JPS62220730A - 液体封入式防振体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明に、液体封入式防振体に関し、とりわけオリア
イス？複数膜けることにエリ複数の畿動減衰域ケ持つ工
うになった液体封入式防振体に関する。

従来の技術 この種、従来の液体封入式防振体としては、例えば特開
昭５８−７２７４１号公報に示さルたものがある。しか
し、この液体封入式防振体にあっては、複数のオリフィ
スが夫々に共通する１つのダイヤフラム室にｅけらｌし
ている九め、このオリアイスのうち液体通過抵抗の大き
な側のオリフィスでロスファクタフ発生しようとじても
液体通過抵抗が小さな側のオリフイスンブｒして容易に
液体移動してしまう。したがって、通過抵抗の大＾な側
のオリフィスで受けｔつ周波舷帯のロスファクタビーク
値は、通過抵抗の小さな側のオリフィスで受けもつ周波
数帯のロスファクタピーク１直に比較して著しく小さく
なる（第８図の■参照）。Ｃの結果、オリフィス？複数
段けたことによる効果が十分に発揮さｎず、１つのオリ
フィスのみ？設は友ものと差異が僅んどなくなってしま
う。

ところで、上記複数のオリアイスによって発生する夫々
のロスファクタのピークｌ１ｉｉ　Ｕ　、略同じ大話さ
に設定するつまりロス７了クタ特性が各ビーク［ｌ［ｒ
滑らかに結ぶ曲線で描かｎることにＬす、各ビーク直間
およびピーク値近傍の周波数帯のロスファクタも大きく
設定さｎろので機動減衰領域を広くとることができるこ
とが知らｎている。

そこで、複数のオリフィスが有する個々のロスファクタ
発生機能會、他のオリフィスに影響さｎることなく十分
に発揮させると共に、夫々のロスファクタピーク箇の高
さ？略等しくする工うにした液体封入式防慢体が既に開
発さ几ている（特願昭６Ｏ−１９ｆｉ２１０号）。

すなわち、この液体封入式防脹体１ぼ、第す図に示す工
うに図外のパワーユニット側及び車体側に装着さｎろ第
１枠体２お工び第２枠体８間に。

弾性体几るゴム体４で液密的に囲繞さｎる液体室６が設
けらルている。この液体室５の上下端部にば前記第１枠
体２から一体に延設さｒしる第１仕切板６お工び前記第
２枠体８下端に配置さｎる第２仕切板７が設けらｎｌか
つ第１仕切板６の上方は第１ダイヤフラム８で液密的に
覆わｎると共に、第２仕切板７の下方は第２ダイヤフラ
ム９で液密的に漬わ几ている。そして、第１仕切板６と
第１ダイヤフラム８との間を第１ダイヤフラム室１０と
し、第２仕切板７と第２ダイヤフラム９との間會第２ダ
イヤフラム室１１としている。一方、前記第１仕切板６
には、液体室６と第ｌダイヤフラム室１０とを連通する
迷路状の第１オリフイス１２が形成さｎていると共に、
前記＠２仕切板７にａ液体室６と第２ダイヤフラム呈１
１とｒ連通する迷路状の８１！２オリフイス１８が形成
さｎている。

また、前記第１ダイヤフラム８の上万會潰う第１被覆板
１４０周縁部に、第１ダイヤフラム８の枠板８ａ會挾ん
で第１枠体２の周縁がかしめ固定さＣている。−万、前
記第２ダイヤフラム９の下方ｙｔａう第２被潰板１６の
周縁部に、第２仕切板７の周縁および第２ダイヤフラム
９０周縁ケ挾んで第２枠体８の周縁がかしめ固定さｎて
いる。

そして、上記第１オリフイス１２の通路長さケ比較的短
かく形成して、ロスファクターのピーク周波数ケ大きく
設定すると共に、第２オリフイス１８の通路長さケ比較
的長く形成して、ロスファクタのピーク周波数？小さく
設定している。更に、前記第１ダイヤフラム８の丙厚會
前記第２ダイヤフラム９の肉厚＝９大きくしてＩＩＩＩ
ｌＯ性ケ高め、拡張弾性が第２ダイヤフラム９ニジ高く
なる工うに設定さｎている。こｎｌｃ工って、全てのオ
リフィスにエフ得ら−ｎる１つのロスファクタ特性に、
略等しいピーク値が滑らかな曲線で結ばｎる状態となり
、広い範囲に亘って高いロスファクタＩＩＩ　ｋ　ｉ　
ラｎる工うになっている。尚、図中１６．ｌｅａに外気
と連通ずる空気室である。

発明が解決しようとする間１点 しかしながら、上記特願昭［１０−１９５２１０号のも
のは、前記の工うに第１ダイヤフラム室１０と第２ダイ
ヤフラム室１１とが液体室５ヶ挾んで上下に分離した状
態で配置さｎてお、０、夫々別個独立に構成さｎている
九め、構造が複雑になるばかりか、各第１・第２枠体２
，８全夫々第１・第２被潰板１４．１５に別々にかしめ
固定しなけγムばならないなど、製造作業が煩雑になり
コストが高くなるといつ九問題がある。

問題点？解決するための手段 この発明に、弾性体で囲繞さｎた液体室が、ロスファク
タのピーク周波数？夫々異にした複数のオリフィス？介
して該各オリフィスに専用の各ダイヤフラム室に連通し
、Ｗに前記各ダイヤフラム室のダイヤフラム拡張弾性ｔ
１対応するオリフィスのロスファクタピーク周波数が大
きいものほど高く設定した液体封入式防盪体であって、
前記各ダイヤフラム室？、前記所定のダイヤフラム紮介
して重合一体に形成したことケ特徴としている。

作用 上記溝数のこの発明に工ｎば、各オリフィス専用のダイ
ヤフラム室會設けることｉＣＣエフ各オリフィスにより
異なるロスファクタ周波数の振動ｒ１夫々のオリブイス
ｒ通して効果的に減衰できる。

まｔ１各オリフィスにエリ発揮さｎるロスファクタピー
ク値ａ１　このピーク周波数の大きさに比例し、ダイヤ
フラム室のダイヤフラム拡張弾性の大きさに反比例する
ことが本出願人に、、ｃり確認さｒしており、従って、
各ダイヤフラム室のダイヤフラム拡張弾性會対応するオ
リフィスのロスファクタピーク周波数に応じて変化させ
ろことにＬす、各オリフィスのロスファクタビーク値の
高さケ略等しくすることができる。しかも、上記各ダイ
ヤフラム室を、重合一体つまり直列的に会わせて形成し
九九め、構造が簡単となり、また各ダイヤフラム室ケ一
の行程で同時に製造できるので、製造作業能率が向上す
ると共にコスト面で有利となる。

実施例 以下この発明の実施例を図面に基づいて詳述する。

第１図にこの発明の一実施例會示し、この液体封入式防
振体２１に、図外のパワーユニット側お工び車体側に＠
着さ′ｎろ第１支持枠２２及び第２支持枠２８ケ有し、
こｎら第１・第２支持枠２２゜２８間には、弾性体たる
ゴム体２４で液密的に囲繞さｎろ液体室２５が設けらｎ
ていると共に、大径円板状の第２ダイヤフラム２ｆｌｉ
介して上記液体室２６と気密的に隔成さｎた空気室２７
が設けらｎている。また、液体室２５の下部には、上記
第２ダイヤフラム２Ｂと対向し九逆鉢状の仕切壁２８が
設けら几ており、該仕切壁２８と第２ダイヤフラム２６
との間に、円板状の第１ダイヤフラム２９によって画成
さルる第１ダイヤフラム室８０と第２ダイヤフラム室８
１が上下に重音一体に形成さｎている。前記第１ダイヤ
フラム室８０に、仕切壁２８の略中央に設けらｎｆＣ短
寸の第１オリフイス８２によって前記液体室２５に連通
している。−万、第２ダイヤフラム室２６に、第１ダイ
ヤフラム２９の外周に沿って円環状に配設さγＬ７’Ｃ
長寸の第２オリフイスＢＢＩＩＣ工って前記液体室２５
に連通しており、この第２オリアイス３８に、該第２オ
リフイスＢ８の一部を構成しかつ第１ダイヤフラム２９
が固定支持さｎる環状板８４に、液体室２６と連絡する
開口ｇ８ａと第２ダイヤフラム室８１に連絡する開口８
８ｂと？有している。

ま九、上記第１オリフイス）１２ケ短か＜形ｇｔ、テ、
該８ｇ１オリフイス８２によるロスファクタのピーク周
波数？大きく設定する一方％第２オリフィス８８紫長く
形成して、該＠２オリフィスＲ８によるロスファクタの
ピーク周波数ケ小さく設定している。

筐た、上記第２ダイヤフラム２６と環状板８４及び仕切
板２８の重合さｒＬ７を各外周部は、前記第２支持枠２
８の外周縁２Ｒａと前記ゴム体２４の外側？被覆する円
環状枠８５の外周縁＋１！ｓａとの間に挾持さｌｒした
形でがしめにニジ一体的に固定さｎる。このように、一
つのかしめ工程で各ダイヤフラム室：’１０．８１など
？−緒に形成できるので、製造作業能率が向上する。

四に、前記第１ダイヤフラム２９の肉厚は、第２ダイヤ
フラム２６の肉厚エリ大＾くして剛性ン高め、第１ダイ
ヤフラム２９の拡張弾性が第２ダイヤフラム２６の拡張
弾性エリ高くなる工すに設定している。こｎに、本願発
明者らが実験７行なつ窺ところオリアイスに工ろロスフ
ァクタのピーク周波数はダイヤフラム室のダイヤフラム
拡張弾性が高いほど大角〈なろという実験結果に基づい
て決定さ１している。

したがって、この実施例にエルば、パワーユニット振動
の高周波成分に、前記ゴム体２４に工り吸収さル、かつ
低周波成分はゴム体２４の変形に伴って液体室２５内の
作動液体（例えば水）が、第１．４２オリフイス＋（２
，８Ｒ’＠介して液体室２５と第１．第２ダイヤフラム
室８０．８１間で移動することにエフ振動減衰さｎる工
うになっている。ま九、長さの短かい第１オリフイス３
２のロスファクタビーク周波数は低周狭域のなかでも高
い周波数帯に設定さ几、長い第２オリフイス８８のロス
ファクタピーク周波数に低周波のなかでも低い周波数に
設定さｎ１夫々の周波数帯の振動減衰？効果的に行なっ
ている。尚、本実施例では液体封入式防振体２１が、パ
ワーユニット振動に用いらｎろもので、制幾対象ケ５〜
２０Ｈｚとなるエンジンシェイクに設定し、低周波側の
ロスファクタピーク周波数ｆ１７６〜８Ｈｚ１高周波側
のロスファクタビーク周波数ｆｔｋ１８〜１．８Ｈｚ付
近に設定させ、これら両ピーク周波数ｆ、、ｆ、に持っ
ロスファクタ特性で前記エンジンシェイクの振動数域？
カバーする工うにチューニングしである。

第２図に前記第１図と同一構成部分に同一符号を付して
示し次液体封入式防振体２１のモデル図で、このモデル
図に基づいて振＠特性の実験結果ケ述べる。尚、図中Ｋ
ｉゴム体２４の撮動入力方向ばね、Ｋ１１１’！ゴム体
２４の拡張弾性によるばね、Ｋｉｎ第１ダイヤフラム２
９の拡張弾性Ｋｄ、のばね、Ｋ、ｉ第２ダイヤフラム２
６の拡張弾性に６と空気室２７の空気ばねとの和による
ばね、ｍ２゜ｍ、は第１　、第２オリフィス８２．＋（
Ｂ内の液体質看、Ａ１ａ液体室２５内の等価断面積、Ａ
　、、Ａｓぼ第１．第２ダイヤフラム２ｆｌ、２９の等
価断面積ｓ　Ｂｔ＋Ｂｓ　’４第１．’８２オリフィス
３２　、８　Ｂの開口面積４　Ａ　！、Ａ　Ｉは第１．
第２オリフイス８２゜Ｒ８の長さｔ示す。

次に示す表に前記モデルに基づいて第１ダイヤフラム２
９と第２ダイヤフラム２６の拡張弾性Ｋｄ、　、　Ｋｄ
、　’に目的とするロスファクタ特性が得らｎろ工うに
変化させ次実験結果である。

表 　ｂ 第８図ぼ前記表のダイヤフラム拡張弾性ｒ夫々変化させ
た場合のロスファクタ特性図管示し、図中特性ｔＩＩＨ
，第１ダイヤフラム２９の拡張弾性Ｋｄ□？　４５＊ｇ
／Ｒａ、　第２ダイヤフラム２６ｋＺＯ匈／ｓに設定し
た場合で、この場合に低周波側のロスファクタビーク［
（約５Ｈｚ域）が若干低くなっておす、制周波側でにロ
スファクタピーク値（約１２Ｈｚ域）が比較的高くなっ
ているが、前述の特開昭６８−７２７４１号公報のもの
（■）に比較して滑らかな曲線となる。このため、前記
両ビーク１１聞及び両ピーク値近傍でカバーさｎるエン
ジンシェイクの振動数域のロスファクタ（ｔ、ａＤδ）
値は一様に大きく設定さγしる。この結果、エンジンシ
ェイクの撮動数域に、第１．第２オリフイス８２゜８８
及び第１．ｉ２ダイヤフラム室ｇｏ、ｇｉで効率Ｌ〈減
衰さｎることになる。

また、特性＋Ｉｌｌは、第１ダイヤフラム２９の拡張弾
性Ｋｄ、Ｙ２０に４１／ｍ、　第２ダイ’ｒ７ラム２Ｂ
２２０勿／語に設定し几場合で、この場合に上記とに逆
に低周波側のロスファクタビークＵｊｌ　（Ｆｌ　５Ｈ
ｚ域）が比較的高く、高周波側ではロスファクタピーク
値（約１２ＨＬ域）か若干低くなっているが。

前記の場合と同様比較的滑らかな曲線となる。し九がっ
て、上記特性＋Ｉｌの場合とに高・・低周波側のロスフ
ァクタ（ｔａｒ３）　ＩＩＮが異なるものの１両ヒーク
ｌ１ｌｊ間及び両ピーク値近傍でカバーさＣるエンジン
シェイクの撮動数域のロスファクタ愼が一様に大きくな
る。

尚、前記いず几の場合でも第１オリアイスの径に３．５
φ謹、長さは１０鵡、第２オリフイスの径は４φ１、長
さに１５０１１１Ｉに設定さ几ている。

第４図に、この発明の第２実施例會示し、この実施例で
に第１ダイヤフラム室８０と第２オリフイス８８との間
に円環状のパルプ作動室４０が形成されると共に、該パ
ルプ作動室４０内に円環状のゴム製パルプ板４１が上下
に移動可能に収納さｎている。［Ｌ上記バルブ作動室４
０に、上下壁に穿設さｎた複数の連通孔４２．４Ｒ’に
介して前記液体室２６と第２ダイヤフラム室８１に連通
している。したがって、コ゛ム体２４に刃口えらｎる振
動周波数が低周波数域であｎば、パルプ板４１か下受側
に押しつけらｎて下側の連通孔４２ケ閉塞するため、前
記第１実施例のｉ合と同様に液体室２５の作動液体は第
１・第２オリフイス８２゜８８がら第１・第２ダイヤフ
ラム室８０．Ｒ１に流入して上述の二うに低周波域のロ
スファクタ聖人きくシ、撮動全効果的に減衰させる。

−万、中・高周波数域例えば８０〜２５０Ｈｚで０、１
　ｍ以下の撮幅の場合に、パルプ板４１ぼＴ１に密着せ
ずに浮動状態となり、作動液体が連通孔４２．４８から
パルプ板４１外周の空隙部など會通って液体室２５ある
いは第２ダイヤフラム室ｇｌ内に微小流通する。こしに
よって、上記ゴム体２４の作用と相俟って中・高周波数
域の撮動？効果的に減衰させる。他の構成に、上記第１
実施例と同様である。

尚、上記各実施例ではエンジンシェイクの撮動数領域ケ
減衰する場合について説明したか、他の撮動対象？減衰
させることも可能である。

ま交、上記実施例では、パワーユニット支持用の液体封
入式防湿体について説明したが、こｎに限ることなく他
の振動減衰体、たとえばサスペンションのブツシュ等に
本発明を適用してもよい。

また、オリフィスに、２個に限ることなく８個以上設け
ても本発明？適用できる。

発明の効果 以上の説明で明らかな二うに、この発明の液体封入式防
振体にあっては、他のオリフィスに影響さｎることなく
夫々のロスファクタビーク値管大きく設定でき、かつ各
オリフィスに工って得らｎるロスファクタビークＩＩＩ
Ｉｖ］ｌ−略等しくすることができる。従って、全ての
オリフィスに工って得らｎる１つのロスファクタ特性は
、略等しいピーク直が滑らかな曲線で結ばｎる状態とな
り、広い範囲に亘って高いロスファクタ値が得らｎる。

この結果、１つの防湿体で撮動減衰領域を者しく広くと
ることができ、周波数域の広い撮動対象若しくａ異なる
周波数の各種撮動対象？同時に撮動減衰でき、割振機能
の著しい向上１図ることができる。

しかも、この発明は、複数のダイヤフラム室全所定のダ
イヤフラム？介して重合一体に形成し九ｔめ、全体の構
造が他めて簡単となり、こルに工って品質管理が容易と
なる。ま友、各ダイヤフラム室などの製造工程が減少す
るｔめ、製造作業能率が向上すると共に、コストの低兼
化か図ｎる。

【図面の簡単な説明】

第１図にこの発明の液体封入式防湿体の第１実施例？示
す断面図、第２図はこの発明のモデル図。 第８図にこのモデルに基づく実験によって得らｎ几各種
ロスファクタの態様？示す特性図、第４図はこの発明の
第２実施例ケ示す断面図、第す図は先願に係る液体封入
式防振体？示す断面図である。。 ２】・・・液体封入式防振体、２４・・・ゴム体（弾性
体、２６・・・液体室、２６・・・第２ダイヤフラム、
２９・・・第１ダイヤフラム（所定ダイヤフラム）、８
０・・・第１ダイヤフラム室、８１・・・第２ダイヤフ
ラム室、８２・・・第１オリフイス、Ｂａｔ・・・第２
オリフイス。 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）弾性体で囲繞された液体室が、ロスファクタのピ
   ーク周波数を夫々異にした複数のオリフィスを介して該
   各オリフィスに専用の各ダイヤフラム室に連通し、かつ
   前記各ダイヤフラム室のダイヤフラム拡張弾性を、対応
   するオリフィスのロスファクタピーク周波数が大きいも
   のほど高く設定した液体封入式防振体であって、前記各
   ダイヤフラム室を、前記所定のダイヤフラムを介して重
   合一体に形成したことを特徴とする液体封入式防振体。