JPS6222848A - メラミン系樹脂成形材料 - Google Patents

メラミン系樹脂成形材料

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JPS6222848A
JPS6222848A JP16199185A JP16199185A JPS6222848A JP S6222848 A JPS6222848 A JP S6222848A JP 16199185 A JP16199185 A JP 16199185A JP 16199185 A JP16199185 A JP 16199185A JP S6222848 A JPS6222848 A JP S6222848A
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resin
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melamine resin
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育夫 三村
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誠 武田
Toshio Yoneda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、各種の圧縮成型品などの如きメラミン系樹脂
成形品の成形用途に、優れた改善諸性質を示し且つこれ
ら諸性質をバランス良く兼備した改良されたメラミン系
樹脂成形材料に関する。
特に、本発明は、メラミン系樹脂成形材料の耐熱性、硬
度、高光沢、耐クラツク性、耐候性、耐光性、耐汚染性
、電気的性質などの好ましい。
性質に悪影響を与えることなしに、適切な円板流れ特性
及び適切な最小賦型正特性で示される優れた成形適性を
有し、且つ両立させ難いポリオキシアルキレン系改質剤
のブリード・アウト防止性と離型性とを優れた改善効果
をもって兼備し、更に、これらの優れた成形適性、ブI
J −ド・アウト防止性、離型性などの改善性質をノ(
ランス良く兼備したメラミン系樹脂成形材料に関する。
更に詳しくは、本発明は、 CI)  下記(a)及び(b) (a)  メラミン/ホルムアルデヒド系樹脂、及び (′b)  上記(a)メラミン/ホルムアルデヒド系
樹脂と、 (イ)尿素/ホルムアルデヒド系樹脂、及び/又は (ロ) 尿素類 とよりなる混合樹脂 より成る群から選ばれたメラミン系樹脂100重量部と (2)ポリオキシアルキレン基と、飽和または不飽和の
高級脂肪族系化合物よりなる基とを同一分子内に含んで
なるポリオキシアルキレン系化合物0.4〜3重量部と を配合してなることを特徴とす、るメラミン系樹脂成形
材料に関する。
〔従来技術〕
従来、メラミン系樹脂技術分野において、ポリオキシア
ルキレン系改質剤の利用に関するいくつかの提案が知ら
れている。
例えば、特公昭36−22883号には、成型時の収縮
(mouldshrinkage )及び成型後の収縮
(after−shrinkage )を減少させる目
的で、尿素及びメラミン樹脂初期縮合物中にポリオキシ
アルケン類例えば分子量200〜1500のポリエチレ
ングリコール又は分子量150〜500のポリプロピレ
ングリコールを成型材料に対して約0.5〜7チの量で
変性剤として添加することを特徴とする収縮とくに成型
後の収縮の小さい変性尿素及びメラミン樹脂成型材料の
製造法が提案されている。
この提案には、本発明のポリオキシアルキレン系化合物
改質剤については全く言及されていないし、優れた成形
適性と共に、改質剤のブリード・アウト防止性及び離型
性を兼備させようという技術的課題及びその解決につい
ては何等の示唆も開示されていない。そして、この提案
に開示された低分子量のポリエチレングリコールやポリ
プロピレングリコール改質剤の利用によっては上記課題
は解決できない。
又、特公昭39−1808号には、成型工程でのガス抜
きが容易となυ、成型品にホルムアルデヒド、水などの
好ましくないガス状物質が残存して「しま」模様が発生
し、その商品価値および品質を低下せしめることを防止
し、同時に成型材料の成型性を向上させる目的で、アミ
ノ樹脂初期縮合物とパルプなどの充填剤、硬化触媒、滑
剤、可塑剤、着色料、あるいはその他の添加剤よりアミ
ン樹脂成型材料を製造するに当り、最終成型材料に対し
0.1〜10係のポリエチレングライコール(平均分子
zzooo〜10.000)を反応の任意の段階で添加
した初期縮合物溶液を用いることを特徴とするアミノ樹
脂成型材料の製造法が提案されている。 。
この提案にも、本発明のポリオキシアルキレン系化合物
改質剤については全く言及されていないし、優れた成形
適性と共に、改質剤のブリード・アウト防止性及び離型
性を兼備させようという技術的課題及びその解決につい
ては何等の示唆もされていない。そして、この提案の前
記提案より高い分子量のポリエチレングリコール改質剤
を利用しても、上記課題は依然として解決できない。
更に、英国特許第851,295号には、下記式 %式%) 但し式中、nは15〜170で、 アミノ基(−NH,)当りのアルデヒド基(−CHO)
が0.43〜2である、 で表わされるポリエチレングリコールを配合することに
より変性されたアミノトリアジン−アルデヒド樹脂から
成る熱硬化性組成物が提案されている。
この提案には上記のように、平均分子t(Mn )が約
700〜約7500程度に相当するポリエチレングリコ
ール改質剤の利用が開示されているだけで、本発明のポ
リオキシアルキレン系化合物改質剤については全く言及
されていない。
この提案では、可塑性、流れ性、溶融性、寸法安定性、
耐クレージング(crazing )性などの改善につ
いて言及されているが、優れた成形適性と共に、改質剤
のブリード・アウト防止性及び離型性を兼備させようと
いう技術的課題及びその解決については全く示唆されて
いないし、前述の先行提案についてのべたように、該課
題は解決できない。
〔発明の解決しようとする問題点及びそのだめの手段〕
本発明者等は、短縮された成形サイクルで優れた成型品
を製造するのに適した改善されたメラミン系樹脂成形材
料の開発研究を行ってきた。
その結果、前記(a)及び(b)よ構成る群からえらば
れたメラミン系樹脂100重量部と、特定のポリオキシ
アルキレン系化合物を0.4〜3重量部の量で配合して
なるメラミン系樹脂成形材料が、メラミン系樹脂成形材
料としての前述したような好ましい諸性質に悪影響を与
えることなしに、適切な円板流れ特性及び適切な最小賦
型正特性で示される優れた成形適性を有し、且つ両立さ
せ難いポリオキシアルキレン系改質剤のブリード・アウ
ト防止性と成形特離型性とを優れた改善効果をもって兼
備し、更に、これらの優れた成形適性、ブリード・アウ
ト防止性、離型性などの改善性質をバランス良く兼備し
たメラミン系樹脂成形材料となることを発見した。
本発明者等の研究によれば、本発明の特定せるポリオキ
シアルキレン系化合物改質剤の成形用メラミン系樹脂へ
の配合に際しては、該ポリオキシアルキレン系化合物の
本発明に特定された配合量条件が重要であって、上記条
件を充足しない場合には、優れた成形適性と共に、満足
すべきブリード・アウト防止性と満足すべき離形性とを
両立させることは極めて困難となることがわかった。
ポリオキシアルキレン系改質剤のブリード・アウト発生
は、成形金型の汚染を生じて連結成形操作を不可能にす
ると共に、成形品の光沢低下や肌アレ発生、耐汚染性の
悪化などのトラブルを伴う結果となり、更に、離型性の
悪化は、短縮された成形サイクルの採用を不可能にし、
敢えて短縮しようとすると上記トラブルを更に助長する
だけではなく、成形不全、成形品物性悪化が回避できず
成形目的を失うに至るトラブルを生ずるが、本発明に特
定された配合量条件を充足させることによって、優れた
成形適性を有し且つ上記両立させ難い改質剤ブリード・
アウト防止性と離形性とを満足すべき改善効果をもって
バランスよく兼備せしめることが可能となることがわか
った。
従って、本発明の目的は上記諸改善性質を兼備したメラ
ミン系樹脂成形材料を提供するにあに利点は、以下の記
載から一層明らかとなるであろう。
〔構成〕
本発明のメラミン系樹脂成形材料は、 (I)  下記(a)及び(b) (a)  メラミン/ホルムアルデヒド系樹n旨、及び (b)  上記(a)メラミン/ホルムアルデヒド系樹
脂と、 (イ)尿素/ホルムアルデヒド系樹脂、及び/又は (ロ) 尿素類 とよりなる混合樹脂 より成る群から選ばれたメラミン系樹月旨100重量部
と I ポリオキシアルキレン基と、飽和または不飽和の高
級脂肪族系化合物よりなる基とを同一分子内に含んでな
るポリオキクアルキレン系化合物0.4〜3重量部と を配合してなることを特徴とするメラミン系樹脂成形材
料である。
上記構成要件(I) (a)のメラミン/ホルムアルデ
ヒド系樹脂は、メラミン単独又はメラミンと、尿素類及
び/又は、メラミンおよび尿素類以外の他のアミノ成分
よりなるメラミン共縮合用成分との混合物に対して、ホ
ルムアルデヒド単独又はホルムアルデヒドとホルムアル
デヒド以外の他のアルデヒド成分の1種以上との混合物
を。
それ自体公知の方法で縮合反応させて得ることができる
上記の尿素類としては、例えば尿素、チオ尿素、エチレ
ン尿素等が挙げられ、また前記のメラミン共縮合用成分
としては、例えばベンゾグアナミン、ホルムグアナミン
、アセトグアナミン、フェニルアセトグアナミン、CT
Uグアナミンの如きグアナミン類;グアニジン、ジシア
ンジアミド、パラトルエンスルフォンアミド等のその他
アミン化合物を挙げることができる。
前記尿素類及び/又はメラミン共縮合用成分の使用量は
、メラミン1モルに対して0.7モルまでであシ、好ま
しくは該使用量の範囲であり且つ該尿素類及び/又はメ
ラミン共縮合用成分の使用重量がメラミンの使用重量を
超えない範囲で用いるのが良い。前記尿素類及び/又は
メラミン共縮合用成分が、メラミン1モルに対して0.
7モルを超えると、得られるメラミン系成形品の耐光性
、耐候性、耐熱性、耐汚染性等が低下する傾向にあり好
ましくない。
また、前記ホルムアルデヒド以外の他のアルデヒド成分
としては、例えばアセトアルデヒド、プロピオンアルデ
ヒド、ブチルアルデヒドの如き脂肪族アルデヒド類;ベ
ンズアルデヒドの如き芳香族アルデヒド類;フルフラー
ル:その他前記メラミン、尿素類及びメラミン共縮合用
成分と付加・縮合可能なホルムアルデヒド以外のアルデ
ヒド化合物を挙げることができる。
上記ホルムアルデヒド以外の他のアルデヒド成分の使用
量は、ホルムアルデヒド1モルに対して0.5モルまで
であり、好ましくは、該使用量の範囲を満足すると同時
に該アルデヒド成分の使用重量が、ホルムアルデヒドの
使用重量を超えない範囲で用いるのが良い。前記ホルム
アルデヒド以外の他のアルデヒド成分が、ホルムアルデ
ヒド1モルに対して0.5モルを超えると、前記メラミ
ン、尿素類及びメラミン共縮合用成分との付加・縮合の
反応性が低下する傾向にあり好ましくなく、また得られ
るメラミン系樹脂成形用組成物の硬化速度も低下する場
合があり好ましくない。
なお、本発明において前記ホルムアルデヒドと呼称する
のは、たとえばパラホルムアルデヒド等のように前記メ
ラミン、尿素類及びメラミン共縮合用成分との付加・縮
合反応に際して、実質的にホルムアルデヒドとして作用
する。化合物を包含する呼称である。
前記(a)のメラミン/ホルムアルデヒド系樹脂として
は、メラミン1モルに対して0.7モルまでの尿素を含
有してもよいメラミン/ホルムアルデヒド樹脂及びメラ
ミン・尿素/ホルムアルデヒド共縮合樹脂が好ましい。
次に、前記構成要件(I) (b)の混合樹脂として°
は、(a)のメラミン/ホルムアルデヒド系樹脂に対し
て、なる尿素共縮合用成分との混合物に対して、ホルム
アルデヒド単独又はホルムアルデヒド以外の前記せる他
のアルデヒド成分の1種以上のアルデヒド成分の混合物
をそれ自体公知の方法で付加・縮合反応させて得られる
尿素/ホルムアルデヒド系樹脂、 ←)前記の尿素類、 の(イ)及び(ロ)の両方もしくはいずれか一方をブレ
ンドしてなる特定の混合樹脂である。
上記尿素共縮合用成分としては、前記メラミン共縮合用
成分と同様の化合物を例示するととができる。
上記(イ)の尿素/ホルムアルデヒド系樹脂における尿
素共縮合用成分の使用量は、尿素1モルに対して0.5
モルまでであり、好ましくは、該使用量の範囲を満足す
ると同時に該尿素共縮合用成分の使用重量が尿素の使用
重量を超えない範囲で用いるのが良い。前記尿素共縮合
用成分が、尿素1モルに対して0.5モルを超えると、
得られるメラミン系成形品の耐光性等が低下する傾向に
あり好ましくない。
また、上記信)樹脂におけるホルムアルデヒド以外の他
のアルデヒド成分としては、前記(a)のメラミン/ホ
ルムアルデヒド系樹脂の場合について述べたと同様の脂
肪族アルデヒド類;芳香族アルデヒド類:フルフラール
;その他前記尿素及び尿素共縮合用成分と付加・縮合可
能なホルムアルデヒド以外のアルデヒド化合物を挙げる
ことができる。
上記ホルムアルデヒド以外の他のアルデヒド成分の使用
量は、ホルムアルデヒド1モルに対して0.5モルまで
であり、好ましくけ、該使用量の範囲を満足すると同時
に#アルデヒド成分の使用重量が、ホルムアルデヒドの
使用重量を超えない範囲で用いるのが良い。前記ホルム
アルデヒド以外の他のアルデヒド成分が、ホルムアルデ
ヒド1モルに対して0.5モルを超えると、前記尿素類
及び尿素共縮合用成分との付加−縮合の反応性が低下す
る傾向にあシ、また得られ、るメラミン系樹脂成形材料
の硬化速度も低下する場合があり好ましくない。なお、
前記色)混合樹脂においても、ホルムアルデヒドとは、
たとえばパラホルムアルデヒド等のように、前記尿素や
メラミンならびに尿素以外の他のアミノ成分との付加・
縮合反応時に、実質的にホルムアルデヒドとして作用す
る化合物を包含する呼称である。
前記(ロ)の尿素類としては、前記せる尿素類の1種以
上を単独もしくは混合して用いることができ、円板流れ
特性及び最小賦形正特性等の成形適性や、得られる成形
品の耐光性などの観点より、°尿素を単独で用いるのが
好ましい。
前記(b)の混合樹脂としては、(a)のメラミン単独
トホルムアルデヒド単独と−の付加拳縮合物であるメラ
ミン/ホルムアルデヒド樹脂に対して、尿素単独とホル
ムアルデヒド単独との付加・縮合物である尿素ホルムア
ルデヒド樹脂をブレンドして成る混合樹脂、及び、該(
a)のメラミン/ホルムアルデヒド樹脂に対して尿素を
ブレンドして成る混合物が好ましい。
また、上記混合樹脂中の尿素の量は、メラミン1モルに
対して、0.7モルまでであり、該尿素の量がメラミン
1モルに対して0.7モルを超えると、得られるメラミ
ン系樹脂成形材料を用いて作られた成形品の耐熱性、耐
汚染性が低下する傾向にあり好ましくない。
さらに、前記(a)のメラミン/ホルムアルデヒド系樹
脂及び(b)の該(a)メラミン/ホルムアルダヒド系
樹脂と前記(イ)尿素/ホルムアルデヒド系樹脂及び(
ロ)尿素類の両方もしくはいずれか一方をブレンドして
なる混合樹脂、より成る群よりえもばれた一メラミン系
樹脂において、メラミン、尿素類を含む全アミノ成分の
合計量1モルに対するホルムアルデヒドを含む全アルデ
ヒド成分の合計量は、1以上2以下であるのが好ましい
上記モル比が2を超えると、成形品が脆くなる傾向にあ
り、耐クラツク性等の性質が低下する場合がある。また
前記モル比が1未満の場合は、得られるメラミン系樹脂
成形材料の硬化速度が低下する傾向にあり、また該メラ
ミン系成形物の「ハダ」の状態も悪くなる場合がある。
前記(1)メラミン系樹脂としては、(a)樹脂中メラ
ミン/ホルムアルデヒド樹脂、メラミン・尿素/ホルム
アルデヒド共縮合樹脂及び(b)樹脂中核メラミン/ホ
ルムアルデヒド樹脂に尿素/ホルムアルデヒド樹脂又は
尿素をブレンドした混合樹脂が好ましい。
構成要件■のポリオキシアルキレン系化合物としては1
例えば、ポリオキシエチレン(以下POEと略称するこ
とがある)・モノラウレート、POE・モノオレエート
、POE・ジステアレート等のPOEと炭素数8〜20
の飽和または不飽和高級脂肪酸とのモノまたはジエステ
ル: POE・モノラウリルエーテル、 POE・モノ
オレイルニーf k、POE・ジステアリルエーテル等
のPOEと炭素数8〜20の飽和または不飽和高級アル
コールとのモノまたはジエーテル: POE・オクチル
フェノールエーテル、POE・ノニルフェノールエーテ
ル等のPOEと炭素数8〜20を有する飽和または不飽
和のアルキル基で置換されたフェノールとのエーテル;
に旧・ヒマシ油脂肪酸エーテル等のPOEと炭素数8〜
20で1個以上の水酸基を有する飽和または不飽和の高
級オキシ脂肪酸とのエーテル: POE・ソルビタン拳
ルビタンのモノ、ジまたはトリ高級脂肪酸(炭素数8〜
20、飽和または不飽和)エステルとのエーテル: P
OFIニーグリセリン・モノオレエート等のPOEとグ
リセリンのモノ高級脂肪酸(炭素数8〜20、飽和また
は不飽和)エステルとのエーテル: pog 、ポリオ
キシプロピレン(以下POPと略称することあり)・セ
チルエーテル等のpoE−pop・ブロックコポリマー
と炭素数8〜20の飽和または不飽和高級アルコールと
のエーテル;等を挙げることができる。上記ポリオキシ
アルキレン系化合物の使用に当っては、それぞれ単独で
、または混合して使用できる。
前記ポリオキシアルキレン系化合物の中、本発明の前記
構成要件(I)のメラミン系樹脂に配合して得たメラミ
ン系樹脂成形材料の円板流れ特性、最小賦型正特性及び
離世性等の観点からPOEと炭素数8〜20の飽和又は
不飽和の高級脂肪酸とのモノエステルが好ましい。また
、上記POEと炭素数8〜20の飽和又は不飽和の高級
脂肪酸とのモノエステルの中でも、 POEの平均分子
量が約100〜約1000のものが好ましく、約150
〜約500のものが特に好ましい。さらに、POEの平
均分子量が約150〜約500であるPOEモノオレエ
ートが最も好ましい。
本発明の構成要件(I)のメラミン系樹脂に対する構成
要件■のポリオキシアルキレン系化合物の配合量は、該
メラミン系樹脂100重量部に対して、0.4〜3重量
部である。上記配合量が3重量部を超えると、ブリード
・アウト防止性が不満足なものになる傾向にあり、また
0、 4重量部未満では実質的な効果が現れ難く、好ま
しくない。
本発明のメラミン系樹脂成形材料は、通常、前記構成要
件(T)のメラミン系樹脂と構成要件Iのポリオキシア
ルキレン系化合物の他に、この技術分野において慣用の
パルプを含有するのが普通である。上記パルプとは、通
常、紙、化学繊維、セルローズ系プラスチック等の原料
になる、セルロース原料かう導かれたα−セルロースを
主成分とする鎖状高分子をいい、一般に工業的には木材
、リンクを処理したセルロース原料から製した繊維が用
いられる。
該パルプの配合量は、円板流れ特性及び最小賦型正特性
などの成形適性、成形品の機械的強度等の観点から前記
メラミン系樹脂100重量部に対して約20〜約80重
量部程度の使用量で配合されるのが普通である。
パルプの配合量が200重量部満の過少量にすぎると、
特に曲げ強さが低下する傾向にちυ、80重量部を超え
て過剰量すぎる場合には、上記成形適性等が低下する場
合があるので上記例示量範囲で利用するのがよい。好適
には前記メラミン系樹脂100重情部に対して約30〜
約60重量部の使用量を例示することができる。
また、本発明のメラミン系樹脂成形材料は、該組成物の
性能を阻害しない程度に於いて、所望する目的に応じて
、他の適宜な添加剤を含有することができる、このよう
な添加剤の例としては、例えば、ロックウール、ガラス
繊維、合成f11維、炭酸カルシウム、タルク、クレー
、シリカ等の如き有機又は無機充填剤;例えば、無水フ
タル1p−)ルエンスルホン酸、シュウ酸ジメチル、シ
ュウ酸ジベンジル、フタル酸ジメチル、ベンゾ゛イルパ
ーオキサイド、エビクロ。
ルヒドリン% p−トルエンスルフオン酸トリエタノー
ルアミン塩、2−アミノエチルスルホン酸、塩酸ジメチ
ルアニリンスルホン酸、シュウ酸メラミン、塩化アンモ
ノ、リン酸アンモンニウム、リン酸トリメチル、アセト
アミド、オキザミド等の如き硬化触媒類;例えば、酸化
チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、ベンガラ、紺實、硫酸バ
リウム、鉄黒、群青、カーボンブラック、リトポン、チ
タンイエロー、コバルトブルー、ハンザイエロー、ベン
ジジンイエロー、レーキレッド、アニリンブラック、ジ
オキサジンバイオレット、キナクリドンレッド、キナク
リドンバイオレット、ナフトールイエロー、フタロシア
ニンブルー、フタロシアニングリーン、などの如き無機
もしくは有機顔料類;例えば、ステアリン酸亜鉛、ミリ
スチン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン
酸カルシウム、プチルセテアレート、ステアリルステア
レート、ジオクチルフタレート、フタル酸ジプチル、ス
テアリン酸アミド、C−カグロラクタム、オレイン酸ア
ミド、リノール酸アミド、ステアリルアルコール、ポリ
オキシエチレンステアレート、クリセリン、ポリエチレ
ングリコールモノオレート、などの如き滑剤類;滑剤又
は可塑剤を例示することができる。
本発明に係るメラミン系樹脂成形材料は、例えば、次に
述べる如き所謂ウェット法で好適に調製することができ
る。
例えばカーバイド法、尿素法などそれ自体公知の方法で
製造できる所謂メラミンクリスタル粉末1モルに対して
、例えば濃度36チのホルマリン水溶液及び/又はパラ
ホルムアルデヒドの如き形で、ホルムアルデヒド約1〜
約2モル程度の反応モル割合で、水性媒体中、PH約7
〜約9程度で反応させて得られるメラミン樹脂液、例え
ば、樹脂固形分濃度約40〜約60重Ji[程度のメラ
ミン樹脂液にバルブ(α−セルロース)を、該メラミン
樹脂液の固形分100重量部に対して、たとえば約30
〜約60重量部となるように加え、更に例えばPOE部
分の平均分子量約150〜約500のPOEモノオレエ
ートを該メラミン樹脂液の固形分100重量部に対して
0.4〜3重量部になるように配合し、混練し、たとえ
ば約70〜約100℃程度の温度で乾燥して、たとえば
、径が約3−〜約0.5m程度の所謂ポツプコーンとし
、これを粉細処理して得られるポツプコーン粉細処理物
の形で得ることができる。
上記粉細処理は、例えば、衝撃式ハンマーミル、ボール
ミル、振動ミル、タワーミルの如き手段で行うことがで
きる。望むならば、たとえば衝撃式ハンマーミルで予備
粉砕処理したのち、更にボールミル、振動ミル、タワー
ミルの如き手段で微粉細処理して行うこともできる。市
販のパルプ及びメラミン樹脂含有成形用粉末も利用でき
、所望により市販成形用粉末を更に粉砕処理して利用す
ることもできる。
前記ポツプコーン形成の際の混練手段としては、ニーダ
−、コニーダーなどが利用でき、又乾燥手段としては、
熱風乾燥、パントド°ライヤー乾燥、流動乾燥などを例
示することができる。
なお、本発明メラミン系樹脂成形材料の形態は適宜に選
択でき、微細に粉末処理した粉末に限るものではなく、
顆粒状であっても一向に差支えなく、成形に用いること
ができる粒度のものであればいづれの形態のものでも差
支えない。
以上のよってして得た本発明メラミン系樹脂成形材料は
、一旦、押出機、加熱ロール機などで加熱混練し、得ら
れる成形用予備組成物を再粉砕し、成形時等の取り扱い
に適するような粒度範囲にしたメラミン系樹脂成形材料
として使用するのが好ましい。
この際、上記の加熱混練に於て、押出機としては特に制
限なく適宜選択したものを用いることができ、例えば、
−軸押出機、二軸押出機などを例示することができる。
圧縮比、温度は適宜に選択でき、例えば1.1〜3の圧
縮比、約50〜約130℃の如き温度条件を例示するこ
とができる。押出機の押出端は開放型、スクリーン状ダ
イス型などの任意の形式であってよく、又、二軸押出機
は同方向2軸型でも異方向2軸型のいずれであってもよ
い。また、加熱ロール機のタイプも適宜に選択できる。
加熱混線で得られた成形用予備組成物の再粉砕としては
、再粉砕品を形成できる任意の再粉砕手段を利用して行
うことができる。所望により、篩分は手段を併用するこ
とができる。このような再粉砕に利用する粉砕機の例と
しては、衝撃式粉砕機、ハンマーミル、アトマイザ−、
ピンミル、ロールミル、パルペライザーなどを例示でき
る。
かくして得られた再粉砕品は、特に成形時等の取シ扱い
の容易性などから粒度が、好ましくは、JIS篩で10
メツシュ篩通過で且つ100メツシユ篩不通過のものが
、80重量係以上、更に好ましくは85重量係以上のも
のがよい。
ま九、加熱混練の条件が80〜120℃で10〜30秒
のものがメラミン系樹脂成形材料として卓越した性能を
発揮するのでよい。該メラミン系樹脂成形材料は、優れ
た自動計量適性番も示す。
本発明のメラミン系樹脂成形材料は、たとえば圧縮成形
、トランスファー成形、射出成形などの如き公知の手法
を利用して、所望の成形品に成形することができる。本
発明のメラミン系樹脂成形材料は、既述のように、優れ
た成形適性、ブリード・アウト防止性、離型性などの改
善性質をバランス良く兼備しているため、例えば食器類
などの内外異色成形、装飾用フォイルによる模様付成形
1表面コー テング成形などの如き多段圧縮成形に際し
て、成形不全のトラブルを伴うことなしに、成形サイク
ルを顕著に短縮することが可能となり、生産性の向上に
役立つ。
例えば、3段圧縮成形による模様付成形に際しては、初
圧操作及びそれに続く脱ガス操作後、矛1段成形を行っ
てはじめて、装飾用フォイルを矛1段成形品上に載置し
得る型開きが可能となり、該フォイルを載置したのち型
を閉じて矛2段成形を行ない1次いで再び型を開いて表
面コー テング用グレーズを供給し、型を閉ぢて矛3段
成形を行って最終成形品とするのが普通である、このよ
うな3段圧縮成形において、従来のメラミン系樹脂成形
材料を用いた場合には、合計加圧時間約45〜90秒、
成形サイクル約180〜220秒程度である。ところが
本発明のメラミン系樹脂成形材料は、上述のように優れ
た成形適性、離型性などをバランス良く兼備しているの
で、初圧操作を事実上省略して、矛1段成形を実施でき
、矛1段成形後、型を開いて脱ガスとフォイル載置を一
緒に行うことが可能となり、また第1段成形圧の保持時
間も大巾に短縮できるので、合計加圧時間約25〜50
秒、成形サイクル約25〜50秒程度という工業的に著
るしく有利な3段圧縮成形を行うことができる。
更に、成形品のフォイルで覆われた部分と覆われていな
い部分との表面段差発生のおそれがなく、グレーズ層厚
みの均一性に優れた成形品が得られ、またオーバーキュ
アーのおそれもなくなるなどの利点が達成できる。
〔実施例及び試験法〕
以下、比較例と共に実施例を挙げて本発明の数頭様につ
いて更に詳しく説明する。
尚、円板流れ特性、最小賦型正特性、ブリード・アウト
防止性、態量性及び耐熱性のテスト方法及び評価は、以
下のとおりである。
(1)円板流れ特性試験 JIS、に6911の5.3.2項に示される円板式試
験用金型?用いて試料5tを金型温度150±3℃に保
った金型のほぼ中央部に内径的50m、高さ約10諺金
属製円筒を用いて試料が円すい状になるように入れ、1
5秒以下余白 以内に荷重20001gf及び加圧時間2分で圧縮成形
する。
成形した円板の光沢部分の長径及び短径を寸法測定器で
1■まで測り、その平均値を算出し、試料の伸び(、、
)とする。
(2)最小賦型正特性の試験 JISK6911の5.4項に示される成形性試験金型
を用いて、金型温度150℃/150℃、を締に要する
時間15秒、予熱なし、ガス抜きなしの条件で最小賦型
圧力を求める。
最小賦形圧力とは成形品、特にエツジ部にかすれやクラ
ックを生じない最低の圧力を云い、5−個単位で圧力を
変え成形を数回繰返して求める。
(3)  ブリード・アウト防止性 /clI、硬化時間90秒の条件で成形し、成形品を取
り出した後、上型をはずし、その表面の鏡面光沢度を測
定する。光沢度の測定は、JISZ8741に準じて行
なう。よく清浄した° 上金型メッキ面の鏡面光沢度に
対する材料成形後の鏡面光沢度の百分高をもってブリー
ド防止性の評価とする。
(4)離型性試験 肉厚約3畷の9インチ平皿を、金型温度・160℃71
50℃の条件で金型にメラミン系樹脂成形材料を投入し
たのち金型を閉じ、成形圧力1001w/−jになって
から一定時間加圧する。型を開いた際に半硬化の成形品
が上型から離れずに一部が上製に付着して上下に分離し
た状態である場合は離型しなかったものと評価する。離
型性は加圧時間を1秒単位で短縮していき、メラミン系
樹脂成形材料の半硬化の成形品が上下の金型に分離する
ことがなく下をに残った最低の時間を求める。
(5)耐熱性試験 JIS、に6911の5.23項の「加熱後の外観」試
験に準じて行なう。
メラミン系樹脂成形材料を、金型温度160℃/160
℃、成形時間3分間、予熱なしの条件で直径50±1■
、厚さ3±0.2閣の円板を成形する。かくして得た試
験片を一定温度に保った恒温槽の中の温度計の近くにつ
るし、2時間たってから取り出し、ひび割れ、ふくれな
ど著しい外観変化があるかどうかを調べる。上記試験を
温度を変えて行ない、著しい外観変化の起こらない範囲
の最高温度をもって耐熱性の値いとする。
実施例1 メラミン(油化メラミン■製;油化メラミン)1260
f (10そル)、37係濃度のホルマリン水溶液13
79f(17モル)および水9002を還流冷却器付き
フラスコに入れ、F/M= 1.7の条件で攪拌しつつ
90℃で加熱反応した。メラミン樹脂液の白濁点が60
℃になったとき0.8tのNa OHを入れ冷却しメラ
ミン樹脂初期縮合物を得た。反応終末の目安すに用いた
白濁点とは、5−の樹脂液を採取し、これに約80℃の
生ずる時の温度をいう。
かくして得られたメラミン樹脂初期縮合物(固形分約5
0重量%) 2sootに、パルプ600F(メラミン
系樹脂の固形分100を置部に対して約43重量部)を
加え、更にPOE部分の平均分子量(M)約200のP
OEモノオレエート7t(メラミン系樹脂の固形分10
0重量部に対して0.5重量部)を加え、ニーダ−で混
練したのち、この混線物を90℃で90分間熱風乾燥機
で乾燥し、ポツプコーンを得た。
このポツプコーン500fに酸化チタン52、無水フタ
ール酸0.5f、ステアリン酸亜鉛2.52を加え、ボ
ットミルで8時間粉砕してメラミン系樹脂成形材料の粉
末を得た。
上記の成形材料の粉末を、次いで冷間ロール圧縮機で冷
間ロール圧縮成形物とした。冷間ロール圧縮は、直径2
50鱈、幅200mのロールを用い成形用原料粉末供給
速度を300 kr/hr とし、ロール回転数20 
rap3m−、ロール加0.5鵡条件で冷間ロール圧縮
成形物を得た。
該冷間ロール圧縮成形物を粗砕したのち、スクリーン径
2冒φの衝撃式粉砕機を用い粉砕しメラミン系樹脂成形
材料を得た。
上記組成物を用いて、前記試敗法(1)〜(5)に従っ
て物性試験を行った。試験結果を表1に示す。
この結果より実施例1のメラミン系樹脂成形材料は、適
切な円板流れ特性及び適切な最小賦型正特性を有してお
り、且つ優れたブリード・アウト防止性及び優れた金型
離型性を兼備していた。また上記組成物より得られる成
形品は、耐熱性にも優れていた。
実施例2〜4及び比較例1.2 実施例1に於いて、M=約200のPOEモノオレエー
トの添加量のみを変えてメラミン系樹脂成形用材料を作
成し、同様に物性試験を行った。
得られたメラミン系樹脂成形材料の成分及び試験結果を
第1表に示す。
実施例5 実施例1に於いて、M=約400のPOEモノオレエー
トを用い、且つ、該POEモノオレエートの添加量’e
14f(メラミン系樹脂の固形分100重量部に対して
1.0重量部)にしてメラミン系樹脂成形材料を作成し
、同様に物性試験を行った。得られたメラミン系樹脂成
形材料の成分及び試験結果を第1表に示す。
参考例1 尿素/ホルムアルデヒド樹脂の製法尿素(日
量化学工業■製)600r(10モル)、37重量係濃
度のホルマリン水溶液1176r(14,sモル)をセ
パラブルフラスコに入れ、5勺= 1.45の条件で、
60℃で100分間反応したのち10%NH4Cl水溶
液1.4−を添加し、10分間攪拌後、水浴温度を50
℃に下げ、さらに20分間攪拌反応させる。
かくして得られた尿素樹脂液1000F (固形分約5
8重量1)にパルプxs4t(尿素樹脂の固形分100
重倹部に対して約32重量部)を加えニーダ−で混練し
たのち、この混合物を以下余白 90℃で120分間熱風乾燥機で乾燥し、ポツプコーン
を得た。
実施例6 実施例1に於いてM=約200のPOEモノオンニー)
’t20F使用するほかは同様にして得たポツプコーン
3751に、参考例1で得たポツプコーン125?を加
え更に、酸化チタン51、無水フタール酸0.52、ス
テアリン酸亜鉛22を加え、ボットミルで8時間粉砕し
てメラミン系樹脂成形材料の粉末を得た。
材料 上記のt湿層−僕均の粉末を次Aで、実施例1と同様の
方法で粒状化を行なった。斯くして得られたメラミン系
樹脂成形材料を用いて、実施例1と同様に物性試験を行
なった。試験結果を第1表に示す。
実施例7 実施例6に於いて、M=約400のPOEモノオレエー
トを用いる外は同様にしてメラミン系樹脂成形材料を作
成し、同様に物性試験を行なった。
上記樹脂組成物の成分及び試験結果を第1表に示す。
実施例8 メラミン(油化メラミン■製:油化メラミン)1260
?(10モル)、尿素(日量化学工業@製)300F(
5モル)、37重量係濃度のホルマリン水溶液1950
F(約24モル)および水6432をセパラブルフラス
コに入れ、80℃で60分間反応し、I N −NaO
H約20−を加え、冷却して固形公約55重量係のメラ
ミン系樹脂縮合物を得た。
かくして得られた樹脂縮合物1ooofにパルプ237
9(メラミン系樹脂固形分100重量部に対して約43
重量部)、更に、M=約200のPOEモノオレエート
5.5 r (メラミン系樹脂固形分に対して1重量部
)を加え、ニーダーで混練したのち、この混合物を90
℃で90分間熱風乾燥機で乾燥し、ポツプコーンを得た
このポツプコーン500?に酸化チタン52、無水フタ
ール酸0.5F、ステアリン酸亜鉛2.52を加え、ポ
ットミルで8時間粉砕してメラミン系樹脂成形材料の粉
末を得た。
上記の成形材料粉末を、次いで実施例1と同様の方法で
粒状化を行なった。斯くして得られたメラミン系樹脂成
形材料を用いて、実施例1と同様に物性試験を行なった
。試験結果を第1表に示す。
実施例9 実施例3で得たポツプコーン400tと、参考例1で得
たポツプコーン100りとを用いる以外は実施例6と同
様にして、メラミン系樹脂成形材料を作成し、同様に物
性試験を行なった。
試験結果を第1表に示す。
実施例10 実施例3で得たポツプコーン4502と、参考例1で得
たポツプコーン502とを用いる以外は実施例6と同様
にして、メラミン系樹脂成形材料を作成し、同様に物性
試験を行なった。
試験結果を第1表に示す。
実施例11.12及び比較例3 実施例3で得たポツプコーンと尿素とを配合割合いを変
えて用いる以外は実施例6と同様にして、メラミン系樹
脂成形材料を作成し、同様に物性試験を行なった。得ら
れたメラミン系樹脂成形材料の成分及び試験結果を第1
表に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、( I )下記(a)及び(b) (a)メラミン/ホルムアルデヒド系樹脂、及び (b)上記(a)メラミン/ホルムアルデヒド系樹脂と
    、 (イ)尿素/ホルムアルデヒド系樹脂、及び/又は (ロ)尿素類 とよりなる混合樹脂 より成る群から選ばれたメラミン系樹脂100重量部と (II)ポリオキシアルキレン基と、飽和または不飽和の
    高級脂肪族系化合物よりなる基とを同一分子内に含んで
    なる、ポリオキシアルキレン系化合物0.4〜3重量部
    と を配合してなることを特徴とするメラミン系樹脂成形材
    料。 2、上記ポリオキシアルキレン系化合物が、ポリオキシ
    エチレンと炭素数8〜20の飽和または不飽和の高級脂
    肪酸とのエステルであることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のメラミン系樹脂成形材料。 3、上記ポリオキシエチレン系化合物が、ポリオキシエ
    チレン部分の平均分子量約150〜約500であるポリ
    オキシエチレン・モノオレエートであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載のメラミン系樹脂成形材料
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