JPS62227367A

JPS62227367A - 針処理装置

Info

Publication number: JPS62227367A
Application number: JP61070415A
Authority: JP
Inventors: 井上　昭治; 宮本　威夫
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1986-03-28
Filing date: 1986-03-28
Publication date: 1987-10-06
Also published as: JPH0584174B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、針処理装置、特に、医療、実験、化学産業等
において使用される注射針の廃棄処分に利用して有効な
ものに関する。

〔従来の技術〕

防疫等の安全対策面、および煮沸消毒の省略化等の経済
面から、使い捨ての注射針が広く普及している。しかし
、使い捨て注射針はそのまま廃棄処分されるため、廃棄
された注射針によって手指等を突き差す等の障害が発生
し、これによりヴイールス性肝炎の感染等不慮の重大事
故が招来させる危険がある。

そこで、本発明者はかかる事情に鑑みて、廃棄処分され
た注射針等によるｔｏ傷の発生を未然に防止することが
できる針処理装置を先に開発した。

すなわち、通電可能な一対の常開電極を設け、この電極
を処理すべき針により短絡させ、この短絡電流に対する
針の電気抵抗によって針目体を発熱熔融させ、針先から
焼失させて行くようにした針処理装置である（特開昭６
０−５１５５号参照）。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このような針処理装置においては、処理中、作
業者が針を保持するため、不快感を伴うという問題点が
ある。

本発明の目的は、針を半自動的に処理することができる
針処理袋２を提供するこ止にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明にかかる針処理装置は、通電によって針を焼損さ
せる一対の電極を相対的に接近かつ離反するように構成
したことを特徴とする。

（作用〕処理すべき針が離反した状態の両電極間に架橋するよう
にセントされると、両電極間は通電されるとともに、互
いに接近される。この通電によって針は焼損されて短く
なって行くが、それに追従するように電極間が接近して
行くため、通電は維持され、その結果、針の焼損は根元
まで自動的に実施されることになる。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例である針処理装装置の内部構
造を示す斜視図、第２図はその外観斜視図、第３図およ
び第４図はその作用を説明するための各側面断面図であ
る。

本実施例において、この針処理装置は本体１と残渣収容
箱２とを備えており、本体ｌは収容箱２の上に載置され
るように構成されている。収容箱２にはトレー３が前後
方向に出し入れし得るように摺動自在に挿入されており
、トレー３は後記する本体のホッパから落下してくる残
渣を収容するように構成されている。本体ｌは略直方体
の中空形状に形成されているハウジング４を備えており
、ハウジング４の内部には電気室５Ａと機械室５Ｂとが
隔壁６により左右に仕切られてそれぞれ形成されている
。電気室５Ａ内には後記するモータや電極等に電力を供
給する電源としての変圧器やコントローラ等（図示せず
）が設備されている。

ハウジング４の前面壁における機械室５Ｂに対応する部
分には２本の挿入ロア、８が上下端を揃えて互いに平行
になるように左右に整列されて開設されており、両挿入
ロア、８は上端に拡大部７ａ、８ａを有する縦長の長孔
形状にそれぞれ形成されている。第１挿入ロアの内面に
は傾斜面部７ｂが拡大部７ａから離れるにしたがって肉
厚を次第に増すように形成されている。第１挿入ロアの
片脇下位置にはガイド孔９が横長に開設されており、ガ
イド孔９には操作つまみ１０が左右方向に摺動自在に挿
入されている。

機械室５Ｂ内には前板１１Ａおよび後板１１Ｂが上部の
前後にそれぞれ横長に配されて固定的に架設されており
、前板１１Ａの略中央部にはターミナル１２が突設され
ている。前板１１Ａの下端辺部には第１、第２固定側保
持部材１３．１４が前記２本の挿入ロア、８に略対向す
るように左右に配されて、固定的に吊持されている。前
板１１Ａの前面にはスライドｆ！１５が左右方向に摺動
自在に取り付けられており、スライド板１５には第１、
第２可動側保持部材１６．１７がブラケット部１５ａ、
１５ｂを介して固定的に吊持されている。両可動側保持
部材１６．１７は固定側保持部材１３．１４のそれぞれ
に整合するように配設されており、両保持部材１６．１
７の略中央部さ位置には針支え１８．１９が相手方保持
部材１３．１４の片脇に突出するようにそれぞれ配され
て固着されている。第１固定側保持部材１３の真上には
半円筒形状のインシュリン注射筒ガイド２０が前後方向
に水平に配されて固定的に支持されている。ターミナル
１２はリード線（図示せず）を介して電気室５Ａの変圧
器に接続されているとともに、前板１１Ａおよびスライ
ド板１５を介して各保持部材にそれぞれ電気的に接続さ
れている。したがって、各保持部材は第１固定電極２１
と第２固定電極２２とをそれぞれ実質的に構成するよう
になっている。

前板１１Ａとスライド板１５の右端部との間にはスプリ
ング２３が可動側保持部材を固定側保持部材に押し付け
させる方向（右方向）に常時付勢するように張設されて
おり、スライド板１５の左端部には連接棒２４の上端部
が回動自在に連結されている。連接棒２４の下端部はブ
ラケット２６に回動自在に支持されており、連接棒２４
の略中央部さ位置にはカムホロー２５が回転自在に外挿
されている。連接棒２４の近傍にはカム板２７が水平面
内において回動自在に軸支されており、カム板２７は第
１カム面２８がカムホロー２５に当接されている。カム
板２７の近傍にはガイドバー３０が左右方向に敷設され
ており、ガイドバー３０にはスライダ３１が左右方向に
摺動自在に嵌合されている。ガイドバー３０の左端部と
スライダ３！との間にはスプリング３２がスラ・イダ３
１を左方に常時付勢するように張設されており、スライ
ダ３１の右端には打撃部材３３が前記第１固定電極２１
の片脇に臨むように配されて固着されている。スライダ
３１には連接棒３４の上端部が回動自在に連結されてお
り、連接＄ｌ！３３の下端部はブラケット２６に回動自
在に支持されている。連接棒２４の上端部には第２カム
ホロー３５が回転自在に外嵌されており、カムホロー３
５は前記カム板２７の第２カム面２９に当接されている
。

前板］、ＩＡと後板１１Ｂとの間にはガイドレール３６
が隔壁６と平行に配されて架設されており、ガイドレー
ル３６にはスライダ３７が前後方向に摺動自在に外嵌さ
れている。スライダ３７には取付板３８が略直角に配さ
れて固着されており、取付板３８の左端にはガイドロー
ラ３９が回転自在に軸支されている。隔壁６にはガイド
溝４０が前後方向に長（開設されており、ガイド溝４０
にはガイドローラ３９が前後方向に転勤自在に嵌入され
ている。取付板３８には一対の支軸４１．４２が前記固
定電極２１．２２にそれぞれ対向するように左右に配さ
れて、前後方向に摺動自在に支持されており、両支軸４
１．４２の前端には略円盤形状に形成された接点部材４
３．４４が同心的にそれぞれ配されて固着されている。

両支軸４１．４２にはスプリング４５．４６が接点部材
を前方に常時付勢するようにそれぞれ外挿されており、
両支軸４１．４２はリード線（図示せず）を介して前記
変圧器にそれぞれ電気的に接続されている。

機械室６の下部には減速機構付モータ４７が上向きに設
備されており、モータ４７の減速軸４８は取付板３　ｓ
のヒンジ部５０にクランク機構４９を介して連結されて
いる。したがって、取付板３８に取り付けられた両接点
部材４３．４４はモータ４７によって進退駆動される第
１可９Ｊ電極５１および第２可動電極５２をそれぞれ実
質的に構成している。

隔壁６の機械室側面にはガイドレール５３がガイド溝４
０に沿って敷設されており、ガイドレール５３にはスラ
イダ５４が前後方向に摺動自在に嵌入されている。スラ
イダ５４の後端とガイドレール５３との間にはスプリン
グ５５がスライダ５４を前方に常時付勢するように張設
されており、スライダ５４の後端には係合部片５６が取
付板３８に係合し得るように突設されている。スライダ
５４の前端にはカム板５７がそのカム面が前記第１連接
棒２４のカムホロー２５に当接するように配されて突設
されており、したがって、スライダ５４は取付板３８と
係合部片５６を介して連動することにより、連接棒２４
をカム板５７により揺動させて前記第１スライダ１５を
左方に移動させるようになっている。また、ガイド溝４
０の後端位置にはリミットスイッチ５８が設置されてお
り、このスイッチ５８は取付板３８が接衝したときにコ
ントローラを介してモータ４７に対する通電を遮断する
ように構成されている。

なお、５９は固定電極２１．２２の真下に設備されてい
るホッパで、固定電極から落下して来る残渣を受けてト
レー３に収容させるように構成されている。６０は第２
挿入口８の前面下端に突設されている係合部材で、ｖｉ
ｌｉｌ液セットにおけるびん針を係合し得るように構成
されている。６１は電源スィッチ、６２はスタートスイ
ッチ、６３は電源ランプ、６４はスタートランプ、６５
はストップランプである。

次に作用を説明する。

電源スイ、チロ１が投入された後、第３図に示されてい
るように、注射器６６に装着されたままの状態で処理し
ようとする注射針６７が挿入ロアの拡大部７ａに針先か
ら基端のフランジ部６８まで挿入されるとともに、挿入
ロアの下端部へ押し下げられる。挿入された注射針６７
は互いに当接し合う保持部材１３．１６間に挟持される
とともに、針支え１８により保持される。また、注射器
６６が押し下げられると、フランジ部６８が挿入ロアの
裏面開口縁に形成された傾斜面部７ｂに沿って摺動する
ため、注射針６７は注射器６６から引き抜かれることに
なる。

スタートスイッチ６２が投入されると、コントローラを
介して通電状態となり、減速機構付モータ４７が作動さ
れ、取付板３８がクランク機構４９を介してガイドレー
ル３６．４０に沿って前進される。前進に伴って、接点
部材４３が前記保持部材１３．１６間に保持されている
注射針６６の先端にスプリング４５を圧縮させつつ押接
される。

このとき、保持部材１３．１６が構成する固定電極２１
と、接点部材４３が構成する可動電極５１とに電気が供
給されているため、両電極２１と５１とに接触して電気
的に短絡させた注射針６７はその電気抵抗により焼損さ
れる。焼損された注射針６７は短くなるが、第４図に示
されているように、可動電極５１がモータ４７の駆動に
より強制的に前進されるため、接触は維持される。

注射針６７が完全に焼失されると、取付板３８がクラン
ク機構４９により後退される。　ｌ＆退に伴って、取付
板３８が係合部片５６に係合すると、スライダ５３が後
退される。その結果、カム板５７が後退されることによ
り、カムホロー２５が左方に移動されるため、連接棒２
４を介して第１スライダ１５が左方に移動される。この
スライダ１５の左動により、可動側保持部材１６が固定
側保持部材Ｉ４から離反されるため、処理済みの残渣注
射針は自重により落下し、ホッパ５９を経てトレー３に
収容される。

ここで、残渣注射針が保持部材１３．１６に焼き付いた
場合には、つまみを右方に移動させる。

これにより、打撃部材３３が注射針を打撃するとともに
、可動側保持部材１６がスライダ１５を介して固定側保
持部材１３から離反されるため、焼き付いた注射針は強
制的に落下される。すなわち、つまみの右動により、第
２スライダ３１が右動されると、第２連接棒３４−第２
カムホロー３５→第２カム板２７−第１カムホロー２５
＝第１連接棒２４を経由してスライダ１５が左動される
。

他方、取付板３８は所定位置まで後退すると、リミット
スイッチ５８に接衝するため、コントローラを介して通
電が遮断され、減速機構付モータ４７が停止されるとと
もに、両電極２１．５１への通電が遮断される。同時に
ストップランプ６５が点灯され、注射針６７の処理が終
了したことを作業者に知らせる。

ちなみにインシュリン注射器（図示せず）を処理する場
合、注射筒は第１挿入ロアに挿入されると、筒ガイド２
０によって案内されて支持される。

また、輸液セットにおける注射針（図示せず）を処理す
る場合、注射針は第２挿入口８に挿入され、容器部は係
合部により保持される。

なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、
その要旨を逸脱しない範囲において、種々変更可能であ
ることはいうまでもない。

例えば、固定電極および可動電極は一対２組設けるに限
らず、１組または３組以上設けてもよい。

モータの回転を直線運動に変換する機構はクランク機構
を使用するに限らない。

処理する針は注射針に限らず、縫い針等でもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、針を挿入するだ
けで自動的に焼失処理することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例である針処理装置の内部構造
を示す斜視図、第２図はその外観斜視図、第３図および
第４図はその作用を説明するための各側面断面図である
。ｌ・・・本体、２・・・残渣収容箱、３・・・トレー、
４・・・ハウジング、５Ａ・・・電気室、５Ｂ・・・機
械室、６・・・隔壁、７．８・・・針挿入口、７ａ、８
ａ・・・拡大部、７ｂ、・・・傾斜面部、９・・・ガイ
ド孔、１０・・・操作つまみ、ＩＩＡ・・・前板、ＩＩ
Ｂ・・・後板、１２・・・ターミナル、１３．１４・・
・固定側保持部材、１５・・・スライド板、１６．１７
・・・可動側保持部材、Ｉ８．１９・・・針支え、２０
・・・インシュリン注射筒ガイド、２１．２２・・・固
定電極、２３・・・スプリング、２４・・・連接棒、２
５・・・カムホロー、２６・・・ブラケット、２７・・
・カム板、２８・・・第１カム面、２９・・・第２カム
面、３０・・・ガイドバー、３１・・・スライダ、３２
・・・スプリング、３３・・・打撃部材、３４・・・連
接棒、３５・・・カムホロー、３６・・・ガイドレール
、３７・・・スライダ、３８・・・取付板、３９・・・
ガイドローラ、４０・・・ガイド溝、４１４２・・・支
軸、４３．４４・・・接点部材、４５．４６・・・スプ
リング、４７・・・減速機構付モーフ、４８・・・減速
軸、４９・・・クランク機構、５０・・・ヒンジ部、５
１．５２・・・可動電極、５３・・・ガイドレール、５
４・・・スライダ、５５・・・スプリング、５６・・・
係合部片、５７・・・カム板、５８・・・リミットスイ
ッチ、５９・・・ホッパ、６０・・・・係合部材、６１
・・・電源スィッチ、６２・・・スタートスイッチ、６
３・・・電源ランプ、６４・・・スタートランプ、６５
・・・ストップランプ、６６・・・注射器、６７・・・
注射針、６８・・・フランジ部。代理人　弁理士　　　梶　　原　　辰　　也第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）互いに離間した一対の電極と、この電極間に電力
を供給する給電手段とを備え、前記電極間に針を架橋さ
せて接触させることにより、この針を焼損させる針処理
装置において、前記一対の電極が相対的に接近かつ離反
するように構成されていることを特徴とする針処理装置
。