭５９−９０８６号公
報に、レーザ駆動のための直流電流に高周波電流を重畳
する方式が提案されている。

第６図にその従来例を示す。

第５図において１は半導体レーザ、２はコリメートレン
ズ、３は絞りレンズ、４は光ディスクで、半導体レーザ
は直流電源５と高周波電流源６の２つの電流源から供給
される電流によって駆動される。Ｒ，Ｌ、Ｃは各々抵抗
、コイル、コンデンサであシＬおよびＣは、２つの電流
源が独立に半導体レーザを駆動できるように挿入されて
いる。高周波電流を重畳することでレーザ雑音が抑止さ
れるのは常に多重縦モードで半導体レーザが発振状態を
保つためである。

発明が解決しようとする問題点 このような従来の装置では、レーザ雑音を抑止するため
信号記録時でも高周波電流が重畳されることとなシ、レ
ーザパワーが記録のため大パワーになった状態で高周波
電流が重畳されると、さらに大パワーで記録パワーが変
調されることとなってレーザを破壊あるいは劣化させる
問題点があった。

さらに従来の装置では直流電源５と直列に挿入されたコ
イルＬにより、記録信号で変調したレーザ駆動の変調電
流が流れにくくなり、レーザ光を高周波で変調すること
ができないという問題を有していた。

問題点を解決するための手段 本発明は上記問題点を解決するため、比較的低パワーで
ある信号再生時には高周波電流を重畳して再生信号に重
畳される雑音を抑止し、また比較的高パワーである信号
記録時にはレーザ光出力の立ち上シ時間および立ち下り
時間の少なくとも一方の時間が、レーザ雑音を抑止でき
る高周波電流の周波数近傍の成分をもつ速さになるよう
な駆動電流で変調をかけてやることにより記録時のレー
ザ残音を抑止するようにした装置である。

さらに本発明は、半導体レーザと直列に挿入されたコイ
ルＬの代シに、高周波電流源よりの高周波電流は遮断し
、前記高周波成分よシ低い周波数成分をもつ記録信号は
通過できるローパスフィルタを設けることにより、高周
波重畳ならびに記録信号による変調が独立に行えるよう
にした装置である。

作　　用 本発明は上記した構成により、記録時に高周波電流を重
畳すること悪くレーザ雑音を抑止できるためレーザが記
録パワー以上で発光することがなくなシ、半導体レーザ
の破壊または劣化を防ぐことができる。さらに本発明は
記録信号で変調された記録時のレーザ駆動電流と、再生
時にレーザ駆動電流に重畳する高周波電流とを独立に駆
動できるため、再生時には高周波電流、記録時には信号
によシ変調されたレーザ駆動電流を相互干渉なく半導体
レーザに流すことが可能となる。

実施例 第１図は本発明の光ディスク装置の一実施例を示した図
である。第１図において第５図と同一構成要素には同一
番号を付した。第１図において端子ＲＥＣは再生時”Ｌ
″、記録時”Ｈ″となるＲＥＣゲート信号の入力端子、
端子ＳＧは記録すべきデータがＨ”　ＩＩＬ″のデジタ
ル信号となった変調信号の入力端子で各々ＡＮＤ回路７
へ入力される。まず再生時にはＡＮＤ回路７の出力はＬ
”で、トランジスタＱ１のベース電圧ｖ１ハ、抵抗Ｒ２
，Ｒ３で決まるトランジスタＱ２のベース電圧ｖ２よシ
低い。従ってトランジスタＱ１はＯＦＦ、　Ｑ２はＯＮ
状態となり半導体レーザ１には電流源８で決められた電
流ＩＲ（再生電流）が流れる。この時高周波発振器１３
で発振した高周波信号はドライブのためのトランジスタ
０３．Ｑ４およびコンデンサＣ２を通じてレーザ１に供
給され、前記再生電流ＩＲに高周波電流ｌ。８Ｃが重畳
される。ここでＲ１はトランジスタＱ１の負荷抵抗、１
ｏはインバータ、１１．１２はアナログスイッチでこの
アナログスイッチ１２はゲート信号が”Ｈ”の時閉じら
れる。

一方記録時にはトランジスタ０のゲート電圧■１はＳＧ
端子に入力される変調信号（データ）に応じてトランジ
スタＱ２のゲート電圧ｖ２より大きく、あるいは小さく
なり、その結果Ｑ２トランジスタは０Ｎ１０ＦＦする。

Ｑ２トランジスタがＯＮの時半導体レーザ１に流れる電
流は、アナログスイッチ１７がＯＮとなるため電流源８
，９で決まる電流の和すなわちＩ　Ｒ＋Ｉｙの電流が流
れ半導体レーザ１は記録パワーを出力する。またＱ２ト
ランジスタがＯＦＦ　の時半導体レーザ１には電流が流
れず光出力は停止し結果ディスクにはデータに応じた“
１ｎ、′０”を記録することが可能となる。

この時アナログスイッチ１２はＯＦＦするため高周波電
流！。ｓｃは半導体レーザ１には流れない。

コイルＬ１．Ｌ２．コンデンサＣ２はＴ型のローパスフ
ィルタであす、このローパスフィルタの遮断周波数は高
周波発振器１３で発振した高周波電流Ｉ。ｓｃはレーザ
駆動用トランジスタＱ２の方へ流れず、また記録すべき
データで変調されたレーザ駆動電流ＩＲ十工ｗは、必要
な立ち上り、立ち下り時間をもって流せる様に選んであ
る。上記動作の理解を助けるため、第２図に再生時と記
録時における半導体レーザに流す駆動電流の様子を示す
。

横軸は時間、縦軸に半導体レーザに流れる駆動電流を示
す、再生時に半導体レーザに流れる電流は前述の様に電
流源８で決まる再生電流ＩＲに高周波電流！。８ｃが重
畳された電流が流れる。前記高周波電流の周波数と半導
体レーザの雑音との間には第３図に示す関係があシ、例
えば高周波電流の周波数が２０　ＭＨｚ以上であればレ
ーザ雑音は抑止される。そこで本発明では一実施例とし
て高周波電流の周波数はＴ　ＯＯＭＨｚ近傍を選んでい
る。このように高い周波数だと重畳しても再生系の周波
数特性の制限により再生信号には現われてこない。

また記録時半導体レーザには前記高周波電流は流れず記
録電流ＩＲ＋Ｘｗが０Ｎ１０ＦＦする。この時の立ち上
り時間をｔｏＮとすると１　／　ｔ□Ｈが２０　ＭＨｚ
以上になる様な立ち上り時間、つまりｔＱＮが６゜ｎ５
ｅｃ以下となるように選べば、高周波電流！。８゜を重
畳しなくても第３図に示す２０　ＭＨｚの高周波電流を
重畳したと同様の効果が得られ半導体レーザの雑音は抑
止される。立ち下り時間’ＯＦＦも同様な原理で５０ｎ
ｓｅｃ以下になる様に選べば雑音抑止の効果はさらに上
る。また立ち上り、立ち下り時間が５０ｎｓｅｃ以下で
変調できるため確実に”１”、”０”のデジタル信号を
光ディスクに記録することができる。

つぎに第１図中のＬｌ、　Ｌ２　、　Ｃ１；　　から成
るｏ　−パスフィルタについて説明する。前記ローパス
フィルタの周波数特性を第４図に示す。縦軸はローパス
フィルタのインピーダンス、横軸は周波数である。前記
ローパスフィルタは７００　ＭＨｚの周波数を持つ高周
波数を持つ高周波電流ｌ。ｓｏがレーザ駆動トランジス
タＱ２側へ流れ出ないように高いインピーダンスを持ち
、かつ５０ｎｓｅｃ（２０ＭＨｚ　）の立ち上り、立ち
下り時間を持つ記録電流は流すことができる低いインピ
ーダンスを持つ特性を有している。一般に６０ｎｓｓｅ
ｃの立ち上り。

立ち下り時間を確保しようとすれば基本周波数（２０Ｍ
Ｈｚ＝　１／ｓｏｎ　ｓｅａ　）の３倍の周波数すなわ
ち６０　ＭＨｚ成分を透過するような遮断周波数を選べ
ばよい。第４図−実施例では１００　ＭＨｚを選んでい
る。また高周波発振する回路部、すなわち第１図中の破
線で示す部分をシールドし、かつレーザ駆動側への出力
段にこのローパスフィルタを第１図に示す様に入れると
、７００　ＭＨｚの高周波信号が外部へもれることもな
くなり、テレビ、ラジオ等の他の装置への電波障害も防
げる。

発明の効果 以上述べてきた様に本発明の構成によれば、再生時には
高周波電流が重畳されレーザ雑音が抑止され、かつ記録
時にもレーザの変調電流に定められた時間以下の立ち上
りまたは立ち下シ特性を持たすことにより高周波電流を
重畳することなくレーザ雑音が抑止される。従って比較
的高いパワーが要求される記録時に高周波電流が重畳さ
れないのでレーザパワーが記録パワー以上になることも
なく半導体レーザの劣化あるいは破壊を防ぐことができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の光ディスク装置の一実施例を示す回路
図、第２図は半導体レーザに流す駆動電流の様子を示す
波形図、第３図は半導体レーザの雑音レベルと重畳する
高周波電流の周波数との関係を示す特性図、第４図は本
発明のローバスフィルタニの特性の一実施例を示す特性
図、第５図は従来の光ディスク装置を示す回路図である
。 １・・・・・・半導体し−ザ、４・・・・・・光ディス
ク、１２・・・・・・アナログスイッチ、１３・・・・
・・高周波発振器。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　＃１か１名躊
盛−く 城 第３図 ｔｏ　　ｔｏｏ　　ｔｏｏｏ　ＭＨ１ 周表数 表数図 １０　１００　　／θθＯＭＨｚ ７ｉ′１文奴

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）光ディスク上に半導体レーザの光を照射し、デー
   タの記録再生を行う装置であって、直流電流に重畳され
   る高周波電流を発生する高周波電流源と、記録時に前記
   直流電流への前記高周波電流の重畳を停止するスイッチ
   手段と、前記半導体レーザへの記録電流の立ち上り時間
   および立ち下り時間の少なくとも一方の時間が定められ
   た時間より短かくなるように前記半導体レーザを駆動す
   る駆動手段を有したことを特徴とする光ディスク装置。
2. （２）半導体レーザへの記録電流の立ち上り時間および
   立ち下り時間の少なくとも一方の時間が、半導体レーザ
   を多重縦モードで発振させるに必要な高周波電流の周波
   数の逆数よりも短かいことを特徴とした特許請求の範囲
   第１項記載の光ディスク装置。
3. （３）半導体レーザと記録電流を流すための駆動手段と
   の間に高周波電流源よりの高周波電流成分は遮断し、少
   なくとも記録電流の定められた立ち上りかつ、立ち下り
   時間の逆数の周波数成分は透過する特性をもったローパ
   スフィルターを挿入したことを特長とした特許請求の範
   囲第１項記載の光ディスク装置。