JPS6223601Y2 - - Google Patents

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JPS6223601Y2
JPS6223601Y2 JP1985004321U JP432185U JPS6223601Y2 JP S6223601 Y2 JPS6223601 Y2 JP S6223601Y2 JP 1985004321 U JP1985004321 U JP 1985004321U JP 432185 U JP432185 U JP 432185U JP S6223601 Y2 JPS6223601 Y2 JP S6223601Y2
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JP
Japan
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tire
snow
biting
prevention device
slip prevention
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JP1985004321U
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JPS60170204U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車輌が積雪路面を走行する際にタイヤ
がスリツプして走行不可能になることを防止する
ため、タイヤに取付けて使用するタイヤ空転防止
装置に係り、タイヤの側面に喰込翼が複数間隔を
置いて配置されているタイヤ空転防止装置であつ
て、上記タイヤの側面の喰込翼はタイヤのほぼ放
射方向に形成されてあるタイヤ空転防止装置に関
する。
〔従来の技術〕
上記分野に属するタイヤ空転防止具としては実
開昭55−121710号公報に記載のものが公知であ
る。
第6図、第7図には上記従来技術の構造の概要
を示し、断面が半月状のスベリ止め板01を、7
字状の丸棒状アーム02でタイヤホイール04に
取り付けたものである。前記スベリ止め板01
は、馬蹄形、O字形X字形等の溝を有し、用途に
応じてゴム、金属材硬質ブラスチツク・ゴムにス
パイクを打つたものからなつている。尚、03は
ネジ山、05はナツト、06はタイヤである。
ところで上記従来技術にあつては、タイヤ側部
に位置し、アーム02によつて形成される雪への
喰込部が丸棒状に形成されているため、雪を掻き
込み後方へ排出する断面積が小さく、車輌走行方
向における積雪との接触面積も小さくなり、丸棒
状アーム02が積雪に喰い込んだ場合に積雪を掻
き込んだりまた後方へはね飛す機能が効率的に行
えず、積雪を掻き込むことによる反力V2が小さ
い。積雪量の少ない路面においては上記のように
反力V2が小さくても積雪の抵抗力V3が比較的小
さいためタイヤ路面のスベリ止め板01による摩
擦力V1の大きさをもつてもV3<V1+V2の関係を
維持でき、タイヤの空転は生じにくいのである
が、しかし、積雪イの量が大になるに従い抵抗力
V3も大となつてV3>V1+V2の関係となり、タイ
ヤの空転を生じやすくなり、車輌が走行できなく
なる欠点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案が解決しようとする技術的問題点は、タ
イヤの側面に設けて雪をタイヤ回転と共に掻き込
み排出する部材が複数間隔に置いて配設されてい
るタイヤの空転防止具であつて、上記タイヤの側
面に位置する部材において、上記タイヤの側面の
部材の総断面積は増大させることなく、当該部材
の積雪との接触面積の増大によつて、積雪量が大
となつて抵抗力V3が大になつた場合においても
V3<V1+V2の関係を保つことができる程度に反
力V2を増大させ得るようにすることである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために本考案は、雪を掻
き込み後方へはね飛ばす平板状の喰込翼を基板よ
り複数個立設してタイヤ空転防止具を形成し、こ
のタイヤ空転防止具を複数個それらの基板がタイ
ヤ側面に密着するように放射状に取付け、これら
のタイヤ空転防止具を可撓性条体にて相互に連結
固定したものである。
〔作 用〕
この技術的手段によれば、喰込翼はタイヤの回
転と共に雪を掻き込み、後方へはね飛ばし、しか
も喰込翼のタイヤ側面に垂直となる面が平面であ
る為大量の雪を掻き込みはね飛ばすことができ
る。この為に反力V2が大となり、反力V2と喰込
部による摩擦力V1との合力は抵抗力V3より大と
なり、本考案の技術的問題点は解決される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添附図面を参酌しつつ
説明する。
第1図、第2図はタイヤAに取付けるタイヤ空
転防止補助具1を示しており、タイヤ幅よりやや
幅広く隔てた左右一対の側板2,3の前後部各々
にタイヤAに対して放射状でかつタイヤの側面の
外方に向かつた補助喰込翼4を突設すると共に、
該左右1対の側板2,3の底部前寄りにはタイヤ
Aの踏面に向かつて突設する山形喰込部5を連接
し、さらに側板2,3の底部後寄りには鋸歯状喰
込部6を連接して成る。尚7はタイヤ装着用連結
金具孔である。
第3図はタイヤAの側面に直接取付けるタイヤ
空転防止具8を示しており、積雪をはね飛す喰込
翼9を基板10の両側にタイヤAに対して放射状
でかつ外方へ向かつて突設して成り、該喰込翼9
の基板側にはタイヤ装着用孔11を形成する。
前記タイヤ空転防止具8は一枚の平板の両端を
折曲することにより形成されており、両端の折曲
部により喰込翼9が形成され、平板部により基板
10がそれぞれ形成されている。
第3図においては、喰込翼9が2枚のものが図
示されているが、この喰込翼9は2枚に限らず3
枚以上の複数枚であつてもよく、いずれの喰込翼
9も基板10より立設されたものからなり、両端
の喰込翼9は前記と同様に基板10より折曲し、
中間の喰込翼9は同基板10に固着することによ
り行うものである。
第4図はタイヤ空転防止具8と可撓性の輪条体
13,14とからなるタイヤ空転防止装置および
タイヤ空転防止補助具1の取付け状態を示してお
り、第5図に示すような端部12をボルト等で連
結するタイヤAの径より小さい第1輪条体13
と、同じく端部12をボルト等で連結する第2輪
条体14を同芯円状にして、第1,第2輪条体1
3,14には孔11を介してタイヤAに取付時喰
込翼9が外方へ向くようにタイヤ空転防止具8を
適宜間隔毎に取付けると共に、該タイヤ空転防止
具8間には側板2,3が各々タイヤAの側面に接
し、喰込部5,6がタイヤAの外周面に接するよ
うに前記孔7と結合金具15によつて取付けた
後、第1,第2輪条体13,14の端部12をボ
ルト等で連結して取付ける。このようにしてタイ
ヤ空転防止具8と輪条体13,14とからなるタ
イヤ空転防止装置とタイヤ空転防止補助具1とを
タイヤAに取付けるものである。
前記タイヤ空転防止具8のタイヤ側面への取付
けに際しては、喰込翼9の側面と平行な基板10
の中心線がタイヤの放射方向と一致するように取
付けるものである。
前記タイヤ空転防止具8を輪条体13,14に
固定するには、タイヤ空転防止具8を適当な位置
で位置決めした後に輪条体13,14にリング状
の固定具を嵌めて、この固定具をかしめることに
より行うものであり、タイヤ空転防止具8の左右
の喰込翼9,9の両側に前記固定具が接触するこ
とによりタイヤ空転防止具8が輪条体13,14
に固定されている(図示せず)。
また前記タイヤ空転防止具8がタイヤAに取付
けられる際には、同タイヤ空転防止具8の基板1
0がタイヤAの側面に密着して堅固に固定さてい
る。尚、本考案ではワイヤーロープのような強靭
な輪条体13,14を取付けの際に、タイヤAに
締め付けて連結するものであるが、万全を期す為
に、従来周知のタイヤチエーン用ゴムバンド、ホ
イール間との結束具等を補助的に用いても良い。
しかして、積雪路面を走行する場合本実施例に
おいてはタイヤ空転防止補助具8の山形喰込部5
及び鋸刃状喰込部6が積雪路面に接しながら走行
するものであるから、路面とタイヤA間の摩擦力
が大となつてタイヤAがスリツプすることなく走
行できる。さらにタイヤAの外方に突設する補助
喰込翼4がタイヤAの回転と共に順次積雪を掻き
込み、後方へはね飛す力の反力によつて車輌は積
雪路面を力強く走行出来るものである。
そして本考案においてはタイヤ空転防止具8に
よつて、タイヤAの外方に突設する喰込翼9がタ
イヤAの回転と共に順次積雪を掻き込み、後方へ
はね飛し、該反力によつて積雪路面でのスリツプ
を一掃するものである。
〔考案の効果〕
以上実施例の説明から明らかなように、本考案
においては、タイヤ側面から突設された喰込翼が
タイヤの回転とともに雪を掻き込み、さらにこの
喰込翼がそれらの雪を後方へはね飛ばすことによ
り反力V2を生じせしめ、この反力V2を大ならし
める為に喰込翼の形状を平板状とすることにより
従来のものより雪との接触面積が大となり、大量
の雪を掻き込み後方へはね飛すことができ、反力
V2を大とすることができる。しかも、この大量
の雪は前記平板状喰込翼がタイヤに放射状にかつ
タイヤ側部に取付けることによつて、雪を掻き込
み、はね飛ばす方向をタイヤの後方へ規制するこ
とになり、前記反力方向を車輌の進行方向と逆方
向とすることができる。従つて従来技術に比較し
て、進行方向と逆方向となる反力の有効成分を大
とすることができる。
また本考案においては、タイヤ側面にタイヤ空
転防止具が取付けられる際、それらの基板がタイ
ヤ側面に緊密に密着されるため、同タイヤ空転防
止具をタイヤに堅固に取付けることができる。
さらに本考案においては、平板状の基板の両端
を折曲する等の手段により喰込翼を容易に形成す
ることができるため、製作容易なタイヤ空転防止
具とすることができる。
さらにまたタイヤ空転補助具を取付ければ、タ
イヤ空転防止補助具に形成された喰込部によつて
タイヤと路面間の摩擦力V1を大とすることがで
き、前記した本考案による反力V2の増大ととも
に積雪路面でのスリツプを一掃するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示してお
り、第1図はタイヤ空転防止補助具の斜視図、第
2図は第1図の断面図、第3図はタイヤ空転防止
具の斜視図、第4図は取付状態を示す斜視図、第
5図は第1輪条体の斜視図、第6図は公知例に係
るタイヤのスベリ止め用具の断面図、第7図は同
正面図である。 1…タイヤ空転防止補助具、2,3…側板、4
…補助喰込翼、5…山形喰込部、6…鋸刃状喰込
部、8…タイヤ空転防止具、9…喰込翼、10…
基板、13,14…輪条体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 雪を掻き込み後方へはね飛ばす平板状の喰込翼
    を基板より複数個立設してタイヤ空転防止具を形
    成し、前記喰込翼の側面と平行な基板中心線がタ
    イヤの放射方向と一致するように前記タイヤ空転
    防止具を複数個それらの基板がタイヤ両側面に密
    着して配置し、これらのタイヤ空転防止具を可撓
    性条体にて相互に連結固定したことを特徴とする
    タイヤ空転防止装置。
JP432185U 1985-01-17 1985-01-17 タイヤ空転防止装置 Granted JPS60170204U (ja)

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JP432185U JPS60170204U (ja) 1985-01-17 1985-01-17 タイヤ空転防止装置

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JP432185U JPS60170204U (ja) 1985-01-17 1985-01-17 タイヤ空転防止装置

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JPS60170204U JPS60170204U (ja) 1985-11-12
JPS6223601Y2 true JPS6223601Y2 (ja) 1987-06-16

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JP432185U Granted JPS60170204U (ja) 1985-01-17 1985-01-17 タイヤ空転防止装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0324403Y2 (ja) * 1986-03-03 1991-05-28

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48104205A (ja) * 1972-04-12 1973-12-27
JPS5513125U (ja) * 1978-07-11 1980-01-28

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4866203U (ja) * 1971-11-30 1973-08-22

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JPS60170204U (ja) 1985-11-12

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