JPS62230579A - 直流エレベ−タ−の停電時自動着床装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は直流巻上電動機と直流発電機がワードレオナー
ド結線された直流エレベータ−における非常時の救出装
置に関し、特に直流発電機を非常時に駆動させる装置に
関する。

〔従来の技術〕

エレベータ−は走行中停電となると第２図の電磁ブレー
キ、１が動作し直流電動機２を制動し非常停止する。し
かし直流電動発電機３は停電直後も回転エネルギーが蓄
積されているため慣性で回転を続ける。ここで停電後の
回転エネルギーは有限であり、この回転エネルギーを利
用し’Ｊｆｆｉ池。

充電装置よりなる非常電源装置により給電しても直流発
電機３の発生電力は有限となるため、直流電動機２の駆
動による乗かと８の走行は直流発電機３の回転エネルギ
ーの制約に相応するだけの距離を走行することになる。

このため、従来は実開昭５８−１５４２６４号に記載の
ように直流発電機の回転エネルギーの減少を補うため、
直流発電機に補助駆動装置を取付け、非常電源装置によ
り駆動することが行なわれていた。

しかし、停電時の非常駆動装置として直流発電機に補助
駆動装置を追加取付することは導間技術者による加工が
必要となり、コスト面で不利となる点については配慮さ
れていなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

すなわち、上記従来技術は、停電時の走行可能距離の側
部を除く点において有効な手段であるが。

直流発電機を駆動する補助駆動装置の装備方法について
配慮がされておらず、装備に手間がかかる問題があった
。

本発明の目的は上記直流発電機を駆動する補助駆動装置
の装備上の問題を解消することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、直流発電機とこれを駆動する誘導電動機及
び直流電発機と直結し、制御回路、特に直流電動機界磁
の励磁に使用する励磁機のうち、停電時の非常駆動装置
として、前記励磁機を非常電源にて駆動させることによ
り達成される。

〔作用〕

直流発電機に直結した励磁機は、主として直流電動機界
磁を励磁する電源として使用され、通常その出力は４〜
４．５ＫＷ程度である。一方、停電時等の非常時に、エ
レベータ−を駆動させる時は１５〜２０ｍ／ｍｉｎ程度
の低速度でよく、乗かと８と釣り合い鍾９との重量差に
より生じる不平衡トルクも利用することから、直流発電
機の必要出力は、その速度に見合っただけの出力があれ
ばよいことになり、直流発電機を駆動する励磁機の必要
出力は発電機の必要出力を供給できる出力があればよい
。

上記理由から、停電時の励磁機の必要出力は、２〜３Ｋ
Ｗ程度でよく、励磁機を停電時の直流発電機用補助駆動
装置として十分に使用可能である。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図により説明する。８は
エレベータ−乗かと、１０はエレベータ−の巻上機用シ
ーブを示し、９はシーブ１ｏに対してロープを介して乗
かと８とつるべ状に吊られたつり合いおもり、１は電磁
ブレーキ、１１は不平衡負荷が所定値以下であることを
検出する平衡負荷検出装置、４は誘導電動機、５は直流
励磁機、３は４，５と機械的に直結した直流発電機、２
はシーブ１０と連結した直流巻上電動機、１６は商用電
源、６はバッテリー電源、７はバッテリー電源６の充電
装置、１２は制御回路装置、１３は直流発電機３の界磁
、１４は直流巻上電動機２の界磁、Ｌ５は直流励磁機５
の界磁、１９ｔは商用電源にて誘導ｔ１ｉ動機４を駆動
させるための図示していない電磁接触器のａ接点でり停
電後は○ＦＦＬ。

でいる。９７１，９７２は停電のときＯＦＦする図示し
ていない商用電源検出リレーのａ接点、４０Ｃ）ｅ　、
４００２は、停電検出後エレベータ−が停止しているこ
とを確認し、ＯＮする図示していない停電後の運転開始
リレーのａ接点、１００Ｒ１は正規着床位置でＯＮする
図示していない着床位置検出リレーのｂ接点、６５Ｗｌ
は平衡負荷検出装置１１の検出によりＯＮする図示して
いないリレーのａ接点である。

不平衡負荷が所定値以上であれば、すなわち静止摩擦力
以上であれば、エレベータ−は不平衡負荷トルクにより
限界なく走行可能であるから、以下不平衡負荷が所定値
以内の場合について動作説明をする。

停電により商用電源１６の供給が断たれ、電磁ブレーキ
１が動作し、エレベータ−は停止する。

このとき正規の着床位置に停止していなければ、バッテ
リー電源６→停電後の運転開始リレ−４００ｚ→制御回
路１２により直流発電機界磁１３、直流電動機界磁１４
に電源が供給され、正規着床位置でないため１００Ｒ１
を通し、電磁ブレーキ１へも電源が供給される。

一方、停電直後も直流発電機３と、これに直結した直流
励磁機５には回転エネルギーが蓄積され、でいるため、
慣性で回転を続ける。このため直流発電機３は電力を発
生し、直流巻上電動機２が駆動することによりエレベー
タ−は走行を開始する。

ここで、直流発電機３の慣性回転力の低下、すなわち直
流発電機３の発生電力の低下を補うためにバッテリー電
源６→平衡負荷検出装置によりＯＮするリレーの接点６
５Ｗｓ→停電後の運転開始リレーの接点４００１により
直流励磁機５、及びその界磁１５に電源が供給され、直
流励磁機５が駆動する。

したがって、バッテリー電源により直流励磁機５を駆動
している間は、直流発電機３は直流巻上機２に電力を供
給でき、エレベータ−は走行を続けることができる。

また商用電源１６の電源による平常運転時は直流励磁機
５→商用電源検出リレーの接点９７２→制御回路１２に
より直流励磁機５は、平常運転時に、従来通りに、主制
御回路への供給電源として使用できる。

〔発明の効果〕

以」二説明したように、本発明によれば、停電時の非常
駆動装置として、主制御回路の電源供給用として使用し
ている直流励磁機を、非常電源装置により駆動させるこ
とで代行させることができ、特別に、非常駆動装置を取
付ける手間とコストが省略でき、経済性の点から大きな
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による制御ブロック図、第２図はエレベ
ータ−駆動系の系統図である。 １・・・電磁ブレーキ、２・・・直流巻上電動機、３・
・・直流発電機、４・・・誘導電動機、５・・・直流励
磁機、６・・・バッテリー電源、７・・・充電装置、８
・・・乗かご。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、エレベーター装置の駆動シーブに連結され、エレベ
   ーターを昇降駆動する直流電動機、前記直流電動機に給
   電する直流電動発電機とこの直流電動発電機と直結した
   誘導電動機、及び前記誘導電動機と直結し、制御回路に
   給電する励磁機より構成され、エレベーターの停電時に
   非常電源にてエレベーター駆動系を保持する電磁ブレー
   キコイルと前記直流電動機界磁と前記直流電動発電機界
   磁、及び制御回路に給電し、さらに停電時の直流電動発
   電機の慣性により発電させ前記直流電動機に給電しエレ
   ベーターを駆動する停電時自動着床装置において、前記
   直流発電機の回転を継続させる手段として、これに直結
   した励磁機を、非常電源にて駆動させることを特徴する
   エレベーターの停電時自動着床装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、停電時に励磁機を
   非常電源により駆動し、停電時以外は、制御回路に給電
   する切替手段を設けたことを特徴とするエレベーターの
   停電時自動着床装置。