JPS6221622B2 - - Google Patents
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- JPS6221622B2 JPS6221622B2 JP54053163A JP5316379A JPS6221622B2 JP S6221622 B2 JPS6221622 B2 JP S6221622B2 JP 54053163 A JP54053163 A JP 54053163A JP 5316379 A JP5316379 A JP 5316379A JP S6221622 B2 JPS6221622 B2 JP S6221622B2
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- foam sheet
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- ethylene
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は表面を補強した合成樹脂発泡シートに
関する。更に詳しくは、本発明はポリウレタンフ
オームよりなる発泡シートの表面に補強材として
繊維生地を重ね、更にその上に基質の前記シート
と親和性のある特定の熱可塑性合成樹脂皮膜を加
圧熱接着した構造からなる表面を補強した合成樹
脂発泡シート及びその製法に関するものである。
関する。更に詳しくは、本発明はポリウレタンフ
オームよりなる発泡シートの表面に補強材として
繊維生地を重ね、更にその上に基質の前記シート
と親和性のある特定の熱可塑性合成樹脂皮膜を加
圧熱接着した構造からなる表面を補強した合成樹
脂発泡シート及びその製法に関するものである。
(従来技術とその欠点)
合成樹脂発泡シートは自動車の室内、家具、包
装材料のクツシヨン材として、或いは建築用断熱
材や屋内敷物の下地材として汎用されるものであ
るが、長年使用するうちに脆化してもろくなり、
わずかの衝撃によつても破損、引裂を起しクツシ
ヨン材、或いは断熱材としての機能を失うという
欠点がある。また発泡シートそのままでは、通気
性、通水性があり、また内部に埃が入り易く用途
によつては使用できない。
装材料のクツシヨン材として、或いは建築用断熱
材や屋内敷物の下地材として汎用されるものであ
るが、長年使用するうちに脆化してもろくなり、
わずかの衝撃によつても破損、引裂を起しクツシ
ヨン材、或いは断熱材としての機能を失うという
欠点がある。また発泡シートそのままでは、通気
性、通水性があり、また内部に埃が入り易く用途
によつては使用できない。
(発明の課題と解決手段)
本発明はこのような欠点を改善した合成樹脂発
泡シートに係わるものであり、その要旨は、ポリ
ウレタンフオームよりなる発泡シートの表面、即
ち、該シートの片面又は両面に補強用として糸格
子間隔面積が5%から50%範囲の粗目の繊維生地
を重ねて、更にその上に、エチレン−アクリル酸
コポリマー又はその塩よりなるフイルムを加圧熱
接着することにより中間層として位置せしめた繊
維生地を前記発泡シート表面に固定させ、もつ
て、クツシヨン材として衝撃に強く、断熱材とし
ての長期の使用に耐えうるようにした例えば第1
図に示す表面を補強し、しかも通気性、通水性を
なくした合成樹脂発泡シートである。
泡シートに係わるものであり、その要旨は、ポリ
ウレタンフオームよりなる発泡シートの表面、即
ち、該シートの片面又は両面に補強用として糸格
子間隔面積が5%から50%範囲の粗目の繊維生地
を重ねて、更にその上に、エチレン−アクリル酸
コポリマー又はその塩よりなるフイルムを加圧熱
接着することにより中間層として位置せしめた繊
維生地を前記発泡シート表面に固定させ、もつ
て、クツシヨン材として衝撃に強く、断熱材とし
ての長期の使用に耐えうるようにした例えば第1
図に示す表面を補強し、しかも通気性、通水性を
なくした合成樹脂発泡シートである。
(構成要件の説明)
以下、本発明を更に詳細に説明するに、本発明
で用いられるポリウレタンフオームよりなる発泡
シート1としては、通常クツシヨン材として利用
されているものを使用し得る。
で用いられるポリウレタンフオームよりなる発泡
シート1としては、通常クツシヨン材として利用
されているものを使用し得る。
又、この発泡シート1の表面、即ち片面又は両
面に重ねられる繊維生地2素材の具体例としては
木綿、麻、絹等の天然繊維、ナイロン、ポリアク
リロニトリル、ポリプロピレン等の合成繊維より
織成された寒冷紗、不織布、金布等で耐熱性にす
ぐれたものが挙げられる。又、この繊維生地2の
糸格子面積は5%から50%の間のものが好適であ
り、この範囲以上であると、補強効果が期待でき
ず、又、逆にこの範囲以下であると経済的に不利
であるばかりでなく、本発明品の特徴の1つであ
るクツシヨン性が阻害され、或いは以下にのべる
エチレン−アクリル酸コポリマー又はその塩より
なるフイルムとの加圧熱接着が充分達成できな
い。
面に重ねられる繊維生地2素材の具体例としては
木綿、麻、絹等の天然繊維、ナイロン、ポリアク
リロニトリル、ポリプロピレン等の合成繊維より
織成された寒冷紗、不織布、金布等で耐熱性にす
ぐれたものが挙げられる。又、この繊維生地2の
糸格子面積は5%から50%の間のものが好適であ
り、この範囲以上であると、補強効果が期待でき
ず、又、逆にこの範囲以下であると経済的に不利
であるばかりでなく、本発明品の特徴の1つであ
るクツシヨン性が阻害され、或いは以下にのべる
エチレン−アクリル酸コポリマー又はその塩より
なるフイルムとの加圧熱接着が充分達成できな
い。
次に、本発明の合成樹脂発泡シートに於ては、
上記補強用繊維生地の上に、熱可塑性合成樹脂フ
イルム3を熱圧着するが、このフイルムとしては
本発明ではエチレン−アクリル酸コポリマー又は
その金属塩を用いることを要件とする。このポリ
マー金属塩としては、通常、ナトリウム塩、亜鉛
塩などが挙げられる。このフイルム3はこれら合
成樹脂から成形された単層フイルム、又はこれら
単層フイルムを相互にコーテイングした二層フイ
ルムが挙げられる。これらは基質となる前記発泡
シート1を構成する合成樹脂の種類との関係にお
いて、これと親和性があり、接着剤を用いなくて
も単に加圧下加熱域におくだけで、中間層の繊維
生地2の組織目を通して互いに接着しうるので好
ましい。また、補強材として用いる繊維生地が耐
熱性の低い材質のものでも適用できるという利益
がある。更に、フイルム3の厚みは熱接着時にお
ける熱伝導性と前記発泡シートの使用目的及びク
ツシヨン性を阻害しない範囲、及び経済性等を考
慮して、なるべく薄手とすることが好ましい。
上記補強用繊維生地の上に、熱可塑性合成樹脂フ
イルム3を熱圧着するが、このフイルムとしては
本発明ではエチレン−アクリル酸コポリマー又は
その金属塩を用いることを要件とする。このポリ
マー金属塩としては、通常、ナトリウム塩、亜鉛
塩などが挙げられる。このフイルム3はこれら合
成樹脂から成形された単層フイルム、又はこれら
単層フイルムを相互にコーテイングした二層フイ
ルムが挙げられる。これらは基質となる前記発泡
シート1を構成する合成樹脂の種類との関係にお
いて、これと親和性があり、接着剤を用いなくて
も単に加圧下加熱域におくだけで、中間層の繊維
生地2の組織目を通して互いに接着しうるので好
ましい。また、補強材として用いる繊維生地が耐
熱性の低い材質のものでも適用できるという利益
がある。更に、フイルム3の厚みは熱接着時にお
ける熱伝導性と前記発泡シートの使用目的及びク
ツシヨン性を阻害しない範囲、及び経済性等を考
慮して、なるべく薄手とすることが好ましい。
本発明の表面を補強した合成樹脂発泡シートを
得るには次の方法が挙げられる。
得るには次の方法が挙げられる。
即ち、その1つは例えば第2図に示すように発
泡シート1、その上に補強用繊維生地2を、その
上に熱可塑性合成樹脂フイルム3の順に重ねこれ
を同時に、表面を加熱したロール7と押えロール
7′の間に通して加圧することにより基質となる
発泡シート1に繊維生地2の組織目を通して熱可
塑性樹脂フイルム3を熱接着せしめ放冷して中間
層の繊維生地2を固定し、次いで捲きとりロール
8に捲きとる方法であり、他の1つは例えば第3
図に示すように合成樹脂発泡シート1、その上に
補強用繊維生地2を重ねこれを2本のカレンダー
7a,7bにて製造中の加熱状態の熱可塑性合成
樹脂フイルム3と共にカレンダーロールの一方の
ロール7bと押えロール7′との間に通して加圧
することにより該フイルム3を接着せしめこれを
放冷して中間層の繊維生地を固定し、次いで捲き
とりロール8に捲きとる方法である。
泡シート1、その上に補強用繊維生地2を、その
上に熱可塑性合成樹脂フイルム3の順に重ねこれ
を同時に、表面を加熱したロール7と押えロール
7′の間に通して加圧することにより基質となる
発泡シート1に繊維生地2の組織目を通して熱可
塑性樹脂フイルム3を熱接着せしめ放冷して中間
層の繊維生地2を固定し、次いで捲きとりロール
8に捲きとる方法であり、他の1つは例えば第3
図に示すように合成樹脂発泡シート1、その上に
補強用繊維生地2を重ねこれを2本のカレンダー
7a,7bにて製造中の加熱状態の熱可塑性合成
樹脂フイルム3と共にカレンダーロールの一方の
ロール7bと押えロール7′との間に通して加圧
することにより該フイルム3を接着せしめこれを
放冷して中間層の繊維生地を固定し、次いで捲き
とりロール8に捲きとる方法である。
(発明の効果)
本発明の表面を補強した合成樹脂発泡シートは
以上、述べたとおり、発泡シートの表面に特定の
範囲の糸格子間隔面積を有する粗目繊維生地を重
ね、更にその上に基質となる発泡シートと親和性
を有する特定の熱可塑性樹脂フイルムを接着剤を
使用することなく加圧熱接着して皮膜を形成せし
めた構成としているので、従来の合成樹脂発泡シ
ートとは異なり、中間層の繊維生地が表面に固定
されて補強材としての機能を果すと共に、最上面
に形成されている熱可塑性樹脂皮膜は発泡シート
を保護する役目を果すので、衝撃による破損、引
裂を防ぎ且つ脆化が防止されて、長期の使用に耐
え、クツシヨン材、断熱材、防水材として極めて
有用なものである。
以上、述べたとおり、発泡シートの表面に特定の
範囲の糸格子間隔面積を有する粗目繊維生地を重
ね、更にその上に基質となる発泡シートと親和性
を有する特定の熱可塑性樹脂フイルムを接着剤を
使用することなく加圧熱接着して皮膜を形成せし
めた構成としているので、従来の合成樹脂発泡シ
ートとは異なり、中間層の繊維生地が表面に固定
されて補強材としての機能を果すと共に、最上面
に形成されている熱可塑性樹脂皮膜は発泡シート
を保護する役目を果すので、衝撃による破損、引
裂を防ぎ且つ脆化が防止されて、長期の使用に耐
え、クツシヨン材、断熱材、防水材として極めて
有用なものである。
(実施例)
次に本発明の合成樹脂発泡シートの製法を実施
例を掲げて説明するが本発明はその要旨を超えな
い限り、以下の実施例に限定されることはない。
例を掲げて説明するが本発明はその要旨を超えな
い限り、以下の実施例に限定されることはない。
実施例 1
厚み約10mmのシート状軟質ポリウレタンフオー
ム1、その上に補強材となる繊維生地として経・
緯糸が20番手で1平方インチあたり12×12本より
なるビニロン生地2(糸格子間隔面積約17.3
%)、更にその上に、厚み約0.025mmのエチレン−
アクリル酸共重合体をフイルム状にして片面にコ
ーテイングしたポリエチレン樹脂フイルムを該コ
ーテイング面を内側にして重ね、表面温度約160
℃に加熱したロール7と押えロール7′の間を第
2図に示す如くに通し、加圧熱接着させ、次いで
放冷し、捲きとることにより、ポリウレタンフオ
ーム表面を木綿繊維で補強し、ポリエチレン樹脂
フイルムで被覆したポリウレタン発泡シートをえ
た。
ム1、その上に補強材となる繊維生地として経・
緯糸が20番手で1平方インチあたり12×12本より
なるビニロン生地2(糸格子間隔面積約17.3
%)、更にその上に、厚み約0.025mmのエチレン−
アクリル酸共重合体をフイルム状にして片面にコ
ーテイングしたポリエチレン樹脂フイルムを該コ
ーテイング面を内側にして重ね、表面温度約160
℃に加熱したロール7と押えロール7′の間を第
2図に示す如くに通し、加圧熱接着させ、次いで
放冷し、捲きとることにより、ポリウレタンフオ
ーム表面を木綿繊維で補強し、ポリエチレン樹脂
フイルムで被覆したポリウレタン発泡シートをえ
た。
第1図は本発明の表面を補強した合成樹脂発泡
シートの部分拡大断面図、第2図は実施例1の説
明図、第3図は実施例1と異なる態様を示す説明
図である。 1…発泡シート、2…繊維生地、3…熱可塑性
合成樹脂フイルム、4…発泡シート繰り出しロー
ル、5…繊維生地繰り出しロール、6…熱可塑性
合成樹脂フイルム繰り出しロール、7…加熱ロー
ル、7a,7b…カレンダーロール、7′…押え
ロール、8…表面の補強された発泡シート捲きと
りロール。
シートの部分拡大断面図、第2図は実施例1の説
明図、第3図は実施例1と異なる態様を示す説明
図である。 1…発泡シート、2…繊維生地、3…熱可塑性
合成樹脂フイルム、4…発泡シート繰り出しロー
ル、5…繊維生地繰り出しロール、6…熱可塑性
合成樹脂フイルム繰り出しロール、7…加熱ロー
ル、7a,7b…カレンダーロール、7′…押え
ロール、8…表面の補強された発泡シート捲きと
りロール。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ポリウレタンフオームよりなる発泡シート表
面に糸格子間隔面積が5%から50%の範囲に織成
した繊維生地を重ね、その上からエチレン−アク
リル酸コポリマー又はその金属塩よりなるフイル
ムを加圧熱接着してなることを特徴とする表面を
補強した合成樹脂発泡シート。 2 ポリウレタンフオームよりなる発泡シート、
糸格子間隔面積が5%から50%の範囲に織成した
繊維生地、及びエチレン−アクリル酸コポリマー
又はその金属塩よりなるフイルムの順に重ね、表
面を加熱したロール及び押えロールの間を通して
加圧熱接着するか、又はポリウレタンフオームよ
りなる発泡シートと糸格子間隔面積が5%から50
%の範囲に織成した繊維生地とを重ね、これにカ
レンダーロールにて成形中のエチレン−アクリル
酸コポリマー又はその金属塩よりなるフイルムを
上記繊維生地の上に位置するように重ねて表面を
加熱したロール及び押えロールの間を通し、加圧
熱接着することを特徴とする表面を補強した合成
樹脂発泡シートの製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5316379A JPS55144153A (en) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | Synthetic resin foaming sheet* whose surface is reinforced* and its preparation |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5316379A JPS55144153A (en) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | Synthetic resin foaming sheet* whose surface is reinforced* and its preparation |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55144153A JPS55144153A (en) | 1980-11-10 |
JPS6221622B2 true JPS6221622B2 (ja) | 1987-05-13 |
Family
ID=12935176
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5316379A Granted JPS55144153A (en) | 1979-04-27 | 1979-04-27 | Synthetic resin foaming sheet* whose surface is reinforced* and its preparation |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS55144153A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5846961A (ja) * | 1981-09-16 | 1983-03-18 | 株式会社バイオ・エンジニアリング・ラボラトリ−ズ | 血液適合性材料および該材料の製造方法 |
US6872445B2 (en) | 2002-04-17 | 2005-03-29 | Invista North America S.A.R.L. | Durable, liquid impermeable and moisture vapor permeable carpet pad |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4725482U (ja) * | 1971-04-12 | 1972-11-22 | ||
JPS5362847U (ja) * | 1976-10-30 | 1978-05-27 |
-
1979
- 1979-04-27 JP JP5316379A patent/JPS55144153A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55144153A (en) | 1980-11-10 |
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