JPS62221552A - サ−マルヘツド駆動回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファクシミリ受信機等に用いられるサーマル
プリンタのサーマルヘッド駆動回路に関し、特に変動の
大きい駆動電圧、あるいは、広範囲の温度変化にも対応
可能なサーマルヘッド駆動回路に関するものである。

〔従来の技術〕

従来のサーマルプリンタにおいては、例えば、特開昭５
７−１０５３６９号公報に記載されている如く、サーマ
ルヘッドの温度によって、パルス幅を制御することは一
般に行われていたが、同時に、駆ジノ電圧によりパルス
幅を制御することは行われていなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記公報に開示されている技術においては、駆動電圧に
よりパルス幅を制御することは行われていなかったので
、駆動電源は、高精度で安定化する必要があった。

しかしながら、駆動電源を高精度で安定化することは、
装置を大型化することになるため、ポータプル型の装置
にとっては、致命的な欠点を生ずることになる。

本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、従来のサーマルヘッド、駆動回路におけ
る上述の如き欠点を除去し、温度変化と駆動電圧の変化
を同時に検知し、最適なパルス幅を決定することにより
、変動の大きい駆動電源および広範囲の温度変化に対応
可能なサーマルヘッド駆動回路を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明の上記目的は、所定の電圧およびパルス幅を備え
た駆動パルスを印加して印字を行うサーマルヘッドの駆
動回路において、前記サーマルへラドの温度を検知する
手段と、駆動電源の電圧を検知する手段、および、これ
らの検知手段の出力により前記サーマルヘッドの駆動パ
ルスのパルス幅を制御する手段を備えたことを特徴とす
るサーマルヘッド駆動回路によって達成される。

〔作用〕

本発明においては、次の如き原理に基づいて、サーマル
ヘッド（以下、「ヘッド」ともいう）に供給するパルス
幅を決定するものである。

サーマルヘッドを駆動するパワーＰｔは、Ｐｔ＝−・Ｖ
□′ｔ□　　・・・・・・・・・・（１）と表わすこと
ができる。ここで、Ｒはサーマルへラド抵抗体の抵抗値
、Ｖよは駆動電圧、ｔｒｙは駆動パルス幅を示している
。

また、ｒＪｊＡ！Ｆ！ｌＩ電圧が一定のとき、最適パル
ス幅はｔｐ、＝Ａ＋ＢｌｎＲ７Ｈ・・・・”・（２）Ｒ
，、、＝　Ｃ＋　ｅ　−”　　　　　　”・・・・（３
）と表わすことができるのは周知の通りである。ここで
、ＲＴＨは温度を検知するためにヘッドの近傍に設置さ
れたサーミスタの抵抗値、ｔはヘッドの温度、Ａ、Ｂ、
ＣおよびＤは定数である。

上記（２）式および（３）式より。

ｔ　Ｐ、＝　Ｅ　−Ｆ　ｔ　　　　　　＝（４）と表わ
すことができる（ここで、Ｅ、Ｆは定数）。

また、（１）式より、 ｔｐｙ＝Ｇ／Ｖｔ”　　　　　　＋＋＋＋＊＊＊＋（５
）となる（Ｇは定数）。

上記（４）式および（５）式より明らかな如く、駆動パ
ルス幅ｔｐｖは、ヘッドの温Ｊｆ！Ｌｔ’、駆動電圧Ｖ
。

の関数である。ここで、上記ヘッドの温度しおよび駆動
電圧ｖｉは、独立な変数と考えられるので。

駆動パルス幅ｔｐｖは、 ｔｐｖ＝（Ｅ　　　　Ｆｔ）＋Ｇ／Ｖ　ｉ”　　　　Ｎ
・”（６）と表わすことができる（ここで、Ｎは定数）
。

本発明においては、上記（６）式により、ヘッドの温度
および駆動電圧に対して、ヘッドの駆動パルス幅を決定
するようにしたものであり、これにより、広範囲の温度
変化および駆動電圧の変動に対して対応することが可能
になる。

〔実施例〕

以下１本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図である。図
において、１は温度電圧センス端子、２は駆動電圧セン
ス端子、３は後述する入力切替えスイッチ付きＡ／Ｄコ
ンバータ、４は制御部、５はパルス作成部、６は出方端
子を示している。

本実施例においては、温度電圧センス端子１゜駆動電圧
センス端子２を入力とするＡ／Ｄコンバータ３により、
ディジタル数値に変換された値から、制御部４により、
先に説明した（６）式に従って最適なパルス幅を算出し
、パルス作成部５および出力端子６を介して、サーマル
ヘッドに供給するものである。

第２図は上記Ａ／Ｄコンバータ３の入力部の一構成例を
示すものであり、サーマルヘッドの近傍に設置されたサ
ーミスタ７により、温度を検出して電圧に変換し、Ａ／
Ｄコンバータ３に入力する例を示している。Ａ／Ｄコン
バータ３は、前述の通り、入力切替えスイッチ（第２図
Ｓ）付きのものであり、例えば、後述する如く、制御部
４の演算部９からの指示により、２つの入力を切替えて
、制御部４に送出する機能を有する。

一方、ヘッド駆動電圧も、上記駆動電圧センス端子２に
より、検出できるようにしておく。

第３図は、上記制御部４の構成例を示すものであり、前
記Ａ／Ｄコンバータ３によりディジタル値に変換された
温度データおよび駆！！！ＩＪ電圧データを、入力イン
タフェース部８を通して読取り、マイクロプロセッサ等
から構成される演算部９により、前記（６）式の演算を
実施し、出力インタフェース部ｌＯを通して、前記パル
ス作成部５に出力する如く構成されているものである。

第４図は、前記パルス作成部５の構成例を示すものであ
り、１１は人力データラッチ部、１２はカウンタ、１３
はフリップフロップ（Ｆ／Ｆ）、また、１４はタロツク
パルス、１５は駆動タイミング信号、１６は駆動パルス
幅データを示している。

上述の如く構成された本パルス作成部５の動作は、以下
の通りである。すなわち、制御部４から出力された駆動
パルス幅データ１６は、入力データラッチ部１１に保持
され、駆動タイミング１５信号によりカウンタ１２にロ
ードされ、クロックパルス１４により、減算カウントを
開始する。

一方、駆動タイミング信号１５は、出力フリップフロッ
プ１３をセットし、駆動パルスの出力が始まり、カウン
タ１２の減算カウントが終了すると、上記出力Ｆ／Ｆ１
３がリセットされ、駆動パルスの出力が終了し、必要な
パルス幅が出力されることになる。

第５図は、本実施例に示したサーマルヘッド駆動回路を
用いるサーマルプリンタの要部を示す構成図であり、１
７はヘッド駆動電源、１８はサーマルヘッド、１９は転
写リボン、２０は印字媒体、２１はヘッド駆動回路を示
している。

本プリンタにおいては、サーマルヘッド１８に近接して
設置されたサーミスタ７による温度検知を行う一方、駆
動電源１７の電圧検知を行い、ヘッド駆動回路２１によ
り、最適なパルス幅を演算して、サーマルヘッド１８を
駆動する。

なお、上記実施例においては、前記Ａ／Ｄコンバータ３
への入力の切替えを、該Ａ／Ｄコンバータ３内でアナロ
グスイッチ等によって行う例を示したが、これは、外部
で切替えるようにしても良いことは言うまでもない。

〔発明の効果〕

以上述べた如く、本発明によれば、所定の電圧およびパ
ルス幅を備えた駆動パルスを印加して印字を行うサーマ
ルヘッドの駆動回路において、前記サーマルヘッドの温
度を検知する手段と、駆動電源の電圧を検知する手段、
および、これらの検知手段の出力により前記サーマルヘ
ッドの駆動パルスのパルス幅を制御する手段を備えたの
で、温度変化と駆ＷｊＪ電圧の変化を同時に検知し、最
適なパルス幅を決定することにより、変動の大きい駆！
！Ｉｔ電源および広範囲の温度変化に対応可能なサーマ
ルヘッド駆動回路を実現できるという顕著な効果を奏す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
Ａ／Ｄコンバータの入力部の構成例を示す図、第３図は
制御部の構成例を示す図、第４図はパルス作成部の構成
例を示す図、第５図は本実施例に示したサーマルヘッド
駆動回路を用いるサーマルプリンタの要部を示す構成図
である。 １：温度電圧センス端子、２：駆！ｉｓ電圧センス端子
、３：人力切替えスイッチ付きＡ／Ｄコンバータ、４：
制御部、５：パルス作成部、６：出力端子、７：サーミ
スタ、８：入力Ｉ／Ｆ、９：演算部、１０：出力Ｉ／Ｆ
、１８：サーマルヘッド、２１：ヘッド駆動回路。 第　　　１　　　図 第　　　２　　　図 第　　３　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、所定の電圧およびパルス幅を備えた駆動パルスを印
   加して印字を行うサーマルヘッドの駆動回路において、
   前記サーマルヘッドの温度を検知する手段と、駆動電源
   の電圧を検知する手段および、これらの検知手段の出力
   により前記サーマルヘッドの駆動パルスのパルス幅を制
   御する手段を備えたことを特徴とするサーマルヘッド駆
   動回路。