JPS62220503A - ビニル化合物の重合体及びその製造法 - Google Patents

ビニル化合物の重合体及びその製造法

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JPS62220503A
JPS62220503A JP6085486A JP6085486A JPS62220503A JP S62220503 A JPS62220503 A JP S62220503A JP 6085486 A JP6085486 A JP 6085486A JP 6085486 A JP6085486 A JP 6085486A JP S62220503 A JPS62220503 A JP S62220503A
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Ryuichi Sugimoto
隆一 杉本
Tadashi Asanuma
正 浅沼
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は水素化ケイ素基(St−H)を有する重合体及
びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
水素化ケイ素基(Si−H)を存する化合物は、熱や触
媒を用いてアルケンやアルキンなどの不飽和炭化水素化
合物にヒドロシリル化反応することが知られている。こ
のような性質を利用することによって分子内に水素化ケ
イ素基を有するオルガノシロキサン系高分子化合物と分
子内に不飽和結合を有する高分子化合物との反応により
グラフト共重合体やブロック共重合体などが容易に得ら
れる。また、分子内に2個以上の水素化ケイ素基を有す
るオルガノシロキサン系高分子化合物と分子内に2個以
上の不飽和結合を有する高分子化合物を用い反応させれ
ば、2種の高分子鎖が入り組んだ3次元的構造が生成す
るため優れた物性を有するものが得られると期待される
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したように分子内に水素化ケイ素基を有する高分子
化合物としては、主鎖が一3i−0−からなる無機高分
子化合物であるオルガノポリシロキサン誘導体が知られ
ているだけであり、主鎖が炭素よりなる有機高分子化合
物では水素化ケイ素基を有するものが知られていなかっ
た。
本発明の目的は主鎖が炭素よりなり、かつ、水素化ケイ
素基を有する高分子化合物及びその製造方法を提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは重合体末端に水素化ケイ素基を含存するビ
ニル化合物重合体について鋭意検討し、リチウム化合物
を触媒として重合したビニル化合物の重合体に活性リチ
ウム末端のある状態で特定のシラン化合物を反応させる
ことにより、水素化ケイ素基を導入できることを見出し
、本発明を完成した。
すなわち、本発明は少なくとも一つの末端に、一般式 %式% (式中、Rは炭化水素基、nは1〜3の整数)で表され
るシラン基を有し、かつ、ビニル化合物単量体単位が少
なくとも2であることを特徴とするビニル化合物の重合
体、及び、リチウム化合物を開始剤としてビニル化合物
を重合して得た活性リチウム末端を有する重合体に、一
般式lS i+ HsRzt*z−11(1)(式中、
Rは炭化水素基であり、1は1以上の整数、mは1乃至
21+2の整数である。)で表されるヒドリドシラン化
合物を反応せしめることを特徴とするビニル化合物の重
合体の製造方法である。
本発明の重合体についてその製造法を以下に詳細に説明
する。
本発明においてビニル化合物としては、後述するリチウ
ム化合物によって付加重合し、活性リチウム末端を形成
するものであれば良く、特に制限はない。例えば、スチ
レン、α−及び又はβ−アルキルスチレン及びこれらの
ベンゼン積置WAgM導体などのスチレン誘導体、ブタ
ジェン、イソプレンなどの共役ジエン類、アクリル酸及
びメタクリル酸のエステル類がその代表的なものとして
挙げられる。
本発明に用いるリチウム化合物としては、リチウム金属
自体、リチウム合金、アルキルリヂウムなどである。
重合条件としては、リチウム化合物を用いるアニオン重
合の条件がそのまま採用可能であり、特に制限は無いが
、通常、酸素、水分等の重合活性を失わせる物質の不存
在下に重合される。
集合に際して、エチレングリコールのジアルキルエーテ
ル、ジエチレングリコールのジアルキルエーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサンなどの直鎖エーテルや環状
エーテルなどを活性化剤として使用することができ、ま
た、必要に応じてトルエン、ベンゼン、キシレン、ヘキ
サン、ヘプタン、シクロヘキサンなどの不活性重合媒体
を使用することもできる。
重合温度としても特に制限はな(、後述の反応が達成さ
れる程度に重合体の活性末端が存在する温度が望ましい
。通常、−100〜+200℃、好ましくは一100〜
+100℃である。
本発明では、上記により得られた活性リチウム末端を有
する重合体に、次いで少なくとも1個の水素原子を有す
るヒドリドシラン化合物を反応させる。
このヒドリドシラン化合物を反応させる方法についても
特に制限はなく、上記重合体を製造した条件下にヒドリ
ドシラン化合物を導入するだけで充分に反応が進行し、
末端に5i−H基を有する重合体が得られる。なお、必
要に応じ攪拌や混合に工夫することや反応温度を変化さ
せることも可能である。
ここで用いるヒドリドシラン化合物としては、一般式l 5iiHIIRzt−z−(1) (式中、Rは炭化水素基であり、Iは1以上の整数、m
はl乃至21+2の整数である。)で表される化合物で
あり、Rとしては炭素数1〜15程度の飽和あるいは不
飽和の脂肪族、脂環族基や芳香族基である。具体的には
、シラン、モノメチルシラン、干ノエチルシラン、モノ
フェニルシラン等のトリヒドリドシラン、ジメチルシラ
ン、ジエチルシラン、ジフェニルシラン等のジエチルシ
ラン、トリメチルシラン、トリエチルシラン、トリフェ
ニルシラン等のモノヒドリドシランなどが例示できる。
また、ジシラン、トリシラン及びその水素原子が上述の
ような炭化水素基で置換されたものも使用可能である。
特にシラン、ジシラン、トリシランなどの少なくとも1
個の水素原子が炭化水素基で置換されたものが好ましい
〔実施例〕
以下、実施例により本発明を説明する。
実施例1 三ロフラスコ(100ml)内を窒素置換した後、乾燥
したトルエン50m l、α−メチルスチレン25m1
、ジエチレングリコール1mlを入れ、混合した。室温
に保ったままn−ブチルリチウム(15wt%)8ml
を加えた後、氷冷して3°Cまで冷やした。30分間重
合したのち、ガス導入管からエチルトリヒドリドシラン
ガス1gを重合液中へ吹きあんだところ反応液の色が赤
から無色に変化した。
過剰のエチルトリヒドリドシランガスを追い出すため、
反応混合物を50℃まで昇温し、2時間攪拌したのち、
多量のメタノール中に投入して、生成したポリマーを析
出させ、濾過して集めたのち減圧乾燥し、白色の重合体
13gを得た。この重合体の重量平均分子量(ゲルパー
ミェーション・クロマトグラフィーによる)は8 、2
00であった。
得られた重合体の赤外吸収スペクトルを第1図に示した
。波数2120cm−’に5i−Hに基づく吸収が認め
られる。
実施例2 三ロフラスコ(300+al)内を窒素置換した後、乾
燥したテトラヒドロフラン200m1を入れ、更に、ナ
フタリンとリチウム金属から合成したリチウムナフタリ
ンのテトラヒドロフラン溶液(1,6mol/I)14
mlを加えて混合した。この溶液を一70℃に冷却した
のちスチレン16gを入れ、重合した。30分間重合し
たのち、ガス導入管からエチルトリヒドリドシランガス
5gを重合液中へ吹き込んだ。さらに、2時間攪拌した
のち、多量のメタノール中に投入して、生成し−たポリ
マーを析出させ、濾過して集めたのち減圧乾燥し、白色
の重合体15.5gを得た。この重合体の重量平均分子
量は16.000であった。
得られた重合体の赤外吸収スペクトルを第2図に示した
。波数2120c+m−1に5i−Hに基づく吸収が認
められる。
〔発明の効果〕
本発明により、反応性重合体として利用できる水素化ケ
イ素基(Si−H)を端末に有するビニル化合物の重合
体が提供され、工業的に極めて価値がある。
また、本発明の重合体は末端に水素化ケイ素基(Si−
H)を有し、ビトロシリル化反応をするなどの特性の他
は、同等の分子量を有するビニル化合物の重合体と同様
の機械的物性を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図共に本発明の重合体の一例の赤外吸収ス
ペクトルを示す図である。 特許出願人  三井東圧化学株式会社 第1図 !L*c−−を 第 2 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも一つの末端に、一般式 −SiH_nR_3_−n (式中、Rは炭化水素基、nは1〜3の整数)で表され
    るシラン基を有し、かつ、ビニル化合物単量体単位が少
    なくとも2であることを特徴とするビニル化合物の重合
    体 2、ビニル化合物が、スチレン誘導体、共役ジエン、ア
    クリル酸エステル、メタクリル酸エステルから選ばれた
    化合物である特許請求の範囲第1項記載のビニル化合物
    の重合体 3、リチウム化合物を開始剤としてビニル化合物を重合
    して得た活性リチウム末端を有する重合体に、一般式
    I Si_lH_mR_2_l_+_2_−_m( I )(
    式中、Rは炭化水素基であり、lは1以上の整数、mは
    1乃至21+2の整数である。)で表されるヒドリドシ
    ラン化合物を反応せしめることを特徴とするビニル化合
    物の重合体の製造方法 4、ビニル化合物が、スチレン誘導体、共役ジエン、ア
    クリル酸エステル、メタクリル酸エステルから選ばれた
    化合物である特許請求の範囲第3項記載のビニル化合物
    の重合体
JP61060854A 1986-03-20 1986-03-20 ビニル化合物の重合体及びその製造法 Expired - Lifetime JPH0739447B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58217505A (ja) * 1982-06-10 1983-12-17 Asahi Chem Ind Co Ltd エチレン重合体またはエチレン−α−オレフイン共重合体の分子量増加法
JPS6040106A (ja) * 1983-07-20 1985-03-02 ロクタイト.コーポレーシヨン α‐アルキルアクリレート機能性を付加する方法及びそのポリマー

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58217505A (ja) * 1982-06-10 1983-12-17 Asahi Chem Ind Co Ltd エチレン重合体またはエチレン−α−オレフイン共重合体の分子量増加法
JPS6040106A (ja) * 1983-07-20 1985-03-02 ロクタイト.コーポレーシヨン α‐アルキルアクリレート機能性を付加する方法及びそのポリマー

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