JPS62228253A - 調味料の製法 - Google Patents

調味料の製法

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JPS62228253A
JPS62228253A JP61068775A JP6877586A JPS62228253A JP S62228253 A JPS62228253 A JP S62228253A JP 61068775 A JP61068775 A JP 61068775A JP 6877586 A JP6877586 A JP 6877586A JP S62228253 A JPS62228253 A JP S62228253A
Authority
JP
Japan
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parts
koji
seaweed
volume
laver
Prior art date
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Pending
Application number
JP61068775A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Takahashi
高橋 直喜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Seimo Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Seimo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は海苔を利用した調味料の製法に関する。
海苔はビタミン類を豊富に含有するほか、例えば人体の
血中コレステロール値を下げるEPA(エイコサペンタ
エン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、タウリン等
を含有し、さらに生理的な異常によって起こる潰瘍に有
効性を示すボルフイオシン、健康に役立つ腸内細菌の繁
殖を助け、腸内発酵によって生じた有害物質や体内に取
り込まれた有害金属の排泄を促進し、吸収されない腸内
容物を早く体外に送り出すことによって大腸癌の発生を
予防する食物繊維等の海苔特有の有効成分を含み、人の
健康維持に有用な食品である。
海苔は昭和60年代より養殖が本格化し、近年の養殖技
術の進歩に伴い、その生産量が著しく増加している。こ
のため最近はその消費の拡大を図ること、あるいは品質
の低い製品の利用が要望されている。
本発明者2は、海苔が多量の蛋白質を含有し、しかも特
有の芳香を呈する点に着目し、これを有効に利用して新
しい製品を開発することを目的として研究を重ねた結果
、本発明を完成した。
本発明は、麹原料に醤油麹を添加して麹を製造し、この
麹に食塩を加えて調製した諸法を発酵熟成させ、その際
に海苔及び/又はその分解液を麹原料、麹又は諸法に添
加することを特徴とする醤油風の調味料の製法である。
麹原料としては、通常の醤油醸造用の原料が用いられ、
蒸煮した大豆及び炒とう割砕した小麦を主成分とする混
合物が好ましい。醤油麹としては、例えばアスペルギル
ス・オリーゼ、アスペルギルス・ソーヤなどが用いられ
る。
海苔の分解液としては、酵素分解液又は加水分解液が用
いられる。これらの分解液を併用することもできる。
海苔の酵素分解液は、酵素液に海苔を加え、60〜50
°Cで4〜48時間分解すること−より製造できる。酵
素としては市販の繊維素分解酵素が用いられ、酸、その
塩、アルカリ等によりpH4〜乙に調整した水100重
量部に酵素0.05〜0.5重量部を加えて酵素液を調
製する。
酸としては有機酸例えば酢酸、乳酸、くえん酸、りんご
酸、こはく酸、酒石酸等、無機酸例えば燐酸が用いられ
る。アルカリとしては例えば水酸化ナトリウム、水酸化
カリウムが用いられる。
海苔の使用量は酵素液100重量部に対し1〜5重量部
が好ましい。生海苔の場合は水分含有率に応じて酵素液
との割合を調整することが好ましい。酵素液には必要に
応じてプロテアーゼ、アミラーゼなどを加えることもで
きる。
海苔の加水分解液は、海苔に濃度1〜60%の酸溶液を
加え、常圧下又は加圧下に80〜160℃で10〜10
0時間処理し、加水分解終了後、アルカリを加えてpH
4,5〜5,5に調整することにより製造できる。
この場合の酸としては、例えば硫酸、塩酸、くえん酸、
りんご酸等が用いられる。経済性及び調味液の味の面か
ら塩酸が特に好ましい。アルカリとしては例えば炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム等が用いられる。酸溶液は、乾海苔1重量部に対
し0.5〜4容量部の割合で用いることが好ましい。生
海苔を用いる場合は、水分含有率に応じて酸溶液の使用
量を調整することが好ましい。
海苔の酵素分解液及び加水分解液はそのまま用いてもよ
く、また濾過して不溶物を除去したものを用いてもよい
本発明を実施するに際しては、まず麹原料に醤油麹を添
加し、2〜4日間、20〜40℃に保ち麹を製造する。
海苔及び/又はその分解液(以下海苔等という)を麹原
料に添加する場合は、麹原料100容量部に対し、海苔
等を5〜40容量部の割合で用いることが好ましい。次
いで麹に濃度15〜20%の食塩液を加えて諸法を調製
する。
本発明においては、食塩液を調製する際に海苔等を用い
ることが好ましい。食塩は海苔分解液又はこの希釈液に
加えることが好ましいが、海苔と水の混合物に加えても
よい。食塩液の使用量は麹原料100容量部に対しio
o〜150容量部である。
次いで諸法を25〜40℃で6〜6力月間発酵させると
熟成諸法が得られる。発酵開始約1カ月後に、香りを良
くするため乳酸菌、酵母等を諸法に加えてもよい。
海苔等は熟成諸法に加えてもよいが、この場合は例えば
海苔の分解液にサツカロミセス・ルキシー、醤油乳酸菌
ペディオコッカス・ハロフィルスを加え、さらにグルコ
ース、ビオチン、チアミン、パントテン酸、イノシトー
ル等を添加し、25〜40℃で約1カ月間発酵させたも
のを用いることが好ましい。
こうして得られた熟成諸法を圧搾濾過したのち、加熱殺
菌、おり下げ等の処理を行うことにより目的の調味料が
得られる。この調味料は海苔の芳香を有し、良好な味覚
を呈する。
下記例中の部は重量部を意味する。
製造例1 pH5の緩衝液100容量部(りんご酸0.4部、くえ
ん酸0.1部、酒石酸0.3部及び水酸化ナトリウム0
.69部含有)にトリコデルマ属の繊維素分解酵素(セ
ルラーゼT−AP:天野製薬社製)0.1部及び細断し
た乾海苔6部を加え、45℃で48時間分解を行い、濾
過して海苔3.2%を含有する酵素分解液95容量部を
得た。
製造例2 繊維素分解酵素としてリゾープス属の糸状菌製酵素(マ
セロチームS:ヤクルト薬品工業社製)を用い、また乾
海苔の代りに焼海苔を用い。
その他は製造例1と同様に操作して海苔3.2%を含有
する酵素分解液95容量部を得た。
製造例6 繊維素分解酵素としてアスペルギルス属の糸状菌製酵素
(セルラーゼAP二天野製薬社製)を用い、その他は製
造例1と同様に操作して海苔3.2%を含有する酵素分
解液95容量部を得た。
製造例4 繊維素分解酵素として前記のトリコデルマ属の繊維素分
解酵素(セルラーゼT−AP)0.05部、リゾープス
属の糸状菌製酵素(マセロチームS)0.05部及びア
スペルギルス属の糸状菌製酵素(セルラーゼAP ) 
0.05部を用い、その他は製造例1と同様に操作して
海苔3.2%を含有する酵素分解液95容量部を得た。
製造例5 乾海苔100部に20%塩酸100容情部を加え、常圧
下に90℃で30時間加水分解した。
加水分解の終了後、60℃に冷却し、炭酸ナトリウム6
7部を加えて中和し、常温に冷却して圧搾f過し、乾海
苔63%を含有するpH4,93の加水分解液160容
量部を得た。
実施例1 蒸煮した丸大豆30部及び炒とう割砕した小麦30部を
混合した麹原料に種麹約0.006部を接種し、48時
間の通風製麹を行ったのち、これに製造例1で製造した
酵素分解液100容量部及び食塩20部を混合溶解した
のちI仕込み、25〜60℃で6力月間の発酵熟成を行
って醸造し、以下圧搾、火入等を行い乾海苔6.6%を
含有する調味料90容量部を得た。このものはかすかに
海苔様の風味を有し、後記のように味、香りとも良好で
あった。
実施例2 製造例10代りに製造例2の酵素分解液を用い、その他
は実施例1と同様にして乾海苔3.6%を含有する調味
料90容量部を得た。
実施例6 製造例1の代りに製造例6の酵素分解液を用い、その他
は実施例1と同様にして乾海苔3.6%を含有する調味
料90容量部を得た。
実施例4 製造例10代りに製造例4の酵素分解液を用い、その他
は実施例1と同様にして乾海苔3.6%を含有する調味
料90容量部を得た。
実施例5 製造例10代りに製造例1.2及び6で製造した酵素分
解液を30容量部、40容量部及び30容量部用い、そ
の他は実施例1と同様にして乾海苔3.6%を含有する
調味料90容量部を得た。
実施例6 蒸煮した丸大豆30部と炒どう割砕した小麦30部を混
合した麹原料に種麹を接種し、48時間の通風製麹を行
ったのち、これに製造例5で製造した加水分解液4.8
容量部、水95容量部及び食塩21部を混合溶解して仕
込み、25〜60℃で6力月間の発酵熟成を行って醸造
し、以下圧搾、火入等を行い、乾海苔6.6%を含む調
味料86容量部を得た。
実施例7 蒸煮した丸大豆30部及び炒ご5割砕した小麦60部を
混合した麹原料に種麹を接種し、48時間の通風製麹を
行ったのち、これに製造例1で製造した酵素分解液50
容量部、製造例5で製造した加水分解液2,9容量部、
水4Q及び食塩20部を混合溶解して仕込み、25〜3
0℃で6力月間の発酵熟成を行って醸造し、以下圧搾、
火入等を行い、乾海苔3.6%を含有する調味料90容
量部を得た。
実施例8 蒸煮した丸大豆50部及び炒ごう割砕した小麦50部を
混ぜ、アスペルギルス・オリーゼ及び/又はアスペルギ
ルス・ソーヤを0.01部加えて製麹する。これに°食
塩20部を加え発酵熟成する。これに海苔6.5部を2
0%塩酸100容量部で90℃、60時間加水分解した
のち中和し、このP液にサツカロミセス・ルキシー、ペ
テイオコツカスeハロフィルス、グルコース5部、ビオ
チン、チアミン、パントテン酸、イノシトールを各1万
分の1部加え、25〜30℃で1力月間発酵熟成したも
のを混合する。以下圧搾、濾過、火入、おり下げ等の処
理を行い、乾海苔3.6%を含有する調味料180容量
部を得た。
実施例9 蒸煮した丸大豆50部、炒ごう割砕した小麦50部及び
細切した焼海苔6.5部を混合し、アスペルギルス・オ
リーゼ及び/又はアスペルギ60℃で6力月間の発酵熟
成を行って醸造し、以下圧搾濾過を行い、乾海苔3,6
%を含有する調味料180容量部を得た。
比較例1 pH5の緩衝液100゜容量部(りんご酸0.4部、く
えん酸0.1部、酒石酸0.3部及び水酸化ナトリウム
0.39部含有)にトリコデルマ属の繊維素分解酵素(
セルラーゼT−AP)0.15部、リゾープス属の糸状
菌製酵素(マセロチームS)0.15部疎び乾海苔5部
を加えて45℃で48時間分解を行い、濾過して酵素分
解液95容量部を得た。このF液にグルタミン酸ソーダ
2.5部、食塩29部及び生揚げ醤油65容量部を加え
て、乾海苔3.6%を含む調味料160容量部を得た。
比較例2 乾海苔100部に16%塩酸160容量部を加え、常圧
下90℃で30時間加水分解した。
加水分解終了後、60℃に冷却し、炭酸ナトリウム67
部を加えて中和し、常温に冷却して濾過し、残査を水6
0容量部で洗浄し、洗液と戸液を合わせると、pH4,
93の醤油様の色の液体が約150容量部得られた。こ
の液体10容量部にグルタミン酸ソーダ2.5部、生揚
げ醤油20容量部、食塩57部及び水140容量部を加
え、乾海苔3.6%を含む調味料170容量部を得た。
試験例 実施例1〜9、比較例1及び2の調味料について官能試
験を行った。その結果を下記表に示す。なお実施例1〜
5は同様の風味を呈したので実施例1のみを表に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 麹原料に醤油麹を添加して麹を製造し、この麹に食塩を
    加えて調製した諸味を発酵熟成させ、その際に海苔及び
    /又はその分解液を麹原料、麹又は諸味に添加すること
    を特徴とする醤油風の調味料の製法。
JP61068775A 1986-03-28 1986-03-28 調味料の製法 Pending JPS62228253A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011781A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Kumamoto Univ 海苔発酵食品及びその製造方法
JP2011160761A (ja) * 2010-02-15 2011-08-25 Kikkoman Corp 海苔発酵組成物およびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008011781A (ja) * 2006-07-06 2008-01-24 Kumamoto Univ 海苔発酵食品及びその製造方法
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