JPS6223308A - ガス絶縁母線 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はガス絶縁母線、特にその内部に設置される絶縁
スペーサの取付構造に関するものである。

［従来の技術］ 従来この種の装置として、第３図に示されるものが知ら
れている。図において（１）は絶縁ガスが封入されたガ
ス絶縁母線の容器、（２）は容器（１）内に収納された
導体、（３）はこの導体（２）の接続端部と中心導体（
５）の一方何の接続端部とを接続する接触子で、この部
分では上記導体（２）の接続端部と中心導体（５）の接
続端部との間は組立誤差、導体の熱伸縮等を考慮して所
要の間隙が設けられている。（４）は接触子（３）を含
む導体（２）の接ｂｃ端部と中心導体（５）の接続端部
とを囲繞する電界緩和用シールド、（６）は中心導体（
５）を支持するようボルト（８）により容器（１）内に
取付けられた固定絶縁スペーサである。

かかるガス絶縁母線では、電流の通路は；な体（２）、
接触子（３）、中心導体（５）の経路で形成される。

［発明が解決しようとする問題点］ 従来の′！Ａｌｌは叙上の如く構成されているので、＃
Ａ絡重事故発生した場合、容器内の圧力が急上昇すると
容器が爆裂するなどの問題点があった。

本発明は上記のような問題点を解消するためになされた
もので、絶縁スペーサを容器内で軸方向に移動可能に取
付けることにより、容器内の圧カー上昇を緩和し、爆裂
の危険性を減少させるガス絶縁母線を得ることを目的と
する。

［問題点を解決するための手段］ 本発明に係るガス絶縁母線は、容器内の絶縁スペーサの
うち所要間隔を隔てた所定の絶縁スペーサを容器に固定
するとともに、北見固定された絶縁スペーサ間に配設さ
れた絶縁スペーサを上記容器内で軸方向に移動可能に取
付けるようにしたものである。

［作用コ 本発明においては、絶縁母線容器内の絶縁スペーサを固
定絶縁スペーサとｒｌ（動絶縁スペーサとで構成するこ
とにより、地絡事故等による絶縁スペーサ間の室の急激
な圧力と昇を可動絶縁スペーサの移動により緩和し、絶
縁母線を安全なものとすることができる ［実施例］ 以下本発明の一実施例を図について説明する。

第１図において（１）〜（６）は上記従来装設と実質的
に同一である。絶縁スペーサ（６）は中心導体（５）を
支持するため所要間隔を隔てて容器（１）に取付けられ
た固定絶縁スペーサである。一方、（９ａ）　、　（９
ｂ）はそれぞれこれら固定絶縁スペーサ（Ｅｉ）　　、
　（８）間（一方は図示せず）に配設された中心導体（
５ａ）　、　（５ｂ）をそれぞれ支持するため、上記容
器（１）内で軸方向に移動回走に取付けられた可動絶縁
スペーサであり、これら可動絶縁スペーサ（９ａ）　、
　（９ｂ）はその外周端面に゛を界緩和用シールド（７
）がそれぞれ設けられ、このシールド（７）は容器（１
）内周面に対して圧接状態に保持されている（第２ａ図
参照）、さらにこれら可動絶縁スペーサ（９ａ）　、　
（９ｂ）は中心導体（５ａ）　、　（５ｂ）との接合部
がそれぞれ粗面（ナール部）として形成されている（第
２ｂ図参照）。

なお、中心導体（５ａ）の径は導体（２）　　、　（２
ａ）の径に対してほぼ同径に設定されている。

次に動作について説明する。上述の如く説明された絶縁
母線では例えばＧ部でｆｌ！！Ｍ事故が起こると、容器
（ｌａ）内の圧力が急上昇する。このため可動絶縁スペ
ーサ（９ａ）は図示の如く右°方向への圧力を受け、電
界緩和用シールド（７）が絶縁スペーサ（９ａ）と共に
容器（１）の内周面を右方向へ摺動しようとするととも
に、導体（２ａ）の接続端部（Ａ部）が中心導体（５）
の接続端部に当接する。ところが固定絶縁スペーサ（６
）は容器（１）に固定されているので、導体（２ａ）は
上記当接位置よりも右方に移動できない。

そこで粗面部により中心導体（５ａ）と係合している可
動絶縁スペーサ（８ａ）はさらに大きな圧力が加えられ
ると、粗面の係合部が破壊され、可動絶縁スペーサ（８
ａ）と電界緩和用シールド（７）とが右方向に、また可
動絶縁スペーサ（９ｂ）とその電界緩和用シールド（７
）とが左方向にそれぞれ移動し、容器（１）の室（１ａ
）の容積が大きくなり室（１ａ）内の圧力が低下する。

そのため他の室に圧力が分散され、室（１ｄ）の圧力を
吸収緩和する。したがって上述の如く構成された絶縁母
線においては地絡事故により特定の室に集中する急激な
圧力上昇を抑え、爆発亀裂等を防ぐことができる。

なお、上記実施例では絶縁母線の場合について説明した
が、これに限られるものではなく同様の構造を有する開
閉装置であってもよい。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば絶縁スペーサの内所要間隔
を隔てた所定の絶縁スペーサを容器に固定し、それら固
定された絶縁スペーサ間に配設された絶縁スペーサを容
器内で移動回走に設けるように構成したので、万一の事
故が発生した場合でも絶縁母線の容器の爆発という危険
を防止でき、また容器の絶縁スペーサ用のフランジ接合
部を少なくすることができるので容器の信頼性の向上並
びに製造コストの低減化を図り得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す絶縁母線の断面図、第
２ａ図、第２ｂ図はそれぞれ本発明の要部を示す拡大断
面図、第３図は従来の絶縁母線の断面図である。 （１）は容器、　（２）　　、　（２ａ）、　（２ｂ）
は導体。 （３）　　、　（７）は電界緩和用シールド、（４）は
接触子、（５）　　、　（５ａ）　、　（５ｂ）は中心
導体、（６）は固定絶縁スペーサ、（９ａ）　、　（９
ｂ）は可動絶縁スペーサ。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）絶縁ガスの封入された容器と、その容器内に収納
   された導体と、この導体間に接続された中心導体と、前
   記容器に固定されこの中心導体を支持する複数の絶縁ス
   ペーサとを備えてなるガス絶縁母線において、上記絶縁
   スペーサのうち所要間隔を隔てた所定の絶縁スペーサを
   容器に固定するとともに、上記固定された絶縁スペーサ
   間に配設された絶縁スペーサを上記容器内で軸方向に移
   動可能に取付けたことを特徴とするガス絶縁母線。
2. （２）上記可動絶縁スペーサの外周端面に電界緩和用シ
   ールドを設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１項
   記載のガス絶縁母線。
3. （３）上記中心導体と上記可動絶縁スペーサとの接合部
   を粗面係合させたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項または第２項記載のガス絶縁母線。