JPS6221967Y2 - - Google Patents

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JPS6221967Y2
JPS6221967Y2 JP1139580U JP1139580U JPS6221967Y2 JP S6221967 Y2 JPS6221967 Y2 JP S6221967Y2 JP 1139580 U JP1139580 U JP 1139580U JP 1139580 U JP1139580 U JP 1139580U JP S6221967 Y2 JPS6221967 Y2 JP S6221967Y2
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は例えば汚泥等の濃度を測定する光学式
濃度計に係り、特に光学系支持部材の伸縮によつ
て生ずる測定誤差を除去する光学式濃度計に関す
る。
この種の光学式濃度計は、光源からの光を被測
定液体に入射し、液体中の懸濁粒子を透過又は散
乱して得られた透過光又は散乱光の何れか一方又
は両方を受光器で受光することにより、汚泥濃度
を測定している。
而して、透過光を用いて汚泥濃度を測定するも
のでは、被測定液体に入射する入射光の強さを基
準とし、この入射光の光量と、透過光の受光器に
よる受光量との関係から汚泥濃度を測定してい
る。
従つて、上記測定手段は、入射光の強さを測定
基準としているので、光源からの入射光に変動が
生ずると、それがそのまま測定誤差となつて現わ
れる。また、受光器の感度変化も誤差の原因とな
る。
そこで、従来、測定誤差を補正する手段とし
て、透過光を受光する測定用受光器とは別に光源
の光を直接受光する光源監視用受光器を設け、こ
の監視用受光器で光源の強度の変動を捕え、測定
誤差要因を除去するようにしている。以下、かか
る濃度計の構成について第1図を参照して説明す
る。即ち、光源支持部材1に支持された光源2か
らの光を被測定液体3の充填されている透明筒体
4に照射し、被測定液体3を透過して透明筒体4
から出力された光を受光器支持部材5に支持され
た測定用受光器6で受光するようにしている。7
は懸濁粒子である。また、光源2の光を直接受光
する受光器支持部材8に支持された光源監視用受
光器9を散乱光等が入射しないようにしや光筒1
0に収納している。従つて、第1図の光学式濃度
計は光源2および受光器6,9をそれぞれ支持部
材1,5,8に支持したものである。
そして、特に光源監視用受光器9は、光源2の
時々刻々変動する光量や長期に亘る光源2の劣化
状態を検出し、図示しない制御回路により光源2
の光量が一定となるように制御している。従つ
て、例えば光源監視用受光器9に感度変化(周囲
温度変化、特性変化等)が生じても、その感度変
化を含めて光源2の光量を制御回路で補正するの
で、常に光源2の光量を一定に保つことができ
る。さらに、透過光測定用受光器6を光源監視用
受光器9と等しい特性のものを使用すれば、制御
回路によつて受光器6の感度変化をも補正したも
のとみなすことができる。
しかし、この測定手段において高精度の測定を
行なおうとする場合、受光器6,9の特性変化の
補正のみでなく、周囲温度の変化による測定誤差
をも除去する必要がある。この温度変化による測
定誤差の生ずる原因は、光源2の支持部材1、透
過光測定用受光器6の支持部材5および光源監視
用受光器9の支持部材8等の伸縮やそり等によ
り、光源2と受光器6,9との間の距離が微小に
変化するためである。
このことに関し、更に第2図a,bを用いて詳
細に説明する。例えばベース10Aに所定距離を
配して光源2を支持してなる支持部材1と受光器
6,9を支持してなる支持部材5,8を立設し、
光源2からの光を受光器6,9で受光できるよう
にしておく。今、ある温度T℃における光源2と
受光器6,9との間の距離をL、光源2の強度を
Iとすると、この時の受光器6,9の受光する受
光量(照度)はK・I/L2となる。但し、Kは
定数である。
而して、第2図aのように周囲温度がT℃であ
つて支持部材1,5等に伸縮がなければ上式によ
る受光量は全く変化しない。しかし、第2図bに
示すように、周囲温度の変化によつて支持部材
1,5,8やベース10A等が伸縮すると、その
影響によつてLがL′に変化する。L′に変化すれ
ば、上式により受光器6,9の受ける受光量が大
幅に変化することになる。今、周囲温度の変化に
より、距離がL=20mmで0.05%変化したとする
と、この時の受光量は、 K=I/L=I/(20)=I/400 ……(1) Lが0.05%増加したとすれば、この時の受光量
は、 KI/(20×1.0005)=KI/400.4
……(2) である。そこで、(1)式および(2)式を比較すれば、 となる。つまり、周囲温度の変化により距離が
0.05%変化すると、受光量は0.1%も変化してし
まうことになり、これはそのまま濃度測定値の測
定誤差となる。
本考案は上記実情にかんがみてなされたもの
で、周囲温度の変化による誤差をなくして高精度
に濃度測定を行なう光学式濃度計を提供するもの
である。
以下、本考案の一実施例について第3図を参照
して説明する。この光学式濃度計にあつては、被
測定液体を流通する透明筒体11を挾むように、
その筒体11の一側部に所定口径の入射光路12
を形成して光源13を配置し、さらに筒体11の
他側部であつて光路12の同軸線上にそつて透過
光路14を形成して透過光測定用受光器15を配
置する。また、光源13の直接光を受光すべく光
源13から任意の方向に光路16を形成し光路端
部に光源監視用受光器17を配置する構成とす
る。
而して、本考案の光学式濃度計の特徴とすると
ころは、上記構成部材11,13,15,17等
を光の非透過性樹脂で形成した一体成型品の支持
ブロツク体18で支持するようにする。この場
合、支持ブロツク体18は、予め透明筒体11を
挿通する測定用空洞や測定光を通す光路12,1
4を得るための測定用空洞、光路16を得るため
の光源監視用空洞を形成するとともに、光路1
2,14,16の他端側に光源13や測定用受光
器15、光源監視用受光器17を収納して支持す
る収納部分を有するものである。
この光学式濃度計の濃度測定は従来の場合と同
じである。即ち、透明筒体11内の被測定液体を
透過した光は光路14を経て透過光測定用受光器
15によつて受光され、こで電気信号に変換され
て被測定液体の濃度測定に供される。
一方、光源13の光は光路16を通つて光源監
視用受光器17によつて直接受光され、ここで電
気信号に変換されて図示しない制御回路に送られ
る。この制御回路は光源強度を直接捕えることに
より、適切な補正信号を出して受光器15の出力
信号を補正するものである。
而して、この光学式濃度計は、各構成部材1
3,15,17等を光の非透過性樹脂の支持ブロ
ツク材18で支持し、かつ光源13−受光器15
間の距離L1、光源13−受光器17間の距離L2
をそれぞれ等しく設定しておけば、周囲温度が変
化しても距離L1,L2は同じ値だけ変動するの
で、受光器15,17の受光量(照度)=K
光源の光度/距離の2乗も受光器15,17において同
じ様に 変動し、支持ブロツク体18の伸縮の影響を打消
すようになる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるもので
はない。即ち、第3図は方形体の樹脂製支持ブロ
ツク体18を用いたが、例えばV字状の樹脂棒体
をくり抜いて筒体とするとともに、この筒体端部
に光源13および受光器15,17を取着する構
成としてもよい。この場合、V字状筒体の一方光
路側に透明筒体11が介在される。従つて、かか
る構成にすれば、樹脂材料の節約を図れ、スペー
ス並び軽量化のものを実現できる。
その他、本考案はその要旨を逸脱しない範囲で
種々変形実施できることは勿論である。
以上詳記したように本発明によれば、光の非透
過性材料の一体成形品である支持ブロツク内に被
測定液用筒体を挿通し、また測定用空洞および光
源監視用空洞を形成してこれらの空洞に光源−測
定用受光器間の光路長と光源−光源監視用受光器
間の光路長とがそれぞれ等しくなるように前記光
源および両受光器を配置したので、周囲温度の変
化によつて支持ブロツクが多少伸縮してもその影
響を打つ消すことができ、常に被測定液の濃度を
安定かつ高精度に測定でき、信頼性の高い光学式
濃度計を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の光学式濃度計の概略構成図、第
2図a,bは温度変化による支持部材の伸縮のな
い場合とある場合を示す図、第3図は本考案に係
る光学式濃度計の一実施例を示す構成図である。 11……透明筒体、12……光路、13……光
源、14……光路、15……透過光測定用受光
器、16……光路、17……光源監視用受光器、
18……支持ブロツク体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 光学的に被測定液の濃度を測定する光学式濃度
    計において、非透過性物質によつて構成されたブ
    ロツク体と、このブロツク体内に前記被測定液を
    通すために形成された被測定液用空洞に挿入して
    固定された被測定液が流通せられる透明筒体と、
    前記ブロツク体の内部において前記透明筒体を挾
    んで同軸線上に形成され、その一端側に光源が収
    納され、他端側に測定用受光器が収納された測定
    用空洞と、前記ブロツク体の内部において前記光
    源を監視する光路を得るために形成された光源監
    視用空洞と、この光源監視用空洞内で前記光源と
    は反対側に収納され、前記光源との光路長が該光
    源と前記測定用受光器との光路長と略等しくなる
    ように配置された光源監視用受光器とを備え、温
    度変化による前記光源および両受光器の支持系の
    伸縮によつて生じる濃度測定値の測定誤差を消去
    するようにしたことを特徴とする光学式濃度計。
JP1139580U 1980-02-01 1980-02-01 Expired JPS6221967Y2 (ja)

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JP1139580U JPS6221967Y2 (ja) 1980-02-01 1980-02-01

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JPS56114449U JPS56114449U (ja) 1981-09-03
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