JPS6222358B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6222358B2
JPS6222358B2 JP54039441A JP3944179A JPS6222358B2 JP S6222358 B2 JPS6222358 B2 JP S6222358B2 JP 54039441 A JP54039441 A JP 54039441A JP 3944179 A JP3944179 A JP 3944179A JP S6222358 B2 JPS6222358 B2 JP S6222358B2
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JP
Japan
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magnetic flux
current
output
windings
inverter
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Application number
JP54039441A
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JPS55131294A (en
Inventor
Ryohei Uchida
Tatsuo Yamazaki
Munehiko Mimura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3944179A priority Critical patent/JPS55131294A/ja
Publication of JPS55131294A publication Critical patent/JPS55131294A/ja
Publication of JPS6222358B2 publication Critical patent/JPS6222358B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/022Synchronous motors
    • H02P25/024Synchronous motors controlled by supply frequency

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
この発明はトランジスタモータなど自制式同期
モータにおける出力トルクの脈動(リツプル)を
軽減するための同期電動機の制御装置に関する。 回転界磁として永久磁石を用いるブラシレスの
タイプのトランジスタモータは昨今オーデイオ、
ビデオ機器のキヤプスタンあるいは回転磁気ヘツ
ドの駆動用に多数用いられている。このようなモ
ータは一般に定速回転を行なうが、モータにトル
ク脈動があつて回転ムラを起すと、音質、画質が
低下する。従つてトルク脈動を軽減する必要があ
り、従来より種々の方法が考えられた。一例とし
て2相モータを制御する時、ローターの回転に伴
なつて誘起される一相の電機子巻線の逆起電圧を
正弦波状となし、本波形と同相の正弦波電流をこ
の電機子巻線に通ずる方法がある。この方法は、
他相巻線にも同じ方法で電流を通し、これらの相
間にπ/2の位相差があれば出力トルクの数式表現
の中で(sin2θ+cos2θ)の項が現われ、これは
常に1となるので出力トルクは一定となるという
ものである。しかしながらこの方法は各相毎に個
別に正弦波状電流を通ずるので温度変動などによ
り各相の電流の平均値もしくはピーク値が不均一
となり易くトルク脈動を生ずる。それは駆動用ト
ランジスタの電流増巾率の温度的相異、巻線と鎖
交する磁束量を検知する手段の特性のバラツキ、
また別に正しく正弦波状磁束変化を作り難いこと
などにある。 本発明は上記欠点を除去すべくなされたもので
あり、2相の場合では複数相に流れる電流を同一
のものとなして、トランジスタや磁束検知手段の
温度的な特性の不平衡に基づくトルク脈動の変化
を軽減しようとするものである。電機子巻線に流
れる電流は所定の演算結果から得られたパターン
に比例する波形の値とする。 第1図は本発明が対象としたモータの構造を示
す。第1図bはモータの回転軸を含む面で切つた
断面図であり、同図aは電機子巻線の配置を示す
図である。第1図のモータでは8極界磁ロータに
対し、ステータ側に全節巻の2相巻線が4個配置
され、A相(A1とA2巻線)、B相(B1とB2巻線)
間は電気角でπ/2の位相差をもつ。 第2図は本発明の一実施例を示す。第2図aに
おいてA,Bは前記A相、B相の電機子巻線を示
す。2はこの巻線を示す電流を切換制御するため
のインバータを示す。H1,H2は磁気感応素子
であるホール素子であつて、電機子巻線に鎖交す
る磁束もしくはそれと等価な磁束の密度を検出す
る手段である。3はインバータ2のトランジスタ
を切換制御するための通電制御器である。4はロ
ーターの位置検出器であつて、前記ホール素子H
1,H2の出力電圧の差動出力の極性を判別する
手段である。ホール素子H1,H2は第1図aの
位置に置かれ、H1はA相巻線の鎖交磁束と等価
な磁束を逆硬性で検出し、H2はB相巻線の鎖交
磁束を同極性で検出する。従つてH1,H2素子
の出力極性を検知することによつてA、B巻線に
通すべき電流の方向を制御する信号を作り出すこ
とができる。その検知手段が4のローターの位置
検出器である。トランジスタ31と34又は32
と33のいずれかの組のトランジスタが導通して
A巻線に通ずる電流の方向を決める。同様にトラ
ンジスタ35と38又は36と37のいずれかに
よりB巻線に通ずる電流の方向が定められる。そ
してA、B巻線はいずれにせよ直列に接続されて
直流電源より同一の電流が供給される。R1,R
2はホール素子H1,H2のゲインを調整するた
めの可変抵抗器、D11,D12,D21,D2
2はホール素子出力を全波整流するダイオード、
D4は前記4つのダイオードのえん層電圧を補償
するために設けられたダイオードである。また抵
抗器Rcはインバータ2を流れる電流を検知する
ためのものであり、その電流を制御するトランジ
スタがTRである。 第2図bは電流制御回路を示す。図中100は
電流パターン形成回路、200は電流パターン形
成回路100にて作成された電流パターンを、負
荷状態に応じてインバータへの通電電流値として
増減しつつ増巾するパターン増巾回路である。 ここで本発明が取扱う電流パターンの形成法に
ついて第3図を用いて説明する。 電機子巻線A及びBに鎖交する界磁磁束密度B
A及びBBがロータの回転速度θに関しそれぞれ第
3図a,bに示す如く最大値をBmとして正弦波
状に分布するものとする。前記A及びBの出力ト
ルクτA,τBはそれぞれ電機子巻線電流iA,iB
(idc=iA=iB)とそれに鎖交する前記界磁磁束
密度BA,BBとの積に比例する。 その結果、モータ発生トルクτmは(τA+τ
B)であり、各電機子巻線A,Bの鎖交磁束密度
を和で表わした合成磁束密度Bτとインバータ電
流idcとの積として表わすことができる。第3図
Cに示した磁束密度Bτの状態図から明らかなよ
うに、Bτは電気角でπ/2の周期の変動をする。
つまり、第3図cにおいてBτは下式で表わしう
る。 ローターの回転角度θを第3図eの横軸θの下
段に示した角度とすると、第3図cに示す合成磁
束密度Bτはθの関数として Bτ=BA+BB =Bmsin(θ+3/4π)+Bmsin(θ+π/4) =Bmsin{(θ+3/4π)+sin(θ+π/4)} =Bm・2sin(θ+π/2)cosπ/4 =√2Bmsin(θ+π/2) =√2Bmcosθ 但し−π/4≦θ≦π/4 したがつて、 Bτの最大値=Bτ(max)=√2Bm、θ=0 Bτの最小値=Bτ(min)=Bm、θ=±π/4 Bτ(min):Bτ(max)=1:√2となる。 このとき、インバータ電流idcを次式で表現で
きるものとする。すなわち、π/4≦θ≦π/4におい て、Bτの最大(√2Bm、θ=0)の時idcの最
小値I0が、またBτの最小(Bm、θ=±π/4)の 時idcの最大値(I0+Ir)が対応し、かつidcの最
小値I0:idcの最大値(I0+Ir)=1:√2となる
ものとして idc=I0+√2I0(1−cosθ) 但し−π/4≦θ≦π/4 すなわち、idcの最小値I0はθ=0の時で、idc
の最大値(I0+Ir)=√2I0はθ=±π/4の時であ る。 この時モータの発生トルクτm(θ)は下式で
表わされる。 τm(θ)=K・Bτ・idc =K・2Bmcosθ・{I0+√2I0(1−cosθ)} =K BmI0cosθ{√2+2(1−cosθ)} 但しK:定数 このトルクτm(θ)の最小値を1に規格化し
て表現したものが第3図eである。すなわち、−
π/4≦θ≦π/4において、トルクτm(θ)の最小
値 は√2K BmI0(θ=0、±π/4の時)であり、ト ルクτm(θ)の最大値は
【式】 を満たす時であり
【式】である。し たがつて、トルクτm(θ)は、θの−π/4から+ π/4の間で なので約3%の変動をするに過ぎない。この様な
トルクリツプルならば精度を要するモータとして
十分実用に耐えるものである。所で前記の様にイ
ンバータ電流の最大値と最小値の比を√2:1に
するということは換言すると次に様になる。即
ち、第3図dにおいてKpなる直流レベルを想定
し、その値を(1+√2)Ioとする。このKpと
上記idcとの差、つまり図中の斜線を施した部分
について着目すると、この絶対値の最大値は√2
I0であり最小値はI0であつて、その比は√2:1
となる。かくしてこの斜線部は合成磁束密度Bτ
と相似形となる。 このことからインバータ電流のパターンは次の
様にして作成できることが知れる。まず磁束密度
Bτを測定し(これはBAとBBの絶対値の和にな
る。またこの最大値と最小値が√2:1の比にな
る)これから(1+√2)BmにあたるレベルB
φを作る。この値を記憶保持しておき、ローター
の回転に伴なうBτの変化に対し、BφとBτと
の差を瞬時においてとれば、そのパターンがすな
わち前記インバータ電流idcのパターンに相当す
る。第3図cに示したBφが上記Bφにあたり、
斜線を施した部分がインバータ電流のパターンに
相当する。かくしてこの様にして作成した電流パ
ターンを用いればモータの回転各位置におけるト
ルクの変動巾、すなわちトルクのリツプルを約3
%に押えることができる。 以上の方法を具体化したものが第2図a,bの
制御回路であり、この制御回路の動作を第4図の
状態遷移図を用いて説明する。今、電機子巻線A
及びBに鎖交する界磁磁束密度BA及びBBが第4
図aに示す如くほぼ正弦波状にローターの回転に
従つて変化するものとする。第2図aのホール素
子H1の第1、第2出力端子H11,H12には
第4図b,cに示す出力が現われ、ホール素子H
2の第1、第2出力端子H21,H22には第4
図d,eに示す出力が得られる。これら出力をそ
れぞれダイオードにて全波整流したα、β端子の
信号は第4図f,gに示す如く得られる。第2図
b中のパターン形成回路100の入力段にてα、
β端子出力を加算して後、アンプ101にて増巾
し、第4図hに示す如き出力VRが得られる。ホ
ール素子H1,H2からはローターの回転速度や
負荷の変動に拘束されることなく常時波高値Hm
の出力が第4図b〜eの如く得られる。第4図h
に示すVR出力において電気角π/2周期で現われ
る最大値及び最小値は常時一定でかつ最大値と最
小値の間には約√2:1の関係が成立している。
更に、VRをダイオード104でピーク値整流し
て後、アンプ102のゲインを調整することによ
つて(√2+1)×(VR出力の最小値)なる一定
値出力VPを作成する。このVP値を第4図hにV
Rと併せ示す。この様なVPと前記VRとを差動ア
ンプ103に通すことによつて第4図iに示す出
力Vsが得られる。この出力Vsがモータ駆動用イ
ンバータへの直流供給電流と相似形となる基本パ
ターンである。 次に第2図bのパターン増巾回路200につい
て説明する。矩形波発生回路(OSC)からの信
号を積分器201に通して三角波形VIを第4図
jの如く作成する。モーターのロータの速度設定
値Vxと実速度値VYとの差つまり速度偏差ΔVと
前記VIとをコンパレータ202にて比較し、第
4図kに示す如き出力Vcが得られる。出力Vcの
パルス幅は、速度偏差ΔVの大きさに応じて変化
するものである。その結果、ある速度偏差におけ
るトランジスタ203のエミツタ電位VEは、前
記パターンVsをチヨツピングした第4図lの実
線の如き波形となる。この波形をローパスフイル
タ204に通すことによつて第4図mに示す出力
Fが得られる。この出力VFは、基本パターン
Vsを速度偏差に応じて単に比例増巾したもので
あるので、出力VFにおいても最大値と最小値と
大小関係は√2:1となる。そして速度偏差ΔV
の大小に応じて平均値が増減する。 第2図bのパターン増巾回路200においては
端子Aを通してインバータ2を流れる電流(即
ち、電機子巻線を直列に流れる電流)の値を取込
む。この値を正相入力とするアンプ205の出力
Dは、アンプ206によりトランジスタ207
が導通度を制御され、その結果第2図aの電流制
御用トランジスタTRを制御し、インバータ電流
が前記VFパターンに一致する様に制御される。
第4図n,pにアンプ205の出力VDと、出力
電流idcまたはアンプ206の出力VMの波形を示
す。かくして電機子巻線A,Bを流れる電流idc
は、第3図dに示したと同形状の電流となり、即
ちモータのトルクリツプルは約3%程度になる。
なお負荷の大小に応じて電流の平均値は増減しつ
つもトルクリツプルは同様の比を保つことはいう
までもない。 所でホール素子はローターの位置を検出する手
段として用い得たが、前記電流パターンを作るた
めには整流手段を要し必らずしも適切ではない。
そこで電流の基本パターンを作るために磁気抵抗
素子を磁気感応素子として用いる方法が考えられ
る。第2図cのM1,M2は磁気抵抗素子であ
り、これらは磁束密度が上がると抵抗を増大させ
るので、α、β端子には直接に第4図f,gに示
す出力が得られる。かくして整流ダイオードなし
に電流の前記基本パターンを作ることができ、回
路が簡潔となる。またダイオードに必然の、えん
層電圧によるパターンの歪みを除去できるからホ
ール素子を用いるものよりも基本パターンの質が
向上する。 ホール素子や磁気抵抗素子は温度によつてゲイ
ンが変化するため、電流パターンもそれを考慮せ
ねばならない。第2図b中で、ダイオード104
によるピーク整流の後、アンプ102にて所定の
ゲインをもつて増巾し、VPなる値を得た。これ
はホール素子もしくは磁気抵抗素子が温度変化に
よつてゲインを変化させピーク値が下がつた(も
しくは上がつた)としても、そのピーク値をもと
に所定のゲインでVP値を作り出しているので電
流パターンには温度変化による影響がほとんどな
いものである。また複数の素子間でゲインに差が
出たとしても双方の加算結果をもつてパターンを
作つているので平均化されたパターンとなる。ま
た出力のインバータ電流は複数巻線間に同一の電
流を流しているため、磁束検知素子の出力にバラ
ツキが出たとしても、それは巻線に鎖交する磁束
にバラツキがそのままある訳でないので出力トル
クのリツプルは必らずしも大きくならない。つま
り電流の最大、最小値の比が√2:1を、概ね守
りうるならば例えパターンに歪みが出てもトルク
リツプルはほとんど変らないものである。 第5図aは本発明の他の実施例を示し、特にモ
ータの電機子巻線とインバータトランジスタの前
記第2図aとは異なる接続を用いた実施例であ
る。2相の電機子巻線A,Bはそれぞれ2つに分
割され、1A,2Aはトランジスタ31,33に
て各独立に、また1B,2B巻線はトランジスタ
35,37で各独立に駆動される。いわゆる半波
形4相モータ結線にあたるが、つねに駆動のため
の2つの電機子巻線は直列に接続されて同一電流
が供給される。トランジスタTRはこの電流を制
御するものであり、前記の方法と同じ方法にて電
流制御を行ないトルクリツプルを小さくできるこ
とはいうまでもない。 第5図bは本発明の他の実施例であるが、ホー
ル素子等にかわる磁気感応素子として巻線を用い
た例である。WA1,WA2の巻線はA相巻線中
に巻回され、本巻線に鎖交する磁束を検出する為
に別途独立に巻回された検知用巻線である。WB
1,WB2巻線はB相のそれである。これらの出
力を4本のダイオードで整流し共通点をαとすれ
ば、この点の出力電圧は第4図hにおけるVR
相似である。本電圧はローターの回転速度によつ
て変化するが、第2図bの回路の入力として用い
るとき、ピーク値が所定のゲイン(一定)で増巾
されてVPなる値を作るため、Vsとして得られる
電流パターンの形状には変化がなく、前記実施例
におけると同じ機能を果たすことができる。磁気
感応素子にかわる本WA1,WB1等の巻線を用
いると、A、B相の駆動用巻線に鎖交する磁束と
相似な電圧をほぼ正確に検出できるので電流パタ
ーンを作成するとき、より正確なパターンとでき
る。 第6図は本発明の他の実施例を示す。図中、モ
ータ1は、U,V,Wの3つの電機子巻線を固定
子側に持つ永久磁石回転界磁形の3相モータであ
る。インバータ2は回転子の位置に応じてインバ
ータ通電制御器3により切換制御される。モータ
発生トルクτmは、インバータの120゜通電制御
によつて選択されて通電しているいずれか2つの
電機子巻線が発生している各トルクの和となる。 このτmは等価的に、インバータにより切換制
御されて選択された2つの電機子巻線に鎖交する
磁束密度の和としての合成磁束密度Bτとインバ
ータ電流idcとの積で表現できる。 今、第6図において、ホール素子H1,H2,
H3は、それらの各出力が電機子巻線U〜Wに鎖
交する界磁磁束密度BU〜BWの分布に一致するよ
うに120゜ピツチで配置されている。従つて、前
記界磁磁束密度BU〜BWが第7図aに示す如くほ
ぼ正弦波状に分布している時、ホール素子H1の
第1及び第2の出力端子H11とH12にはそれ
ぞれ同図bの実線と点線に示す出力が得られる。
またH2,H3の素子の出力も同様に同図c,d
の如く得られる。 かかる3つのホール素子H1〜H3における第
1出力端子H11〜H31の出力をダイオードD
11〜D31にて整流すれば同図eに示す出力α
が得られ、同様に第2出力端子H12〜H32の
出力をダイオードD12〜D32にて整流すれば
同図fに点線で示す如き出力βが得られる。これ
ら出力α,βを用いて、第1の実施例の第2図b
に示したパターン形成回路100及びパターン増
巾回路200を介在させることにより、結果とし
て第2図bの100におけるVR,VPが第7図g
に示す如く得られる。その結果、第一の実施例と
同様の経過により電流制御トランジスタTRには
同図hに示すコレクタ電流即ちインバータ電流
idcが流れる。前述の如く、合成磁束密度Brは同
図iの如く分布するので、モータ発生トルクτm
は同図jに示す如く変化する。即ち、インバータ
電流idcを一定値にしたときはトルクリツプルと
してトルクのピーク値に対し約13%生じるが、同
図hの如きインバータ電流idcを流せば同図jの
ようにトルクリツプルを約0.5%にまで抑制する
ことができる。なお、この場合のインバータ電流
idcは
【式】但し−π/6θπ/6で 表わされる。 本実施例にあつても第2図に示したと同様のパ
ターン形成回路とパターン増巾回路とを用いて、
負荷変動があつてもモータのトルクリツプルの極
めて少ない状態での運転が可能である。なおホー
ル素子に代り、磁気抵抗素子を用いうることも2
相の場合と同様であるが、整流用ダイオードが不
要となる反面、3素子中の2つを順次選択するた
めの選択回路が必要である。この回路はローター
の位置を検出してインバータ用トランジスタのス
イツチングを切替える回路に等価である。この回
路の出力を用い、駆動の為に選択されない相に対
応する磁気抵抗素子の出力をしや断する手段を追
加することでこの目的は達成される。 所で、電機子巻線に鎖交する磁束の量に比例す
る電流を、同巻線に供給する方式の従来例と、本
発明の制御手段を適用した場合の例における比較
を第8図を用いて説明する。磁束分布が正弦波状
であるとの仮定のもとに、その磁束の各極のピー
ク値が等しければ2相モータにおける従来例では
原理上トルクリツプルは無い。しかしもしも2相
の各巻線に鎖交する磁束のピーク値に10%の差が
あるときには、電流も10%の差を生み、第8図b
に示す様にモータのトルクは概ね20%のリツプル
を持つことになつてしまう。本発明の制御法では
磁束が正しく正弦波状であるときに原理上約3%
のトルクリツプルを持つている。しかるに磁束の
ピーク値に上記10%の差があつた場合においても
そのトルクリツプルは約5%以下程度にしかなら
ない。巻線と鎖交する磁束密度は磁石の製作時の
特性のバラツキ、回転中のエアギヤツプの変動、
温度による特性変化などによつて常時各極の磁束
のピーク値を同一値に保つことは実際上できな
い。仮りにできたとしても磁束を検知する磁気感
応素子の特性が外乱に耐えて常に等しくはならな
いと考えて良い。従つて従来の例では磁束密度の
変化量に比例するか、それ以上の変化でもつてト
ルクリツプルが生じ易いのに比し、本発明の方式
ではそれを抑制する様に小さな変動巾におさえう
るため実用的で優れた方式であるということがで
きる。なお以上の実施例では電機子巻線をステー
タに、界磁をローターに取つたモータに関する説
明であつたが、ローターとステータを入れ替えた
モータに対しても本制御装置を適用しうることは
いうまでもない。また電流制御用のトランジスタ
TRの機能はインバータを構成するトランジスタ
の複数個をもつて代替機能を果たせることもいう
までもない。 以上の説明から明らかな様に、本発明によれば
磁束密度を検出する磁気感応素子を用いて、複数
の相に流れる電流パターンを作成し、トルクリツ
プルの極めて小さな状態でモータを制御すること
ができる。またこのパターン作成にあたり磁気感
応素子のゲインが温度的に不平衡となつて出力電
圧に変化を来たしたとしても複数相電機子巻線に
同一の電流を供給するので、トルクリツプルは比
較的小さな状態にとどめることができる。また磁
束密度分布がローターの回転角方向に対して正弦
波状とならなく、歪み波状の分布であつてもトル
クリツプルの変動は比較的低くおさえることがで
きる。また本発明は2相、3相に限らず一般化し
て多相モータ全般に適用することができることは
いうまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbは本発明の装置が対象とするモ
ータの正面図及び断面図、第2図a,b,cは本
発明の一実施例を示す回路図、第3図、第4図は
第2図の動作を説明するための状態遷移図であ
る。第5図は本発明の他の実施例を示す回路図、
第6図は本発明の3相モータにおける実施例を示
す回路図、第7図は第6図の動作を説明するため
の波形図、第8図は従来例と本発明による制御手
段との比較を示す波形図である。 図において、2はインバータ、4は位置検出
器、100はパターン形成回路である。なお図中
同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数相より成る複数個の電機子巻線をステー
    タとし複数極より成る界磁をロータとする自制式
    の同期電動機のロータの位置を検出する位置検出
    手段と、この位置検出手段の出力に応じて前記電
    機子巻線のうち複数相の巻線を常時直列に接続し
    つつ順次切換制御して給電通路を形成するインバ
    ータと、上記各相の電機子巻線に鎖交する磁束も
    しくはこの磁束と等価な量を検出する磁束検出手
    段と、この磁束検出手段の出力の内上記インバー
    タによつて給電を選択された複数相の電機子巻線
    の鎖交磁束に対応する出力を加算しこの加算出力
    における最大値と最小値とを加算した一定値から
    上記加算出力を減算した波形の通電電流パターン
    を形成する電流パターン形成回路と、この電流パ
    ターン形成回路の出力に比例する電流を上記直列
    接続された複数相の電機子巻線に通電する電流制
    御手段とを備えた同期電動機の制御装置。 2 磁束検出手段と位置検出手段とを兼用したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の同期
    電動機の制御装置。
JP3944179A 1979-03-30 1979-03-30 Controller for synchronous motor Granted JPS55131294A (en)

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CN107231110B (zh) * 2017-05-08 2019-05-17 广西大学 一种大功率异步电动机前馈补偿抑制定子电流谐波方法
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