JPS62215757A

JPS62215757A - 中空成形外壁板端縁部の留付け工法

Info

Publication number: JPS62215757A
Application number: JP5536186A
Authority: JP
Inventors: 洋中田; 津田　博
Original assignee: Showa Denko Kenzai KK
Current assignee: Resonac Kenzai Corp
Priority date: 1986-03-13
Filing date: 1986-03-13
Publication date: 1987-09-22
Anticipated expiration: 2009-02-23
Also published as: JPH0613783B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は長さ方向に複数の平行な貫通孔が設けられた長
方形中空成形外壁板端縁部のとめ付は工法に関する。

（従来の技術〕一般にセメン１−モルタル或いは石綿セメントモルタル
等の押出成形による中空成形外壁板には、その軽量化、
コストの・低減および断熱性をよくするなどの目的のた
め、第８図に示すように外壁板１の押出成形方向すなわ
ち長さ方向に対して直角な面に一列に並んで開口し、上
記中空成形外壁板１を長さ方向に貫通する多数の貫通孔
２が平行に設けられている。上記中空成形外壁板１の長
手両端縁３．３は、施工時の便利さ、防水機能などを目
的として、本実構造、或いは相決り構造などとなってい
る。

上記外壁板を建物などの下地に取付ける場合には、上記
両端縁部３，３を横方向にして、上下の縁部を係合して
順次上方に取付けてゆくが、個々の外壁板は、第９図に
示すように外壁板１の表面より釘またはねじ４により柱
等の下地５等に固定している。しかし、ｎ通孔２の開口
している近傍は、釘またはねじなどによって固定すると
、外壁板の温度差による膨張収縮又は吸水による乾燥収
縮によって欠損し易い。そのため、開口している端部よ
り離して釘またはねじを挿通して固定したり、或いは、
長孔を穿設して、滑動自在に留付ける必要があった。し
かし、前者は端部が持ち上って段差がつき外観を損なう
ことがあり、後者は手数がかかるばかりでなく、水が侵
入し易い欠点があった。

〔発明が解決しようとザる問題点〕

本発明は上記の事情に鑑み、外壁板のｎ通孔の開口する
端縁部を、外観よく、しかも損傷することなく容易に留
付けることが出来る留付は工法を提供することを目的と
する。

〔問題点を解決Ｊるための手段〕

本発明は上記の目的を達成するためになされたもので、
その要旨は、長さ方向に延在する複数の平行な１通孔を
右する中空成形外壁板を廷築物下地に取付ける際、相隣
る外壁板の貫通孔が開口し、所定の間隔をおいて対向す
る中空成形外壁板端縁部の留付は工法であって、中心軸
線を同じにし、所定の間隔をおいて対向して位置する筒
体または環体と、これら筒体または環体の対向する面に
それぞれ両端を一体に取付けられた複数の脚と、これら
脚の両端部に設けられ、それぞれの脚を外側に折曲する
葛折曲部と、それぞれの脚の中心より同じ方向、所定距
離の位置に設けられ、各脚を上記葛折曲部と逆の方向に
折曲する中間葛折曲部とよりなる係止具に、上記中間葛
折曲部より離れた側の筒体または環体からねじを挿通し
、これを上記貫通孔が開口している端部の間の下地にね
じどめＪる中空成形外壁板端縁部の留付は工法にある。

〔発明の具体的構成および作用〕

以下本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の工法に使用する係止具の一例を示すも
ので、図中符号１１．１２は、中心軸線を同じにし、所
定の間隔をおいて配置された円筒体である。これら円筒
体１１．１２の対向する端面には、それぞれ両端を一体
に取付けられた複数の脚１３・・・が配設されている。

これら脚１３・・・の両端部には、それぞれの脚を外側
に折曲する葛折曲部１４．１４が設けられ、また、それ
ぞれの脚１３・・・の中心より同じ方向の所定距離の位
置には、上記葛折曲部１４と反対側に折曲する中間葛折
曲部１５が設けられ係止具１６が構成されている。

この係止具１６を用いて中空成形外壁板１の端縁部を留
付けるには、第２図に示すように、上記中間葛折曲部１
５より離れた側の筒体１１より、ねじ切りねじ１７を挿
通し、第３図に示すように、これを中空成形外壁板のｎ
通孔２が開口している端面の間の下地５にねじ込む。こ
の操作によって、係止具１６の脚１３・・・は、葛折曲
部１４．１４および中間易折曲部１５′ｃ折曲し、第４
図（ａ）（ｂ）に示すように傘状に開いて対向する外壁
板の貫通孔開口部に入り、外壁板端縁部を下地５に押圧
係止する。しかも、外壁板の長さ方向の動きは自由であ
り、外壁板の熱膨張或いは収縮が吸収されるので、縁部
の破損は完全に防止される。次いで、第５図に示すよう
に、とめ付【プた係止具の上にバックアツプ材１８を配
設し、シーリング材１９によってシーリングを行なうこ
とにより、完全な防水性を有する外壁が形成される。

なお、上記説明ではねじ切りねじを使用したが、下地に
ドリルで穿孔し、半ねじ切りねじを使用する等、係止具
のとめ付は方法の制限はない。また、係止具の両端を円
筒状としたが、脚の１ｎ１り方向を考慮して、四角筒、
多角筒など種々な筒体が使用出来る。

また、第６図は、本発明に使用する係止具１６の他の例
を示ずもので、円筒体１１．１２の代りに環状板体２０
．２１を使用したものである。この係止具を使用した場
合には脚１３・・・がＯｎ＜とともに、環状板体２０は
せり上る。

また、第７図は、係止具のさらに他の例を示すもので、
パイプの両端部を残して、長さ方向に複数分割して脚を
形成し、これに葛折曲部を設けたもので、同一部分には
同−狩りを付してその説明を省略する。

〔効果〕

以上述べたように、本発明に係る留付番プエ法は、係止
具にねじを挿通して、これを相隣る外壁板貫通孔開口面
の間の下地にねじ込めばよく、しかも外壁板端縁部は強
固にとめ付けられるとともに、温度変化による膨張又は
吸水による乾燥収縮は吸収されるので、外壁板端縁部は
破損することがなく、施工が容易で、時間および人手を
要さず、その省力的、経済的な効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の工法に使用する係止具の一例を示す
側面図、第２図ないし第５図は、本発明の詳細な説明図
で、第２図は係止具にねじ切りねじを挿通する状態を示
す斜視図、第３図は係止具を外壁板の間の下地に取付け
る状態を示す縦断面図、第４図（ａ）は係止具によって
外壁板端縁を留付けた状態を示す縦断面図、第４図（ｂ
）は第４図（ａ）のＩＶ−ＩＶ線矢視図、第５図は係止
具によって留付けた外壁板端縁部をシールした状態を示
す縦断面図、第６図は係止具の他の例を示す第４図（ａ
＞相当図、第７図は係止具のさらに他の例を示す斜視図
、第８図は中空成形外壁板の斜視図、第９図は、従来の
外壁板固定法を示ザ図である。１・・・外壁板、２・・・貫通孔、３・・・長手両端縁
、４・・・釘またはねじ、５・・・下地、１１．１２・
・・円筒体、１３・・・脚、１４・・・葛折曲部、１５
・・・巾間易折曲部、１６・・・係止具、１７・・・ね
じ切ねじ、１８・・・バックアツプ材、１９・・・シー
リング材、２０．２１・・・環状板体。

Claims

【特許請求の範囲】

長さ方向に延在する複数の平行な貫通孔を有する中空成
形外壁板を建築物下地に取付ける際、相隣る外壁板の貫
通孔が開口し、所定の間隔をおいて対向する中空成形外
壁板端縁部の留付け工法であって、中心軸線を同じにし
、所定の間隔をおいて対向して位置する筒体または環体
と、これら筒体または環体の対向する面にそれぞれ両端
を一体に取付けられた複数の脚と、これら脚の両端部に
設けられ、それぞれの脚を外側に折曲する易折曲部と、
それぞれの脚の中心より同じ方向、所定距離の位置に設
けられ、各脚を上記易折曲部と逆の方向に折曲する中間
易折曲部とよりなる係止具に上記中間易折曲部より離れ
た側の筒体または環体からねじを挿通し、これを上記貫
通孔が開口している端面の間の下地にねじどめすること
を特徴とする中空成形外壁板端縁部の留付け工法。