JPS6222516Y2 - - Google Patents

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JPS6222516Y2
JPS6222516Y2 JP14025480U JP14025480U JPS6222516Y2 JP S6222516 Y2 JPS6222516 Y2 JP S6222516Y2 JP 14025480 U JP14025480 U JP 14025480U JP 14025480 U JP14025480 U JP 14025480U JP S6222516 Y2 JPS6222516 Y2 JP S6222516Y2
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vacuum chamber
plate
sleeve
sheet
slide
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JP14025480U
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JPS5762743U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はマガジンに積載されたつき板を一枚づ
つ取出すつき板の吸着取出装置に関し、下面を平
坦面に形成したバキユームチヤンバー1の下面に
所定間隔で複数のスライド孔2を穿孔し、この各
スライド孔2の下端開口につき板4の上面を吸引
吸着する上下開口筒状のスリーブ3を取付け、ス
リーブ3の下部がバキユームチヤンバー1の下方
へ突出する状態よりスリーブ3の下端開口面がバ
キユームチヤンバー1の下面と略面一になる状態
までスリーブ3をスライド孔2に上下スライド自
在に挿通すると共に、バキユームチヤンバー1の
下面に摩擦係数の大きいシート5を覆着して成る
つき板の吸着取出装置に係るものである。
従来、バキユームチヤンバーにより板状の物体
を吸着するものとしては実公昭46−18642号に見
られるように円形吸着盤を複数列設して物体を吸
着する装置があつたが、この従来例装置により薄
いつき板の吸着を行つた場合、つき板が吸着盤内
に吸い込まれ、吸着盤の周縁に当接するつき板の
部位が木目方向に割れるという問題があつた。
又バキユームチヤンバーの下面を平坦に形成し
た装置が提供されている。第1図はこの装置を用
いたつき板貼り化粧板の製造工程を示している。
即ちこの工程ではまず第1図aのように原木フリ
ツチ15をスライサー16でスライスして0.2〜
0.5mm厚の薄いつき板4を得て、いつたんこのつ
き板4を第1図bのようにマガジン18にストツ
クし、次にこのつき板4をマガジン18より一枚
づつ複数枚取り出して受け台19上に端部同志が
重なるように第1図cのように載せる。この状態
で第1図dのようにバキユームチヤンバー1で押
さえて丸形カツター17にて受け台19のスリツ
ト25を通してつき板4の重ね合せ部分を切断す
る。この後にバキユームチヤンバー1で吸引しな
がらつき板4を受け台19より第1図eのように
持ち上げ、次でこのつき板4を接着剤を塗布した
台板21上に第1図fのように載置してバキユー
ムチヤンバー1でつき板4を台板21上に貼り付
ける。次にバキユームチヤンバー1を第1図gの
ように移動させ、熱板22で第1図hのように台
板21とつき板4とを挾んで接着剤を硬化させ
る。つき板4を切断した際に生じる切りかす2
3,24は、下側の切りかす23は第1図eのバ
キユームチヤンバー1を引き上げる際に、上側の
切りかす24は第1図gのバキユームチヤンバー
1を引き上げる際にそれぞれ除去される。このよ
うにして第1図iの如き台板21上につき板4が
並べて貼られた化粧板を得るものである。
上記工程における第1図bから第1図cへの、
マガジン18に詰められて積載されたつき板4を
一枚一枚取出す操作において、上下に重ねられた
つき板4のうち最上段のつき板4をバキユームチ
ヤンバー1で吸引して行なうものであるが、従来
は第2図のようにバキユームチヤンバー1の下面
は金属板等で平坦に形成されていたので、バキユ
ームチヤンバー1でつき板4を吸着してバキユー
ムチヤンバー1を移動させると、バキユームチヤ
ンバー1とつき板4との摩擦抵抗が小さくバキユ
ームチヤンバー1が第3図のようにつき板4の上
面をずれるという問題があつた。特につき板4の
含水率が高くてつき板4a,4b間の摩擦抵抗が
大きかつたり、つき板4a,4bの一部が割れて
絡みついていたりすると、つき板4をバキユーム
チヤンバー1で引き出すことができず、従つて次
の工程に移すことができないという欠点があつ
た。
本考案は上記の点に鑑みて成されたものであつ
て、つき板の上面をバキユームチヤンバーがずれ
ることがなくつき板を確実に取出すことができる
つき板の吸着取出装置を提供することを目的とす
るものである。
以下本考案を実施例により詳述する。バキユー
ムチヤンバー1はつき板4の巾寸法と略同寸法の
長巾にて内部空洞の箱状に形成してあつて、その
下面は平坦面としてある。またこの平坦なバキユ
ームチヤンバー1には長手巾方向に亘つて複数の
スライド孔2,2…が一定間隔で上下開口して形
成してあり、この各スライド孔2にスリーブ3が
上下スライド動自在に挿通して取付けてある。ス
リーブ3は上下開口の円筒状に形成され、第7図
のようにスリーブ3の上端外周にリング6を取付
け、リング6がスライド孔2の周縁上面に係止さ
れることにより、スリーブ3が下方へ抜け出るこ
とを防止するようにしてある。またバキユームチ
ヤンバー1内にてスリーブ3の上方には、スリー
ブ3の上下高さと同高さ位置にて止め棒7が取付
けてあり、スリーブ3が上方へスライドした際に
スリーブ3の上端が止め棒7に当つて上動がスト
ツプされ、このときスリーブ3の下端面とバキユ
ームチヤンバー1の下面とが略面一面となるよう
にしてある。シート5は摩擦係数の大きいシート
で形成され、第5図、第6図のようにバキユーム
チヤンバー1の下面に覆着してある。バキユーム
チヤンバー1は第8図のように両端を支点ロツド
13にベアリング14で軸支された揺動腕11で
支えられ、エヤシリンダー12にて揺動腕11を
前後に揺動することによりバキユームチヤンバー
1を往復動させるようにしてある。図中10はピ
ンチロールである。
しかして上記バキユームチヤンバー1を用いて
マガジン18に積載されたつき板4を一枚づつ取
出すにあたつては、先ず第4図a,bのようにつ
き板4の端部にエア吹出口9よりエアを吹き付け
てつき板4の端部を上下に分離させ、最上段のつ
き板4の端部がスリーブ3の下端開口に近づくと
バキユームチヤンバー1による吸引力でつき板4
の上面がスリーブ3の下端開口に吸引吸着され
る。このようにスリーブ3につき板4が吸着され
るとスリーブ3の下端開口が塞がれることになつ
て、バキユームチヤンバー1の吸引力によりスリ
ーブ3はスライド孔2を上方へスライドし止め棒
7に当るまで上昇する。つき板4がバキユームチ
ヤンバー1の下面にまで持ち上げられると、つき
板4はバキユームチヤンバー1の下面のシート5
に面接触するものである。この時、シート五5は
摩擦係数が大きいので、バキユームチヤンバー1
を水平方向に移動するとバキユームチヤンバー1
とつき板4との摩擦力は大きいものとなり、バキ
ユームチヤンバー1がつき板4から容易にずれた
りすることがなく、確実につき板4をバキユーム
チヤンバー1で吸着して次のピンロール10工程
に移動することができるものである。このように
してつき板4は持ち上げられてバキユームチヤン
バー1を移動させることにより、つき板4の取出
しを行ない、上記操作のくり返しでつき板4を一
枚づつ取出すものである。つき板4を取出し終る
とスリーブ3の下端開口は解放されるためスリー
ブ3は自重で元の状態に落下復帰する。
尚、第6図のようにシート5をバキユームチヤ
ンバー1のスライド孔以外の下面全面に覆着する
ことにより、つき板4とバキユームチヤンバー1
との接触面積を大きくすることになり、つき板4
とバキユームチヤンバー1との摩擦抵抗をより大
きくすることができるものである。またシートの
摩擦係数をシートとつき板との摩擦力がつき板同
志の摩擦力よりも大きくなるように形成すること
によりつき板4の含水率が高くてつき板同志の摩
擦抵抗が大きくてもつき板同志の摩擦力よりもつ
き板とバキユームチヤンバーとの摩擦力を大きく
することができて、バキユームチヤンバーを移動
した際につき板がバキユームチヤンバーからずれ
たりすることがないものである。
上記のように本考案は、下面を平坦面に形成し
たバキユームチヤンバーの下面に所定間隔で複数
のスライド孔を穿孔し、この各スライド孔の下端
開口につき板の上面を吸引吸着する上下開口筒状
のスリーブを取付け、スリーブの下部がバキユー
ムチヤンバーの下方へ突出する状態よりスリーブ
の下端開口面がバキユームチヤンバーの下面と略
面一になる状態までスリーブをスライド孔に上下
スライド自在に挿通したので、つき板をスリーブ
にて吸着しバキユームチヤンバーの下面に持ち上
げることができ、またバキユームチヤンバーの下
面に摩擦係数の大きいシートを覆着したので、バ
キユームチヤンバーとつき板との摩擦力を大きく
することができ、バキユームチヤンバーを水平方
向に移動してもバキユームチヤンバーがつき板の
上面をずれたりすることがなく確実につき板をバ
キユームチヤンバーで吸着して移動することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜iはつき板貼り化粧板の製造工程を
示す説明図、第2図は従来例のつき板をバキユー
ムチヤンバーで吸着した状態を示す概略断面図、
第3図は同上のバキユームチヤンバーを移動した
状態を示す概略断面図、第4図a,bは本考案一
実施例のつき板をバキユームチヤンバーで吸着移
動する状態を示す概略図、第5図は同上の概略断
面図、第6図は同上のバキユームチヤンバーを下
から見た斜視図、第7図は同上の一部切欠斜視
図、第8図はバキユームチヤンバーの全体斜視図
である。 1はバキユームチヤンバー、2はスライド孔、
3はスリーブ、4はつき板、5はシートである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下面を平坦面に形成したバキユームチヤンバ
    ー1の下面に所定間隔で複数のスライド孔2を
    穿孔し、この各スライド孔2の下端開口につき
    板4の上面を吸引吸着する上下開口筒状のスリ
    ーブ3を取付け、スリーブ3の下部がバキユー
    ムチヤンバー1の下方へ突出する状態よりスリ
    ーブ3の下端開口面がバキユームチヤンバー1
    の下面と略面一になる状態までスリーブ3をス
    ライド孔2に上下スライド自在に挿通すると共
    に、バキユームチヤンバー1の下面に摩擦係数
    の大きいシート5を覆着して成るつき板の吸着
    取装置。 (2) シート5をバキユームチヤンバー1のスライ
    ド孔2以外の下面全面に覆着して成る実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のつき板吸着取出装
    置。 (3) シート5に摩擦係数をシート5とつき板4と
    の摩擦力がつき板4同士の摩擦力よりも大きく
    なるように形成して成る実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のつき板吸着取出装置。
JP14025480U 1980-09-30 1980-09-30 Expired JPS6222516Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14025480U JPS6222516Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30

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JP14025480U JPS6222516Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30

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Publication Number Publication Date
JPS5762743U JPS5762743U (ja) 1982-04-14
JPS6222516Y2 true JPS6222516Y2 (ja) 1987-06-08

Family

ID=29500175

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JP14025480U Expired JPS6222516Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30

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