JPS62228228A - 茶煎液の濁化防止法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、食品茶類煎液に係わるものである。

茶類煎液は、欠点をもっている。例えば、茶類煎液はそ
の茶の種類（紅茶、緑茶、中国茶等）の如何に拘わらず
、煎出後、その温度附近（８ト１００℃）において透明
であるが、その温度が低下するにつれ、順次濁化する。

液中エキス成分が高いほど濁化は顕著となる。

従来、紅茶煎液の濁化防止法として、タンナーゼにより
タンニンを分解する方法（日本特許第７５８２６７号）
、ティークリームを除去する方法（特公昭４８−２４７
５４、特開昭５ｌ−２６２５４）その他がある。前者の
方法は、酵素タンナーゼが高価であり、後者の分１離法
は風味が変化し、工程上時間を要する。他に、特開昭５
０−６７９８は、紅茶煎液にコーンシラツブ、ソルビッ
ト及びグリセリンを添加し濁化を防止するというもので
あるが、これら添加物の有する甘味が同時に附与される
ことによシ、その茶類煎液本来の味を損う。

この発明け、このような欠点のないものである。

以下に、その詳細を説明する。

茶（紅茶、緑茶、中国茶）から得られた前液（室温下、
加熱下のいずれによるものでもよい）を用意する。この
際、抽出液の温度の高低如何は問わない。すなわち、煎
出直後の高温にあるものでもよいし、室温にあり濁化し
たものでもよい。

このものに、マルトトリオーヌを添加する。使用量は前
液のエキス成分濃度の高低の如何によって異なり、ブリ
ックス（ＢＸ）Ｏ，ｒ以上の加液１００部（重量、以下
同じ）に対しで、マルトトリオーヌ約８０部以下量を添
加すればよい。この範囲において０．５〜２０部見当の
ｔｍ囲が殊に好適である。添加には特別の工程を必要と
しない。加熱下でもよいが、室温下にあり濁化した状態
にあるものでもよく、味、香シを変えろことなく透明な
前液が得られる。ここに、この発明はその目的を達する
。

実験例 ウーロン茶１部に熱湯５部を加え前液３部（ｐＨ５，０
）を得た（Ｂｒｉｘｉ　）。このものを室温下に放置し
たところ液は白褐色の濁シを生じた。この濁Ｍ各３　部
にグリセリン、ソルビット、コーンシロップ及びマルト
トリオース２部をそれぞれに添加し、濁りを観察した後
、３０倍に希釈し飲用し甘さを比較した。

説明　士：甘さはほとんど感じられない＋：若干の甘さ
が感じられる 什：甘さか感じられる 実施例１ 緑茶１部に熱湯５部を加え前液３部（ｐＨ５，２）を得
た（ブリソクスダ）このものを室温下に放置したところ
液は白褐色の濁シを生じた。この濁液にマルトトリオー
フ２部を加えたところ、その濁シは即時消失し、このも
のを３０倍に希釈し飲用したところ、添加したマルトト
リオース個有の甘味はほとんど感じられず、しかも液は
完全な透明であった。

５．２）を得た（ブリックス８°）。このものを室温下
に放置したところ、液は白褐色の濁シを生じた。

このものに、マルトトリオース２部を添加したところ、
濁９は直ちに消失し、このものを８０倍に希釈し飲用し
たところ、甘味はほとんど感じられず液は完全な透明で
あった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 茶類煎液にマルトトリオースを添加することを特徴とす
   る茶煎液の濁化防止法。