JPS6223140Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6223140Y2
JPS6223140Y2 JP1979035004U JP3500479U JPS6223140Y2 JP S6223140 Y2 JPS6223140 Y2 JP S6223140Y2 JP 1979035004 U JP1979035004 U JP 1979035004U JP 3500479 U JP3500479 U JP 3500479U JP S6223140 Y2 JPS6223140 Y2 JP S6223140Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
value
diode
voltage
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979035004U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55135515U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979035004U priority Critical patent/JPS6223140Y2/ja
Publication of JPS55135515U publication Critical patent/JPS55135515U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6223140Y2 publication Critical patent/JPS6223140Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は直流電流を流しているダイオードのそ
の電流変化に伴う微小信号に於ける交流インピー
ダンスの変化を利用したAGC回路の改良に関す
るものである。
第1図はダイオードに流れる直流電流Iと、そ
の微小信号に於ける交流インピーダンスZとの関
係を示す図である。同図からもわかる様に、交流
インピーダンスZは直流電流Iの増加に従つて減
少してゆくものであつて、この両者の値を対数ス
ケールで表示した場合、それらの関係は直線とし
て表示することができる。即ち、この両者の間に
は反比例の関係があり、従つて次式で表示するこ
とができる。
Z・I=K …(1) ここで、この定数Kはダイオードの特性によつ
て定まるものであつて、電圧のデイメンジヨンを
有しており、通常のシリコンダイオードに於ける
その値は10〔mV〕のオーダーである。
第2図はこの様なダイオードの特性を利用して
実現したAGC回路の一例であつて、D1がそのダ
イオードである。また、DTは入力の微小交流信
号V1を検波してその電圧値に応じた直流電圧を
出力する検波器、CVは検波器DTから出力される
直流電圧信号をその電圧値に対応して直流電流信
号Iに変換して出力する電圧電流変換器である。
このカスケードに接続された検波器DTと電圧電
流変換器CVとによつて入力の微小電圧信号V1
その電圧値に比例した直流電流信号Iに変換され
る。従つて、その比例定数をkとすれば I=kV1 …(2) の関係がなりたつ。この定数kはコンダクタンス
のデイメンジヨンを有するもので、通常10-4
〔S〕オーダーの値が選ばれる。この関係を(1)式
に代入すると、ダイオードD1の微小信号に於け
る交流インピーダンスZは Z=K/I=K/(kV1) …(3) と表すことができる。
また、第2図に於けるR1,R2は抵抗器、C1
C2は直流阻止用のコンデンサ、D2は逆流防止の
ためのダイオードである。ここで、抵抗器R1
よびR2の値が共にRであり、微小交流信号に対
するコンデンサC1,C2のインピーダンスが無視
できる程度のものであるとすれば、入力信号V1
と出力信号V2との間には V2=(RZ)/R+(RZ)V1 の関係が成立することになり、この関係式はさら
に V2=RZ/(R+Z)/R+RZ/(R+Z)V1 =Z/R+2ZV1 …(4) と変形することができる。従つて、この(4)式に前
述の(3)式を代入すれば、この入出力信号V1,V2
の間には V2=K/kV/R+2(K/kV)V1 =KV/RkV+2K …(5) の関係が成立することになる。
この(5)式で示される入力信号V1と出力信号V2
の関係をグラフに表せば第3図に実線aに示す曲
線となる。この曲線aはRとして20×103〔Ω〕、
kとして0.1×10-3、Kとして23×10-3〔V〕を
与えた場合の計算値をプロツトしたものである。
また、同図にbで示す細線は、ダイオードD1
よるAGCをかけない場合の入出力関係を示す直
線である。この両グラフa,bを比較すれば明瞭
な如く、第2図に示す様なダイオードD1を用い
たこれまでのAGC回路に於ては、入力信号V1
小さな領域に於ても利得の低下がみられるばかり
か、AGCのかかりはじめの点が明確ではなく、
さらに、入力信号V1が変化した時の出力信号V2
の変動幅が非常に大きくなる等の欠点を有してい
た。
本考案は1つの電流源を追加するだけで前述の
如き欠点をことごとく除去し、入力信号V1の小
さな領域では利得の低下が無く、AGCのかかる
領域に於ては出力信号V2の変動が理論的に零と
なる様なAGC回路を提供するものである。以下
図面に従つて詳細に説明する。
第4図は本考案の一実施例を示すブロツク図で
あり、定電流源CSを電圧電流変換器CVの出力端
子へ接続し、電圧電流変換器CVの出力電流I1
ダイオードD1へ流れる電流Iと定電流源CSへ流
れる電流I2とに分流させている点に於てのみ第2
図に示すAGC回路と異なるものである。従つ
て、電圧電流変換器CVの出力電流I1の値が定電
流源CSの電流値I2を越えるまではダイオードD1
に電流が流れないためAGCはかからず、出力信
号V2は入力信号V1を抵抗器R1,R2の値の比で分
割した値となる。ここで、前述の如く抵抗器R1
およびR2の値を共にRであるとすれば、出力信
号V2の値は入力信号V1の半分となる。
従つて、本実施例に於ては、前述の(1)式および
(2)式は次の様に書替えられることになる。
Z(I1−I2)=K …(6) I1=kV1 …(7) また、入力信号V1と出力信号V2との関係は、
本実施例に於てもダイオードD1に直流電流iが
流れていれば第2図に示すAGC回路の場合と何
等変わるところはないので、前述の(4)式、即ち、 V2=Z/R+2ZV1 によつて表現することができる。従つて、入力信
号V1の値がM倍となつた場合の出力信号の値V2n
は V2n=Zm/R+2ZmMV1 …(8) で表すことができる。ここでZmは入力信号の値
がMV1の時のダイオードD1の交流インピーダン
スであつて、次の様に求められる。即ち、入力信
号V1がM倍になつた時の電圧電流変換器CVの出
力をI1nとすれば、(7)式より I1n=k(MV1)=MI1 これを(6)式にあてはめれば Zm=K/I1n−I=K/MI−I …(9) となる。
ここで、理想的なAGC回路の条件としては、
AGCがかかつている領域に於ては入力信号V1
電圧が変動しても出力信号V2の値が変化しない
事があげられる。従つて、本実施例に於て理想的
なAGC回路を実現するためには、前記(4)式のV2
と(8)式のV2nとを等しくする必要がある。従つ
て、 Z/R+2ZV1=Zm/R+2ZmMV1 を満足する必要がある。これに(6)式および(9)式を
代入して、 K/(I−I)/R+2{K/(I−I)} =MK/(MI−I)/R+2{K/(MI
−I)} MR(I1−I2)+2MK =R(MI1−I2)+2K R(M−1)I2=2(M−1)K RI2=2K の関係を満足する必要がある。従つて、本実施例
に於て理想的なAGC回路を実現するためには、
定電流源CSの電流値I2を I2=2/RK …(10) なる値に設定する必要がある。
さらに、本実施例に於て、理想的なAGC回路
を実現するために定電流源CSの電流値I2を(10)式
で規定する値にした場合、その入力信号V1と出
力信号V2との関係は次の様になる。まず、(6)式
に(7)式および(10)式を代入して、 Z=K/kV−(2K/R) を求め、これを(4)式に代入すると、 V2=RK/((RkV−2K)/R+2{RK/(
RkV−2K)}V1 =K/RkV−2K+2KV1 =K/Rk …(11) この(11)式からもわかる様に右辺にはV1に関す
る項がなくなり、出力信号V2は入力信号V1の値
と関係なく一定値K/Rkになる。
また、前述の如く、本実施例に於ては、AGC
はダイオードD1の電流Iが流れてはじめてかか
るものであり、 I1−I2≧0 の領域に於てのみAGC回路として働く。従つ
て、AGCがかかりはじめる時の入力信号V1の値
1sは kV1s−2K/R=0 の時となり、これにより V1s=2K/Rk …(12) となる。
以上の結果から入力信号V1と出力信号V2との
関係をグラフに表せば第5図に実線cで示す様な
折線となる。この折線cは第3図の曲線aをプロ
ツトした場合と同様に、Rとして20×103〔Ω〕、
kとして0.1×10-3〔S〕、Kとして23×10-3
〔V〕を与えた場合の計算値から求めたものであ
る。これによればAGCのかかりはじめる入力信
号の電圧値V1sは23〔mV〕であり、入力信号V1
がこの値以下の場合にはダイオードD1による
AGCをかけない場合の入出力関係、即ち、同図
に細線bで示すグラフの上を移動する。この細線
bで示すグラフは第3図にbで示すグラフと同一
のものである。また、入力信号V1の電圧がこの
値V1sを越えた場合には、出力信号V2の値が入力
信号V1の値に関係なく一定の値、即ち、11.5
〔mV〕をキープする。第5図には比較のため、
第2図に示す通常のAGC回路の入出力特性を1
点鎖線aで表示している。
以上、抵抗器R1,R2の値がRと共に等しい事
を想定して説明して来たが、本考案はこれのみに
とらわれるものではなく、これらの値がR1およ
びR2と異なるものであつても、前述の場合と同
様に理想的なASC回路を実現することが可能で
ある。即ち、前述の場合の(10)式で規定した、理想
的なAGC回路を実現するための定電流源CSの電
流値I2として I2=K/R=R+R/R・RK…(
13) を与えると、AGCがかかりはじめる入力信号の
電圧値V1sは V1s=1/R・K/K=R+R/R
・K/K…(14) となり、AGCがかかつている領域に於ては出力
信号V2は V2=K/R1k …(15) となつて、入力信号V1に係りなく一定となる。
以上詳細に説明した如く、本考案によれば、電
流源を付加して、ダイオードに流れるインピーダ
ンス制御の直流電流の一部を分流させる事によつ
て、入力信号の小さな領域では利得の低下が無
く、AGCのかかり始めの点が明確であり、AGC
がかかつている領域では入力信号の変動による出
力信号のレベル変動を理論的に零となる様な理想
的なAGC回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は直流電流が流れているダイオードの直
流電流と微小信号に於ける交流インピーダンスと
の関係を示す図、第2図はこの様なダイオードの
特性を利用して実現したAGC回路の一例を示す
ブロツク図、第3図はその入出力特性を示す図、
第4図は本考案の一実施例を示すブロツク図、第
5図はその入出力特性を示す図である。 R1,R2……抵抗器、D1,D2……ダイオード、
DT……検波器、CV……電圧電流変換器、CS…
…定電流源。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 線路に直列に挿入される抵抗器と、線路に並列
    に挿入される抵抗器と、入力信号の電圧値に対応
    した直流電流を出力する電圧電流変換器と、線路
    に並列に挿入されて、前記電圧電流変換器から供
    給される直流電流によつて微小信号に於ける交流
    インピーダンスを変化させるダイオードと、前記
    電圧電流変換器の出力端に接続されて、その出力
    直流電流中から、前記2つの抵抗とダイオードの
    特性によつて定まる定数Kとによつて規定される
    一定値の電流を分流させる定電流源とから成る
    AGC回路。
JP1979035004U 1979-03-20 1979-03-20 Expired JPS6223140Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979035004U JPS6223140Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979035004U JPS6223140Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55135515U JPS55135515U (ja) 1980-09-26
JPS6223140Y2 true JPS6223140Y2 (ja) 1987-06-12

Family

ID=28893448

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979035004U Expired JPS6223140Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6223140Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296851A (en) * 1976-02-09 1977-08-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Gain control unit

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5296851A (en) * 1976-02-09 1977-08-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Gain control unit

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55135515U (ja) 1980-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4851763A (en) Current-measuring device, especially for determining the motor current of a direct-current motor
JPS60104263A (ja) パラメ−タを測定する検出装置
JPS6214783B2 (ja)
US4109196A (en) Resistance measuring circuit
JPH0118386B2 (ja)
US4528499A (en) Modified bridge circuit for measurement purposes
JPS6223140Y2 (ja)
US4294116A (en) Temperature detecting circuit
JPH09329628A (ja) ホール素子式電流検出器
JPS5937916Y2 (ja) 容量式変位変換器
US4530044A (en) Self-balancing DC-substitution measuring system
JPS58158532A (ja) 温度検出回路
JPH053989Y2 (ja)
JPH03128513A (ja) 自動利得制御方法
JPH0583135A (ja) 2重積分型a/dコンバータ
JP3065835B2 (ja) Vfコンバータ
JP2542245B2 (ja) 電圧出力回路
JPS6142239Y2 (ja)
JPH0720189A (ja) 負荷の短絡検出回路
JP2597205B2 (ja) 温度検出回路
JPS6027965Y2 (ja) メ−タ駆動回路
JP3242953B2 (ja) 対数圧縮レベル検出回路
JPH0316069Y2 (ja)
KR890001657Y1 (ko) 전원 전압 변동 검출회로
JPH0331210B2 (ja)