JPS62225591A - 脱灰高濃度微粉炭スラリ−の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、石炭を流体燃料としてハンドリングし、炉
へ直接投入できるようにしだ脱灰高濃度微粉炭スラリー
の製造方法に関するものである。

〔従来技術： 従来この種の製造方法としては、石炭を粉砕した後、浮
選脱灰し、脱水して脱灰高濃度微粉炭スラリーを製造す
るものが一般に知られている。

〔この発明が解決すべき問題点〕

しかしこの従来方法では、脱水用として用いられる機種
が真空フィルタであるために、石炭の性状、粒度分布が
脱水特性に重大な影響をあたえると共に、高濃度微粉炭
スラリーに不可欠な微粒子が濾布の目を通じて若干量逸
脱するということがあった。また浮選工程での脱灰が確
実に行われないこともあった。

このように従来の製造方法では、浮選時および脱水時に
おいて、脱灰・脱水・微粒子量等が不安定となることが
あり、安定した高濃度微粉炭スラリーを確実に製造する
という点で不十分であるという問題点があった。

この発明は前述した事情に鑑み創案されたもので、その
目的は安定した性質、状態の脱灰高炭度微粉炭スラリー
の製造方法を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明によれば微粉炭スラリーを浮選機で脱灰して得
た精成フロスをフィルタプレス脱水機にて脱水すること
にすると共に、粉砕機とフィルタプレス脱水機との間、
即ち浮選機の前段または後段に微粉砕機を設けることと
する。

そしてフィルタプレス脱水機を設けたことにより、確実
に脱水できると共に、微粒子の逸脱もなくすことができ
るようにする。また微粉砕機を設けたことより、脱灰お
よび脱水能力を向上させることができるようにして、安
定した性質、状態の脱灰高濃度微粉炭スラリーを得るよ
うにしたものである。

１実施例〕 以下この発明を図示する実施例によって説明する０ 第１図において、１は湿式粉砕機であり、通常湿式ミル
が用いられる。２はスラリータンクであり、粉砕して得
た石炭スラリーを一時貯蔵するものである。３は微粉砕
機であり、粉砕機１よりさらに微細に粉砕するものであ
る。４は濃度調整槽であり、微粉砕機３で微粉砕した石
炭スラリーと粉砕機１で粉砕した石炭スラリー残部を均
一混合し、かつ浮選用スラリーとして濃度を調整するも
のである。５は浮選機であり、捕収剤と起氾剤が添加さ
れ、灰分の少ない精成フロスおよび灰分の多いテールに
分離するものである。

ここで捕収剤としては、へ重油、ディーゼル油灯油等が
使用される。また起氾剤としては、パイン油、メチルイ
ンブチルカルビノール（ＭＩＢＣ）等が使用される。６
はクロスタンクである。７はフィルタープレスで所望の
濃度に脱水するものである。８は混練機であり、分散剤
と必要に応じて水が添加されて脱灰高濃度微粉炭スラリ
ー化するものである。

ここで分散剤としては、スラリーの流動安定化のために
用いるため、アニオン系、カチオン系、ノニオン系の界
面活性剤が単独でまたは組み合わせて用いられ、炭種に
よって適宜選択される。

なおこの具体例を挙げれば、アニオン系界面活性剤とし
ては、脂肪油硫酸エステル塩、高級アルコールａ酸エス
テル塩、非イオンエーテル硫酸エステル塩、オレフィン
硫酸エステル塩、アルキルアリルスルホン酸塩、二塩基
酸エステルスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩
、アシルザルコルシネート、アルキルベンゼンスルホン
酸塩、アルキル硫酸エステル塩、ジアルキルスルホコハ
ク酸エステル塩、アルキル酸もしくは／および無水マレ
イ゛ン酸共重合体、多環式芳香族スルホン化物もしくは
ホルマリン化合物などが例示できる。

また、カチオン系界面活性剤としてはアルキルアミン塩
、第４級アミン塩などが使用され、ノニオン系界面活性
剤としてはポリオキシアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルフェノールエーテル、オキシエチレン・
オキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレ
ンアルキルアミン、ンルビタン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレンソルビタン脂肪酸エステルなどが用いられ
る０ このような構成によって脱灰高濃度微粉炭スラリーの製
造に際しては、まず通常３０朋以下、好ましくは５７ｎ
Ｍ以下に粉砕した原炭を、粉砕機１に投入して２００メ
ツシュ以下５０％以上、好ましくは７０％以上の粒度に
粉砕する。そしてこの湿式粉砕された石炭スラリは、ス
ラリータンク２に一時貯蔵する。

次にスラリー全量に対して１０〜５０重量％。

好ましくは２０〜４０重量％のスラリーは、必要に応じ
て濃縮されて微粉砕機３に投入され、１００μｍ以下、
好ましくは６０μｍ以下に微粉砕される。その後濃度調
整槽４に投入され、粉砕機１で粉砕されたスラリー残部
と共に、必要に応じて水が添加され、３〜２５重量％、
好ましくは３〜１５重量％の濃度にして浮選機５に投入
する。

次に浮選機５では、対石灰当り０．０３〜０．３重量％
、好ましくは０．０５〜０．１重量％の捕収剤および対
石炭当り０．０１〜０．１５重量％、好ましくは０．０
２〜０．１５重量％の起氾剤が添加され、脱灰処理され
る。そしてこの浮選機５により得られた精成フロスは、
フロスタンク６にて一時貯蔵される。

次にこの精成フロスは、フィルタプレス７にて固体濃度
６５％以上、好ましくは７０％以上に脱水される。その
後脱水された精成フロスは、混練機８に搬送され、必要
に応じて水または分散剤を添加されて、脱灰高濃度微粉
炭スラリー化される。

次に第２図にて第１図の実施例と別態様の実施例を説明
する。

前述した実施例では、微砕機が前段に設けられているが
、この実施例では後段に設け、精成フロス残部と微粉砕
した精成フロスと均一混合するだめの脱水機フィードタ
ンク９を介してフィルタープレス脱水機７にて脱水する
ものである。このようにすると、浮選機５で脱灰した後
に微粉砕するため、微粉砕動力を低減できる。

〔発明の効果〕

この発明は、以上のような構成からなり、次に述べる効
果を有する。

フィルタープレス脱水機を設けたことにより、従来の真
空フィルタのように微粒子が若干量逸脱する等の問題点
を解消できる。

また湿式粉砕機と、フィルタープレス脱水機との間の、
浮選機の前段または後段に微゛扮砕機を設けたことによ
り超微粉炭を得ることができる。そして浮選機の前段に
設けれは脱灰能力を、また浮選機の後段に設ければ微粉
砕時の動力を低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

チャート この発明方法の別態様を示すフローである。 １・・湿式粉砕機、２・・スラリータンク３・・微粉砕
機、４・・濃度調整槽 ５・・浮選ｉ、６・・フロスタンク ７・・フィルタプレス脱水機、８・・混練機９・、・脱
水機フィードタンク。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 粉砕機により石炭を粉砕して得た微粉炭スラリーを浮選
   機へ導き、該浮選機にて脱灰して得た精炭フロスをフィ
   ルタープレス脱水機に導き、ここで濃度の高いスラリー
   を得る高濃度粉砕スラリーの製造方法であり、 前記粉砕機とフィルタープレス脱水機との間の前記浮選
   機の前段または後段に微粉砕機を設けたことを特徴とす
   る脱灰高濃度微粉炭スラリーの製造方法。