JPS62226883A - 脱ｐ・ｓスラグの肥料への利用方法 - Google Patents
脱ｐ・ｓスラグの肥料への利用方法Info
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- JPS62226883A JPS62226883A JP61072018A JP7201886A JPS62226883A JP S62226883 A JPS62226883 A JP S62226883A JP 61072018 A JP61072018 A JP 61072018A JP 7201886 A JP7201886 A JP 7201886A JP S62226883 A JPS62226883 A JP S62226883A
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Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は近年盛んに行われる様になってきた溶銑の予備
処理の１つである脱Ｓ、脱Ｐ処理工程で発生する脱Ｐ−
Ｓスラグの有効利用方法に関するものである。
処理の１つである脱Ｓ、脱Ｐ処理工程で発生する脱Ｐ−
Ｓスラグの有効利用方法に関するものである。
（従来の技術）
最近まで溶銑を脱Ｓｉ、脱Ｓ処理し、転炉で脱Ｓ。
Ｐ及び脱Ｃ処理をする製鋼法であった。しかし、製鋼技
術の発展に伴い、溶銑予備処理工程で脱Ｓ。
術の発展に伴い、溶銑予備処理工程で脱Ｓ。
脱Ｐを同時に行う様になり、同添加剤としてＣａＯ。
１’ｅＯ，ＣａＦ、、 ＦｅｚＯ，１等を使用すると効
率良く行える様になったが、同スラグはＰ、 Ｓが高
く焼結原料等に使用すれば高炉で還元され、再び溶銑中
に戻って来るので、多量の脱ｐ−ｓ剤の使用が必要とな
る。
率良く行える様になったが、同スラグはＰ、 Ｓが高
く焼結原料等に使用すれば高炉で還元され、再び溶銑中
に戻って来るので、多量の脱ｐ−ｓ剤の使用が必要とな
る。
又、このスラグはＣａｂ、 Ｐが多く、適量のＳｉＯ□
。
。
ＭｎＯ，Ｔ−Ｆｅ等を含有しているが、Ｆ−ＣａＯが多
く膨張崩壊するので路盤材への使用もできないし、セメ
ント原料へ使用するとＰが多くセメントの凝結が遅れる
ので多量は使用できない。
く膨張崩壊するので路盤材への使用もできないし、セメ
ント原料へ使用するとＰが多くセメントの凝結が遅れる
ので多量は使用できない。
従って、この種の脱Ｐ、Ｓスラグは利用価値が少なく殆
ど埋立廃棄されているのが現状である。
ど埋立廃棄されているのが現状である。
（発明が解決しようとする問題点）
上述の脱Ｐ−Ｓスラグが活用されない理由は、Ｆ−Ｃａ
Ｏが多く吸湿・吸水すると膨張崩壊するので路盤材等へ
利用されない。
Ｏが多く吸湿・吸水すると膨張崩壊するので路盤材等へ
利用されない。
又１．Ｐ・Ｓの含有量が多いので、焼結原料や高炉等の
原料ヘリサイクルすると溶銑中にＰ、Ｓが多くなり、脱
ｐ−ｓ剤の使用が増加しスラグの発生量も多くなる。
原料ヘリサイクルすると溶銑中にＰ、Ｓが多くなり、脱
ｐ−ｓ剤の使用が増加しスラグの発生量も多くなる。
なお、セメント原料へ使用するとＰの含有量が多いので
、クリンカー中のＰの濃度が上昇し凝結時間は遅くなり
、いずれも都合が悪いので大部分は埋立廃棄処分されて
いる。
、クリンカー中のＰの濃度が上昇し凝結時間は遅くなり
、いずれも都合が悪いので大部分は埋立廃棄処分されて
いる。
本発明はこの様な脱Ｐ、ＳスラグのＰ、ＣａＯが多く、
適量のＳｉＯ□、＾１２０．．にｎＯ等を含有するスラ
グとして有効利用できないか検討した。
適量のＳｉＯ□、＾１２０．．にｎＯ等を含有するスラ
グとして有効利用できないか検討した。
（問題点を解決する為の手段）
本発明は、Ｊ１５１ Ｐ −Ｓスラグに含有しているＰ
。
。
ＣａＯ，ＳｉＯ□等を肥料として活用せんとするもので
あり、その要旨は一部固化したスラグを含有することも
ある溶融状の脱Ｐ−Ｓスラグを冷却処理し、破砕、磁選
処理によって磁着物と非磁着物とに分別し、磁着物は製
鋼原料、鉄粉原料に、又非磁着物は肥料として用いるこ
とを特徴とする脱Ｐ、Ｓスラグの肥料への利用方法であ
る。
あり、その要旨は一部固化したスラグを含有することも
ある溶融状の脱Ｐ−Ｓスラグを冷却処理し、破砕、磁選
処理によって磁着物と非磁着物とに分別し、磁着物は製
鋼原料、鉄粉原料に、又非磁着物は肥料として用いるこ
とを特徴とする脱Ｐ、Ｓスラグの肥料への利用方法であ
る。
なお、一部固化したスラグを含有することもある溶融状
態の脱ｐ−ｓスラグの冷却処理は水冷。
態の脱ｐ−ｓスラグの冷却処理は水冷。
徐冷、空冷のいずれでも良いが、く溶性（くえん酸に溶
ける性質）のｐ、ＣａＯ等を増加させる為には水冷処理
が有効である。
ける性質）のｐ、ＣａＯ等を増加させる為には水冷処理
が有効である。
又、使用する植物によって鉄分、シリカ分、あるいはア
ルミナ分等を補充する必要がある場合には所要の成分に
なる様に高炉水滓や製鋼スラグの乾燥物を配合するとよ
く、単独でブレーン値約２５００〜３０００ｃｒＡ／ｇ
に粉砕し、造粒・乾燥して使用するとバラツキは少なく
なり効果は一層良くなる。
ルミナ分等を補充する必要がある場合には所要の成分に
なる様に高炉水滓や製鋼スラグの乾燥物を配合するとよ
く、単独でブレーン値約２５００〜３０００ｃｒＡ／ｇ
に粉砕し、造粒・乾燥して使用するとバラツキは少なく
なり効果は一層良くなる。
（実施例及び作用）
以下本発明の作用効果を確認する為に行った試験及びそ
の結果を示す。
の結果を示す。
この試験に用いた脱Ｐ−Ｓスラグ、製鋼スラグ。
製銑スラグの化学成分を第１表に示す。又、Ｘ線回折に
よれば脱Ｐ、Ｓスラグ（１）の主含有鉱物はＦ・Ｃａｂ
、 ＦｅｚＯ：＋＋ ２ＣａＯ・ＦｅｚＯ，Ｆｅ＋０４
で、脱Ｐ、Ｓスラグ（２）は２ＣａＯ−Ｆｅ２０３．
βおよびｒ ２ＣａＯ−ＳｉＯｚ＋ ＦｅｗＯｌが
主体で、製鋼スラグはβおよびγ−２ＣａＯ，５ｉＯｔ
＋ ２ＣａＯ・Ｆｅ２Ｏ，が主体で、高炉水滓はガラス
主体である。
よれば脱Ｐ、Ｓスラグ（１）の主含有鉱物はＦ・Ｃａｂ
、 ＦｅｚＯ：＋＋ ２ＣａＯ・ＦｅｚＯ，Ｆｅ＋０４
で、脱Ｐ、Ｓスラグ（２）は２ＣａＯ−Ｆｅ２０３．
βおよびｒ ２ＣａＯ−ＳｉＯｚ＋ ＦｅｗＯｌが
主体で、製鋼スラグはβおよびγ−２ＣａＯ，５ｉＯｔ
＋ ２ＣａＯ・Ｆｅ２Ｏ，が主体で、高炉水滓はガラス
主体である。
上記の徐冷スラグとは、のろ鍋に受けた溶融スラグを約
１０時間放冷後転倒して出して空冷、又はのろ鍋に受け
た後、約３０−１８０分後に放流後自然空冷したスラグ
である。
１０時間放冷後転倒して出して空冷、又はのろ鍋に受け
た後、約３０−１８０分後に放流後自然空冷したスラグ
である。
又、同様に一部固化したスラグと共に溶融状態のスラグ
をのる鍋に受け、別ののる鍋に水を入れてその中に少し
づつ傾動し、ノズルからジェット水を噴射して吹きちぎ
りながら冷却し、水滓とした。
をのる鍋に受け、別ののる鍋に水を入れてその中に少し
づつ傾動し、ノズルからジェット水を噴射して吹きちぎ
りながら冷却し、水滓とした。
これらのスラグを２５ｍｍ以下に破砕後、磁選処理し、
非磁物を更に５ｍｍ以下に破砕、磁選した非磁物につき
肥効性を見るため、く溶性成分の分析を行った。
非磁物を更に５ｍｍ以下に破砕、磁選した非磁物につき
肥効性を見るため、く溶性成分の分析を行った。
く溶性成分の分析は公定肥料分析法に準する方法で行っ
た。即ち試料１ｇを２％くえん酸１５０ｍ ｌ中で１時
間攪拌した後の溶解成分の値を示す。
た。即ち試料１ｇを２％くえん酸１５０ｍ ｌ中で１時
間攪拌した後の溶解成分の値を示す。
第２表に徐冷スラグのく溶性成分分析結果を、第３表に
水冷スラグ（水滓）のく溶性成分分析結果を示す。
水冷スラグ（水滓）のく溶性成分分析結果を示す。
第２表 （ｗｔ％）
第３表 （ｗｔ％）
以上の様に肥料の三要素（Ｎ −Ｐ −Ｋ）として重要
で我が国にはほとんど賦存しないので、リン鉱石として
輸入し肥料としているが、脱Ｐ−３工程で発生する脱Ｐ
−Ｓスラグ中にＰが多く、かっＣａＯの含有も多いので
単独で使用するか、あるいは従来から一部肥料として使
用している型鋼スラグ（珪鉄肥料）、製銑スラグ（珪カ
ル肥料）を植物によっては不足する成分があるのでそれ
を補う様に混合して使用すると良い。
で我が国にはほとんど賦存しないので、リン鉱石として
輸入し肥料としているが、脱Ｐ−３工程で発生する脱Ｐ
−Ｓスラグ中にＰが多く、かっＣａＯの含有も多いので
単独で使用するか、あるいは従来から一部肥料として使
用している型鋼スラグ（珪鉄肥料）、製銑スラグ（珪カ
ル肥料）を植物によっては不足する成分があるのでそれ
を補う様に混合して使用すると良い。
又、く溶性成分としてのＰ、 Ｃａｂ、 ５ｉ０２．
Ａｌ２０１等は水冷（水滓）処理によって増加し有効な
ことがわかる。
Ａｌ２０１等は水冷（水滓）処理によって増加し有効な
ことがわかる。
（発明の効果）
以上性べて来た如く、本発明方法によれば脱Ｐ・Ｓスラ
グを破砕、磁選後メタル分を回収し、非磁着物を製銑・
製鋼用補助原料等へ利用すると、Ｐ、Ｓが多いので利用
されず埋立廃棄処分されているが、Ｐ、ＣａＯが多く適
量のＭｇＯ，Ｓｉｎｇ、 Ｔ−Ｆｅ等肥料分も多いので
約３１１１１ｍ以下に粉砕して肥料として利用できる。
グを破砕、磁選後メタル分を回収し、非磁着物を製銑・
製鋼用補助原料等へ利用すると、Ｐ、Ｓが多いので利用
されず埋立廃棄処分されているが、Ｐ、ＣａＯが多く適
量のＭｇＯ，Ｓｉｎｇ、 Ｔ−Ｆｅ等肥料分も多いので
約３１１１１ｍ以下に粉砕して肥料として利用できる。
又、使用する植物によっては不足する成分を同様に処理
した製銑・製鋼スラグで補うために混合利用したり、各
々を単独又は混合粉砕して造粒した肥料等に脱Ｐ・Ｓス
ラグを有効利用できる。
した製銑・製鋼スラグで補うために混合利用したり、各
々を単独又は混合粉砕して造粒した肥料等に脱Ｐ・Ｓス
ラグを有効利用できる。
Claims (5)
- （１）一部固化したスラグを含有することもある溶融状
の脱Ｐ・Ｓスラグを冷却処理し、破砕、磁選処理によっ
て磁着物と非磁着物とに分別し、磁着物は製鋼原料、鉄
粉原料に、又非磁着物は肥料として用いることを特徴と
する脱Ｐ・Ｓスラグの肥料への利用方法。 - （２）冷却処理が水冷処理である特許請求の範囲第１項
記載の脱Ｐ・Ｓスラグの肥料への利用方法。 - （３）冷却処理が徐冷処理である特許請求の範囲第１項
記載の脱Ｐ・Ｓスラグの肥料への利用方法。 - （４）冷却処理が風砕処理である特許請求の範囲第１項
記載の脱Ｐ・Ｓスラグの肥料への利用方法。 - （５）脱Ｐ・Ｓスラグは第１項〜第４項記載の非磁着物
に製鋼スラグ、あるいは高炉水滓を単独粉砕後混合、又
は混合後粉砕して造粒し、肥料として使用することを特
徴とする特許請求の範囲第１項〜第４項記載の脱Ｐ・Ｓ
スラグの肥料への利用方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61072018A JPS62226883A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 脱ｐ・ｓスラグの肥料への利用方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61072018A JPS62226883A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 脱ｐ・ｓスラグの肥料への利用方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62226883A true JPS62226883A (ja) | 1987-10-05 |
Family
ID=13477252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61072018A Pending JPS62226883A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | 脱ｐ・ｓスラグの肥料への利用方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62226883A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015140294A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-03 | Ｊｆｅスチール株式会社 | リン酸質肥料原料、リン酸質肥料およびその製造方法 |
-
1986
- 1986-03-28 JP JP61072018A patent/JPS62226883A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015140294A (ja) * | 2014-01-30 | 2015-08-03 | Ｊｆｅスチール株式会社 | リン酸質肥料原料、リン酸質肥料およびその製造方法 |
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