JPS62223210A - 耐熱性樹脂の製造法 - Google Patents

耐熱性樹脂の製造法

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JPS62223210A
JPS62223210A JP6494186A JP6494186A JPS62223210A JP S62223210 A JPS62223210 A JP S62223210A JP 6494186 A JP6494186 A JP 6494186A JP 6494186 A JP6494186 A JP 6494186A JP S62223210 A JPS62223210 A JP S62223210A
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和知 博
Masanori Kaya
政徳 賀屋
Seiji Shintani
新谷 清治
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は高耐熱性の含フツ素共重合体樹脂の製造法に関
するものである。
[従来の技術] 従来、テトラフルオロエチレン−フルオロ(アルキルビ
ニルエーテル)共重合体の製法として、溶液重合法また
は乳化重合法が提案されている。たとえば、特公昭4B
−2223号にはCCl2FCClF2を溶媒とする溶
液重合、特公昭48−41942号にはパーフルオロ化
溶媒又はクロロフルオロアルカンを媒体とし、含水素連
鎖移動剤を存在させた溶液重合法が記載されている。し
かし、このような溶液重合法の場合、重合の進行に伴っ
て溶液粘度が上昇し1重合系の攪拌が困難になり、生成
共重合体の分散が悪くなって1重合熱のコントロールが
難しくなる。それ故、溶液重合法ではポリマー濃度を小
さく抑える必要があり生産効率が悪い。又高価な溶媒を
多量に用いる為、経済的にも不利である。
一方、水性媒体中で乳化重合する方法(特公昭48−2
0788号)も提案されている。この乳化重合法では、
使用可能な界面活性剤の種類が高価なフッ素系のものな
どに限定され、経済的に不利となると共に、生成重合体
の洗浄あるいは排液処理が困難になるなどの難点がある
。また、乳化重合法では、生成重合体が高温Fに分解着
色し易いという難点も認められる。
さらに、これら重合法の改良として、水性懸濁重合方法
(特開昭58−189210号)が提案されている。こ
の方法では、 [CI CCF2 )n COD?2の
如き塩素含有重合開始剤が用いられているため、生成重
合体中に塩素が存在することになり、金属の′RI!!
I!などの面で好ましくないなどの問題がある。また、
この方法は、25℃以丁で低温重合を行なうため、冷却
の必要がありエネルギー的に不利である。
[発明の解決しようとする問題点] 本発明の目的は、前記のごとき従来技術における問題点
を解消しようとするものであり、広範囲の用途に適用可
能な高1耐熱性樹脂を、効率良くかつ丁業的実施に対し
て右利に製造する方法を提供することにある。
[問題点を解決するためのf段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされたものであ
り、テトラフルオロエチレンとフルオロ(アルキルビニ
ルエーテル)の共重合により耐熱性樹脂をSJ、造する
に当り、前記共重合を一般式:  [CF3 (CF2
 )n C00)2 (但し、nは2〜4の整数)で示
される重合開始剤を用い水とクロロフルオロ炭化水素の
混合媒体中で水性懸濁重合により行なうことを特徴とす
る耐熱性樹脂の製造法を新規に提供するものである。
本発明において、フルオロ(アルキルビニルエーテル)
としては、一般式 : CF2−CF(OCF2CF)x−0−(CF2)
ycF2X  (式中XはCF3 水素又はフッ素、X=O〜4.y=o〜7、あOh  
  Ch (式中O〜3)などが例示され、その中でも特に高温強
度の保持の理由でCF2 = CFDC3F1 。
CF2 =GFOC:F2CF−CF3を使用すること
が好ましい。
CF3 本発明においてフルオロ(アルキルビニルエーテル)の
使用量としては、共重合体中のフルオロ(アルキルビニ
ルエーテル)の含量が0.1〜5モル%、好ましくは、
1〜3モル%となるように設定することが、高温強度に
優れた#熱性樹脂を工業的に円滑有利に製造し得るなど
の理由から好ましい。
本発明における重合開始剤としては、一般式%式% である)で示される化合物が用いられ、特に[CF3 
(CF2 )2 GOOhが好適である。nが2未満の
化合物は、本発明の特定化合物を使用する場合に比べ、
所望の共重合速度で高い共重合体収量を得るために多量
の使用を必要とする。また、生成共重合体の成形が加熱
時などに発泡を生じる問題も認められる。・方、nが4
を超える化合物は、分解温度が低すぎるので、保存や取
り扱いが煩雑になる。また、共重合反応をコントロール
して高い共重合体収量を得るための必要り上も大きくな
ると共に、生成共重合体の加熱発泡の難点も認められる
。本発明の重合媒体としては、水とクロロフルオロ炭化
水素の混合媒体を用いる。クロロフルオロ炭化水素の割
合は5〜90重量%重量%時に10〜70重量%が好ま
しい、ここKおけるクロロフルオロ炭化水素としては、
 GO!2FcGIh(R−113)、C:CIF2G
CIF2(R−114)。
CChF(R−11) rfカ例示すレル。
本発明において、m合反応は30°C以上の温度で行な
われることがのぞましい。30°Cよりも低温の場合に
は、共重合体が重合槽の壁、攪拌翼等に付着し、均一な
混合ができず、生成共重合体に組成1分子量のバラツキ
が生じやすい。通常は、重合反応温度として30〜80
℃程度が採用される。
本発明において、分子量調節のために連鎖移動剤の添加
も採用可能であり、好適な連鎖移動剤としては四塩化炭
素、クロロホルム、n−へキサン、インペンタン、メチ
ルエーテル、メタノール、エタノールなどが例示される
[作 用] テトラフルオロエチレンとフルオロ(アルキルビニルエ
ーテル)の共重合を、水性媒体中で行なう場合、生成共
重合体中に不安定な末端基が形成され、加熱時にかかる
末端基が分解し、発泡など熱安定性に悪い影響をおよぼ
すと考えられていたが1本発明の特定の重合開始剤によ
れば、水の存在下においても加熱発泡の抑制された共重
合体が得られる。その理由は必ずしも明確ではないが1
本発明の特定の重合開始剤によれば、生成共重合体中に
不安定な末端基を形成する傾向が小さいからであると考
えられる。
さらに、後述の参考例からも明らかなように。
本発明の特定の重合開始剤は、水の存在下および非存在
ドにおいても、加水分解の生じる傾向が小さいものであ
る。これが、本発明方法により得られる共重合体の熱安
定性が優れている理由であるとも考えられる。かかる説
明は、本発明の理解への助けに役立てるものであり、本
発明を何ら限定するものでないことは勿論である。
[実施例] つぎに、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
なお、以下の実施例および比較例において、融点、容量
流速、共重合体組成、熱安定性は下記の方法で測定、評
価した。
融 点:島津製作所製DT−30型を用い、昇温速度1
0°C/分で室温から昇温し、融解曲線の最大値を融点
とした。
共重合体組成: TFEとPPVEの共重合体における PPVEの含有量の測定法は、特公昭 48−2223に知られており、IR 分析の結果から下記の式で算出する。
本発明においても、TFE/PPVE共重合体はこの方
法で定量し、またTEE/P I BVE共重合体につ
いては、この方法に準拠する方法で測定した。
容量流速Q:氷水明細書中おいて、容量流速は共重合体
の分子量の目安となる 値であり、以下の通り定義され る。
島津製作所製高化式フローテス ターを用い、共重合体を内径8.5 mrsのシリンダーに入れ、温度380°Cで5分間保
った後、7kgのピス トン荷重下に内径2.1mm 、長さBffi層のオリ
フィスを通して押し出し、このときの押出速度(111
1137秒)を求めた。
熱安定性:生成共重合体の10cmX 10ctxX 
2tmvaのシートを380°Cで2時間加熱し た後の発泡の有無を観察した。評 価は、肉眼で確認できる発泡がな い場合は0、若モある場合はへ、 たくさんある場合×とした。
実施例1 脱気した容量100100Oの攪拌機付ステンレス製オ
ートクレーブに、脱酩素脱ミネラルした水429g、 
1,2.2−)リクロロ−1,1,2−トリフルオロエ
タン(R−113という) 287g、パーフルオロプ
ロピルビニルエーテル(PPVEという)28g及びメ
タノール83.4gを仕込み、この混合物を50℃まで
昇温し、圧力が13.4kg/cm2になるまでテトラ
フルオロエチレン(TFEという)を仕込んだ。次いで
1重合開始剤ビス−パーフルオロブチリルペルオキシド
(03FI GOOh (開始剤Aという)5重量%R
−113溶液を111IQ添加した。反応の進行と共に
圧力が降ドするのでTFEを追加供給して重合圧力を維
持した。途中、開始剤溶液4raQを4回にわけて鰯加
した。重合時間180分後にTFEの供給を停止し、未
反応上ツマ−をパージし、オートクレーブから重合溶液
を取出した。次いで水洗、濾過、乾燥して共重合体11
6gを得た0重合条件を表1に、結果および生成共重合
体の物性を表2に示した。
実施例2 メタノール33.2gを添加し、重合を150分間行な
う以外は実施例1と同様にして共重合体120gを得た
。重合条件を表1に、結果および生成共重合体の物性を
表2に示した。
実施例3 ビニルエーテルとしてパーフルオロイソブチルヒ=ルx
−yル(P I BVEI!:イウ) 33.3gを添
加し、重合を150分間行なう以外は実施例1と同様に
して共重合体117gを得た0重合条件を表1に、結果
および生成共重合体の物性を表2に示した。
比較例1 開始剤としてビスーパーフルオロプロピオニルペルオキ
シド頁02 F5 C00h (開始剤Bという)5重
量%R−113溶液を途中14mQ逐次添加する以外は
、実施例1と同様にして共重合体103gを得た。重合
条件を表1に、結果および生成共重合体の物性を表2に
示した。
比較例2 開始剤としてビス−パーフルオロ7ナノイルペルオキシ
ドCC3F+ rcOOh  (開始剤Cという)5重
量%R−113溶液を途中IIm<!逐次添加する以外
は、実施例1と同様にして共重合体108gを得た0重
合条件を表1に、結果および生成共重合体の物性を表2
に示した。
参考例 過酸化物の加水分解試験の結果を表3に示す、なお、 
10htl/2は10時間で過酸化物の活性酸素の計が
2分の1になる温度、kdは、加水分解反応の速度定数
である。加水分解には、振どう器(180回/分)を用
い、過酸化物の活性酸素の量はヨード滴定法により測定
した。
表3 t2  過酷化物5漫R−113溶液にて測定准3 過
酸化物0.08a+ol/QR−113溶液に対し、等
体積の純粋を加えた溶液にて測定 本4 過酸化物0.08mol/QR−113溶液にて
測定[発明の効果] 本発明の製造方法によれば、既知の溶液重合法に比べ、
高い重合体温度においても重合を行なうことができるた
め、生産効率が大幅に向りし、一方、既知の乳化重合法
に比べ、製造された樹脂の熱安定性が優れている。また
、本発明の特定の重合開始剤は、使用量が少量で済み、
経済的に有利であり、しかも重合反応が常温具りの温度
で行なわれるため、反応温度制御が容易である。したが
って1本発明は、電気機器部品、電線および化学工業部
品等、広範囲の用途に適用可能な耐熱性樹脂を効率よく
安価に製造する方法を提供するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、テトラフルオロエチレンとフルオロ(アルキルビニ
    ルエーテル)の共重合により耐熱性樹脂を製造するに当
    り、前記共重合を、一般式:[CF_3(CF_2)_
    nCOO]−_2(但し、nは2〜4の整数である)で
    示される重合開始剤を用い水とクロロフルオロ炭化水素
    の混合媒体中で水性懸濁重合により行なうことを特徴と
    する耐熱性樹脂の製造法。 2、重合開始剤が[CF_3(CF_2)_2COO]
    −_2である特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3、水とクロロフルオロ炭化水素の混合比が重量比で1
    :2.5〜1:0.05である特許請求の範囲第1項記
    載の製造法。
JP6494186A 1986-03-25 1986-03-25 耐熱性樹脂の製造法 Expired - Lifetime JPH0662720B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5077359A (en) * 1989-10-26 1991-12-31 E. I. Du Pont De Nemours And Company Peroxide-curable fluoroelastomers and chlorofluoroelastomers having bromine and iodine curesites and the preparation
WO2004024787A1 (ja) * 2002-09-13 2004-03-25 Daikin Industries, Ltd. レジスト用含フッ素重合体の製造方法
JP2010018816A (ja) * 2009-10-27 2010-01-28 Asahi Glass Co Ltd 溶融成形材料及び電線

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2004024787A1 (ja) * 2002-09-13 2004-03-25 Daikin Industries, Ltd. レジスト用含フッ素重合体の製造方法
JP2010018816A (ja) * 2009-10-27 2010-01-28 Asahi Glass Co Ltd 溶融成形材料及び電線

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