JPS62233405A - グランド蒸気設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、発電用蒸気タービンのグランド蒸気調整装置
とその附属設備において、グランド余剰蒸気の排出設備
に関する。

〔従来の技術〕

蒸気タービンのグランド蒸気調整装置には１例えば、実
開昭６０−１１６００４号公報に示されるように、ター
ビングランド蒸気シール系の蒸気量が余剰となった時に
、余剰蒸気を排出するための設備が附属されている。そ
して、この余剰蒸気排出設備は、タービンプラント内の
給水加熱器、及び、復水器への接続排出管と蒸気排出失
を切替えるための切替弁によって構成されていた。

〔発明が解決しようとする間層点〕

上記従来技術では、蒸気タービンのグランド部から漏洩
し余剰となって排出されてくる蒸気は、温度が３００℃
以上とまだ高いため、発電プラントのヒートサイクルに
熱回収を図るために通常最低圧の給水加熱器へ排出管を
介し蒸気回収を行なっている。しかし、回収光の給水加
熱器は、プラント運用上サービスアウトされる場合があ
るため、その際には、蒸気の行先を復水器に切替え余剰
蒸気を排出する手法によっている。このため、グランド
蒸気調整装置から復水器に至るバックアップ用の排出管
と、蒸気排出先切替弁の設備が必要となっていた。特に
、切替弁は、給水加熱器のチューブ損傷など不慮の不具
合発生に備え自動作動弁でなければならず、これらの事
が、蒸気タービンのグランド蒸気設備のコストアップの
要因となっていた。更に、給水加熱器、又は、復水器に
接続する余剰蒸気排出管は、保温材込みで、これは発電
出力にはほぼ関係なく、約５０〇−外径の比較片大口径
の配管であり、蒸気タービン床下の集合配管群をより混
雑化させ、配管配置スペースを大巾に喰い遺し運転操作
、又は、通路用のスペースを狭隘化させている元凶とな
っていた。本発明の目的は、この問題点を除去するため
の、簡略化された構成の蒸気タービングランド余剰蒸気
の排出設備を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、グランドからの余剰蒸気の排出のために、
グランド蒸気調整器の余剰蒸気排出部とグランドコンデ
ンサまたはグランドコンデンサに接続せる蒸気管とを提
供する蒸気流路を設けることによって達成される。

〔作用〕

この蒸気流路は、余剰蒸気の蒸気タービングランドシー
ル蒸気系からの排出を可能とし、そして、その排出蒸気
を発電プラント給水に熱交換、熱回収を行なわせるため
に、常に、グランドコンデンサに導き入れるものである
。この設備構成では。

傘剰蒸気の排出先の切替は、排出先のグランドコンデン
サの運転信頼性が高いため、特に、必要が無く、従って
、切替弁もバックアップ用の排出管が不用となる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を説明する。第１図で本発明の
蒸気流路は図中の余剰蒸気排水管５を示す。高中圧ター
ビン１のグランド部３から漏洩してくる蒸気量と、低圧
タービン２のグランド部３に必要なシール蒸気量との兼
合いで、余剰となったグランド蒸気は、グランド蒸気調
整器４から余剰蒸気排出管５を経て、グランド蒸気処理
管６を介しグランドコンデンサ７に回収される。プラン
ドコンデンサ７は、周知のように、グランド部３から大
気への蒸気噴出の防止並びに外気の蒸気タービン内への
浸入防止のため、グランド部３の各末端から蒸気を吸引
するブロワと、給水管１０中の給水と蒸気を熱交換し、
熱回収を図るコンデンサ部から構成されているもので、
全蒸気タービンに設備されている。蒸気タービンのグラ
ンド部３からの余剰蒸気は、このグランドコンデンサ７
で給水へ熱回収が行なわれる。本実施例では、従来技術
系統図第２図に示すような復水器８へのグランド余剰蒸
気バックアップ排出管及び、それに伴う蒸気回収光の切
替弁は設けていない。これは、グランドコンデンサ７が
、給水加熱器のように。

高圧側給水加熱器からの濃縮ドレンによるアンモニアア
タック等によるチューブ損傷などが無く、サービスアウ
トとなる状況が実績的に皆無に等しいためである。若し
、グランドコンデンサのサービスアウトを考慮すること
を要求されるとしても。

蒸気タービングランド処理蒸気と余剰蒸気が合流した後
のグランド蒸気処理管６を、何んらかのバックアップ設
備に接続することとなるので、余剰蒸気専用としてのバ
ックアップ排出系は不用である。ちなみに、追加のグラ
ンド余剰蒸気排出管５は、配管内圧力ガ、グランドコン
デンサブロワの吸引圧力の若干大気圧より低い程度の圧
力となるので、従来の真空圧力条件との蒸気比容積の違
いから半分以下のサイズ、保温材を加味しても２００＋
ａｍ外径程度のもので済む。尚、グランド余剰蒸気の熱
回収熱交換器が換わることによる発電プラント性能への
影響は、両者、同様給水サイクル中の熱交換器であるこ
とから、全くない。また。

グランドコンデンサーは、処理蒸気量が増加することに
より熱交換面積が大きくなりコストが高くなるが、一方
、従来余剰蒸気を受入れていた給水加熱器の熱交換面積
がその公文減少するので、コスト増減が相殺されるにの
ように、この実施例のグランド蒸気排出設備は、大口径
の余剰蒸気専用失を切替える切替弁並びに、バックアッ
プ排出管が必要なく、且つ常用の余剰蒸気排出管が小口
径で配管長さも短かくなるため、設備が非常に支価−（
約１０Ｍ￥）なものとなる、これらは、タービン床下の
配管引廻しを、小スペースで経済的な施工を可能とする
とともに、充分な運転操作及び通路のスペースを、確保
可能とする二次的効果も大きいものがある。更に、余剰
蒸気行先の切替えが無くなるので、発電プラント運用上
、誤動後、又は１作動不良等の心配が無くなる。

〔発明の効果） 本発明によれば、グランド余剰蒸気を給水加熱基、又は
、復水器へ導入するための各接続排出管と、蒸気行先を
切替えるための切替弁が不用であり、安価なグランド蒸
気排出設備となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の蒸気タービングランド蒸
気装置及び附属設備の系統図、第２図は。 従来の同様の系統図を示す。 ■・・・高中圧タービン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、蒸気タービンのグランド蒸気処理設備において、グ
   ランドシール蒸気管系から、グランドコンデンサによる
   グランド蒸気処理系へ、前記蒸気タービンのグランド間
   隙部を除き、蒸気流路を設けたことを特徴とするグラン
   ド蒸気設備。 ２、前記蒸気流路が、グランド蒸気調整器の余剰蒸気排
   出部から、前記グランドコンデンサに接続する蒸気管に
   、または、前記グランドコンデンサに直接に接続されて
   いる流路であることを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のグランド蒸気設備。