JPS6223024B2 - - Google Patents

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JPS6223024B2
JPS6223024B2 JP8451281A JP8451281A JPS6223024B2 JP S6223024 B2 JPS6223024 B2 JP S6223024B2 JP 8451281 A JP8451281 A JP 8451281A JP 8451281 A JP8451281 A JP 8451281A JP S6223024 B2 JPS6223024 B2 JP S6223024B2
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JP
Japan
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coating
cement
fire
water
magnesia
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Expired
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JP8451281A
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English (en)
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JPS5755971A (en
Inventor
Sharuru Dosan Jan
Dosan Jeraaru
Dosan Andore
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DOSAN E CO
Original Assignee
DOSAN E CO
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Publication date
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Application filed by DOSAN E CO filed Critical DOSAN E CO
Publication of JPS5755971A publication Critical patent/JPS5755971A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、構造物を、とくに熱および火に対し
て、保護する被膜に関する。 「被膜」という語は、ここではその最も厳密な
意味において使用し、それゆえ、主要な構造物の
製作に使用するための十分な強度を有する、れん
がおよび突き抜け石のような、すべての固体材料
を排除する。 「構造物」という語は、住居、工業建築物また
は農業建築物の壁、天井、屋根、ドアおよび骨
組、金属の梁、根太および柱で作つたガレージお
よびハンガー、充実、有孔または格子の形のトラ
ス、仕切、プラスチツクまたは発泡材料から作つ
たパネル、吊り天井およびその吊り区画、耐火シ
ールド、通風シヤフト、煙および火の導管、パイ
プライン、とくに石油製品などの燃焼性材料のパ
イプラインを主として示すために以後使用する。 以後の説明において、また、「構造物」という
語は、浮く構造物、たとえば、船、石油のような
燃焼性製品および化学製品の貯蔵槽、水力または
原子力のタービンのケーシング、原子炉などを包
含するために使用する。 前記構造物を火および熱の影響から保護する目
的で、アスベスト製品、セラミツク繊維製品、岩
綿およびガラス繊維の製品が、すでに一般に使用
されてきている。 前述の繊維などを被覆するために最も普通に使
用されている結合材のうちで、特別に次のものを
述べることができる:「ポルトランド」型の通常
のセメント、マグネシアセメント、プラスター、
アルミニウムホノホスフエートおよびクロロホス
フエート、およびリン酸塩の結合材。 これらの繊維抵抗性製品の密度は0.3〜1.2の間
である。密度が0.3〜0.4の間である軽量製品は、
鉱物繊維、たとえば、岩綿、玄武岩綿、または溶
鉱炉スラグ綿の基材を有し、これは40〜50%のセ
メント対50〜70%の繊維の比で通常の「ポルトラ
ンド」型セメントと混合されている。これらの製
品の耐熱性は普通であり、そしてそれらは断熱性
が比較的低い。それらは、約0.9までの密度に圧
縮され、保護厚さが30mm以上でないかぎり、60分
または90分より長く火に耐えることはめつたにな
い。 密度がさらに大きい、すなわち、約0.9〜1.2の
間の耐火製品は、一般に、プラスター、通常のセ
メントまたはマグネシアセメントの基材を有し、
耐火性の粒子および繊維を含有する投射可能な泥
状物の形である。 これらの後者の製品は、すぐれた耐火性を有
し、また前述の低密度の製品よりもすぐれた断熱
係数を有する。 しかしながら、耐火製品に関して前述したもの
はいずれも800〜900℃よりも高い温度に耐えな
い。事実、それらは無機結合剤が崩壊して粉末に
なるので、これらの温度において凝着性を失な
う。この結果、耐火製品はそれを適用した表面か
らはがれ、火および熱の影響に対して保護されな
い表面を残すようになる。 また、既知の製品は、熱に暴露されると急速に
加熱され、こうして、それらの保護機能をもはや
はたすことができない熱限界に急速に到達すると
いう欠点を有する。 本発明の主目的は、前述の欠点を克服すること
である。 構造物を、とくに火および熱に対して、保護す
る被膜はセメント、耐火粒子及び少なくとも1.8
重量%のアルカリリン酸塩からなる。 本発明によれば、前記被膜は、アルカリリン酸
塩を含むことを特徴とする。 無機結合剤、ことにセメントは、凝結すると、
結晶水の分子を形成する。前述のアルカリリン酸
塩が被膜中に存在するおかげで、前記結晶水の分
子は硬化した被膜中でかなり増加する。 実験による、前述のアルカリリン酸塩は被膜を
用いて得られた火に対する保護をかなり増加する
という、驚ろくべき結果が明らかにされた。 この種の被膜は、熱または火に暴露されると、
既知の被膜よりも非常に遅く加熱され、被膜中に
含有される結晶水の数が大きくなればなるほど、
温度増加の平均速度は低くなることが、実際にわ
かつた。 本発明はこの説明に限定されないが、この特性
は結晶水の解放がかなりの量の加熱を要するとい
う事実のためであり、その効果は結晶水が解放さ
れてしまわないかぎり、被膜の温度を100℃〜200
℃の間の低い値に保持することであると信じられ
る。 その上、前述の被膜の割れおよび崩壊は、水の
存在で無機結合剤の凝結の間形成した結晶水のこ
の解放に正確に原因する。 この分野の専門家は、被膜の割れおよび崩壊の
促進または増加の恐れから、本発明により提案さ
れるように、被膜中の結晶水の量を増加しようと
してこなかつた。 本発明の他の特徴および利点は、以下の説明か
ら明らかとなるのであろう。 使用する無機結合剤がマグネシアセメントであ
るとき、本発明による被膜の重量組成は好ましく
次の通りである: ● マグネシアセメント(添加したマグネシアを
含むマグネシアの塩化物および/または硫酸
塩): 20〜80% ● パーライトおよび/またはパーキユライトお
よび/またはフイライト(fillite): 10〜0% ● ホウ酸カルシウム: 0〜10% ● 合成繊維: 60〜0% ● 炭素質材料(木粉): 0〜4% ● 鉄酸化物: 0〜2.2% ● ホタル石: 0〜4% ● アルカリリン酸塩(たとえば、PO4Na3):
10〜1.8% マグネシアセメント基材を有する被覆配合物の
いくつかの実施例を、下に記載する。
【表】 この種の被膜は、熱または火に暴露すると、次
のように挙動する: 例およびに従う被膜の内部温度は、連続的
に生長する曲線の形で増加する代わりに、期待さ
れるように、一般に数時間、100℃〜200℃の間の
温度にとどまるこれは、本発明による被膜に、き
わめて有利な耐火性および耐熱性を付与する。 前記温度レベルは多分被膜の成分によつて提供
された断熱性に帰することはできない。それは、
被膜内に、かなりな量の結晶水が存在するためで
あると信じられる。 この結晶水の解放には、事実、水分子の結合エ
ネルギーに相当する量の熱およびこの遊離水を水
蒸気に変えるための540kcal/Kgを加えることが
必要である。さらに、水蒸気の形で解放された水
は大気中に湿分を加え、これは消火を助ける。 この水の解放が起こる温度レベルは、すべての
結晶水が蒸発してしまうまで、続く。こうして温
度がこのレベルにとどまる時間は、被膜中の結晶
化水の量に比例する。 無機結合材の崩壊による、被膜の割れは、結晶
水のすべてが解放されてしまう前に始まる。この
段階において、ここで結合材の物理的性質のすべ
てを失なつた無機結合剤は、被膜の凝着力をもは
や提供することができない。これは耐火粒子の焼
結が起こる時であり、そしてある量の凝着を保証
し、被膜がダストとなるのを防ぐ。 融剤(ホウ酸カルシウムおよびホタル石)のお
かげで、焼結は実質的に850〜900℃の温度で始ま
り、結局本発明による被膜は一般に1200℃を超え
る温度まで熱および火に対する保護を提供する。 例に従う組成物を用いて得られた被膜は、非
常にかたく、ガラスを含むすべての支持体に対し
て非常によく続着する。しかしながら、それは屋
外に暴露すべきはない。火に暴露するとき、これ
らの被膜の温度は、被膜が含有する結晶水のた
め、30分ないし6時間(被膜の厚さに依存して)
の間で約100℃の一定にとどまる。その上、融剤
(ホウ酸カルシウムおよびホタル石)が生ずる無
機粒子の焼結により、被膜は1000℃よりかなり上
の温度まで凝着状態にとどまることができる。 例による被膜は、好ましくは現存する被膜、
たとえば、鉱物またはアスベストのシートに施こ
した仕上げ層に、機械的性質を改良する目的で使
用する。 また、マグネシアセメントを用いると、組成を
次のように変更することにより、実質的に耐火性
を有する、すぐれた防音性を有する被膜を得るこ
とができる: ● 添加したマグネシアを含む、マグネシアの塩
化物および/または硫酸塩: 26〜60% ● 5mmより小さい直径の粒子のパーライトおよ
び/またはバーミキユライト: 15〜38% ● ホウ酸カルシウムおよび/または炭酸カルシ
ウム: 3〜0% ● 合成繊維: 28〜0% ● 木粉: 4〜0% ● ホタル石: 4〜0.5% ● PO4Na3: 20〜1.5% 使用する無機結合剤がポルトランド型のアルミ
ニウムセメント(通常のセメントまたはNF45R
白色セメント)であるとき、添加に従う被膜の重
量組成は次の通りである。: アルミニウムセメントおよび/または ポルトランド: 30〜62% ● 無機粒子(たとえば、パーライト、バーミキ
ユライト): 25〜10% ● 炭素質材料: 0〜2% ● セメント凝結の遅延剤または促進剤:
0〜2% ● 融剤: 0〜3.5% ● 鉱物繊維および/または有機繊維:
40〜0.5% ● PO4Na3: 5〜20% アルミニウムセメントまたはポルトランドセメ
ントの基材を有する被覆配合物のいくつかの実施
例は、次の通りである:
【表】
【表】 例〜XIIに従う組成物を用いて得られた被膜
は、例〜に従う組成物を用いて得られた被膜
ほどかたくない。それらはプラスター、セメント
および鉄へよく接着する。火への暴露後、それら
はマグネシア―セメント基材を用いる被膜ほど非
常によく接着しないが、無機粒子間できわめてよ
く焼結するため、耐火性にすぐれる。 これに関して、例XIに従う被膜は最良の性能を
有する。 例〜XIIに従う被膜は、屋外に暴露することが
できる。 例〜およびXIに従う被膜は、凝結の間、最
大量の結晶水を保持するので、火災の間温度の増
加を最もよく遅延する。 通常のポルトランド型セメント、スラグセメン
ト、溶融アルミン酸―カルシウムセメント、人工
シリケートトリおよびボロ―カルシウムセメン
ト、および高いアルミナ含量を有する耐火セメン
トの場合において、結晶水を提供する化合物を添
加すると、これらのセメントの凝結を感知しうる
程度に促進する。これは被膜が適用されていると
き不利である。 本発明によれば、この不利は、ホウ砂(四ホウ
酸ナトリウム)またはホウ酸から成る凝結遅延剤
を被覆組成物へ加えることによつて、克服できる
ことがわかつた。 これに関して、例は次の通りである: ● 上に特定したセメント: 57% ● 粉末供給物(パーライト、バーミキユライ
ト、膨張ガラス球およびそれらの混合物):
15% ● 融剤(カイホウ鉱および/またはホタル
石): 5% ● PO4Na3: 20% ● ホウ砂および/またはホウ酸: 3% この種の25mmの厚さの被膜を1050℃(その表面
の1つ上で測定)の温度に暴露するとき、60分
後、他の表面上の温度は170℃にめつたに到達し
ない。 この組成物は、成分を混合後10分においてはじ
めて凝結しはじめる。 マグネシアセメントの場合において、凝結時間
はその中に使用するマグネシアの火損失に依存す
る。凝結時間は、マグネシアの火損失が約12〜13
%であるとき、最適である。そうでないと、凝結
は遅過ぎることがしばしばある。 本発明によれば、この欠点は、凝結促進剤とし
てマグネシア、生石灰および/または消石灰のい
ずれかを含有するマグネシアセメントを、組成物
に加えることによつて克服できることがわかつ
た。 これは下の例に表わす: マグネシアセメント(添加したマグネシアを含
む、マグネシアの塩化物および硫酸塩): 72% ● パーライトおよび/またはバーミキユライト
および/または膨張ガラス球および/または膨
張ポリスチレン: 15% ● 炭素質材料(木粉など): 3% ● 融剤(ホタル石および/またはカイホウ
鉱): 5% ● 生石灰および/または消石灰: 5% 比較実験 回転容器を有するミキサー内で以下の第1表に
示す種々の固体と粒子の配合物を混合することに
より種々の組成のプレートを調製した。第1表の
配合物5Kgを一緒にして20分間混合し、次いで水
900mlを添加し、そして更に2分間混合した。
【表】 第1表の組成のプレートを300×300×25mmの寸
法の平行六面体型中で成型した。この型の一つの
開放面を厚さ2mmの鋼製プレートで蓋した。次い
でこのプレートを室温で2日間乾燥し、引き続い
てプレートの乾燥を促進及び完了させる為に50℃
でもう一日乾燥した。 かくして成型し乾燥したプレートを、SiC製の
グランドプレートを有する炉上に配置した。炉内
の温度をサーモカツプルで測定し、そして1000℃
一定に保持した。型を閉じる為に用いた鋼製プレ
ートは試験すべきプレートの上面を構成した。そ
れ故試験プレートを通過す熱フラツクスは前記上
部鋼製プレートにより周囲空気の方へ拡散した。
温度を防火性プレート/鋼製プレートの界面にお
いてサーモカツプルにより連続的に測定した。こ
のサーモカツプルのフリーの端は、鋼製プレート
の中央の穴中に導入した。 かくして各プレートに付き経時的に温度を求め
温度(℃)一時間カーブより経時的にプレート温
度が変化しない部分(フロント)の持続時間及び
その温度並びに前記フロントの開始点からプレー
ト温度が140℃に達するまでの時間を測定した。
結果は第2表に示す通りであつた。
【表】 上表の結果から、プレートが5%以上のリン酸
アルカリを含む場合にフロントの持続時間が驚く
程増大することを示す。特に10〜20%のリン酸ア
ルカリを含む場合にその効果は極めて顕著である
ことが明らかで、かかるプレートは最もすぐれた
防火性を有する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セメント、耐火粒子及びアルカリリン酸塩を
    含んでなり、前記粒子はセメントの崩壊温度に近
    い温度において焼結可能である、構造物を火およ
    び熱に対して保護する被膜において、被膜が少な
    くとも1.8重量%のアルカリリン酸塩を含むこと
    を特徴とする被膜。
JP8451281A 1980-06-04 1981-06-03 Coat for protecting structure against particularly heat and fire Granted JPS5755971A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/FR1980/000088 WO1980002685A1 (fr) 1979-06-05 1980-06-04 Revetement pour proteger les constructions, notamment contre le feu et la chaleur

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5755971A JPS5755971A (en) 1982-04-03
JPS6223024B2 true JPS6223024B2 (ja) 1987-05-21

Family

ID=9237197

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8451281A Granted JPS5755971A (en) 1980-06-04 1981-06-03 Coat for protecting structure against particularly heat and fire

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4751024A (en) * 1986-04-07 1988-06-14 W. R. Grace & Co. Sprayable fireproofing composition
JPS63295683A (ja) * 1987-05-27 1988-12-02 Toho Paaraito Kk 難燃化防火表面塗料と防火方法
JP4541667B2 (ja) * 2003-06-18 2010-09-08 株式会社クリエイティブライフ 防滑塗料

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JPS5755971A (en) 1982-04-03

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