JPS62215454A - シ−ト搬送方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は搬送回転体とこれに接触する部材との協働作用
によってシートを挾持搬送する際のシートａ送方法に関
するものである。

〈従来の技術〉 ファクシミリやプリンター等の記録装置にあっては記録
シートを搬送しながら記録動作を行うようにしているが
、従来のシート１１１９送構成は第２図に示すように搬
送ローラ１の周面にリアフィードローラ２及びフロント
フィードローラ３を接触し、回転駆動する搬送ローラ１
によってシート６を搬送する如く構成し、且つ前記搬送
ローラ１の周面に沿って円弧状のガイド部材７を設け、
シート６が搬送ローラ１の周面に沿って搬送されるよう
に構成しているのが一般的である。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、上記従来のシート搬送構成にあっては、第２図
に示すように搬送されるシート６の先端がフロントフィ
ードローラ３に突き当たり易（、突き当たった瞬間はフ
ロントフィードローラ３の周面に沿って送られるシート
搬送量がリアフィードローラ２で送られるシート搬送量
よりも少ない。

その為にシート６はリアフィードローラ２によって押し
出され、シート先端からリアフィードローラ２までの間
でシートの腰に逆らって曲げられることになる。

従って前記シートを曲げる為に要する力が搬送ローラ１
の回転力に負荷としてかかってしまう為に、搬送ローラ
１の駆動源は前記負荷に耐えられる出力をもつものを使
用し、且つその出力でシートを搬送していた。従って前
記シート先端がフロントフィードローラ６に突き当たっ
たとき以外は不必要に大きな搬送力でシートを搬送して
いるものであった。

本発明は上記問題を解決し、不必要に大きな搬送力をか
けることなくシートを搬送し得るシート搬送方法を提供
せんとするものである。

く問題点を解決するための手段〉 上記従来の問題点を解決する本発明の手段は、回転する
搬送回転体と、該回転体の回転方向に複数列配設される
と共に搬送回転体周面に接触した接触部材とによってシ
ートを挾持搬送するに際し、シート先端が搬送回転体の
回転方向下流側に設けられた接触部材位置を通過すると
きに、前記搬送回転体の回転力を強くすることを特徴と
してなるものである。

〈作用〉 上記手段によれば、シート先端が搬送回転体の回転方向
下流側に設けられた接触部材位置を通過するときのみ、
即ちソー１送に際して負荷が大きくなるときのみ搬送回
転体の回転力が強くなるので搬送回転力の無駄をなくす
ことが出来るものである。

〈実施例〉 次に上記手段を適用したシート搬送方法の一実施例を説
明する。

第１図はシートａ送機構の模式説明図である。

図に於いて、ｌは搬送回転体たる搬送ローうであって、
中心軸１ａが本体に軸着されると共に、搬送信号に応じ
て矢印ａ方向に駆動回転するように構成されている。ま
た前記搬送ローラ１の周面には接触部材たるリアフィー
ドローラ２及びフロントフィードローラ３が接触して前
記搬送ローラ１の回転に伴って従動回転する如く取り付
けられている。

即ち、前記フィードローラ２，３はその中心軸２ａ、３
ａがローラアーム４に回動自在に取り付けられ、８亥ロ
ーラアーム４は軸４ａによってフィードレバー５の一端
に回動自在に取り付けられている。更に前記フィードレ
バー５は軸５ａによって本体に回動可能に取り付けられ
ると共に、その他端には引張スプリング５ｂが取り付け
られている。従って、前記引張スプリング５ｂの引張力
によって前記フィードローラ２，３が搬送ローラ１に圧
接するものである。

また前記搬送ローラ１の周辺には搬送されるシート６を
ガイドするガイド部材７が配設されている。このガイド
部材７は金属製やプラスチック製の板部材を円弧状に形
成し、搬送ローラ１の周面と一定間隔を保持するように
設けられ、所定位置には開ロアａが穿孔されていて該開
ロアａから前記フィードローラ２．３が露出するように
構成されている。

更に前記搬送ローラ１は図示しないパルスモータ−によ
って駆動回転するものであり、該モーターは所定信号に
よってプルアウトトルクを変化し得るものが使用されて
いる。

次に上記機構によりシートを搬送する場合について説明
する。

シート挿入口８からシート６を自動給送或いは手差しに
よって挿入すると、該シート６は搬送ローラ１とリアフ
ィードローラ２とによって挾持され、且つこれと同時に
矢印ａ方向に回転する搬送ローラ１によって、該ローラ
１の回転方向下流へと搬送される。

前記シート６の搬送に当たってはパルスモータ−のパル
ス数がカウントされ搬送ローラｌの回転量を検出するこ
とによって、シート６の搬送量が検出され、シート６の
先端がフロントフィードローラ３に突き当たる直前の位
置まで搬送されるとこれが検出される。前記検出に応じ
てパルスモータ−に所定信号が伝達され、該モーターの
パルスレートが下がってプルアウトトルクが大きくなる
。

またこのトルクはシート６の先端が前記フロントフィー
ドローラ３を通過した直後に通常の大きさに戻るように
制御されている。

従って前記構成に於いては搬送ローラ１に通常よりも大
きな回転力を必要とするときのみ、即ちシート６の先端
がフロントフィードローラ３の位置を通過するときのみ
、搬送ローラ１に大きな回転力が伝達されるものである
。

尚、シート先端がフロントフィードローラ３の位置を通
過する直前後の検出は、リアフィードローラ２からフロ
ントフィードローラまでの距離が一定であることから、
搬送量の検出によって簡単になし得るものである。

尚、前述の実施例では搬送ローラ１の回転力を変化させ
る構成としてパルスモータ−のパルスレートを変える例
で説明したが、他にもモーターの端子電圧、或いは電流
を変化させる構成にしてもよいものである。

また前述の実施例では搬送ローラ１の回転力をシート先
端がフロントフィードローラ３の位置を通過するときの
み大きくし、それ以外のときは通常の搬送力にするよう
にしたが、他の例としてシート６が両フィードローラ２
．３によって搬送ローラ１に圧接搬送されている場合に
、通常の搬送力になるようにしてもよい。

更に前述の実施例では搬送ローラ１に当接する部材が搬
送ローラ１に従動回転するリアフィードローラ２とフロ
ントフィードローラ３の２列の例で説明したが、該部材
は回転するものでなくてもよく、更には２列に限定され
るものでもない。

更に前述の実施例では搬送回転体としてローラ状の搬送
ローラ１を使用したが、ローラ状のものでなくても、例
えばプーリ等に懸架された回転ベルト状のもの等であっ
ても同様に適用し得る。

〈発明の効果〉 本発明は上述の如く、シートの搬送に際して通常よりも
大きな搬送力を要する場合にのみ搬送回転体の回転力を
大きくするようにした為に、シートａ送力に無駄がなく
、また搬送回転体の駆動源を小さいものにすることが可
能となり、その結果コストダウンを図ることが出来るも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るシート搬送機構の全体
模式説明図、第２図は従来技術の説明図である。 １は搬送ローラ、１ａは軸、２はリアフィードローラ、
２ａは軸、３はフロントフィードローラ、３ａは軸、４
はローラアーム、４ａは軸、５はフィードレバー、５ａ
は軸、５ｂはスプリング、６はシート、７はガイド部材
、７ａは開口、８は挿入口である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 回転する搬送回転体と、該回転体の回転方向に複数列配
   設されると共に搬送回転体周面に接触した接触部材とに
   よってシートを挾持搬送するに際し、シート先端が搬送
   回転体の回転方向下流側に設けられた接触部材位置を通
   過するときに、前記搬送回転体の回転力を強くすること
   を特徴としてなるシート搬送方法。