JPS62234733A - 動力伝達装置用油圧制御装置 - Google Patents

動力伝達装置用油圧制御装置

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JPS62234733A
JPS62234733A JP7772486A JP7772486A JPS62234733A JP S62234733 A JPS62234733 A JP S62234733A JP 7772486 A JP7772486 A JP 7772486A JP 7772486 A JP7772486 A JP 7772486A JP S62234733 A JPS62234733 A JP S62234733A
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JP
Japan
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pressure
hydraulic
control
circuit
oil
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Pending
Application number
JP7772486A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Hattori
勝彦 服部
Hideyuki Suzuki
秀之 鈴木
Takeo Ogasawara
小笠原 武夫
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Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は同一の油圧供給系からの油圧により制御される
無段変速装置及びクラッチ装置を備えた動力伝達装置に
用いられる油圧制御装置に関する。
〔背景技術及び解決すべき事項〕
無端ベルトを一対のプーリへ巻掛け、これらのプーリを
出力軸及び入力軸とするとともに、これらのブーりの溝
幅を変更して無端ベルトの巻掛半径を変更することによ
り変速を行う無段変速装置がある。
これを第8図に従い説明する。一対の変速プーリPLI
、PL2はそれぞれシリンダCL1.CL2の容積変更
により各コーンPL3.PL4が接離して無端ベル)B
の巻掛半径を変更できる。
V形溝幅の制御は入力軸側の第1変速プーリPLlに一
体のシリンダCLIの油圧を第1制御手段v1によって
制御して行ない、ベルトBの張力制御は出力軸側の第2
変速プーリPL2と一体のシリンダCL2の油圧を第2
制御手段v2により制御して行う。
第1、第2制御手段VL、V2には油圧供給装置SPに
よって主油圧回路MLに供給された圧油を、第1、第2
主油圧回路MLI、ML2を介して導く。油圧供給装置
spは無段変速装置の入力軸を駆動する原動機に駆動さ
れる可変容量形油圧ポンプSP1を備えている。また、
油圧供給装置SPは、可変容量形油圧ポンプSPIから
の吐出圧油を調圧する容量制御手段SP2 ’を備えて
いる。
一方、第1変速プーリPLI側にはクラッチ装置Cが設
けられている。クラッチ装置Cの動力伝達率の制御は、
前記油圧供給装置SPによって前記主油圧回路MLに供
給された油圧を圧力制御弁を備えたクラッチ制御手段C
C′で制御して行なう。
上記無段変速装置及びクラッチ装置を備えた動力伝達装
置と、その油圧制御装置は第9図のように示すこともで
きる。第9図中、符号Tは第1、第2制御手段Vl、V
2を含む無段変速装置、同Pは原動機、同りは負荷であ
る。
ところで、上記動力伝達装置用油圧制御装置では、油圧
供給装置SPの可変容量形油圧ポンプSP1を容量制御
手段SP2’によって制御して、主油圧回路MLの圧力
を常時一定に制御している。
このため、例えば上記動力伝達装置を自動車の動力伝達
系に適用し、上記油圧制御装置で制御した場合には、車
両が停止し、原動8IPがアイドル回転状態となっても
主油圧回路MLの圧力は一定に保持されるため、漏れ流
量などの損失分が余計に多くなる。原動機Pには、少く
ともその時の主油圧回路MLの圧力と消費流量の積に比
例したポンプ負荷が作用するので、マニュアル変速装置
のニュートラル時に比べて原動機Pの負荷は大となる。
その結果、市街地走行の比率が高くなると、無段変速装
置の一つの特長である低燃費性が損なわれるという問題
があった。
本発明は上記事実を考慮して、原動機のアイドル回転状
態における燃料消費量を低減するために、この状態にお
ける主油圧回路の圧力を低下させることができる動力伝
達装置用油圧制御装置を得ることが目的である。
〔発明の概要及び作用〕
本発明は下記fil〜(5)項に着目してなされたもの
である。
(1)アイドル回転時の原動機の負荷は油圧ポンプを駆
動するトルクに等しい。
(2)  油圧ポンプを駆動するトルクは主油圧回路の
圧力と消費流量の積にほぼ比例する。
(3)  クラッチ制御手段および無段変速装置で漏れ
、潤滑などにより消費される流量は主油圧回路圧が高い
ほど多くなる。
(4)  アイドル回転時の主油圧回路圧は高い圧力を
必要とせず、潤滑部への補給ができる程度でよい。
(5)アイドル回転数は原動機の振れを防ぐために所定
の回転数以上に保持する必要がある。そして、アイドル
回転時の負荷が大きいと回転数が下がるため、燃料の供
給量を増やさなければならない。
上記に着目してなされた本発明に係る動力伝達装置用油
圧制御装置では、油圧で制御される無段変速装置と、該
無段変速装置と原動機との間に介在されて油圧で制御さ
れるクラッチ装置と、前記原動機で駆動されて前記無段
変速装置及び前記クラッチ装置へ主油圧回路を介して圧
油を供給する可変容量形油圧ポンプと、を備えた動力伝
達装置に用いられる油圧制御装置であって、前記クラッ
チ装置と主油圧回路との間に配設された圧力制御弁と該
圧力制御弁の制御状態に対応した信号油圧を発生する信
号油圧発生手段とを含むクラッチ制御手段と、信号油圧
発生手段と接続され前記圧力制御弁がクラッチ装置を動
力伝達解除状態としている際に信号油圧発生手段からの
信号油圧により前記可変容量膨油圧ポンプを制御して前
記主油圧回路の圧力を低下させる容量制御手段と、を備
えたことを特徴としている。
以下、第1図に従い本発明を説明する。無段変速装置T
は原動jaPから入力された回転力を無段階に調整して
必要な回転力を負荷装置りに出力するものである。
クラッチ装MCは原動機Pを停止させることなく、負荷
装置り例えば車両を停止させ、そしてそのスムーズな発
進を可能にするものである。
油圧供給装置SPは無段変速装置Tと後述のクラッチ制
御手段CCで消費される流量を主油圧回路MLに供給し
、その圧力を所定のレベルに保持する。そして、その油
圧供給装置sPを構成する可変容量膨油圧ポンプSPI
はポンプ軸1回転当りの吐出量がもう一つの構成要素で
ある容量制御手段SP2からの制御油圧によって調整さ
れる。
可変容量膨油圧ポンプSPIは原動機Pによって駆動さ
れる。
クラッチ制御手段CCは、クラッチ装置Cと主油圧回路
MLとの間に配設され電気エネルギを油圧エネルギに変
換する圧力制御弁cc’と圧力制御弁cc’の制御状態
に対応した信号油圧を発生する信号油圧発生手段C8と
を備えている。圧力制御弁CC′は油圧供給装置SPか
ら主油圧回路MLを介して供給された圧油を所定の圧力
に減圧してクラッチ制御回路CCLを介してクラッチ装
置Cへ供給する。信号油圧発生手段CSはクラッチ装置
Cの動力遮断時と動力伝達時とで異なる信号油圧を発生
して容量制御手段SP2に出力する。
容量制御手段SP2は信号油圧に応じて可変容量膨油圧
ポンプSPIの容量を調節する。
上記構成の本発明では、クラッチ装置Cはクラッチ制御
手段CCで制御された油圧によって原動aPから無段変
速装置Tへの伝達動力を調整するもので、その油圧を下
げることによってクラッチ装置Cによる動力伝達が遮断
できる。それゆえ、動力伝達が遮断されている状態では
、クラッチ制御手段CCでは高いレベルの油圧を必要と
しない。
また、この状態では無段変速装置Tも高いレベルの油圧
を必要としない。
クラッチ装置Cにより動力伝達が遮断されると、クラッ
チ装置Cを制御している圧力制御弁cc’の制御状態に
対応した信号油圧が信号油圧発生手段CSから出力され
る。容量制御子E’1SP2は、この信号油圧により可
変容量膨油圧ポンプSPIの容量を制御して、主油圧回
路MLの圧力を低下(具体的には必要最小限の低圧)さ
せる。
本発明の第1の実施態様では、信号油圧発生手段CSは
圧力制御弁CC′と連動される信号油圧発生弁C3′に
よって具現化されている。即ち、第2図に示されるよう
に、伝達要素CEを介して圧力制御弁cc’と連動され
る信号油圧発生弁C8′は、信号油圧回路SLを介して
容量制御手段SP2に接続されている。
本発明の第2の実施態様では、信号油圧発生弁C3′は
信号油圧として大気及び主油圧回路MLの圧力を圧力制
御弁CC′の制御状態に応じて容量制御手段SP2へ出
力するようにされている。
即ち、例えば第3図に示されるように信号油圧発生弁C
8′は3ボ一ト2位置切換弁で、その3つのボートがそ
れぞれ主油圧回路ML、信号油圧回路SLそして大気開
放端を有する油圧回路ALに接続され、信号油圧回路S
Lと常に連絡するボートが残りのボートのいずれかに伝
達要素CF、によって接続される構造によって具現化さ
れる。
この態様では、信号油圧発生弁C8′は圧力制御弁cc
’の制御状態に応じて伝達要素CEを介して二通りの油
圧回路に切り換えられるものであり、例えば移動量とし
て現わされる伝達要素CEからの信号量が低レベルの場
合には主油圧回路MLの圧油が信号圧として信号油圧回
路SLへ出力される。そして、この場合には伝達要素C
Bからの信号量が高レベルの場合には信号油圧回路SL
の圧油を大気(タンク)に開放、もしくはそれと同等の
圧力状態にする。これにより、油圧供給装置SPの容量
制御手段SP2では主回路MLの油圧による内部フィー
ドバンクゲインが変えられることになる。
本Li様は信号油圧発生弁cs’の信号油圧発生機構を
基本的に主油圧回路MLの圧力と大気圧の2信号とする
ことで、油圧供給装置SPによる主油圧回路MLの圧力
制御を確実に、かつ精度良く行なえる。
本発明゛の第3の実施態様では、信号油圧発生弁C8′
が圧力制御弁CC′と一体のスプール弁とされることで
、より具体化されている。即ち、第4図に示されるよう
に、圧力制御弁CC′の主弁CCM及び信号油圧発生弁
C8′には直線的に可動する主制御部材CC8及び切換
部材CSSが備えられ、それらが棒部材で形成される伝
達要素CE介して一体とされている。圧力制御弁CC°
は主弁CCMと補助弁ccpから成り、補助弁CCPは
電気−油圧変換弁であって電気エネルギに対応した補助
油圧を発生させる。また、主弁CCMは弁体、主制御部
材CCSそして弾性部材CCEで構成される減圧弁であ
る。主制御部材CC8には弾性部材CCHの作用力と制
jHWkであるクラ。
チ制御圧の油圧力との和に対して上記補助弁CCPの補
助油圧による油圧力が対抗して作用するため、補助油圧
を最低にしてクラッチ装Hcの動力伝達を解除している
ときには弾性部材CCEの作用力が補助油圧による油圧
力に打ち勝って上記主制御部材CCSを弁体のシリンダ
端の初期位置(第4図の中心線Xより下側の状態)に保
持する。
その初期位置はクラッチ装置Cの動力伝達状態を制御し
ているときの主制御部材CCSの位置(第4図の中心線
Xより上側の状態)から所定の量りだけ移動したところ
になる。
一方、前記信号油圧発生弁cs’は上記主制御部材CC
Sと一体的に動く切換部材C3Sによって信号油圧回路
SLと主油圧回路MLあるいは大気開放端をもつ回路と
の導通関係を取捨選択する構造である。そして前記圧力
制御弁CC′の主制御部材CCSが前記初期位置にある
とき、主油圧回路MLと信号油圧回路SLが上記切換部
材C3Sによって導通され、主油圧回路MLの圧油が信
号油圧として信号油圧回路SLを介して容量制御手段S
P2に供給される。
本発明の第4の実施態様では、例えば第4図に示される
ように、容量制御手段SP2は弁体SPA、制御部材S
′PB、圧力変換部材spc、そして弾性部材SPDか
らなり、制御部材SPBの一端には圧力変換部材spc
が当接し、圧力変換部材SPCは常に制?III Nで
ある主油圧回路MLの圧力が作用する受圧部Aと信号油
圧回路SLの圧力が作用する受圧部Bを分離独立に設け
ている。そして、制御部材SPBの他端には弾性部材S
PDが上記の二つの油圧力に対抗して作用している。
本発明の第3及び第4の実施態様の作用は以下の通りで
ある。
クラッチ制御回路CCLの圧力はクラッチ制御手段CC
の主弁CCMと補助弁CCPによって制御nされる。例
えば、クラッチ装置Cの動力伝達が解除されたとき、補
助弁CCPは最低圧を主弁CCMに補助圧回路CCPL
を介して出力している。
主弁CCMの主制御部材CCSはその端面CC3bに作
用する弾性部材CCEの作用力が一方の端面CC3aに
作用する油圧力に打ち勝って第4図の中心線Xの下側に
示される位置に動き留まる。
その結果、クラッチ制御回路CCLは主制御部材CC8
によって大気(タンク)に開放され、信号油圧発生弁C
3′の切換部材CSSは主油圧回路MLの圧油を信号油
圧回路SLに導く。
一方、容量制御手段SP2の圧力変換部材SPCには2
つの受圧部AおよびBのいずれにも主油圧回路MLの圧
力が導かれ、大きな油圧力となって制御部材SPBを介
して対抗している弾性部材SPDをさらに圧縮する。そ
れゆえ、その制御部材SPBの位置が中立点からずれ、
容量制御手段SP2は可変容量膨油圧ポンプSPIの吐
出流量を減らすように、可変容量膨油圧ポンプSPIの
容量を変えるアクチュエータに制御圧を出力する。
可変容量膨油圧ポンプSPIはその制御圧に対応してポ
ンプ軸−回転当たりの吐出量が小さくなり、吐出流量が
減少する。それによって、主油圧回路MLの圧力は可変
容量膨油圧ポンプSPIの吐出流量の減少によって容量
制御手段SP2の制御部材SPBが中立点近傍に戻るま
で下がりつづける。
したがって、主油圧回路MLの圧力が下がる割合は前記
受圧部Aの作用面積Saを受圧部AとBの面積和(=S
a+Sb)で除した比(=Sa/(Sa+5b))に対
応する。
次に、クラッチ装置Cを動力伝達状態とするときについ
て説明する。
クラッチ制御手段CCの補助弁ccpに入力する電気エ
ネルギが変化すると、その補助弁CCPの出力油圧が上
昇し、主制御部材CCSは端面CC3aに作用する油圧
力によって弾性部材CCEを反力が増す方向に移動し、
第4図の中心線Xの上側に示される位置(中立点)近傍
へ瞬時に動く。
そして、端面CC3aの油圧力が端面ccsbの弾性部
材CCEによる作用力よりもまだ大きいと、主制御部材
CCSは右方へさらに動き、主油圧回路MLの圧油をク
ラッチ制御回路CCLに導く。
それによって上昇したクラッチ制御回路CCLの油圧は
主制御部材CCSの端面ccs bに作用して弾性部材
CCHの作用力に加勢する。主制御部材CCSは弾性部
材CCHの圧縮量の調整により、それら3つの作用力が
釣り合う位置に動き、静的な釣り合い状態になると、第
4図の中心線Xの上側に示される中立点近傍に保持され
る。
すなわち、クラッチ制御手段ccの主弁CCMはクラッ
チ装置Cによる動力伝達時と伝達解除時において、主制
御部材CCSの位置が所定の距離りだけ動くように製作
されている。
クラッチ制御手段CCの信号油圧発生弁cs’はその主
弁CCMの主制御部材CC8と機械的な伝達部材CEに
よって連結された切換部材CSSがその変位りによって
油圧回路を切換え、信号油圧回路SLはタンクに開放の
回路と導通される。
したがって、容量制御手段SP2を構成する圧力変換部
材SPCの受圧部Bの圧力は大気圧になり、受圧部Bの
油圧力に相当した油圧力が受圧部Aに付加されるまで、
容量制御手段SP2の制御部材SPBからの制御圧の変
更によって可変容量膨油圧ポンプsp1の吐出流量が増
加する。その結果、信号油圧回路SLの圧力が大気圧も
しくはそれ相当の圧力になると、主油圧回路MLの圧力
は受圧部AとBの面積割合(= (Sa+Sb)/Sa
)に対応して高くなる。
この態様の組み合わせは伝達要素cEを簡素化すると共
に確実にクラッチのON10 F F状態を容量制御手
段SP2へ伝達でき、コストの低減と制御の確実性を兼
ね備える。
〔発明の実施例〕
第5図は本発明が車両の動力伝達装置に適用された構成
であり、図示しないエンジンからの動力はクラッチ装置
10を介して無段変速袋R12へ入力され、さらに他の
動力伝達部材を介して負荷装置である図示しない車両に
動力を出力するようになっている。このクラッチ装置1
o及び無段変速装置12は油圧で制御され、この油圧は
前記図示しないエンジンで駆動される可変容量膨油圧ポ
ンプ14を介して発生される。クラッチ装置10及び無
段変速装置12の油圧制御は、車両の走行状態等を検出
するセンサ等によって作動される油圧機器及びこれを含
む油圧回路によって構成される制御装置によってなされ
るようになっている。
以下、クラッチ装置10、無段変速装置12及びこれら
の制御装置について詳述する。
油圧供給装置16は主回路18へ圧油を供給する装置で
、前記可変容量膨油圧ポンプ14と、このポンプ14の
容量を制御する容量制御手段19とから構成されている
可変容量膨油圧ポンプ14は2つの平行面20A、20
Bを有するポンプケース22と、この平行面に沿って移
動可能な偏心カム24と、駆動回転されるロータ26と
、ロータ26に放射状に形成された溝に半径方向へ移動
自在に挿入されたベーン28と、前記偏心カム24をロ
ータ26に対して偏心量が増加する方向へ押圧する圧縮
スプリング30と、を主要部材として構成されている。
前記ロータ26は、図示しないエンジンによって駆動さ
れる入力軸32と一体に回転されるようになっている。
ポンプケース22の内方は偏心カム24で仕切られて、
図面右方の空間が予圧チャンバ34とされ、図面左方の
空間が制御圧チャンバ36とされている。またロータ2
6の周面と偏心カム24の内面で直径方向が仕切られ、
互いに隣接する2枚のヘーン28で周方向が仕切られ、
紙面直交方向に対向する2枚の側板38で厚さ方向が仕
切られた空間がベーン室40とされている。ベーン室4
0は側板38に形成された吸込ボート42及び吐出ボー
ト44と交互に連通されている。
吸込ボート42は油路46でサクションフィルタ48を
介してタンク50と連通されている。吐出ボート44は
吐出油路52と連通されている。
吐出油路52は油路54を介して前記予圧チャンバ34
と連通されている。油路54には絞り56が設けられて
いる。また、吐出油路52は主回路18に連通されてい
る。
容量制御手段19は制御弁58を備えている。
制御弁58は、段付のシリンダ室60に軸線方向へ摺動
自在に挿入された2つのランド62.64を有するスプ
ール66と、大径側のシリンダ室60の端壁とランド6
4との間に挿入されてスプール66を図面右方へ押圧す
る圧縮スプリング68と、小径側のシリンダ室60に軸
線方向へ摺動自在に挿入されてランド62と当接するプ
ランジャ70と、を主要部材として構成されている。
シリンダ室60は、スプール66のランド62と同64
との間の空間がチャンバ72とされ、ランド62の図面
右方の空間がチャンハフ4とされ、ランド64の図面左
方の空間がチャンバ76とされている。シリンダ室60
は信号回路78、油路80.82,84.86と連通乃
至は連通可能とされている。
信号回路78はチャンバ74に開口して常時シリンダ室
60と連通されている。油路80は吐出油路52と連通
され、ランド62が図示の位置から右方へ移動されるこ
とでチャンバ72に開口してシリンダ室60と連通され
る。油路82はチャンバ72に開口して常時シリンダ室
60に連通されるとともに、前記可変容量形ポンプ14
の制御圧チャンバ36に連通されている。油路84はタ
ンク50に連通され(タンク50との接続状態は図示せ
ず)、ランド64が図示の位置から左方へ移動されるこ
とでチャンバ72に開口してシリンダ室60と連通され
る。油路86はチャンバ76に開口して常時シリンダ室
60と連通されるとともに、前記油路84と連通されて
タンク50に連通されている。なお、前記油路82はチ
ャンバ72を介して前記油路80.84と連通可能とさ
れている。
シリンダ室60の小径側は油路88で主回路18と連通
されている。油路88には絞り90が設けられている。
油路88は前記プランジャ70との対向部が帰還圧チャ
ンバ92とされている。
無段変速装置12は、入力プーリ94、出力プーリ96
及び無端ベルト98を主要部材として構成されている。
入力プーリ94は、変速装置入力軸(クラッチ出力軸)
100と一体とされた固定コーン102と、変速装置入
力軸100に軸線方向へ移動自在に嵌合された可動コー
ン104とから構成されている。可動コーン104と変
速装置入力軸100との間にはシリンダ室106が設け
られており、変速装置第1制御回路108からの油圧供
給により拡張されて、固定コーン102との間の溝幅が
変更されるようになっている。これにより、入力プーリ
94への無端ベルト98の巻掛は直径が変更されるよう
になっている。シリンダ室106内には圧縮コイルばね
1)0が配設されて、シリンダ室106の拡張方向に可
動コーン104を押圧している。
出力プーリ96は、変速装置出力軸1)2と一体とされ
た固定コーン1)4と、変速装置出力軸1)2に軸線方
向へ移動可能に嵌合されている可動コーン1)6と、か
ら構成されている。可動コーン1)6と変速装置出力軸
1)2との間にはシリンダ室1)8が設けられ、変速装
置第2制御回路120からの油圧供給により拡張されて
、固定コーン1)4との間の溝幅が変更されるようにな
っている。これにより、出力プーリ96への無端ベルト
98の巻掛は直径が変更されて、無端ベルト98の張力
が調節される。シリンダ室1)8内には圧縮コイルばね
122が配設されて、シリンダ室1)8の拡張方向へ可
動コーン1)6を押圧している。
無端ベルト9日は強固な金属で製作されており、かつ自
由に撓むことができるように複数個の構成要素が互いに
連結されて構成されている。変速装置人力軸100から
変速装置出力軸1)2へ伝えられる回転数は、無端ベル
ト98の入力プーリ94への巻掛は直径と、出力プーリ
96への巻掛は直径との比の逆数となる。
前記シリンダ室106、同1)Bへ圧油を供給する変速
装置第1制御回路108、変速装置第2制御回路120
には、前記油圧供給装置16から供給される圧油が第1
制御手段124、第2制御手段126で必要な圧力とさ
れた後に送られるようになっている。
第1制御手段124は制御弁128及び補助弁130を
備えている。制御弁128は、シリンダ室132に軸線
方向へ摺動自在に挿入された2つのランド134.13
6を有するスプール138と、シリンダ室132の端壁
とランド136との間に挿入されてスプール138を図
面右方へ押圧する圧縮スプリング140と、を主要部材
として構成されている。シリンダ室132は、スプール
138のランド134と同136との間の空間がチャン
バ142とされ、ランド134の図面右方の空間がチャ
ンバ144とされ、ランド136の図面左方の空間がチ
ャンバ146とされている。
シリンダ室132は補助圧回路148、油路150.1
52,154、及び前記変速装置第1制御回路108と
連通又は連通可能とされている。
補助圧回路148はチャンバ144に開口して常時シリ
ンダ室132と連通されるとともに、主回路18と連通
されている。補助圧回路148には主回路18との連通
部の近傍に絞り158が設けられている。油路150は
潤滑ノズル160に連通され、ランド134が図示の位
置から右方へ移動することでチャンバ142に開口して
シリンダ室132に連通される。潤滑ノズル160は、
クラッチ装置10及び無段変速装置12の各潤滑部に連
通されている。なお、この潤滑部を経た圧油はタンク5
0へ戻される。油路152は主回路18に連通され、ラ
ンド136が図示の位置から左方へ移動することでチャ
ンバ142に開口してシリンダ室132に連通される。
油路154はチャンバ146に開口して常時シリンダ室
132に連通されるとともに、タンク50へ連通されて
いる(連通状態は図示せず)。
変速装置第1制御回路108はチャンバ142に開口さ
れて常時シリンダ室132に連通されている。第1制御
回路108は、チャンバ142を介して前記油路150
.152と連通可能とされている。
補助弁130は、図示しないコントローラによって制御
され、シリンダ室162に軸線方向へ移動自在に挿入さ
れた可動鉄心164と、可動鉄心164に連結されたポ
ペット弁166と、可動鉄心164を制御するソレノイ
ド168と、を主要部材として構成されている。シリン
ダ室162は前記補助圧回路148と連通可能とされて
いるとともに、油路170を介してタンク50と連通さ
れている(連通状態は図示せず)。
第2制摺手段126は制御弁172及び補助弁174を
備えている。
制御弁172はシリンダ室176に軸線方向へ摺動自在
に挿入された2つのランド178,180を有するスプ
ール182と、シリンダ室176の端壁とランド180
との間に挿入されてスプール182を図面右方へ押圧す
る圧縮スプリング184と、を主要部材として構成され
ている。シリンダ室176は、スプール182のランド
178と同180との間の空間がチャンバ186とされ
、ランド178の図面右方の空間がチャンバ188とさ
れ、ランド180の図面左方の空間がチャンバ190と
されている。シリンダ室176は補助圧回路192.油
路194.196,198及び前記変速装置第2制御回
路120と連通又は連通可能とされている。
補助圧回路192はチャンバ190に開口して常時シリ
ンダ室176と連通されるとともに、主回路18と連通
されている。補助圧回路192には主回路18との連通
部の近傍に絞り200が設けられている。油路196は
前記油路150に連通されて潤滑ノズル160に連通さ
れ、ランド180が図示の位置から左方へ移動すること
でチャンバ186に開口してシリンダ室176に連通さ
れる。油路198は主回路18に連通され、ランド17
8が図示の位置から打方へ移動することでチャンバ18
6に開口してシリンダ室176に連通される。
変速装置第2制御回路120はチャンバ186に開口さ
れて常時シリンダ室176に連通されている。第2制御
回路120は、チャンバ186を介して前記油路196
,198と連通可能とされている。油路194はチャン
バ188に開口されて常時シリンダ室176に連通され
るとともに、変速装置第2制御回路120に連通されて
いる。
油路194には第2制御回路120との連通部の近傍に
絞り202が設けられている。
補助弁174は図示しないコントローラによづて制御さ
れ、シリンダ室204に軸線方向へ移動自在に挿入され
た可動鉄心206と、可動鉄心206に連結されたポペ
ット弁208と、可動鉄心206を制御するソレノイド
2)0と、を主要部材として構成されている。シリンダ
室204は前記補助圧回路192と連通可能とされてい
るとともに、油路2)2を介してタンク50と連通され
ている(連通状態は図示せず)。
フランチ装置10は、多板湿式クラッチとされており、
クラッチ入力軸32と一体とされたクラッチカバー2)
4、クラッチカバー2)4に形成されたシリンダ室2)
6に配設されたピストン2)8、クラッチカバー2)4
に固設されたクラッチ板220、クラッチ板220と対
向して前記クラッチ出力軸(変速装置入力軸)100に
固設された摩擦板222と、を主要部材として構成され
ている。クラッチ入力軸32は図示しない原動機のクラ
ンクシャフトと連結されている。
前記シリンダ室2)6へ圧油を供給するクラッチ制御回
路224には、前記油圧供給装置16から供給される圧
油がクラッチ制御手段226で必要な圧力とされた後に
送られるようになっている。
クラッチ制御手段226は、クラッチ制御回路224へ
供給する油圧を制御する制御弁228と、前記油圧供給
装置16へ信号圧を発生する信号圧発生弁230と、補
助弁232とを備えている。
制御弁228及び信号圧発生弁230は、シリンダ室2
34及びシリンダ室234に挿入されたスプール236
を共用した、一体の弁とされている。
スプール236には4つのランド238,240゜24
2.244が設けられている。
シリンダ室234にはスプール236を図面左方へ押圧
する圧縮スプリング246が配設されている。シリンダ
室234は、ランド238の図面右方の空間がチャンバ
248とされ、ランド238とランド240との間の空
間がチャンバ250とされ、ランド240とランド24
2との間の空間がチャンバ252とされ、ランド242
とランド244との間の空間がチャンバ254とされ、
ランド244の図面左方の空間がチャンバ256とされ
ている。シリ°ンダ室234は、油路258260.2
62,263,264,266、前記信号回路78、前
記クラッチ制御回路224と連通又は連通可能とされて
いる。
油路258はチャンバ256に開口されて常時シリンダ
室234と連通されるとともに、補助圧回路268と連
通されている。補助圧回路268は主回路18と連通さ
れている。補助圧回路268には主回路18との連通部
の近傍に絞り270が゛設けられている。油路260は
タンク50へ連通され(タンク50への連通状態は図示
せず)、ランド244が図面の位置から左方へ移動され
ることでチャンバ254に開口してシリンダ室234に
連通される。クラッチ制御回路224はチャンバ254
に開口して常時シリンダ室234に連通されている。油
路262は主回路18に連通され、ランド242が図面
の位置から右方へ移動されることでチャンバ254に開
口してシリンダ室234に連通される。油路263はタ
ンク50へ連通(連通状態は図示せず。)されていると
ともにチャンバ252に開口されてシリンダ室234に
連通されている。信号回路78はランド240− が図
示の位置又は図示の位置より右方にある際にチャンバ2
52に開口されてシリンダ室234に連通される。油路
264は主回路18に連通され、チャンバ250に開口
してシリンダ室234に常時連通されている。油路26
6はチャンバ248に開口して常時シリンダ室234に
連通されているとともにクラッチ制御回路224へ連通
されている。油路266にはクラッチ制御回路224と
の連通部の近傍に絞り272が設けられている。
補助弁232は図示しないコントローラによって制御さ
れ、シリンダ室274に軸線方向へ移動自在に挿入され
た可動鉄心276と、可動鉄心276に連結されたポペ
ット弁278と、可動鉄心276を制御するソレノイド
280と、を主要部材として構成されている。シリンダ
室274は前記補助圧回路268と連通可能とされてい
るとともに、前記油路260と連通されてタンク50へ
連通されている(連通状態は図示せず)。
以下に本実施例の作用を説明する。
可変容量形油圧ポンプI4はロータ26が原動機を動力
として駆動回転されることで作動される。
各ベーン室40はロータ26が1回転される間に体積の
増加・減少を一度づつ繰り返す。ベーン室40は体積が
増加する際に吸込ボート42から油路46、サクション
フィルタ48を介してタンク50内の油圧油を吸い込む
。吸い込まれた油圧油はベーン室40の体積が減少する
際に吐出ボート44から吐き出され、吐出油路52を介
して主回路18へ供給される。
主回路18の油圧は、可変容量形油圧ポンプ14からの
吐出流量と、前記各種制御弁等での消費流量とのバラン
スによって決定される。即ち、主回路18の油圧は、前
記吐出流量の増加又は消費流量の減少によって高くなり
、逆の場合には低くなる。
しかしながら、この油圧変化は可変容量形油圧ポンプ1
4の容量が容量制御手段19によって以下のように制御
されるので、実質的には主回路18の油圧は常時一定に
保たれる。
容量制御手段19の制御弁58には、プランジャ70の
端面に帰還圧チャンバ92に導かれている主回路18の
油圧が作用しており、プランジャ70を介してスプール
66には図面左方へ押圧される力が作用している。一方
、スプール66には圧縮スプリング68により、図面右
方へ押圧される力が作用している。主回路18の油圧が
所定の値となっている際にはスプール66は図に示され
る位置(中立位置)でバランスされて静止されている。
主回路18の油圧が消費流量の増加等によって低くなっ
た場合には、プランジャ70に作用する油圧が低くなっ
て、図面左方へのスプール66の押圧力が小さくなる。
これにより、スプール66は図示の位置から右方へ移動
される。スプール66の移動で吐出油路80がチャンバ
72と連通され、圧油は油路・82を介して制御圧チャ
ンバ36に流入される。圧油が制御圧チャンバ36に供
給されて偏心カム24の図面左側壁面の油圧が上昇する
と、それまでの制御圧チャンバ36内の油圧による押圧
力および圧縮コイルばね30の押圧力の和と予圧チャン
バ34内の油圧による押圧力がバランスし偏心カム24
は、押圧力の増加によって図面右方へ移動される。偏心
カム24の移動でベーン室40の容積変化が拡大され、
可変容量形油圧ポンプ14の吐出流量が増大される。
この吐出流量の増大で主回路18の油圧が高(なり、こ
れに伴ってプランジャ70の端面に作用する油圧が高め
られてスプール66は図面左方へ移動される。主回路1
8の油圧が所定値に回復した際には、スプール66は前
記中立位置に位置している。
また、主回路18の油圧が消費流量の減少等によって高
くなった場合には、プランジャ70に作用する油圧が高
くなって、図面左方へのスプール66の押圧力が大きく
なる。これにより、スプール66は図示の位置から左方
へ移動される。スプール66の移動で油路84がチャン
バ72と連通され、制御圧チャンバ36の圧油がタンク
50に排出される。偏心カム24には図面右側壁面に予
圧チャンバ34を介して所定値より高い油圧が作用して
いるので、偏心カム24は圧縮スプリング30を圧縮し
て図面左側へ移動される。偏心カム24の移動でベーン
室40の容積変化が縮小され、可変容量形油圧ポンプ1
4の吐出流量が減少される。
この吐出流量の減少で主回路18の油圧が低くなり、こ
れに伴ってプランジャ70の端面に作用する油圧が低め
られてスプール66は図面右方へ移動される。主回路1
8の油圧が所定値に回復した際には、スプール66は前
記中立位置に位置している。
以上の作用が常時連続してなされることで、主回路18
の油圧は実質的に常時一定の設定圧に保たれている。
なお、上記の説明は、クラッチ装置10が動力伝達状態
とされている場合もしくは動力伝達状態にされようとす
る場合で、この場合には、後述するように信号回路78
はタンク50に開放されており、信号回路78に連通さ
れているチャンバ74の圧力は略大気圧となっている。
無段変速装置12は、前記のようにして設定圧に保たれ
た主回路18の油圧を、第1制御手段124及び第2制
御手段126で制御することで速度比制御がなされる。
即ち、第1制御手段124では、補助圧回路148の油
圧が制御されることで、制御弁128が制御されている
。補助圧回路148の油圧制御は、補助弁130に連通
された油路170を介してタンク50へ戻される圧油の
流量を制限することでなされる。これは、図示しないコ
ントローラによってソレノイド168へ電流が供給され
、この電流に応じた大きさの力で可動鉄心164が図面
左方へ吸引されることでなされ、補助圧回路148の油
圧はこの吸引力とバランスする油圧に制御される。ポペ
ット弁166は両者による力がバランスする位置まで図
面右方へ移動されて弁座から引き離される。
制御弁128では、補助圧回路148の油圧が高められ
ることで、スプール138が圧縮スプリング140の付
勢力に抗して図示の中立位置から図面左方へ移動される
。スプール138の移動でともにランド136が移動し
、チャンバ142が油路152と連通され、主回路18
と変速装置第1制御回路108とが連通されて、人力プ
ーリ94のシリンダ室106へ圧油が供給される。これ
により、シリンダ室106の油圧が上昇して、可動コー
ン104は固定コーン102側へ移動され、入力プーリ
94のV1幅を縮めて無端ベルト98の巻掛は半径を増
大する(出力プーリ96のベルト巻掛は半径は相対的に
減少される。)。目標の速度比に達すると、ソレノイド
168への供給電流が弱められて、スプール13日は図
に示す中立位置へ戻される。
また、前記とは逆に、補助圧回路148の油圧が低めら
れることで、スプール138が圧縮スプリング140に
付勢されて、図示の中立位置から図面右方へ移動される
。スプール138の移動でともにランド134が移動し
、チャンバ142が油路150と連通されて、変速装置
第1制御回路108の圧油が油路150に排出され、人
力プーリ94のシリンダ室106の油圧が降下される。
これにより、無端ベルト98に作用している張力の分力
で可動コーン104は固定コーン102から離間する方
向へ移動され、入力プーリ94のV溝幅が拡げられて無
端ベルト98の巻掛は半径が減少される(出力プーリ9
6のベルト巻掛は半径は相対的に増大される。)。目標
の速度比に達すると、ソレノイド168への供給電流が
強められて、スプール138は図に示す中立位置へ戻さ
れる。
なお、油路150へ排出された圧油は潤滑ノズル160
から吐出されて各部を潤滑した後、タンク50へ戻され
る。
上記は速度比を変化させる場合について述べたが、速度
比が一定に制御されている場合には、スプール138は
図に示す中立位置に保持されて、入力プーリ94のシリ
ンダ室106の油圧を所定のレベルに保持する。シリン
ダ室106の油圧レベルは伝達トルクが大きくなるほど
高くする必要があるが、大力プーリ94の回転数が高く
なるとシリンダ室106の油圧は遠心力の影響で高くな
るので、変速装置第1制御回路10日の油圧はシリンダ
室106の油圧よりも低いレベルの油圧に制御される。
第2制御手段126では、無端ベルト98と出力プーリ
96との接触面圧及び無端ベルト98の張力が適切な状
態に制御されるとともに、目標速度比に対して実際の速
度比が遅れ、所定の偏差が生じた場合に積極的に偏差を
減らす方向に出力プーリ96の可動コーン1)6に推力
を加勢するようになっている。
これを詳しく説明すると、第2制御手段126は制御対
象の圧力である第2制御回路120の制御圧を油路19
4を介してスプール182の図面右側端面に導いてマイ
ナフィードバックを行うようになっている。すなわち、
スプール182の位置は図面右側端面に作用するシリン
ダ1)8の油圧に対応した油圧力と、図面左側端面に作
用するソレノイド2)0に供給した電流に対応する補助
圧回路192の圧力による油圧力と、そして圧縮スプリ
ング184によるばね力との釣り合いによって決まるの
で、第2制御回路120の圧力は油路196あるいは主
回路18と連通される油路198との連通状態をスプー
ル182の動きによって調整され、補助弁174で前記
第1制御手段124の場合と同様に制御される補助圧回
路192の圧力に比例した圧力に制御される。
例えば、補助圧回路192の圧力が一定の場合に可動プ
ーリ1)6がシリンダ1)8の体積を減らす方向に動い
ても、第2制御手段126は第2制御回路120の圧力
上昇を敏感に検出してスプール182が第2制御回路1
20の圧油を油路196に排出する方向に動き、可動プ
ーリ1)6の動きに対応した流量を排出して一定に保持
する。
逆に、可動プーリ1)6がシリンダ1)8の体積を増す
方向に動くと、第2制御手段126は第2制御回路12
0の圧力低下を同様にスプール182の動きで敏感に検
出して主回路18の圧油を第2制御回路120を介して
シリンダ1)8に補給し、一定に保持する。
一方、ソレノイド2)0に供給する電流がコントローラ
によって低い電流に下げられた場合は次の通りである。
ソレノイド2)0に供給される電流が下がると、補助圧
回路192の油圧はソレノイド2)0による可動鉄心2
06の吸引力とバランスする圧力まで下げられる。補助
圧回路192の油圧が下がると、スプール182の図面
左側端面に作用して発生する油圧力が減少し、スプール
182は図面右側端面に油路194を介して作用する第
2制御回路120の油圧力によって圧縮スプリング18
4を圧縮する方向に動き、第2制御回路120を介して
シリンダ1)Bの圧油を油路196へ逃がす。
第2制御回路120の圧力が補助圧回路192の圧力変
化に比例した量だけ下がると、スプール182は図に示
した中立位置にほぼ復帰して第2制御回路120および
シリンダ1)8の油圧を保持する。
クラッチ装置10も、前記のようにして設定圧に保たれ
た主回路18の油圧を、クラッチ制御手段226で制御
することで、図示しないエンジンから変速装置12への
動力伝達の断・接がなされる。
クラッチ制御手段226は、補助圧回路268の油圧が
制御されることで、制御弁228が制御されている。な
お、制御弁228と同時に、これと一体とされている信
号圧発生弁2’30も同時に制御されるが、これについ
ては後述する。補助圧回路268の油圧制御は、補助弁
232に連通された油路260を介してタンク50へ戻
される圧油の流量を制限することでなされる。これは、
図示しないコントローラによってソレノイド280へ電
流が供給され、この電流に応じた大きさの力で可動鉄心
276が図面左方へ吸引されることでなされ、補助圧回
路268の油圧はこの吸引力とバランスする油圧に制御
される。ポペット弁278は両者による力がバランスす
る位置まで図面右方へ移動されて弁座から引き離される
スプール236は、スプール236の図面左側端面に作
用する補助圧回路268の油圧によって発生する油圧力
と、油路266を介してスプール236の図面右側端面
に作用するクラッチ制御回路224の油圧によって発生
する油圧力に圧縮スプリング246の付勢力を加えた合
力とがバランスされる位置に移動される。
図に示されるスプール236の位置は中立位置であるが
、クラッチ装置10が動力の伝達を遮断している状態で
は、スプール236はチャンバ256の容積を最小にす
る図面左方の位置に移動されている。即ち、この時は図
示しないコントローラからはソレノイド280へ電流が
供給されておらず、補助圧回路26日の油圧は排除抵抗
によって決定される最低圧となっている。スプール23
6がこの位置にある時には、チャンバ254を介してク
ラッチ制御回路224は油路260と連通されてタンク
50に開放されている。従って、クラッチ装置10のピ
ストン2)8に作用する油圧は大気圧と実質的に等しく
、クラ・7チ板220と摩擦板222とは動力の伝達能
力がなくなる。
この状態からソレノイド280へ電流が供給されると、
補助圧回路268の油圧が高められ、スプール236の
図面左側端面に作用する油圧によって発生する油圧力が
圧縮スプリング246の付勢力に打ち勝ってスプール2
36が図面右方へ向って移動される。クラッチ制御回路
224の油圧は、スプール236が図に示される中立位
置に到達するまでは大気圧のままとなっているが、中立
位置からさらに図面右方へ移動されると、油路262を
介して主回路18がチャンバ254に連通されて、主回
路18の圧油がクラッチ制御回路224へ供給される。
これにより、クラッチ制御回路224の油圧が大気圧か
ら上昇すると、ピストン2)8は図面右方へ移動されて
、クラッチ板220と摩擦板222との摩擦力が増大さ
れ、この摩擦力によって発生する伝達トルクが無段変速
装置12例の負荷に打ち勝つと、変速装置入力軸(クラ
ッチ出力軸)100は人力軸32とともに回転を始める
一方、クラッチ制御回路224へ供給された圧油は油路
226を介してチャンバ248へも供給され、スプール
236の図面右側端面に油圧として作用して油圧力を発
生する。クラッチ制御回路224の油圧が所定の油圧と
なった状態では、スプール236は図に示される中立位
置に位置している。
クラッチ制御手段226の制御弁228は上記のように
して制御されるが、前述したようにこれと同時に信号圧
発生弁230も制御される。
即ち、クラッチ装置1oが動力を伝達している状態ある
いは動力を伝達しようとしている状態では、前述のよう
にスプール236は図示の中立位置あるいはこれより図
面右方の位置にある。これにより、信号回路78はチャ
ンバ252を介して油路263に連通されてタンク50
に開放されている。従って、クラッチ装置10が動力伝
達状態とされている場合には、前述したように、容量制
御手段19のチャンバ74は大気圧となっている。
クラッチ装置10が動力の伝達を遮断している状態では
、前述のようにスプール236は図示の中立位置よりも
図面左方に位置していて、信号回路78はチャンバ25
0及び油路264を介して主回路18と連通されている
。これにより、容量制御手段19のチャンバ74には主
回路18の油圧が作用する。従って、クラッチ装置10
が動力伝達状態から動力遮断状態に制御された場合には
、スプール66の図面右側端面には、プランジャ70と
の当接面を除く面に主回路18の油圧が作用して油圧力
が加わり、スプール66の図面左右両端面に作用してい
た力のバランスがくずれ、スプール66は図面左方へ向
って移動される。これにより、油路82はチャンバ72
を介して油路84と連通されてタンク50に開放される
。これにより、制御圧チャンバ36の油圧が下がり、可
変容量形油圧ポンプ14の吐出流量が減少されて主回路
18の油圧が下がる。これにより、スプール66は図面
右方へ移動され、はぼ図に示される中立位置まで移動さ
れる。
この結果、クラッチ装置10が動力遮断状態とされてい
る場合には、同装置10が動力伝達状態とされている場
合に比較して、主回路18の油圧は低められることにな
る。
このように本実施例では、クラッチ装置10が動力遮断
状態とされている場合には、主回路18の油圧を必要最
小限の低圧とすることができる。
本実施例の場合には、クラッチ装置10が動力伝達状態
とされている場合に比較して、主回路1Bの油圧を半分
以下に低くすることが可能となる。
これにより、エンジンのアイドリング時には可変容量膨
油圧ポンプ14の駆動力が小さくなるので、エンジンの
負荷が小さくなりアイドリング状態で停止させる頻度の
高い市街地走行での燃料消費低減に極めて効果がある。
また、アイドリング時に可変容量膨油圧ポンプ14の吐
出圧力が低くなることで、同ポンプ14の耐久性が向上
され、さらにWi環流量の減少によってタンク50内の
油温上昇を抑えることができるとともに、振動騒音も低
減される。
第6図には本発明の第2実施例が示されている。
この実施例では、第1実施例におけるクラッチ制御手段
226の油路263,264に相当する油路263°、
264°のシリンダ室234への配置位置が前記油路2
63,264と相異すること、及び信号回路7日が容量
制御手段19のチャンバ76に連通され、プランジャ7
0がチャンバ76に配置されて信号回路78の油圧がプ
ランジャ70の図面左側端面に作用することが、前記第
1実施例との構成上の相異点である。
この実施例では、前記第1実施例と同様にスプール23
6が図に示される中立位置にあって、クラッチ装置10
が動力伝達状態とされている場合に、前記第1実施例と
異なり信号回路78はチャンバ252及び油路264′
を介して主回路18と連通され、主回路18の油圧がプ
ランジャ70に作用している。容量制御手段19のスプ
ール66は、この状態で中立状態となっているのが基本
位置である。
また、クラッチ装置10が動力遮断状態とされた場合に
は、前記第1実施例と同様にスプール236は図示の中
立位置から図面左方へ移動されていて、この状態では信
号回路78は前記第1実施例と異なり、チャンバ250
を介して油路263° と連通されてタンク50に開放
されている。
従って、この状態では1ランジヤ70には油圧が作用し
ないので、スプリング68を圧縮する油圧力の作用面積
が増加したことになり、主回路の圧力が下がる。
第7図には本発明の第3実施例が示されている。
この実施例では前記第1・第2実施例における信号圧発
生弁230の如き信号圧発生弁は存在せず、代わりに補
助圧回路268の油圧を信号圧として取り出している。
また、容量制御手段19の基本構成は前記第2実施例と
同一とされている。
この実施例では、クラッチ装置10が動力伝達状態とさ
れている場合と、動力遮断状態とされている場合とで、
補助圧回路268の油圧レベルが明確に異なることを利
用している。
即ち、クラッチ装置10が動力伝達状態とされている場
合には、補助圧回路268の油圧レベルは高くなってお
り、前記装置10が動力遮断状態とされている場合には
、補助圧回路268の油圧レベルが低くなっていること
で、前記第2実施例と同様に容量制御手段19を制御す
るものである。
この実施例では、容量制御手段19の弁構造が簡略化さ
れるので、部品コストが低減されると云う長所がある。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明に係る動力伝達装置用油圧制御
装置では、油圧で制御される無段変速装置と、該無段変
速装置と原動機との間に介在されて油圧で制御されるク
ラッチ装置と、前記原動機で駆動されて前記無段変速装
置及び前記クラッチ装置へ主油圧回路を介して圧油を供
給する可変容量膨油圧ポンプと、を備えた動力伝達装置
に用いられる油圧制御装置であって、前記クラッチ装置
と主油圧回路との間に配設された圧力制御弁と該圧力制
御弁の制御状態に対応した信号油圧を発生する信号油圧
発生手段とを含むクラッチ制御手段と、信号油圧発生手
段と接続され前記圧力制御弁がクラッチ装置を動力伝達
解除状態としている際に信号油圧発生手段からの信号油
圧により前記可変容量形油圧ポンプを制御して前記主油
圧回路の圧力を低下させる容量制御手段と、を備えたこ
とを特徴としているので、原動機のアイドル回転状態に
おける主油圧回路の圧力を低下させて燃料消費量を低減
させることができる優れた効果を存する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概要を示す概要図、第2図は本発明の
第1の実施態様を示す概要図、第3図は本発明の第2の
実施態様を示す油圧回路図、第4図は本発明の第3及び
第4の実施態様を示す模式図、第5図は本発明の第1実
施例を示す断面回路図、第6図は本発明の第2実施例を
示す断面回路図、第7図は本発明の第3実施例を示す断
面回路図、第8図は無段変速装置及びクラッチ装置の模
式図、第9図は第8図の概要図である。 10・・・クラッチ装置 12・・・無段変速装置 14・・・可変容量形油圧ポンプ 16・・・油圧供給装置 18・・・主回路 19・・・容量制御手段 32・・・入力軸 58・・・制御弁 78・・・信号回路 / 94・・・入カプーリ 96・・・出力プーリ 98・・・無端ベルト 100・・・変速装置入力軸(クラッチ出力軸)124
・・・第1制御手段 126・・・第2制御手段 226・・・クラッチ制御手段 228・・・制御弁 230・・・信号圧発生弁。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)油圧で制御される無段変速装置と、該無段変速装
    置と原動機との間に介在されて油圧で制御されるクラッ
    チ装置と、前記原動機で駆動されて前記無段変速装置及
    び前記クラッチ装置へ主油圧回路を介して圧油を供給す
    る可変容量形油圧ポンプと、を備えた動力伝達装置に用
    いられる油圧制御装置であつて、前記クラッチ装置と主
    油圧回路との間に配設された圧力制御弁と該圧力制御弁
    の制御状態に対応した信号油圧を発生する信号油圧発生
    手段とを含むクラッチ制御手段と、信号油圧発生手段と
    接続され前記圧力制御弁がクラッチ装置を動力伝達解除
    状態としている際に信号油圧発生手段からの信号油圧に
    より前記可変容量形油圧ポンプを制御して前記主油圧回
    路の圧力を低下させる容量制御手段と、を備えたことを
    特徴とする動力伝達装置用油圧制御装置。
  2. (2)信号油圧発生手段が圧力制御弁と連動される信号
    油圧発生弁である特許請求の範囲(1)記載の動力伝達
    装置用油圧制御装置。
  3. (3)信号油圧発生弁は圧力制御弁の制御状態に対応し
    て信号油圧として大気又は主油圧回路の圧力を容量制御
    手段へ出力する特許請求の範囲(2)記載の動力伝達装
    置用油圧制御装置。
  4. (4)信号油圧発生弁は圧力制御弁と一体のスプール弁
    とされている特許請求の範囲(2)又は(3)記載の動
    力伝達装置用油圧制御装置。
  5. (5)容量制御手段は信号油圧の圧力変化により駆動さ
    れて容量可変形油圧ポンプからの圧油吐出量を変化させ
    る特許請求の範囲(1)乃至(4)のいずれかに記載の
    動力伝達装置用油圧制御装置。
JP7772486A 1986-04-04 1986-04-04 動力伝達装置用油圧制御装置 Pending JPS62234733A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1048879A3 (de) * 1999-04-30 2001-01-17 Hydraulik-Ring GmbH Druckmittelversorgung eines CVT-Getriebes

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