JPS62226951A - 3−ハロビニルグリシン抗菌剤 - Google Patents

3−ハロビニルグリシン抗菌剤

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JPS62226951A
JPS62226951A JP62060277A JP6027787A JPS62226951A JP S62226951 A JPS62226951 A JP S62226951A JP 62060277 A JP62060277 A JP 62060277A JP 6027787 A JP6027787 A JP 6027787A JP S62226951 A JPS62226951 A JP S62226951A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗菌活性を示す新規の3−ハロビニルグリシン
及びそのアミノ酸ジペプチド及びオリゴペプチドに関す
る。
アラニンラセマーゼは細菌に独特に存在するピリドキサ
ールを要求する酵素であって細菌細胞壁のD−アラニン
成分の生合成に必須であり、これが新規で有効な抗菌剤
としての特異な阻害剤の計画の主要な標的である。一般
に、そのような阻害剤の効力は細菌細胞質への有効な輸
送に影響を及ぼし、抗菌活性と関連することができる。
公知のアラニンラセマーゼの阻害剤にはサイクロセリン
、1−アミノエチルホスホン酸、及び特に活性部位を指
向する(殺菌型)不可逆的阻害剤であるβ置換アラニン
が含まれる。最近の文献については、ニューハウス・エ
フ・シー(Neuhaus 、 F 。
C,)及びヘームス・ダブリュー・ビー(Hammes
、W。
P、)、ファーマコル・チル(Pharmacol 、
Ther、)1981年、14巻、265〜319ペー
ジ、ウオルシュ・シー・テI −(Walsh、C,T
、) 、テトラヘドロン(Tetrahedron) 
 L 982年、38巻、871〜909ページ、及び
ウオルシュ・シー・ティー・アニュアル・レビュー・オ
ブ・バイオケミストリ=(Ann、Rev、of、Bi
ochemistry) 1984年、53巻、493
〜535ページを参照。β置換アラニンによる阻害は高
い分配比(約800)、すなわち不可逆的に不活性化さ
れた酵素に導かれる各致死反応毎に800回の阻害剤か
らピルビン酸への変換と活性酵素の再構成によって特徴
付けられる。ワン・イー(Wang E、)及びウオル
シュ・1978年、17巻、1313〜1321ページ
参照。
3−ハロビニルグリシンも、またアラニンラセマーゼの
不可逆的阻害剤であり、又そのように細菌細胞壁生合成
を阻害する。その上、それらは低い分配比(D−3−ク
ロロビニルグリジンの分配比は約1)を示し、β置換ア
ラニンに比較してより大きい致死効果を持つことを示し
ている。
文献では、新規化合物について不断に酵素阻害剤として
の可能性が精査されており、例えばラセミ性3−クロロ
ビニルグリジン又は2−アミノ−3−クロロ−3−ブテ
ン酸がセリンからシスクチオニンの合成におけるシスタ
チオニン合成酵素の(八rchives  of  B
iochemistry  and  Biophys
ics)  、213巻、隘2.2月、695〜707
ページ、1982年に記述されている。しかしながら、
光学的活性異性体又はそれらのアラニンラセマーゼ阻害
剤としての活性については論じられていない。
抗菌剤の分野においては、新規化合物及び新しい種類の
化学薬剤についてより有効、より広範囲の抗菌スペクト
ルを持ち、且つより副作用の少い抗菌剤を得るための絶
えざる研究が成されている。
特に望まれ、又本発明の目的でもあるものは、感染性ダ
ラム陽性及び種々のダラム陰性菌に対して特に有効な新
しい種類の抗菌剤である。
3−ハロビニルグリシンはアラニンラセマーゼの有効な
阻害剤であり、又それら及び特にそれらのアミノ酸結合
体は特にダラム陽性菌及び種々のダラム陰性菌に対して
抗菌活性を示す。
本発明により、次の式 %式% (式中、Xはハロゲン(特にF、(1/又はBr) 、
R’はHであり、R2はH又はα−アミノ酸アシル基又
はジペプチドアシル基から選ばれる。)の抗菌活性を持
つ化合物が提供される。ここで使用するα−アミノ酸ア
シル基又はジペプチドアシル基なる用語は、細菌細胞壁
の中、又は細胞壁を通過する化合物の輸送を増強し、か
くして化合物の抗菌活性を増強するα−アミノ酸又は二
つのアミノ酸のジペプチドから誘導されるアシル基を意
味する。
好ましい基はノルバリル(2−アミノ−n−ペンタノイ
ル)基、ノルロイシル(2−アミノ−n−ヘキサノイル
)基、メチオニル基、バリル基、ロイシル基、2−アミ
ノ−n−ブタノイル基、アルギニル基、リジル基、フェ
ニルアラニル基、セリル基、トリプトファニル基、3−
フルオロビニルグリシル基、3−クロロビニルグリシル
基、フルバIJ ルーノルバリル基、メチオニル−ノル
バリル基、ノルロイシル−3−クロロビニルグリシル基
、並びにそれらのり、L立体異性体及びラセミ体を含み
、化合物がラセミ体の場合XはCI(X−CI)、R1
,RZは共にH(R’ =R” =H)の場合は除かれ
る。R,−H及びR2=Hの場合、双生イオン構造1a
が適用される。
C1(2χc −C)l−COO− X  +NI+3 更に次の弐 CH2=CCOC0OR’ X  NHR2 (式中、Xはハロゲン(特にF、α又はBr)、R1は
I(であり、R2はH又はα−アミノ酸アシル基又はジ
ペプチドアシル基から選ばれる。)の抗菌活性を持つ化
合物を含有する医薬組成物が提供される。好ましい基は
受容し得る医薬担体中のノルバリル基、ノルロイシル基
、メチオニル基、バリル基、ロイシル基、2−アミノ−
n−ブタノイル基、アルギニル基、リジル基、フェニル
アラニル基、セリル基、トリプトファニル基、3−フル
オロビニルグリシル基、3−クロロビニルグリシル基、
ノルバリル−ノルバリル基、メチオニル−ノルバリル基
、ノルロイシル−3−クロロビニルグリシル基、並びに
それらのり、L立体異性体及びラセミ体である。
又、本発明の医薬組成物の治療的有効量を単独又はサイ
クロセリン(ベンチジトン)、ホスホマイシン、又はア
ンピンリン、セファレキシン、セフオキシチン、ノルロ
シル及びイミペネムのようなβ−ラクタム抗菌剤と組み
合わせて哺乳動物患者に投与する段階から成る細菌感染
(特にグラム陽性菌感染)を治療する方法が提供される
上記の構造式■は、ハロゲン置換基であるXは、フルオ
ロ基、クロロ基、ブロモ基、ヨード基から選ばれる3−
ハロ置換基を含む。好ましいハロゲン置換基はフル18
口基又はクロロ基であり、より好ましくはクロロ基であ
る。
R’ は水素である。
R2は、構造式■のα−アミノ基上の置換基であり、水
素、α−アミノ酸アシル基又はジペプチドアシル基から
選ばれる。代表的な例はノルバリル基、ノルロイシル基
、メチオニル基、バリル基、ロイシル基、2−アミノ−
n−ブタノイル基、アルギニル基、リジル基、フェニル
アラニル基、セシル基、3−クロロビニルグリシル基、
ノルバリル−ノルバリル基、メチオニル−ノルバリル基
、ノルロイシル−3−クロロビニルグリシル基など、並
びにそれらのり、L立体異性体及びラセミ体である。構
造式■の好ましいR2置換基はノルバリル基及び3−ク
ロロビニルグリシル基であり、特に好ましいのはL−ノ
ルバリル基である。
構造式Iの立体化学はα位の不斉炭素原子の存在により
生じ、不斉炭素原子は構造式中に*印で表示している。
これにより、化合物はD又はL体若しくはラセミ体とし
て存在することができる。
構造式■の化合物の好ましい立体化学的配置は、R2が
Hでない場合り体である。R2が■]の場合、9体が好
ましい。
ラセミ体の場合、Xがクロロ基、R1,R2が共に水素
である(R’ =R2−水素)構造は、特に構造式■で
表される化合物の範囲がらは除外される。
式Iの異なる種類の化合物、それらの立体異性体及びラ
セミ体の混合物は本発明の範囲に含まれる。
構造式Iの範囲に含まれる化合物の代表例はD−3−フ
ルオロビニルグリジン、L−3−クロロビニルグリシン
、L −3−フルオロビニルグリシン、DL−3−フル
オロビニルグリジン、D−3−クロロビニルグリシン、
D−3,−ブロモビニルグリシン、L−ノルバリル−D
、L−3−フルオロビニルグリシン、L−ノルバリル−
L−3−フルオロビニルグリシン、L−ノルバリル−D
−3−フルオロビニルグリシン、L−ノルバリル−D。
L−3−クロロビニルグリシン、L−ノルバリル−L−
3−クロロビニルグリジン、L−ノルバリル−D−3−
クロロビニルグリシン、L−3−クロロビニルグリシル
−し−3−クロロビニルグリシン、L−メチオニル−L
−3−クロロビニルグリジンなどである。構造式■に含
まれる好ましい化合物はノルバリルクロロビニルグリシ
ン化合物であり、特に好ましいのはL−ノルバリル−L
−クロロビニルグリジンである。
Xは特にクロロ基であり、Zはベンジルオキシカルボニ
ル基である式■の範囲に含まれる化合物を作る方法を次
工程図■に示す。
工程図■ 3−クロロビニルグリシンの合成 CH2CHzSeφ CH,CH2 α−Cα−C D、  L及びDL−3−クロロビニルグリシルエ(工
程図I)は相当するN−ベンジルオキシカルボニルビニ
ルグリシンメチルエステル上から合成することができ、
前記エステルはアフザリーアルダカニ・ニー(へfza
li−へrdakani、へ)及びラボポルト・エッチ
(Rapoport、 H)、ジャーナル・オブ・オル
ガニック・ケミストリー(J、Org、Chem) 1
980年、45巻、4817〜4820ページに記載の
公知の方法により、相当するり、L又はDL−メチオニ
ンより得ることができる。ハロゲン化ビニル官能基を導
入する方法は、ニス・ローチャー(S、Raucher
)、テトラヘドロン・レタース(Tetrahedro
n Lett、)  1977年、3909〜3912
ページに記載の単純な1−アルケンを2−ブロモ又は2
−クロロ−1−アルケンに変換ずる方法に基づく。上記
の二つの方法はこの特別な目的のための参考に合体する
上の二重結合を横断するフェニルセレネニルクロリドの
部分特異的な付加反応(φSe C1/ CHzcN 
0〜25°、2時間)により付加物又を好収率で得るこ
とができる。数段階の酸化工程(NalOn 。
H2O2,Off )オゾン化(C(j4.、−20 
”c ) ニより最も精製された結果が得られる。1当
量のピリジンを含む還流Cα4にオゾン化反応混合物(
ユを含む)を添加することにより、熱脱離が行われる。
熱分解生産物↓は脱保護してクロロビニルグリジンを塩
酸塩】として得ることができる。遊離のアミノ酸工はメ
タノール溶液をプロピレンオキシドで処理するか、又は
ダウエックス(Dowex)  50  (H“)によ
りイオン交換樹脂クロマトグラフを行い、3%ピリジン
水溶液で溶離することにより得ることができる。
1をO−二トロベンゼンセレネニルブロミドで同様に処
理し、l−41のように処理することによ”)D、L及
びDL3−ブロモビニルグリシンが得られる。
Xがフルオロ基である構造式Iの化合物を製造する方法
は次の工程図■の通りである。
工程図■ 3−フルオロビニルグリジンの合成 C1,C112 F −C−〉F −C 斐 C1(2 よ りR3−フルオロビニルグリシ7!(工程図■)はα、
β−不飽和アルデヒドをβ、T−不飽和不飽和 アノ5に変換するグリツジ−(Green 1ee)の
条件を利用するストレッカー(S trecker>反
応により、2−フルオロアクロレイ4工から25〜30
%の収率で得ることができる。バドラス・ジエ−(Bu
ddrus+J、)、ナーデル・エフ(Nerdel、
F、)、ヘンチェル・ピー(t+entschel、P
、)、クレー’7フーデイー(Klamman、 D、
)、テトラヘドロン・レタース、 1966年、537
9〜5383ページ、及びグリーンリー・ダブリュー・
ジェ−(Greenlee、W、J、) 、’; −w
−アル・オブ・オルガニック・ケミストリー、1984
年、49巻、2632〜2634ページを参照。
Lを4.4′−ジメトキシベンズヒドリルアミン(4−
A分子ふるい/CH2α2)と反応し、次いでトリメチ
ルシリルシアニドの付加を主に、1゜2形式で生起させ
、アミノニトリル主に導かれる。
6規定塩酸で加水分解(100°/2時間)するとアミ
ノ酸塩酸塩が得られ、これをダウエックス50(H”)
クロマトグラフと3%水性ピリジンで溶離することによ
り精製し、DL−3−フル第0ビニルグリジンエを収得
することができる。
工程図■ 上皇 )III HOf( ai 上上 工程図■はR2が水素以外(例えばR2がノルバリル基
)である構造式)の化合物の合成を示しており、これは
3−ハロビニルグリシン(塩酸塩又は遊離酸)をN−t
−ブチルオキシカルボニルノルバリン−N−ヒドロキシ
スクシンイミド1度と反応させ、次いで脱保護して所望
のペプチド生産物上上を得ることにより達成される。立
体化学はL−又はD−3−ハロビニルグリシン及びL−
又はD−ノルバリル化合物を使用することにより管理す
ることができ、最終分子中に所望の立体化学を得ること
ができる。
工程図■をD L−フルオロビニルグリシン(工程図H
の生産物)をそれぞれD−及びL−フルオロビニルグリ
シンへの変換を図示している。
工程図■ DL ;1 CF3COO−(L)    (DL)一→ L、L−
ジペプチド+L、D−ジペプチドυ′ 113N  “−C1l−COO− D−及びL−フルオロビニルグリジン(工程図■)はL
−ノルバリル−DL−フルオロビニルグリシン(工程図
■、XはF)を個#l7)L、 L−及びり。
D−ジペプチドにHP L C分離(プルパックス(Z
orbax) OD S 、水溶離)により得ることが
できる。これらの各々を加水分解(6規定Hα、100
°。
24時間)し、相当するし−又はD−フルオロビニルグ
リジンをシリカゲル上の調製用薄層クロマトグラフによ
りL−ノルバリンから分離することができる。他の標準
のペプチド生成工程を工程図■の工程を実施するのに利
用することができる。
R2成分のカルボキシル基は、例えばアジド、p−ニト
ロフェニルエステル、エチルカルボネートとの混合無水
物などとして予め活性化されているのが好ましく、R2
のアミノ基の保護は、tert −ブチルオキシカルボ
ニル基又はベンジルオキシカルボニル基が好ましい。
本発明(1)の化合物はR2がHの場合のアミノ官能基
及び官能基化されたR2を持つ■のある種の化合物のア
ミノ基について広範囲の医薬的に受容し得る塩を形成す
ることができる。そのような医薬的に受容し得る酸付加
塩はHα、HBr、クエン酸、酒石酸などのような有機
及び無機酸から得ることができる。
本発明の塩は適当な単位投与製剤形体中で活性成分とし
て使用することができる医薬的に受容し得る無毒の誘導
体である。又それらは他の薬剤と組み合わせて活性の広
範囲のスペクトルを持つ組成物を、作ることもできる。
本発明の新規化合物は種々のダラム陽性及びダラム陰性
病原菌に対して活性を有する有用な抗菌物質である。そ
れ故、遊離酸及び特にHC/、HBr、クエン酸、酒石
酸などのような有機及び無機酸から得られるその酸付加
塩は有用な殺菌剤であり、歯科及び医科設備から感受性
病原菌を除去するため、微生物を分離するため、及び人
間及び動物の治療用途のために使用することができる。
これらの塩は医薬的に受容し得る液体及び固体賦形剤と
組み合わせてピル、錠剤、カプセル、生薬、シロップ、
エリキシル等の単位投与形体とすることができ、それら
は、当該技術分野で公知の方法により製造することがで
きる。
新規化合物は種々のダラム陽性及びダラム陰性の細菌に
対して活性のある有用な抗生物質であり、従って人間及
び動物用医薬としての用途が見出される。それ故、本発
明の化合物はダラム陽性又はダラム陰性の細菌、例えば
、スタフィロコッカス9アウレウス(Staphylo
coccus aureus) 、ストレプトコッカス
1フエカリス(S trep tococcusムリウ
ム(Salmonella typhimurium)
及びプロテウス・ブルガリス(Proteus vul
garis)によって引き起こされる感染を治療する抗
菌剤として使用することができる。更に本発明の抗菌剤
は動物飼料への添加剤として、食糧を保存する目的又殺
菌剤として利用することができる。例えば、それらは水
性組成物中で、溶液100万部当り抗生物質0.1ない
し100部の濃度で歯科又は医科設備上の有害細菌の増
殖を阻止するために、又工業的用途としての殺菌剤、例
えば水性塗料及び製紙工程の白水中で有害細菌の増殖を
阻止するために使用することができる。
本発明の生産物は単独で若しくはサイクロセリン(ベン
チジドン)、ホスホマイシン、又はアンピンリン、セフ
ァレキシン、セフオキシチン、ノカルジシン及びイミペ
ネムのようなβ−ラクタムとの組合せで文種々の医薬製
剤中の活性成分として使用することができる。これらの
抗生物質及びそれらの相当する塩はカプセル形体又は錠
剤として、粉末又は溶液若しくは懸濁液又はエリキシル
として使用することができる。それらは経口、静脈内又
は筋肉内に投与することができる。
経口投与のための錠剤及びカプセルは単位投与形体とす
ることができ、結合剤例えばシロップ、アカシアゴム、
ゼラチン、ソルビトール、トラガカントゴム、又はポリ
ビニルピロリドン、希釈剤、例えば乳糖、砂糖、コーン
スターチ、リン酸カルシウム、ソルビトール又はグリシ
ン、滑沢剤、例えばステアリン酸マグネシウム、タルク
、ポリエチレングリコール、シリカ、崩壊剤、例えばポ
テトスターチ又はラウリル硫酸ソーダのような湿潤剤の
ような通常の賦形剤を含むことができる。錠剤は当該技
術分野で公知の方法によりコーティングすることができ
る。経口用液体製剤は水性又は油性懸濁液、溶液、エマ
ルジョン、シロップ、エリキシルなどとすることができ
、又は水は他の適当な賦形剤で再構成するために乾燥物
として提供することもできる。そのような液体製剤はソ
ルビトールシロップ、メチルセルロース、グリコース/
砂糖シロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース
、カルボキシメチルセルロース、ステアリン酸アルミニ
ウムゲルのような懸濁剤、アーモンド油、分画したココ
ナツツ油のような水素添加した食用油、油性エステル、
プロピレングリコール、又はエチルアルコール、p−ヒ
ドロキシ安息香酸メチル又はプロピル又はソルビン酸の
ような通常の添加剤を含むことができる。生薬は通常の
生薬用基剤、例えばココアバター又は他のグリセリドを
含むことができる。
注射用組成物はアンプルに入れた単位投与形体又は、防
腐剤を添加した多投与容′器として提供することができ
る。組成物は懸濁液、溶液、又は油性、又は水性賦形剤
中でのエマルジョンの形とすることができ、又は懸濁剤
、安定化剤及び/又は分散剤のような処方化剤を含むこ
とができる。代りに、活性成分又はその混合物を適当な
賦形剤、例えば無菌無パイロジエン水で再構成するため
に粉末の形体とすることができる。
又、組成物は鼻及び咽喉の粘膜又は気管支組織を通して
の吸収に適当な形体で製造することができ、又好便に粉
末又は液体スプレー又は吸入剤、ロゼンジ、咽喉塗布剤
の形体を取ることができる。
目又は耳へ投与するために液体又は半固体形体で個々の
カプセルとして提供することができ、又は点滴剤などと
して使用することができる。局所適用は、軟膏、クリー
ム、ローション、塗布剤、粉末等として疎水性又は親水
性基剤中に処方することができる。
又、担体の外に本組成物は、安定化剤、結合剤、抗酸化
剤、防腐剤、1滑沢剤、懸濁剤、増粘剤又は香味剤など
のような他の成分を含むこともできる。
更に抗菌活性のより広範囲のスペクトルを付与する他の
活性成分を組成物中に含ませることもできる。
動物用製剤として、組成物は例えば、長期持続性又は迅
速排泄性基剤中での乳腺用製剤として処方することもで
きる。
投与すべき量は治療を受ける患者の状態、及び患者の体
重、投与経路及び頻度に大きく、依存するが、一般的感
染には非経口投与が、消化管感染は経口投与が好ましい
。一般に毎日の経口投与は患者の体重kg当り活性成分
の約5ないし約600■を1日当り一回又はそれ以上投
与することから成る。成人の好ましい毎日の投与量は体
重kg当り活性成分約10ないし120nwの範囲にあ
る。
本発明の組成物は数種の単位投与形体、例えば、固体又
は液体の経口摂取可能な投与形体で投与することができ
る。単位投与当りの組成物は液体又は固体が0.5%な
いし99%の活性物質を含み、好ましい範囲は約10〜
60%である。一般に組成物は15■ないし約1500
■の活性成分を含むことができるが、しかしながら一般
に、約250■ないし1000nvの範囲の投与量を使
用するのが好ましい。非経口的投与では単位投与は、わ
ずかに酸性にした無菌水溶液又は溶液として使用する可
溶性粉末形体にある純粋化合物である。
CI+2 上 Cl1zSePh ClCl+ l−1 ■ アセトニトリル(IOW)中、ニー・アフザリーアルダ
カニ及びエッチ・ラボボルト、ジャーナル・オブ・オル
ガニック・ケミストリー 45巻、4817ページ、1
980年に記載の方法により製造した(D)−N−ベン
ジルオキシカルボニルビニルグリジンメチルエステル上
の2.55 g (10,2ミリモル)の溶液を、アセ
トニトリル(15The)中、98%純度のフェニルセ
レネニルクロリド(2,23g1.11.4ミリモル)
の攪拌している溶液に0〜5℃で15分間にわたって滴
下添加した。冷却浴を除き、混合物を1時間攪拌した。
次いで反応混合物を真空下で濃縮し、残留物をクロロホ
ルムと水の間で分配した。クロロホルム層を希重炭酸カ
リウム水溶液、次いで飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、tRK4 乾燥して3
−クロロ−4−フェニルセレネニル付加物2 (4,5
) gを得た。
tgc−シリカゲル、ヘキサン;酢酸エチJし4:1 
、Rt O,43;nmr  (CD17.)63.5
3(r−CI(z、β−CI()、3.80(S、 0
CI(:l) 、5.10(s、 Ph−CHz) 、
5.2(d 、α−CH)、5.5(d 、NH)、7
.30(S、バーCH2) 、7.5(m 、 Ph5
e)。
(L)形及び(D L)形の対応する付加物↓は、(L
)−N−ベンジルオキシカルボニルビニルグリシンメチ
ルエステル及び(DL)−N−ヘンシルオキシカルボニ
ルビニルグリシンメチルエステルを出発物質とする以外
同一の方法、上記ニー・アフザリーアルダカニ及びエッ
チ・ラボボルトの方法により製造した。
保持時間(t Rc)及びnmrスペクトル値は下記の
遺りである。
(L) 2. t12cmシリカゲル、ヘキサン:酢酸
エチル4 : 1、Rr −0,43;nmr (CD
(J、)δ3.53(m) 、3.80(s) 、5.
10(s) 、5.2(d)、5.5(d)、7.3(
s)、7.5(m)。
(D L)叢、tfic−シリカゲル、ヘキサン:酢酸
エチル4 : 1 、 Rf= 0.43 ; nmr
 (CDC13)63.53(m) 、3.130(s
) 、5.10(s) 、5.2(d)、5.5(d)
 、7.3(s)、7.5(m) 。
又、実施例1の方法においてビニルグリシン出発物質は
ウレタン形〔4−メトキシベンジルオキシカルボニル、
2−クロロベンジルオキシカルボニル、t−ブトキシカ
ルボニル〕、ホルミル基、トリフルオロアセチル基など
のようなアミノ酸化学で利用される他のアシル形保護基
によるN保護体とすることもできる。又、カルボキシル
基はアルキル(エチル、プロピル、L−ブチルなど)又
はアラルキル(ベンジル、4−メトキシベンジル、3.
4−ジメトキシヘンシル、ヘンズヒドリル)エステルと
して保護することもできる。
フェニルセレネニルクロリドの代りに2−13−1又は
4−二トロフェニル又は、2−13−3又は4−クロロ
フェニルセレ名ニルクロリドのような電子吸引性基を含
む他のアリールセレネニルクロリドを利用することもで
きる。
反応はクロロホルム、二塩化メチレン、酢酸エチル、テ
トラヒドロフラン及びジエチルエーテルのような二つの
反応体が少なくとも部分的に溶解するような不活性溶媒
中、−78°ないし40℃で10分ないし20時間、行
うことができる。
CH2SePh 蛮 CHzSe−Ph 警 I 主 Hz C ■ rI+ I ± 四塩化炭素(35TM)中実施例1からの付加物2(4
,5g)の攪拌している溶液を一25℃に冷却した。ウ
ェルスバソハ(Welsbach)オゾン発生器から発
生した酸素中オゾンを上記溶液中に一20℃で50分間
に亘って静かにバブリングし、次いでオゾンを窒素で置
き換えた。混合物を20℃に加温し、滴下ロートに移し
、四塩化炭素(50M)及びピリジン(0,93だ)の
攪拌し静かに還流している溶液に30分間に亘って滴下
添加した。更に1時間還流後混合物を冷却し、箱型炭酸
カリウム水溶液、希塩酸、飽和塩化ナトリウム水溶液で
洗浄し、硫酸ナト−リウム上で乾燥し、濃縮乾燥した。
残留物をシリカゲル(300g)上でクロマトグラフし
、ヘキサン:酢酸エチル4:1で溶離して743■の生
産物土に冨む分画を得た。再クロマトグラフして純粋な
↓(325ng)を得た。
tgc−シリカゲル、ヘキサン:酢酸メチル4:1、R
,=0.47iαD −39,4°(C=2.33 、
CH20H);nmr  (CDflJ:+) 63.
77(s、0CH3) 、5.07(d、 Cα−H)
 、5.10(S、印zph)、5.47((]、 d
 、 J=2.8、CH2=C) 、5.73(m、 
NH)  、7.27(s、 PhCH2);ms 、
M”  283 .285゜ (L)形及び(D、L)形の対応する化合物↓は、(L
)形又は(DL)形の出発材料を用い、実質的に、同一
方法で作られた。
(L)↓、αD+39.3° (C= 3.67 、C
H,0f()、tic 、ヘキサン:酢酸エチル4:1
.Rf−0、47; n、m、r(CDα3)63.7
7(s) 、5.07(d)、5.10(s) 、5.
47(d、 d)、5.73(m) 、7.27(s)
;ms、M” 287.285゜ (DL)↓、tlc1ヘキサン:酢酸エチル4:1、R
t −0,47; nmr (CD(J3)δ3.77
(s)、5.07(d) 、5.10(s) 、5.4
7(d、、d)、5.73(m)、7.27(s);m
s、 M’ 283.285゜オゾン化反応は二塩化メ
チレン、クロロホルム、1.2−ジクロロエタン、酢酸
エチルのような他の相溶性溶媒中で、−78℃〜0°の
温度範囲で実施した。
アリールセレノキシドを形成するために、オゾンの代り
に他の酸化剤を使用することができる。
これらには水性メタノール中退ヨーソ酸ナトリウム、水
性アセトン又は水性テトラヒドロフラン中過酸化水素、
二塩化メチレン、クロロホルム、又はテトラヒドロフラ
ン中m−クロロ過安息香酸が含まれる。
酸化セレン(オレフィン形成)反応はl、2−ジクロロ
エタン、テトラヒドロフラン、酢酸エチルのような四塩
化炭素以外の不活性溶媒中、60℃ないし、100℃、
好ましくは80°±10゜の温度で実施することができ
る。
実施例3 −(D)−3−クロロビニルグリシン塩酸塩1; ↓ CI□ IC H 工 6規定塩酸(13f11)中化合物↓(320■)の攪
拌している溶液を1時間にわたって攪拌しながら静かに
還流した。混合物を冷却し、クロロホルムで抽出した。
水相を活性炭で処理し、無色の濾液を濃縮乾燥した。残
留物を水に溶解し、再濃縮乾燥し、アセトンですりつぶ
して)を無色の結晶性固体物(154■、78%)とし
て得、m、p。
〉250°、αo  114° (C=]、80、H2
O)であった。
nmr (DzO)  δ4.8B(S、 Cα−1(
) 、5.7Hd、 d 。
J=3.6. CHz=C)、ms(TMS)、M” 
279.281;tj!c、シリカゲル、酢酸エチル:
n−プクノール:酢酸:水 1:1:1:1.Rr−0
,52゜元素分析ClH6NO2α、 lIc1として
計算計算値:C:27.93;H,4,10;N;8.
14゜実測値: C: 28.07 、 H14,12
;N;8.29゜(L)形及び(D、L)形の対応する
化合物lは実質的に同一方法で作られた。
(L) 5、m、p、 > 250°、αD+110”
(C= 1.80 、H2O) ;nmr (020)
64.88(s) 、5.17(d、 d 、 J=3
.6)、ms (TMS) 279.281゜tic−
シリカゲル、酢酸エチル:n−ブタノール:酢酸:水 
1:1:1:1、Rr=0.52;′ 元素分析C4H
6N0□HCIとして計算計算値:C127,93;H
14,10;N、 8.14実測値: c、 28.4
7 ;H,4,10;N、 8.31(DL)5、nm
r(020)δ4.88(s) 、5.7Hd、 d 
J=3.6)ms(TMS)M” 279.281;t
ic−シリカゲル、酢酸エチル:n−ブタノール:酢酸
:水 1:1:1:1、Rr−0,52゜ 遊離アミノ酸(D、L及びDL)6はメタノール(4諏
)中温酸塩5(100■)の溶液にプロピレンオキシド
(1m)を添加することにより得られ、20〜25℃に
1時間抜濃縮乾燥して白色固形残留物として工を得る。
又、保護基の除去は臭化水素を飽和した酢酸又はトリフ
ルオロ酢酸又は3〜6規定臭化水素水溶液に20°〜5
0°で1〜24時間保つことにより行われる。
H2 C 基 二塩化メチレン(1だ)中2−フルオロアク。
レインユ(ディー・ブトラス(J、Buddrus)、
エフ・ナーデル(F、Nerdel)、ビー・ヘンチェ
ル(P。
11entschel)、ディー・クラマン(D、KI
amman) 、5−トラヒドロン・レクース、537
9ページ、1966年に記載の方法で製造)の溶液を二
塩化メチレン(8Dl>中4.4′−ジメトキシベンズ
ヒドリンアミン(2゜025g、9.25ミリモル)の
攪拌している溶液に添加した。新しく粉砕した4A分子
ふるい(1,6g)を添加し、混合物を室温で1時間攪
拌した。トリメチルシリルシアニド(1,15g、11
.6ミリモル)を添加し、混合物を2.5時間攪拌した
。混合物を濾過し、濾液を濃縮乾燥して工を粘稠な黄色
油状物(3g)として得た(t # C−シリカゲル、
二塩化メチ1791%アセトン、R,=0.66)。
二塩化メチレンの代りに、クロロホルム、1゜2−ジク
ロロエタン、テトラヒドロフランのような他の適当な溶
媒、4.4′−ジメトキシヘンズヒドリルアミンの代り
にベンズヒドリル−又は3゜4−ジメトキシベンジルア
ミンのような他の酸水解可能なアミンを利用することが
できる。反応温度は0ないし40°、反応時間は1ない
し24時間の範囲にある。
(DL)−3−フルオロビニルグリシンエ C l ユ 6規定塩#(33だ)中化合物主(2,7g)の溶液を
2.5時間にわたって攪拌し静かに還流した。
混合物を冷却し、水を添加し、得られる混合物を二塩化
メチレンで抽出した。水層を活性炭で処理し、無色の濾
液を濃縮乾燥した。アセトンで磨砕してクリーム色固形
物(750■)を得た。7鍼の水を添加した一部分50
0■をダウエックス50Wx4 (H”サイクル)イオ
ン交換樹脂のカラム(2×12cITl)にかけた。水
(50(le)次いで水中3%ピリジン(3757m)
で溶離し、濃縮乾燥してフルオロビニルグリシン9(2
65■)を白色固形物とし、て得、tβC1酢酸エチル
:n−ブタノール:酢酸:水 1:1:0.5:0.5
、Rt = o、 38(単一スポット)であった。ア
セトン:水から再結して190■の透明な長斜方形板状
昆を得、m、p、 210° (分解)であった。
nmr (020)  δ4.50(d、 JllF=
26 、Cα−11) 、4.74(d、 d 、 J
II、=4、JHF=25、トランスC)1.CF)、
5.28(d、 d 、 JHo−4、JHF=8、シ
スC)l=cP)、ms(TMS)M” = 263゜ 元素分析、CaHbNOtFとして計算計算値:C,4
0,34;H2S、08゜N:11.76、F15.9
5゜ 実測値:C140,38; H,5,06;N: 11
.72 :F: 16.02゜他の脱保護の条件は酢酸
又はトリフルオロ酢酸中飽和臭化水素若しくは3〜6規
定臭化水素、20〜50℃陽1〜24時間を含む。
実施例6 ントリフルオロアセテート CI2 I( +10 圭 アセトニトリル(1,5TM)及び水(1,5篇)中(
1−)−N−t−ブチルオキシカルボニルノルバリンN
−ヒドロキシスクシンイミドエステル上立(100■)
(シー・ダブリュー・アンダージン(C9W、Ande
rson)、リュー・イー・ジンマーマン(J、E、Z
immerman)及びエフ・エム・カラハン(F、M
1839ページ、1964年に記載の方法により製造)
及び(L)3−クロロビニルグリジン塩酸1(55■)
の20〜25℃で攪拌している溶液に80■の粉末重炭
酸ナトリウムを添加した。混合物を2時間攪拌し、濃縮
してアセトニトリルを除去した。飽和リン酸二水素ナト
リウム水溶液(20V)を添加し、混合物を酢酸エチル
で5回抽出した。酢酸エチル抽出液を水、飽和塩化ナト
リウム水溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃
縮乾燥して、(L、L)N−t−ブチルオキシカルボニ
ルノルバリル3−クロロビニルグリシン(115■)を
得、tlc−シリカゲル、クロロホルム:アセトン:酢
酸 85:15:5、Rf=0.43であった。後者に
4TMのl:1トリフルオロ酢酸:二塩化メチレンを0
°で添加した。
5分後冷却浴を除き、40分後、混合物を乾燥した。残
留物を水に溶解し、後者溶液を活性炭処理し、無色濾液
を凍結乾燥して(L、  L)−ノルバリル3−クロロ
ビニルグリシントリフルオロアセテ−1−1±(80■
)を白色粉末として得、tlc一シリカゲル、n−ブタ
ノール:酢酸エチル:酢酸:水 1:1:0.5:0.
5、R,=0.53であった。
nmr (JO)  60.97(t、 J=6 、C
H2−CH2−)、1.40(m。
cHacuz−)、1.82(m、 CH3C■z−C
Hz−)、4.00(t、 J=6、−CH2−CI−
) 、5.22(s、 −C−Jl−C−cl) 、5
.45(d、JHH=2、ト1ランスCH=CIJ) 
、5.55(d、 J、、−2シスCH=CC1) 、
’ms(FAB)M” +H=235.237゜実質的
に同一の方法を用いて(D)−3−クロロビニルグリシ
ン及び(DL)−3−クロロビニルグリシンの(L)ノ
ルバリルペプチドが製造され、これらは(L、L)ジペ
プチドと同じ質量フベクトルを持つ。それぞれのnmr
スペクトルは(L、D)ジペプチドではδ5.27に単
一線5.22の代りであり、(L、DL)ジペプチドで
は5.22及び5.27に単一線であるのを除いて同一
である。(L、 D)ジペプチドの上記溶媒系における
l!cの保持時間は0.47であり、(L。
DL) ジペプチドは、Rr=0.47及び0.53の
2成分を示した。
(L、D)土工(X=α) 、tjl!c−シリカゲル
、n−ブタノール:酢酸エチル:酢酸:水 1:t:o
、s:o、s、Rt = 0.47 、nmr (D2
0)  δ0.97(t) 、1.40(m) 、1.
82(m) 、4.00(t )、5.27(s)  
、 5.45(d)  、 5.55(d)  、 m
s(FAB)M”  jH=235.237 。
(L、DL)土工(X=cl) 、tj2cmシリカゲ
ル、n−ブタノール:酢酸エチル:酢酸:水 1:1 
: 0.5 : 0.5、Rt =0.47.0.53
゜nmr(D20)60.97(t) 、1.40(m
) 、1.82(m) 、4.00(t) 、5.22
(s) 、5.27(s) 、5.45(d) 、5.
55(d)、ms(FAB)M” +H=235.23
7゜又上記方法により(D)、(L)及び(DL)3−
フルオロビニルグリシン及び(D)、(L)及び(DL
)3−ブロモビニルグリシンの(L)ノルバリルペプチ
ドが製造され、以下に記述する。
(L、D)土工(X=F) 、tj!c−シリカゲル、
n−ブタノール:酢酸エチル:酢酸:水 1:1:0.
5:0.5、Rr=0.48、m、s  (FAB)M
’ +H=219゜ (1−、T)I−)土工(X=F) 、tic−同一系
、Rf =0.4.8.0.5 1ms  (FAB)
m”  +H=0アセテート (L、DL)−ノルバリル−3−フルオロビニルグリシ
ントリフルオロアセテート(10Ezw)をゾルハソク
ス(Zorbax) OD SカラムのHP L Cと
水で溶離することにより、(L、  L)及び(L。
D)ジアステレオマーに分離した。(L、  L>ジア
ステレオマーは3分の保持時間を持つ。(L 。
D)ジアステレオマーは4分の保持時間を持つ。
立体化学的検討課題は(L、L)及び(L、D)−ノル
バリル−3−クロロビニルグリシンの類似性に基づいて
いた。
(L、L)ジアステレオマーはtffc  (シリカゲ
ル、酢酸エチル:n−ブタノール:酢酸;水に1 :0
.5 :0.5)上でわずかにより移動し易く、寒天希
釈法での抗菌活性がより強い。(実施例11参照) ニルグリシン (L、L)−ノルバリル−3−フルオロビニルグリシン
(50■)を6規定塩酸(4Thl)中、110℃で2
4時間攪拌し、混合物を濃縮乾燥した。残留物、(I7
)−ノルバリン及び(L)−3−フルオロビニルグリシ
ン 用薄層クロマトグラフ(溶媒系、酢酸エチル:n−ブタ
ノール:酢酸:水 1 : 1 : 1 : 1)によ
りその成分に分離した。より極性のハンド(tJV可視
度)を掻き取り、80%アセトニトリル:水で吸着剤か
ら溶離し、濾液を減圧下で濃縮乾燥した。残留物を水に
溶解した。溶液を活性炭で処理し、濾過し、濾液を凍結
乾燥して(1−)−3−7ルオロビニルグリジンを無色
固形物として得、t7!c 、酢酸エチル:n−ブタノ
ール:酢酸:水1:1:1:1、R,−0.52及びm
s(TMS)M″″−263であった。
(L.D)−ノルバリル−3−フルオロビニルグリシン
を同様に処理してD−3−フルオロビニルグリシルを得
、R,−0.52(同一系)及びms(TMS)M” 
=2 6 3であった。
実施例9 (DI3−ブロモビニルグリシン 実施例1の方法により (D) −N−ベンジルオキシ
カルボニルグリシンメチルエステルを〇ーニトロフェニ
ルセレネニルプロミドと反応させることにより、(DI
−2−ベンジルオキシカルボニルアミノ−3−ブロモ−
4−〇ーニトロフェニルセレネニル酪酸メチルエステル
を得る。この中間体を実施例2及び3の方法により処理
してD−3ブロモビニルグリシン塩酸塩を得る。
(L)−及び(D,L)−3−プロモビニルグリシン塩
酸塩は同様に製造される。
災皇豊上立 エム・ポダンスキー(M.Bodansky) 、ワイ
・ニス・タラウスナー(Y.S.Klausner) 
 及びエム・ニー・オンデティ(M.^.Ondett
i) 、ヘブチド・シンセシス(Peptide Sy
nthesis) 、ジェー・ウィリー・アンド・サン
ス(J.Wiley and Sons)( 二.:x
. − ・ヨーク(NewYORK) )  1 9 
7 6年刊に記載の適当な標準のペプチド合成法を利用
し、次の代表的な(L)、(D)及び(DL)3rクロ
ロビニルグリシン、3−フルオロビニルグリジン及び3
−ブロモビニルグリシンのペプチドが製造される。
L−メチオニル−3−ハロビニルグリシンし一アラニル
ー3ーハロビニルグリシンL−ハリルー3−へロビニル
グリジン Lーロイシン−3−ハロビニルグリシンし一ノルロイシ
ルー3ーハロビニルグリシンL−2−アミノn−ブタノ
イル−3−ハロビニルグリシン L−アルギニル−3−ハロビニルグリシングリシルー3
−ハロビニルグリシン L−ノルバリル−L−ノルバリル−3−ハロビニルグリ
シン L−アラニル−L−ノルバリル−3−ハロビニルグリシ
ン L−メチオニル−L−ノルバリル−3−ハロビニルグリ
シン 実1%@lz 代表的な3−ハロビニルグリシン及びそのアミノ酸結合
体につき、寒天希釈法(アンチミクロビアル・エージェ
ンッ・アンド・ケモテラピー(八ntimicrobi
al  八gents  and  Chemothe
rapy)  1979年(5月)、677〜683ペ
ージ及び、684〜695ページに記載の拮抗物質無添
加培地測定法の変法により抗菌活性を試験した。測定し
た化合物には(L)及び(D)−3−クロロビニルグリ
ジン(HCl塩)、(L)ノルバリル−(L)、(D)
 及び(DL)−3−クロロビニルグリシン(CF3C
OOH塩)、及び(L)ノルバリル−(L)、(D)及
び(DL)−3−フルオロビニルグリジン(CF3CO
OH塩)が含まれる。
11株の病原細菌の代表的中に対する代表的な構造式I
の化合物の抗菌活性を次の第1表に示す。
最も活性のある化合物はL−ノルバリル−L−3−クロ
ロビニルグリシン及びL−ノルバリル−3−フルオロビ
ニルグリジンであり、それぞれ試験菌11株中日株及び
11株中日株に対して活性を示した。
又D−3−クロロビニルグリシンはスタフィロ分配比が
1に近い強力な不可逆的阻害剤である。
又、L−3−クロロビニルグリシンはスタフィアラニン
ラセマーゼを阻害する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次の式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはハロゲン、R^1はHであり、R^2はH
    又はα−アミノ酸アシル基又はジペプチドアシル基、並
    びにそのD、L立体異性体及びラセミ体から選ばれ、化
    合物がラセミ体の場合Xがαであり、R^1及びR^2
    が共にHの場合を除く。)の抗菌活性を持つ化合物。 2、R^2はH、ノルバリル基、ノルロイシル基、メチ
    オニル基、バリル基、ロイシル基、2−アミノ−n−ブ
    タノイル基、アルギニル基、リジル基、フェニルアラニ
    ル基、セリル基、トリプトファニル基、3−フルオロビ
    ニルグリシル基、3−クロロビニルグリシル基、ノルバ
    リル−ノルバリル基、メチオニル−ノルバリル基、又は
    ノルロイシル−3−クロロビニルグリシル基より選ばれ
    る特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3、R^1及びR^2は水素であり、不斉炭素原子はD
    配置である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 4、XはClである特許請求の範囲第3項記載の化合物
    。 5、R^2はα−アミノ酸アシル基又はジペプチドアシ
    ル基であり、不斉炭素原子はL配置である特許請求の範
    囲第1項記載の化合物。 6、R^2はL−ノルバリル基である特許請求の範囲第
    5項記載の化合物。 7、XはCl又はFである特許請求の範囲第6項記載の
    化合物。 8、R^2はL−ノルバリル基、XはClであり、又不
    斉炭素原子はL配置である特許請求の範囲第5項記載の
    化合物。 9、受容し得る医薬的担体中に次の式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Xはハロゲン、R^1はHであり、R^2はノ
    ルバリル基、メチオニル基など、並びに、そのD、L立
    体異性体、及び、そのラセミ体から選ばれる。)の化合
    物を含む、医薬組成物。 10、サイクロセリン、ベンチジトン、ホスホマイシン
    、アンピンリン、セファレキシン、セホキシチン、ノカ
    ルジシン、イミペネム、又はそれらの混合物から選ばれ
    る他の抗菌剤との組合せで特許請求の範囲第9項記載の
    組成物を含む医薬組成物。
JP62060277A 1986-03-17 1987-03-17 3−ハロビニルグリシン抗菌剤 Granted JPS62226951A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/840,254 US4727062A (en) 1986-03-17 1986-03-17 3-Halovinylglycine antibacterial agents
US840254 1986-03-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62226951A true JPS62226951A (ja) 1987-10-05
JPH0359055B2 JPH0359055B2 (ja) 1991-09-09

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ID=25281860

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JP62060277A Granted JPS62226951A (ja) 1986-03-17 1987-03-17 3−ハロビニルグリシン抗菌剤

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EP (1) EP0238245B1 (ja)
JP (1) JPS62226951A (ja)
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