JPS62217477A - ヘツドタツチ検出用スライダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明は磁気ディスク媒体上の微小突起等の表面異常を
、該媒体の回転状態で検出するヘッドタッチ検出用スラ
イダにおいて、主体となる浮動形へラドスライダ上に、
該スライダと回転中の磁気ディスク媒体との異常接触時
の振動振幅を検出する圧電検出素子を絶縁材を介して片
持ち状に付設して、該圧電検出素子自身も振動する構造
とすることにより、検出感度を高め、磁気ディスク媒体
上の微小突起の存在の検出は勿論のこと、該微小突起の
数や大きさも正確に検出し得るようにしたものである。

（産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク媒体上の微小突起等の表面異常を
、該媒体の回転状態で検出するヘッドタッチ検出用スラ
イダに係り、特に検出素子の付設構成を改良して、その
検出感度の向上を図った構造に関するものである。

磁気ディスク媒体の表面に発生する微小突起等の表面異
常を検出する装置としては、単に微小突起の存在を検出
するのみでなく、その数や大きさも正確に検出ことが必
要であり、このため検出感度の向上が要望されている。

〔従来の技術〕

従来のヘッドタッチ検出用スライダは第２図に示すよう
に、浮動形へラドスライダ１１の上面に圧電素子等の超
音波検出素子１２が直接、または絶縁材を介して付設さ
れている。そして回転中の磁気ディスク媒体上の微小突
起に該ヘッドスライダ１１が接触した際に発生する振動
波を、該ヘッドスライダ１１自身を介して前記超音波検
出素子１２に伝播させて検出している。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、このような検出構成においては、前記ヘッドス
ライダ１１身を介して前記超音波検出素子２に伝播され
る振動波が微弱であるため、感度のよい検出ができず、
微小突起の存在を検出する程度で、その数、大きさ等を
正確に検出することができないという問題があった。

本発明はこのような従来の欠点に鑑み、浮動形ヘッドス
ライダの上面に付設する圧電検出素子の取付は構造を改
良して、検出感度の向上を図り、磁気ディスク媒体上の
微小突起の数や大きさを正確に検出し得る新規なヘッド
タッチ検出用スライダを提供することを目的とするもの
である。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するため、浮動形へラドスライ
ダ上に、該スライダと回転中の磁気ディスク媒体の異常
接触を検出する圧電検出素子を絶縁材を介して片持ち状
に付設し、該圧電検出素子自身も振動し易くして検出感
度を高めた構造とする。

〔作　用〕

本発明のヘッドタッチ検出用スライダは、浮動形ヘッド
スライダ上に圧電検出素子を絶縁材を介して片持ち状に
付設されているため、当該ヘッドタッチ検出用スライダ
が回転中の磁気ディスク媒体の微小突起に接触した場合
、該ヘッドスライダが急激な加速度を受ける。この時、
片持ち状に付設されている圧電素子も振動し、従来より
も大きな異常信号出力が発生され、検出感度を高めるこ
とができる。

〔実施例〕

以下図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明す
る。

第１図は本発明に係るヘッドタッチ検出用スライダの一
実施例を示す概略側面図である。

図において、１１は浮動形へラドスライダであり、該ヘ
ッドスライダ１１上に絶縁材２１を介して圧電検出素子
１２が片持ち状に接合配置されている。

そしてこのような構造のヘッドタッチ検出用スライダを
用いて回転中の磁気ディスク媒体表面の微小突起を検出
する場合、例えば磁気ディスク媒体上の微小突起に該浮
動形ヘッドスライダ１１が接触して急激な衝撃力が加わ
ると前記圧電検出素子１２は片持ち状であるがために、
その共振点で大きく振動する。

この振幅は浮動形ヘッドスライダ１１の振動振幅に比べ
て格段に大きいことから、該圧電検出素子１２からの信
号出力値は従来のものに比べて極めて大きな値となり、
磁気ディスク媒体上の微小突起の存在の検出は勿論のこ
と、該微小突起の数や大きさも正確に検出し得るなど、
検出感度が向上する。

尚、圧電検出素子１２を片持ち状の配設構成とした場合
、回転中の磁気ディスク媒体上に空気膜を介して当該ヘ
ッドタッチ検出用スライダが浮上した状態で振動すると
、片持ち支持の圧電検出素子１２も振動して誤った検出
信号を出力する心配があるが、かかる圧電検出素子１２
の共振周波数を、該ヘッドタッチ検出用スライダの空気
膜共振周波数（通常は１０〜２０ＫＨｚ）よりも十分高
い共振周波数とすることにより、その心配は解消する。

また空気膜共振周波数よりも十分高い周波数の振動成分
は、スライダが磁気ディスク媒体に接触しない限り極め
て微弱である。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明に係るヘッドタ
ッチ検出用スライダによれば、圧電検出素子１２が片持
ち支持構造であるがために、磁気ディスク媒体上の微小
突起に接触した際の圧電検出素子１２からの信号出力値
が従来のものに比べて極めて大きな値となり、検出感度
が向上する。

従って、磁気ディスク媒体上の微小突起の存在の検出は
勿論のこと、該微小突起の数や大きさも正確に検出する
ことが可能となる等、実用上価れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るヘッドタッチ検出用スライダの一
実施例を示す概略側面図、 第２図は従来のヘッドタッチ検出用スライダを説明する
ための概略側面図である。 第１図において、 １１は浮動形ヘッドスライダ、工２は圧電検出素子、２
１は片持ち用絶縁材をそれぞれ示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）浮動形ヘッドスライダ（１１）上に、該スライダ
   （１１）と回転中の磁気ディスク媒体との異常接触を検
   出する圧電検出素子（１２）を、絶縁材（２１）を介し
   て片持ち状に付設してなることを特徴とするヘッドタッ
   チ検出用スライダ。
2. （２）上記圧電検出素子（１２）の共振周波数が、浮動
   形ヘッドスライダ（１１）の空気膜共振周波数よりも十
   分高い周波数に設定してなることを特徴とする特許請求
   の範囲第（１）項に記載したヘッドタッチ検出用スライ
   ダ。