JPS6037831Y2 - 避雷器 - Google Patents
避雷器Info
- Publication number
- JPS6037831Y2 JPS6037831Y2 JP13708684U JP13708684U JPS6037831Y2 JP S6037831 Y2 JPS6037831 Y2 JP S6037831Y2 JP 13708684 U JP13708684 U JP 13708684U JP 13708684 U JP13708684 U JP 13708684U JP S6037831 Y2 JPS6037831 Y2 JP S6037831Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- base
- lightning arrester
- arrester
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Thermistors And Varistors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は、避雷器に関する。
従来の技術
一般に、避雷器は第４図に示すように構成されている。
避雷器本体１は絶縁ベース２を介して鉄構架台３上に設
置し、雷電流を大地に流すための接地端子４は雷電流を
計測する電流記録計５、避雷器の動作回数を記録する動
作回数計６等の計測器を通して接地する。
置し、雷電流を大地に流すための接地端子４は雷電流を
計測する電流記録計５、避雷器の動作回数を記録する動
作回数計６等の計測器を通して接地する。
考案が解決しようとする問題点
こうした従来構造においては、避雷器が万一焼損した場
合、避雷器に流れる系統短絡電流は雷電流計測器を通し
て流れることになる。
合、避雷器に流れる系統短絡電流は雷電流計測器を通し
て流れることになる。
このとき、避雷器本体１は放圧装置（安全弁）等を備え
るなど防爆構造を採っているので、これら短絡電流で爆
発することはない。
るなど防爆構造を採っているので、これら短絡電流で爆
発することはない。
しかし、雷電流計測器は、その構造上、防爆構造にする
ことが難しく、短絡電流で爆発する虞れがあった、さら
に、雷電流計測器には、その保守９点検のために保守員
が近づく機会が多く、保守員の安全確保上にも問題があ
った。
ことが難しく、短絡電流で爆発する虞れがあった、さら
に、雷電流計測器には、その保守９点検のために保守員
が近づく機会が多く、保守員の安全確保上にも問題があ
った。
本考案は、かかる従来の問題点を解消すべくなされたも
ので、避雷器の焼損時に流れる短絡電流から計測器の爆
発飛散を防止する絶縁装置を備えた避雷器を提供するも
のである。
ので、避雷器の焼損時に流れる短絡電流から計測器の爆
発飛散を防止する絶縁装置を備えた避雷器を提供するも
のである。
問題点を解決するための手段
上記問題点を解決するために、本考案は、避雷器本体を
ベース又は架台上に設置し、避雷器本体の接地装置は計
測器を介して接地してなる避雷器において、前記避雷器
本体とベース又は架台との間に絶縁装置を介在している
。
ベース又は架台上に設置し、避雷器本体の接地装置は計
測器を介して接地してなる避雷器において、前記避雷器
本体とベース又は架台との間に絶縁装置を介在している
。
そして、この絶縁装置は、避雷器本体下部の放圧装置近
傍に設けた絶縁部により避雷器本体とベース又は架台と
の絶縁を威している。
傍に設けた絶縁部により避雷器本体とベース又は架台と
の絶縁を威している。
また、絶縁装置は、上記絶縁部により絶縁される接地端
子側導体とベース又は架台側導体の何れか一方に接続さ
れた導体板を備えている。
子側導体とベース又は架台側導体の何れか一方に接続さ
れた導体板を備えている。
この導体板は、避雷器の焼損時に放出するガスの爆風に
より変形して接地端子側導体とベース又は架台側導体間
を短絡する構造である。
より変形して接地端子側導体とベース又は架台側導体間
を短絡する構造である。
作用
上記構成の避雷器において、焼損が発生した場合、放圧
板が破壊し、その際のガスの爆風により導体板が変形さ
れ、導体板の先端部がベース又は架台側の導体に接触す
る。
板が破壊し、その際のガスの爆風により導体板が変形さ
れ、導体板の先端部がベース又は架台側の導体に接触す
る。
これにより、接地端子側導体とベース又は架台側導体間
とが短絡され、系統の短絡電流はベース又は架台にバイ
パスされて、計測器に短絡電流が流れるのを抑制するこ
とができる。
とが短絡され、系統の短絡電流はベース又は架台にバイ
パスされて、計測器に短絡電流が流れるのを抑制するこ
とができる。
実施例
以下、本考案を第１図および第２図に示す一実施例に基
づき詳細に説明する。
づき詳細に説明する。
本考案の避雷器は、例えば第１図に示すようなもので、
避雷器本体７は、絶縁装置８を介してベース９上に設置
されている。
避雷器本体７は、絶縁装置８を介してベース９上に設置
されている。
接地端子１０が計測器１１．１２を通して接地されるこ
とは従来と同様である。
とは従来と同様である。
ここで、絶縁装置８は、ベース９上に載置するカップ状
のキャップ導体１３と、接地端子１０とは接触して避雷
器本体７に連結した導体製の支持部材１４と、この支持
部材１４とキャップ導体１３さらにはベース９との連結
に絶縁を威す絶縁部１５とを備える。
のキャップ導体１３と、接地端子１０とは接触して避雷
器本体７に連結した導体製の支持部材１４と、この支持
部材１４とキャップ導体１３さらにはベース９との連結
に絶縁を威す絶縁部１５とを備える。
そして、絶縁部１５は避雷器本体７の下部放圧装置近傍
（図の場合は周辺）に配置されている。
（図の場合は周辺）に配置されている。
一方、支持部材１４には、第２図に示すように、避雷器
本体７の下部放圧板１６に面して導体板１７が片持支持
されている。
本体７の下部放圧板１６に面して導体板１７が片持支持
されている。
この導体板１７は、下部放圧板１６を破って吹出したガ
スの爆風により変形され、その先端部がキャップ導体１
３の底面に触れることでベース９と支持部材１４間を短
絡し、短絡電流路を形成するものである。
スの爆風により変形され、その先端部がキャップ導体１
３の底面に触れることでベース９と支持部材１４間を短
絡し、短絡電流路を形成するものである。
かかる構成の避雷器において、系統の短絡電流が流れて
その焼損が発生した場合、下部放圧板２２が破壊し、そ
の際のガスの爆風により導体板１７が第２図に示す仮想
線の如く変形され、導体板１７の先端部がキャップ導体
１３の底面に接触する。
その焼損が発生した場合、下部放圧板２２が破壊し、そ
の際のガスの爆風により導体板１７が第２図に示す仮想
線の如く変形され、導体板１７の先端部がキャップ導体
１３の底面に接触する。
これにより短絡電流は避雷器本体７−支持部材１４−導
体板１７−キャップ導体１３−ベース９−架台−大地へ
と流れ、計測器１１．１２に流れるのを抑制され、計測
器１１．１２の爆発を防ぐことができる。
体板１７−キャップ導体１３−ベース９−架台−大地へ
と流れ、計測器１１．１２に流れるのを抑制され、計測
器１１．１２の爆発を防ぐことができる。
なお、本実施例においては、導体板１７を支持部材１４
に片持支持する構成としたが、本考案はかかる実施例に
限定されることはなく、例えば導体板１７をキャップ導
体１３側に支持してその変形時に先端部が支持部材１４
に接触する構成としても良い。
に片持支持する構成としたが、本考案はかかる実施例に
限定されることはなく、例えば導体板１７をキャップ導
体１３側に支持してその変形時に先端部が支持部材１４
に接触する構成としても良い。
また、本考案の放出ガスの爆風で支持部材側とベース側
との間を導体で直接に短絡する構成に加えて、絶縁部１
５を第３図に示す構成とすれば、短絡が一層確実になる
。
との間を導体で直接に短絡する構成に加えて、絶縁部１
５を第３図に示す構成とすれば、短絡が一層確実になる
。
すなわち、ベース９と支持部材１４の両フランジ部さら
にはキャップ導体１３には透孔が夫々穿けられ、各透孔
を貫通したスタッドボルト１８によりベース９と支持部
材１４間の連結がなされる。
にはキャップ導体１３には透孔が夫々穿けられ、各透孔
を貫通したスタッドボルト１８によりベース９と支持部
材１４間の連結がなされる。
ここで、ボルト１８には絶縁ブツシュ１９を持ってベー
ス９．キャップ導体１３を貫通しその間の絶縁を保ち、
座金２０とベース９問および導体製の間座２１とキャッ
プ導体１３間には絶縁座２２．２３を介在させる。
ス９．キャップ導体１３を貫通しその間の絶縁を保ち、
座金２０とベース９問および導体製の間座２１とキャッ
プ導体１３間には絶縁座２２．２３を介在させる。
絶縁部１５を上記の如く構成にすれば、常時は支持部材
１４とベース９との間の絶縁が保たれている。
１４とベース９との間の絶縁が保たれている。
そして、避雷器の焼損時には、下部放圧板１６の破壊に
より放出するイオン化した導電性のガスを介して間座２
１とキャップ導体１３間に絶縁破壊が生じる。
より放出するイオン化した導電性のガスを介して間座２
１とキャップ導体１３間に絶縁破壊が生じる。
したがって、前記実施例に示す導体板１７の変形により
支持部材１４とベース９とを直接短絡する手段に加えて
、導電性ガスにより絶縁部１５を絶縁破壊して短絡を行
なうので、短絡がより一層確実になる。
支持部材１４とベース９とを直接短絡する手段に加えて
、導電性ガスにより絶縁部１５を絶縁破壊して短絡を行
なうので、短絡がより一層確実になる。
考案の効果
以上のように、本考案によれば、避雷器本体とベース又
は架台との間に、避雷器の焼損時にガス爆風により変形
して接地端子側導体とベース又は架台側導体間を短絡す
る絶縁装置を介在しているので、避雷器の万一の焼損時
にも計測器の焼損もしくは爆発を防止することができる
し、保守員の安全性確保上も好ましいものである。
は架台との間に、避雷器の焼損時にガス爆風により変形
して接地端子側導体とベース又は架台側導体間を短絡す
る絶縁装置を介在しているので、避雷器の万一の焼損時
にも計測器の焼損もしくは爆発を防止することができる
し、保守員の安全性確保上も好ましいものである。
第１図は本考案の避雷器の一実施例を示す概略構成図、
第２図は第１図における要部の拡大一部縦断面図、第３
図は本考案の応用例の要部を示す縦断面図、第４図は従
来の避雷器を示す概略構成図である。 ７・・・・・・避雷器本体、訃・・・・・絶縁装置、９
・・・・・・ベース、１０・・・・・・接地端子、１１
．１２・・・・・・計測器、１３・・・・・・キャップ
導体、１４・・・・・・支持部材、１５・・・・・・絶
縁部、１６・・・・・・下部放圧板 １７・・・・・・
導体板。
第２図は第１図における要部の拡大一部縦断面図、第３
図は本考案の応用例の要部を示す縦断面図、第４図は従
来の避雷器を示す概略構成図である。 ７・・・・・・避雷器本体、訃・・・・・絶縁装置、９
・・・・・・ベース、１０・・・・・・接地端子、１１
．１２・・・・・・計測器、１３・・・・・・キャップ
導体、１４・・・・・・支持部材、１５・・・・・・絶
縁部、１６・・・・・・下部放圧板 １７・・・・・・
導体板。
Claims (1)
- 避雷器本体をベース又は架台上に設置し、避雷器本体の
接地端子は計測器を介して接地してなる避雷器において
、前記避雷器本体とベース又は架台との間に絶縁装置を
介在し、この絶縁装置は、避雷器本体下部の放圧装置近
傍に設けた絶縁部により避雷器本体とベース又は架台と
の絶縁を威し、前記絶縁部により絶縁される接地端子側
導体とベース又は架台側導体の何れか一方に接続された
導体板を備え、この導体板は避雷器の焼損時に放出する
ガスの爆風により変形して接地端子側導体とベース又は
架台側導体間を短絡する構造としたことを特徴とする避
雷器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13708684U JPS6037831Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 避雷器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13708684U JPS6037831Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 避雷器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6064591U JPS6064591U (ja) | 1985-05-08 |
| JPS6037831Y2 true JPS6037831Y2 (ja) | 1985-11-11 |
Family
ID=30308025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13708684U Expired JPS6037831Y2 (ja) | 1984-09-10 | 1984-09-10 | 避雷器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6037831Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-09-10 JP JP13708684U patent/JPS6037831Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6064591U (ja) | 1985-05-08 |
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