JPS62218038A - ツ−ルポツトのツ−ルホルダ自動ロツク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ＡＴＣチェーン、その他のポット式ツールホ
ルダの保持装置に関するものである。

従来の技術 従来、ツールホルダのプルスタッドの後端大径部を係止
してツールポットからの抜けを防止する装置は、第６図
に示す如く、ツールポット１の後端部に半径方向に遊動
する係止ボール２をばねで中心方向に付勢して、ツール
ホルダ３のプルスタッド４の後端大径部５に係合させる
と共に、他の半径方向に遊動するロックボール６をセル
フロックビン７のばねによる軸方向摺動付勢力によって
前記大径部５に係合ロックして、ツールホルダ３がツー
ルポット１より離脱するのを阻止していた。

そして、ツールポット１よりツールホルダ３を離脱させ
るときは、外力によりセルフロックピン７をばねの付勢
力に抗して押動し、テーパ段差凹部７′にロックボール
６を逃がすことによりロックボール６の係合ロックを解
き、一方係合ボール２は、ツールホルダ３をツールポッ
トより引き抜く過程においてプルスタッド後端大径部５
のテーバ面によってばねの付勢力に抗して押し上げられ
る。

しかし、上記従来例は、セルフロックピン７を外力によ
り同図において右方に押さない限り、ロックボール６に
よる係合リング状態が解除されないので、ツールホルダ
３の抜は止めにはなるが、ツールポット１にツールホル
ダ３を庫着するときは、セルフロックピン７がばねの付
勢力によりロックボール６を係合口ツタ位置に突出保持
しているので、プルスタッドの大径部５がロックボール
６を押上げることはできず、したがって、ツールホルダ
３の挿入は不能になるから、ツールホルダ３の挿入時お
いても、セルフロックピン７をばね付勢力に抗して外力
により右方へ押動させねばならない。

発明が解決しようとする問題点 したがって、上記従来例は、ツールボッｌ−１にツール
ホルダ３を挿入、離乳させる際には、その都度、外力に
よりセルフロックピン７を右動させなければ、ツールホ
ルダ３の挿脱操作が不能になるという欠点を有していた
。

本発明はかかる従来例の欠点を除去し、ツールホルダ挿
入時にセルフロックピンを外力で操作することなく、容
易に挿入可能であり、しかも挿入後自動的に抜は止めロ
ックできる自動ロック装置である。

問題点を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、ツールホルダのプル
スタッドの後端大径部に係合してツールホルダを保持す
る機構をツールポット本体に組込んだツールポットにお
いて、前記プルスタッドを囲む部分に、ロックボールを
半径方向に遊動保持する保持リング部材と、該保持リン
グ部材に外嵌し内周面の軸方向前部にロックボールを保
持リング部材の内周面に突出保持するロックカム面と軸
方向後部にロッドボールヲ保持リング部材の内周面より
没入可能にするロック解除凹溝とを連接形成したカムリ
ング部材と、を夫々軸方向に摺動可能に設け、前記保持
リング部材を軸方向前方に付勢するばね手段と、保持リ
ング部材の該付勢位置におけるロックボールを前記ロッ
クカム面で突出保持するロック位置にカムリング部材を
軸方向前後より弾性保持する手段と、を有するツールホ
ルダ自動ロック装置である。

作　　　　　　用 ツールホルダをツールポットに挿入すると、プルスタッ
ド後端大径部が突出保持されているロックボールに衝接
して保持リング部材をばね手段の付勢力に抗して押動し
、ロックボールはカムリング部材の内周面に押圧面接触
し、その面圧によりカムリング部材を弾性保持手段の付
勢力に抗して同方向随伴押動させる。

そして、ロックボールとカムリング部材内周面との面圧
より弾性保持手段の付勢力が大きくなると、カムリング
部材は該付勢力により元位置に復帰移動し、ロックボー
ルはカムリング部材内周面のロック解除凹溝に逃げ、ロ
ックボールの突出保持状態は解除されるから、プルスタ
ッド後端大径部はロックボールを押し上げてロックボー
ル位置を通過し更に後方へ挿入され、保持リング部材は
ばね手段の付勢力により前方元位置に復帰移動し、ロッ
クボールはプルスタッド後端大径部前方において再びカ
ムリング部材内周面のロックカム面によって突出保持さ
れる。

したがって、プルスタッド後端大径部は突出保持された
ロックボールに係合ロックされ、抜は止め保持される。

また、ツールポットよりツールホルダを離職させるこき
は、カムリング部材を外力により前方へ押動操作すると
、カムリング部材内周面のロック解除凹溝内にロックボ
ールが逃げることができるから、ツールホルダのプルス
タッド後端大径部はロックボールによる係合ロックが解
除されるので、容易にツールポットより引き１友（こと
が可能となる。

したがって、カムリング部材はツールホルダをツールポ
ットより離脱させるときにのみ外力により操作し、ツー
ルホルダを挿入するときはカムリング部材を外力操作す
ることなく、単にツールホルダをツールポット内に挿入
するだけで、ツールホルダはツールポット内に自動ロッ
クされて挿着される。

実　　施　　例 第１図は本発明の自動ロック装置のツールホルダ挿入前
の要部断面図であり、第２〜５図はツールホルダ挿着時
の作動順序を示す要部断面図である。

ツールポット１１の後端部には、カムリング部材１２ヲ
ツールボツトの軸方向に摺動案内する環状溝１３と保持
リング部材１４の押圧受面１５′を形成した筒状案内部
材１５を内嵌し、抜は止め環状板１６でツールポット１
１に組込んである。

そして、ツールホルダのプルスタッド後端大径部を囲む
部分には、ロックボール１７を半径方向に遊動自在に保
持した穴を有する保持リング部材１４と、該保持リング
部材１４に外嵌して環状溝１３に摺動案内されるカムリ
ング部材１２と、が夫々独立して軸方向に摺動可能に取
付けられ、カムリング部材１２の内周面には、軸方向前
部にロックボール１７を保持リング部材１４の内周面に
突出保持するロックカム面１８と軸方向後部にロックボ
ール１７を保持リング部材１４の内周面より没入可能に
するロック解除口？ｌｌ１９とを連接形成し、外周面に
は環状溝１３に案内されるばね受突起１２′が突設され
（該ばね受は突起１２′と抜は止め環状板１６との間及
びはね受突起１２’と環状溝１３の底面との間には、夫
々大径のコイルばね２０ａ及び２０ｂが弾装されてカム
リング部材のロックカム面１８をロック位置に弾性保持
し、また、保持リング部材１４と抜は止め環状板１６と
の間には小径のコイルばね２１を弾装して保持リング部
材１４を押圧受面１５′に圧接付勢し、ロックホール１
７を前記ロック位置にあるカムリング部材１２のロック
カム面１８に係合せしめている。

そこで、ツールポットｌにツールホルダ３を挿入すると
、第２図の如く、ツールホルダ３のプルスタッド４の後
端大径部５は突出保持されているロックボール１７に衝
接して、ロックボール１７をカムリング部材１２のロッ
クカム面１８に圧接するから、保持リング部材１４はコ
イルばね２１を圧縮しながら同図において左方に移動す
ると共に、カムリング部材１２もコイルばね２０ａを圧
縮して同方向に随伴移動する。

しかし、ロックボール１７とロックカム面１８とは面圧
による摩擦係合であるから、コイルばね２０ａの圧縮が
増大するに伴ってばねの付勢力が増大するから、該付勢
力がロックボールとロックカム面との摩擦係合力よりも
大きくなると、該増大したコイルばね２０ａの付勢力に
よりカムリング部材１２は第３図に示すロック位置に復
帰移動する。

しかるときは、カムリング部材のロック解除凹溝１９が
ロックボール１７の位置にくるので、ロックボール１７
は該凹溝１９内に没入してプルスタッド後端大径部５と
の衝接が解かれるから、プルスタッド４は更に挿入され
て挿着位置に達する。

また、保持リング部材１４は圧縮されたコイルばね２１
の付勢力により第４図に示す抑圧受面１５に衝接する位
置に復帰し、ロックボール１７は再びカムリング部材の
ロックカム面１８によって保持リング部材１４の内周面
に突出保持されるから、プルスタッドの１＆端大径部５
は、突出保持されたロックボール１７によって離脱方向
、即ち、同図において右方向への移動を阻止される。

したがって、ツールホルダ３をツールポットｌ内に挿入
する操作のみで、ツールホルダ３はツールポット１内に
挿着ロックされ、＃説不俺となるものである。

次に、ツールホルダ３をツールポットｌから離脱させる
際には、第５図に示す如く、カムリング部材１２を、例
えば該部材１２に取付けたハンドル２２により外力を加
えて、コイルばね２０ｂを圧縮して軸方向前方、即ち、
同図において右方に押動すると、ロック解除凹溝１９が
ロックボール１７を没入可能な位置に移動するから、ツ
ールホルダ３を引き抜くことにより、ロックボール１７
は保持リング部材１４の内周面より没入し、ツールホル
ダ３は容易にツールポットｌより離脱させることかでき
るものである。

そして、ハンドル２２の外力を除去すると、カムリング
部材１２は、コイルばね２０ｂの付勢力により再びロッ
ク位置に復帰し、第１図に示す状態になる。

発明の効果 本発明は、ツールポットのツールホルダ保持位置に、ロ
ックボールを半径方向に遊動保持した保持リング部材と
、該ロックボールを保持リング部材内周面より突出保持
するロックカム面と没入可能にするロック解除凹溝とを
有するカムリング部材とを夫々独立して、軸方向摺動自
在に内嵌し、両部材の軸方向の摺動をコイルばね等の弾
性付勢力を利用して規制し、ツールホルダの挿入移動に
関連させてロックボールの出没が自動的に行われるよう
にしたので、ツールホルダをツールポットに挿入するの
みの操作で、ツールホルダはツールポット内に挿着ロッ
クされ且つ、カムリング部材及び保持リング部材はいづ
れも環状に形成されているので、ツールホルダのプルス
タッドの後端大径部の周囲に均等に挿着ロック力を作用
させることができるから、ツールポットが下向きになっ
て搬送される場合においても、゛ンールホルダがその自
重でツールボッ１−より離脱落下する危険は確実に防止
されることは勿論、ツールホルダのツールポットへの挿
着リング操作が外力を必要とせず、自動的に行われ、ツ
ールホルダの挿着操作を容易且つ迅速に行うことができ
るものであって、しかも、離乳操作も簡単であるから、
その効果は著大である。

【図面の簡単な説明】

第１〜５図はツールポットの後端上半部の断面説明図で
あって、第１図は本発明のツールホルダ挿着前の説明図
、第２図はツールホルダ挿入中の説明図、第３図はツー
ルホルダの挿着位置におけるロック前の説明図、第４図
はツールホルダの挿着位置におけるロック後の説明図、
第５図はツールホルダ離脱操作時のロック解除説明図で
ある。 ４・・・ツールホルダのプルスタッド ５・・・プルスタッドの後端大径部 １２・・・カムリング部材　１４・・・保持リング部材
１７・・・ロックボール　　　１８・・・ロックカム面
１９・・・ロック解除凹溝 ２０ａ、２０ｂ・・・カムリング部材の弾性保持手段２
１・・・保持リング部材のばね手段 代理人　弁理士　祐用尉−外２名 第１図 第２図 第３図 コ 第４図 第５因 第６図 手続ネＴＩＴ正書 昭和６１年５月３０１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ツールホルダのプルスタッドの後端大径部に係合してツ
   ールホルダを保持する機構をツールポット本体に組込ん
   だツールポットにおいて、前記プルスタッドを囲む部分
   に、ロックボールを半径方向に遊動自在に保持する保持
   リング部材と、該保持リング部材に外嵌し内周面の軸方
   向前部にロックボールを保持リング部材の内周面に突出
   保持するロックカム面と軸方向後部にロックボールを保
   持リング部材の内周面より没入可能にするロック解除凹
   溝とを連接形成したカムリング部材と、を夫々独立して
   軸方向に摺動可能に設け、前記保持リング部材を軸方向
   前方に付勢するばね手段と、保持リング部材の該付勢位
   置におけるロックボールを前記ロックカム面で突出保持
   するロック位置にカムリング部材を軸方向前後より弾性
   保持する手段と、を有するツールホルダ自動ロック装置
   。