JPS62227346A

JPS62227346A - 医療用管ストツパ装置

Info

Publication number: JPS62227346A
Application number: JP7023086A
Authority: JP
Inventors: 坂下　清登志
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1986-03-28
Filing date: 1986-03-28
Publication date: 1987-10-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】本発明は、トラカール等の体壁より体腔内に挿入される
医療用管の挿入深さを制御できると共に、前記医療用管
を体壁に対して傾動可能にする医療用管ストッパ装置に
関する。［従来の技術と発明が解決しようとする問題点］近年、
体表面からの切開を必要とすることなく、口腔等から挿
入可能な軟性内視鏡や、例えば体表面に小さな穿刺孔を
形成し、この穿刺孔より体腔内に挿入し、体腔内の臓器
等を診断したり、必要に応じて処置具を用いて治療処置
のできる硬性内視鏡が広く用いられるようになった。腹部？ｄＪ察用の腹腔鏡等の硬性内視鏡では、体腔内観
察や体腔内の処置を行なうにあたり、トラカ−ルを体腔
内に穿刺して腹腔鏡挿入用の穿刺孔を形成する必要があ
り、この穿刺孔形成時にかなり大きな力が必要である。そのため、体壁を貫通するのみならず、深く刺入しすぎ
て体腔内臓器にまでトラカール内針が達してしまうおそ
れがある。また、体腔内の観察や処置を行なう際には、体表面にト
ラカール外套管を刺し込んだ状態で、このトラカール外
套管内の貫通孔を通して、光学視管や鉗子等を体腔内に
導くことになる。一般に、トラカール外套管には、水漏
れや空気漏れを防止づるために、手元側の挿入口に、ト
ラカール外套管内を挿通される光学視管や鉗子等に密着
するような、ゴム栓やＯリング等が設けられている。そ
のため、前記光学視管や鉗子等をトラカール外套管内に
挿入して行くとき、この光学視管や鉗子等のｖＪきに追
随して、トラカール外套管自体も体腔内側に移動してし
まうことがある。また、体腔内を腹腔鏡や鉗子等を用いて処置する場合、
体表面の２ケ所にトラカールを穿刺して、一方のトラカ
ール外套管には光学視管を、他方のトラカール外套管に
は鉗子等を挿通して、光学視管の直視下にて鉗子等を用
いて処置することが広く行なわれている。このとき、光
学視管や鉗子等の動きに追随して、トラカール外套管が
体壁に対して移動してしまい、適正な処置操作が困難に
なることがある。そのため、トラカール外套管の移動を
防止するため、術者自身または助手がトラカール外套管
を握っている必要があった。これらの問題点を解決するために、例えば米国特許第３
．６１３．６８４号明ｌ１り書にはトラカールの刺入深
さを制限する技術が、また、例えば米国特許第３，０３
９，４６８号明細書にはトラカール外套管の移動を防止
する技術が開示されている。上記従来例では、トラカールやカニユーレ等の挿入深さ
を制限するフランジ部材が円板状であり、体壁に対して
垂直にトラカール等を保持するには都合が良い。しかし
ながら、体腔内のＷ寮や処置において、例えば子宮、肝
臓等をくまなく観察したり処置しようと１６場合には、
光学視管や鉗子等を体壁に対して傾けなくてはならず、
これに伴ってトラカール外套管等も傾動作させなければ
ならないが、このときトラカール外套管等を保持するフ
ランジ部材が円板状であると、極めて傾動させにくいと
いう問題点がある。［発明の目的］本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、体
壁より体腔内に挿入される医療用管の挿入深さを制御で
きると共に、前記医療用管を体壁に対して傾動可能にす
る医療用管ストッパ装置を提供することを目的としてい
る。［問題点を解決するだめの手段及び作用１本発明による
医療用管ストッパ装置は、体壁より体腔内に挿入される
医療用管に着脱自在に装着固定される本体部と、前記体
壁に当接することにより前記医療用管の挿入深さを制限
するストッパ部とを有し、前記ストッパ部が前記体壁に
当接した状態において前記医療用管の前記体壁に対する
少なくとも一方向の傾動を可能にする傾動手段が設けら
れたものである。本発明による医療用管ス］・ツバ装置は、１〜ラカール
外套管、シースあるいはカニユーレ等の医療用管に本体
部によって装着固定され、ストッパ部が体壁に当接する
ことにより前記医療用管の挿入深さをυ１限する。前記
本体部が医療用管に着脱自在に装着固定されるので、医
療用管に対する本体部の回定位置を変えることにより、
医療用管の挿入深さを任意に設定することができる。また、傾動手段により、前記体壁に当接した状態におい
て医療用管を体壁に対して傾動させることができる。し実施例］以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図ないし第３図は本発明の第１実施例に係り、第１
図はトラカールに医療用管ストッパ装置を装着した状態
を示す部分断面正面図、第２図は第１図のＩ−Ｉ！断面
図、第３図は医療用管ストッパ装置の使用状態の説明図
である。本実施例の医療用管ストッパ装置１は、トラカ−ル外套
管りａ内にトラカール内針２ｂを挿通して成るトラカー
ル２等の医療用管に着脱自在に装着固定される本体部３
と、この本体部３の前端部に接合されたストッパ部４と
から構成されている。前記本体部３は、内側に前記トラカール外套管２ａ等が
挿通される保持部５を有し、この保持部５に前記トラカ
ール外套管２ａ等を導入するための切欠ぎ部６が一側に
形成された肉厚で偏平な円筒状の本体７と、この本体７
内に設けられ、前記保持部５に挿通されたトラカール外
套管２ａｆ、を抑圧し、前記本体７の内周面と共働して
これを固定ゴる固定部材８と、この固定部材８を移動さ
けるねじ部材９とから構成されている。前記ねじ部材９
は、前記本体７の一端部に形成された雌ねじ部１０に螺
合して、この本体７を貫通する軸部１１と、この軸部１
１の外側端部に設けられた把持部１２と、前記軸部１１
の内側端部に連設された、軸部１１より小径で先端側に
ねじが螺刻された取付部１３とから構成されている。そして、前記固定部材８は、前記ねじ部材９の取（４部
１３にナツト１４によって、固定部４１８に対してねじ
部材９が回動可能に取付けられている。そして、前記把持部１２を把持してねじ部材９を回動さ
せることににす、ねじ部材９及び固定部材８を第２図に
おいて上下方向に移動できるようになっている。また、前記固定部材８及び本体７の内周面の前記トラカ
ール外套等２ａ等が当接する部位には、ゴム等の弾性体
１５が接合されている。一方、前記ストッパ部４は、細長な板状に形成され、そ
の長さ方向が前記ねじ部材９の軸方向と一致するように
前記本体７の前端部に接合されていると共に、前記本体
７の切欠き部６に連続する切欠き部１６が形成されてい
る。次に、以上の構成による実施例の作用について説明する
。医療用管ストッパ装置１を例えばトラカール外套管２ａ
に装７ｊづるには、まず前記ねじ部材９を回動させて、
このねじ部材９及びこれに接続された固定部材８を第２
図における上方向へ移動させる。次いで、本体７及びス
トッパ部４の切欠き部６．１６より前記トラカール外套
管２８等を本体部３の保持部５に導入する。そして、前
記ねじ部材９を回動させて、このねじ部材９及びこれに
接続された固定部材８を第２図における下方向へ移動さ
せ、固定部材８及び本体７の内周面によって前記トラカ
ール外套管２ａ等を保持固定する。これにより、医療用
管ストッパ装置１は、トラカール２を体壁に刺入する際
に、トラカール２の軸方向に移動することがない。従っ
て、前記ストッパ部４が体壁に当接することによりトラ
カール２の挿入深さを制限することができるので、トラ
カール穿刺時に、トラカール２を刺し込みすぎて体腔内
臓器を傷つけることなく安全にトラカール穿刺を行なう
ことができる。また、前記本体部３は、トラカール外套管２ａに着脱自
在であるので、医療用管ストッパ装Ｖ１１のトラカール
外套管２ａに対する取付位置を変えることにより、前記
トラカール２の挿入深さを任意に設定することができる
。また、第３図に示されるように、トラカール穿刺後、ト
ラカール外套管２ａを体壁１７に刺入した状態で、トラ
カール内針２ｂｌ〜ラカール外套管２ａより脱法し、代
りに鉗子１８？７をトラカール外套管２ａに挿通して、
鉗子１８等を体腔１９内に導入する場合や、トラカール
穿刺ににり形成された穿刺孔にシース２０を挿通し、こ
のシース２０を介して腹腔鏡２１等を体腔１９内に尋人
する場合等において、前記トラカール外套管２ａや前記
シース２０に前記医療用管ストッパ装置１を装着固定す
ることにより、前記トラカール外套管２ａやシース２０
の深さ方向の移動が防止されるため、術者または助手が
トラカール外套管２ａやシース２０を握っている必要が
なく、腹腔鏡２１直祝下における体腔１９内処置等が容
易になる。また、前記ストッパ部４は、細長の板状に形成されてい
るので、このストッパ部４が前記体壁１７に当接した状
態において、このストッパ部４の長さ方向に直交する方
向に前記鉗子１８、腹腔鏡２１等を傾動させることがで
き、体腔１９内の硯察や処置が容易になる。また、前記本体部３は、トラカール外套管２ａ、シース
２０等に着脱自在であるため、トラカール外套管２ａや
シース２０等を体壁１７に挿通した状態において、医療
用管ストッパ装置１０着脱及びトラカール外套管２ａや
シース２０等の挿入深さの調節を容易に行なうことがで
きる。第４図及び第５図は本発明の第２実施例に係り、第４図
は医療用管ストッパ装δの正面図、第５図は第４図の■
−■線断面図である。本実施例は、第１実施例と同様に構成された本体部３の
前端部に接合されたストッパ部３１が朝長な円柱状に形
成されたものである。前記ストッパ部３１が円柱状に形成されているので、ｉ
・ラカール外套管等の医療用管の傾動をより円滑に行な
うことができる。また、このストッパ部３１の内部を中
空にすることにより、医療用管ストッパ装置１を軽恒化
することができる。また、本実施例では、ねじ部材９の軸部１１の本体７外
側にナツト３２が螺着されており、このナツト３２によ
ってねじ部材９及び固定部材８の移ｆＪＩＨｉを調節す
ることができるようになっている。これにより、トラカール外套管等の医療用管を締め（＝
ｊりすぎることによるトラカール外套管等の医療用管の
変形や破損を防止することができる。（の他の作用及び効果は１１実施例と同様である。なお、ストッパ部の形状は細長な板状や細長な円柱状に
限定されず、例えば細長な角柱状であっても良い。第６図及び第７図は本発明の第３実施例に係り、第６図
は医療用管ストッパ装置の正面図、第７図は第６図の■
−■線断面図である。本実施例は、第１実施例と同様に構成された本体部３の
前端部に接合されたストッパ部３３が、第１実施例にお
【プるストッパ部４と略同形状に形成された硬性部３４
と、この硬性部３４の両側に接合された屈曲自在な軟性
部３５とにより全体が円板状に形成されたものである。前記硬性部３４は金属や硬性の樹脂等より成り、一方前
記軟性部３５はゴム、ビニール、シリコンあるいは軟性
の樹脂等より成っている。本実施例で番よ、前記軟性部３５が屈曲自在なので、前
記硬性部３４の長さ方向に直交する方向に医療用管を傾
動させることができると共に、ストッパ部３３の面積が
大きくなるので、より安全確実に医療用管の挿入しすぎ
等を防止することができる。その他の作用及び効果は第１実施例と同様である。第８図は本発明の第４実施例の医療用管ストッパ装置の
断面図である。本実施例は、第１実施例と同様に構成された本体部３の
前端部に接合されたストッパ部３６が、中心側に硬性部
３７、外周側に屈曲自在な軟性部、　　３８が同心円状
に設けられた円板状に形成されたものである。本実施例では、ストッパ部３６の外周側の軟性部３８が
屈曲自在なので、全方向に対して医療用管を傾動させる
ことができる。その他の作用及び効果は第１実施例と同様である。第９図は本発明の第５実施例の医療用管ストッパ装置の
断面図である。本実施例は、第１実施例と同様に構成された本体部３の
前端部に接合されたストッパ部３９が、中心側に屈曲自
在な軟性部４０、外周側に硬性部４１が同心円状に設け
られた円板状に形成されたものである。一木実施例では、ストッパ部３９が、軟性部４０ににす
、本体部３に対して傾動可能に接合されているので、全
方向に対して医療用管を傾動させることができる。その他の作用及び効果は第１実施例と同様である。なお、第２実施例ないし第５実施例において、ストッパ
部に医療用管を導入するだめの切欠き部が設けられてい
ることは言うまでもない。なお、前記本体部３を医療用管に固定づる方法は上記実
施例に限定されず、例えば、医療用管を弾性的に保持す
るようにして固定しても良い。また、上記実施例では、医療用管としてトラカール及び
シースの例を示したが、医療用管は、例えば硬性内視鏡
自体であっても良い。また、ストッパ部の形状等は上記実施例に限定されず、
例えば本体部３より放射状に延出された複数の脚体によ
って構成されていても良い。［発明の効果］以上説明したように本発明によれば、体壁より体腔内に
挿入される医療用管の挿入深さを制御できると共に、前
記医療用管を体壁に対して傾動可能にすることができる
という効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明の第１実施例に係り、第１
図はトラカールに医療用管ストッパ装置を装置した状態
を示１゛部分断面正面図、第２図は第１図のＩ−Ｉ線断
面図、第３図は医療用管ストッパ装置の使用状態の説明
図、第４図及び第５図は本発明の第２実施例に係り、第
４図は医療用管ストッパ装置の正面図、第５図は第４図
のＩＩ−Ｉ線断面図、第６図及び第７図は本発明の第３
実旅例に係り、第６図は医療用管ストッパ装置の正面図
、第７図は第６図のＩ［ｌ−１１１線断面図、第８図は
本発明の第４実施例の医療用管ストッパ装置の断面図、
第９図は本発明の第５実施例の医療用管ストッパ装置の
断面図である。１・・・医療用管ス］・ツバ装置２・・・トラカール　　　２ａ・・・トラカール外套管
３・・・本体部　　　　　４・・・スｌ〜ツバ部５・・
・保持部　　　　　Ｃ１０，１６・・・切欠き部７・・
・本体　　　　　　８・・・固定部材９・・・ねじ部材
　　　　１５・・・弾性体１８・・・鉗子　　　　　２
０・・・シース２１・・・腹腔鏡３１．３３．３６．３９・・・ストッパ部３４．３７．
４１・・・硬性部３５．３８．４０・・・軟性部第２図第８図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）体壁より体腔内に挿入される医療用管に着脱自在
に装着固定される本体部と、前記体壁に当接することに
より前記医療用管の挿入深さを制限するストッパ部とを
有し、前記ストッパ部が前記体壁に当接した状態におい
て前記医療用管の前記体壁に対する少なくとも一方向の
傾動を可能にする傾動手段が設けられたことを特徴とす
る医療用管ストッパ装置。
（２）前記傾動手段は、前記ストッパ部がその長さ方向
と直交する方向に前記医療用管を傾動可能にするように
細長に形成されて成ることを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載の医療用管ストッパ装置。
（３）前記傾動手段は、前記ストッパ部の少なくとも一
部が屈曲自在に形成されて成ることを特徴とする特許請
求の範囲１項記載の医療用管ストッパ装置。
（４）前記傾動手段は、前記ストッパ部が前記本体部に
対して傾動可能に接合されて成ることを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の医療用管ストッパ装置。