JPS62215474A

JPS62215474A - 放電加工機のワイヤ電極供給装置

Info

Publication number: JPS62215474A
Application number: JP5695186A
Authority: JP
Inventors: Shigeji Yokomichi; 茂治横道
Original assignee: Amada Co Ltd
Current assignee: Amada Co Ltd
Priority date: 1986-03-17
Filing date: 1986-03-17
Publication date: 1987-09-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ、産業上の利用分野この発明は、ワイヤカット放電加工機に係り、更に詳細
にはワイヤ電極の供給装置の改良に関するものである。

ｂ、従来の技術近年ワイヤカット放電加工機において、自動結線装置の
開発、機械の大形化等により機械を長時間自動運転する
ことが多くなってきた。また、加工速度が甲くなったの
で、ワイヤの移動速度（ワイヤの巻取られる速度）も早
くなってぎた。このため、ワイヤ供給リールも必然的に
大きくなってきた。ワイヤ供給リールは、その直径を大
きくすることは取付部の関係で困難であるので、一般に
リールの１１１を大きくしてワイＡ７の巻数を増加して
いる。

第５図はその説明図で、機枠１にワイヤ供給リール３が
着脱自在に取付けられ、このワイヤ供給リールからワイ
ヤ電極りが案内プーリ５を経て図外の加工位冒へ送られ
る。小形リール３−１の場合には、ワイヤ電極のふれ角
は、巾ｂ１に対応してθ１となり、大形リール３−２の
場合には、巾２に対応してθ２となる。リールが大きく
なると、ワイヤのふれ角θは大凡、リールの巾すに比例
して大きくなる。このふれ角が大きく変動すると次のよ
うな問題が生ずる。

Ｃ１発明が解決しようとする問題点まず、ふれ角θが大きくなると、ワイヤ電極が案内プー
リから外れやすくなり、これを防止するためには、ワイ
ヤ供給リールと案内プーリの距離を大きくする必要があ
るが、装置が大きくなり好ましくない。また、ふれ角θ
が大きく変動すると、ワイヤ供給リール３と案内プーリ
５の間のワイヤ電極の張力が大きく変動する外、案内プ
ーリ５の軸受部に生ずる摩擦力によりワイヤ電極全体の
張力が変動する。

ワイヤカット放電加工機においては、一般にワイヤの張
力は、その抗張力の８０％程度で張られており、これが
大きくなると、切断の危険があり、また、小さくなると
、放電による反発力による振動の振巾が大きくなり、精
密加工が困難になる。

したがって、ワイヤ電極の張力は、常に、設定した一定
の値に保持することが必要である。

この発明は、このような点に着目してなされたもので、
案内プーリ５を、前記第５図の紙面に垂直な軸の回りに
自由に回動できるようにし、張力の変動のない放電加工
機のワイヤ電極供給装置を提供することを目的とするも
のである。

ｄ０問題を解決するための手段前記の目的を達成するために、この発明は、機枠に、中
空円筒部を備えた案内プーリ下部支持部材を固定し、下
部支持部材に設けた中空円筒部に、案内プーリ上部支持
部材を、これに設けた中空円筒部を嵌合させて、回動自
在に設け、上部支持部材に、その中空円筒部をワイヤ電
極が自由に通過するように、案内プーリを設けると共に
、ばね作用を備えた支持部材の一端を固定し、他端に、
前記案内プーリと同一の溝方向を備えた補助プーリを設
けたことを構成の要旨とするものである。

００作用このように構成されているので、ワイヤ供給リールの巾
が大きくなり、ワイヤ電極のふれ角が大きくなっても、
補助案内プーリ及び案内プーリは、それらが取付けられ
た案内プーリ上部支持部材と共に、ワイヤ電極のふれ方
向へ自由に回動し、ワイヤ電極のふれ方向と一同一方向
になる。したがって、従来のようなワイヤ電極の張力の
変動が生じない。

また、ワイ′Ｔ７電極は、ばね作用を備えた支持部材に
設けられた補助プーリにより、常に張られた状態に保持
されるので、ワイヤ電極の移動停止又は断線等の場合、
ワイヤ電極が供給リール又は案内プーリから脱落するこ
とが防止される。

「、実施例次に、この発明の実施例について図面に基づいて説明す
る。第４図はこの発明を実施したワイヤカット放電加工
機のワイヤ電極の走行経路図である。即ち、ワイヤ電極
しはワイヤ供給リール３から繰り出され、この発明の補
助プーリ７、同じく、案内ブー９５を経て、テンション
ローラ９へ向う。

こ）で、ワイヤ電極はベルトとローラ間にはさはれ、ロ
ーラをほぼ早退し、制動力を加えられ、上部のプーリ１
１へ向う。

こ）で、ワイヤ電極は、はぼ１８０度方向を変えられ、
下方に向い、断線検出器１３を経て、上部及び下部ガイ
ド部１５．１７（通電及び加工液の供給等も行なわれ、
この間で被加工物Ｗの加工が行なわれる）を通り、下部
のプーリ１９へ向う。

こ）でワイヤ電極は９０度左方へ方向を変えられ、更に
プーリ２１で９０度上方へ方向を変えられ、駆動ローラ
２３及び従動ローラ２５へ向う。こ）で、ワイヤ電極は
前記のテンションローラ９との間に、所定の張力を与え
られ、プーリ２７を経てワイヤ巻取リリール２９に巻取
られる。

この発明は前記の案内プーリ５及び補助プーリ７に関す
るものでその詳細を第１図及び第２図に示しである。即
ち、機枠１に案内プーリ下部支持部材３１が固定されて
おり、この案内プーリ下部支持部材には、円筒状の内径
の異なる孔３３．３５が明けである。案内プーリ上部支
持部材３７には、内径が前記案内プーリ下部支持部材３
１の円筒状の孔３５の径と等しく、外径が孔３３の径よ
り僅かに小さい中空円筒部３９が設けである。この中空
円筒部３９が案内プーリ下部支持部材３１に嵌合し、そ
の段部に設けられた軸受４１により、自在に回動できる
ようになっている。

案内プーリ上部支持部材３７には、前記の中空円筒部３
９の内部をワイヤ電極が自由に通過するように、案内プ
ーリ５を設けである。また案内プーリ上部支持部材３７
には、ばね鋼板からなる支持部材４３の一端が固定して
あり、その他端に案内プーリ５と同一の溝方向を備えた
補助プーリ７を設けである。

このように構成されているので、ワイヤ供給リールの巾
が大きくなっても、案内ブー９５は、補助プーリ７と共
に常にワイヤのふれ方向と一致するように回動し、ワイ
ヤに張力の変動を生じない。

また、補助プーリ７は、ばね鋼板によって常時ワイヤ電
極を押し上げているので、ワイヤ電極は弛みがなく、供
給リールが案内プーリ等から外れることがない。

また、案内プーリ上部及び下部支持部材の中空円筒部の
中心線Ｃと、ワイヤ電極りの走行線は、第３図のように
ｄだけずらしであるので、案内プーリ５の回動によって
、ワイヤ電極りが、同図上で上下方向に移動する。ワイ
ヤ電極は前記のように案内プーリ５の直下のテンション
ローラ９とベルトにはさまれて制動されるが、その接触
位置がこのように移動するので制動力が均一になり、ベ
ルトの寿命も長くなる。

り９発明の効果以上の説明から理解されるように、この発明は特許請求
の範囲に記載の構成を備えているので、ワイヤ供給リー
ルが大形になっても、ワイヤ電極の張力に変動のない、
ワイＡ７供給装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図はこ、の発明の実施例のそれぞれ平面
図及び正面図である。第３図は第１図のプーリ右端の説
明図、第４図はこの発明を実施したワイヤカット放電加
工機のＸ軸テーブルに装着されたワイヤ電極走行経路の
説明図、第５図は従来の案内プーリとワイヤ供給リール
との関係を示す説明図である。図面の主要な部分を表わす符号の説明３・・・ワイヤ供給リール５・・・案内プーリ７・・・補助プーリ３１・・・案内プーリ下部支持部材３７・・・案内プーリ上部支持部材３９・・・中空円筒部４３・・・補助プーリ支持部材代理人　　弁理士　　　三　好　　保　男ｊ゛丁ｊ１＋
−７’＋霞゛・ｊＣ状・第１図ｆ］ −にン′：１「 −〇戸４図第５図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）機枠に、中空円筒部を備えた案内プーリ下部支持
部材を固定し、下部支持部材に設けた中空円筒部に、案
内プーリ上部支持部材を、これに設けた中空円筒部を嵌
合させて、回動自在に設け、案内プーリ上部支持部材に
、その中空円筒部をワイヤ電極が自由に通過するように
、案内プーリを設けると共に、ばね作用を備えた補助プ
ーリ支持部材の一端を固定し、他端に、前記案内プーリ
と同一の溝方向を備えた補助プーリを設けたことを特徴
とする放電加工のワイヤ電極供給装置。
（２）案内プーリ上・下支持部材の中空円筒部の中心線
と、ワイヤ電極の走行線をずらせたことを特徴とする第
１項記載の放電加工機のワイヤ電極供給装置。