JPS62228229A - チョコレ−トおよびその製造方法 - Google Patents

チョコレ−トおよびその製造方法

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JPS62228229A
JPS62228229A JP61068429A JP6842986A JPS62228229A JP S62228229 A JPS62228229 A JP S62228229A JP 61068429 A JP61068429 A JP 61068429A JP 6842986 A JP6842986 A JP 6842986A JP S62228229 A JPS62228229 A JP S62228229A
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JP
Japan
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lecithin
chocolate
granular
flavor
soybean
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JP61068429A
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JPH0369259B2 (ja
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Takuo Sada
佐田 拓郎
Minoru Uchida
実 内田
Yuki Nakane
中根 由紀
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Nisshin Oillio Group Ltd
Original Assignee
Nisshin Oil Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は高濃度にレシチンを含有するチョコレートとそ
の製造方法に関するものである。
(b)従来の技術 レシチンは天然の乳化剤、界面活性剤として種々の食品
に使用されているが、近年生化学的研究が盛んになり、
生体膜におけるレシチンの機能特性、生理的効果から医
薬、健康食品としての利用が脚光を浴びている。レシチ
ンはホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノール
アミン、ホスファチジルイノシトールなどのリン脂質か
らなり、その食効は、■コリン、イノシトール、リン酸
必須脂肪酸などの供給源となる、0体内のLDLコレス
テロールを減らし、動脈硬化などの成人病を予防する、
などがあげられる。
また、最近ではレシチンが神経伝達物質アセチルコリン
の前駆物質となることから、脳への作用が考えられ、老
人性痴呆症などへの有効性が研究されたり、抗ガン作用
などの研究もなされている。
現在、市販されているレシチンの健康食品としての商品
形態は、ゼラチンカプセルに詰めたもの、あるいは顆粒
状のものが主であり、これらは薬に近いものであって、
食品としてはいくぶん抵抗があった。また、レシチンに
は特有の味があるため、食べにくいという欠点もある。
上記の難点を解決することを意図して、チョコレート生
地中にレシチンを3〜15重世%含有せしめたチョコレ
ート菓子が知られており、これはレシチンが持つ前記の
諸効果を充分発現するに足るレシチンを、その不快臭を
感じることなく摂取しようとするものである(特開昭6
0−232057号)。
(C)発明が解決しようとする問題点 しかし、上記のチョコレート菓子を実際に製造してみる
と、■食感が非常にやわらか(なり、口の中がべたつく
、■レシチン特有の風味がチョコレ−1・の味を悪くす
る、などの現象がみられ、本来のチョコレートのおいし
さがなくなってしまうという欠点がある。
本発明の目的は、レシチンを高濃度に含有し、しかも本
来チョコレートの持つ食感、風味を損わないチョコレー
トを得ることにある。
fd1問題点を解決するだめの手段 本発明者らは、上記の目的を達成すべく、鋭意研究の結
果、チョコレートにレシチンを高濃度に含有させる場合
は、レシチンの種類およびその添加時期によって、製品
の食感、風味が変化することを見出した。
本発明はかかる知見に基づいて完成されたちのでそのひ
とつは顆粒状のレシチンを含有するチョコレートであり
、他のひとつはレシチンをチョコレートの型詰めの直前
に混合することを特徴とするレシチン入りチョコレート
の製造方法である。
ここでいう顆粒状レシチンとは、大豆および卵黄などを
原料とし、これからリン脂質以外の成分(油分など)を
できるだけ除去し、純度を高めた後、流動層造粒法ある
いは押し出し造粒法などの方法を用いて顆粒状にしたも
のであり、その粒度は8メツシュpass% 32メツ
シユOnの範囲に70%以上入るものが好ましい。顆粒
化の工程において少量の賦形剤を加えたものでもよい。
レシチンには顆粒状の他に、ペースト状のレシチンのよ
うに油を含むものや、粉末状のものがあるが、高濃度に
レシチンを含有するチョコレートを製造する場合、これ
らのレシチンを使用するとレシチンがチョコレート生地
に均一に溶は込み、チョコレートの食感、風味を変えて
しまうため、本発明の目的を達することができない。
これに対し顆粒状レシチンを使用すると高濃度にレシチ
ンを含有しても生地にレシチンが溶は込まず、本来のチ
ョコレートの食感、風味を維持できる。
本発明において、レシチンの含有量は、チョコレ−1・
の摂取によってレシチンの効能を期待するうえで、3%
(重量。以下同様)以上であることが望ましく、一方レ
シチンの含有量が40%を超えるとチョコレートの性状
が変化し、また風味のバランスが崩れるので、40%以
下が好ましい。
本発明のチョコレートを製造するに当たっては通常のチ
ョコレートの製造方法によることができるが、顆粒状レ
シチンを加えてからの混合時間をできるだけ短くするこ
とが望ましい。これは顆粒状レシチンを添加してから長
時間混合すると、レシチンがチョコレート生地中に溶は
出し、チョコレ−1・の性状および風味に影響を与える
おそれがあるからである。そこで型詰めの直前に顆粒状
レシチンを加え、混合し成形する方法が好ましい。
これにより上記のおそれが解消される。
本発明が適用できるチョコレートとしては、スィートチ
ョコレート、ミルクチョコレート、クーヴエルテユール
、ホワイトチョコレ−1・などを挙げることができ、そ
の他にキャロブなども含む・(e1実施例および比較例 実施例1 配合比率 カカオマス      45% 砂    糖        45% 顆粒伏大豆レシチン  10% カカオマスに砂糖を加え混合し、3本ロールに通し、粒
子を微細化する。次にコンチングし、その後顆粒状大豆
レシチンを加えてテンパリングする。
テンバリングは、40〜50℃に加温したチョコレート
を水浴にあてながら攪拌、冷却し、27℃まで下げ、や
や硬めのペースト状になるようにする。ここで顆粒状大
豆レシチンを添加し、かるくかき混ぜ均一にした後、2
9〜31℃まで昇温し、型に流しこむ。
冷却後、型からとりだすと風味良好なレシチン入りスィ
ートチョコレートが得られる。
比較例1 実施例1において、顆粒状大豆レシチンを同量の粉末状
大豆レシチンに変え、他は同様にしてレシチン入りスィ
ートチョコレートを製造する。
比較例2 実施例1において、顆粒状大豆レシチンを同量のペース
ト状大豆レシチンに変え、他は同様にしてレシチン入り
スィートチョコレートを製造する。
実施例2 配合比率 カカオマス       25% 砂   糖           40%全脂粉乳  
      15% 顆粒状大豆レシチン   20% カカオマスに砂糖、全脂粉乳を加え混合し、3本ロール
に通し粒子を微細化する。次にコンチングし、その後顆
粒状大豆レシチンを加えて実施例1と同様にテンパリン
グする。
冷却後、型からとりだすと風味良好なレシチン入すミル
トチョコレートが得られる。
比較例3 実施例2において、顆粒状大豆レシチンを同量の粉末状
大豆レシチンに変え、他は同様にしてレシチン入りミル
クチョコレートを製造した。
比較例4 実施例2において、顆粒状大豆レシチンを同量のペース
ト状大豆レシチンに変え、他は同様にしてレシチン入り
ミルクチョコレートを製造した。
実施例3 配合比率 カカオマス      40% 砂   糖          40%顆粒状大豆レシ
チン  15% 粉砕アーモンド     5% カカオマスに砂糖を加え混合し、3本ロールに通し、粒
子を微細化する。次にコンチングし、その後顆粒状レシ
チンを加えてテンパリングする。
テンパリングは、40〜50゛Cに加温したチョコレー
トを水浴にあてながら攪拌、冷却し、27℃まで下げ、
やや硬めのペースト状になるようにする。ここで顆粒状
大豆レシチンと粗く刻んだアーモンドを添加し、軽くか
き混ぜ均一にした後、29〜31℃まで昇温し型に流し
こむ。
冷却後、型から取り出すと風味良好なレシチン入りアー
モンドスィートチョコレートが得られる。
実施例4 実施例3にお°いて顆粒状大豆レシチンを他の原料と共
に最初から混合し、以下同様にしてレシチン入りアーモ
ンドチョコレートを製造する。
以上の実施例および比較例で得られたチョコレートに対
して官能試験を行い、その結果を表−1に示した。なお
、官能試験は20名のチョコレートの好きなパネラ−に
口どけの状態、レシチン臭の有無などを総合した食感、
風味についておいしい、ややおいしい、ふつう、ややま
ずい、まずいの5段階評価をさせた。表中の数字は各評
価の人数をパーセントに換算したものである。
表−1の結果から明らかのように、顆粒状レシチンを用
いたチョコレートは粉末状レシチンあるいはペースト状
レシチンを用いたチョコレートに比べ食感、風味がすぐ
れていることがわかる。
([1発明の効果 本発明のレシチン入りチョコレートは高濃度にレシチン
を含有し、しかもおいしく食べることができ、レシチン
の補給に極めて有効である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)顆粒状レシチンを含有するチョコレート。
  2. (2)顆粒状レシチンの含有量が3重量%以上、40重
    量%以下である特許請求の範囲第(1)項記載のチョコ
    レート。
  3. (3)顆粒状レシチンをチョコレートの型詰めの直前に
    混合することを特徴とするレシチン入りチョコレートの
    製造方法。
JP61068429A 1986-03-28 1986-03-28 チョコレ−トおよびその製造方法 Granted JPS62228229A (ja)

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JPS62228229A true JPS62228229A (ja) 1987-10-07
JPH0369259B2 JPH0369259B2 (ja) 1991-10-31

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004500003A (ja) * 2000-06-30 2004-01-08 ソシエテ デ プロデユイ ネツスル ソシエテ アノニム 活性成分を含有する菓子製品
JP2012070710A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Nisshin Oillio Group Ltd 焼成食品用チョコレート及び当該チョコレートを用いた焼成食品
JP2016214267A (ja) * 2013-04-22 2016-12-22 株式会社明治 焼成油性菓子およびその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60232057A (ja) * 1984-04-27 1985-11-18 Kanebo Shokuhin Kk チヨコレ−ト菓子

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