JPS62228447A - 耐熱性・光輝性アルミニウム合金 - Google Patents

耐熱性・光輝性アルミニウム合金

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JPS62228447A
JPS62228447A JP28944985A JP28944985A JPS62228447A JP S62228447 A JPS62228447 A JP S62228447A JP 28944985 A JP28944985 A JP 28944985A JP 28944985 A JP28944985 A JP 28944985A JP S62228447 A JPS62228447 A JP S62228447A
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Tsunehisa Sekiguchi
関口 常久
Akira Niitsuma
新妻 亮
Toshiaki Komatsuzaki
小松崎 敏章
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ガスバーナーキャップ、電気照明器具、 I
C基板、コンデンサーチューブ等に適した耐熱性、光輝
性に優れ、かつ塑性加工性が良好で生産性に富むアルミ
ニウム合金に関する。
(従来の技術) 近年、ガス器具、電気照明器具等にファツション性に富
んだ装飾品としての要求が高まってきている。従来のガ
ス器具等については、鉄鋳物、黄銅等が用いられており
、耐熱性については特に問題は無かったが、耐食性に難
点があり且つ装飾品としての色彩感を出すには、黒又は
金、銀色等に限られてしまい、ファツション性に富んだ
製品の製造は無理であった。そこでアルマイトやアルマ
イト皮膜の持つ特性を利用した着色の可能なアルミニウ
ム材が採用され始めたが、耐熱性・光輝性・塑性加工性
を要求される部品については、従来のアルミニウム合金
材を適用することは困難であった。
すなわち、JIS規格2NO1合金は耐熱性には優れて
いるが光輝性は劣り、 3003合金についてはアルマ
イト処理で高い光輝性を得られるが耐熱性は劣るという
ように一長一短があり、これらの性質を兼備した合金材
の開発が要望されている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は、上記したような従来の問題点を一掃し、耐熱
性及び光輝性に優れ、かつ鍛造等の塑性加工性が良好で
生産性に富んだアルミニウム合金を製造し提供すること
を目的とする。
ところでアルミニウム合金の耐熱性向上には、一般にM
nの添加が有効であることが知られているが、Mnの添
加量が多くなると特別化学物質障害予防規則により製造
又は取扱いが規制される。本発明においては合金の製造
工程におけるかかる作業衛生面を考慮し、Mn添加量を
可及的低く抑えることも技術的課題とした。
(問題点を解決するだめの手段) この発明の目的は、以下に記載する合金の組成をもって
達成される。すなわち、 (1)  重量でTi0.1〜1.5%、 Si 0.
05〜0.4%+ Mn0.05〜1.5%を含有し、
残部A7及び不純物よりなる合金。
(2)  重量でTi0.1〜1.5%、 Si 0.
050,4% 、 Mn0.05〜1.5%、 Cu 
0.5〜2.0%、 Mg 0.5〜2.5%を含有し
、残部AA及び不純物よりなる合金。
(3)上記(1)又は(2)の合金にさらにZr、Mo
、Coのうち1種以上を総量で0.05〜0.5%を含
む合金。
である。TiはAlとの包晶反応により溶融点や再結晶
温度が上昇し、耐熱性を向上させる。従来Tiは包晶反
応についてZr、Mo、Co等の元素と同列視されてき
たが、本発明者等はTiの効果が段違いに大きいことを
見出した。Zrは0.5%以上ではAZs Z rの粗
大化合物により耐熱性は低下する。
又、Siを増すと灰色化し光輝性を失なうが、S1添加
景の上限を下げることで良好な表面処理性と発゛色性に
より、光輝性を損うことのない耐熱性・光輝性・鍛造用
アルミニウム合金の製造を可能にしたものである。
次にこの発明による耐熱性−光輝性・アルミニウム合金
を構成する各合金元素およびそれらの含有量(重量%)
の限定理由について説明する。
Si二金合金強度を向上させる。0.4%以上になると
強度特に靭性劣化と同時にアルマイト性を低下させる。
又、Mn(0,1〜1.5%)と共存させることによっ
て顕著な耐応力、耐食、耐高温腐食性を改善する。
Mg:合金の強度を向上させる。450〜550℃の温
度域に於いて均一にMg 2 S rを析出させ、アル
マイト性を損なうことなく高温強度特に耐クリープ性を
向上させる。又、高温耐食性を向上させる。0.5頭未
満では効果が十分でなく2.5%を越えると塑性加工性
を損なう。
Cu:合金の強度を向上させる。特に時効硬化性が耐熱
性を損なうことなく向上する。0.5%未満では十分な
効果が得られず、2.0%以上になると強制固溶しきれ
なくなり耐食性に害を及ぼす。
Mn:再結晶温度が上昇し、耐熱性が向上する。
0.05%未満では前記効果が得られず、1.5%を超
えても一段の効果向上は得られず、塑性加工性が低下す
る。
Ti:鋳塊組織を微細化し、強度特性、鍛造性などを安
定させる従来の特性は言うまでもなく、合金中でAlと
包晶反応を生じ高温特性を著しく向上する。0.1%未
満では十分な効果が得られず、1.5%を越えると塑性
加工性を損なうO Zr:耐熱性を向上させる。0.5%を越えるとk15
Z rの粗大化合物で耐熱性は低下する。
Mo、Co :強制固溶することにより耐熱性が著しく
向上する。0.5%を越えると晶出がおこり耐熱性への
十分な効果が得られない。
本発明の合金材は、鍛造などの塑性加工によって成形す
るのに適するが、この場合塑性加工用合金材は、そのマ
) IJソクス中に金属間化合物、共晶化合物などより
なる晶出物、析出物、いわゆる第二相粒子が任意組織断
面で平均8μ以下、面積率2%以上に微細化分散してい
る組織であることが好ましい。か、かる組織の合金材は
、凝固速度15’C/ see以上の連続鋳造法によっ
て製造され、最も好ましくは、特公昭54−42847
号に開示される如き気体加圧ホットトップ連続鋳造法に
より、r″′ある。                
   1゛(実施例及び比較例) 以下実施例、比較例について説明する。
第1表にアルミニウム合金の組成について示す。
第1表に示すA 1〜11の本発明合金を製造するに際
しては、特公昭54−42847号に開示される気体加
圧ホットドッグ連続鋳造法により凝固速度23℃/se
cにおいてφ60flの丸棒に鋳造し、比較合金である
ところの!12〜13の製造に際しては、φ8″のビレ
ットを押出し比11でφ60貢寓の丸棒に押出し加工し
、厘14〜15については200℃金型によりφ5Q+
nmの丸棒に鋳造した。
次に、試験方法と結果について説明する。
1、)高温引張り試験 本発明合金&1〜11及び比較合金&12〜15の丸棒
を520℃において4時間の溶体化処理および170℃
で8時間の人工時効処理を施しだ後、所定の形状に切り
出した試験片について200℃、300℃及び350℃
での高温引張り試験を実施した。なお、この試、験の前
に試験片を各試験温度で72時間のソーキングにより安
定化した後、試験を実施した。その結果を第2表に示す
本発明合金A1〜11は、比較合金点12〜15に比べ
、伸びではやや劣っているものの、引張9強さ、耐力に
ついては、いずれもかなり高い測定値を示し、非常に優
れた結果が得られた。
2、)据え込み鍛造試験 本発明合金及び比較合金の丸棒を5201:において4
時間の均質化処理、および410℃で2時間の焼なまし
処理を施した後、φ20s+mx 2Q+mhの円柱試
験片を切り出し、400 ton 7’レスを用いてリ
ダクション20〜90%における冷間据え込み鍛造試験
により、割れの発生する限界加工率を測定した。その結
果を第2表に示す。
本発明合金ノに1〜11は、比較合金黒12〜15より
いずれも限界加工率は高く、特に塑性加工性の比較的優
れたJIS規格3003材(比較合金iK 12 )よ
りも良い結果が得られたことは、本発明合金の塑性加工
性が非常に優れていることを示している。
3、)鍛造性試験 本発明合金および比較合金の丸棒を、前記と同一の熱処
理を施し、所定の形状に鍛造素材を切り出し、潤滑のた
めピンガ処理を施した後、製品のガスバーナーキャラf
を400tonプレスにより冷間鍛造を行ない鍛造性試
験を実施した。その結果を第2表に示す。
本発明合金7a1〜11は、鍛造性が非常に良好で正常
なガスバーナーキャップ製品が鍛造出来だのに対し、J
IS規格3003材(比較合金煮12)がやや良好であ
ったが比較合金皇13〜15については鍛造割れが発生
し、前記の据え込み鍛造試験と同様の結果が得られ、本
発明合金A1〜11の塑性加工性が非常に優れているこ
とを改めて確認した。
4、)アルマイト性試験 ガスバーナーキャップ鍛造製品によるアルマイト性試験
を実施した。
まず、本発明合金Al〜11および比較合金ノ% 12
〜15を冷間鍛造したガスバ−ナーキャップ製品を52
0℃において4時間の溶体化処理および170℃で8時
間の人工時効処理を施した後、アルカリエツチング(N
aOH)で潤滑剤を除去し、リン酸系化学研磨液で化学
研磨の後、硫酸アルマイト、染色(蓚酸第二鉄アンモニ
ウム)の工程で実施した。目標としては光輝性のある黄
金色を基準とし評価を行なった。その結果を第2表に示
す。
本発明合金ノ釜1〜11はすべて光輝性のある黄金色が
得られた。JIS規格3003材(比較合金属12)は
同じく光輝性のある黄金色であったが、JIS規格2N
Ol材(比較合金A13)は灰黒色となり、比較合金ノ
に14〜15については黒色となって光輝性は得られな
かった。
5、)高温耐食性試験 前記のガスバーナーキャップアルマイト製品について高
温耐食性試験を実施した。試験は実際の使用状況を想定
し、醤油10+砂糖1+塩1+水88の水溶液を1日に
3回振り掛けながら、12時間サイクルの加熱をガスコ
ンロにおいて30日間続けた後の耐食性について試験し
た。評価方法は、1:良好、2:実用上差し支え無し、
3:実用上問題有り、4:不良の4段階に分けて評価し
た。その結果を第2表に示す。
本発明合金属1〜11は耐食性良好ですべて1であるの
に対し、比較合金412〜15については2〜4の結果
となシ、本発明合金、糸】〜11が高温耐食性において
も優れていることが確かめられた。
(発明の効果) 以上説明してきたように、この発明による耐熱性・光輝
性・アルミニウム合金は、従来材と違い耐熱性及び鍛造
性などの塑性加工性を有し、アルマイト処理を施すこと
により、光輝性をも兼ね備えたアルミニウム合金であり
、ガスバーナーキャップ、電気照明器具、IC基板、コ
ンデンサーチーーブ等、3種類の特性を要求される部品
に対し広く適用することができ、従来材に比べきわめて
優れた特性を示し、産業上有用な合金である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、重量でTi0.1〜1.5%、Si0.05〜0.
    4%、Mn0.05〜1.5%を含有し、残部不純物と
    Alよりなることを特徴とする耐熱性・光輝性アルミニ
    ウム合金。 2、重量でTi0.1〜1.5%、Si0.05〜0.
    4%、Mn0.05〜1.5%と、Zr、Mo、Coの
    うち1種以上を総量で0.05〜0.5%含有し、残部
    不純物とAlよりなることを特徴とする耐熱性・光輝性
    アルミニウム合金。 3、重量でTi0.1〜1.5%、Si0.05〜0.
    4%、Mn0.05〜1.5%、Cu0.5〜2.0%
    、Mg0.5〜2.5%を含有し、残部不純物とAlよ
    りなることを特徴とする耐熱性・光輝性アルミニウム合
    金。 4、重量でTi0.1〜1.5%、Si0.05〜0.
    4%、Mn0.05〜1.5%、Cu0.5〜2.0%
    、Mg0.5〜2.5%と、Zr、Mo、Coのうち1
    種以上を総量で0.05〜0.5%含有し、残部不純物
    とAlよりなることを特徴とする耐熱性・光輝性アルミ
    ニウム合金。
JP28944985A 1985-12-24 1985-12-24 耐熱性・光輝性アルミニウム合金 Granted JPS62228447A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01290740A (ja) * 1988-05-18 1989-11-22 Showa Alum Corp 耐熱性に優れたアルミニウム合金
WO1992004477A1 (en) * 1990-09-05 1992-03-19 Golden Aluminum Company Aluminum alloy composition
US5110545A (en) * 1989-02-24 1992-05-05 Golden Aluminum Company Aluminum alloy composition
WO2011035653A1 (zh) * 2009-09-23 2011-03-31 贵州华科铝材料工程技术研究有限公司 Co-RE高强耐热铝合金材料及其制备方法

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