JPS62229218A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は液晶表示装置に係り、特にパーソナルコンピュ
ータやワードブｏ　ｔツサ等に用いられる大型液晶表示
装置の￥ｌＪ造方決方法わるものである。

（発明の概要） 表面に透明電極と配向膜を設けた２枚の基板間に、正の
誘電率異方性を有するネマチック液晶が挟持され、その
厚さ方向に１８０度から２７０度の範囲内のねじれたら
旋構造を形成し、かつこの透明基板の外側に一対の偏光
板を設置し、この偏元板の吸収軸あるいは透過軸と隣接
する電極基板の液晶分子配列方向とが３０度から６０度
の範囲内の角度を有し、かつ液晶層の厚みｄ　（μｍ）
と液晶分子の屈折率異方性Δｎの積Δｎ−ｄが０．７趨
から１．２伽の範囲内にあるように構成された電界制御
複屈折効果を利用した大型液晶表示装置（以下ＮｅＷ　
　ＴＮ表示装置と呼ぶ）において、液晶層の厚みが同一
面内で差がある場合、その厚みの大きい箇所にのみ基板
の外側から、断続的に荷重を加える、あるいは荷重を加
えながら液晶層の厚みが小さい方向へ荷重点を移動させ
ることにより、液晶層の厚みを精度良く均一になるよう
に形成し、表示装置の色ムラやコントラストムラをなく
すようにしたものである。

（従来の技術） 近年は表示情報量の増大に伴い、Ｘ−Ｙマトリクス状に
電極を構成したいわゆるドツトマトリクス液晶表示装置
が、薄型軽量コンパクトな表示端末として注目を集めて
いる。

第２図に示す様な９０°のら旋構造を持つツィスティッ
ドネマチック液晶表示装置は、液晶分子に印加された電
圧に対する光透過率（反射率）変化が急峻でない為時分
割駆動特性が悪く、表示コントラストの悪さ、クロスト
ークの発生に伴う視野角の狭さ等、大型表示端末装置と
しては重大な欠点を有していた。

最近では、前述ＮｅＷ　　ＴＮ表示装置が、従来の９０
度ＴＮ表示装置の表示特性を大幅に上回ることが確認さ
れており、大容量液晶表示装置への応用が期待されてい
る。

（発明が解決しようとする問題点） ＮｅＷ　　ＴＮ表示装置は、すぐれた表示品質を有して
いるが、電界制御複屈折効果を利用しているため液晶層
の厚みの変化に対する表示面の背景の色相の変化がきわ
めて大きく、色相が多少変化すると表示品質が著しく低
下するという欠点を有する。そのため、液晶層の厚みを
精度よく均一に保持する必要があるが、スペーサー材の
不均一、基板接着時の圧力および熱の不均一、接着剤の
降下する際の応力集中によるひずみ等が原因で液晶層の
厚みに差が生じることが多く、ＮｅＷ　　ＴＮ表示装置
は製造上、きわめて困難であるという問題点を有する。

（問題点を解決するための手段） 前記問題点を解決するために、本発明は同一面内で液晶
層の厚みに差が生じ色ムラとなって現われた場合、液晶
層の厚みの大きい箇所に、基板の外側から機械的に、断
続的な荷重を加える、あるいは荷重を加えながら液晶層
の厚みの小さい方向へ加重点を移動させることにより、
液晶層の厚みを精度良く均一になるようにし、表示装置
の色ムラやコントラストムラをなくすようにしたもので
ある。

（実施例） 図を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。

第１図は、基板の外側から機械的に荷重を加える際の模
式図である。図中、上下二枚の相対向する透明基板１１
．１２の間挟に液晶層１３がスペーサー材１４によって
一定の間隔に保持され、周辺シール剤１５によって封止
されている液晶セルにおいて、面内のある特定の部分１
６の液晶層の厚みが、他の部分より大きくなっている。

ここで用いた２枚の透明基板は、コーニング社のフュー
ジョン製法による７０５９材（ホ１クケイ酸硝子）であ
り、液晶相は正の誘電率異方性を有し、旋光性物質とし
てメルク社の８８１１を所定尾添加されたものである。

この液晶セルはこのままでは、１６の部分が他の部分よ
り液晶層の厚みが大きいため色ムラとなって視認される
。

そこで、下基板１２の下にゴムなどの緩衝材１７を設け
た台にのせ、同様にゴムなどの！ｌ衝材１８を介して、
１６の部分にのみ上基板１１の上側から１９の方向に断
続的に１Ｋｇから３０　Ｋｇの荷重を３分間から１０分
間にわたって加えると、１６の部分の厚みムラが解消さ
れる。あるいは、該荷重を加えながら２０の方向に移動
させても良い。こうすることにより、液晶セルの面全体
が均一な色相となり、色ムラやコントラストムラのない
表示品位の高い表示装置となった。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明を用いれば、ＮｅｗＴＮ液
晶表示装置の液晶層の厚みムラを解消して面全体を均一
な厚みにすることにより、表示装置を同一の色相とし、
表示品質の高い大型大言間の液晶表示装置を実現するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は基板の外側から機械的に荷重を加える際の模式
的断面図であり、第２図は９０度ＴＮ表示装置の斜視図
である。 １１．１２・・・基板 １３　　　・・・液晶層 １４　　　・・・スペーサー材′ １５　　　・・・周辺シール剤 １７．１８・・・緩衝材 基ａｆ）りＦｆＩＪから砿不昨゛的１；ネ即璽を力りえ
う４契式°図第１図 第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）表面に透明電極と配向膜を設けた２枚の基板間に
   、正の誘電率異方性を有するネマチック液晶が挟持され
   、その厚さ方向に１８０度から２７０度の範囲内のねじ
   れたら旋構造を形成し、かつこの透明基板の外側に一対
   の偏光板を設置し、この偏光板の吸収軸あるいは透過軸
   と隣接する電極基板の液晶分子配列方向とが３０度から
   ６０度の範囲内の角度を有し、かつ液晶層の厚みｄ（μ
   ｍ）と液晶分子の屈折率異方性Δｎの積Δｎ・ｄが０．
   ７μｍから１．２μｍの範囲内にある液晶表示装置の製
   造方法において、該液晶層の厚みが同一面内に差がある
   場合、その厚みの大きい箇所にのみ基板の外側から局所
   的に荷重を加えて製造することを特徴とする液晶表示装
   置の製造方法。
2. （２）該液晶層の厚みが大きい箇所に、基板の外側から
   、１Ｋｇから３０Ｋｇの範囲内の荷重を断続的に加えた
   ことを特徴とする特許請求の範囲１項記載の液晶表示装
   置の製造方法。
3. （３）該液晶層の厚みが大きい箇所に、基板の外側から
   、荷重を加えながら液晶層の厚みが小さい方向へ荷重点
   を移動させたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の液晶表示装置の製造方法。