JPS62231049A - 織物に艶消しエンボス模様を表す方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は織物に艶消しエンボス模様を表す方法、特にエ
ンボス加工能を有するかつ表面が光沢のあるシート状素
材に、加熱加圧下でのエンボシングによシ艶消しエンボ
ス模様を施した箔糸原反を細幅にスリットして得られた
艶消しエンボス模様箔糸のａｂ込みによシ少なくとも模
様の一部を表す、織物に艶消しエンボス模様を表す方法
に関する。

従来、上述のシート状素材に加熱加圧下でのエンボシン
タにより艶消しエンボス模様を施した箔糸原反を細幅に
スリットしてなる麩消しエンボス模様箔糸の織り込みに
よシ織物に艶消しエンボス模様を表すことは既に知られ
ているが、従来ではシート状素材に対するエンボス模様
をエンボス０−ルや型板により行っており、ロールや板
にエンボス模様を加工するには、その模様の外観風合い
の態様に相当制約を受け、このため従来法のエンボシン
タによると、余シ変化に富んだ図柄の艶消しエンボス模
様の箔糸原反、換言すれば箔糸は突際的には得られない
。因みに従来法で得られる艶消しエンボス模様は、梨子
地乃至は砂子模様の程度の単純なものの域にとどまって
いるのが実状である。従って、従来法によシ得られた艶
消しエンボス模様の箔糸の織り込みによっては、織物に
表される艶消しエンボス模様も、前示の単純なものとな
る。また従来法によると、エンボス０−ＲＪや型板のエ
ンボス模様の加工に比較的大なる費用がかかるので、箔
糸原反に対する艶消しエンボス加工、換百すれば該箔糸
原反よシ得られる箔糸がコスト高となるし、箔糸原反に
対する艶消しエンボス模様を変更するには、それに応じ
た別のエンボスロールや型板が必要罠なって、更にコス
ト高となる。

本発明の目的は、上記従来技術による問題を解消し、変
化に富んだ図柄の艶消しエンボス模様の織物でもこれを
上記従来法によるよシ低コストで得られ、また艶消しエ
ンボス模様の変更も低コストの下に達成し得る織物に艶
消しエンボス模様を表わす方法を提供することにある。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成するだめの本発明の方法は、エンボス加
工能を有するかつ表面が光沢のあるシート状素材にエン
ボシンタによシ艶消しエンボス模様を施した箔糸原反を
細幅にスリットして得られた艶消しエンボス模様箔糸の
織シ込みによシ少なくとも模様の一部を表わす、織物に
艷消しエンボス模様を表わす方法であって、上記シート
状素材の表面に一部或いは編物を重ね、加熱加圧し、以
て表面艶消しエンボス模様を施したものを上記箔糸原反
として充当することを特徴としている。

本明細書において“一部或いは編物″（以下、織編物と
いう）なる飴は、特許請求の範囲の項の記載を含め、各
種レース地をも包含する広義の意味で使用されている。

本発明において艶消しエンボス模様を施すシート状素材
としては、エンボス加工能を有するかつ表面が光沢のあ
るものである限シ、各種のものが使用でき、その代表的
な例としては、紙、よシ好フィルムの層を介しまたは介
さずして金属膜を真空蒸着、う三ネート、転写法等によ
υ形成したもの、同様な基材の表面に同様な方法によシ
金属腺を形成したうえからホットメルト乃至熱可塑性の
樹脂コーティング或いはフィルムの層を施したもの、同
様な基材の表面にラッカー、うるし等の塗膜を形成した
もの等を挙けることができる。

本発明において、被処理シート状素材の表面がホットメ
ルト性であれば、場合によっては、該素材表面に重ねる
織編物の面にシリコン糸離型剤等の離型剤を塗布しても
よい。

確の織物、任意柄編みの編物、無柄（所謂無地）の各種
組織の編物、各種レース地等を使用すればよい。

本発明においてエンボシンタを行う際の加熱加圧は、そ
れ自体公知の適宜の方法、例えば少なくとも何れかが加
熱手段を備えた、金属ロールと硬質コム乃至紙Ｏ−ルに
よるじクチ０−ル方式を適用することができる。このよ
うな加熱加圧方式をとる場合、艶消しエンボス模様を施
すシート状素材及び織編物は長尺のストリップ状のもの
を適用し、それ等両者を重ねた状態下で、当該ピンチロ
ールの間を通過させればよい。

本発明に従えば、上記シート状素材の表面に上記織編物
を本ねて、加熱加圧すると、該織編物が型付は具として
勧き、該素材の表面に艶消しエンボス模様が施され、こ
こに得られた箔糸原反を細幅にスリットして所要の艶消
しエンボス模様の箔糸を得る。この場合、シート状素材
表面に施されるエンボス模様が艷消しとなるのは、前記
織編物における紋乃至模様或いは煽み柄を構成する糸及
び／または地糸が素材表面に加熱下、押しつけられる結
果、該素材表面が当該糸のきめに従う態様に粗面化され
ることによるようである。

そして素材に施される艶消しエンボス模様は、織編物の
硼シ紋或いは織り模様、または地組織模様、または編み
柄模様、またはレース模様に従うものであり、その艶消
しエンボス模様の素材による箔糸原反から得られる箔糸
の艶消しエンボス模様もこれに従うものである。

上記型付は具としての織編物が浮織シの紋乃至模様のも
のや、編みレース地、刺繍レース地（ケミカルレース、
オールオーバーレース類のレース地）、トーションレー
ス地等のときは、その穢シ紋乃至模様或いは編み目乃至
透孔のため、箔糸原反、換言すればそれより得られる箔
糸の艶消しエンボス模様は立体的なものとなる。また織
編物が編みレース地や刺繍レース地のような透孔のある
ものであれば、当該透孔に相当する部分の素材表面が当
初の光沢のまま或いは殆ど艶消しされない状態に残υ、
素材表面の模様は艶消しエンボス模様とその残った光沢
模様との複合模様となる。

素材に施されるエンボス模様の艶消しの度合いは、エン
ボシンジ時の加熱温度及び／または加圧圧力、加熱時間
等によシ調整でき、同じ素材にエンボス模様を二面以上
、′ｉＬ複して施せば、−回のエンボス模様の場合より
強いものとなる。

上記のようにして得られた艶消しエンボス模様の箔糸を
織物のＷ織時に織り込み、それにより少なくとも模様の
一部を表わした麩消しエンボス模様の織物が得られる。

このように本発明においては、織編物を型付は具に適用
して箔糸原反素材に対する艶消しエンボス模様を施すか
ら、該Ｍ−物として織シ柄乃至模様、地組織、編み柄、
レース模様の一以上において種類の異なるものを何種類
か用意しておき、それを然るべく選択使用することによ
シ、変化に富んだ図柄の艶消しエンボス模様の箔糸原反
、ひいては箔糸が得られ、従って該箔糸を礒り込んで当
該図柄に従う風合いの図柄をした艶消しエンボス模様を
織物に表わすことができるのであシ、しかもこのような
織編物はエンボスロールや型板よシ低価額で入手でき、
斯くして本発明によれば、変化に富んだ図柄の艶消しエ
ンボス模様の織物でもこれを低コストで得られるし、艶
消しエンボス模様の変更も低コストの下に達成できる。

次に本発明法の突施例を添付図面を参照して説明する。

図において（１ンがエンボス加工能を有するまた表面が
光沢のあるシート状素材（第１図）、（２）が織編物（
第２図から第６図）であり、シート状素材（１）として
、紙、より好ましくは和紙の長尺ストリルムの層を介し
または介さずして金属膜を真空蒸着、ラミネート、転写
等適宜の手段によシ形成したもの、同様な基材の表面に
同様な方法によシ金属膜を形成したうえからホットメル
ト乃至熱可盟性の樹脂コーティング或いはフィルムの層
を施したもの、同様な基材の表面にラッカー、うるし等
の塗膜を形成したものから選ばれたものを充当し、織編
物（２）には任意−シ紋或いは織シ模様の織物〔例えば
第２図に図示するような５１ｉｒ紋（或いは織物四）、
任意編み柄の編物〔例えば第４図に図示するような柄騙
物■〕、無柄の各種組織の編物〔例えば第５図に表すよ
うな所謂無地編物（至）〕、各種レース地〔例えば第６
図に示すようなレース地（ホ）〕から選ばれたものを当
て、シート状素材（１）の表面に織編物（２）を重ね、
該素材（１）及び織編物（２）の重ね合せ体を、金１ｄ
ｏ−ルと硬質ｊム乃至紙ロールの対にして少なくともそ
の何れかが加熱手段を備えたじクチ０−ル（図示せず）
の間を通過させることによシ加熱加圧（一般的にはその
加熱温度６０〜１５０″Ｃ１加圧圧力〔じンチＯ−ルに
おける圧下０−ル（胴長１．２ｆｆ）に加える圧下刃〕
１−１０）ン、被処理物ランニンク速度１０ｍ／ｍｉ躍
程度以下）する。

こうして得られた艶消しエンボス模様の箔糸原反（図示
せず）は、ｓ１１編物（２）が第２図の織物の場合、そ
の織シ紋（或いは帽１及び地組織に従う模様態様をした
艶消しエンボス模様のものであシ、第３図に織物の場合
、その無地の地組織に従う模様態様をした艶消しエンボ
ス模様のものであシ、第１図の柄編物の場合、その纏み
柄及び地組織に従う模様態様の艶消しニジ・ボス模様の
ものであり、第５図の編物の場合、その無地の組織に従
う模様一部が非艶消し部として残υ、それによる複合模
様の艶消しエンボス模様のものである。

上記艶消しエンボス模様の箔糸原反を細幅にスリットし
て得られた箔糸（図示せず）を所謂引き箔として緯入れ
し、或いは経済として＃Ｒシ込み、織物に当該箔糸の緯
入れ或いはＭ織シ込みにより少くとも模様の一部を表わ
す。その模様は当該箔糸の部分が、艶消しエンボス模様
に従う風合いの艶消しエンボス模様のものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明法で使用されるシート状素材の平面図、
第２図から第６図は本発明で適用されるそれぞれ異なる
織編物の例を示す千面寵である。 （１）・・・シート状素材 （２）・・・織編物 （以　上） 代理人　弁理士　三　　枝　　英　　二第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）エンボス加工能を有するかつ表面が光沢のあるシ
   ート状素材にエンボシングにより艶消しエンボス模様を
   施した箔糸原反を細幅にスリットして得られた艶消しエ
   ンボス模様箔糸の織り込みにより少なくとも模様の一部
   を表す、織物に艶消しエンボス模様を表す方法であつて
   、上記シート状素材の表面に一部或いは編物を重ね、加
   熱加圧し、以て表面艶消しエンボス模様を施したものを
   上記箔糸原反として充当することを特徴とする織物に艶
   消しエンボス模様を表す方法。