JPS62216354A - 可変抵抗素子およびこの抵抗素子を用いた半導体装置 - Google Patents

可変抵抗素子およびこの抵抗素子を用いた半導体装置

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JPS62216354A
JPS62216354A JP5820486A JP5820486A JPS62216354A JP S62216354 A JPS62216354 A JP S62216354A JP 5820486 A JP5820486 A JP 5820486A JP 5820486 A JP5820486 A JP 5820486A JP S62216354 A JPS62216354 A JP S62216354A
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resistance element
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variable resistance
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JP5820486A
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Tetsuji Funaki
船木 哲司
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 可変抵抗素子およびこの抵抗素子を用いた半導体装置で
あって、一導電形の半導体基板内に反対導電形の不純物
領域を形成し、該不純物領域上に絶縁膜を介して金属電
極を設け、該金属電極に可変電圧を印加することにより
前記不純物領域の抵抗値を変化させることを可能とし、
また、このような印加電圧によりその抵抗値が変化する
可変抵抗素子を使用して差動回路の2出力のオフセット
をなくすことを可能とする。
(産業上の利用分野〕 本発明は可変抵抗素子およびこの抵抗素子を用いた半導
体装置に関し、特に、一導電形の半導体基板内に形成さ
れた反対導電形の不純物領域を抵抗素子として使用する
可変抵抗素子およびこの可変抵抗素子を用いた半導体装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来、一導電形(例えば、N型)の半導体基板内に形成
された反対導電形(例えば、P型)の不純物領域を抵抗
素子として使用する場合、半導体基板には不純物領域に
対して固定された逆バイアス電圧が印加されるだけであ
るため、この不純物領域における抵抗値は該不純物領域
(拡散層)の深さ、厚さおよびドーピング濃度等により
規定されることになる。
そのため、例えば、差動増幅器や差動対等の差動回路を
有する半導体装置にあっては、前記抵抗素子の抵抗値を
可変することができないのでそのような半導体装置の調
整は半固定抵抗器を外付けして行わなければならない。
次に、この従来の抵抗素子を使用した半導体装置につい
て説明する。
第6図は従来の抵抗素子を使用した半導体装置、特に、
差動増幅器や差動対等の差動回路を有する半導体装置を
示す回路図であり、120は差動回路、126は第1の
入力端子、127は第2の入力端子、128は第1の出
力端子、129は第2の出力端子である。
差動回路120は、4つの抵抗素子R+z+  + R
IZ3R1□4およびR11゜と2つのトランジスタQ
122およびQI28により構成されている。そして、
差動回路120の第1の入力端子126および第2の入
力端子127はそれぞれトランジスタQI2gのペース
およびトランジスタQ、、、のベースに接続され、また
、差動回路120の第1出力端子128および第2の出
力端子129はそれぞれトランジスタQI22のコレク
タおよびトランジスタQ、25のコレクタに接続されて
いる。
そして、抵抗素子RI21 とR124を介してトラン
ジスタQ I22のコレクタとトランジスタQ 12 
sのコレクタとに第1の電源の電圧Vが印加され、また
、トランジスタQ1□2のエミッタとトランジスタQ目
5のエミッタは抵抗素子R,□3とR1’l。
を介して第2の電[150に接続されている。
ところで、この差動回路120は第1の入力端子126
と第2の入力端子127に同一の信号(同じ電位、)が
入力されたときには、第1の出力端子128と第2の出
力端子129の2出力間には差電圧が発生してはならな
い。
しかし、この差動回路120ば通常他の必要な回路と共
に1つの半導体基板上に集積して形成されるものである
ため、抵抗素子R1□、とRI24の抵抗値、抵抗素子
R823とRI3゜の抵抗値並びにトランジスタQ、、
、とQl□、の増幅率等の動作特性等を全く同一に製造
することは困難であり、実際に製造された半導体装置の
差動回路120は前記抵抗素子並びにトランジスタの個
々のバラツキ誤差により、そのままでは正しく動作させ
ることができない。
そのため、従来、差動増幅器や差動対等の差動回路12
0を有する半導体装置を正しく動作させるためには、例
えば抵抗素子R13゜の両端から調整用端子131およ
び132を半導体装置の接続ピンとして引出し、この調
整用端子131および132を使用して抵抗素子RI3
゜と並列に半固定抵抗器V R+ b。を外付けし、そ
して、該半固定抵抗器V RI 6゜を調整することに
より、2つの入力端子に同一の電圧が入力されたときに
は2つの出力端子には差電圧が出力されないようになさ
れている。
[発明が解決しようとする問題点〕 上述したように、従来の内蔵型抵抗素子はその抵抗値を
変化させることができず、抵抗値は固定されている。そ
のため、このような抵抗値が固定された抵抗素子を使用
した、例えば、差動増幅器や差動対等の差動回路120
を有する半導体装置は、その動作を正しく行わせるため
に半導体装置の接続ビンとして引出された調整用端子1
31および132に半固定抵抗器VR,,。を外付けし
なければならず、また、該半固定抵抗器VRI60を外
付けした後筒1の入力端子126と第2の入力端子12
7に同一の調整用電圧を印加して第1の出力端子128
と第2の出力端子129との間に差電圧が出力されない
ように前記半固定抵抗器VRI6゜を調整しなければな
らない。すなわち、半導体装置の使用者はかなりの手間
を要する半固定抵抗器VR+6゜の外付けおよび調整作
業を行わなければならない。
また、このような半導体装置を製造して出荷する場合、
個々の半導体装置に対して一定基準を満足しているか否
かの特性試験が行われ該一定基準を満足していないもの
は廃棄されることになるが、この廃棄される半導体装置
の中には前記抵抗素子R+z+  + RI23  +
 RItsおよびR13゜並びにトランジスタQ、2.
およびQI□、のバラツキ誤差に起因するものが相当数
台まれており製品の歩留り面上の面でも大きな障害とな
っている。
本発明の主な目的は、上述した従来形の抵抗素子および
それを用いた半導体装置に鑑み、一導電形の半導体基板
内に反対導電形の不純物領域を形成し、該不純物領域上
に絶縁膜を介して金属電極を設け、該金属電極に可変電
圧を印加することにより、または、一導電形の半導体基
板内に反対導電形の不純物領域を形成し、この半導体基
板に不純@J領領域対する逆バイアスの範囲内で可変電
圧を印加することにより、前記不純物領域の抵抗値を変
化させることにある。
また、本発明の他の主な目的は、印加電圧によりその抵
抗値が変化する可変抵抗素子を使用して差動回路の2出
力のオフセットをなくし、半導体装置に対する半固定抵
抗器の外付は作業および調整作業を不要として使用者の
手間を省くと共に製品の歩留りを向上することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の第1の形態によれば、第1図に示されるような
、一導電形の半導体基板16と、該半導体基板16内に
形成され2つの接続端A、Bが設けられた前記半導体基
板16と反対導電形の不純物領域11と、該不純物領域
11上に形成された絶縁膜13と、該絶縁膜13上に設
けられた金属電極工2と、を具備し、前記半導体基板1
6には前記不純物領域11に対して逆バイアス電圧を印
加し、前記金属電極12に可変電圧を印加した可変抵抗
素子が提供される。
また、本発明の第2の形態によれば、第2図に示される
ような、一導電形の半導体基板16と、該半導体基板I
G内に形成され2つの接続端A。
Bが設けられた前記半導体基板16と反対導電形の不純
物領域IIと、を具備し、前記半導体基板16に前記不
純物領域11に対して逆バイアスとなる範囲の可変電圧
を前記半導体基板1Gに印加した可変抵抗素子が提供さ
れる。
さらに、本発明の第3の形態によれば、第3図に示され
るような、半導体装置であって、該半導体装置は、第1
の電源4七、第2の電源5と、前記第1の電源4と前記
第2の電源5とに接続された2入力26 、27および
2出力28 、29を有する差動回路2と、該差動回路
2の2出力28 、29に接続されたオフセット調整手
段3 (3’ )と、を具備し、前記差動回路2ば、前
記2入力26 、27および2出力28 、29に接続
された一対のトランジスタQ22゜Q25と、該一対の
トランジスタQ2□、Q2.のうちの一方と前記第1の
電源4または前記第2の電源5との間に接続された可変
抵抗素子1 (1’ )と、を具備し、該可変抵抗素子
1(1’)は前記オフセット調整手段3(3’)の出力
に接続されている半導体装置が提供される。
[作 用〕 本発明の第1の形態である可変抵抗素子によれば、金属
電極12に印加する電圧により一導電形の半導体基板1
G内に形成された反対導電形の不純物領域11の抵抗値
を変化させることができ、また、本発明の第2の形態で
ある可変抵抗素子によれば、半導体基板16に印加する
電圧により一導電形の半導体基板1G内に形成された反
対導電形の不純物領域11の抵抗値を変化させることが
できる。
さらに、本発明の第3の形態である上記可変抵抗素子を
用いた半導体装置によれば、差動回路2の2出力28 
、29に接続されたオフセット手段3の出力により可変
抵抗素子1の抵抗値を変化させ前(工2) 記差動回路2の2出力におけるオフセットをなくすこと
により、半導体装置に対する半固定抵抗器の外付は作業
および調整作業を不要として使用者の手間を省くと共に
製品の歩留りを向上することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に従って説明する。
第1図は本発明に係る第1の可変抵抗素子を示す概略図
であり、1は可変抵抗素子、11はP型不純物領域、1
2は金属電極、13は絶縁膜、16はN型半導体基板で
ある。
可変抵抗素子1は、周囲と絶縁するためのP゛拡散層1
5に囲まれたN型半導体基板16内にP型不純物領域1
1が形成され、このP型不純物領域11上に絶縁膜13
を介して設けられた金属電極12に可変電圧を印加して
P型不純物領域11の抵抗値を変化させるものである。
また、N型半導体基板16内にはN゛型半導体電極14
が形成されていて、このN゛型半導体電極14に印加さ
く13) れる電圧がN型半導体基板1G全体に加わるようになさ
れている。このN・型半導体電極に印加する電圧は、P
型不純物領域11に対して逆バイアスとなるように、例
えば、電圧+Vが印加されている。
P型不純@111域11ニハ2ツ(7)Ill’Jt@
A 、 Bカ設けられ、金171電極12には制御入力
Cが設けられている。また、N型半導体基板16および
P″−拡散N15の上部には、絶縁膜17が設けられて
いる。
次に、上記可変抵抗素子1の抵抗値の変化について説明
する。
P型不純物NHIIの接続端AとBとの間にお1する抵
抗IIは、罰記N゛型半導体電極14に一定の逆バイア
ス電圧が印加されている場合には該P型不純物頌域11
を構成している拡qIi層の深さ、厚さおよびドーピン
グ濃度等により一定の値に規定されている。しかし、こ
のP型不tk物種域11上に絶縁膜工3を介して設けら
れた金属電極12に可変電圧を印加することにより接続
@AとBとの間における抵抗値を変化させることができ
る。
具体的に、制御入力Cに正の電圧を印加すると、金属電
極12が正となり絶縁膜13の直下のP型不純物領域1
1表面に電子が集まり、P型不純物領域11の有効断面
積が減小して接続端AとBとの間における抵抗値が大き
くなる。
逆に、制御入力Cに負の電圧を印加すると、金属電極1
2が負となり絶縁膜13の直下のP型不純物領域11表
面にホールが集まり、このホールによるチャンネルで電
流が流れ易くなるために接続端AとBとの間における抵
抗値は小さくなる。
第2図は本発明に係る第2の可変抵抗素子を示す概略図
である。
この可変抵抗素子1′は前述した可変抵抗素子1の制御
入力Cを絶縁膜13上に設けられた金属電極12に接続
する代わりに、制御入力C′をN型半導体基板16内に
形成されたN”半導体電極14に接続したものである。
可変抵抗素子1′の他の構成は前記可変抵抗素子lと同
様であるためその説明を省略するが、次に、この可変抵
抗素子1′の抵抗値の変化について説明する。
N型半導体基板工6内に形成されたP型不純物領域11
の接続@AとBとの間における抵抗値は、該P型不純@
y領域1工を構成している拡散層の深さ、厚さおよびド
ーピング濃度等により一定の値に規定されるが、N型半
導体基板I6に印加される電圧を可変することにより該
抵抗値を変化させることができる。具体的に、制御入力
1′に印加する電圧をP型不純物領域11に対して逆バ
イアスとなる範囲内で低下させると、すなわちP型不純
物領域11の高電位の接続端Aの電圧に接近させると、
N°型半導体電極14を介してN型半導体基板16に印
加されるバイアス電圧とP型不純物領域11における電
圧とが接近して、N型半導体基板16とP型不純物領域
11との接合部付近でば空乏層が減少する。この減少し
た空乏層により、P型不純物領域11では電流を流す有
効断面積が増加して接続端Aと8との間における抵抗値
は小さくなる。
ここで、前記可変抵抗素子1の制御入力C′に印加され
る電圧はP型不純物領域11の電圧よりも高い電圧(逆
バイアスとなる電圧)とする必要があるのは前述した通
りである。
以上述べた第1の可変抵抗素子1および第2の可変抵抗
素子1′はN型半導体基板16内にP型不純物領域11
を形成したものであるが、P型の半導体基板内にN型の
不純物領域を形成したものも可変抵抗素子として使用で
きるのはいうまでもない。
次に、前述した可変抵抗素子を用いた半導体装置の実施
例について説明する。
第3図は本発明に係る可変抵抗素子を使用した半導体装
置のブロック図であり、I (1’ )は可変抵抗素子
、2は差動回路、3はオフセット調整手段、4ば第1の
電源、5は第2の電源である。
本発明の半導体装置は、概略筒1の電源4と、第2の電
源5と、第1の電源4と第2の電源5とに接続された2
入力および2出力を有する差動回路2と、差動回路の2
出力に接続されたオフセソト調整手段と、を具備する。
差動回路2ば3つの固定抵抗素子1’?ll+R13お
よびRz4並びに可変抵抗素子1(1’)と、2つのト
ランジスタQ2□およびQ25により構成されている。
差動回路2の第1の入力端子26および第2の入力端子
27はそれぞれトランジスタQ2□のベースおよびトラ
ンジスタQ2.のベースに接続され、また、差動回路2
の第1の出力端子28および第2の出力端子29はそれ
ぞれトランジスタQ22のコレクタおよびトランジスタ
Q2.のコレクタに接続されている。そして、第1の電
源4は固定抵抗素子R2,およびRtaを介してトラン
ジスタQ2□のコレクタおよびトランジスタQ2.のコ
レクタに接続され、また、第2の電源5は固定抵抗素子
RZ3および可変抵抗素子1 (1’ ”)を介してト
ランジスタQ2□のエミッタおよびトランジスタGhs
のエミッタに接続されている。
オフセット調整手段3 (3’ )には前記差動回路2
の2つの出力が接続され、その出力は可変抵抗素子1(
1’)の制御入力C(C’ )に接続されてい第4図は
本発明に係る第1の可変抵抗素子Iを使用した半導体装
置の一実施例を示す回路図であり、第3図を具体的に示
したものである。
オフセット調整手段3は差動増幅器6とフィルタ回路7
で構成され、差動増幅器6の入力側にば差動回路2の第
1の出力が接続され、また、差動増幅器6の反転入力側
には、差動回路2の第2の出力が接続されている。差動
増幅器6の出力は抵抗素子RfflとコンデンサC7□
で構成されたフィルタ回路7に接続され、該フィルタ回
路7の出力は可変抵抗素子1の制御入力Cに接続されて
いる。
可変抵抗素子1の接続端AはトランジスタQ2゜のエミ
ッタに接続され、また、接続端Bは第2の電源に接続さ
れている。そして、制御入力Cはフィルタ回路7の出力
に接続され、この制御入力Cに印加する可変電圧により
接続@AとBとの間の抵抗値を変化させるようになされ
ている。
次に、可変抵抗素子1を使用した半導体装置の動作につ
いて説明する。
差動回路2の第1の入力端子と第2の入力端子に直流電
位は同一で波形の異なる信号が印加されると、出力端子
28および出力端子29との間には2つの入力波形の差
の波形を増幅するとともに、集積された各素子のバラツ
キ誤差のため直流差電圧をも発生する。
この差電圧を持つところの前記差動回路2の第1の出力
および第2の出力は差動増幅器6の入力側および反転入
力側に印加されるが、例えば、第1の出力電圧が第2の
出力電圧よりも高い場合には、差動増幅器6の入力側の
電位が反転入力側の電位よりも高くなり、該差動増幅器
6の出力電圧は上昇する。フィルタ回路7は調整用信号
の帯域を通過させるようになされているため、差動増幅
器6の出力電圧はフィルタ回路7を通過して可変抵抗素
子1の制御入力Cに印加される。そして、金属電極12
に正の電圧が印加されるために前記P型不純物領域11
の有効断面積が減小し、接続@AとBとの間における抵
抗値が大きくなる。そのため、第2の出力電圧は上昇し
第1の出力電圧と等しくなるように負帰還がかかる。
ところで、差動増幅器6にも差動回路が内蔵されている
が、この差動回路に成る程度のバラツキ誤差があったと
しても該差動回路に入力される前記第1の出力および第
2の出力はトランジスタQ2□およびQ25によってそ
れらのトランジスタの利得骨だけ増幅されたものであり
、また、該差動増幅器6の出力電圧は可変抵抗素手工に
帰還されているため、差動増幅器6に内蔵された差動回
路のバラツキ誤差は実用上全く問題はない。
以上において、可変抵抗素子1は、差動増幅器6の入力
側および反転入力側と第1の出力および第2の出力との
接続を考慮することにより抵抗器R1+ 、RZ3また
はR24のいずれの位置にも設けることができる。また
、第4図に示された実施例は集積素子のバラツキ誤差に
よる直流電位差を無くする回路であるが、フィルタ回路
の周波数特性を変えることにより所望の周波数での電位
差を無くすることも同様の理由により可能である。この
フィルタ回路7は差動増幅器6の入力側と反転入力側と
にそれぞれ設けることもできるが、出力に対する影響を
考えると差動増幅器6の出力側に設けるのが好ましい。
第5図は本発明に係る第2の可変抵抗素子1′を使用し
た半導体装置の一実施例を示す回路図である。
これは、上述した第4図の半導体装置において、フィル
タ回路7の出力に直列で順方向にダイオード8を設け、
該ダイオード8の出力を可変抵抗素子1′の制御入力C
′に接続するようにしたものである。
このダイオード8によって、可変抵抗素子1′のN型半
導体基板16にはP型不純物領域11に対して逆バイア
スとなる範囲の可変電圧だけが印加され、P型不純物御
域11からN型半導体基板1Gへ電流が流れないように
なされている。
この第5図に示された半導体装置の他の構成および動作
は第4図の半導体装置と同様であるため省略する。
ただ、この第5閏の半導体装置は、例えば、差動回路2
の第1の出力電圧が第2の出力電圧よりも小さい場合等
には可変抵抗素子1′の接続@AとBとの間における抵
抗値を変化させることができないため、予め第1の出力
電圧が第2の出力電圧より成る程度大きくなるように差
動回路2を設計し、その設計値に対するバラツキ誤差を
可変抵抗素子1′によって調整できるようにする必要が
ある。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の可変抵抗素子は一導電形
の半導体基板内に反対導電形の不純物領域を形成し、該
不純物領域上に絶縁膜を介して金属電極を設け、該金属
電極に可変電圧を印力「することにより、また、一導電
形の半導体基板内に不純物領域を形成し、この半導体基
板に不純物領域に対する逆バイアスの範囲内で可変電圧
を印加することにより、前記不純物領域の抵抗値を変化
させることができる。また、本発明の可変抵抗素子を用
いた半導体装置は差動回路の2出力のオフセソトをなく
し、半導体装置に対する半固定抵抗器の外付は作業およ
び調整作業を不要として使用者の手間を省くと共に製品
の歩留りを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る第1の可変抵抗素子を示す概略図
、 第2図は本発明に係る第2の可変抵抗素子を示す概略図
、 第3図は本発明に係る可変抵抗素子を使用した半導体装
置のブロック図、 第4図は本発明に係る第1の可変抵抗素子を使用した半
導体装置の一実施例を示す回路図、第5図は本発明に係
る第2の可変抵抗素子を使用した半導体装置の一実施例
を示す回路図、第6図は従来の抵抗素子を使用した半導
体装置を示す回路図である。 ■、1′・・・可変抵抗素子、 2・・・差動回路、3
.3′・・・オフセット調整手段、 4・・・第1の電源、      5・・・第2の電源
、11・・・P型不純物領域、 12・・・金属電極、
I3,17・・・絶縁膜、     エ4・・・N°型
半導体電極、1G・・・N型半導体基板、A、B・・・
接vE端、c、c’・・・制御入力。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一導電形の半導体基板と、該半導体基板内に形成さ
    れ2つの接続端が設けられた前記半導体基板と反対導電
    形の不純物領域と、該不純物領域上に形成された絶縁膜
    と、該絶縁膜上に設けられた金属電極と、を具備し、前
    記半導体基板には前記不純物領域に対して逆バイアス電
    圧を印加し、前記金属電極に可変電圧を印加した可変抵
    抗素子。 2、前記一導電形の半導体基板内には高不純物濃度の一
    導電形の半導体電極が形成され、該半導体電極を介して
    前記半導体基板に前記逆バイアス電圧が印加されるよう
    になっている特許請求の範囲第1項に記載の可変抵抗素
    子。 3、一導電形の半導体基板と、該半導体基板内に形成さ
    れ2つの接続端が設けられた前記半導体基板と反対導電
    形の不純物領域と、を具備し、前記半導体基板に前記不
    純物領域に対して逆バイアスとなる範囲内の可変電圧を
    前記半導体基板に印加した可変抵抗素子。 4、前記一導電形の半導体基板内には高不純物濃度の一
    導電形の半導体電極が形成され、該半導体電極を介して
    前記半導体基板に前記可変電圧が印加されるようになっ
    ている特許請求の範囲第3項に記載の可変抵抗素子。 5、半導体装置であって、該半導体装置は、第1の電源
    と、第2の電源と、前記第1の電源と前記第2の電源と
    に接続された2入力および2出力を有する差動回路と、
    該差動回路の2出力に接続されたオフセット調整手段と
    、を具備し、前記差動回路は、前記2入力および2出力
    に接続された一対のトランジスタと、該一対のトランジ
    スタのうちの一方と前記第1の電源または前記第2の電
    源との間に接続された可変抵抗素子と、を具備し、該可
    変抵抗素子は前記オフセット調整手段の出力に接続され
    ている半導体装置。 6、前記オフセット調整手段は、前記差動回路の2出力
    に接続された差動増幅器と、該差動増幅器の出力に接続
    されたフィルタ回路と、を具備する特許請求の範囲第5
    項に記載の半導体装置。 7、前記可変抵抗素子は、一導電形の半導体基板と、該
    半導体基板内に形成され2つの接続端が設けられた前記
    半導体基板と反対導電形の不純物領域と、該不純物領域
    上に形成された絶縁膜と、該絶縁膜上に設けられた金属
    電極と、を具備し、前記半導体基板には前記不純物領域
    に対して逆バイアス電圧が印加され、前記金属電極が前
    記オフセット調整手段の出力に接続されるようになって
    いる特許請求の範囲第5項に記載の半導体装置。 8、前記可変抵抗素子は、一導電形の半導体基板と、該
    半導体基板内に形成され2つの接続端が設けられた前記
    半導体基板と反対導電形の不純物領域と、を具備し、前
    記半導体基板が前記オフセット調整手段の出力に接続さ
    れるようになっている特許請求の範囲第5項に記載の半
    導体装置。
JP5820486A 1986-03-18 1986-03-18 可変抵抗素子およびこの抵抗素子を用いた半導体装置 Pending JPS62216354A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5361920A (en) * 1989-06-16 1994-11-08 Yoshino Kogyosho Co., Ltd. Cap structure with elastic turnover cover
JP2009069964A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 定電圧回路

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