JPS6221614Y2 - - Google Patents

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JPS6221614Y2
JPS6221614Y2 JP1981129691U JP12969181U JPS6221614Y2 JP S6221614 Y2 JPS6221614 Y2 JP S6221614Y2 JP 1981129691 U JP1981129691 U JP 1981129691U JP 12969181 U JP12969181 U JP 12969181U JP S6221614 Y2 JPS6221614 Y2 JP S6221614Y2
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JP
Japan
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metal plate
rust
coating layer
adhesive
synthetic resin
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Application number
JP1981129691U
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JPS5833638U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【技術分野】
本考案は軒先などにおいて雨水を排水する雨樋
に関する。
【背景技術】
透孔を穿孔された金属板を合成樹脂製の被覆層
内にインサートした従来の雨樋としては、実願昭
54−57390号(実開昭55−157535号公報)に開示
されたものがある。これは、第1図に示すように
多数の透孔8を穿孔された金網状の金属板6の両
面を合成樹脂により被覆したものであり、インサ
ートされた金属板6により雨樋9の強度を大きく
させると共に両面の合成樹脂の被覆層7が金属板
6の透孔8を介して一体化し剥離しにくいように
したものである。しかし金属板6としてステンレ
スなどの錆の発生しにくいものを用いると製品コ
ストが高くつくので、鉄などの発錆性の金属板6
が合成樹脂の雨樋9内にインサートされることも
多く、この場合施工現場で雨樋9を家屋に合わせ
て切断して用いると施工された雨樋9の端部には
金属板6が露出することになり、金属板6の露出
した部分が濡れて露出面から内部へ錆が進行して
行き、金属板6がボロボロになるという問題があ
つた。この錆の進行は、金属板6の露出面から始
まるものであるが、金属板6の錆が端から徐々に
内部へ進行し、金属板6が腐つて短くなつてゆく
よりも、金属板6と合成樹脂の被覆層7との間の
密着層に毛細管現象により雨水が浸入し、金属板
6の表面の被覆層7と密着している表面から芯部
分へ錆が進行して腐食により金属板6が痩せて行
く速度の方が大きかつた。従つて、インサートさ
れた金属板6の表面と合成樹脂の被覆層7との間
での錆の発生が一番の問題となつている。
【考案の目的】
本考案は叙上のような技術的背景に鑑みて為さ
れたものであり、その目的とするところは金属板
の錆が雨樋の切口の露出部分から内部へ進行しに
くいようにすることにある。
【考案の開示】
本考案の雨樋は、芯材となる発錆性の金属板1
の表面に塗布された防錆剤入り接着剤4を介して
金属板1の両面を硬質合成樹脂の被覆層3により
被覆して成ることを特徴とするものである。しか
して、金属板1をインサートしてあるので、金属
板1により雨樋の強度を向上させることができる
ものであり、また金属板1の表面と硬質合成樹脂
の被覆層3との間を接着剤4により接着させてあ
るので、金属板1と被覆層3との間が剥離するこ
とがなく、毛細管現象などによつて金属板1と被
覆層3との間から雨水が浸入することがなく、金
属板1のインサートされた内部表面からの錆の進
行を防止することができ、金属板1の腐食を有効
に防止することができるものである。しかも、万
一接着剤4による金属板1と被覆層3との接着が
不十分であつても、金属板1と被覆層3との間に
防錆剤入りの接着剤4が充填されているので、接
着剤4の充填により雨水の浸入を抑えると共に防
錆剤により錆の発生を防止することができ、金属
板1の内部表面からの錆の発生を確実に防止する
ことができるものである。 以下本考案の実施例を添付図に基いて詳述す
る。金属板1は鋼板等の発錆性金属を帯び状に形
成したものであり、金属板1には多数の透孔2を
無秩序に穿孔してある。即ち、透孔2の大きさや
数、特に無秩序さ等は、帯び状の金属板1を長手
方向の任意の位置で側方向に切断した場合に必ず
その切り口に透孔2が位置し、金属板1の上にそ
の長手方向と平行な任意の直線を想定した場合、
その直線の上に適当な間隔で透孔2が載るような
程度のものである。また、透孔2は無秩序でな
く、例えば菱形状をなすような位置に穿孔しても
差し支えない。第5図に示すように、この金属板
1の表面に防錆剤入り接着剤4を塗布し、これを
断面U字状に曲成しながら押出成形機内に送り込
んで表面(外周面及び内周面)に硬質合成樹脂の
被覆層3を被覆させて軒樋5が成形される。この
とき、透孔2内にも硬質合成樹脂が充填される。
しかして、透孔2が無秩序であるために、軒樋5
を任意の位置で切断すると、その切断面には必ず
透孔2が現れるために金属板1の露出面積が小さ
くて金属板1の露出部分から錆が発生しにくい。
また、錆が発生しても金属板1には無秩序な透孔
2が穿孔されているために、錆は直線的に進行し
得ず、第4図のロ矢印のように透孔2の回りを迂
回して蛇行してゆくので錆の進行速度が遅いので
あり、軒樋5の内部深くまで錆が入り込まないの
である。また、金属板1の表面には防錆剤入り接
着剤4を塗布してあるので、一層錆が進行しにく
い。即ち、金属板1の表面と硬質合成樹脂の被覆
層3との間を接着剤4により接着させてあるの
で、金属板1と被覆層3との間が剥離することな
く、毛細管現象などによつて金属板1と被覆層3
との間から雨水が浸入することがなく、金属板1
のインサートされた内部表面からの錆の進行を防
止することができる。しかも、万一接着剤4によ
る金属板1と被覆層3との接着が不十分であつて
も、金属板1と被覆層3との間に防錆剤入り接着
剤4が充填されているので、接着剤4の充填によ
り雨水の浸入を抑えると共に防錆剤により錆の発
生を防止することができる。なお、本考案は軒樋
に限らず、縦樋等一般の雨樋においても実施し得
る。
【考案の効果】
本考案は、叙述のごとく芯材となる発錆性の金
属板の表面に塗布された防錆剤入り接着剤を介し
て金属板の両面を硬質合成樹脂の被覆層により被
覆してあるから、金属板と被覆層との間が剥離す
ることがなく、毛細管現象などによつて金属板と
被覆層との間から雨水が浸入することがなく、金
属板のインサートされた内部表面からの錆の進行
を防止することができ、金属板の腐食を有効に防
止することができるものである。しかも、金属板
と被覆層との接着が不十分であつても、金属板と
被覆層との間に防錆剤入りの接着剤が充填されて
いるので、接着剤の充填により雨水の浸入を抑え
ると共に防錆剤により錆の発生を防止することが
でき、金属板の内部表面からの錆の発生を確実に
防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す一部破断した斜視図、第
2図は本考案の一実施例を示す斜視図、第3図は
同上の拡大断面図、第4図は同上の金属板を示す
平面図、第5図は同上の金属板の断面図である。 1……金属板、3……被覆層、4……防錆剤入
り接着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 芯材となる発錆性の金属板の表面に塗布された
    防錆剤入り接着剤を介して金属板の両面を硬質合
    成樹脂の被覆層により被覆して成る雨樋。
JP12969181U 1981-08-31 1981-08-31 雨樋 Granted JPS5833638U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12969181U JPS5833638U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 雨樋

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JP12969181U JPS5833638U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 雨樋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5833638U JPS5833638U (ja) 1983-03-04
JPS6221614Y2 true JPS6221614Y2 (ja) 1987-06-02

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ID=29923351

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JP12969181U Granted JPS5833638U (ja) 1981-08-31 1981-08-31 雨樋

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60248345A (ja) * 1984-05-25 1985-12-09 松下電工株式会社 合成樹脂被覆金属板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55157535U (ja) * 1979-04-27 1980-11-12

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Publication number Publication date
JPS5833638U (ja) 1983-03-04

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