JP7280273B2 - 細菌感染を治療するための単環β-ラクタム化合物 - Google Patents

細菌感染を治療するための単環β-ラクタム化合物 Download PDF

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Description

関連出願の相互参照
本発明は、下記の優先権を主張する。
CN201810084282.6、出願日2018年1月29日
CN201810201654.9、出願日2018年3月12日
本発明は、医薬の分野に関し、具体的に、細菌感染を治療するための単環β-ラクタム化合物、その異性体またはその薬学的に許容される塩、及びこれらの化合物を含む医薬組成物、ならびに細菌感染に関連する疾患を治療するための医薬の調製におけるそれらの化合物の使用に関する。具体的には、式(I’)または式(II’)で表される化合物、その異性体、またはその薬学的に許容される塩に関する。
公衆衛生の専門家や当局は一般に、薬剤耐性菌の出現と蔓延は21世紀の主な公衆衛生問題の1つであると思われている。抗菌薬耐性の頻度と深刻な感染症との関係は驚くべき速度で増加している。病院での病原体への耐性はますます一般的になり、それが特に不安を呼び起こしている。米国で毎年発生する200万件を超える院内感染のうち、50-60%は抗生物質耐性菌に原因である。一般的に使用される抗菌薬に対する高い耐性率は、院内感染に関連する罹患率、死亡率、そしてコストを増加させる。不治の院内感染で死亡する患者の数は増え続けており、現在、薬剤耐性菌による死亡者数は世界中で毎年70万人に達していた。新しい治療薬や治療方法が開発されない場合、この数は2050年までに1,000人に増加することが見込められる(Nature,2017,543,15)。多剤耐性グラム陰性菌(腸内細菌科および非発酵菌を含む)によって引き起こされる感染症に利用可能な治療オプションは特に限られている。さらに深刻なのは、製薬業界の研究開発パイプラインには、細菌の耐性を突破できる化合物がほとんど含まれていない(Clin.Inf.Dis.,2009,48,1-12)。
過去数十年にわたって、非常に成功し、忍容性の高いβ-ラクタム抗生物質が、グラム陰性菌によって引き起こされる感染症の治療の主な基盤となっている。その中でも、第3世代のセファロスポリン、カルバペネム及び単環式ラクタムは、グラム陰性菌による感染症の治療に広く使用されている。しかしながら、ますます多くのラクタマーゼおよび他の薬物耐性機序の出現は、これらのサブクラスにおける現在の化合物の中期的利用可能性を深刻に危険にさらしている。特に拡張スペクトルラクタマーゼ(ESBL)およびカルバペネマーゼは薬剤耐性の重要な原動力であるため、薬剤耐性を突破できる新しいβ-ラクタム抗生物質によりギャップを埋める必要がある。
アズトレオナムは、FDAが承認した世界で唯一の単環式β-ラクタムであり、日本市場のみで販売されている2番目の類似体(チゲモナム)であり、単環式β-ラクタム抗生物質の価値はあまり認識されていない(Rev.Infect.Dis.,1985,7、579-593)。一方、細菌の耐性はアズトレオナムの透過性を悪化させ、流出効果を高め、静菌スペクトルを低下させる。細菌への単環式β-ラクタムの浸透性を高めるために、Basilea(WO2007065288)、Naeja Pharmaceuticals(WO2002022613)およびSquibb&Sons(MS5290929、EP531976、EP484881)には、鉄担体の捕集系が単環β-ラクタム分子に導入されていることが開示されている。最近、ファイザーは、N1位にスルホニルアミノカルボニルである活性化基を有する単環式β-ラクタムに関する研究活動が再開されている(WO2010070523)。さらに、WO2008116813では、Basileaは単環式β-ラクタムとカルバペネムを使用する併用治療法を説明している。AiCuris(WO2013110643)とNovartis(WO2015148379)は、化合物の活性を改善するためのアズトレオナム(Aztreonam)分子の修飾を報告した。化合物の構造式は、以下の通りである。ここで、A基はアミジノ基とグアニジノ基が連結されている芳香環構造を有する。Novartis(WO2017050218)には、これらの化合物の1つに関する塩の特許も報告している。これらの化合物は現在、前臨床または臨床開発段階にある。
Figure 0007280273000001
本発明は、式(I’)または(II’)で表される化合物、その異性体またはその薬学的に許容される塩を提供する。
Figure 0007280273000002
ただし、
環Aは、フェニルまたは5~6員のヘテロアリールから選ばれ;
m及びm’は、それぞれ独立に1または2から選ばれ;
及びLは、それぞれ独立に単結合、-NH-、-C(=NH)-、-C(=NR)NH-、-CH=N-及び-(CH-から選ばれ;
は、H、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換された3~6員のヘテロシクロアルキルから選ばれ;
nは、1、2、3、または4から選ばれ;
は、H、NH、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換されたC1-6アルキル、C1-6ヘテロアルキル、C3-6シクロアルキル、3~6員ヘテロシクロアルキルから選ばれ;
Rは、F、Cl、Br、I、或いは任意に1、2、又は3個のR’で置換されたCH、NH
Figure 0007280273000003
、5~6員ヘテロシクロアルキルから選ばれ;
R’は、F、Cl、Br、CH、NH
Figure 0007280273000004
から選ばれ;
は、C1-3アルキルから選ばれ;
とRは、それぞれ独立にH、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換されたC1-3アルキルから選ばれ;
Lは、単結合または-O-から選ばれ;
は、H、COOH、OH、C(=O)NH、C(=O)CHまたはC(=O)OCHから選ばれ;
「ヘテロ」は、ヘテロ原子またはヘテロ原子団を示し、上記5~6員のヘテロアリール、C1-6ヘテロアルキル、3~6員のヘテロシクロアルキル、5~6員のヘテロシクロアルキルの「ヘテロ」とは、それぞれ独立にN、-NH-、-C(=NH)-、-C(=NH)NH-、-O-、-S-、N、=O、=S、-C(=O)-から選ばれ;
上記いずれの場合でも、ヘテロ原子またはヘテロ原子団の数は、それぞれ独立に1、2、または3から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記Rは、F、Cl、Br、I、CH、NH
Figure 0007280273000005
から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記Rは、H、NH、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換されたC1-4アルキル、C1-4ヘテロアルキル、C3-6シクロアルキル、3~6員のヘテロシクロアルキルから選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記Rは、H、NH、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換されたCH、OCHCH
Figure 0007280273000006
、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルから選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記Rは、H、CH、OCHCH(NH)、NH
Figure 0007280273000007
から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記Rは、H、或いは任意に1、2、または3個のRで置換されたピペリジニル基から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記Rは、H及び
Figure 0007280273000008
から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記構造単位
Figure 0007280273000009
は、H、CH
Figure 0007280273000010
から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記Rは、CHから選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記環Aは、フェニルから選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記構造単位
Figure 0007280273000011
は、
Figure 0007280273000012
から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記構造単位
Figure 0007280273000013
は、
Figure 0007280273000014
Figure 0007280273000015
から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記構造単位
Figure 0007280273000016
は、
Figure 0007280273000017
から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記構造単位
Figure 0007280273000018
から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記構造単位
Figure 0007280273000019
は、
Figure 0007280273000020
から選ばれる。

本発明の一部の形態において、上記化合物は、以下の式で示される化合物から選ばれる。
Figure 0007280273000021
ただし、R、R、R、R、L、L、L、m、m’および環Aは、本発明で定義されるとおりである。

本発明の一部の形態において、上記化合物は、以下の式で示される化合物から選ばれる。
Figure 0007280273000022
Figure 0007280273000023
ただし、R、R、R、R、L、及びLは、本発明で定義されるとおりである。

本発明はまた、以下の式で示される化合物、その異性体またはその薬学的に許容される塩を提供する。
Figure 0007280273000024
Figure 0007280273000025
Figure 0007280273000026
Figure 0007280273000027
Figure 0007280273000028
本発明の一部の形態において、上記化合物は、以下の式で示される化合物から選ばれる。
Figure 0007280273000029
Figure 0007280273000030
Figure 0007280273000031
Figure 0007280273000032
Figure 0007280273000033
本発明はまた、有効成分として、治療有効量の上記化合物、その異性体またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体を含む医薬組成物を提供する。

本発明はまた、細菌感染に関連する疾患を治療するための医薬の調製における上記化合物、その異性体又はその薬学的に許容される塩、或いは上記医薬組成物の使用を提供する。

本発明の一部の形態において、上記細菌はグラム陰性菌である。
技術効果

本発明の化合物は、グラム陰性菌、特にアシネトバクター・バウマニ(Acinetobacter baumannii)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)およびクレブシエラ・ニューモニエ(Klebsiella pneumoniae))に対して優れた抗菌活性を有する。本発明の化合物は、様々なグラム陰性菌耐性細菌感染によって引き起こされる疾患、特にB型金属含有β-ラクタマーゼを含むグラム陰性菌(アシネトバクター・バウマニ、緑膿菌およびクレブシエラ・ニューモニエ)などの薬物耐性細菌によって引き起こされる疾患を治療するために使用することができる。
定義と説明
特に説明しない限り、本願明細書で使用される以下の用語および連語は、以下の意味を有する。一つの特定の用語又は連語は、特別に定義されない場合、不確定又は不明瞭ではなく、普通の定義として理解されるべきである。本願明細書で商品名が出た場合、相応の商品又はその活性成分を指する。本願明細書で用いられる「薬学的に許容される塩」は、それらの化合物、材料、組成物および/又は剤形に対するもので、これらは信頼できる医学的判断の範囲内にあり、ヒトおよび動物の組織との接触に適し、過剰な毒性、刺激性、アレルギー反応又はほかの問題又は合併症があまりなく、合理的な利益/リスク比に合う。
用語「薬学的に許容される塩」とは、本発明の化合物の塩で、本発明で発見された特定の置換基を有する化合物と比較的に無毒の酸又は塩基とで製造される。本発明の化合物に比較的に酸性の官能基が含まれる場合、単独の溶液又は適切な不活性溶媒において十分な量の塩基でこれらの化合物の中性の形態と接触することで塩基付加塩を得ることができる。薬学的に許容される塩基付加塩は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、アンモニウム、有機アンモニア又はマグネシウムの塩あるいは類似の塩を含む。本発明の化合物に比較的に塩基性の官能基が含まれる場合、単独の溶液又は適切な不活性溶媒において十分な量の酸でこれらの化合物の中性の形態と接触することで酸付加塩を得ることができる。薬学的に許容される酸付加塩の実例は、無機酸塩および有機酸塩、さらにアミノ酸(たとえばアルギニンなど)の塩、およびグルクロン酸のような有機酸の塩を含み、前記無機酸は、例えば塩酸、臭化水素酸、硝酸、炭酸、炭酸水素イオン、リン酸、リン酸一水素イオン、リン酸二水素イオン、硫酸、硫酸水素イオン、ヨウ化水素酸、亜リン酸などを含み、前記有機酸は、例えば酢酸、プロピオン酸、イソ酪酸、マレイン酸、マロン酸、安息香酸、コハク酸、ベリン酸、フマル酸、乳酸、マンデル酸、フタル酸、ベンゼンスルホン酸、p-トルエンスルホン酸、クエン酸、酒石酸やメタンスルホン酸などの類似の酸を含む(Bergeetal.,“Pharmaceutical Salts”,Journal of Pharmaceutical Science 66:1-19(1977)参照)。本発明の一部の特定の化合物は、塩基性および酸性の官能基を含有するため、任意の塩基付加塩又は酸付加塩に転換することができる。

好ましくは、塩を従来の方法で塩基または酸と接触させ、次いで親化合物を単離し、それにより中性化合物を再生する。化合物の親の形と塩の形とは、極性溶媒への溶解度などの特定の物理的特性がさまざま異なっている。
本願明細書で使用される場合、「薬学的に許容される塩」は、本発明の化合物の誘導体に属す。親化合物は、酸または塩基による塩形成によって修飾される。薬学的に許容される塩の例には、アミンなどの塩基の無機酸または有機酸塩、カルボン酸などの酸基のアルカリ金属または有機塩などが含まれるが、これらに限定されない。薬学的に許容される塩には、親化合物の従来の非毒性塩または第四級アンモニウム塩、例えば非毒性無機または有機酸から形成される塩が含まれる。従来の非毒性塩には、無機酸および有機酸に由来するものが含まれるが、これらに限定されない。前記無機酸および有機酸は、2-アセトキシ安息香酸、2-ヒドロキシエタンスルホン酸、酢酸、アスコルビン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、炭酸水素塩、炭酸、クエン酸、エデト酸、エタンジスルホン酸、エタンスルホン酸、フマル酸、グルコヘプトース、グルコン酸、グルタミン酸、グリコール酸、臭化水素酸、塩酸、ヨウ化水素、ヒドロキシル、ヒドロキシナフタレン、イセチオン酸、乳酸、乳糖、ドデシルスルホン酸、マレイン酸、リンゴ酸、マンデル酸、メタンスルホン酸、硝酸、シュウ酸、パモ酸、パントテン酸、フェニル酢酸、リン酸、ポリガラクタルアルデヒド、プロピオン酸、サリチル酸、ステアリン酸、酢酸、コハク酸、スルファミン酸、p-アミノベンゼンスルホン酸、硫酸、タンニン、酒石酸およびp-トルエンスルホン酸から選ばれる。
本発明の薬学的に許容される塩は、酸基又は塩基性基を含む母体化合物から通常の方法で合成することができる。通常の場合、このような塩の製造方法は、水又は有機溶媒あいは両者の混合物において、遊離酸又は塩基の形態のこれらの化合物を化学量論量の適切な塩基又は酸と反応させて製造する。一般に、エーテル、酢酸エチル、エタノール、イソプロパノール、またはアセトニトリルなどの非水性溶媒が好ましい。

塩形態に加えて、本発明により提供される化合物は、プロドラッグ形態でも存在する。本願明細書に記載の化合物のプロドラッグは、生理学的条件下容易に化学変化を受けて、本発明の化合物を変換する。さらに、プロドラッグは、インビボ環境において化学的または生化学的方法によって本発明の化合物に変換され得る。

本発明の特定の化合物は、水和形態を含む非溶媒和形態または溶媒和形態で存在し得る。一般的に言えば、溶媒和形態は非溶媒和形態と同等であり、本発明の範囲に含まれる。

本発明の特定の化合物は、不斉炭素原子(光学中心)または二重結合を有し得る。 ラセミ化合物、ジアステレオマー、幾何異性体および個々の異性体は、本発明の範囲内に含まれる。
特に説明しない限り、くさび形の実線キー(

Figure 0007280273000034
)およびくさび形の破線キー(
Figure 0007280273000035
)を用いて、ステレオセンターの絶対配置を示し、波線(
Figure 0007280273000036
)を用いて、くさび形の実線キー(
Figure 0007280273000037
)又はくさび形の破線キー(
Figure 0007280273000038
)を示すか、直線の実線キー(
Figure 0007280273000039
)および直線の破線キー(
Figure 0007280273000040
)を用いて、ステレオセンターの相対配置を示す。本願明細書に記載されている化合物がオレフィン二重結合または他の幾何学的に不斉中心を含む場合、特に説明しない限り、E、Z幾何異性体とも含まれる。同様に、すべての互変異性形態は、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の化合物は、特定の幾何又は立体異性体の形態が存在してもよい。本発明は、すべてのこのような化合物を想定し、シスおよびトランス異性体、(-)-および(+)-エナンチオマー、(R)-および(S)-エナンチオマー、ジアステレオマー、(D)-異性体、(L)-異性体、およびそのラセミ混合物ならびにほかの混合物、たとえばエナンチオマー又はジアステレオマーを多く含有する混合物を含み、すべてのこれらの混合物を本発明の範囲内に含まれる。アルキルなどの置換基に別の非対称炭素原子が存在してもよい。これらの異性体及びその混合物は、全部本発明の範囲内に含まれる。

光学活性な(R)-および(S)-異性体ならびにDおよびL異性体は、キラル合成又はキラル試薬又は他の従来の技術により調製することができる。本発明の化合物のエナンチオマーが望まれる場合、キラル合成又はキラル助剤による誘導体化によって調製することができ、その場合、得られるジアステレオマーの混合物を分離し、補助基を開裂して、純粋な所望のエナンチオマーを提供する。あるいは、分子が塩基性官能基(アミノ基など)又は酸性官能基(カルボキシル基など)を含む場合、ジアステレオマーの塩は適切な光学活性酸又は塩基で形成され、その後、当技術分野で既知の従来の方法によりジアステレオマーが分離され、純粋なエナンチオマーが収集される。さらに、通常、エナンチオマーとジアステレオマーの分離は、キラル固定相を使用するクロマトグラフィーを使用して行われ、必要に応じて化学的誘導体化法(アミンからのカルバメートの形成など)と組み合わせる。

本発明の化合物は、当該化合物を構成する一つ又は複数の原子には、非日然の比率の原子同位元素が含まれてもよい。たとえば、三重水素(H)、ヨウ素-125(125I)又はC-14(14C)のような放射性同位元素で化合物を標識することができる。本発明の化合物のすべての同位元素の構成の変換は、放射性の有無を問わず、いずれも本発明の範囲内に含まれる。

用語「薬学的に許容される担体」とは本発明の有効量の活性物質を送達することができ、活性物質の生物活性を干渉せず、かつ宿主又は患者に毒・副作用がない任意の製剤又は担体溶媒を指し、代表的な担体は水、油、野菜やミネラル、クリームベース、洗剤ベース、軟膏ベースなどを含む。これらのベースは懸濁剤、増粘剤、皮膚透過促進剤などを含む。これらの製剤は化粧品分野又は局部医薬分野の技術者に周知である。担体に関する他の情報については、Remington: The Science and Practice of Pharmacy, 21st Ed., Lippincott, Williams & Wilkins (2005)参照可能であり、この文献の内容は、引用の形で本願明細書に組み込まれる。

「賦形剤」という用語は一般に、有効な医薬組成物を配制するのに必要な担体、希釈剤および/または溶媒を指す。
薬物又は薬学的活性剤について、用語「有効量」又は「治療有効量」とは毒性がなく期待の効果が得られる薬物又は薬剤の充分な使用量を指する。本発明における経口投与剤形について、組成物における一つの活性物質の「有効量」とは、当該組成物におけるもう一つの活性物質と併用する時、期待の効果に必要な使用量を指する。有効量の確定は人によるが、被投与者の年齢および基本状況、そして具体的な活性物質で決まり、特定のケースにおける適切な有効量は当業者が通常の試験によって決めてもよい。
用語「活性成分」、「治療剤」、「活性物質」又は「活性剤」とは、化学的実体で、有効に目的の障害、疾患又は病症を治療することができる。
「任意の」又は「任意に」とは後記の事項又は状況によって可能であるが必ずしも現れるわけではなく、かつ当該記述はそれに記載される事項又は状況が生じる場合およびその事項又は状況が生じない場合を含むことを意味する。
用語「置換された」とは、特定の原子における任意の一つ又は複数の水素原子が置換基で置換されたことで、特定の原子の原子価状態が正常でかつ置換後の化合物が安定していれば、重水素および水素の変形体を含んでもよい。置換基がケトン基(すなわち=O)である場合、2つの水素原子が置換されたことを意味する。ケトン置換は、芳香族基に生じない。用語「任意に置換された」とは、置換されてもよく、置換されていなくてもよく、特別に定義しない限り、置換基の種類と数は化学的に安定して実現できれば任意である。
変量(たとえばR)のいずれかが化合物の組成又は構造に1回以上現れる場合、その定義はいずれの場合においても独立である。そのため、例えば、一つの基が0-2個のRで置換された場合、前記基は任意に2個以下のRで置換され、かついずれの場合においてもRが独立の選択肢を有する。また、置換基および/又はその変形体の組み合わせは、このような組み合わせであれば安定した化合物になる場合のみ許容される。
連結基の数が0である場合、たとえば-(CRR)-は、当該連結基が単結合であることを意味する。
そのうちの一つの変量が単結合の場合、それで連結している2つの基が直接連結しており、たとえばA-L-ZにおけるLが単結合を表す場合、この構造は実際にA-Zになる。
置換基が空いている場合は、置換基が存在しないことを示し、例えば、A-XにおいてXが空いている場合は、実際にはAであることを意味する。置換基が環の複数の原子に接続できる場合、置換基は環の任意の原子に結合できる。たとえば、構造単位
Figure 0007280273000041
は、置換基Rがシクロヘキシルまたはシクロヘキサジエンの任意の位置で置換され得ることを意味する。また、挙げられた置換基に対してどの原子を通して置換された基に連結するか明示しない場合、このような置換基はその任意の原子を通して結合してもよく、たとえば、ピリジル基は置換基としてピリジン環における炭素原子のいずれかを通して置換された基に結合してもよい。挙げられた連結基に対してその連結方向を明示しない場合、その連結方向は任意で、たとえば、
Figure 0007280273000042
における連結基Lは-M-W-で、この時-M-W-は左から右への読む順と同様の方向で環Aと環Bを連結して
Figure 0007280273000043
を構成してもよく、左から右への読む順と反対の方向で環Aと環Bを連結して
Figure 0007280273000044
を構成してもよい。前記連結基、置換基および/又はその変形体の組み合わせは、このような組み合わせで安定した化合物になる場合のみ許容される。
特別に定義しない限り、用語「ヘテロ」とは、ヘテロ原子又はヘテロ原子団(すなわちヘテロ原子を含有する原子団)を指し、炭素(C)および水素(H)以外の原子およびこれらのヘテロ原子を含有する原子団を含み、たとえば酸素(O)、窒素(N)、硫黄(S)、ケイ素(Si)、ゲルマニウム(Ge)、アルミニウム(Al)、ホウ素(B)、-O-、-S-、=O、=S、-C(=O)O-、-C(=O)-、-C(=S)-、-S(=O) 、-S(=O)-、および任意に置換された-C(=O)N(H)-、-N(H)-、-C(=NH)-、-S(=O) N(H)-又は-S(=O)N(H)-を含む。
特別に定義しない限り、「環」は置換又は無置換のシクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロアルキニル基、アリール基あるいはヘテロアリール基を表する。いわゆる環は、単環、連結環、スピロ環、縮合環又は橋架け環を含む。環における原子の数は、通常、環の員数と定義され、たとえば「5~7員環」とは環状に並ぶ5-7個の原子を表する。特別に定義しない限り、当該環は任意に1-3個のヘテロ原子を含む。そのため、「5~7員環」はたとえフェニルピリジンおよびピペリジル基を含む。一方、用語「5~7員ヘテロシクロアルキル基環」はピリジル基およびピペリジル基を含むが、フェニル基を含まない。用語「環」はさらに少なくとも一つの環を含む環系を含み、その中の各「環」はいずれも独立に上記定義に準じる。
特別に定義しない限り、用語「ヘテロ環」又は「ヘテロ環基」とは安定したヘテロ原子又はヘテロ原子団を含有する単環又は二環又は三環で、飽和、部分不飽和又は不飽和(芳香族)のものでもよく、炭素原子と1、2、3又は4個の独立にN、OおよびSから選ばれる環ヘテロ原子を含み、ここで、上記任意のヘテロ環がベンゼン環と縮合して二環を形成してもよい。窒素および硫黄のヘテロ原子は、任意に酸化されてもよい(すなわちNOおよびS(O)pで、pは1又は2である)。窒素原子は、置換されたものでも無置換のものでもよい(すなわちN又はNRで、ここで、RはH又は本願明細書で定義されるほかの置換基である)。当該ヘテロ環は、任意のヘテロ原子又は炭素原子の側基に結合して安定した構造を形成してもよい。形成した化合物が安定したものであれば、ここに記載されたヘテロ環は炭素又は窒素の位置における置換が生じてもよい。ヘテロ環における窒素原子は任意に第四級アンモニウム化されてもよい。一つの好適な形態は、ヘテロ環におけるSおよびO原子の合計が1を超える場合、これらのヘテロ原子はお互いに隣接しない。もう一つの好適な形態は、ヘテロ環におけるSおよびO原子の合計が1以下ある。本願明細書で用いられるように、用語「芳香族ヘテロ環基」又は「ヘテロアリール基」とは、安定した5、6、7員の単環又は二環あるいは7、8、9又は10の二環ヘテロ環基の芳香環で、炭素原子と1、2、3又は4個の独立にN、OおよびSから選ばれる環ヘテロ原子を含む。窒素原子は、置換されたものでも無置換のものでもよい(すなわちN又はNRで、ここで、RはH又は本願明細書で定義されるほかの置換基である)。窒素および硫黄のヘテロ原子は、任意に酸化されてもよい(すなわちNOおよびS(O)pで、pは1又は2である)。注意すべきのは、芳香族ヘテロ環におけるSおよびO原子の合計が1以下あることである。橋架け環もヘテロ環の定義に含まれる。一つ又は複数の原子(すなわちC、O、N又はS)が2つの隣接しない炭素原子又は窒素原子と連結すると橋架け環になる。好適な橋架け環は、一つの炭素原子、二つの炭素原子、一つの窒素原子、二つの窒素原子および一つの炭素-窒素基を含むが、これらに限定されない。注意すべきのは、一つの架け橋はいつも単環を三環に変換させることである。橋架け環において、環における置換基も架け橋に現れてもよい。
複素環化合物の実例は、アクリジニル、アゾシニル基、ベンゾイミダゾリル基、ベンゾフリル基、ベンゾメルカプトフリル基、ベンゾメルカプトフェニル基、ベンゾオキサゾリル基、ベンゾオキサゾリニル基、ベンゾチアゾリル基、ベンゾトリアゾリル基、ベンゾテトラゾリル基、ベンゾイソオキサゾリル基、ベンゾイソチアゾリル基、ベンゾイミダゾリニル基、カルバゾリル基、4aH-カルバゾリル基、カルボリニル基、クロマニル、クロメン、シンノリニルデカヒドロキノリニル基、2H,6H-1,5,2-ジチアジニル、ジヒドロフロ[2,3-b]テトラヒドロフリル基、フリル基、フラザニル基、イミダゾリジニル基、イミダゾリニル基、イミダゾリル基、1H-インダゾリル基、インドールアルケニル、ジヒドロインドリル基、インドリジニル基、インドリル基、3H-インドリル基、イソベンゾフリル基、イソインドリル基、イソジヒドロインドリル基、イソキノリニル基、イソチアゾリル基、イソオキサゾリル基、メチレンジオキシフェニル基、モルホリル基、ナフチリジニル基、オクタヒドロイソキノリニル基、オキサジアゾリル基、1,2,3-オキサジアゾリル基、1,2,4-オキサジアゾリル基、1,2,5-オキサジアゾリル基、1,3,4-オキサジアゾリル基、オキサゾリジニル基、オキサゾリル基、ヒドロキシインドリル基、ピリミジニル基、フェナントリジニル基、フェナントロリニル、フェナジニル、フェノチアジニル、ベンゾヒポキサンチニル基、フェノキサジニル基、フタラジニル基、ピペラジル基、ピペリジル基、ピペリドニル基、4-ピペリドニル基、ピペロニル基、プテリジニル基、プリニル基、ピラニル基、ピラジニル基、ピラゾリジニル基、ピラゾリニル基、ピラゾリル基、ピリダジル基、ピロロオキサゾール、ピロロイミダゾール、ピロロチアゾール、ピリジル基、ピロリジル基、ピロリニル基、2H-ピロリル基、ピロリル基、キナゾリニル基、キノリニル基、4H-キノリジジニル基、キノキサリニル基、キヌクリジン環基、テトラヒドロフリル基、テトラヒドロイソキノリニル基、テトラヒドロキノリニル基、テトラゾリル基,6H-1,2,5-チアジアジニル基、1,2,3-チアジアゾリル基、1,2,4-チアジアゾリル基、1,2,5-チアジアゾリル基、1,3,4-チアジアゾリル基、チアントレニル基、チアゾリル基、イソチアゾリルチエニル基、チエノオキサゾリル基、チエノチアゾリル基、チエノイミダゾリル基、チエニル基、トリアジル基、1,2,3-トリアゾリル基、1,2,4-トリアゾリル基、1,2,5-トリアゾリル基、1,3,4-トリアゾリル基およびキサンテニル基を含むが、これらに限定されない。さらに、縮合環およびスピロ環の化合物を含む。
特別に定義しない限り、用語「炭化水素基」又はその下位概念(たとえばアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、アリール基など)そのもの又はほかの置換基の一部として直鎖、分枝鎖又は環状の炭化水素原子団あるいはその組合せを表し、完全飽和のもの(たとえばアルキル基)、一価不飽和又は多価不飽和のもの(たとえばアルケニル基、ルキニル基、アリール基)でもよく、単置換のものでも多置換のものでもよく、1価のもの(たとえばメチル基)、2価のもの(たとえばメチレン基)又は多価のもの(たとえばメチン基)でもよく、2価又は多価の原子団を含んでもよく、所定の数の炭素原子を有する(たとえばC-C12は1-12個の炭素原子を表し、C1-12はC、C、C、C、C、C、C、C、C、C10、C11およびC12から、C3-12はC、C、C、C、C、C、C、C10、C11およびC12から選ばれる)。「炭化水素基」は、脂肪族炭化水素基および芳香族炭化水素基を含み、前記脂肪族炭化水素基は鎖状および環状を含み、具体的にアルキル基、アルケニル基、アルキニル基を含むが、これらに限定されず、前記芳香族炭化水素基は6-12員の芳香族炭化水素基、たとえばベンゼン、ナフタレンなどを含むが、これらに限定されない。一部の実施例において、用語「炭化水素基」は直鎖、分枝鎖の原子団あるいはその組合せを表し、完全飽和、一価不飽和又は多価不飽和のものでもよく、2価又は多価の原子団を含んでもよい。飽和炭化水素原子団の実例は、メチル基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、t-ブチル基、イソブチル基、s-ブチル基、イソブチル基、シクロヘキシル基、(シクロヘキシル)メチル基、シクロプロピルメチル基、およびn-ペンチル基、n-ヘキシル基、n-ヘプチル基、n-オクチル基などの原子団の同族体および異性体などを含むが、これらに限定されない。不飽和炭化水素基は一つ又は複数の二重結合又は三重結合を有し、実例は、ビニル基、2-プロペニル基、ブテニル基、クロチル基、2-イソペンテニル基、2-(ブタジエニル)基、2,4-ペンタジエニル基、3-(1,4-ペンタジエニル)、エチニル基、1-及び3-プロピニル基、3-ブチニル基、及びより高級の同族体と異性体を含むが、これらに限定されない。
特別に定義しない限り、用語「ヘテロ炭化水素基」又はその下位概念(たとえばヘテロアルキル基、ヘテロアルケニル基、ヘテロアルキニル基、ヘテロアリール基など)そのもの又はもう一つの用語と合併して、安定した直鎖、分枝鎖又は環状の炭化水素原子団あるいはその組合せを表し、所定の数の炭素原子および一つ以上のヘテロ原子からなる。一部の実施例において、用語「ヘテロアルキル基」そのもの又はもう一つの用語と合併して、安定した直鎖、分枝鎖の炭化水素原子団あるいはその組合せを表し、所定の数の炭素原子および一つ以上のヘテロ原子からなる。一つの典型的な実施例において、ヘテロ原子はB、O、NおよびSから選ばれ、その中では、窒素および硫黄原子は任意に酸化され、窒素ヘテロ原子は任意に第四級アンモニウム化された。ヘテロ原子又はヘテロ原子団はヘテロ炭化水素基の内部の任意の箇所に位置してもよく、当該炭化水素基の分子のほかの部分に付着する箇所を含むが、用語「アルコキシ基」、「アルキルアミノ基」および「アルキルチオ基」(又はチオアルコキシ基)は通常の表現で、それぞれ一つの酸素原子、アミノ基又は硫黄原子を通して分子のほかの部分と連結するアルキル基を指する。実例は、-CH-CH-O-CH、-CH-CH-NH-CH、-CH-CH-N(CH3)-CH、-CH-S-CH-CH、-CH-CH、-S(O)-CH、-CH-CH-S(O)-CH、-CH=CH-O-CH、-CH-CH=N-OCH及び-CH=CH-N(CH)-CHを含むが、これらに限定されない多くとも二個のヘテロ原子が段階してもよく、例えば、-CH-NH-OCHが挙げられる。
特別に定義しない限り、用語の「環状炭化水素基」、「ヘテロ環状炭化水素基」又はその下位概念(たとえばアリール基、ヘテロアリール基、シクロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基、シクロアルケニル基、ヘテロシクロアルケニル基、シクロアルキニル基、ヘテロシクロアルキニル基など)そのもの又はほかの用語と合併して、環化した「炭化水素基」、「ヘテロ炭化水素基」を表する。また、ヘテロ炭化水素基又はヘテロ環状炭化水素基(たとえばヘテロアルキル基、ヘテロシクロアルキル基)について、ヘテロ原子は当該基が分子のほかの部分に付着した位置を占めてもよい。環状炭化水素基の実例は、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、1-シクロヘキセニル基、3-シクロヘキセニル基、シクロヘプチル基などを含むが、これらに限定されない。ヘテロシクロ基の非制限的な実例は、1-(1,2,5,6-テトラヒドロピリジル)基、1-ピペリジニル基、2-ピペリジニル基、3-ピペリジニル基、4-モルホリニル基、3-モルホリニル基、テトラヒドロフラン-2-イル基、テトラヒドロフリルインドール-3-イル、テトラヒドロチエン-2-イル基、テトラヒドロチエン-3-イル基、1-ピペラジニル基および2-ピペラジル基を含む。
特別に定義しない限り、用語「アルキル基」は直鎖又は分枝鎖の飽和炭化水素基を表し、単置換のもの(たとえば-CHF)でも多置換のもの(たとえば-CF)でもよく、1価のもの(たとえばメチル基)、2価のもの(たとえばメチレン基)又は多価のもの(たとえばメチン基)でもよい。アルキル基の例は、メチル基(Me)、エチル基(Et)、プロピル基(たとえば、n-プロピル基やイソプロピル基)、ブチル基(たとえば、n-ブチル基、イソブチル基、s-ブチル基、t-ブチル基)、ペンチル基(たとえば、n-ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基)などを含む。
特別に定義しない限り、用語「アルケニル基」は鎖の任意の箇所に1つ又は複数の炭素-炭素二重結合があるアルキル基をいうが、単置換のものでも多置換のものでもよく、1価のもの、2価のもの又は多価のものでもよい。アルケニル基の例は、ビニル基、プロペニル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、ブタジエニル基、ペンタジエニル基、ヘキサジエニル基などを含む。
特別に定義しない限り、用語「アルキニル基」は鎖の任意の箇所に1つ又は複数の炭素-炭素三重結合があるアルキル基をいうが、単置換のものでも多置換のものでもよく、1価のもの、2価のもの又は多価のものでもよい。アルキニル基の例は、エチニル基、プロピニル基、ブチニル基、ペンチニル基などを含む。
特別に定義しない限り、用語「シクロアルキル基」は任意の安定した環状又は多環炭化水素基を含み、炭素原子のいずれも飽和のもので、単置換のものでも多置換のものでもよく、1価のもの、2価のもの又は多価のものでもよい。このようなシクロアルキル基の実例は、シクロプロピル基、ノルボルナニル基、[2.2.2]ビシクロオクタン、[4.4.0]ビシクロデカンなどを含むが、これらに限定されない。
特別に定義しない限り、用語「シクロアルケニル基」は任意の安定した環状又は多環炭化水素基を含み、当該炭化水素基は環の任意の箇所に1つ又は複数の不飽和の炭素-炭素二重結合を含有し、単置換のものでも多置換のものでもよく、1価のもの、2価のもの又は多価のものでもよい。このようなシクロアルケニル基の実例は、シクロペンテニル基、シクロヘキセニル基などを含むが、これらに限定されない。
特別に定義しない限り、用語「シクロアルキニル基」は任意の安定した環状又は多環炭化水素基を含み、当該炭化水素基は環の任意の箇所に1つ又は複数の炭素-炭素三重結合を含有し、単置換のものでも多置換のものでもよく、1価のもの、2価のもの又は多価のものでもよい。
特別に定義しない限り、用語「ハロ」又は「ハロゲン」そのもの又はもう一つの置換基の一部として、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素の原子を表する。また、用語「ハロアルキル基」とは、モノハロアルキル基とポリハロアルキル基を含む。例えば、用語「ハロ(C-C)アルキル基」とは、トリフルオロメチル基、2,2,2-トリフルオロエチル基、4-クロロブチル基および3-ブロモプロピル基などを含むが、これらに限定されない。特別に定義しない限り、ハロアルキル基の実例は、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ペンタフルオロエチル基およびペンタクロロエチル基を含むが、これらに限定されない。
「アルコキシ基」とは酸素橋で連結された特定の数の炭素原子を有する上記アルキル基を表し、特別に定義しない限り、C1-6アルコキシ基は、C、C、C、C、CおよびCのアルコキシ基を含む。アルコキシ基の例は、メトキシ基、エトキシ基、n-プロポキシ基、イソプロポキシ基、n-ブトキシ基、s-ブトキシ基、t-ブトキシ基、n-ペントキシ基およびS-ペントキシ基を含むが、これらに限定されない。
特別に定義しない限り、用語「アリール基」とは、多不飽和の芳香族炭化水素置換基を表し、単置換のものでも多置換のものでもよく、1価のもの、2価のもの又は多価のものでもよく、単環又は多環(たとえば1-3個の環で、ここで、少なくとも1個の環が芳香族のものである)でもよく、一つに縮合してもよく、共役結合してもよい。用語の「ヘテロアリール基」とは1-4個のヘテロ原子を含むアリール基(又は環)である。一つの例示的な実例において、ヘテロ原子はB、N、OおよびSから選ばれ、その中では、窒素および硫黄原子は任意に酸化され、窒素ヘテロ原子は任意に第四級アンモニウム化された。ヘテロアリール基はヘテロ原子を通して分子のほかの部分と連結してもよい。アリール基又はヘテロアリール基の非制限的な実施例は、フェニル基、ナフチル基、ビフェニル基、ピロリル基、ピラゾリル基、イミダゾリル基、ピラジニル基、オキサゾリル基、フェニルオキサゾリル基、イソオキサゾリル基、チアゾリル基、フリル基、チエニル基、ピリジル基、ピリミジニル基、ベンゾチアゾリル基、プリニル基、ベンゾイミダゾリル基、インドリル基、イソキノリル基、キノキサリニル基、キノリル基、1-ナフチル基、2-ナフチル基、4-ビフェニル基、1-ピロリル基、2-ピロリル基、3-ピロリル基、3-ピラゾリル基、2-イミダゾリル基、4-イミダゾリル基、ピラジニル基、2-オキサゾリル基、4-オキサゾリル基、2-フェニル-4- オキサゾリル基、5-オキサゾリル基、3 -イソオキサゾリル基、4-イソオキサゾリル基、5-イソオキサゾリル基、2-チアゾリル基、4-チアゾリル基、5-チアゾリル基、2-フリル基、3-フリル基、2-チエニル基、3-チエニル基、2-ピリジル基、3-ピリジル基、4-ピリジル基、2-ピリミジニル基、4-ピリミジニル基、5-ベンゾチアゾリル基、プリニル基、2-ベンゾイミダゾリル基、5-インドリル基、1-イソキノリル基、5-イソキノリル基、2-キノキサリニル基、5-キノキサリニル基、3-キノリル基および6-キノリル基を含む。上記アリール基およびヘテロアリール基の環系の置換基はいずれも後記の許容される置換基から選ばれる。
特別に定義しない限り、アリール基はほかの用語と合併して使用する場合(たとえばアリーロキシ基、アリールチオ基、アルアルキル基)上記ように定義されるアリール基およびヘテロアリール基環を含む。そのため、用語「アルアルキル基」とはアリール基がアルキル基に付着した原子団(たとえばベンジル基、フェネチル基、ピリジルメチル基など)を含み、その炭素原子(たとえばメチレン基)がたとえば酸素に置換されたアルキル基、たとえばフェノキシメチル基、2-ピリジルオキシメチル3-(1-ナフトキシ)プロピル基などを含む。
用語「脱離基」とは別の官能基又は原子で置換反応(たとえば求核置換反応)で置換されてもよい官能基又は原子を指する。たとえば、代表的な脱離基は、トリフルオロメタンスルホン酸エステル、塩素、臭素、ヨウ素、たとえばメタンスルホン酸エステル、トルエンスルホン酸エステル、p-ブロモベンゼンスルホン酸エステル、p-トルエンスルホン酸エステルなどのスルホン酸エステル基、たとえばアセチルオキシ基、トリフルオロアセチルオキシ基などのアシルオキシ基を含む。
用語「保護基」は「アミノ保護基」、「ヒドロキシ保護基」又は「メルカプト保護基」を含むが、これらに限定されない。用語「アミノ保護基」とはアミノ基の窒素の位置における副反応の防止に適する保護基を指する。代表的なアミノ保護基は、ホルミル基、アルカノイル基(たとえばアセチル基、トリクロロアセチル基又はトリフルオロアセチル基)ようなようアシル基、t-ブトキシカルボニル(Boc)基のようなアルコキシカルボニル基、ベントキシカルボニル(Cbz)基および9-フルオレニルメトキシカルボニル(Fmoc)基のようなアリールメトキシカルボニル基、ベンジル(Bn)基、トリフェニルメチル(Tr)基、1,1-ビス(4’-メトキシフェニル)メチル基のようなアリールメチル基、トリメチルシリル(TMS)基およびt-ブチルジメチルシリル(TBS)基のようなシリル基などを含むが、これらに限定されない。用語「ヒドロキシ保護基」とはヒドロキシ基の副反応の防止に適する保護基を指する。代表的なヒドロキシ保護基は、メチル基、エチル基およびt-ブチル基のようなアルキル基、アルカノイル基(たとえばアセチル基)ようなようアシル基、ベンジル(Bn)基、p-メトキシベンジル(PMB)基、9-フルオレニルメチル(Fm)基およびジフェニルメチル(DPM)基のようなアリールメチル基、トリメチルシリル(TMS)基およびt-ブチルジメチルシリル(TBS)基のようなシリル基などを含むが、これらに限定されない。

本発明に使用される溶媒は市販品として入手可能である。

本発明は下記略号を使用する。 aqは水を、minは分を、FAはギ酸を、m‐CPBAは3-クロロペルオキシ安息香酸を、eqは当量、等量を、DCCはN,N-ジシクロヘキシルカルボジイミドを、DCMはジクロロメタンを、PEは石油エーテルを、DIADはアゾジカルボン酸ジイソプロピルを、DMFはN,N-ジメチルホルムアミドを、DMSOはジメチルスルホキシドを、EtOAcは酢酸エチルを、EtOHはエタノールを、MeOHはメタノールを、Cbzはアミン保護基のベントキシカルボニル基を、Bocはアミン保護基のt-ブチルカルボニル基を、HOAcは酢酸を、ACNはアセトニトリルを、BHはシアノ水素化ホウ素ナトリウムを、r.t.は室温を、THFはテトラヒドロフランを、BocOはジカルボン酸ジ-t-ブチルを、TFAはトリフルオロ酢酸を、DIPEAはジイソプロピルエチルアミンを、SOCl2は塩化チオニルを、CSは二硫化炭素を、TsOHはp-トルエンスルホン酸を、NFSIはN-フルオロ-N-(ベンゼンスルホニル)ベンゼンスルホニルアミドを、NCSは1-クロロピロリジン-2,5-ジオンを、n-BuNFはテトラブチルアンモニウムフルオリドを、iPrOHは2-プロパノールを、mpは融点を、LDAはリチウムジイソプロピルアミドを、TEMPOは2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシルラジカル又は2,2,6,6-テトラメチルピペリジンオキシド、NaClOは次亜塩素酸ナトリウムを、NaClOは亜塩素酸ナトリウムを、HOBtは1-ヒドロキシベンゾトリアゾールを、psiはポンド/平方インチを、DMF・SOはN,N-ジメチルホルムアミド三酸化硫黄を、KHPOはリン酸二水素カリウムを、BuHSOは硫酸水素テトラブチルアンモニウムを、PPhはトリフェニルホスフィンを、NHNH・HOはヒドラジン水和物を、DPPFは1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセンを、Pd(dba)はトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)を、MICは最小発育阻止濃度を、DMAPは4-ジメチルアミノピリジンを、BnBrは臭化ベンジルを、Hは過酸化水素を示す。
は、マウスの肺部感染に対する化合物のインビボでの薬効試験の結果を示す。 は、マウスの大腿筋感染に対する化合物のインビボでの薬効試験の結果を示す。 は、肺部が緑膿菌により感染した免疫抑制マウスに投与治療した後の肺の細菌量を示す。 は、肺部が緑膿菌により感染した免疫抑制マウスに投与治療した後の肺の細菌量を示す。
以下、本発明を実施例により詳しく説明するが、本発明の何らの不利な制限にもならない。ここで、本発明を詳しく説明し、その具体的な実施例の形態も公開したため、本発明の精神と範囲を逸脱することなく、本発明の具体的な実施形態に様々な変更や改良を加えることができることは、当業者にとって明らかである。
重要な中間体A1
Figure 0007280273000045

工程1:化合物A1_1(100.00g、642.76mmol、1.00eq)をTHF(1.50L)に加え、次にトリエチルアミン(136.59g、1.35mol、187.10mL、2.10eq)を加え、得られた混合物を0℃に冷却した後、この温度で、BocO(154.31g、707.03mmol、162.43mL、1.10eq)のTHF(500.00mL)溶液を滴下し、10℃に昇温し、この温度で10時間攪拌した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物に飽和炭酸水素ナトリウム溶液(300mL)を加え、酢酸エチル(500mL×2)で抽出した。有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、減圧濃縮して、化合物A1_2を得た。HNMR(400MHz,CDCl)δ(ppm):5.51(brs,1H),4.46-4.31(m,1H),4.03-3.86(m,2H),3.83-3.72(m,3H),2.64(brs,1H),1.46(s,9H)。
工程2:A1_2をTHF(2000mL)に溶解し、温度を-50℃に下げて10分間撹拌し、次に-50℃でMeMgBr(3M、638.59mL、6.00eq)を20分間にかけて滴下した。得られた混合物を25℃で60分間攪拌した後、0℃で希塩酸(2000mL、0.5M)を加えて反応混合物をクエンさせ、得られた混合物を酢酸エチル(500mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、得られた粗生成物を石油エーテル/酢酸エチル(70mL、10/1)で攪拌しながら洗浄し、カラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1-1/1(v/v))により精製して、化合物A1_3を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ(ppm):5.41-5.23(m,1H),3.96(brd,J=11.2Hz,1H),3.79-3.70(m,1H),3.40(brd,J=8.3Hz,1H),2.53-2.39(m,2H),1.39(s,9H),1.28(s,3H),1.18(s,3H)。

工程3:A1_3(30g、136.81mmol、1.00eq)をリン酸ナトリウム緩衝液(540.00mL、0.7M、2.76eq)とアセトニトリル(300mL)の混合溶液に溶解し、TEMPO(2.15g、13.68mmol、0.10eq)を添加し、35℃でNaClO(81.47g、5.47mmol、67.33mL、純度0.5%、0.04eq)とNaClO(98.99g、1.09mol、8.00eq)の水(300mL)溶液を攪拌しながら滴下した。得られた混合物を35℃で12時間撹拌し、次に室温に冷却し、クエン酸(10g)を加えた。得られた混合物を酢酸エチル(500mL×4)で抽出し、合併した有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物に炭酸ナトリウム水溶液(300mL、2M)を加え、酢酸エチル(200mL×2)で洗浄した。水層を0℃に冷却した後、希塩酸(1M)でpHを3.0に調整した。次に、塩化ナトリウムを水溶液に加えて飽和させ、得られた混合物を酢酸エチル(500mL×4)で抽出した。合併した有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物A1-4を得た。HNMR(400MHz,CDCl)δ(ppm):5.42(brd,J=7.8Hz,1H),4.18(brd,J=8.4Hz,1H),1.39(s,9H),1.30(s,3H),1.22(s,3H)。
工程4:A1_4(48g、205.78mmol、1.00eq)をDMF(700mL)に溶解し、次にDCC(84.92g、411.56mmol、83.25mL、2.00eq)とHOBt(55.61g、411.56mmol、2eq)を10℃で0.5時間撹拌した後、O-ベンジルヒドロキシルアミン塩酸塩(39.41g、246.93mmol、1.20eq)および重炭酸ナトリウム水溶液(69.15g、823.11mmol、32.01mL、4eq)を加えた。得られた混合物を10℃で1.5時間撹拌した後、反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。粗生成物を水(400mL)で希釈し、酢酸エチル(500mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過した。ろ液を減圧濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=6/1-3/1(v/v))にかけて、精製により、化合物A1_5を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):11.06(s,1H),7.45-7.32(m,5H),6.45(brd,J=9.2Hz,1H),4.80(d,J=2.6Hz,2H),4.65(s,1H),4.04(d,J=7.0Hz,1H),3.77(brd,J=9.2Hz,1H),1.40(s,9H),1.11(s,3H),1.08(s,3H);
工程5:A1_5(57g、168.44mmol、1eq)をピリジン(600mL)に溶解し、55℃で12時間撹拌して、三酸化硫黄ピリジン(187.67g、1.18mol、7eq)を加えた。次に反応混合物を減圧濃縮し、得られた固体を酢酸エチル(800mL)に溶解した。0℃で炭酸カリウム水溶液(816.94mL、2M、9.7eq)を固体に滴下し、得られた混合物を100℃で2時間撹拌した。次に、室温に冷却し、酢酸エチル(400mL×3)で抽出した。有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた粗生成物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=12/1-9/1(v/v))で精製し、化合物A1_6を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ(ppm):7.41(brd,J=1.0Hz,5H),5.02-4.97(m,2H),4.32(d,J=6.7Hz,1H),1.50-1.43(m,9H),1.34(s,3H),1.11(s,3H);
LC-MS(ESI)m/z:321.1(M+1)。
工程6:A1_6(31g、96.76mmol、1.00eq)をメタノール(620mL)に溶解し、窒素雰囲気下Pd/C(3g、10%)を加え、反応フラスコを窒素で3回置換した。その後、20℃で水素ガスを仕込み、50psiの雰囲気下1時間反応させた後、反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮することで化合物A1-7を得た。
工程7:A1_7(22g、95.54mmol、1.00eq)のDMF(220mL)溶液にDMF・SO(17.56g、114.65mmol、1.2eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、次に飽和KHPO(200mL)で希釈した。得られた混合物を酢酸エチル(100mL)で抽出し、20分間後、10℃で合併した水層にBuHSO(38.93g、114.65mmol、1.20eq)を加え、得られた水層をEtOAc(350mL×4)で抽出した。有機層を合併し、ろ液を減圧濃縮して、化合物A1_8を得た。
工程8:A1_8(68g、123.24mmol、1.00eq)をトリフルオロ酢酸(300mL)に加え、窒素雰囲気下、15℃で4時間攪拌した。反応混合物をジクロロメタン(350mL)で希釈し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物A1を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):8.79(brs,3H),4.18(brs,1H),1.46-1.38(m,6H)。
重用な中間体A2:
Figure 0007280273000046
工程1:A2_1(97g、484.48mmol、1eq)をジクロロメタン(600mL)とDMF(400mL)に溶解し、溶液にトリエチルアミン(49.02g、484.48mmol、67.43mL、1eq)を滴下した。温度を-30℃に下げ、該温度でトリフェニルクロロメタン(135.06g、484.48mmol、1当量)を滴下した。得られた混合物を15℃で12時間撹拌した後、反応混合物を水(500mL)で希釈し、酢酸エチル(500ml×2)で抽出し、有機層を合併してから希塩酸(100mL、0.1M)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、A2_2を得た。
工程2:A2_2(250g、564.94mmol、1eq)のメタノール(750mL)溶液に、水酸化ナトリウム(24.86g、621.43mmol、1.1eq)を加えた。得られた混合物を60℃で10分間撹拌した後、反応物をろ過し、得られた固体を水(500mL)に溶解し、希塩酸(500mL、1M)でpH<5に調整しながら沈殿させた。ろ過し、得られた固体をジクロロメタン(5L)に溶解し、得られた溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して中間体A2を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.02(s,1H),7.76(s,1H),7.37-7.21(m,15H);
LC-MS(ESI)m/z:437.2(M+23)。
重要な中間体A3:(Shanghai FludeChemicalCo.,Ltd.から購入)
Figure 0007280273000047
重要な中間体A4:
Figure 0007280273000048
工程1:0℃でA4_1(19.00g、256.34mmol、21.35mL、6.00eq)のジクロロメタン(150mL)溶液に、BocO(9.32g、42.72mmol、9.81mL、1.00eq)のジクロロメタン(50mL)溶液をゆっくりと滴下した。混合物を20℃で1時間撹拌した後、水(50mL)を加えて反応をクエンチし、分離して有機層を得た後、水(30mL)で洗浄した。水層をジクロロメタン(30mL)で抽出した。有機層を合併し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物A4_2を得た。
工程2:0℃でA4_2(7.50g、43.04mmol、7.50mL、1.00eq)のメタノール(75.00mL)溶液に、酢酸ナトリウム(7.06g、86.08mmol、2.00eq)を加え、次にBrCN(6.84g、64.56mmol、4.75mL、1.50eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌し、水(20mL)でクエンチし、次いで酢酸エチル(20mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物A4_3を得た。
工程3:化合物A4_3(5.50g、27.60mmol、1.00eq)とピラゾール塩酸塩(2.89g、27.60mmol、1.00eq)を1,4-ジオキサン(50.00mL)に加え、混合物を窒素雰囲気下、80℃で2時間攪拌した後、化合物A4_4の1,4-ジオキサン溶液を得、該溶液をそのまま次の反応に使用した。
工程4:前の工程で得られた粗生成物A4_4(7.38g、27.61mmol、1.00eq)のジオキサン溶液をジクロロメタン(50.00mL)に加え、次にDMAP(674.53mg、5.52mmol、0.20eq)とBocO(18.08g、82.83mmol、19.03mL、3.00eq)を加えた。混合物を20℃で12時間撹拌した後、水(50mL)でクエンチし、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=20:1-10:1)(v/v))により精製して、化合物A4_5を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ(ppm):8.13(d,J=2.7Hz,1H),7.55(s,1H),6.36-6.28(m,1H),4.89(brs,1H),3.44(t,J=6.2Hz,2H),3.25-3.14(m,2H),1.87-1.75(m,2H),1.59-1.32(m,27H)。
工程5:化合物A4_5(4.00g、8.56mmol、1.00eq)をTHF(40.00mL)と水(10.00mL)の混合溶液に溶解し、水酸化ナトリウム(3.42g、85.60mmol、10.00eq)を加えた。混合物を70℃、窒素雰囲気下2時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、ジクロロメタン(20mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1~5/1(v/v))により精製して、中間体A4を得た。
重要な中間体A5:
Figure 0007280273000049
工程5:化合物A4_4の塩酸塩(2g、6.58mmol、1eq)のDCM(20mL)に、トリフルオロ酢酸無水物(1.66g、7.90mmol、1.10mL、1.2eq)とトリエチルアミン(1.47g、14.48mmol、2.02mL、2.2eq)を加えた。混合物を10℃で1時間撹拌した。反応混合物を水(20mL×2)mLで洗浄し、有機層を減圧濃縮して、中間体A5を得た。
重要な中間体A6
Figure 0007280273000050
工程1:20℃で、A6_1(7g、53.35mmol、7.54mL、1eq)のTHF(70mL)溶液に、BOC-ONB(29.80g、106.69mmol、2eq)とEtN(11.34g、112.03mmol、15.59mL、2.1当量)のTHF(330mL)溶液をゆっくりと滴下した。得られた混合物を20℃で11時間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した後、得られた残留物を炭酸カリウム溶液(100mL、2M)で希釈し、酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を合併し、減圧濃縮して、化合物A6_2を得た。
工程2:0℃で、A6_2(15g、45.26mmol、1eq)のMeOH(150mL)溶液に、BrCN(7.86g、74.21mmol、5.46mL、1.64eq)と酢酸ナトリウム(7.43g、90.51mmol、2eq)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した後、飽和炭酸ナトリウム溶液の飽和水溶液(300mL)で希釈し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=5/1-1/1)により精製して、化合物A6_3を得た。
工程3:化合物A6_3(4.2g、11.78mmol、1eq)とピラゾール塩酸塩(1.23g、11.78mmol、1eq)をTHF(40mL)にそれぞれ加え、窒素ガスで3回置換した後、75℃で混合物を12時間攪拌した。反応物を室温に冷却した後、酢酸エチル(100mL)で希釈して、ろ過し、フィルターケーキを収集し、乾燥して、化合物A6_4を得た。
LCMS(ESI)m/z:425.4(M+1)。
工程4:0℃で化合物A6_4(2.1g、4.56mmol、1eq)のDCM(20mL)溶液に、TFAA(765.41mg、3.64mmol、506.89μL、0.8eq)とトリエチルアミン(1.01g、10.02mmol、1.39mL、2.2当量)を加えた。混合物を0℃で20分間撹拌し、次に水(20mL)で希釈した。得られた混合物をDCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合併し、減圧濃縮して、化合物A6を得た。
重要な中間体A7
Figure 0007280273000051
工程1:0℃で、A7_1(5g、24.97mmol、1eq)のMeOH(50mL)溶液に、BrCN(4.46g、42.11mmol、1.69eq)とAcONa(4.10g、49.93mmol、2eq)を加えた。混合物を20℃で12時間撹拌し、飽和炭酸ナトリウム溶液(100mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機層を合併し、減圧濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=5/1-1/1)により精製して、化合物A7_2を得た。
工程2:室温でA7_2(4.3g、19.09mmol、1eq)をピラゾール塩酸塩(2.00g、19.09mmol、1eq)のTHF(40mL)溶液に加えた。混合物を80℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮して、化合物A7_3を得た。
工程3:0℃でA7_3(6.5g、22.16mmol、1eq)のDCM(60mL)溶液に、TFAA(5.12g、24.37mmol、3.39mL、1.1eq)とTEA(6.73g、66.47mmol、9.25mL、3eq)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌し、水(50mL)で希釈し、DCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合併し、減圧濃縮して、化合物A7を得た。
重要な中間体A8:
Figure 0007280273000052
工程1:化合物A8_1を1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-(トリフルオロメチル)プロパン-2-オール(10.16g、43.06mmol、10eq)とDCM(20mL)の混合溶液に加えた。反応物を室温で45分間(20~25℃)撹拌し、減圧濃縮して、化合物A8を得た。
[実施例]
Figure 0007280273000053
Figure 0007280273000054
工程1:15℃で、化合物1_1(5.00g、34.44mmol、1.00eq)のエタノール(60.00mL)溶液に、BnBr(7.66g、44.77mmol、5.32mL、1.30eq)を加えた。次に、60℃で14時間攪拌し、室温まで冷却した後、減圧濃縮した。粗生成物を酢酸エチル(30mL)で洗浄して、化合物1-2を得た。
工程2:0℃で、化合物1_2(10.50g、33.21mmol、1.00eq)のメタノール(110.00mL)溶液に、NaBH(3.00g、79.30mmol、2.39eq)を加え、混合物を15℃で2時間撹拌した後、水(10mL)を加え、5分間撹拌した。水層をジクロロメタン(100mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物1_3を得た。
LC-MS(ESI)m/z=240.3(M+1)。
工程3:化合物1_3(2.50g、10.45mmol、1.00eq)、水酸化ナトリウム水溶液(50.00mL、1M)および1,2-ジブロモエタン(62.25g、331.37mmol、25.00mL、31.72eq)を混合、混合物を90℃で2時間攪拌した後、水(10mL)を加え、5分間攪拌した。水層を酢酸エチル(100mL)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろろ液を減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~3/1(v/v))により精製して、化合物1_4を得た。
工程4:0℃で、化合物1_4(2.90g、8.38mmol、1.00eq)の1,2-ジクロロエタン(30.00mL)溶液に、クロロ-1-クロロエチルカーボネート(2.39g、16.75mmol、2.00当量)を加えた。混合物を100℃で2時間撹拌した。減圧濃縮した後、メタノール(30.00mL)を加え、100℃で3時間攪拌し、減圧濃縮し、酢酸エチル(20mL)で洗浄し、乾燥して化合物1_5の塩酸塩を得た。
工程5:化合物1_5塩酸塩(1.00g、3.42mmol、1.00eq)のDMF(10.00mL)溶液に、炭酸カリウム(944.70mg、6.84mmol、2.00eq)とN-(2-ブロモエチル)カルバミン酸tert-ブチル(919.07mg、4.10mmol、1.20eq)を加えた。混合物を60℃で14時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1から1/1(v/v))により精製して、化合物1_6を得た。
工程6:化合物1_6(620.00mg、1.55mmol、1.00eq)のDMF(2.00mL)溶液に、トリエチルアミン(203.90mg、2.01mmol、279.31μl、1.30eq)と2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(252.85mg、1.55mmol、1.00eq)を加えた。混合物を45℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物に飽和炭酸ナトリウム水溶液(20mL)を加え、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。合併した有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、得られた残留物を分取TLC(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/1(v/v))により精製して、化合物1_7を得た。
LC-MS(ESI)m/z:482.4(M+1)。
工程7:化合物1_7(130mg、249.72μmol、1eq)のエタノール(2mL)溶液に、NHNH・HO(14.71mg、249.72μmol、14.28μL、純度85%、1eq)を加えた。混合物を50℃で2時間攪拌し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物1_8を得た。
工程8:化合物1_8(80mg、227.64μmol、1eq)のメタノール(3mL)とジクロロメタン(1mL)の混合溶液に、中間体A2(84.91mg、204.87μmol、0.9eq)を加えた。混合物を15℃で0.5時間撹拌し、減圧濃縮した後、残留物に希塩酸(10mL、0.5M)を加え、水層を酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物1_9を得た。
LC-MS(ESI)m/z:748.6(M+1)。
工程9:化合物1_9(150mg、156.44μmol、1eq)のDMF(2mL)溶液にDCC(64.55mg、312.88μmol、63.29μL、2eq)とHOBt(42.28mg、312.88μmol、2eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、中間体A1(36.17mg、172.08μmol、1.1eq)と重炭酸ナトリウム(52.57mg、625.75μmol、24.34μL、4eq)を加え、混合物を15℃で4時間撹拌し、減圧濃縮した。得られた残留物を水(20mL)に加え、5分間撹拌し、次に酢酸エチル(100mL)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、無水硫酸アンモニウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、得られた残留物を分取TLC(SiO、ジクロロメタン/メタノール=10/1(v/v))により精製して、化合物1_10を得た。
LC-MS(ESI)m/z:940.7(M+1)。
工程10:化合物1_10(90mg、94.18μmol、1eq)のTHF(1mL)溶液にヨウ化メチル(1.84g、12.96mmol、807.02μL、137.64eq)を加えた。混合物を15℃で14時間撹拌し、減圧濃縮した。得られた残留物をDMF(2mL)に溶解し、ヨウ化メチル(1.74g、12.26mmol、763.16μL、130.16eq)と炭酸カリウム(13.02mg、94.18μmol、1eq)を加え、15℃でさらに1時間攪拌し、減圧濃縮して、化合物1_11を得た。
工程11:化合物1_11(90mg、94.23μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液にTFA(3.08g、27.01mmol、2mL、286.67eq)を加え、得られた混合物を15℃で0.5時間撹拌した。減圧濃縮した後、残留物を分取HPLC(カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:3%~30%、10分)により精製して、化合物1を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.42(brd,J=7.5Hz,1H),8.22(s,1H),7.20(brs,2H),7.11(brd,J=9.0Hz,1H),6.89(brs,1H),6.76(s,1H),4.69-4.46(m,3H),4.37(brs,2H),4.19(brs,2H),3.58-3.53(m,4H),3.13(brs,2H),3.10(s,3H),3.03(brs,2H),1.39-1.29(m,3H),1.28-1.15(m,3H);
LC-MS(ESI)m/z:612.7(M+1)。
Figure 0007280273000055
工程1:化合物1_3(2.80g、11.70mmol、1.00eq)のメタノール(30.00mL)溶液に、Pd(OH)/C(200mg、10%)とBocO(3.83g、17.55mmol、1.5eq)を窒素雰囲気下加えた。混合物を水素で3回置換し、水素雰囲気下(50psi)で30℃で2時間撹拌した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物をシリコンクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~1/1(v/v))により精製して、化合物2_1を得た。
工程2:化合物2_1(3.90g、15.64mmol、1.00eq)を水酸化ナトリウム(40.00mL、1M)溶液に加え、次に1,2-ジブロモエタン(49.80g、265.09mmol、20.00mL、16.95eq)と臭化テトラブチルアンモニウム(100.84mg、312.80μmol、0.02eq)を加えた。混合物を90℃で2時間撹拌した後、水(10mL)に加え、5分間撹拌し、水層を酢酸エチル(100mL)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0-50/1(v/v))により精製して、化合物2_2を得た。
工程3:化合物2_2(3.00g、8.42mmol、1.00eq)のDMF(20.00mL)溶液に、トリエチルアミン(1.11g、10.95mmol、1.52mL、1.30eq)と2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(1.37g、8.42mmol、1.00eq)を加えた。混合物を50℃で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1~3/1(v/v))により精製して、化合物2_3を得た。
LC-MS(ESI)m/z:339.3(M-99)。
工程4:化合物2_3(900.00mg、2.05mmol、1.00eq)のエタノール(15.00mL)溶液に、NHNH・HO(120.89mg、2.05mmol、117.36μL、純度85%、1.00eq)を加えた。混合物を45℃で2時間撹拌し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物2_4を得た。
工程5:化合物2_4(580.31mg、1.88mmol、1.20eq)のジクロロメタン(3.00mL)およびメタノール(9.00mL)溶液に、中間体A2(650.00mg、1.57mmol、1.00eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、次に希塩酸(40mL、0.5M)を残留物に加え、水層を酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、無水硫酸で乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物2_5を得た。
工程6:化合物2_5(940.00mg、1.33mmol、1.00eq)のDMF(10.00mL)溶液に、DCC(548.84mg、2.66mmol、538.08μL、2.00eq)とHOBt(359.42mg、2.66mmol、2.00eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、重炭酸ナトリウム(446.93mg、5.32mmol、206.91μl、4.00eq)および中間体A1(307.54mg、1.46mmol、1.10eq)を加えた。混合物を15℃で11時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物を水(10mL)に加え、5分間攪拌した後、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=30/1-10/1(v/v))により精製して、化合物2_6を得た。
工程7:化合物2_6(50.00mg、55.74μmol、1.00eq)とギ酸(1mL)の混合物を40℃で40分間攪拌した後、残留物に酢酸エチル(20mL)と水(1mL)を加え、攪拌し洗浄した。分離により水層を得て、水層を分取HPLC(カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~30%、10分)により精製して、化合物2を得た。
HNMR(400MHz,D )δ(ppm):8.34(s,1H),7.08(d,J=8.6Hz,1H),6.90(s,1H),6.84(dd,J=2.6,8.6Hz,1H),6.80(s,1H),4.80-4.76(m,2H),4.47(brd,J=2.3Hz,2H),4.28-4.25(m,1H),4.23(s,2H),3.47-3.31(m,2H),3.00(t,J=6.4Hz,2H),1.44(s,3H),1.15(s,3H);
LC-MS(ESI)m/z:555.3(M+1)。
Figure 0007280273000056
工程1:化合物2のトリフルオロ酢酸塩(200.00mg、299.12μmol、1.00eq)のDMF(2.00mL)溶液に、DIPEA(154.63mg、1.20mmol、208.96μL、4.0eq)と((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)(1H-ピラゾール-1-イル)メチレン)カルバミン酸tert-ブチル(Z)-tert-ブチル(102.12mg、329.03μmol、1.10eq)を加えた。混合物を40℃で2時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を分取TLC(SiO、ジクロロメタン/メタノール=6/1(v/v))により精製して、化合物3_1を得た。
工程2:化合物3_1(90.00mg、112.94μmol、1.00eq)のジクロロメタン(1.00mL)溶液に、TFA(4.62g、40.52mmol、3mL、358.77eq)を加えた。混合物を15℃で0.5時間撹拌し、次に減圧濃縮した。残留物を分取HPLC(カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:5%~35%、10分)により精製して、化合物3を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.43(brd,J=7.9Hz,1H),7.45(brs,4H),7.21(brs,2H),7.08(brd,J=8.2Hz,1H),6.90-6.80(m,2H),6.76(s,1H),4.59(brd,J=7.9Hz,1H),4.49(s,2H),4.37(brs,2H),4.18(brs,2H),3.56(brt,J=5.4Hz,2H),2.89(brs,2H),1.40(s,3H),1.23(s,3H);
LC-MS(ESI)m/z:597.2(M+1)。
Figure 0007280273000057
工程1:化合物1_1(6g、41.33mmol、1eq)と1,3-ジオキソラン-2-オン(4.37g、49.60mmol、3.31mL、1.2eq)のDMF(80mL)溶液に、炭酸カリウム(6.28g、45.47mmol、1.1eq)を加えた。混合物を窒素下150℃で1時間撹拌し、減圧濃縮してDMFを留去し、残留物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(100mL×5)で抽出した。有機層を合併してから減圧濃縮して、化合物4_1を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.15(s,1H),8.52-8.29(m,1H),8.18-7.90(m,1H),7.84-7.57(m,1H),7.50-7.09(m,2H),5.16-4.81(m,1H),4.16(brs,2H),3.95-3.66(m,2H)。
工程2:化合物4_1(2g、10.57mmol、1eq)のメタノール(30mL)溶液に、BnBr(2.35g、13.74mmol、1.63mL、1.3eq)を加えた。混合物を60℃で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル(50mL)で希釈し、20分間撹拌した後、混合物をろ過し、固体を収集して化合物4_2を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):10.04(s,1H),8.75-8.67(m,1H),8.44-8.40(m,1H),8.36-8.32(m,1H),7.79-7.76(m,1H),7.71-7.66(m,1H),7.55(s,2H),7.44(s,3H),5.89(s,2H),4.36-4.24(m,2H),3.89-3.78(m,2H)。
工程3:0℃で化合物4_2(3.17g、10.56mmol、1eq)のメタノール(40mL)溶液に、NaBH(998.64mg、26.40mmol、2.5eq)を加えた。混合物を15℃で2時間撹拌し、水(10ml)でクエンチし、減圧濃縮して溶媒を留去し、残留物を水(30mL)で希釈し、酢酸エチル(30mL)で抽出し、有機層を合併して減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/1-1/2(v/v))により精製して、化合物4_3を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ(ppm):7.48-7.26(m,5H),6.96-6.89(m,1H),6.75-6.70(m,1H),6.69-6.67(m,1H),4.08-4.01(m,2H),3.96-3.90(m,2H),3.72(s,2H),3.61(s,2H),2.93-2.87(m,2H),2.80-2.72(m,2H)。
工程4:化合物4_3(2g、7.06mmol、1eq)のメタノール(20mL)溶液にNH・HO(1.82g、51.93mmol、2mL、純度36%、7.36eq)を加え、窒素下Pd(OH)/C(100mg、10%)を加えた。得られた混合物を水素で3回置換し、水素雰囲気(50psi)下50℃で12時間攪拌し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して化合物4_4を得た。
工程5:化合物4_4(600mg、3.10mmol、1eq)のDMF(15mL)溶液にDIPEA(802.58mg、6.21mmol、1.08mL、2eq)と中間体A4(1.14g、3.10mmol、1eq)を加えた。混合物を90℃で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/1~0/1(v/v))により精製して、化合物4_5を得た。
工程6:化合物4_5(740mg、1.38mmol、1eq)、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(225.07mg、1.38mmol、1eq)およびPPh(434.25mg、1.66mmol、1.2eq)をTHF(20mL)に溶解し、DIAD(334.78mg、1.66mmol、321.90μL、1.2eq)を加えた。混合物を窒素下15℃で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=100/1-10/1(v/v))により精製して、化合物4-6を得た。
工程7:化合物4_6(500mg、784.04μmol、1eq)のエタノール(10mL)溶液に、NHNH・HO(39.25mg、784.04μmol、38.11μL)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物を希塩酸(10mL、0.5M)で希釈し、ジクロロメタン(10mL)で抽出した。水層を飽和炭酸水素ナトリウムでpHを8~9に調整した後、ジクロロメタン(10mL)で抽出した。有機層を合併し、減圧濃縮して、化合物4_7を得た。
工程8:化合物4_7(130mg、160.54μmol、1eq)をエタノール(3mL)とジクロロメタン(1mL)の混合溶液に溶解し、中間体A2(66.54mg、160.54μmol、1eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を分取TLC(SiO、ジクロロメタン/メタノール=10/1(v/v))により精製して、化合物4_8を得た。
工程9:化合物4_8(80mg、88.49μmol、1eq)のDMF(3mL)溶液にDCC(36.51mg、176.97μmol、35.80μL、2eq)とHOBt(23.91mg、176.97umol、2eq)を加えた。混合物を35℃で1時間攪拌した後、A1(22.32mg、106.18μmol、1.2eq)と炭酸水素ナトリウム(29.73mg、353.95μmol、13.77μL、4eq)を加え、35℃で12時間攪拌した後、減圧濃縮した後、残留物を分取TLC(SiO、ジクロロメタン/メタノール=8/1(v/v))により精製して、化合物4_9を得た。
工程10:化合物4_9(90mg、71.32ml、1eq)をHCOOH(2mL)に溶解し、40℃で1時間攪拌した後、減圧濃縮した。得られた残留物を分取HPLC(ギ酸、カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~27%、10分)により精製して、化合物4を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):8.39(s,2H),7.15-7.05(m,1H),6.86-6.78(m,2H),6.76(s,1H),4.59(s,1H),4.48-4.42(m,2H),4.40-4.32(m,2H),4.19-4.12(m,2H),3.58-3.49(m,2H),3.59-3.47(m,2H),3.31-3.22(m,2H),2.93-2.76(m,4H),1.86-1.72(m,2H),1.38(s,3H),1.19(s,3H);
LC-MS(ESI)m/z:654(M+1)。
Figure 0007280273000058
工程1:化合物4_1(1.6g、8.46mmol、1eq)のアセトン(16mL)とメタノール(16mL)の混合溶液に、N-(3-ブロモプロピル)カルバミン酸tert-ブチル(3.02g、12.68mmol、1.5eq)およびヨウ化カリウム(2.81g、16.91mmol、2eq)を加えた。混合物を70℃で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=50/1~20/1(v/v))により精製して、化合物5_1を得た。
工程2:化合物5_1(2.1g、4.91mmol、1eq)、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(961.99mg、5.90mmol、1.2eq)、およびPPh(1.55g、5.90mmol、1.2eq)をDMF(20mL)に加え、次に0℃でDIAD(1.19g、5.90mmol、1.15mL、1.2eq)を加えた。混合物を15℃で18時間攪拌し、減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル(20mL×2)で洗浄して、化合物5_2を得た。
工程3:化合物5_2(2.4g、4.87mmol、1eq)のエタノール(25mL)溶液に、NHNH・HO(286.97mg、4.87mmol、278.62μL、純度85%、1eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌し、水(20mL)に加え、水層をジクロロメタン(50mL)で洗浄し、減圧濃縮して化合物5_3を得た。
工程4:化合物5_3(1g、2.76mmol、1eq)のメタノール(20mL)溶液に、NaBH(313.15mg、8.28mmol、3eq)を加えた。混合物を15℃で0.5時間撹拌し、次に水(10mL)でクエンチした。得られた混合物を減圧濃縮してメタノールを留去した。残った水層を酢酸エチル(50mL×2)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物5_4を得た。
工程5:化合物5_4(650mg、1.78mmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)およびメタノール(3mL)溶液に、中間体A2(737.77mg、1.78mmol、1eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル(20mL×2)で洗浄して、化合物5_5を得た。
工程6:化合物5_5(600mg、787.48μmol、1eq)のDMF(6mL)溶液に、HOBt(212.81mg、1.57mmol、2当量)とDCC(324.96mg、1.57mmol、318.58μL、2eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、反応混合物に重炭酸ナトリウム(264.61mg、3.15mmol、122.51μL、4当量)および中間体A1(248.30mg、1.18mmol、1.5当量)を加え、15℃で16時間撹拌した。さらに25℃で1時間攪拌した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=50/1~10/1(v/v))により精製して、化合物5_6を得た。
LC-MS(ESI)m/z:954.8(M+1)。
工程7:化合物5_6(300mg、288.30μmol、1eq)のDMF(1mL)溶液にヨウ化メチル(1.19g、8.38mmol、521.93μL、29.08eq)と炭酸カリウム(39.84mg、288.30μmol、1eq)を加えた。混合物を15℃で0.5時間撹拌し、減圧濃縮して、化合物5_7を得た。
工程8:化合物5_7(300mg、309.55μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液にTFA(3.08g、27.01mmol、2.00mL、87.26eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を分取HPLC(カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10um;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~18%、10分)化合物5を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.44(brd,J=7.8Hz,1H),8.35(brs,1H),7.22(s,2H),7.12(brd,J=8.3Hz,1H),6.95-6.87(m,2H),6.76(s,1H),4.58(s,1H),4.52(brs,2H),4.38(brs,2H),4.19(brs,2H),3.62-3.58(m,4H),3.14(brs,3H),3.06(brs,2H),2.72(brs,2H),1.95(brs,2H),1.40(s,3H),1.20(s,3H);
LC-MS(ESI)m/z:626.5(M+1)。
Figure 0007280273000059
工程1:化合物5_6(100mg、96.10μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液にTFA(2.57g、22.52mmol、1.67mL)を加え、混合物を15℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を分取HPLC(カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10um;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~25%、10分)により精製して、化合物6を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.44(d,J=8.1Hz,1H),8.23(s,1H),7.22(s,2H),6.96(d,J=8.4Hz,1H),6.76(s,1H),6.72(d,J=2.6Hz,1H),6.70(s,1H),6.69(s,1H),4.60(d,J=7.9Hz,1H),4.35(brt,J=4.5Hz,2H),4.15-4.11(m,2H),3.49(brs,4H),2.88(brt,J=7.0Hz,2H),2.82-2.76(m,2H),2.62(brt,J=5.8Hz,2H),1.78(brt,J=6.7Hz,2H),1.40(s,3H),1.22(s,3H);
LC-MS(ESI)m/z:612.5(M+1)。
Figure 0007280273000060
工程1:化合物6のギ酸塩(60mg、91.22μmol、1eq)のDMF(1mL)溶液に、トリエチルアミン(27.69mg、273.67μmol、38.09μL、3eq)とN-[(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-ピラゾール-1-イル-メチレン]カルバミン酸tert-ブチル(28.31mg、91.22umol、1eq)を加えた。混合物を40℃で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を分取TLC(SiO、ジクロロメタン/メタノール=10/1(v/v))により精製して、化合物7_1を得た。
工程2:化合物7_1(78mg、91.34μmol、1eq)をギ酸(1.83g、39.76mmol、1.5mL、435.31eq)に加え、混合物を40℃で40分間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を分取HPLC(カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%-25%、10分)により精製して、化合物7を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.43(d,J=8.0Hz,1H),8.21(s,1H),7.51(brs,1H),7.20(s,2H),6.97(d,J=8.4Hz,1H),6.76(s,1H),6.73-6.67(m,2H),4.60(d,J=7.9Hz,1H),4.34(brd,J=4.8Hz,2H),4.13(brd,J=3.6Hz,2H),3.21-3.04(m,2H),2.83-2.77(m,2H),2.71-2.66(m,2H),2.47-2.44(m,2H),2.35-2.30(m,2H),1.73(brt,J=6.5Hz,2H),1.40(s,3H),1.23(s,3H);
LC-MS(ESI)m/z:654.5(M+1)。
Figure 0007280273000061
工程1:化合物4_1(0.5g、2.64mmol、1eq)をTHF(15mL)に溶解し、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(474.19mg、2.91mmol、1.1eq)とPPh(762.41mg、2.91mmol、1.1eq)を加えた。0℃で、DIAD(641.21mg、3.17mmol、616.55μL、1.2eq)を上記混合物に滴下し、20℃で16時間撹拌した後、反応混合物をろ過し、フィルターケーキを石油エーテル(5mL×3)で洗浄し、45℃での真空乾燥により、化合物8_1を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.16(s,1H),8.42(d,J=5.6Hz,1H),8.01(d,J=9.0Hz,1H),7.87(s,4H),7.70(d,J=5.6Hz,1H),7.34(d,J=2.0Hz,1H),7.17(dd,J=2.4,8.9Hz,1H),4.65-4.55(m,2H),4.52-4.42(m,2H)。
工程2:化合物8_1(4.8g、14.36mmol、1eq)をDMF(45mL)に溶解し、炭酸カリウム(2.18g、15.79mmol、1.1eq)とヨウ化メチル(23.97g、168.88mmol、10.51mL、11.76eq)を加えた。得られた混合物を30℃で1時間撹拌した後、反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮し、次に粗生成物を水(20mL)で洗浄してろ過し、ろ液を減圧濃縮して化合物8_2を得た。
工程3:化合物8_2(2.7g、5.67mmol、1eq)をDMF(30mL)に溶解し、NHNH・HO(317.18mg、5.39mmol、307.95μL、純度85%、0.95eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して粗生成物を得、これをジクロロメタン(20mL)で希釈してろ過し、ろ液を減圧濃縮して化合物8_3を得た。
工程4:化合物8_3(0.92g、2.66mmol、1eq)をジクロロメタン(3mL)とエタノール(9mL)に溶解した後、中間体A2(991.40mg、2.39mmol、0.9eq)を加えた。混合物を10℃で1時間撹拌し、反応混合物をろ過し、フィルターケーキを収集し、乾燥して、化合物8_4を得た。
LC-MS(ESI)m/z:615.4(M)。
工程5:化合物8_4(870mg、1.20mmol、1eq)のメタノール(10mL)溶液に、NaBH(452.43mg、11.96mmol、10eq)を加えた。混合物を15℃で0.5時間撹拌し、減圧濃縮し、こうして得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=20/1-10/1(v/v))により精製して、化合物8_5を得た。
工程6:化合物8_5(400mg、478.34μmol、1eq)のDMF(10mL)溶液に、DCC(197.39mg、956.68μmol、193.52μL、2eq)およびHOBt(129.27mg、956.68μmol、2eq)を加えた。混合物を40℃で1時間撹拌した後、中間体A3(103.43mg、574.01μmol、1.2eq)と重炭酸ナトリウム(160.74mg、1.91mmol、74.41μl、4eq)を加え、混合物を40℃で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を水(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(10mL×2)で抽出した。有機層を合併してから減圧濃縮した後に得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=20/1~1/1(v/v))により精製して、化合物8_6を得た。
工程7:化合物8_6(50mg、64.03μmol、1eq)をギ酸(1mL)に溶解し、混合物を40℃で40分間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を分取HPLC(FA条件)(カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル])、B%:1%~30%、10分)により精製して化合物8を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):7.08-7.02(m,1H),6.86-6.79(m,2H),6.75(s,1H),4.41(d,J=2.6Hz,1H),4.43-4.40(m,2H),4.39-4.32(m,2H),4.21-4.15(m,2H),4.01(s,2H),3.68-3.66(m,1H),3.22-3.14(m,2H),3.02-2.94(m,2H),2.72(s,3H),1.33(d,J=6.1Hz,3H);
LC-MS(ESI)m/z:539(M+1)。
Figure 0007280273000062
工程1:化合物8_6(80mg、102.44μmol、1eq)のDMF(2mL)溶液に、炭酸ナトリウム(21.72mg、204.89umol、2eq)とヨウ化メチル(1.19g、8.38mmol、521.93μL、81.84eq)を加えた。混合物を40℃で2時間撹拌し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物9_1を得た。
工程2:化合物9_1(100mg、110.29mmol、1eq)をギ酸(2mL)に加え、混合物を40℃で40分間攪拌した後、水(10mL)で希釈して、ジクロロメタン(10mL×2)で洗浄した。減圧濃縮し、残留物を分取HPLC(FA条件)(カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~27%、10分)により精製して、化合物9を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):7.12-7.07(m,1H),6.94-6.89(m,2H),6.75(s,1H),4.48(s,2H),4.41(d,J=2.6Hz,1H),4.39-4.35(m,2H),4.25-4.17(m,2H),3.66-3.65(m,1H),3.21-3.05(m,10H),1.31(d,J=6.2Hz,3H)。
LC-MS(ESI)m/z:553.3(M+1)。
Figure 0007280273000063
工程1:化合物10_1(3g、20.67mmol、1eq)のエタノール(40mL)溶液にBnBr(4.60g、26.87mmol、3.19mL、1.3eq)を加えた。混合物を60℃で14時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル(30mL×2)で洗浄して、化合物10_2を得た。
工程2:0℃で、化合物10_2(5g、15.81mmol、1eq)のメタノール(50mL)溶液に、NaBH(2.02g、53.33mmol、3.37eq)を加えた。混合物を15℃で2時間撹拌し、減圧濃縮した。、残留物を水(20mL)に加え、水層を酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物10_3を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ(ppm):7.37-7.30(m,2H),7.29-7.23(m,2H),7.23-7.19(m,1H),6.83(d,J=8.3Hz,1H),6.47(dd,J=2.6,8.3Hz,1H),6.25(d,J=2.4Hz,1H),3.61(s,2H),3.45(s,2H),2.76-2.70(m,2H),2.69-2.63(m,2H)。
工程3:化合物10_3(3.3g、13.79mmol、1eq)のメタノール(40mL)溶液に、BocO(4.51g、20.68mmol、4.75mL、1.5eq)とPd(OH)/C(0.2g、10%)。懸濁液を窒素で3回置換してから、水素で3回置換し、次いで30℃で水素雰囲気(50psi)下14時間撹拌した。混合物をろ過し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~5/1(v/v))により精製して、化合物10_4を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ(ppm):6.92(d,J=8.4Hz,1H),6.61(brd,J=6.9Hz,2H),4.46(brs,2H),3.55(brt,J=5.8Hz,2H),2.68(t,J=5.8Hz,2H),1.42(s,9H)。
工程4:化合物10_4(2.4g、9.34mmol、1eq)のDMF(30mL)溶液に、炭酸カリウム(1.42g、10.28mmol、1.1eq)と1,3-ジオキソラン-2-オン(987.29mg、11.21mmol、747.95μL、1.2eq)を加えた。混合物を135℃で4時間撹拌し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物を水(20mL)に加えた。水層を酢酸エチル(100mL×2)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して化合物10_5を得た。
工程5:化合物10_5(3g、10.23mmol、1eq)を塩化水素の酢酸エチル(10.23mmol、30mL、4M)溶液に加え、10℃で20分間攪拌した後、化合物を減圧濃縮して塩酸塩10_6を得た。
工程6:化合物10_6の塩酸塩(2.35g、10.23mmol、1eq)のDMF(25mL)溶液にDIPEA(5.29g、40.92mmol、7.13mL、4eq)とN-[(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-ピラゾール-1-イル-メチレン]カルバミン酸tert-ブチル(3.18g、10.23mmol、1当量)を加えた。混合物を40℃で3時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物を水(30mL)に加え、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1~1/1(v/v))により精製して、化合物10_7を得た。
工程7:化合物10_7(2g、4.53mmol、1eq)のTHF(20mL)溶液に、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(886.92mg、5.44mmol、1.2eq)とPPh(1.43g、5.44mmol、1.2eq)を加え、次に、0℃でDIAD(1.10g、5.44mmol、1.06mL、1.2eq)を滴下した。混合物を15℃で5時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1~1/1(v/v))により精製して、化合物10_8を得た。
LC-MS(ESI)m/z:581.5(M+1)。
工程8:化合物10_8(1.8g、2.35mmol、40.95μL、1eq)のエタノール(20mL)溶液に、NHNH・HO(138.21mg、2.35mmol、134.19μL、純度85%、1eq)を加えた。45℃で0.5時間攪拌した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物に水(10mL)を加え、酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物10_9を得た。
工程9:化合物10_9(0.8g、1.78mmol、1eq)のメタノール(9mL)およびジクロロメタン(3mL)溶液に、中間体A2(735.98mg、1.78mmol、1eq)を加えた。混合物を15℃で10分間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル(30mL)で洗浄して、化合物10_10を得た。
工程10:化合物10_10(400mg、472.26μmol、1eq)のDMF(5mL)溶液に、HOBt(127.62mg、944.52μmol、2eq)とDCC(194.88mg、944.52μmol、2eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、重炭酸ナトリウム(158.70mg、1.89mmol、73.47μL、4当量)および中間体A1(129.06mg、613.94μmol、1.3当量)を加えた。混合物を15℃でさらに12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=20/1~10/1(v/v))により精製し、、次に、分取TLC(SiO、ジクロロメタン/メタノール=10/1(v/v))により精製して、化合物10_11を得た。
工程11:化合物10_11(20mg、13.10μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液にTFA(2.10g、18.39mmol、1.36mL、1403.52eq)を加えた。混合物を15℃で0.5時間撹拌し、減圧濃縮した。残留物を分取HPLC(カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10um;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:5%~35%、10分)により精製して、化合物10を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):8.43(s,1H),7.15(brd,J=8.4Hz,1H),6.84(brd,J=7.7Hz,1H),6.78-6.69(m,2H),4.59(s,1H),4.51(s,2H),4.36(brs,2H),4.16(brs,2H),3.69-3.62(m,4H),2.83(brs,2H),1.39(s,3H),1.22(s,3H);
LC-MS(ESI)m/z:597.4(M+1)。
Figure 0007280273000064
工程1:化合物11_1(10g、53.69mmol、1eq)とBrCN(6.82g、64.43mmol、4.74mL、1.2eq)をアセトン(100mL)に溶解し、炭酸カリウム(11.13g、80.54mmol、1.5eq)を加えた。窒素ガスで3回置換した後、15℃で1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を水(50mL)で希釈し、水層をジクロロメタン(100mL)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し減圧濃縮して、化合物11_2を得た。
工程2:化合物11_2(2g、9.47mmol、1eq)とピラゾール塩酸塩(989.98mg、9.47mmol、1eq)をTHF(20mL)に加え、窒素で3回置換した後、65℃で4時間撹拌した。反応混合物をメチルtert-ブチルエーテル(20mL)で希釈し、10分間撹拌し、ろ過して、化合物11_3の塩酸塩を得た。
工程3:化合物11_3の塩酸塩(1.8g、5.70mmol、1eq)のジクロロメタン(20mL)にトリエチルアミン(1.44g、14.25mmol、1.98mL、2.5eq)を加え、次に0℃でトリフルオロ酢酸無水物(1.80g、8.55mmol、1.19mL、1.5eq)をゆっくりと加えた。混合物を15℃で0.5時間撹拌し、希塩酸(25mL、0.1M)でクエンチし、次にジクロロメタン(20mL)で抽出し、有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して化合物11_4を得た。
工程4:化合物11_4(1.85g、4.93mmol、1.00eq)と化合物4_4(0.95g、4.92mmol、1eq)をDMF(10mL)に加え、窒素ガスで3回置換し、混合物を15℃で1.5時間撹拌した後、30℃に加熱し、2.5時間攪拌した。反応混合物を水(10mL)と希塩酸(1mL、0.5M)でクエンチし、次に酢酸エチル(20mL)で抽出し、有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物11_5を得た。
工程5:0℃で、化合物11_5(2.3g、4.60mmol、1eq)と2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(899.56mg、5.51mmol、1.2eq)のTHF(20mL)溶液に、PPh(1.45g、5.51mmol、1.2eq)とDIAD(1.12g、5.51mmol、1.07mL、1.2eq)を加えた。混合物を15℃で2時間撹拌し、減圧濃縮してTHFを留去し、残留物を水(30ml)で希釈して酢酸エチル(30mL)で抽出した。有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物11_6を得た。
工程6:化合物11_6(1.5g、2.32mmol、1eq)をエタノール(10mL)とジクロロメタン(5mL)に溶解し、NHNH・HO(136.83mg、2.32mmol、132.85μL、純度85%、1eq)を加えた。15℃で0.5時間攪拌した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物を水(10mL)で希釈した後、ジクロロメタン(10mL)で抽出した。有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物11_7を得た。
工程7:化合物11_7(400mg、775.91μmol、1.61eq)と中間体A2(200mg、482.54μmol、1eq)をジクロロメタン(5mL)とエタノール(5mL)の混合溶液に加え、15℃で0.5時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮し、残留物を石油エーテル/酢酸エチル(12mL、5/1)でスラリー化し、フィルターケーキをろ過により収集して、化合物11_8を得た。
工程8:化合物11_8(500mg、548.25μmol、1eq)と炭酸カリウム(151.54mg、1.10mmol、2eq)をメタノール(5mL)と水(0.1mL)の混合溶液に加え、窒素下、15℃で2時間攪拌した後、減圧濃縮して、残留物を飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)で希釈し、ジクロロメタン(20mL)で抽出した。有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物を石油エーテル/酢酸エチル(15mL、2/1)で攪拌洗浄し、フィルターケーキをろ過して、化合物11_9を得た。
工程9:化合物11_9(200mg、245.10μmol、1eq)をDMF(2mL)に溶解し、DCC(101.14mg、490.21μmol、99.16μL、2eq)とHOBt(66.24mg、490.21μmol、2eq)を加えた。混合物を15℃で窒素下1時間撹拌し、次に中間体A1(66.98mg、318.64μmol、1.3当量)および重炭酸ナトリウム(82.36mg、980.42mmol、38.13μL、4当量)を加え、混合して11時間撹拌し、ろ過して、ろ液を減圧濃縮し、残留物を分取TLC(SiO、ジクロロメタン/メタノール=10/1(v/v))により精製して、化合物11_10を得た。
工程10:0℃で、化合物11_10(100mg、99.19μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液に、TFA(1mL)を加えた。混合物を0℃で40分間撹拌した後、反応混合物を石油エーテル/酢酸エチル(5mL、1/4)で希釈して沈殿物を形成し、固体をろ過により収集し、分取HPLC(FA、カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~27%、10分)により精製して、化合物11を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.43(d,J=7.8Hz,1H),8.19(s,1H),8.02(brs,1H),7.22(s,2H),7.11(d,J=9.0Hz,1H),6.86-6.79(m,2H),6.76(s,1H),4.59(d,J=7.9Hz,1H),4.47(s,2H),4.36(brd,J=4.9Hz,2H),4.17(brd,J=2.6Hz,2H),3.64-3.54(m,2H),3.28(brs,4H),2.99-2.91(m,2H),2.80(brs,4H),1.40(s,3H),1.21(s,3H)。
Figure 0007280273000065
工程1:化合物12_1(2g、9.99mmol、1eq)、BrCN(1.59g、14.98mmol、1.10mL、1.5eq)および酢酸ナトリウム(4.10g、49.93mmol、5eq)をエタノール(20mL)に加え、混合物を室温(10-15℃)で2時間攪拌した後、減圧下溶媒を留去し、反応混合物に水(20ml)を加えた。得られた混合物を酢酸エチル(15ml×2)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(10ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減圧下留去して、化合物12_2を得た。
工程2:化合物12_2(2.3g、10.21mmol、1eq)、1H-ピラゾール塩酸塩(764.52mg、11.23mmol、1.1eq)をTHF(30mL)に加え、窒素で3回置換した後、混合物を70℃で1.5時間、窒素ガス保護下で攪拌した。室温に冷却した後、メチルtert-ブチルエーテル(30ml)を加えた。混合物をろ過し、フィルターケーキをメチルtert-ブチルエーテル(20ml)で洗浄して、化合物12_3の塩酸塩を得た。
LC-MS(ESI)m/z:294.2(M+1)。
工程3:化合物12_3の塩酸塩(1.8g、5.46mmol、1eq)とトリエチルアミン(1.38g、13.64mmol、1.90mL、2.5eq)をジクロロメタン(20mL)に加え、次に0℃で無水トリフルオロ酢酸(1.72g、8.19mmol、1.14mL、1.5eq)を加えた。反応液を室温(10~15℃)で2時間攪拌した後、ジクロロメタン(20ml)を加え、希塩酸(5ml、0.5M)、水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、ろ過し、溶媒を減圧下留去して、化合物12_4を得た。
工程4:化合物12_4(2.1g、5.39mmol、1eq)をDMF(20mL)に溶解し、化合物4_4(1.35g、7.01mmol、1.3eq)を加え、窒素で3回置換した。混合物を室温で窒素下保護の状態で1時間攪拌した後、30℃で24時間攪拌した。反応混合物に飽和塩化ナトリウム(50ml)を加え、酢酸エチル(30ml×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル/メタノール=3/1/0~0/10/1(v/v))により精製して、化合物12_5を得た。
LC-MS(ESI)m/z:515.4(M+1)。
工程5:化合物12_5(2.05g、3.50mmol、1eq)、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(684.81mg、4.20mmol、1.2eq)およびPPh(1.84g、7.00mmol、2eq)のTHF(20mL)にDIAD(1.06g、5.25mmol、1.02mL、1.5eq)を加えた。反応物を室温(10~15℃)で12時間撹拌し、溶媒を減圧下留去し、水(20mL)を反応混合物に加えた。得られた混合物を酢酸エチル(20ml×2)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、溶媒を減圧下留去して、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=3/1~1/0(v/v))により精製して、化合物12_6を得た。
LC-MS(ESI)m/z:660.4(M+1)。
工程6:化合物12_6(4g、2.85mmol、1eq)をジクロロメタン(10mL)とエタノール(10mL)に溶解し、NHNH・HO(167.85mg、2.85mmol、162.96μL、純度85%、1eq)を加えた。反応物を室温で2時間(10~15℃)撹拌し、次にろ過し、ろ液を減圧濃縮した後、得られた残留物にジクロロメタン(10ml)を加え、再びろ過した。ろ液を水(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物12_7を得た。
工程7:化合物12_7(1g、1.89mmol、1eq)をジクロロメタン(5mL)とエタノール(15mL)に溶解し、中間体A2(391.35mg、944.19μmol、0.5eq)を加え、反応を室温(15~20℃)で3時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物を石油エーテル/酢酸エチル(30ml、2:1)で攪拌し、2回洗浄して、化合物12_8を得た。
LC-MS(ESI)m/z:926.5(M+1)。
工程8:化合物12_8(640mg、487.25μmol、1eq)のメタノール(10mL)溶液に炭酸カリウム(202.02mg、1.46mmol、3eq)を加え、混合物を30℃で15時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をジクロロメタン(20ml)に溶解し、有機層を飽和塩化ナトリウム水溶液(10ml)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して化合物12_9を得た。
LC-MS(ESI)m/z:830.5(M+1)。
工程9:化合物12_9(210mg、202.41μmol、1eq)のDMF(1mL)溶液に、DCC(83.52mg、404.82μmol、81.89μL、2eq)とHOBt(54.70mg、404.82μmol、2eq)を加えた。反応混合物を室温(10~15℃)で1時間撹拌した後、中間体A1(63.82mg、303.61mol、1.5当量)および重炭酸ナトリウム(68.01mg、809.64mol、31.49μL、4当量)を加えた。反応物を30℃で12時間撹拌し、ろ過し、溶媒を減圧下留去し、残留物を分取TLC(SiO、ジクロロメタン/メタノール=10/1(v/v))により精製して、化合物12_10を得た。
LC-MS(ESI)m/z:1022.6(M+1)。
工程10:化合物12_10(64mg、62.61μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液にトリフルオロ酢酸(1mL)を加え、-15℃で0.5時間撹拌し、次に0℃に昇温して0.5時間撹拌した。次に、酢酸エチル/石油エーテル(10ml、4:1)を反応混合物に加えて、白色の固形物を生成した。ろ過した後、白色の固形物を分取HPLC(カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~28%、10分)により精製して、化合物12を得た。
LC-MS(ESI)m/z:680.3(M+1);
HNMR(400MHz,DMSO-d+DO)δ(ppm):8.35(brs,1H),7.09(brd,J=8.3Hz,1H),6.85-6.78(m,2H),6.75(s,1H),4.57(s,1H),4.46(brs,2H),4.36(brs,2H),4.16(brs,2H),3.23(brs,2H),2.87(brs,2H),2.76(brs,2H),2.67(brd,J=1.8Hz,2H),1.91(brs,2H),1.67(brs,2H),1.37(s,3H),1.18(s,3H)。
Figure 0007280273000066
工程1:化合物13_1(29g、128.30mmol、1eq)のTHF(300mL)溶液に、BH・SMe(10M、38.49mL、3eq)を加えた。混合物を80℃で12時間反応させ、次に0℃に冷却し、メタノール(100mL)でクエンチした。次に希塩酸(90mL、1M)を加え、80℃で1時間撹拌し、減圧濃縮して溶媒を留去した。残留物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(150mL×2)で抽出した。次に、水層を水酸化ナトリウム水溶液(1M)でpH=10~11に調整し、得られた水層を酢酸エチル(150mL×2)で抽出した。有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物13_2を得た。
工程2:化合物13_2(6g、30.29mmol、1eq)のジクロロメタン(50mL)溶液にBocO(6.61g、30.29mmol、6.96mL、1eq)とトリエチルアミン(6.13g、60.59mmol、8.43mL、2eq)を加えた。混合物を20℃で12時間撹拌し、減圧濃縮して溶媒を留去した。残留物を水(100mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×3)で抽出した。有機層を合併して減圧濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~10/1(v/v))により精製して、化合物13_3を得た。
工程3:化合物13_3(9g、30.18mmol、1eq)と4,4,4’,4’,5,5,5’,5’-オクタメチル-2,2’-ビス(1,3,2-ジオキサボロラン)(15.33g、60.37mmol、2eq)のDMSO(150mL)溶液にPd(dppf)Cl・CHCl(2.46g、3.02mmol、0.1eq)と酢酸カリウム(11.85g、120.73mmol、4eq)を加えた。混合物を窒素ガスで3回置換した後、90℃で12時間攪拌した。反応混合物を水(200mL)で希釈し、酢酸エチル(150mL×3)で抽出した。有機層を合併してからろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=100/1~20/1(v/v))により精製して、化合物13_4を得た。
工程4:化合物13_4(11g、31.86mmol、1eq)のTHF(100mL)溶液にH(86.69g、764.69mmol、73.47mL、30%純度、24eq)と酢酸(9.95g、165.68mmol、9.48mL、5.2eq)を加えた。混合物を20℃で12時間撹拌し、飽和炭酸ナトリウム(30mL)でクエンチし、得られた混合物を水(10mL)で希釈し、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を合併し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=15/1~7/1(v/v))により精製して、化合物13_5を得た。
LC-MS(ESI)m/z:180(M-56+1)。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):7.09(t,J=6.3Hz,1H),6.72-6.65(m,2H),4.47(brt,J=12.7Hz,4H),1.45(s,9H)。
工程5:化合物13_5(2.25g、25.50mmol、1.70mL、1.5eq)のDMF(30mL)溶液に、炭酸カリウム(2.58g、18.70mmol、1.1eq)と1,3-ジオキソラン-2-オン(4g、17.00mmol、1eq)を加えた。混合物を150℃で1時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合併し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=7/1~3/1(v/v))により精製して、化合物13_6を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):7.21(dd,J=5.9,8.0Hz,1H),6.91(d,J=5.5Hz,1H),6.85(d,J=8.6Hz,1H),4.87(t,J=5.5Hz,1H),4.56-4.46(m,5H),3.99-3.93(m,2H),3.70(q,J=5.3Hz,2H),1.45(s,9H)。
工程6:化合物13_6(1.2g、4.30mmol、1eq)のジクロロメタン(5mL)溶液にTFA(6.16g、54.02mmol、4mL、12.58eq)を加えた。混合物を10℃で1時間撹拌し、減圧濃縮した。残留物をメタノール(5mL)で希釈し、-10℃で塩化水素の酢酸エチル溶液(4M、15mL)に10分間をかけて滴下し、次いでろ過し、フィルターケーキを収集して乾燥し、メタノール(10mL)と炭酸カリウム(1.19g、8.59mmol、2eq)の混合物に加え、15℃で2時間反応させ、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物13_7を得た。
工程7:化合物13_7(0.3g、1.67mmol、1eq)と中間体A5(608.21mg、1.67mmol、1eq)をDMF(10mL)に溶解し、混合物を10℃で0.5時間攪拌した後、水(50mL)を加えて希釈し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過して減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=50/1~20/1(v/v))により精製して、化合物13_8を得た。
LC-MS(ESI)m/z:475.3(M+1)。
工程8:2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(104.52mg、640.71μmol、0.95eq)と化合物13_8(320mg、674.43mmol、1eq)をTHF(5mL)に溶解し、PPh(212.27mg、809.32μmol、1.2eq)およびDIAD(163.65mg、809.32μmol、157.36μL、1.2eq)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌し、減圧濃縮して溶媒を留去し、残留物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合併した後、溶媒を減圧濃縮して溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=2/1~1/3(v/v))により精製して、化合物13_9を得た。
LC-MS(ESI)m/z:620.3(M+1)。
工程9:化合物13_9(0.4g、645.59μmol、1eq)のエタノール(5mL)およびジクロロメタン(1mL)の溶液に、NHNH・HO(41.82mg、710.15μmol、40.61μl、85%純度、1.1eq)を加えた。混合物を15℃で10分間攪拌した後、水(20ml)で希釈し、酢酸エチル(20mL×3)で抽出した。有機層を合併し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物13_10を得た。
LC-MS(ESI)m/z:490.3(M+1)。
工程10:中間体A2(203.22mg、490.31μmol、0.8eq)のジクロロメタン(2mL)とエタノール(5mL)の溶液に、化合物13_10(0.3g、612.89μmol、1eq)を加えた。混合物を15℃で10分間撹拌し、次に減圧濃縮して、化合物13_11を得た。
LC-MS(ESI)m/z:886.4(M+1)。
工程11:化合物13_11(0.5g、564.37μmol、1eq)のメタノール(5mL)および水(0.1mL)溶液に炭酸カリウム(156.00mg、1.13mmol、2eq)を加え、混合物を15℃で24時間攪拌した。次に希塩酸(20mL、0.1M)で希釈し、混合物をジクロロメタン(50mL×2)で抽出した。有機層を合併し、飽和塩化ナトリウム(10mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=10/1~0/1(v/v))により精製して、化合物13_12を得た。
LC-MS(ESI)m/z:790.4(M+1)。
工程12:化合物13_12(0.3g、379.77μmol、1eq)のDMF(4mL)溶液に、HOBt(102.63mg、759.55μmol、2eq)とDCC(156.72mg、759.55μmol、153.64μL、2eq)を加えた。混合物を室温で0.5時間撹拌した後、中間体A1(103.78mg、493.71mol、1.3当量)および重炭酸ナトリウム(127.62mg、1.52mmol、59.08μL、4当量)を加えた。得られた混合物を15℃で11.5時間撹拌した後、ろ過し、減圧濃縮し、残留物を分取TLC(SiO、DCM/MeOH=8/1(v/v))により精製して、化合物13_13を得た。
LC-MS(ESI)m/z:983.6(M+1)
工程13:化合物13_13(180mg、183.27μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液にTFA(1.54g、13.51mmol、1mL、73.69eq)を加えた。混合物を0℃で10分間撹拌した後、反応混合物を石油エーテル/酢酸エチル(10mL、1/1)で希釈し、減圧下ろ過し、フィルターケーキを乾燥し、これを分取HPLC(カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:2%~32%、10分)により精製して、化合物13を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d+D2O)δ(ppm):8.34(s,1H),7.33-7.24(m,1H),7.06-6.89(m,2H),6.76(s,1H),4.76-4.57(m,5H),4.38(brs,2H),4.20-4.15(m,1H),3.36-3.23(m,2H),2.85(brt,J=7.5Hz,2H),1.80(brs,2H),1.37(s,3H),1.17(s,3H);LC-MS(ESI)m/z:640.4(M+1)。
Figure 0007280273000067
工程1:化合物6のトリフルオロ酢酸(100mg、113.41μmol、1eq)、ホルムイミド酸エチル(12.42mg、113.41μmol、1eq、HCl)およびトリエチルアミン(34.43mg、340.22μmol、47.36μL、3eq)をDMF(1mL)に溶解し、混合物を15℃で24時間反応させた。ろ過した後、ろ液を分取HPLC(FA、カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:3%~33%、10分)により精製して、化合物14を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.44(brd,J=7.6Hz,1H),8.46(s,1H),7.90(brs,1H),7.23(s,2H),7.08(brd,J=8.3Hz,1H),6.88-6.80(m,2H),6.76(s,1H),4.59(d,J=7.3Hz,1H),4.50(brs,2H),4.36(brd,J=4.4Hz,2H),4.17(brd,J=3.1Hz,2H),3.58(brs,2H),3.30(brd,J=6.4Hz,2H),2.89(brs,2H),1.79(brd,J=5.4Hz,2H),1.39(s,3H),1.22(s,3H);
LC-MS(ESI)m/z:681.4(M+1)。
Figure 0007280273000068
工程1:化合物6(100mg、113.41μmol、1eq、2TFA)、ホルムアルデヒド溶液(9.20mg、113.41μmol、8.44μL、1eq)および無水硫酸ナトリウム(80.54mg、567.04μmol、57.53μL、5eq)をMeOH(1mL)溶液に加え、15℃で1時間撹拌した後、次にNaBH(CN)(14.25mg、226.82mol、2当量)を加えた。混合物を15℃でさらに11時間撹拌した後、ろ過し、ろ液を分取HPLC(FA、カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:2%~32%、10分)により精製して、化合物15を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):9.42(d,J=7.8Hz,1H),8.18(s,1H),7.83(brs,3H),7.20(s,2H),7.09(brd,J=8.3Hz,1H),6.93-6.82(m,2H),6.76(s,1H),4.58(d,J=7.8Hz,1H),4.47(s,2H),4.37(brs,2H),4.18(brs,2H),3.55(brd,J=5.9Hz,2H),3.26(brd,J=7.0Hz,2H),2.90(brd,J=5.9Hz,2H),2.37-2.32(m,3H),2.20(s,6H),1.75-1.65(m,2H),1.40(s,3H),1.22(s,3H);
LC-MS(ESI)m/z:682.4(M+1)。
Figure 0007280273000069
工程1:16_1(2g、12.48mmol、1.96mL、1eq)、BrCN(1.98g、18.72mmol、1.38mL、1.5eq)とNaOAc(5.12g、62.42mmol、5eq)をエタノール(20mL)に加え、混合物を窒素ガスで3回置換した後、混合物を10~15℃で2時間撹拌した。溶媒を減圧濃縮して除去し、反応混合物に水(30ml)を加え、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を合併してからブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過後、ろ液を減圧濃縮し、化合物16_2を得た。
工程2:化合物16_2(2.3g、12.42mmol、1eq)のTHF(40mL)溶液に、ピラゾール塩酸塩(1.30g、12.42mmol、1eq)を加えた。混合物を70℃で12時間撹拌し、減圧濃縮して、化合物16_3の塩酸塩を得た。
工程3:化合物16_3の塩酸塩(1g、3.95mmol、1eq)のジクロロメタン(10mL)溶液に、無水トリフルオロ酢酸(829.18mg、3.95mmol、549.12μL、1eq)とトリエチルアミン(798.97mg、7.90mmol、1.10mL、2eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、希塩酸(10mL、1M)でクエンチし、次にジクロロメタン(50mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物16_4を得た。
工程4:化合物16_4(500mg、306.89μmol、1当量)および化合物4_4(59.30mg、306.89μmol、1当量)をDMF(5mL)に溶解し、混合物を30℃で2時間撹拌した。混合物を水(10mL)に加え、5分間撹拌し、水層を酢酸エチル(50mL)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物16_5を得た。
工程5:化合物16_5(0.4g、843.04μmol、1eq)、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(165.03mg、1.01mmol、1.2eq)、およびPPh(265.34mg、1.01mmol、1.2eq)をTHF(4mL)に加え、DIAD(204.56mg、1.01mmol、196.70μL、1.2eq)を0℃で加えた。混合物を15℃で3時間撹拌し、減圧濃縮した後、残留物を水(20mL)に加え、5分間撹拌し、水層を酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過して減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=5/1~0/1(v/v))により精製して、化合物16_6を得た。
LC-MS(ESI)m/z:620.3(M+1)。
工程6:化合物16_6(200mg、322.80μmol、1eq)のエタノール(2mL)溶液に、NHNH・HO(19.01mg、322.80μmol、18.46μL、純度85%、1eq)を加えた。20℃で1時間攪拌した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物を水(20mL)で希釈し、水層を酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物16_7を得た。
工程7:化合物16_7(120mg、245.15μmol、1eq)のメタノール(3mL)およびジクロロメタン(1mL)の溶液に、中間体A2(101.61mg、245.15μmol、1eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌し、減圧濃縮して、化合物16_8を得た。
工程8:化合物16_8(200mg、225.75μmol、1eq)のメタノール(1mL)溶液に炭酸カリウム(78.00mg、564.37μmol、2.5eq)を加えた。混合物を15℃で14時間撹拌した後、残留物を水(10mL)に加え、5分間撹拌した後、ジクロロメタン(50mL×2)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム溶液(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物を(20mL×3、石油エーテル/酢酸エチル=1/1)で洗浄し、ろ過し、フィルターケーキを収集して、化合物16_9を得た。
LC-MS(ESI)m/z:790.5(M+1)。
工程9:化合物16_9(80mg、101.27μmol、1eq)のDMF(2mL)溶液に、DCC(41.79mg、202.55μmol、40.97μL、2eq)とHOBt(27.37mg、202.55μmol、2eq)を加えた。混合物を15℃で30分間撹拌し、次に重炭酸ナトリウム(34.03mg、405.09μmol、15.75μL、4当量)および中間体A1(31.93mg、151.91μmol、1.5当量)を加えた。15℃で11.5時間攪拌した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、分取TLC(SiO、ジクロロメタン/メタノール=10/1)により精製して、化合物16_10を得た。
LC-MS(ESI)m/z:982.6(M+1)。
工程10:-15℃で、化合物16_10(30mg、30.55μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1mL、442.16eq)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を分取HPLC(カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-ACN];B%:8%~38%、10分)により精製して、化合物16を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):8.36(s,3H),7.10(brd,J=8.9Hz,1H),6.88(s,1H),6.82(brs,2H),4.88-4.87(m,2H),4.46(s,4H),3.59-3.48(m,4H),3.18(t,J=6.4Hz,2H),2.86(brd,J=6.1Hz,2H),1.98-1.96(m,1H),1.39(S,3H),1.05(s,3H));
LC-MS(ESI)m/z:640.4(M+1)。
Figure 0007280273000070
工程1:化合物A6(1.6g、3.07mmol、1eq)のDMF(20mL)溶液に、トリエチルアミン(1.24g、12.29mmol、1.71mL、4eq)と13_7トリフルオロ酢酸(901.33mg、3.07mmol、1当量)を加え、得られた混合物を45℃で12時間撹拌した。反応物を室温まで冷却した後、水(40mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合併してから減圧濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=2/1~0/1)により精製して、化合物17_1を得た。
LCMS(ESI)m/z:632.4(M+1)。
工程2:化合物17_1(370mg、585.74μmol、1eq)と2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(95.55mg、585.74umol、1eq)のTHF(8mL)溶液に、PPh(199.72mg、761.46μmol、1.3eq)を加えた後、DIAD(153.97mg、761.46μmol、148.05μL、1.3eq)を0℃で滴下した。得られた混合物を25℃で1時間撹拌し、減圧濃縮して溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=5/1~2/1)により精製して、化合物17_2を得た。
工程3:25℃で、化合物17_2(700mg、901.14μmol、1eq)のEtOH(10mL)溶液にNHNH・HO(58.38mg、991.25μmol、56.68μL、85%純度、1.1eq)を加え、1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮して溶媒を留去し、残留物を水(40mL)で希釈した後、DCM(40mL×2)で抽出し、有機層を合併し、減圧濃縮して、化合物17_3を得た。
工程4:化合物17_3(400mg、618.53μmol、1eq)のMeOH(3mL)とDCM(3mL)の混合溶液に、中間体A2(256.36mg、618.53μmol、1eq)を加えた。混合物を25℃で0.5時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、MeOH/DCM=0/1~10/1)により精製して、化合物17_4を得た。
工程5:化合物17_4(350mg、335.52μmol、1eq)のMeOH(5mL)溶液に、炭酸カリウム(231.85mg、1.68mmol、5eq)を加えた。40℃で14時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物を水(20mL)に加え、5分攪拌した。水層をDCM(100mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物17_5を得た。
工程6:化合物17_5(300mg、316.74μmol、1eq)のDMF(3mL)溶液に、N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(79.95mg、633.48μmol、98.09μL、2eq)とHOBt(85.60mg、633.48μmol、2eq)を加えて。混合物を25℃で30分間撹拌し、次に中間体A1(86.56mg、411.76μmol、1.3当量)およびNaHCO(106.43mg、1.27mmol、4当量)を混合物に加えた。25℃で12時間攪拌した後、水(10mL)に加え、5分間攪拌し、ろ過してフィルターケーキを収集し、分取TLC(SiO、ジクロロメタン/メタノール=10/1)により精製して、化合物17_6を得た。。
LCMS(ESI)m/z:1139.7(M+1)。
工程7:0℃で、化合物17_6(80mg、64.84μmol、1eq)のDCM(1mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1mL、208.28eq)を加え、30分間攪拌し、次に石油エーテル/酢酸エチル(10mL、1/2)の混合溶液を上記反応溶液に加え、5分間撹拌し、ろ過してフィルターケーキを収集し、これを分取HPLCカラム(BostonGreenODS150×30×5μm;流動相:[水(0.225%FA)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~27%、10分)により精製して、化合物17を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d)δ(ppm):7.25(d,J=8.4Hz,1H),7.03-6.99(m,1H),6.97-6.90(m,2H),4.86(brs,4H),4.56(brd,J=2.9Hz,1H),3.45(t,J=7.2Hz,4H),3.05-2.86(m,4H),2.08-1.91(m,4H),1.45(s,3H),1.05(s,3H);LCMS(ESI)m/z:697.4(M+1)。
Figure 0007280273000071
工程1:室温で、化合物13_12(500mg、63.96μmol、1eq)のDMF(5mL)溶液に、HOBt(171.05mg、1.27mmol、2eq)とDIC(159.76mg、1.27mmol、196.02μL、2eq)を加えた。混合物を該温度で60分間撹拌し、次に中間体A3(148.26mg、822.85μmol、1.3当量)およびNaHCO(212.70mg、2.53mmol、4当量)を加えた。得られた混合物を室温で11時間攪拌した後、水(50mL)で希釈し、減圧ろ過してフィルターケーキを収集し、乾燥して、化合物18_1を得た。
LCMS(ESI)m/z:952.4(M+1)。
工程2:0℃で、化合物18_1(450mg、472.64μmol、1eq)のDCM(5mL)に、TFA(4mL)を加え、得られた混合物を0℃で2時間撹拌し、溶媒を減圧留去し、残留物を分取HPLC(カラム:ボストンpH-lex150×25×10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:15%~29%、8分)により精製して、化合物18を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d+D2O)δ(ppm):7.26(d,J=8.3Hz,1H),7.00-6.90(m,2H),6.86(s,1H),4.69(brs,2H),4.63(brs,2H),4.40(brdd,J=3.2,13.2Hz,3H),4.23(brd,J=3.9Hz,2H),3.74(brdd,J=2.7,6.2Hz,1H),3.28(brt,J=6.6Hz,2H),2.86(brt,J=7.6Hz,2H),1.86-1.76(m,2H),1.32(d,J=6.1Hz,3H);
LCMS(ESI)m/z:610.4(M)。
Figure 0007280273000072
工程1:中間体A7(4.51g、11.59mmol、1eq)のDMF(20mL)溶液に、トリエチルアミン(5.87g、57.97mmol、8.07mL、5eq)と化合物13_7のトリフルオロ酢酸塩(3.4g、11.59mmol、1当量)を加えた。混合物を45℃で12時間撹拌し、水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合併し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=1/0~20/1)により精製して、化合物19_1を得た。
LCMS(ESI)m/z:501.3(M+1)。
工程2:化合物19_1(1.2g、2.40mmol、1eq)と2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(391.11mg、2.40mmol、1eq)のTHF(20mL)溶液に、それぞれPPh(691.73mg、2.64mmol、1.1eq)およびDIAD(533.29mg、2.64mmol、512.77μL、1.1eq)を加えた。混合物を0℃で4時間攪拌した後、水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL×2)で抽出した。有機層を合併し、減圧濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/1~1/3)により精製して、化合物19_2を得た。
工程3:化合物19_2(870mg、1.35mmol、1eq)のEtOH(10mL)溶液に、NHNH・HO(87.30mg、1.48mmol、84.76μL、純度85%、1.1eq)を加えた。混合物を25℃で10分間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を水(30mL)で希釈した後、DCM(50mL×2)で抽出した。有機層を合併し、減圧濃縮して、化合物19_3を得た。
工程4:化合物19_3(500mg、969.89μmol、1eq)のEtOH(5mL)およびDCM(5mL)の混合溶液に、中間体A2(401.99mg、969.89μmol、1eq)を加えた。混合物を25℃で0.5時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を石油エーテル/酢酸エチル(50mL、1/5)で撹拌しながら洗浄した後、ろ過し、フィルターケーキを収集し、乾燥して、化合物19_4を得た。
LCMS(ESI)m/z:912.2(M+1)。
工程5:化合物19_4(650mg、712.73μmol、1eq)のMeOH(5mL)溶液に炭酸カリウム(985.04mg、7.13mmol、10eq)を加えた。反応溶液を50℃で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を水(10mL)で希釈し、希塩酸(10%)でpH=5に調整した。水層をDCM(20mL×2)で抽出した。合併した有機相を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル/石油エーテル(30mL、3/1)で攪拌しながら洗浄して、化合物19_5を得た。
工程6:化合物19_5(400mg、490.21μmol、1eq)のDMF(3mL)溶液に、DIC(123.73mg、980.42μmol、151.81μL、2eq)とHOBt(132.48mg、980.42mmol、2eq)を加えた。混合物を室温(20~30℃)で30分間撹拌した後、中間体A1(123.66mg、588.25umol、1.2eq)とNaHCO3(164.72mg、1.96mmol、4eq)を加え、室温(20~30℃)で5時間撹拌した。反応混合物に水(10mL)を加えて5分間攪拌し、白色固体が析出した後、吸引ろ過し、フィルターケーキを収集し乾燥した後、酢酸エチル/石油エーテル(10mL、2/1)で洗浄し、化合物19_6を得た。
工程7:0℃で、化合物19_6(130mg、128.951mmol)のDCM(2mL)溶液に、TFA(1mL)を加えた。反応物を室温(20~30℃)で30分間撹拌した後、EtOAc(10mL)を加えて、白色の固体を沈殿させた。反応混合物をろ過した後、フィルターケーキを収集し、分取HPLC(カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.225%ギ酸)-ACN];アセトニトリル%:1%~17%、8分)により精製して、化合物19を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ(ppm):8.37(s,1H),7.23(d,J=8.2Hz,1H),6.96-6.86(m,3H),4.99-4.80(m,4H),4.50-4.23(m,5H),3.76(brt,J=8.3Hz,1H),3.69-3.57(m,2H),3.37(brt,J=8.9Hz,1H),3.20-3.02(m,2H),2.63(brd,J=6.5Hz,1H),2.32-2.13(m,1H),1.81(brd,J=8.9Hz,1H),1.44(d,J=2.5Hz,3H),1.09(brd,J=9.9Hz,3H);
LCMS(ESI)m/z:666.5(M+1)。
Figure 0007280273000073
工程1:化合物20_1(5g、23.33mmol、1eq)のMeOH(50mL)溶液に、BrCN(2.97g、28.00mmol、2.06mL、1.2eq)とAcONa3.83g、46.66mmol、2eq)を加えた。反応を室温(20~25℃)で2時間撹拌した後、水(200mL)を加え、得られた混合物をEtOAc(100mL×2)で抽出した。有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=5/1~1/1)により精製して、化合物20_2を得た。
工程2:化合物20_2(4.2g、17.55mmol、1eq)のTHF(100mL)溶液に、ピラゾール塩酸塩(1.83g、17.55mmol、1eq)を加えた。混合物を70℃で12時間撹拌した後、白色固体が生成した。反応物をろ過して、化合物20_3を得た。
工程3:化合物20_3(3.2g、9.31mmol、1eq)のDCM(30mL)にトリエチルアミン(1.41g、13.96mmol、1.94mL、1.5eq)を加え、次に混合物に無水トリフルオロ酢酸(1.76g、8.38mmol、1.17mL、0.9eq)を加えた。反応溶液を室温(20~25℃)で2時間攪拌した後、水(50ml)に加え、得られた混合物をDCM(30mL)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。、溶媒を減圧留去して、化合物20_4を得た。
工程4:化合物13_7(3.2g、10.91mmol、1.5eq)のトリフルオロ酢酸塩および化合物20_4(2.93g、7.28mmol、1当量)のDMF(20mL)にトリエチルアミン(3.68g、36.38mmol、5.06mL、5eq)を加えた。反応を45℃で12時間撹拌した後、水(200mL)に加え、フィルターケーキを吸引ろ過で収集し、カラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=4/1~0/1)により精製して、化合物20_5を得た。
工程5:0℃で化合物20_5(0.780g、1.33mmol、1eq)、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(217.62mg、1.33mmol、1eq)およびPPh(419.87mg、1.60mmol、1.2eq)のTHF(5mL)溶液にDIAD(539.50mg、2.67mmol、518.75μL、2eq)を滴下した。反応物を室温(20~30℃)で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をEtOAc(20mL)で希釈し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。ろ過した後、ろ液を減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1)により精製して、化合物20_6を得た。
工程6:化合物20_6(730mg、1.01mmol、1eq)のMeOH(5mL)およびDCM(5mL)の混合溶液に、NHNH・HO(59.31mg、1.01mmol、57.58μL、85%純度、1eq)を加えた。反応物を室温(20~30℃)で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、固体をDCM(10mL)に溶解し、ろ過し、有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した後、減圧濃縮して、化合物20_7を得た。
工程7:化合物中間体A2(414mg、998.85μmol、1eq)のDCM(5mL)およびMeOH(5mL)の混合溶液に20_7(600mg、1.13mmol、1.13eq)を加えた。反応物を室温(20~30℃)で2時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を撹拌し、酢酸エチル/石油エーテル(20mL、1/1)で洗浄して、化合物20_8を得た。
工程8:化合物20_8(729mg、787.25μmol、1eq)のMeOH(10mL)の溶液に、炭酸カリウム(272.01mg、1.97mmol、2.5eq)を加えた。反応物を45℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をDCM(20ml)に溶解し、水および希塩酸(10mL、1M)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した後、減圧濃縮し、残留物酢酸エチル/石油エーテル(20mL、1/1)で洗浄して、化合物20_9を得た。
工程9:化合物20_9(700mg、843.37μmol、1eq)のDMF(10mL)溶液にHOBt(227.92mg、1.69mmol、2当量)とDIC(212.86mg、1.69mmol、261.18μL、2eq)を加え、混合物を室温(20~30℃)で30分間撹拌した後、中間体A1(248.20mg、1.18mmol、1.4eq)とNaHCO(283.39mg、3.37mmol、131.20μL、4eq)を反応混合物に加え、室温(20~30℃)で12時間撹拌した。水(10mL)を反応混合物に加えて、白色の固体沈殿物を生成させ、フィルターケーキをろ過して収集し、分取TLC(SiO、DCM/MeOH=10/1)により精製して、化合物20_10を得た。
工程10:0℃で化合物20_10(230mg、225.01μmol、1eq)のDCM(2mL)溶液にTFA(1mL)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した後、酢酸エチル(10mL)を加えて、白色の固体沈殿物を生成させた。ろ過した後に得られた固体を分取HPLC(機器ASCWH-GX-C方法カラム:Boston Green ODS150×30×5μm、条件:水(0.225%ギ酸)-アセトニトリル)により精製して、化合物20を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d+DO)δ(ppm):8.33(s,1H),7.23-7.01(m,1H),6.98-6.64(m,3H),4.49-4.08(m,8H),3.37(brs,1H),3.14(brs,1H),2.04(brs,4H),1.54-1.35(m,7H),1.22-1.01(m,3H)。
LCMS(ESI)m/z:680.3(M+1)。
Figure 0007280273000074
工程1:化合物21_1(150mg、422.12μmol、1eq)(WO2017106064を参照)のMeOH(5mL)とDCM(5mL)の混合溶液に、化合物13_10(240mg、405.93μmol、9.62e-1eq)を加え、次にを混合物を20℃で0.5時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮して、化合物21_2を得た。
工程2:化合物21_2(350mg、373.76μmol、1eq)と炭酸カリウム(154.97mg、1.12mmol、3eq)をMeOH(5mL)に加え、反応フラスコを窒素ガスで3回置換した後、混合物を窒素雰囲気下45℃で24時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮してMeOHを留去し、残留物をDCM(30mL)で希釈し、希塩酸(0.5M)でpH<6に調整した後、DCM/MeOH(20mL、10/1)で抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、得られた残留物を酢酸エチル(5mL)で攪拌しながら洗浄し、ろ過、固体を収集して化合物21_3を得た。
工程3:化合物21_3(150mg、185.05μmol、1eq)のDMF(2mL)溶液に、HOBt(50.01mg、370.09μmol、2eq)とDIC(46.71mg、370.09μmol、57.31μL、2eq)を加え、混合物を25℃で1時間撹拌した後、中間体A1(50.57mg、240.56μmol、1.3eq)およびNaHCO(62.18mg、740.19μmol、28.79μL、4eq)を加え、混合物を25℃で11時間撹拌した後、水(20mL)でクエンチした。、酢酸エチル(15mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、得られた残留物を分取TLC(SiO、DCM/MeOH=10/1)により精製して、化合物21_4を得た。
工程4:0℃で、化合物21_4(80mg、90.42μmol、1eq)のDCM(1mL)溶液に、TFA(542.37mg、4.76mmol、352.19μL、52.61eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌し、減圧濃縮して、分取HPLC(FA、カラム:BostonGreenODS150×305μm;移動相:[水(0.225%ギ酸)-ACN];アセトニトリル%:2%~32%、10分)により精製して、化合物21を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d+D2O)δ(ppm):8.45-8.33(m,1H),7.29(brd,J=8.9Hz,1H),7.00-6.90(m,2H),4.68(brd,J=18.3Hz,4H),4.56(s,1H),4.47(brs,2H),4.21(brs,2H),3.29(brs,2H),2.83(brs,2H),1.77(brs,2H),1.37(s,3H),1.18(s,3H);
LCMS(ESI)m/z:641.1(M+1)。
Figure 0007280273000075
工程1:0℃で、化合物16_9(200mg、248.77μmol、1eq)のDMF(2mL)溶液に、DIC(62.79mg、497.53μmol、77.04μL、2eq)とHOBt(67.23mg、497.53μmol、2eq)を加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した後、化合物22_1(69.10mg、373.15μmol、1.5eq)(参考文献:US2015266867A1)およびNaHCO(83.59mg、995.07μmol、38.70μL、4eq)を加えた。さらに、混合物を25℃で11時間攪拌した後、水(10mL)を加えてクエンチし、酢酸エチル(10mL)で希釈して未溶解のオイルを形成し、ろ過した後のオイル状物質をDCM(20mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物22_2を得た。
工程2:0℃で、化合物22_2(100mg、102.97μmol、1eq)のDMF(1mL)溶液に、N,N-ジメチルホルムアミド三酸化硫黄(31.54mg、205.95μmol、2eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、N,N-ジメチルホルムアミド三酸化硫黄(31.54mg、205.95μmol、2当量)を加え、次に0℃でさらに1時間撹拌した。反応混合物を、0℃で水(10mL)を加えてクエンチし、次いでDCM(10mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物22_3を得た。
工程3:化合物22_3(100mg、95.13mmol、1eq)のDCM(0.5mL)溶液にTFA(770.00mg、6.75mmol、0.5mL、70.99eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、酢酸エチル/石油エーテル(5mL、4/1)を加えて固体沈殿物を生成させ、ろ過した後、フィルターケーキを収集し、分取HPLC(TFA、カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:1%~30%、6分)により精製して、化合物22を得た。
HNMR(400MHz,DMSO-d+DO)δ(ppm):7.08(d,J=9.2Hz,1H),6.83-6.75(m,3H),5.18(d,J=5.8Hz,1H),4.45(s,2H),4.39(brs,2H),4.18(brs,2H),4.15-4.09(m,1H),4.06-3.94(m,2H),3.59-3.49(m,3H),3.48-3.34(m,2H),3.30-3.16(m,3H),2.89-2.78(m,4H),1.83-1.72(m,2H);LCMS(ESI)m/z:709.1(M+1)。
Figure 0007280273000076
工程1:中間体A7(2.7g、6.93mmol、1eq)、化合物4_4(1.34g、6.93mmol、1eq)およびトリエチルアミン(701.68mg、6.93mmol、965.17μL、1eq)をDMF(20mL)に溶解し、窒素ガスで3回置換し、混合物を45℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮してDMFを留去し、残留物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(20mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=2/1~0/1)により精製して、化合物23_1を得た。
工程2:化合物23_1(1.9g、3.69mmol、1eq)、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(722.86mg、4.43mmol、1.2eq)およびPPh(1.16g、4.43mmol、1.eq2)のTHF(20mL)溶液にDIAD(896.03mg、4.43mmol、861.56μL、1.2eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮してTHFを留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/1~0/1)により精製して、化合物23_2を得た。
工程3:化合物23_2(2.2g、1.79mmol、1eq)のEtOH(22mL)溶液にNHNH・HO(211.27mg、3.59mmol、205.11μL、85%純度、2eq)を加えた。混合物を25℃で0.5時間撹拌し、減圧濃縮して溶媒を留去し、残留物をDCM(20mL)で希釈してろ過し、有機層を飽和塩化ナトリウム(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物23_3を得た。
工程4:化合物23_3(1.4g、1.89mmol、1eq)、中間体A2(782.69mg、1.89mmol、1eq)をDCM(10mL)とMeOH(10mL)の混合溶媒に加えた後、混合物を25℃で窒素ガス雰囲気下1時間撹拌し、反応混合物を減圧濃縮して溶媒を留去して、化合物23_4を得た。
工程5:化合物23_4(1.8g、1.94mmol、1eq)をMeOH(20mL)に溶解し、次に炭酸カリウム(1.34g、9.72mmol、5eq)を加え、窒素ガスで3回置換し、混合物を45℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮してMeOHを留去し、残留物を水(50mL)とDCM(100mL)で希釈し、混合物を希塩酸(1M)でpH=5に調整し、次に有機層を分離して、飽和塩化ナトリウム溶液(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物を撹拌しながら酢酸エチル(20mL)で洗浄し、フィルターケーキをろ過により収集し、フィルターケーキを酢酸エチル/ジクロロメタン(20mL、1/1)で攪拌しながら洗浄し、ろ過して化合物23_5を得た。
工程6:化合物23_5(250mg、301.20μmol、1eq)のDMF(3mL)溶液にDIC(76.02mg、602.41μmol、93.28μL、2eq)とHOBt(81.40mg、602.41μmol、2eq)を加えた。25℃で1時間攪拌した後、中間体A1(82.31mg、391.56μmol、1.3eq)とNaHCO(101.21mg、1.20mmol、46.86μL、4eq)を加えた。混合物を25℃で11時間攪拌し、減圧濃縮してDMFを留去し、残留物をDCM(5mL)で希釈し、有機層を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物を分取TLC(SiO、DCM/MeOH=8/1)により精製して、化合物23_6を得た。
工程7:化合物23_6(160mg、100.79μmol、1eq)のDCM(1mL)にTFA(991.61mg、8.70mmol、643.90μL、86.29eq)と水(0.05mL)を加え、0℃で1時間撹拌した。次に、反応混合物を石油エーテル/酢酸エチル(10mL、1/4)で希釈し、ろ過して固体を得、分取HPLC(TFA、カラム:BostonpH-lex150×2510μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:10%~34%、8分)により精製して、化合物23を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ(ppm):7.06(brd,J=8.3Hz,1H),7.02(d,J=1.7Hz,1H),6.78(brs,2H),4.54(brs,2H),4.42(brs,2H),4.30(brs,2H),3.71-3.42(m,5H),3.28(t,J=9.2Hz,1H),3.07(dq,J=7.3,12.9Hz,2H),2.98-2.77(m,2H),2.68-2.52(m,1H),2.19(brdd,J=5.8,11.7Hz,1H),1.82-1.68(m,1H),1.39(brd,J=3.9Hz,3H),1.04(brd,J=9.8Hz,3H);LCMS(ESI)m/z:680.3(M+1)。
Figure 0007280273000077
工程1:化合物13_12(200mg、253.18μmol、1eq)のDMF(2mL)溶液に、DIC(63.90mg、506.37μmol、78.41μl、2eq)とHOBt(68.42mg、506.37μmol、2eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した後、化合物22_1(70.33mg、379.78μmol、1.5当量)およびNaHCO(85.08mg、1.01mmol、39.39μL、4当量)を加えた。混合物を20℃で11時間撹拌し、減圧濃縮してDMFを留去した。残留物を水(5mL)および酢酸エチル(5mL)で希釈し、10分間撹拌し、ろ過し、フィルターケーキをDCM(10mL)に溶解した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物24_1を得た。
工程2:0℃で、化合物24_1(180mg、188.07μmol、1eq)のDMF(2mL)溶液に、N,N-ジメチルホルムアミド三酸化硫黄(57.61mg、376.13μmol、2eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、N,N-ジメチルホルムアミド三酸化硫黄(86.41mg、564.20μmol、3当量)を加え、混合物を0℃でさらに1時間撹拌した。水(10mL)を0℃で加えてクエンチし、DCM(10mL×2)で抽出し、有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物24_2を得た。
工程3:化合物24_2(150mg、83.48μmol、1eq)のDCM(1mL)溶液に、TFA(1mL)と水(0.05mL)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、減圧濃縮してDCMを留去し、残留物を水(2mL)および酢酸エチル(5mL)で希釈し、分離した水層を分取HPLC(TFA、カラム:ボストンpH-lex150×25×10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN])精製;アセトニトリル%:5%~29%、8分)により精製して、化合物24を得た。
HNMR(400MHz,DO)δ(ppm):7.28(d,J=8.7Hz,1H),7.04(brs,1H),6.96-6.86(m,2H),5.27(d,J=5.9Hz,1H),4.65-4.50(m,4H),4.46-4.39(m,1H),4.28(brd,J=3.8Hz,2H),4.06-3.95(m,1H),3.90-3.80(m,1H),3.50-3.30(m,4H),3.12-2.98(m,4H),2.01-1.90(m,2H)。
LCMS(ESI)m/z:695.2(M+1)。
Figure 0007280273000078
工程1:化合物4_4(705.34mg、3.65mmol、1eq)、中間体A6(1.9g、3.65mmol、1eq)とTEA(369.35mg、3.65mmol、1eq)をDMF(20mL)に加え、次に混合物を40℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮してDMFを留去し、残留物を水(20mL)で希釈し、酢酸エチル(30mL)で抽出し、有機層を合併し、飽和塩化ナトリウム(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物25_1を得た。
工程2:0℃で、化合物25_1(1.8g、2.79mmol、1eq)、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(545.70mg、3.35mmol、1.2eq)およびPPh(877.40mg、3.35mmol、1.2eq)のTHF(20mL)溶液に、DIAD(676.42mg、3.35mmol、650.40μL、1.2eq)を加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮してTHFを留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/1~0/1)により精製して、化合物25_2を得た。
工程3:化合物25_2(1.2g、1.18mmol、1eq)のEtOH(12mL)溶液に、NHNH・HO(139.45mg、2.37mmol、135.39μL、純度85%、2eq)を加えた。混合物を25℃で0.5時間撹拌した後、ろ過し、次にろ液を濃縮した。残留物をDCM(20mL)で希釈し、有機層を飽和食塩水(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物25_3を得た。
工程4:化合物25_3(900mg、1.36mmol、1eq)と中間体A2(564.58mg、1.36mmol、1eq)をDCM(5mL)とMeOH(5mL)に溶解し、混合物を25℃で1時間撹拌し、反応混合物を減圧濃縮して、化合物25_4を得た。
工程5:化合物25_4(1.4g、907.92μmol、1eq)と炭酸カリウム(627.40mg、4.54mmol、5eq)をMeOH(14mL)に加え、窒素で3回置換した後、混合物を40℃で12時間撹拌した。反応混合物を減圧濃縮してMeOHを留去し、残留物をDCM(200mL)および水(50mL)で希釈し、混合物を希塩酸(1M)でpH<5に調整し、分離して、有機層を飽和塩化ナトリウム(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物を撹拌しながら酢酸エチル(20mL)で洗浄し、ろ過し、フィルターケーキを収集して、化合物25_5を得た。
工程6:化合物25_5(200mg、185.83μmol、1eq)のDMF(2mL)溶液にDIC(46.90mg、371.67μmol、57.55μL、2eq)とHOBt(50.22mg、371.67μmol、2eq)を加え、混合物を25℃で1時間攪拌した後、中間体A1(58.60mg、278.75μmol、1.5eq)とNaHCO(62.45mg、743.34μmol、28.91μL、4eq)を加えた。混合物を25℃でさらに11時間撹拌した後、減圧濃縮してDMFを留去し、残留物を水(5mL)で希釈し、DCM(10mL)で抽出し、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過して、減圧濃縮し、残留物分取TLC(SiO、DCM/MeOH=10/1)により精製して、化合物25_6を得た。
工程7:化合物25_6(140mg、121.38μmol、1eq)のDCM(0.5mL)溶液に、TFA(770.00mg、6.75mmol、0.5mL、55.63eq)および水(0.05mL)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、酢酸エチル/石油エーテル(5mL、4:1)で希釈した後、ろ過して黄色の固形物を得、分取HPLC(TFA、カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:1%~30%、9分)により精製して、化合物25を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ(ppm):7.11-6.94(m,2H),6.85-6.72(m,2H),4.45(brs,5H),4.27(brs,2H),3.59(brs,2H),3.38(brs,4H),2.90(brd,J=7.4Hz,6H),1.92(brs,4H),1.39(s,3H),1.02(s,3H);LCMS(ESI)m/z:711.2(M+1)。
Figure 0007280273000079
工程1:15℃で、2-(3-メトキシフェニル)エチルアミン(26_1、135g、892.83mmol、131.07mL、1eq)のHCOOH(900mL)溶液に、ホルムアルデヒド(26.81g、892.83mmol、24.59mL、1eq)を加えた。混合物を45℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を水(500mL)で希釈し、次に水酸化ナトリウム溶液(4M)を加えてpH>9に調整し、得られた混合物を酢酸エチル(450mL×2)で抽出した。有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、濃縮して、化合物26_2を得た。
工程2:化合物26_2(140g、857.76mmol、1eq)をAcOH(300mL)とHBr/AcOH(300mL)の混合溶液に加え、窒素ガスで3回置換した後、混合物を90℃で36時間撹拌した。反応液を室温まで冷却した後、混合物に酢酸エチル(400mL)を加えて希釈し、30分間撹拌した後、固体をろ過し、化合物26_3の臭化水素酸塩を得た。
工程3:化合物26_3の臭化水素(97g、421.55mmol、1eq)のDCM(1000mL)溶液にTEA(127.97g、1.26mol、176.03mL、3eq)とBocO(101.20g、463.71mmol、106.53mL、1.1eq)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌した後、水(500mL)を加え、分離した有機層を希塩酸(500mL、0.5M)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物は石油エーテル/酢酸エチル(330mL、10/1)で撹拌しながら洗浄し、濾過して固体を収集して、化合物26_4を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ=6.89(d,J=8.3Hz,1H),6.60(brd,J=8.3Hz,1H),6.55(d,J=2.4Hz,1H),4.88(s,1H),4.42(s,2H),3.54(brs,2H),2.70(t,J=5.9Hz,2H),1.42(s,9H)。
工程4:化合物26_4(5g、20.06mmol、1eq)のメチルtert-ブチルエーテル(5mL)溶液に、エチレンオキシド-2-カルボン酸エチル(6.99g、60.17mmol、3eq)、中間体A8(841.11mg、1.00mmol、0.05eq)およびモレキュラーシーブ4Å(7g)を加えた。混合物を室温(20~30℃)で12時間攪拌した後、p-トルエンスルホン酸ピリジニウム(120mg)を加え、メチルtert-ブチルエーテル(5mL)で希釈し、混合物を短いシリカゲルでろ過し、石油エーテル/酢酸エチル(100mL、1/1)で洗浄し、有機層を合併して減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=4/1)により精製して、化合物26_5を得た。
工程5:化合物26_5(3g、8.21mmol、1eq)のDCM(10mL)溶液にTFA(5mL)を加え、反応物を室温(20~30℃)で30分間撹拌した後、減圧濃縮して化合物26_6のトリフルオロ酢酸塩を得た。
工程6:化合物26_6のトリフルオロ酢酸塩(3.2g、8.44mmol、1eq)のDMF(20mL)に、トリエチルアミン(2.56g、25.31mmol、3.52mL、3eq)と中間体A5(3.68g、10.12mmol、1.2eq)(20~30℃)を加えた。反応を45℃で12時間撹拌した後、室温に冷却し、次に反応混合物に水(10mL)を加え、酢酸エチル(10mL×2)で抽出した。合併した有機層を水、希塩酸(10mL、0.5M)及び飽和塩化ナトリウムで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、ろ過、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=10/1~1/1)により精製して、化合物26_7を得た。
工程7:化合物26_7(1g、1.78mmol、1eq)のMeOH(5mL)溶液に、NaOH(149.85mg、3.75mmol、2.1eq)を加えた。反応物を室温(20~30℃)で12時間撹拌した後、溶媒を減圧下留去して、化合物26_8を得た。
工程8:化合物26_8(0.8g、1.83mmol、1eq)のMeOH(5mL)溶液に、[ジアゾ(フェニル)メチル]ベンゼン(1.07g、5.50mmol、3eq)を加えた。反応物を室温で12時間撹拌した後、溶媒を減圧下留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=5/1)により精製して、化合物26_9を得た。
工程9:化合物26_9(0.9g、1.49mmol、1eq)、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(292.31mg、1.79mmol、1.2eq)およびPPh(587.48mg、2.24mmol、1.5eq)のTHF(10mL)に、DIAD(603.89mg、2.99mmol、580.66μL、2eq)を加えた。それを室温(20~30℃)で1時間撹拌し、減圧濃縮した。残留物をDCM(20mL)で希釈し、水と飽和塩化ナトリウムで洗浄した後、溶媒を減圧下留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=10/1)により精製して、化合物26_10を得た。
工程10:化合物26_10(0.5g、668.60μmol、1eq)のメタノール(5mL)及びDCM(5mL)の混合溶液に、NHNH・HO(26.79mg、668.60μmol、純度85%、1eq)を加えた。混合物を室温(20~30℃)で0.5時間撹拌した後、減圧濃縮し、次にDCM(10mL)を残留物に加え、ろ過し、減圧濃縮して、化合物26_11を得た。
工程11:化合物26_11(460mg、744.66μmol、1eq)のDCM(5mL)およびMeOH(2mL)混合溶液に、中間体A2(216.05mg、521.26μmol、0.7eq)を加えた。反応物を室温(20~30℃)で1時間撹拌し、溶媒を減圧下留去し、残留物を酢酸エチル(30mL)で12時間粉砕して、化合物26_12を得た。
工程12:化合物26_12(300mg、295.80μmol、1eq)のDMF(3mL)溶液に、HOBt(47.96mg、354.96μmol、1.2eq)とDIC(44.80mg、354.96μmol、54.96μL、1.2eq)を加えた。反応混合物を室温(20~25℃)で1時間撹拌した後、中間体A1(80.83mg、384.54μmol、1.3eq)とNaHCO(99.40mg、1.18mmol、46.02μL、4eq)を加え、得られた混合物を室温(20~30℃)で12時間攪拌した後、水(10mL)を加えてクエンチし、黄色の固体を生成した。ろ過した後、黄色の固体をDCM(10mL)に溶解し、飽和塩化ナトリウムで洗浄し、溶媒を減圧下留去して、残留物を分取TLC(SiO、DCM/MeOH=10/1)により精製して、化合物26_13を得た。
工程13:化合物26_13(240mg、198.94μmol、1eq)のDCM(2mL)溶液に、0℃でTFA(1mL)を加えた。反応物を該温度で0.5時間撹拌した後、酢酸エチル(10mL)を添加して黄色の固体沈殿物が生成された。ろ過した後、フィルターケーキを収集し、分取HPLC(カラム:BostonpH-lex150×25×10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:3%~30%、9分)により精製して、化合物26を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ(ppm):7.13-7.04(m,2H),6.85-6.76(m,2H),5.15(dd,J=2.4,5.0Hz,1H),4.61(s,1H),4.52-4.42(m,4H),3.52(brt,J=5.9Hz,2H),3.34(t,J=7.0Hz,2H),3.03(brt,J=7.8Hz,2H),2.87(brt,J=5.7Hz,2H),1.96(quin,J=7.4Hz,2H),1.38(s,3H),1.01(s,3H);LCMSm/z:698.3(M+1)。
Figure 0007280273000080
工程1:化合物13のトリフルオロ酢酸のDMF(0.5mL)溶液に、DIPEA(28.51mg、220.57μmol、38.42μL、4eq)とホルムイミド酸エチル塩酸塩(7.85mg、71.69μmol、1.3eq)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を分取HPLC(カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN]];アセトニトリル%:1%~30%、13分)により精製して、化合物27を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ(ppm):7.73-7.67(m,1H),7.18(brd,J=8.9Hz,1H),6.95(s,1H),6.90-6.83(m,2H),4.62(brs,2H),4.58(brs,2H),4.29(brs,2H),4.25(brs,2H),3.44-3.34(m,2H),3.30(brd,J=4.1Hz,3H),1.94-1.77(m,2H),1.37(s,3H),0.98(s,3H);LCMS(ESI)m/z:667.1(M+1)。
Figure 0007280273000081
工程1:化合物4のトリフルオロ酢酸(100mg、113.41μmol、1eq)のDMF(1mL)溶液に、ホルムイミド酸エチル塩酸塩(16.15mg、147.43μmol、1.3eq)とDIPEA(58.63mg、453.63μmol、79.01μL、4eq)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を分取HPLC(カラム:BostonpH-lex150×2510μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:10%~40%、10分)により精製して、化合物28を得た。
HNMR(400MHz,DO)δ(ppm):7.73-7.64(m,1H),7.05(brd,J=9.0Hz,1H),6.95(s,1H),6.78(brs,2H),4.63(s,2H),4.49(brs,2H),4.39(s,2H),4.27(brd,J=4.0Hz,2H),3.55-3.43(m,2H),3.27(brd,J=6.1Hz,3H),2.82(brs,2H),1.93-1.76(m,2H),1.35(s,3H),0.99(s,3H);LCMS(ESI)m/z:681.3(M+1)。
Figure 0007280273000082
工程1:化合物12_4(2g、5.14mmol、1eq)と13_7のトリフルオロ酢酸塩(1.5g、5.12mmol、1eq)のDMF(20mL)溶液にTEA(2.60g、25.68mmol、3.57mL、5eq)を加えた。混合物を40℃で15時間撹拌した後、水(40mL)に加え、次いで酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(2mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、酢酸エチル/メタノール=1/0~10/1)により精製して、化合物29_1を得た。
工程2:0℃で化合物29_1(700mg、1.40mmol、1eq)、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(273.78mg、1.68mmol、1.2eq)及びPPh(440.19mg、1.68mmol、1.2eq)のTHF(8mL)に、DIAD(339.36mg、1.68mmol、326.31μL、1.2eq)を加えた。混合物を室温で2時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3/1~0/1)により精製して、化合物29_2を得た。
工程3:化合物29_2(400mg、298.38mmol、1eq)のEtOH(5mL)溶液に、NHNH・HO(17.57mg、298.38μmol、17.06μL、純度85%)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル(20mL)に溶解してろ過し、ろ液を減圧濃縮して化合物29_3を得た。
工程4:化合物29_3(330mg、640.12μmol、1eq)のMeOH(3mL)およびDCM(1mL)溶液に、中間体A2(238.78mg、576.11μmol、0.9eq)を加えた。混合物を室温で30分間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を石油エーテル/酢酸エチル(20mL、1/1)で撹拌しながら洗浄し、フィルターケーキをろ過により収集して、化合物29_4を得た。
工程5:化合物29_4(350mg、383.78μmol、1eq)のMeOH(5mL)溶液に炭酸カリウム(132.60mg、959.45μmol、2.5eq)を加えた。混合物を40℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を水(10mL)に加え、DCM(50mL)で抽出した。有機層を合併してから希塩酸(10mL×3、0.1M)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物を酢酸エチル(30mL)で洗浄し、ろ過して、フィルターケーキを得て、化合物29_5を得た。
工程6:化合物29_5(300mg、367.66μmol、1eq)のDMF(3mL)溶液に、DIC(92.80mg、735.31μmol、113.86μL、2eq)とHOBt(99.36mg、735.31μmol、2eq)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌した後、中間体A1(100.47mg、477.95μmol、1.3eq)およびNaHCO(123.55mg、1.47mmol、57.20μL、4eq)を加えた。混合物を室温でさらに13時間撹拌した後、水(10mL)に加えて黄色の沈殿物を生成し、ろ過してフィルターケーキを得、これを分取TLC(SiO、DCM/MeOH=10/1)により精製して、化合物29_6を得た。
工程7:化合物29_6(100mg、79.12μmol、1eq)のDCM(1mL)溶液に、0℃でTFA(1.54g、13.51mmol、1mL)を加えた。混合物を30分間撹拌し、石油エーテル/酢酸エチル(10mL、1/2)を加えて5分間撹拌した。フィルターケーキをろ過して収集し、分取HPLC(カラム:BostonGreenODS150×30 5u;移動相:[水(0.225%ギ酸)-ACN];アセトニトリル%:3%-33%、10分)により精製して、化合物29を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ(ppm):8.34(s,1H),7.21(brd,J=9.3Hz,1H),6.92-6.88(m,2H),6.86(s,1H),4.60(brs,4H),4.46(brs,2H),4.36-4.19(m,3H),3.73(brs,1H),3.45(brd,J=14.3Hz,2H),3.07-2.98(m,2H),2.19(d,J=17.5Hz,2H),1.80(brd,J=10.0Hz,2H),1.40(s,3H),1.03(s,3H);LCMS(ESI)m/z:666.3(M+1)。
Figure 0007280273000083
工程1:化合物4_4(1.23g、6.37mmol、1eq)のDMF(50mL)溶液に、20_4(2.8g、6.94mmol、1eq)を加えた。混合物を35℃で12時間撹拌した後、水(50mL)に加え、5分間撹拌した。水層を酢酸エチル(100mL×2)で抽出し、有機層を合併してからブライン(30mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物30_1を得た。
工程2:0℃で化合物30_1(5g、9.46mmol、1eq)、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(1.85g、11.35mmol、1.2eq)およびPPh(2.98g、11.35mmol、1.2eq)のTHF(50mL)溶液に、DIAD(3.83g、18.92mmol、3.68mL、2eq)を滴下した。混合物を25℃で1時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=5/1~0/1)により精製して、化合物30_2を得た。
工程3:化合物30_2(2g、2.97mmol、1eq)のEtOH(20mL)溶液に、NHNH・HO(174.84mg、2.97mmol、169.75μL、純度85%、1eq)を加えた。混合物を25℃で2時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をジクロロメタン/水(30mL/10mL)で希釈し、次にDCM(100mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物30_3を得た。
工程4:化合物30_3(1.5g、2.76mmol、1eq)のMeOH(6mL)およびCHCl(2mL)の溶液に中間体A2(1.03g、2.48mmol、0.9eq)を加えた。混合物を25℃で30分間撹拌した後、減圧濃縮して、化合物30_4を得た。
LCMS(ESI)m/z:940.4(M+1)。
工程5:化合物30_4(2.4g、1.81mmol、1eq)のMeOH(25mL)溶液に炭酸カリウム(749.67mg、5.42mmol、3eq)を加えた。混合物を25℃で2時間攪拌した後、40℃でさらに12時間撹拌した。混合物を減圧濃縮し、残留物を水溶液に加え、希塩酸(30mL、1M)を加えて5分間撹拌した。水層をDCM(100mL×2)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物を撹拌しながら酢酸エチル(30mL)で洗浄し、ろ過によりフィルターケーキを収集して、化合物30_5を得た。
LCMS(ESI)m/z:844.3(M+1)。
工程6:化合物30_5(500mg、472.14μmol、1eq)のDMF(5mL)溶液に、DIC(119.17mg、944.28μmol、146.22μL、2eq)とHOBt(127.59mg、944.28μmol、2eq)を加えた。混合物を25℃で30分間撹拌した後、中間体A1(129.02mg、613.78μmol、1.3eq)およびNaHCO(158.65mg、1.89mmol、73.45μL、4eq)を加え、混合物を25℃でさらに12時間撹拌した後、水(30mL)を加えて5分間撹拌し、ろ過してフィルターケーキを得、シリカゲルクロマトグラフィー(DCM/MeOH=50/1~10/1)により精製して、化合物30_6を得た。
工程7:化合物30_6(300mg、289.51μmol、1eq)のDCM(2mL)にTFA(3.08g、27.01mmol、2mL)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した後、酢酸エチル/石油エーテル(30mL、1/1)を加え、5分間撹拌し、ろ過してフィルターケーキを得、分取HPLC(カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:4%~34%、12分)により精製して、化合物30を得た。
Figure 0007280273000084
工程1:化合物17(300mg、288.78μmol、1eq、3TFA)のDMF(5mL)にトリエチルアミン(116.89mg、1.16mmol、4eq)とN-[(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-ピラゾール-1-イル-メチレン]カルバミン酸tert-ブチル(107.55mg、346.53μmol、1.2eq)を加えた。当該混合物を40℃で12時間撹拌し、次に分取HPLC(カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:15%~45%、11分)により精製して、化合物31_1のトリフルオロ酢酸塩を得た。
LCMS(ESI)m/z:839.5(M+1)。
工程2:化合物31_1(90mg、84.35μmol、1eq、2TFA)のDCM(2mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1mL、160.12eq)を加えた。当該混合物を0℃で3時間撹拌し、減圧濃縮して溶媒を留去した。残留物を分取HPLC(カラム:BostonpH-LEX150×25×10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN]);アセトニトリル%:8%~38%、9分)により精製して、化合物31を得た。
Figure 0007280273000085
工程1:中間体13_5(6.8g、26.69mmol、1eq)、エチレンオキシド-2-カルボン酸エチル(7.75g、66.72mmol、2.5eq)、4Åモレキュラーシーブ(8g)のMTBE(10mL)溶液に触媒A8(673.34mg、800.64μmol、0.03当量)を加え、混合物を窒素ガスで3回置換し、20℃で12時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル(30mL)で希釈してろ過し、ろ液を減圧濃縮した後、カラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=6/1~3/1(v/v))により精製して、化合物32_1を得た。
工程2:0℃で、化合物32_1(6.3g、17.32mmol、1eq)のDCM(20mL)溶液に、TFA(14.88g、130.51mmol、9.66mL、7.53eq)を加え、混合物を20℃で1時間撹拌した。減圧濃縮して、化合物32_2のトリフルオロ酢酸塩を得た。
工程3:中間体A6(3.8g、7.30mmol、1eq)のDMF(30mL)溶液にトリエチルアミン(2.95g、29.20mmol、4.06mL、4eq)と化合物32_2のトリフルオロ酢酸塩(5.33g、14.60mmol、2eq)を加えた。混合物を45℃で2時間撹拌し、減圧濃縮してDMFを留去し、残留物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(50mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(25mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/1~0/1)により精製して、化合物32_3を得た。
工程4:化合物32_3(3.3g、4.50mmol、1eq)のMeOH(20mL)溶液に、NaOH(378.39mg、9.46mmol、2.1eq)を加えた。混合物を20℃で17時間撹拌した後、反応混合物を希塩酸(2M)でpH=3~4に調整した。減圧濃縮した後、残留物をメタノール(20mL)で希釈し溶解し、ろ過し、減圧濃縮して化合物32_4を得た。
工程5:化合物32_4(2g、3.45mmol、1eq)のMeOH(20mL)溶液に、ジフェニルジアゾメタン(1.34g、6.90mmol、2eq)を加えた。混合物を20℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を水(20mL)で希釈した後、さらにDCM(40mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液(10mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過して減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=20/1~10/1(v/v))により精製して、化合物32_5を得た。
工程6:0℃で、化合物32_5(1.2g、1.42mmol、1eq)と2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(278.65mg、1.71mmol、1.2eq)のTHF(12mL)溶液にPPh(560.04mg、2.14mmol、1.5eq)とDIAD(431.75mg、2.14mmol、415.15μL、1.5当量)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮してTHFを留去し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/EtOH=20/1~10/1(v/v))により精製して、化合物32_6を得た。
工程7:化合物32_6(1g、1.10mmol、1eq)のEtOH(10mL)溶液に、NHNH・HO(77.95mg、1.32mmol、75.68μL、85%純度、1.2eq)を加えた。混合物を20℃で30分間撹拌した後、ろ過し、減圧濃縮し、残留物を水(10mL)で希釈し、DCM(20mL)で抽出した。有機層を合併してから無水硫酸アンモニウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物32_7を得た。
工程8:化合物32_7(900mg、1.00mmol、1eq)のDCM(5mL)およびEtOH(5mL)溶液に中間体A2(416.01mg、1.00mmol、1eq)を加え、混合物を窒素雰囲気下20℃で1時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=20/1~10/1(v/v))により精製して、化合物32_8を得た。
工程9:化合物32_8(200mg、163.39umol、1eq)のDMF(2mL)溶液に、N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(41.24mg、326.77μmol、2eq)とHOBt(44.15mg、326.77μmol、2eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した後、中間体A1(48.08mg、228.74μmol、1.4eq)とNaHCO(54.90mg、655.5μmol、25.42μL、4eq)を加え、20℃で11時間撹拌した。反応混合物を水(8mL)で希釈した後、濾過して固体を収集して、化合物32_9を得た。
工程10:0℃で、化合物32_9(220mg、163.01μmol、1eq)のDCM(1mL)溶液に、TFA(1.54g、13.51mmol、1mL、82.85eq)を加え、1時間撹拌した。反応溶液を石油エーテル/酢酸エチル(10mL、4/1)で希釈し、ろ過して固形物を収集し、分取HPLC(TFA、カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.1%TFA)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~30%、9分)により精製して、化合物32を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ=7.23(d,J=8.4Hz,1H),7.10(s,1H),6.93-6.85(m,2H),5.19(dd,J=2.0,5.7Hz,1H),4.87-4.76(m,4H),4.64(s,1H),4.54-4.48(m,1H),4.44-4.37(m,1H),3.43(brt,J=7.3Hz,4H),3.04-2.91(m,4H),1.98(quin,J=7.6Hz,4H),1.41(s,3H),0.97(s,3H)ppm;LCMS(ESI)m/z:741.3(M+1)。
Figure 0007280273000086
工程1:化合物32_8(200mg、163.39μmol、1eq)のDMF(2mL)溶液に、DIC(41.24mg、326.7850mmol、2eq)とHOBt(44.15mg、326.78μmol、2eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した後、中間体A3(44.16mg、245.08μmol、1.5eq)とNaHCO(54.90mg、655.56μmol、25.42μL、4eq)を加え、20℃でさらに11時間撹拌した。反応混合物を水(8mL)で希釈した後、ろ過して固体を収集して、化合物33_1を得た。
工程2:0℃で、化合物33_1(215mg、162.94μmol、1eq)のDCM(1mL)溶液に、TFA(1.54g、13.50mmol、1mL、82.85eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、石油エーテル/酢酸エチル(10mL、4/1)で希釈してろ過した。固体を収集し、分取HPLC(TFA、カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10um;移動相:[水(0.1%TFA)-ACN];アセトニトリル%:1%~30%、9分)により精製して、合物33を得た。
HNMR(400MHz,DO)δ=7.23(d,J=8.1Hz,1H),7.05(s,1H),6.97-6.88(m,2H),5.07(brd,J=3.9Hz,1H),4.87-4.76(m,4H),4.57(brd,J=11.6Hz,1H),4.50-4.41(m,1H),4.32(brs,1H),3.52-3.33(m,5H),2.97(brt,J=7.8Hz,4H),1.97(quin,J=7.4Hz,4H),1.13(brd,J=6.0Hz,3H)ppm;LCMS(ESI)m/z:711.3(M+1)。
Figure 0007280273000087
工程1:中間体A4(3g、8.26mmol、1.01eq)のDMF(30mL)溶液に、トリエチルアミン(2.16g、41.06mmol、5.72mL、5eq)と32_2(3g、8.21mmol、8.21eq)を加えた。混合物を40℃で12時間撹拌した後、室温に冷却した後、残留物を水(50mL)に加え、5分間撹拌した。水層を酢酸エチル(200mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1)により精製して、化合物34_1を得た。
工程2:化合物34_1(2.2g、3.37mmol、1eq)のメタノール(20mL)溶液に、水酸化ナトリウム(337.06mg、8.43mmol、2.5eq)を加えた。混合物を15℃で14時間撹拌した後、水酸化ナトリウム(337.06mg、8.43mmol、2.5当量)を加え、混合物を15℃でさらに17時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物のpHを6~7に調整し、33℃で減圧濃縮して化合物34_2を得た。
工程3:化合物34_2(1.3g、3.08mmol、eq)のメタノール(15mL)溶液にジフェニルジアゾメタン(1.79g、9.23mmol、3eq)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌し、減圧濃縮した。残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=30/1~10/1)により精製して、化合物34_3を得た。
工程4:化合物34_3(1.14g、1.94mmol、1eq)と2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(379.08mg、2.32mmol、1.2eq)のテトラヒドロフラン(15mL)溶液に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル(783.15mg、3.87mmol、753.03μL、2eq)およびトリフェニルホスフィン(609.50mg、2.32mmol、1.2eq)を加えた。当該混合物を15℃で3時間撹拌したあ後、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=1/0~10/1)により精製して、化合物34_4を得た。
工程5:化合物34_4(1.4g、1.91mmol、1eq)のエタノール(25mL)溶液に、NHNH・HO(112.36mg、1.91mmol、109.09μL、85%純度、1eq)を加えた。混合物を15℃で30分間継続的に反応させた後、ろ過してろ液を収集し、減圧濃縮して、化合物34_5を得た。
工程6:化合物34_5(1.1g、1.82mmol、1eq)のメタノール(6mL)およびジクロロメタン(2mL)溶液に中間体A2(679.69mg、1.64mmol、0.9eq)を加えた。15℃で1時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物を(石油エーテル/酢酸エチル=1/2、30mL×2)で洗浄し、化合物34_6を得た。
工程7:化合物34_6(300mg、299.95μmol、1eq)のDMF(3mL)溶液に、HOBt(81.06mg、599.90μmol、2eq)とN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(75.71mg、599.90umol、92.89μL、2eq)を加えた。混合物を10℃で1時間撹拌した後、中間体A1(81.97mg、389.94μmol、1.3eq)およびNaHCO(100.79mg、1.20mmol、46.66μL、4eq)を加えた。混合物を30℃で11時間撹拌した後、水(5mL)を混合物に加えて5分間撹拌し、ろ過してフィルターケーキを収集して、化合物34_7を得た。
工程8:化合物34_7(300mg、251.60umol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(4.62g、40.52mmol、3mL、161.04eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、混合物に石油エーテル/酢酸エチル(10mL、1/3)を加え、5分間撹拌し、ろ過した後、フィルターケーキを収集し、分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~30%、9分)により精製して、化合物34を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ=7.25-7.16(m,1H),7.04(s,1H),6.86(brs,2H),5.06(brd,J=4.2Hz,1H),4.61(brs,1H),4.55(brd,J=7.1Hz,4H),4.46(brd,J=9.7Hz,1H),4.40-4.32(m,1H),3.33(brt,J=6.8Hz,2H),3.07-2.94(m,2H),1.99-1.83(m,2H),1.37(s,3H),0.94(s,3H)ppm;LCMS(ESI)m/z:684.7(M+1)。
Figure 0007280273000088
工程1:中間体34_6(300mg、299.95μmol、1eq)のDMF(3mL)溶液にHOBt(81.06mg、599.90μmol、2eq)とN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(75.71mg、599.90μmol、92.89μL、2eq)を加えた。混合物を10℃で1時間撹拌した後、中間体A3(64.85mg、359.94μmol、1.2eq)と重炭酸ナトリウム(100.79mg、1.20mmol、46.66μL、4eq)を加え、混合物を30℃でさらに11時間撹拌した後、水(5mL)を加えて5分間攪拌した後、ろ過してフィルターケーキを収集し、化合物35_1を得た。
工程2:化合物35_1(300mg、258.10μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(29.43mg、258.10μmol、19.11μL、1eq)を加えた。混合物を0℃で1時間攪拌した後、石油エーテル/酢酸エチル(10mL、1/3)を加え、5分間攪拌した後、ろ過してフィルターケーキを収集し、分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~30%、9分)により精製して、化合物35を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ=7.17(d,J=9.2Hz,1H),7.01(s,1H),6.92-6.78(m,2H),5.06(brs,1H),4.57-4.43(m,1H),4.58-4.37(m,5H),4.28(brs,1H),3.29(brt,J=6.7Hz,2H),3.04-2.92(m,2H),1.96-1.83(m,2H),1.12(brd,J=4.9Hz,3H)ppm;LCMS(ESI)m/z:654.3(M+1)。
Figure 0007280273000089
工程1:36_1(5g、26.56mmol、1eq)のメタノール(50mL)溶液に、酢酸ナトリウム(5.45g、66.40mmol、2.5eq)とブロモニトリル(5.63g、53.12mmol、2eq)を加えた。混合物を10℃で3時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム(20mL)溶液に加え、5分間撹拌した後、酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空で濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=3/1~0/1)により精製して、化合物36_2を得た。
工程2:化合物36_2(5.6g、26.26mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に、ピラゾール塩酸塩(2.74g、26.26mmol、1当量)を加えた。混合物を70℃で12時間撹拌した後、ろ過によりフィルターケーキを収集して、化合物36_3を得た。
工程3:化合物36_3(6g、18.88mmol、1eq、HCl)のジクロロメタン(60mL)溶液に、無水トリフルオロ酢酸(3.97g、18.88mmol、2.63mL、1eq)とトリエチルアミン(3.82g、37.76mmol、5.26mL、2eq)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌し、水(20mL)に加え、5分間撹拌した。水層をジクロロメタン(100mL)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物36_4を得た。
工程4:化合物32_2(1.5g、4.11mmol、1eq、TFA)のDMF(15mL)溶液に、トリエチルアミン(2.08g、20.55mmol、5eq)と化合物36_4(1.55g、4.11mmol、1eq)を加えた。混合物を40℃で12時間撹拌し、水(30mL)に加え、5分間撹拌し、混合物の水層を酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1)により精製して、化合物36_5を得た。
工程5:化合物36_5(1g、1.78mmol、1eq)のメタノール(15mL)溶液に、水酸化ナトリウム(178.39mg、4.46mmol、2.5eq)を加えた。15℃で12時間攪拌した後、水酸化ナトリウム(178.39mg、4.46mmol、2.5eq)を加え、混合物を15℃で17時間攪拌した後、pHを6~7に調整し、減圧濃縮して化合物36_6を得た。
工程6:化合物36_6(770mg、1.76mmol、1当量)のMeOH(10mL)溶液に、ジフェニルジアゾメタン(1.03g、5.29mmol、3当量)を加えた。15℃で12時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=50/1~10/1)により精製して、化合物36_7を得た。
工程7:化合物36_7(500mg、829.57μmol、1eq)および2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(202.99mg、1.24mmol、1.5eq)のテトラヒドロフラン(5mL)溶液に、トリフェニルホスフィン(326.38mg、1.24mmol、1.5eq)およびアゾジカルボン酸ジイソプロピル(335.49mg、1.66mmol、2eq)を加えた。15℃で12時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1)により精製して、化合物36_8を得た。
工程8:化合物36_8(400mg、408.91μmol、1eq)のエタノール(4mL)溶液に、NHNH・HO(24.08mg、408.91umol、23.38μL、85%純度、1eq)を加えた。15℃で30分間攪拌した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮した後、残留物を水(10mL)に加え、5分間攪拌した後、ジクロロメタン(100mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、真空で濃縮して、化合物36_9を得た。
工程9:化合物36_9(230mg、372.33μmol、当量)のメタノール(3mL)およびジクロロメタン(1mL)溶液に、中間体A2(138.89mg、335.10μmol、0.9当量)を加えた。混合物を15℃で30分間撹拌した後、減圧濃縮して、化合物36_10を得た。
工程10:化合物36_10(200mg、197.20μmol、1eq)のDMF(2mL)溶液に、N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(49.77mg、394.40μmol、61.07eq)およびHOBt(53.29mg、394.40μmol、2eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、中間体A1(62.18mg、295.80μmol、1.5当量)および重炭酸ナトリウム(66.26mg、788.80μmol、4当量)を加えた。混合物を15℃でさらに15時間撹拌した後、水(10mL)に加え、5分間撹拌し、ろ過してフィルターケーキを収集して、化合物36_11を得た。
工程11:化合物36_11(230.00mg、190.65μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液に、トリエチルアミン(21.74mg、190.65μmol、14.12μL、1eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、石油エーテル/酢酸エチル(10mL、1/3)を加えて5分間撹拌し、ろ過し、フィルターケーキを収集し、分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:BostonGreenODS150×305μ;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~30%、10分)により精製して、化合物36を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ=7.23(brd,J=8.9Hz,1H),7.07(s,1H),6.89(brs,2H),5.07(brd,J=5.7Hz,1H),4.65-4.55(m,5H),4.52-4.32(m,2H),3.29(brs,2H),2.99(brt,J=6.4Hz,2H),1.68(brs,4H),1.41-1.36(m,3H),1.01(s,3H)ppm;LCMS(ESI)m/z:698.4(M+1)。
Figure 0007280273000090
工程1:、化合物36_10(120mg、118.32μmol、1eq)のDMF(1mL)溶液に、N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(29.86mg、236.64μmol、36.642eq)とHOBt(31.98mg、236.64μmol、2eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、中間体A3(25.58mg、141.99μmol、1.2当量)および重炭酸ナトリウム(39.76mg、473.28umol、18.41μL、4当量)を加えた。混合物を15℃で11時間撹拌した後、水(10mL)を加えて5分間撹拌し、ろ過して、フィルターケーキを得て、化合物37_1を得た。
工程2:化合物37_1(100mg、85.01μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(3.08g、27.01mmol、2mL、317.76eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、石油エーテル/酢酸エチル(10mL、1/3)に加え、5分間撹拌し、ろ過し、フィルターケーキを収集し、分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:PhenomenexSynergiC18150×)に通した。25×10μm;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~30%、9分)により精製して、化合物37を得た。
HNMR(400MHz,D2O)δ=7.22(brd,J=9.2Hz,1H),7.06(s,1H),6.92(brs,2H),5.09(brs,1H),4.63-4.51(m,5H),4.49-4.41(m,1H),4.33(brs,1H),3.63(brs,1H),3.27(brt,J=6.1Hz,2H),2.98(brt,J=6.7Hz,2H),1.66(brs,4H),1.17(brd,J=6.1Hz,3H)ppm;LCMS(ESI)m/z:(M+1)。
Figure 0007280273000091
工程1:化合物38_1(4.7g、21.93mmol、1eq)のメタノール(50mL)溶液に、酢酸ナトリウム(4.50g、54.83mmol、2.5eq)とブロモニトリル(4.65g、43.86mmol、2eq)を加えた。混合物を10℃で3時間撹拌し、飽和重炭酸ナトリウム(20mL)に加え、5分間撹拌した。水層を酢酸エチル(100mL×2)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物38_2を得た。
工程2:化合物38_2(5.2g、21.73mmol、1eq)のTHF(50mL)溶液に、ピラゾール(2.27g、21.73mmol、1eq)塩酸塩を加えた。混合物を70℃で12時間撹拌し、冷却し、ろ過し、フィルターケーキを得て、化合物38_3を得た。
工程3:化合物38_3(6.6g、19.19mmol、1eq、HCl)のジクロロメタン(60mL)溶液に無水トリフルオロ酢酸(4.03g、19.19mmol、2.67mL、1eq)とトリエチルアミン(3.88g、38.39mmol、5.34mL、2eq)を加えた。混合物を0℃で30分間撹拌した後、水(20mL)に加え、5分間撹拌した。水層をジクロロメタン(100mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(20mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物38_4を得た。
工程4:化合物38_4(2g、4.96mmol、0.60eq)のDMF(30mL)溶液に、トリエチルアミン(4.16g、41.06mmol、5.72mL、5eq)と32_2(3g、8.21mmol、1eq)のトリフルオロ酢酸塩を加えた。混合物を40℃で12時間撹拌した後、水(100mL)に加え、5分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(200mL)で抽出し、得られた有機層を飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルでクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1)により精製して、化合物38_5を得た。
工程5:化合物38_5(1.8g、3.07mmol、1eq)のメタノール(20mL)溶液に水酸化ナトリウム(306.83mg、7.67mmol、2.5eq)を加え、混合物を15℃で15時間攪拌してからNaOH(306mg)を加えた。さらに12時間攪拌した後、希塩酸でpHを5~6に調整し、減圧濃縮して化合物38_6を得た。
工程6:化合物38_6(1.4g、3.03mmol、1当量)のメタノール(15mL)溶液に、ジフェニルジアゾメタン(1.76g、9.08mmol、3当量)を加えた。混合物を15℃で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=50/1~10/1)により精製して、化合物38_7を得た。
工程7:化合物38_7(680mg、1.08mmol、1eq)および2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(264.64mg、1.62mmol、1.5eq)のTHF(8mL)溶液にトリフェニルホスフィン(425.49mg、1.62mmol、1.5eq)およびアゾジカルボン酸ジイソプロピル(437.38mg、2.16mmol、420.55μL、2eq)を加えた。15℃で12時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール=50/1~10/1)により精製して、化合物38_8を得た。
工程8:化合物38_8(500mg、646.10μmol、1eq)のエタノール(2mL)溶液に、NHNH・HO(38.05mg、646.10μmol、36.94μL、85%純度、1eq)を加えた。混合物を15℃で30分間撹拌した後、減圧濃縮して化合物38_9を得た。
工程9:化合物38_9(500mg、776.67μmol、1eq)のジクロロメタン(2mL)およびメタノール(6mL)溶液に中間体A2(289.72mg、699.01umol、0.9eq)を加えた。混合物を15℃で30分間撹拌した後、減圧濃縮して、化合物38_10を得た。
工程10:化合物38_10(200mg、192.26umol、1eq)のDMF(2mL)溶液に、N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(48.53mg、2eq)とHOBt(51.96mg、2eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、中間体A1(60.62mg、288.40μmol、1.5当量)および重炭酸ナトリウム(64.61mg、769.06μmol、29.91μL、4当量)を加え、混合物を15℃でさらに11時間撹拌し、水(10mL)を加えて5分間撹拌し、吸引ろ過した後、フィルターケーキを収集して乾燥し、化合物38_11を得た。
工程11:化合物38_11(200mg、162.28μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(3.08g、27.01mmol、2mL、166.45eq)を加えた。混合物を0℃で1時間攪拌した後、石油エーテル/酢酸エチル(10mL、1/3)を加え、ろ過してフィルターケーキを得、分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:BostonPrimeC18150×30mm 5μm水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル)により精製して、化合物38を得た。
HNMR(400MHz,DO)δ=7.23(brd,J=9.0Hz,1H),7.08(s,1H),6.94-6.86(m,2H),5.10(brs,1H),4.61(brs,1H),4.58(brs,3H),4.50(brd,J=9.5Hz,2H),4.46-4.36(m,1H),3.44(brs,1H),3.19(brs,1H),2.10(brd,J=5.6Hz,4H),1.51(brt,J=9.1Hz,4H),1.43(s,3H),1.05(s,3H)ppm;LCMS(ESI)m/z:724.3(M+1)。
Figure 0007280273000092
工程1:化合物38_10(100mg、96.13μmol、1eq)のDMF(1mL)溶液にN,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(24.26mg、192.27μmol、29.772eq)とHOBt(25.98mg、192.27μmol、2eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、中間体A3(20.79mg、115.36μmol、1.2eq)と重炭酸ナトリウム(32.30mg、384.53μmol、14.96μL、4eq)を加え、混合物を15℃でさらに11時間撹拌し、水(10mL)に加え、ろ過してフィルターケーキを収集して、化合物39_1を得た。
工程2:化合物39_1(100mg、83.17μmol、1eq)のジクロロメタン(1mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(3.08g、27.01mmol、2mL、324.79eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、石油エーテル/酢酸エチル(10mL、1/3)を加え、ろ過した後、フィルターケーキを収集し、分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:BostonPrimeC18150×30mm5μm;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:10%~27%、7分)により精製して、化合物39を得た。
HNMR(400MHz,DO)δ=7.31-7.18(m,1H),7.04(s,1H),6.94(brs,2H),5.00(brs,1H),4.53(brd,J=11.7Hz,3H),4.46-4.39(m,2H),4.34(m,2H),3.76-3.56(m,1H),3.43(brs,1H),3.18(brs,1H),2.17-1.99(m,4H),1.49(brs,4H),1.18(brd,J=2.9Hz,3H)ppm;LCMS(ESI)m/z:694.4(M+1)。
Figure 0007280273000093
工程1:化合物32_2(10.5g、21.91mmol、1eq、2TFA)のDMF(80mL)溶液に、トリエチルアミン(6.65g、65.73mmol、5mL)と化合物12_4(8.55g、21.91mmol、1eq)を加えた。混合物を40℃で14時間撹拌し、残留物を水(50mL)に加え、5分間撹拌した。水層を酢酸エチル(100mL×2)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過して減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO石油エーテル/酢酸エチル=10/1~0/1)により精製して、化合物40_1を得た。
工程2:化合物40_1(5g、8.73mmol、1eq)のメタノール(50mL)溶液に、水酸化ナトリウム(1.40g、34.93mmol、4eq)を加えた。混合物を25℃で14時間攪拌した後、混合物のpHを3~5に調整した後、混合物を40℃で減圧濃縮して、化合物40_2を得た。
工程3:化合物40_2(3.9g、8.70mmol、1eq)のメタノール(40mL)溶液に、ジフェニルジアゾメタン(4.5g、23.17mmol、2.66eq)を分割して加えた。混合物を20℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=1/0~10/1)により精製して、化合物40_3を得た。
工程4:化合物40_3(3g、4.88mmol、1eq)と2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(875.72mg、5.37mmol、1.1eq)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液にトリフェニルホスフィン(1.92g、7.32mmol、1.5eq)およびDIAD(1.97g、9.76mmol、1.90mL、2eq)を加えた。混合物を25℃で12時間撹拌した後、減圧下真空濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=50/1~10/1)により精製して、化合物40_4を得た。
LCMS(ESI)m/z:760.4(M+1);
工程5:化合物40_4(2.5g、3.29mmol、1eq)のエタノール(25mL)溶液に、NHNH・HO(193.77mg、3.29mmol、188.13μL、85%純度、1eq)を加えた。混合物を15℃で30分間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物をろ過してろ液を得、真空濃縮して、化合物40_5を得た。
工程6:化合物40_5(2g、3.18、1eq)のメタノール(12mL)およびジクロロメタン(4mL)溶液に、中間体A2(1.19g、2.86mmol、0.9eq)を加えた。混合物を15℃で30分間撹拌した後、減圧濃縮して化合物40_6を得た。
LCMS(ESI)m/z:1026.6(M+1);
工程7:化合物40_6(3g、2.92mmol、1eq)のDMF(30mL)溶液に、N,N’-ジイソプロピルカルボジイミド(737.01mg、5.84mmol、904.30μL、2eq)とHOBt(789.10mg、5.84mmol、2eq)を加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した後、中間体A1(920.71mg、4.38mmol、1.5当量)および重炭酸ナトリウム(981.20mg、11.68mmol、4当量)を加え、混合物を25℃でさらに12時間撹拌し、水(20mL)に加えて5分間攪拌した。混合物をろ過した後、フィルターケーキを収集し、乾燥して、化合物40_7を得た。
工程8:化合物40_7(4.00g、3.28mmol、1eq)のジクロロメタン(30mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(46.20g、405.18mmol、30.00mL、123.42eq)を加えた。混合物を0℃で1時間保持した後、石油エーテル/酢酸エチル(50mL、v/v=1/2)を加え、5分間撹拌した。混合物をろ過し、フィルターケーキを収集し、分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:PhenomenexSynergiMax-RP250×50mm×10μm;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:5%~35%、20分)により精製して、化合物40を得た。
HNMR(400MHz,d6-DMSO)δ=7.28-7.21(m,1H),7.08(d,J=2.3Hz,1H),6.91(brs,2H),5.09(brs,1H),4.69-4.68(m,1H),4.68-4.65(m,1H),4.62(brs,2H),4.60(s,1H),4.54-4.47(m,1H),4.43(brs,1H),3.84-3.72(m,1H),3.50(brd,J=13.8Hz,2H),3.08(brt,J=12.1Hz,2H),2.24(brd,J=13.7Hz,2H),1.93-1.77(m,2H),1.42(s,3H),1.01(s,3H)ppm;LCMS(ESI)m/z:710.3(M+1)。
Figure 0007280273000094
工程1:化合物41_1(10g、49.93mmol、1eq)のメタノール(10mL)溶液に、ブロモニトリル(11g、103.85mmol、7.64mL、2.08eq)と酢酸ナトリウム(10.24g、124.83mmol、2.5eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌し、水(50mL)に加え、5分間撹拌し、水層を酢酸エチル(100mL×3)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水物硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物41_2を得た。
工程2:化合物41_2(11g、48.83mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(80mL)溶液に、ピラゾール塩酸塩(5.61g、53.71mmol、1.1当量)を加えた。混合物を70℃で12時間撹拌した後、ろ過し、ろ液を減圧濃縮して、化合物41_3を得た;LCMS(ESI)m/z:294.0(M+1);
工程3:化合物41_3(11g、37.50mmol、1eq)のジクロロメタン(100mL)溶液に、無水トリフルオロ酢酸(7.88g、37.50mmol、5.22mL、1eq)とトリエチルアミン(7.59g、74.99mmol、10.44mL、2eq)を加えた。混合物を15℃で1時間撹拌した後、水(50mL)に加え、5分間撹拌した。水層をジクロロメタン(100mL×2)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して化合物41_4を得た。
工程4:化合物32_2のトリフルオロ酢酸(10g、27.37mmol、1eq)のDMF(100mL)溶液に、トリエチルアミン(11.08g、109.50mmol、15.24mL、4eq)と化合物41_4(10g、25.68mmol、0.94eq)を加えた。混合物を40℃で12時間撹拌し、次に水(50mL)に加え、5分間撹拌した。水層を酢酸エチル(200mL×2)で抽出し、有機層を合併してからブライン(50mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチルエステル=1/0~0/1))により精製して、化合物41_5を得た。
工程5:化合物41_5(6g、10.48mmol、1eq)のメタノール(60mL)溶液に、水酸化ナトリウム(1.68g、41.92mmol、4eq)を加えた。混合物を20℃で12時間攪拌した後、35℃でさらに3時間撹拌し、混合物のpHを4~5に調整し、減圧濃縮して、化合物41_6を得た。
工程6:化合物41_6(4.7g、10.48mmol、1eq)のメタノール(60mL)溶液に、ジフェニルジアゾメタン(5.9g、30.38mmol、2.90eq)のジクロロメタン(60mL)溶液を滴下した。混合物を20℃で1時間撹拌し、ジクロロメタン(100mL)で抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(100mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=1/0~10/1)により精製して、化合物41_7を得た。
工程7:化合物41_7(1.92g、7.32mmol、1.5eq)のテトラヒドロフラン(30mL)溶液に、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(835.91mg、5.12mmol、1.05eq)、トリフェニルホスフィン(1.92g、7.32mmol、1.5eq)およびDIAD(1.97g、9.76mmol、1.90mL、2eq)を加えた。混合物を20℃で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=50/1~20/1)により精製して、化合物41_8を得た。LCMS(ESI)m/z:760.6(M+1)。
工程8:化合物41_8(2.7g、2.97mmol、1eq)のエタノール(30mL)溶液に、NHNH・HO(174.64mg、2.97mmol、169.55μL、純度85%、1eq)を加えた。混合物を20℃で20分間撹拌し、混合物をろ過し、減圧濃縮して、化合物41_9を得た。
工程9:化合物41_9(1.24g、3.00mmol、3.13mmol、1eq)のメタノール(27mL)およびジクロロメタン(9mL)溶液に中間体A2(1.24g、3.00mmol、0.9eq)を加えた。混合物を20℃で30分間撹拌した後、減圧濃縮し、得られた固体を石油エーテル/酢酸エチル(30mL、v/v=1/1)で洗浄して化合物41_10を得た。
LCMS(ESI)m/z:1026.4(M+1);
工程10:化合物41_10(3g、2.53mmol、1eq)のDMF(30mL)溶液に、HOBt(682.58mg、5.05mmol、2eq)とDIC(637.52mg、5.05mmol、782.23μL、2eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した後、中間体A1(796.42mg、3.79mmol、1.5eq)と重炭酸ナトリウム(848.77mg、10.10mmol、392.95μL、4eq)を加え、混合物を20℃で12時間撹拌し、水(30mL)に加え、5分間撹拌した後、ろ過し、フィルターケーキを収集して、化合物41_11を得た。
工程11:化合物41_11(3.5g、2.87mmol、1eq)のジクロロメタン(10mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(13.48g、118.18mmol、8.75mL、41.14eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、石油エーテル/酢酸エチル(30mL、v/v=1/3)に加え、5分間撹拌し、ろ過して、フィルターケーキを得た。残留物を分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:Kromasil250×50mm×10um;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:2%~30%、25分)により精製して、化合物41を得た。
HNMR(400MHz,d-DMSO)δ=7.26(brd,J=8.8Hz,1H),7.10(brs,1H),6.92(brs,2H),5.21-5.09(m,1H),5.06-4.92(m,1H),4.62-4.60(m,2H),4.57(brs,2H),4.47-4.37(m,2H),3.96-3.81(m,1H),3.54(brd,J=12.2Hz,1H),3.34(brd,J=12.8Hz,1H),3.07-2.91(m,2H),2.17(brs,1H),2.03(brd,J=9.7Hz,1H),1.87-1.64(m,2H),1.42(s,3H),1.00(brs,3H)ppm;LCMS(ESI)m/z:710.4(M+1)。
Figure 0007280273000095
工程1:化合物42_1(6g、32.21mmol、5.45mL、1eq)のメタノール(50mL)溶液に、ブロモニトリル(6.82g、64.43mmol、4.74mL、2eq)、酢酸ナトリウム(13.21g、161.07mmol、5eq)を加えた。反応物を室温(15~25℃)で2時間撹拌した後、水(50mL)で希釈し、混合物を酢酸エチル(50mL×2)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物42_2を得た。
工程2:化合物42_2(7g、33.13mmol、1当量)のテトラヒドロフラン(50mL)溶液に、ピラゾール塩酸塩(2.26g、21.58mmol、0.65当量)を加えた。混合物を65℃で12時間撹拌した後、溶媒を減圧留去して、化合物42_3を得た。
工程3:化合物42_3(10g、31.67mmol、1eq、HCl)のジクロロメタン(100mL)溶液に、無水トリフルオロ酢酸(6.65g、31.67mmol、4.40mL、1eq)とトリエチルアミン(9.61g、95.00mmol、13.22mL、3eq)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、水(30mL)に加え、5分間撹拌し、水層をジクロロメタン(100mL)で抽出し、有機層を合併してから希塩酸(30mL、0.5M)で洗浄し、飽和塩化ナトリウムブライン(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物42_4を得た。
工程4:化合物32_2(6.3g、17.25mmol、1eq、TFA)のDMF(60mL)溶液に、トリエチルアミン(6.98g、68.98mmol、4eq)と化合物42_4(5.83g、15.52mmol、0.9eq)を加えた。20℃で2時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物を水(20mL)に加え、5分間攪拌した。水層を酢酸エチル(100mL×2)で抽出し、有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(30mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=5/1~0/1)により精製して、化合物42_5を得た。
工程5:化合物42_5(4.7g、8.41mmol、1eq)のメタノール溶液に水酸化ナトリウム(1.35g、33.66mmol、4eq)を加え、混合物を20℃で14時間攪拌した後、pHを4~5に調整して、減圧下40℃で濃縮して、化合物42_6を得た。
工程6:化合物42_6(3.6g、8.29mmol、1eq)のメタノール(30mL)溶液に、ジフェニルジアゾメタン(4.83g、24.87mmol、3eq)のジクロロメタン(50mL)溶液を滴下した。混合物を20℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=50/1~10/1)により精製して、化合物42_7を得た。
工程7:化合物42_7(1.6g、2.66mmol、1eq)と2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(477.95mg、2.93mmol、1.1eq量)のテトラヒドロフラン(20mL)溶液に、トリフェニルホスフィン(1.05g、4.00mmol、1.5eq)およびDIAD(1.08g、5.33mmol、1.04mL、2eq)を加えた。混合物を20℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、ジクロロメタン/メタノール=50/1~10/1)により精製して、化合物42_8を得た。
工程8:化合物42_8(1.2g、1.61mmol、1eq)のエタノール(10mL)溶液に、NHNH・HO(94.76mg、1.61mmol、92.00μL、85%純度、1eq)を加え、混合物を20℃で1時間攪拌した後、減圧濃縮し、ろ過した後、溶媒を減圧留去して、化合物42_9を得た。
工程9:化合物42_9(810mg、1.32mmol、1eq)のメタノール(6mL)およびジクロロメタン(2mL)の溶液に、中間体A2(545.26mg、1.32mmol、1eq)を加えた。混合物を20℃で30分間撹拌した後、減圧濃縮して、化合物42_10を得た。
工程10:化合物42_10(1.2g、1.19mmol、1eq)のDMF(12mL)溶液に、DIC(299.23mg、2.37mmol、367.16μL、2eq)とHOBt(320.39mg、2.37mmol、2eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した後、中間体A1(373.82mg、1.78mmol、1.5eq)および重炭酸ナトリウム(398.38mg、4.74mmol、4eq)を加え、混合物を20℃でさらに12時間撹拌し、水(30mL)に加えて5分間撹拌し、ろ過してフィルターケーキを収集して、乾燥して化合物42_11を得た;
工程11:化合物42_11(1.4g、1.16mmol、1当量)のジクロロメタン(10mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(15.40g、135.06mmol、10mL、116.19当量)を加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、石油エーテル/酢酸エチル(30mL、v/v=1/4)に加え、5分間撹拌した。フィルターケーキをろ過により収集し、分取高速液体クロマトグラフィーカラム(PhenomenexSynergiC18150×25×10μm;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:5%~35%、9分)により精製して、化合物42を得た。
LCMS(ESI)m/z:696.6(M+1)。
HNMR(400MHz,D2O)δ=7.24(brd,J=9.0Hz,1H),7.09(s,1H),6.94-6.88(m,2H),5.15(brd,J=5.9Hz,2H),4.64-4.63(m,1H),4.60(s,2H),4.53(brs,1H),4.50(brs,1H),4.47-4.40(m,2H),3.64(dd,J=6.7,12.7Hz,1H),3.58-3.49(m,1H),3.47-3.40(m,2H),2.48-2.36(m,1H),2.21(dt,J=5.8,13.4Hz,1H),1.42(s,3H),1.00(s,3H)ppm。
Figure 0007280273000096
工程1:-30℃~-10℃で、化合物13_5(130g、508.33mmol、1eq)のTHF(1200mL)とDMF(300mL)溶液にNaH(38.22g、955.67mmol、60%純度、1.88eq)を加え、15分間撹拌した後、中間体A10(53.80g、432.08mmol、0.85eq)を反応溶液に分割してゆっくりと添加し、混合物を70~75℃に加熱して3時間反応させた後、室温まで冷却し、混合物を水(1500mL)で希釈し、酢酸エチル(500mL×2)で洗浄し、有機層を合併してから水(500mL)で洗浄し、合わせた水層を希塩酸(1M)でpH=1に酸性化してから、酢酸エチル(700mL×3)で抽出し、有機層を合併してからブライン(500mL)で洗浄した後、濃縮し、残留物に酢酸エチル/石油エーテル(1500mL、1/1)を加え、固体の大部分が沈殿するまで攪拌し、ろ過し固体を収集して、化合物43_1を得た。
工程2:0~5℃で、化合物43_1(60g、185.56mmol、1eq)のDCM(420mL)溶液にトリフルオロ酢酸(215.60g、1.89mol、140mL、10.19eq)を加えた。1.5時間攪拌した後、減圧濃縮して、化合物43_2を得た。
工程3:化合物43_2(52.15g、154.63mmol、1eq、TFA)の水(500mL)溶液に重炭酸ナトリウム(64.95g、773.17mmol、5当量)を加えた後、0~5℃に冷却し、BrCN(19.65g、185.56mmol、13.65mL、1.2eq)を混合物に一度に加え、3時間攪拌した後、DCM(1500mL)を混合物に加え、希塩酸(1M)でpH=1に酸性化し、ほとんどの灰色の固形物を沈殿させ、ろ過して固体を収集し、水層を酢酸エチル(500mL×3)で抽出し、有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、ろ液を約200mLまでに濃縮して固体を析出させ、合併した固体を乾燥して、化合物43_3を得た。
工程4:化合物43_3(3.5g、14.10mmol、1eq)のエタノール(35mL)溶液に、A10_2(2.48g、14.10mmol、1.0eq)とA10(3.00g、14.10mmol、1.0eq、HCl)を加えた。混合物を90℃で窒素雰囲気下、12時間攪拌した後、ろ過し、固体を収集して、化合物43_4を得た。
LCMS(ESI)m/z:425.2(M+1)。
工程5:化合物43_4(1.3g、2.30mmol、1eq)のメタノール(20mL)溶液に、ジフェニルジアゾメタン(1.78g、9.18mmol、4eq)のジクロロメタン(10mL)溶液を加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=30/1~10/1)により精製して、化合物43_5を得た。
LCMS(ESI)m/z:591.3(M+1)。
工程6:化合物43_5(900mg、1.52mmol、1eq)のTHF(10mL)溶液に、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(272.75mg、1.67mmol、1.1eq)、トリフェニルホスフィン(438.54mg、1.67mmol、1.1eq)およびDIAD(307.36mg、1.52mmol、295.53μL、1eq)を加えた。反応物を室温(10~15℃)で12時間撹拌し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=50/1~10/1)により精製して、化合物43_6を得た。
工程7:化合物43_6(470mg、638.78μmol、1eq)のエタノール(2mL)およびジクロロメタン(2mL)溶液に、NHNH・HO(37.62mg、85%純度、1eq)を加えた。反応物を室温(15~20℃)で1時間攪拌した。ろ過し、ろ液を減圧濃縮した後、残留物をジクロロメタン(5mL)で希釈し、ブラインで洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、化合物43_7を得た。
工程8:化合物43_7(390mg、1eq)のエタノール(3mL)およびジクロロメタン(2mL)溶液に中間体A2(266.88mg、1eq)を加えた。混合物を室温(15~20℃)で1時間攪拌した後、減圧濃縮し、残留物を石油エーテル/酢酸エチル(10mL、4/1)中で攪拌し、ろ過して、化合物43_8を得た。
工程9:化合物43_8(550mg、1eq)のDMF(3mL)溶液に、ジイソプロピルカルボジイミド(138.52mg、1.10mmol、169.97μL、2eq)およびHOBt(148.32mg、1.10mmol、2当量)を加え、混合物を20℃で1時間撹拌した後、中間体A1(161.51mg、1.4当量)およびNaHCO(184.42mg、2.20mmol、4当量)を加え、混合物を20℃で11時間攪拌した後、水(20mL)に加えた。ろ過して収集した固体をジクロロメタン(100mL)に溶解し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=30/1~20/1)により精製して、化合物43_9を得た。
LCMS(ESI)m/z:1194.9(M+1)。
工程10:0℃で、化合物43_9(120mg、1eq)のジクロロメタン(0.6mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(924.00mg、8.10mmol、0.6mL)を加えた。混合物を℃で1時間攪拌した後、石油エーテル/酢酸エチル(20mL、1/4)で希釈し、10分間攪拌した。ろ過した固体を分取高速液体クロマトグラフィー(トリフルオロ酢酸カラム:PhenomenexlunaC18150×25mm×10μm;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:2%~25%、10分)により精製して、化合物43を得た。
HNMR(400MHz,d-DMSO)δ=7.22(brd,J=9.1Hz,1H),7.04(s,1H),6.92-6.86(m,2H),5.04(brs,1H),4.76(d,J=3.8Hz,3H),4.59(s,2H),4.46(brd,J=10.9Hz,1H),4.40-4.32(m,1H),4.21-4.14(m,2H),3.32(t,J=4.6Hz,2H),1.38(s,3H),0.94(s,3H);LCMS(ESI)m/z:686.5(M+1)。
Figure 0007280273000097
工程1:化合物43_3(3g、12.09mmol、1eq)のエタノール(30mL)溶液に、N-tert-ブチル(2-アミノエチル)カルバメート(2.38g、12.09mmol、2.33mL、1eq、HCl)およびtert-ブチルN-(2-アミノエチル)カルバメート(1.94g、12.09mmol、1.90mL、1当量)を加えた。混合物を90℃で12時間攪拌した後、酢酸エチル(30mL)を加え、5分間攪拌した後、ろ過し、固体を収集して、化合物44_1を得た;
LCMS(ESI)m/z:409.1(M+1)。
工程2:化合物44_1(4g、7.83mmol、1eq)のメタノール(40mL)溶液に、希塩酸(8.00mL、0.5M)とジフェニルジアゾメタン(3.04g、15.67mmol、2eq)を滴下した。混合物を25℃で30分間撹拌した後、混合物をジクロロメタン(50mL×2)で水層に抽出した。有機層を合併してから飽和塩化ナトリウム(30mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=50/1~10/1)により精製して、化合物を得た。
LCMS(ESI)m/z:575.3(M+1)。
工程3:化合物44_2(3.7g、6.17mmol、1eq)のTHF(40mL)に、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(1.11g、6.79mmol、1.1eq)、トリフェニルホスフィン(2.43g、9.26mmol、1.5eq)およびDIAD(2.50g、12.35mmol、2.40mL、2eq)を加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をシリカゲルクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=50/1~10/1)により精製して、化合物44_3を得た。
工程4:化合物44_3(4.4g、6.11mmol、1eq)のエタノール(45mL)溶液に、NHNH・HO(312.26mg、6.11mmol、98%純度、1eq)を加えた。混合物を25℃で30分間撹拌し、ろ過した後、ろ液を減圧濃縮して、化合物44_4を得た。
工程5:化合物44_4(3.6g、6.11mmol、1eq)のメタノール(24mL)およびジクロロメタン(8mL)溶液に中間体A2(2.02g、4.88mmol、0.8eq)を加えた。混合物を25℃で30分間撹拌し、減圧濃縮し、残留物を石油エーテル/酢酸エチル(30mL、1/1)で洗浄し、濾過し固体を収集して、化合物44-5を得た。
工程6:化合物44_5(2.5g、2.54mmol、1eq)のDMF(25mL)溶液にDIC(639.86mg、5.07mmol、785.11μL、2eq)とHOBt(685.11mg、5.07mmol、2eq)を加えた。混合物を25℃で1時間撹拌した後、重炭酸ナトリウム(851.87mg、10.14mmol、4当量)および中間体A1(639.49mg、3.04mmol、1.2当量)を加えた。混合物を25℃でさらに11時間撹拌した後、水(50mL)に加え、5分間撹拌した後、固体をろ過により収集して、化合物44_6を得た。
工程7:-40℃で化合物44_6(2.9g、2.46mmol、1eq)のジクロロメタン(10mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(30.80g、270.12mmol、20.00mL、109.76eq)を分割して加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、石油エーテル/酢酸エチル(30mL、v/v=1/2)に加え、5分間撹拌した。フィルターケーキをろ過により収集し、分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:Phenomenex LunaC18250×50mm×10μm;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~25%、10分)により精製して、化合物44を得た。
HNMR(400MHz,d-DMSO)δ=7.26(brd,J=8.4Hz,1H),7.13-7.02(m,1H),6.92(s,2H),5.10(brs,1H),4.94(brs,2H),4.62(brs,2H),4.54-4.46(m,2H),4.39(brs,1H),3.62(brt,J=5.9Hz,2H),3.24(brt,J=5.7Hz,2H),1.42(s,3H),0.98(s,3H);
LCMS(ESI)m/z:670.2(M+1)。
Figure 0007280273000098
工程1:化合物45_1(24g、232.63mmol、25.13mL、1eq)のTHF(250mL)溶液に、tert-ブチルイミダゾール-1-カルボキシレート(78.26g、465.27mmol、2eq)を加えた。混合物を60℃で12時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を水(50mL)で希釈し、酢酸エチル(100mL)で抽出した。有機層を飽和塩化ナトリウム(150mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、残留物を攪拌しながら石油エーテル/メチルtert-ブチルエーテル(200mL、1/1)で洗浄し、ろ過により固体を収集して、化合物45_2を得た。
HNMR(400MHz,CDCl)δ=4.97(brs,1H),3.22(q,J=5.7Hz,2H),2.74(t,J=5.8Hz,2H),1.46(s,9H).
工程2:0℃で、化合物45_2(10g、32.96mmol、1eq)の酢酸エチル(100mL)溶液に、HCl/EtOAc(8.24mL、4M、1eq)の溶液をゆっくりと滴下した。混合物を0℃で10分間撹拌した後、ろ過し、固体を収集して、化合物45_3を得た。
工程3:化合物43_3(3.2g、12.79mmol、1eq)のtert-ブタノール(40mL)溶液に、化合物45_2(3.88g、12.79mmol、1eq)と化合物45_3(4.35g、12.79mmol、1eq)を加え、次に窒素ガスの雰囲気下、100℃で12時間攪拌し反応させ、減圧濃縮して得られた粗生成物を水(50mL)で希釈した後、希水酸化リチウム(1M)でpH9~10に調整し、混合物を酢酸エチル(50mL×2)で洗浄し、水層を0℃に冷却した後、希塩酸(0.5M)でpHを3~4に調整し、水層を凍結乾燥して、化合物45_4を得た。
LCMS(ESI)m/z:552.4(M+1)。
工程4:化合物45_4(6.5g、11.78mmol、1当量)のメタノール(70mL)溶液に、ジフェニルジアゾメタン(4.58g、23.57mmol、2当量)のジクロロメタン(50mL)溶液を加えた。混合物を25℃で1時間撹拌し、減圧濃縮し、得られた残留物を水(50mL)で希釈し、混合物をジクロロメタン(100mL)で抽出し、有機層を合併してから無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=20/1~10/1)により精製して、化合物45_5を得た。
LCMS(ESI)m/z:718.4(M+1)。
工程5:化合物45_5(1.3g、957.46μmol、1eq)のTHF(15mL)に、2-ヒドロキシイソインドリン-1,3-ジオン(312.38mg、1.91mmol、2eq)、トリフェニルホスフィン(502.26mg、1.91mmol、2eq)およびDIAD(387.21mg、1.91mmol、2eq)を加えた。混合物を20℃で0.5時間撹拌した後、減圧濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=20/1~10/1)により精製して、化合物45_6を得た。
LCMS(ESI)m/z:863.5(M+1)。
工程6:化合物45_6(1.2g、1.08mmol、1eq)のエタノール(15mL)溶液に、NHNH・HO(64.87mg、1.30mmol、1.2eq)を加えた。混合物を20℃で1時間攪拌した後、ろ過し、ろ液を濃縮して得られた残留物をジクロロメタン(20mL)に溶解し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して、化合物45-7を得た。
LCMS(ESI)m/z:733.4(M+1)。
工程7:化合物45_7(850mg、1eq)のエタノール(8mL)およびジクロロメタン(8mL)中の溶液に、中間体A2(357.95mg、1eq)を加えた。窒素ガス雰囲気下混合物を20℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=20/1~10/1)により精製して、化合物45_8を得た。
LCMS(ESI)m/z:1129.6(M+1)。
工程7:化合物45_8(780mg、1eq)のDMF(5mL)溶液に、HOBt(186.65mg、1.38mmol、2eq)とDIC(174.33mg、1.38mmol、2eq)を加え、混合物を室温で1時間撹拌した後、中間体A2(217.78mg、1.04mmol、1.5当量)および重炭酸ナトリウム(232.09mg、2.76mmol、4当量)を加えた。混合物を20℃で11時間撹拌した後、水(50mL)に加え、10分間撹拌してからろ過し、得られた固体をジクロロメタン(20mL)に溶解し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、ろ過し、減圧濃縮して、化合物45_9を得た。
LCMS(ESI)m/z:1322.3(M+1)。
工程8:0℃で、トリフルオロ酢酸(4.62g、40.52mmol、3mL、58.84eq)を、化合物45_9(910mg、1eq)のジクロロメタン(6mL)溶液に加えた。混合物を0℃で1時間撹拌した後、石油エーテル/酢酸エチル(60mL、1/4)で希釈した後、固体をろ過により収集し、分取高速液体クロマトグラフィー(トリフルオロ酢酸、カラム:PhenomenexlunaC18250×50mm×10μm;移動相:[水(0.1%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~30%、10分)により精製して、化合物45を得た。
HNMR(400MHz,DEUTERIUM OXIDE)δ=7.25(brd,J=8.1Hz,1H),7.09(s,1H),6.96-6.88(m,2H),5.13(brs,1H),4.94-4.82(m,4H),4.64(s,1H),4.51(brd,J=10.8Hz,1H),4.42-4.34(m,1H),3.70(brt,J=6.8Hz,4H),3.28(brt,J=6.8Hz,4H),1.42(s,3H),0.97(s,3H);LCMS(ESI)m/z:713.3(M+1)。
Figure 0007280273000099
工程1:化合物43_1(20g、61.85mmol、1eq)のDMF(200mL)溶液に、BnBr(11.64g、68.04mmol、8.08mL、1.1eq)と炭酸カリウム(17.10g、123.71mmol、2eq)を加えた。反応物を室温(20~25℃)で12時間撹拌した後、水(200mL)に加え、混合物をメチルtert-ブチルエーテル(100mL×3)で抽出し、有機層を合併して水(100mL×2)及び飽和塩化ナトリウム(100mL)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧濃縮して、化合物46_1を得た。
工程2:0℃で、化合物46_1(10g、24.19mmol、1eq)のジクロロメタン(50mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(20mL)を滴下した。反応混合物を室温(15~20℃)で1時間撹拌し、次に減圧濃縮して、化合物46_2を得た。
工程3:化合物46_2(14g、34.27mmol、1eq)のジオキサン(140mL)溶液に、ジイソプロピルアミン(6.64g、51.40mmol、8.95mL、1.5eq)と中間体A11(14.65g、34.27mmol、1eq、トリフルオロ酢酸)を加えた。混合物を60℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、石油エーテル/酢酸エチル=1/0~8/1)により精製して、化合物46_3を得た。
LCMS(ESI)m/z:722.3(M+1)。
工程4:化合物46_3(6.8g、9.42mmol、1eq)のMeOH(50mL)溶液に水酸化ナトリウム(753.59mg、18.84mmol、2eq)を加えた。反応物を室温(10~15℃)で1時間撹拌した後、希塩酸(1M)でpHを3~4に調整して、化合物46_4のメタノール溶液を得た。
LCMS(ESI)m/z:633.1(M+1)。
工程5:上記化合物46_4(4.92g、25.32mmol、2eq)のメタノール溶液に、ジフェニルジアゾメタン(8g、12.66mmol、1eq)のジクロロメタン(50mL)溶液を滴下した。混合物を室温(10~20℃)で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をジクロロメタン(50mL)で希釈し、有機層を水(30mL)、飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過した後、ろ液を減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=100/1~10/1)により精製して、化合物46_5を得た。
LCMS(ESI)m/z:798.5(M+1)。
工程6:化合物46_5(6g、7.52mmol、1eq)と2-ヒドロキシイソインドール-1,3-ジオン(1.47g、9.02mmol、1.2eq)のTHF(60mL)溶液にトリフェニルホスフィン(2.96g、11.28mmol、1.5eq)およびDIAD(2.28g、11.28mmol、2.19mL、1.5eq)を加えた。反応物を室温(10~15℃)で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物をカラムクロマトグラフィー(SiO、DCM/MeOH=50/1~10/1)により精製して、化合物46_6を得た。
LCMS(ESI)m/z:944.3(M+1)。
工程7:化合物46_6(5.00g、5.30mmol、1eq)のエタノール(50mL)溶液に、NHNH・HO(291.95mg、5.83mmol、1.1eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮した。残留物をジクロロメタン(70mL)に溶解し、水(20mL×2)で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、ろ過し、減圧濃縮して化合物46_7を得た。
LCMS(ESI)m/z:813.4(M+1)。
工程8:化合物46_7(1.92g、4.62mmol、0.8eq)のEtOH(20mL)およびDCM(20mL)溶液に、中間体A2(4.7g、5.78mmol、1eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮して、化合物46_8を得た。
LCMS(ESI)m/z:967.4(M-243+1)。
工程9:化合物46_8(1g、1eq)のDMF(10mL)溶液にHOBt(167.58mg、1.24mmol、1.5eq)とDIC(156.52mg、1.24mmol、1.5eq)を加えた。混合物を該温度で1時間撹拌した後、(225.95mg、1.07mmol、1.3当量)および重炭酸ナトリウム(277.83mg、3.31mmol、4当量)を加えた。得られた混合物を25℃で11時間撹拌し、次に水(80mL)で希釈し、ろ過し、フィルターケーキを減圧下乾燥して、化合物46_9を得た。
工程10:化合物46_9(1.2g、856.14μmol、1eq)のDCM(6mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(6.16g、54.02mmol、4mL、63.10eq)を加えた。混合物を20℃で1時間撹拌した後、減圧濃縮し、残留物を分取高速液体クロマトグラフィー(カラム:LunaC18150×25mm×5μm;移動相:[水(0.075%トリフルオロ酢酸)-アセトニトリル];アセトニトリル%:1%~30%、9分)により精製して、化合物46を得た。
LCMS(ESI)m/z:793.2(M+1);
HNMR(400MHz,d-DMSO+DO)δ=7.30(d,J=8.4Hz,1H),7.00-6.90(m,2H),6.81(s,1H),4.99-4.70(m,5H),4.57-4.50(m,1H),4.33(brs,2H),3.60(brs,2H),3.29(brd,J=12.1Hz,2H),2.90-2.65(m,5H),2.33(brs,2H),2.17(brs,2H),1.92(brs,2H),1.67(brd,J=8.1Hz,4H),1.37(s,3H),1.02(s,3H)。
実験例1:化合物の抗菌効果の検出
K.pneumoniaeATCC BAA-205(TEM-1/SHV-1/SHV-12)、K.pneumoniaeATCC BAA-1705(KPC-2)、K.pneumoniaeATCC BAA-2470(NDM-1)などの肺炎桿菌の3株;P.aeruginosa NCTC13437(VIM-10;VEB-1)、P.aeruginosa PA14およびP.aeruginosa ATCC35151などの緑膿菌の3株;E.coli NCTC13476(IMP-1タイプ)、E.coli ATCC BAA-2523(OXA-48)、E.coli MG1655ΔtolC、E.coli ATCC 25922などの大腸菌の4株;アシネトバクター・バウマニであるA.baumanniiATCC17978;黄色ブドウ球菌であるS.aureus NRS384を用いて、臨床検査標準協議会(Institute of Clinical and Laboratory Standard,CLSI)の要求に従って、各化合物の最小発育阻止濃度(Minimum Inhibitory Concentration,MIC)を、微量液体希釈法によって測定した。丸底96ウェルプレート(Catalog#3788、Corning)に、2倍系列勾配希釈化合物(最終濃度範囲0.125μg/ml~128μg/ml)を加え、一晩培養するミューラー・ヒントン寒天培地MuellerHinton II Agar培地(MHA、カタログ番号211438、BD BBLTM)プレートから、新鮮な細菌のモノクローンを採取し、滅菌した生理飽和塩化ナトリウム水溶液に懸濁させ、濃度を1×10CFU/mlに調整した後、カチオンで調整されたミューラー・ヒントンII培地(MHB、カタログ番号212332、BD BBLTM)に添加し、5×10CFU/mlに希釈し、100μlを採取し、薬物を含む丸底96ウェルプレートに加えた。プレートを倒置し、37℃で20~24時間培養し、MIC値を読み取り、菌の発育を阻止する薬物の最小濃度をMICとした。具体的な測定結果を表1に示す。
Figure 0007280273000100
実験結論に示されるように、アズトレオナム、メロペネムおよびスルバクタム(MIC範囲16->128μg/mL)と比較して、本発明の化合物(MIC範囲<=0.125~16μg/mL)は、K. pneumoniae ATCC BAA-205、K.pneumoniae ATCC BAA-1705、K.pneumoniae ATCC BAA-2470及びE.coli ATCC BAA-2523に対して優れた抗菌活性を有している。同時に、上記活性データは、本発明の化合物が様々なグラム陰性菌に対してより優れた抗菌活性を有することを示している。本発明により設計および合成された新規の単環式β-ラクタム化合物は、単環式β-ラクタムの抗菌活性を効果的に向上させることができ、グラム陰性菌に対して優れた抗菌効果を有する。
実験例2:アシネトバクター・バウマニに対する化合物の抗菌効果の検出
A.baumanniiATCC 17978(ATCC-BAA-1605、ATCC-BAA-1789、ATCC-BAA-1790、ATCC-BAA-1791、ATCC-BAA-1792、ATCC-BAA-1793、ATCC-BAA-1794、ATCC-BAA-1795、ATCC-BAA-1799、ATCC-BAA-1800、ATCC 19606、ATCC 17978)などのアシネトバクター・バウマニの12株を用いて、臨床・検査標準協議会(Institute of Clinical and Laboratory Standard,CLSI)の要求に従って、各化合物の最小発育阻止濃度(Minimum Inhibitory Concentration,MIC)を、微量液体希釈法によって測定した。丸底96ウェルプレートに、2倍系列勾配希釈化合物(最終濃度範囲0.125μg/ml~128μg/ml)を加え、一晩培養したMuellerHinton II Agar培地(MHA、カタログ番号211438、BD BBLTM)プレートから、新鮮な細菌のモノクローンを採取し、滅菌生理食塩水に懸濁させ、濃度を1×10CFU/mlに調整した後、カチオンで調整されたミューラー・ヒントンII培地(MHB、カタログ番号212332、BD BBLTM)に添加し、5×10CFU/mlに希釈し、100μlを採取し、薬物を含む丸底96ウェルプレートに加えた。プレートを倒置し、37℃で20~24時間培養した後、MIC値を読み取り、菌の発育を阻止する薬物の最小濃度をMICとした。具体的な測定結果を表2に示した。
実験結論に示されるように、メロペネム、イミペネムおよびアズトレオナム(MIC範囲:0.25->128μg/mL)と比較して、本発明の化合物(MIC範囲0.25~16μg/mL)は、薬剤耐性アシネトバクター・バウマニに対する活性は、顕著な優勢がある。同時に、上記活性データには、本発明によって設計および合成された新しい単環式β-ラクタム化合物が、アズトレオナム、メロペネム、およびイミペネムに対するアシネトバクターバウマニの薬剤耐性の問題を効果的に解決できることを示している。
Figure 0007280273000101
実験例3:臨床分離株に対する化合物の抗菌効果の検出
臨床的に分離されたアシネトバクター・バウマニの25株と緑膿菌の27株をそれぞれ採取し、臨床・検査標準協議会(Institute of Clinical and Laboratory Standard,CLSI)の要求に従って、各化合物の最小発育阻止濃度(Minimum Inhibitory Concentration,MIC)を、微量液体希釈法によって測定した。丸底96ウェルプレートに、2倍系列勾配化合物(最終濃度範囲0.125μg/ml~128μg/ml)を加え、一晩培養したMuellerHinton II Agar培地(MHA、カタログ番号211438、BD BBLTM)プレートから、新鮮な細菌のモノクローンを採取し、滅菌生理食塩水に懸濁させ、濃度を1×10CFU/mlに調整した後、カチオンで調整されたミューラー・ヒントンII培地(MHB、カタログ番号212332、BD BBLTM)に添加し、5×10CFU/mlに希釈し、100μlを採取し、薬物を含む丸底96ウェルプレートに加えた。プレートを倒置し、37℃で20~24時間培養し、MIC値を読み取り、菌の発育を阻止する薬物の最小濃度をMICとした。具体的な測定結果を表3に示す。
Figure 0007280273000102
Figure 0007280273000103
Figure 0007280273000104
Figure 0007280273000105
結論:メロペネム、チゲサイクリンおよびアズトレオナム(MIC範囲:32->128μg/mL)と比較して、本発明の化合物は、薬剤耐性アシネトバクター・バウマニ、緑膿菌に対する活性は、顕著な優勢がある。同時に、上記活性データは、本発明によって設計および合成された新しい単環式β-ラクタム化合物が、アズトレオナム、メロペネム、およびチゲサイクリンに対するアシネトバクターバウマニの薬剤耐性の問題を効果的に解決できることを示している。
実験例4:アシネトバクター・バウマニ(ATCC 17978)による肺部感染モデルに対する化合物の抗菌効果
投与の4日前:30匹のCD-1雌マウスを6ケージに分け、ケージあたり5匹のマウス(下表に従ってマークされた)、免疫抑制剤であるシクロホスファミド(150mpk)を腹腔内投与した。
Figure 0007280273000106
投与の1日前:7個ケージのマウスに免疫抑制剤シクロホスファミド(100mpk)を再度腹腔内投与した;MHAプレートで菌株ATCC-17978を蘇生させた。
投与当日:蘇生されたコロニーを採取して生理食塩水に溶解し、濃度1.0E+09CFU/mlのATCC-17978菌液を調製し、マウスの肺部感染に使用した。実験用マウスを点鼻で感染させ、感染細菌液の量は50μl/マウスであり、接種菌の実際濃度は4.40E+09CFU/mlであり、各マウスの感染量は2.20E+08CFU/マウスである。
感染の2時間後、対照マウスの肺組織を取って5mlの生理食塩水に入れ、肺組織を均一化し、勾配希釈してプレートに入れた。
上記の表に従って群分け、マウスへの投与は次の通りである(直接に溶解し配合して、直接に使用する):
(1)感染の2、4、6、8時間後:ケージ2、3、4、5、6に生理食塩水、150mpkの化合物32、150mpkの化合物34、および150mpkの化合物13をそれぞれ腹腔内投与した。
(2)感染の2、10時間後:15mpkのティンプサイクリン(Tigecyclin)をケージ7に腹腔内投与した。
投与1日後:ケージ2~7のマウスを感染の24時間の終点で、肺組織を採取して5ml生理食塩水に入れ、肺組織をホモジナイズし、勾配希釈して、プレートにスポットし、マウスごとに2回繰り返した。
投与の2日後:マウスの肺組織の細菌量をカウントし、実験結論を整理した。実験結論を図1に示した。
結論:本発明の化合物は、シクロホスファミドにより免疫抑制されるマウスにおいて、アシネトバクター・バウマニによる肺部感染に対してインビボでの治療効果を有し、肺組織細菌負荷を著しく減少させることができる。
実験例5:大腸菌(ATCC 25922)による大腿筋感染モデルに対する化合物の抗菌効果
投与の4日前:15匹の雌CD-1マウスを5個ケージに分け、ケージあたり3匹のマウスであり(下表に従ってマークされる)、免疫抑制剤シクロホスファミド(150mpk)を腹腔内投与した。
Figure 0007280273000107
投与の1日前:5個ケージのマウスに免疫抑制剤シクロホスファミド(100mpk)を腹腔内投与した;MHAプレートで菌株ATCC-25922を蘇生させた。
投与当日:蘇生されたコロニーを採取して生理食塩水に溶解し、濃度が1.0E+07CFU/mLのATCC-25922菌液を調製し、マウス大腿筋感染症に使用した。実験用マウスの大腿筋に注入した菌液の量は100μl/マウス、即ち接種量は1.0E+07CFU/マウスであった。
感染の2時間後、対照群のマウスから大腿筋組織を取り、10mlの生理食塩水中に入れ、大腿筋組織を均一化し、勾配希釈して、プレートにスポットした。
上記の表に従って群を分けて、マウスへの投与は次の次の通りである:
(1)感染の2時間後:ケージ3、4、5に、それぞれ20mpk、45mpkの化合物32、45mpkの化合物34を腹腔内投与した。
(2)感染の4、8時間後:ケージ4、5にそれぞれ45mpkの化合物32、化合物34を腹腔内投与した。
(3)感染の10時間後:ケージ3、4、5に、それぞれ20mpkのシプロフロキサシン、45mpkの化合物32、45mpkの化合物34を腹腔内投与した。
投与の1日後:ケージ2~5のマウスを感染した24時間の終点で、大腿筋組織を取って5ml生理食塩水に入れ、大腿筋組織を均一化し、勾配希釈して、プレートにスポットし、マウスごとに2回繰り返した。
投与の2日後:マウスの大腿筋組織の細菌量をカウントし、実験結論を整理した。
実験結論:
結論:本発明の化合物は、シクロホスファミドにより免疫抑制されるマウスにおいて、大腸菌による大腿筋感染症に対してインビボでの治療効果を有し、肺組織細菌負荷を著しく減少させることができる。
実験例6:マウスにおける化合物の薬物動態実験
実験計画と操作:
本実験では、6匹のCD-1マウス(雄)を体重に応じて2つの群に分けた。群1および群2は、実施例13、実施例17、実施例32および実施例34の単回の静脈内投与および腹腔内投与をそれぞれ行い、各化合物は2mg/kgであった。静脈内投与および腹腔内投与用の溶媒は、5%ジメチルスルホキシド/95%水(10%ポリオキシエチレンヒマシ油)、K2-EDTA(抗凝固剤)であった。
投与および採血の詳細を下表5および6に示した。
すべての実験動物において、伏在静脈から約0.02mLの血液サンプルを採取し、実際の採血時間を記録した。本実験では、実際の採血時間と理論上の採血時間とのずれは規定に符合した(投与後1時間以内は±1分間以内、その他は理論時間の5%以内)。血液サンプルを採取した後、すぐにラベル付きのK2EDTA(0.5M)を含む遠心チューブに移し、遠心分離(3,000g、4℃、15分)して血漿を採取した。血漿を予備冷却した遠心チューブに移し、ドライアイスですばやく凍結し、LC-MS/MS分析まで-60℃又は-60℃以下の超低温冷蔵庫に保管した。
Figure 0007280273000108
Figure 0007280273000109
実験結論:表7を参照する。
Figure 0007280273000110
結論:本発明の化合物は、マウスにおけるクリアランス率が低く、血液曝露量が高く、腹腔内投与によるバイオアベイラビリティが高く、優れた薬物動態特性を有する。
実験例7:マウスの緑膿菌による肺部感染に対する化合物の実験(1)
1.実験株
緑膿菌PA14。
2.試験薬剤
(1)試験化合物:実施例32、実施例34
(2)参照化合物:I-g(WO2018065636)、アズトレオナム(大連メイルンバイオテック株式会社製)。
Figure 0007280273000111
3.培地
ミューラーヒントン寒天培地(MHA)およびTSA培地はBD社から購入した。
4.実験動物
CD-1(ICR)マウスは、北京バイタルリバーラボラトリーアニマルテクノロジー株式会社から提供され、体重23~27g、7週齢、メス、合計64匹のマウスである。
3.実験方法
(1)シクロホスファミドの腹腔内投与により免疫抑制マウスを形成
64匹のマウスに1日目、4日目にシクロホスファミド150mg/kgを腹腔内投与して、免疫抑制マウスを形成した。
(2)実験群分け
本実験には、実施例34の高、中、低投与量群、実施例32の高、中、低投与量群、新しい抗生物質3の高、中投与量群、アズトレオナム群、モデル群である10つの群に分け、群あたり6匹の動物で、残りの4匹の動物は、肺部感染の2時間後に肺組織を取って細菌数をカウントした。群分けの詳細を下表に示した。
Figure 0007280273000112
(3)緑膿菌による肺部感染
50μLの細菌溶液(2×10CFU)をマウスの気道に注射した。感染の2時間後、頸椎脱臼により、4つのモデル群マウスを殺処分した。
(4)投与
感染の2時間後、群に応じて投与し、2時間、4時間、6時間、8時間目に1回、計4回腹腔内投与した。
(5)細菌数測定
感染の24時間後、頸椎脱臼により、各群のマウスを殺処分した。無菌操作で肺組織と腎臓組織を採取し、滅菌した組織ホモジネートチューブに加え、秤量し、適量の生理食塩水(NS)を加えた。ホモジナイザーで1分間均一化し、モデル群の動物の肺組織を10、10、10倍に希釈し、各投与群の肺組織を10、100倍に希釈し、モデル群の腎臓組織を10、10、10倍に希釈し、各投与群の肺組織を10倍に希釈し、TSAプレートにスクリューコーターでコーティングし、37℃で一晩インキュベートし、コロニーカウンターでCFUをカウントした。
(6)体重
試験開始の後、毎日体重を測定し、体重の変化を記録した。
(7)データ処理
Graphpad Prismマッピングソフトウェアを使用して、肺組織CFUのスキャッタグラムを作成した。SPSS19.0ソフトウェアを使用してCFUと平均体重をカウントし、分散分析により群間の差を分析した。
4.実験結論
(1)免疫抑制マウスが緑膿菌に感染された後の細菌負荷
シクロホスファミドを2回腹腔内投与した4匹の免疫抑制マウスの肺に感染した緑膿菌PA14は、約1.06×10CFUであった。2時間後、肺組織を採取して均一化し、細菌をカウントし、マウスの細菌負荷を計算した。この範囲で、平均負荷が5.10×10CFUであった。
(2)体重変化:各群の動物の体重を表9に示した。
各投与群の動物の体重は有意な変化がなく、これは本発明の化合物が安全であることを示している。
Figure 0007280273000113
(3)投与後のマウスの肺組織細菌負荷
感染の2時間、4時間、6時間、および8時間後に、新しい単環式β-ラクタム抗生物質である実施例32、実施例34、I-gおよびアズトレオナムを腹腔内投与し、、24時間後に動物を殺処分し、無菌操作で肺組織を採取し、通常の生理食塩水(NS)に浸入させ、組織を均一化し、適切に希釈した後50μLを取ってTSAプレートで均一に塗布し、37℃のインキュベーターで一晩インキュベートし、コロニー数をカウントし、希釈率に基づいてミリリットルあたりのCFUに換算し、次に細菌の量は10を底とする対数値として、各群はその平均数と標準偏差を比較し、結果を表10と図1に示した。モデル群の24時間の細菌負荷は1.06×10CFUから3.34×10CFUに増加し(細菌負荷のLOG10は8.14である)、各投与群の細菌負荷はモデル群の細菌負荷よりも有意に低く、殆ど除去され、新しい抗生物質2高、中、低投与量群は完全にクリアされた。
Figure 0007280273000114
実験結論:
本発明の化合物は、シクロホスファミドにより免疫抑制されるマウスにおいて、緑膿菌による肺部感染に対してインビボでの治療効果を有し、肺組織細菌負荷を著しく減少させることができ、肺に感染した緑膿菌をクリアすることができる。
実験例8:マウスの緑膿菌による肺部感染に対する化合物の実験(2)
1.実験株
緑膿菌PA14。
2.試験薬物
(1)試験化合物:実施例41、実施例44、実施例46
(2)参照化合物:I-g、アズトレオナム(大連メイルンバイオテック株式会社製)。
3.培地
ミューラーヒントン寒天培地(MHA)およびTSA培地はBDから購入した。
4.実験動物
CD-1(ICR)マウスは、北京バイタルリバーラボラトリーアニマルテクノロジー株式会社から提供され、体重23~27g、7週齢、メス、合計64匹のマウスであった。
3.実験方法
(1)シクロホスファミドの腹腔内投与による免疫抑制マウスの形成
60匹のマウスに1日目、4日目にシクロホスファミド150mg/kgを腹腔内投与して、免疫抑制マウスを形成した。
(2)実験群分け
本実験には、実施例41の高、低投与量群、実施例44の高、低投与量群、実施例46の高、低投与量群、参照化合物群、アズトレオナム群である8つの群に分け、群あたり6匹の動物であり、別にモデル群を設け、12匹の動物であり、そのうちで6匹は2hモデル群である。群分けの詳細を表11に示した。
Figure 0007280273000115
(3)緑膿菌による肺部感染
50μLの細菌溶液(2×10CFU)をマウスの気道に注入した。感染の2時間後に頸椎脱臼により、4つのモデルのマウスを殺処分した。
(4)投与
感染の2時間後、群に応じて投与し、2時間、4時間、6時間、8時間目に1回、計4回腹腔内投与した。
(5)細菌数測定
感染の24時間後、頸椎脱臼により、各群のマウスを殺処分した。無菌操作で肺と腎臓の組織を採取し、滅菌済みの組織ホモジネートチューブに入れ、秤量し、適切な量の生理食塩水(NS)を加え、ホモジナイザーで1分間均一化した。モデル群の動物の肺組織を10、10、10倍に希釈し、各投与群の動物の肺組織を10、100倍に希釈し、モデル群の腎臓組織を10、10、10倍に希釈し、各投与群の肺組織を10倍に希釈して、スクリューコーターでTSAプレートに塗布し、37℃で一晩インキュベートし、コロニーカウンターでCFUをカウントした。
(6)体重
試験開始後、毎日体重を測定し、体重の変化を記録した。
(7)データ処理
GraphpadPrismマッピングソフトウェアを使用して、肺組織CFUのスキャッタグラムを作成した。SPSS19.0ソフトウェアを使用してCFUと平均体重をカウントし、分散分析により群間の差を分析した。
4.実験結論
感染の2時間、4時間、6時間、および8時間後に、新しい単環式β-ラクタム抗生物質である実施例41、実施例44、実施例46、I‐gおよびアズトレオナムを腹腔内投与し、動物を24時間目に殺処分し、無菌操作で肺組織を採取し、生理食塩水(NS)に浸入し、組織を均一化し、適切に希釈した後、50μLをTSAプレートに均一に塗布し、37℃のインキュベーターで一晩インキュベートし、コロニーの数をカウントし、希釈率に基づいてミリリットルあたりのCFUに換算し、その後、細菌の量は10を底とする対数値として、各群はその平均数と標準偏差を比較し、結果を表12と図2に示した。モデル群では、24時間後の細菌負荷が3.31×10の感染量から3.40×10CFUに増加し(細菌負荷のLOG10は9.53)、モデル群と比較して、各薬物投与群は有意に減少された。新しい抗生物質WXFL70050164の高、低投与量群は、他の群と比較して、細菌負荷が大幅に減少され、インビボでの薬効がより優れていることを示している。
Figure 0007280273000116
実験結論:
本発明の化合物は、シクロホスファミドにより免疫抑制されるマウスにおいて、緑膿菌による肺部感染症に対してインビボでの治療効果を有し、肺組織細菌負荷を著しく減少させることができ、肺に感染した緑膿菌をクリアすることができる。

Claims (16)

  1. 式(I’)または(II’)で表される化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
    Figure 0007280273000117
    [ただし、
    環Aは、フェニルまたは5~6員のヘテロアリールであり;
    m及びm’は、それぞれ独立に1または2であり;
    及びLは、それぞれ独立に単結合、-NH-、-C(=NH)-、-C(=NR)NH-、-CH=N-又は-(CH-であり;
    は、H、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換された3~6員のヘテロシクロアルキルであり;
    nは、1、2、3、または4であり;
    は、H、NH、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換されたC1-6アルキル、C1-6ヘテロアルキル、C3-6シクロアルキル、若しくは3~6員ヘテロシクロアルキルであり;
    Rは、F、Cl、Br、I、或いは任意に1、2、又は3個のR’で置換された:CH、NH
    Figure 0007280273000118
    、及び5~6員ヘテロシクロアルキルから選ばれ;
    R’は、F、Cl、Br、CH、NH
    Figure 0007280273000119
    から選ばれ;
    は、C1-3アルキルであり;
    とRは、それぞれ独立にH、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換されたC1-3アルキルであり;
    Lは、単結合または-O-であり;
    は、H、COOH、OH、C(=O)NH、C(=O)CHまたはC(=O)OCHであり;
    記5~6員のヘテロアリール又は1-6ヘテロアルキルは、それぞれ独立にN、O及びSからなる群より独立に選択される1、2、又は3個のヘテロ原子を含み、
    3~6員のヘテロシクロアルキル又は5~6員のヘテロシクロアルキルは、それぞれN、O、S、又は-C(=O)-からなる群より独立に選択される1、2、又は3個のヘテロ原子又はヘテロ原子団を含む。]
  2. 前記Rは、F、Cl、Br、I、CH、NH
    Figure 0007280273000120
    および
    Figure 0007280273000121
    から選ばれる、請求項1に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
  3. 前記Rは、H、NH、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換されたC1-4アルキル、C1-4ヘテロアルキル、C3-6シクロアルキル、若しくは3~6員のヘテロシクロアルキルであり、
    および/または
    前記Rは、H、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換されたピペリジニルである、請求項1又は2に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
  4. 前記Rは、H、或いは任意に1、2、又は3個のRで置換された:NH、CH、OCHCH
    Figure 0007280273000122
    、シクロヘキシル、ピロリジニル、ピペリジニル、若しくはピペラジニルであり、
    および/または
    前記Rは、H、或いは
    Figure 0007280273000123
    である、請求項3に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
  5. 前記Rは、H、CH、OCHCH(NH)、NH
    Figure 0007280273000124
    である、請求項4に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
  6. 前記構造単位
    Figure 0007280273000125
    は、H、CH
    Figure 0007280273000126
    である、請求項1又は5に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
  7. 前記Rは、CHであり、
    及び/または
    前記環Aは、フェニルであり、
    及び/または
    前記構造単位
    Figure 0007280273000127
    は、
    Figure 0007280273000128
    であり、
    及び/または
    前記構造単位
    Figure 0007280273000129
    は、
    Figure 0007280273000130
    であり、
    及び/または
    前記構造単位
    Figure 0007280273000131
    は、
    Figure 0007280273000132
    から選ばれる、請求項1又は2に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
  8. 前記構造単位
    Figure 0007280273000133
    は、
    Figure 0007280273000134
    Figure 0007280273000135
    から選ばれ、
    及び/または
    前記構造単位
    Figure 0007280273000136
    は、
    Figure 0007280273000137
    から選ばれる、請求項1に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
  9. 下記の化合物から選ばれる、請求項1~8のいずれか1項に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
    Figure 0007280273000138
    [ただし、R、R、R、R、L、L、L、m、m’および環Aは、請求項1~8で定義されるとおりである。]
  10. 下記の化合物から選ばれる、請求項9に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
    Figure 0007280273000139
    [ただし、R、R、R、R、L、及びLは、請求項9で定義されるとおりである。]
  11. 下記式の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
    Figure 0007280273000140
    Figure 0007280273000141
    Figure 0007280273000142
    Figure 0007280273000143
    Figure 0007280273000144
  12. 下記の化合物から選ばれる、請求項10に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩。
    Figure 0007280273000145
    Figure 0007280273000146
    Figure 0007280273000147
    Figure 0007280273000148
    Figure 0007280273000149
  13. 有効成分として、治療有効量の請求項1~12のいずれか1項に記載の化合物、その立体異性体またはその薬学的に許容される塩、および薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
  14. 細菌感染に関連する疾患を治療するために用いられる、請求項1~12のいずれか1項に記載の化合物、その立体異性体又はその薬学的に許容される塩、或いは請求項13に記載の医薬組成物。
  15. 前記細菌は、グラム陰性菌である、請求項14に記載の化合物、その立体異性体又はその薬学的に許容される塩、或いは医薬組成物。
  16. 前記細菌は、アシネトバクター・バウマニ(Acinetobacter baumannii)、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)またはクレブシエラ(Klebsiella)である、請求項14に記載の化合物、その立体異性体又はその薬学的に許容される塩、或いは医薬組成物。
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